JP2013098496A - 太陽電池モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光反射界面での光損失の発生を抑制して太陽電池セル間の隙間領域に照射される太陽光の有効利用が可能な光電変換効率に優れた太陽電池モジュールを得ること。
【解決手段】同一平面上において隙間領域を有して配列された複数の太陽電池セル1が、前面カバー部材5と裏面カバー部材6との間に受光面を前記前面カバー部材5に向けて配置された太陽電池モジュールであって、前記太陽電池セル1の受光面よりも前記前面カバー部材5側に突出するとともに前記受光面に対して傾斜して設けられて前記前面カバー部材側5から前記隙間領域に対応する領域に入射した光を反射してその反射光を前記太陽電池セル1の受光面に直接入射させる傾斜反射面を有する反射部材8を、前記隙間領域に対応する領域に備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の太陽電池セルを接続させた太陽電池モジュールおよびその製造方法に関するものである。
太陽電池モジュールにおける各太陽電池セル間の隙間に照射される太陽光を有効に利用するために、凹凸加工を施すことで光の経路を変えて各太陽電池セルに集光させることが提案されている(たとえば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1では、隣り合う太陽電池セル間に大きな凸部を有する光散乱部材6を設けて、太陽電池モジュールの裏面側に設けられた反射板7を介して裏面側に集光する構造が示されている。太陽電池セルには、両面発電型の太陽電池セルを利用しており、両面での発電効率を高めている。
また、特許文献2では、太陽電池モジュール裏面側の反射を利用するために、凹凸形状を有する裏面カバー部材をモジュールの裏面側に設けた構造が示されている。裏面カバー部材は、顔料を混入させた樹脂性材料層と誘電体材料からなる耐候性材料層の2層構造とされ、前方から入射される光を散乱反射させる反射性材とされている。この太陽電池モジュール構造では、裏面での光の反射を高め、前面カバー部材による反射を介して太陽電池セルの表面への集光を高めている。
特開平11−307791号公報 特開2003−234484号公報
しかしながら、特許文献1に示される太陽電池モジュール構造では、太陽電池セルの裏面への太陽光の入射を前提に設計されており、両面発電型の太陽電池セルには適しているが、多重反射を利用するため、光反射界面での光損失が少なからず存在する。このため、この太陽電池モジュール構造は、太陽電池セルの理想的な光の集光には至っていない。
また、特許文献2に示される太陽電池モジュール構造では、太陽電池セル間の隙間に入射される光の散乱反射を利用しており、表側の反射を介して主に太陽電池セルの表側に光が照射される構造となっている。ただし、太陽電池セルの裏側に照射される光も少なからず存在するとともに、特許文献1と同様に光の多重反射を利用するため、光反射界面で光損失が発生する。このため、この太陽電池モジュール構造は、太陽電池セルの理想的な光の集光には至っていない。また、裏側カバー部材が2層以上の構造とされるため、製造工程が長くなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光反射界面での光損失の発生を抑制して、太陽電池セル間の隙間領域に照射される太陽光の有効利用が可能な光電変換効率に優れた太陽電池モジュールおよびその製造方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる太陽電池モジュールは、同一平面上において隙間領域を有して配列された複数の太陽電池セルが、前面カバー部材と裏面カバー部材との間に受光面を前記前面カバー部材に向けて配置された太陽電池モジュールであって、前記太陽電池セルの受光面よりも前記前面カバー部材側に突出するとともに前記受光面に対して傾斜して設けられて前記前面カバー部材側から前記隙間領域に対応する領域に入射した光を反射してその反射光を前記太陽電池セルの受光面に直接入射させる傾斜反射面を有する反射部材を、前記隙間領域に対応する領域に備えること、を特徴とする。
本発明によれば、光反射界面での光損失の発生を抑制して、太陽電池セル間の隙間領域に照射される太陽光の有効利用が可能な光電変換効率に優れた太陽電池モジュールが得られる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの概略構成を示す上面図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールにおける隣り合う太陽電池セル間の隙間領域の一部を示す要部断面図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールにおける互いに隣り合う4枚の太陽電池セルを拡大して示す要部上面図である。 図4−1は、図3におけるインターコネクタが設けられた第1隙間領域の構造を模式的に示す斜視図である。 図4−2は、図4−1におけるインターコネクタに沿った断面図である。 図5は、図3におけるインターコネクタが設けられていない第2隙間領域の構造を模式的に示す斜視図である。 図6−1は、図3における互いに隣り合う4つの太陽電池セルに囲まれた第3隙間領域の構造を模式的に示す斜視図である。 図6−2は、第2隙間領域の長手方向において隣り合う複数の反射部材の稜線に沿った要部断面図である。 図7は、本発明の実施の形態2にかかる太陽電池モジュールにおける隣り合う太陽電池セル間の隙間領域の一部を示す要部断面図である。 図8は、本発明の実施の形態3にかかる太陽電池モジュールにおける隣り合う太陽電池セル間の隙間領域の一部を示す要部断面図である。
以下に、本発明にかかる太陽電池モジュールおよびその製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す図面においては、理解の容易のため、各部材の縮尺が実際とは異なる場合がある。各図面間においても同様である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの概略構成を示す上面図である。本実施の形態にかかる太陽電池モジュールは、複数の結晶系太陽電池セル1(以下、太陽電池セル1と呼ぶ)がインターコネクタ2、3によって電気的に直列配線接続されたストリングを有している。太陽電池セル1は、スーパーストレートタイプの代表的なものである片面発電型の結晶系太陽電池セルである。ストリングにおいては、隣接する2つの太陽電池セル1間における一方の太陽電池セル1の表面電極4と、他方の太陽電池セル1の裏面電極(図示せず)とがインターコネクタ2、3により電気的に直列配線接続されている。また、太陽電池モジュールの外周部にはフレーム31が配置されている。
図2は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールにおける隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域の一部を示す要部断面図であり、図1の線分A−Aにおける要部断面図である。なお、図2では、表面電極4の記載を省略している。太陽電池モジュールは、ガラスなどの透光性材料(屈折率1.5)から成る前面カバー部材5とPET(ポリエチレンテレフタラート)やPVF(ポリビニルフルオライド)などから成る裏面カバー部材6との間に、EVA(エチレンビニルアセテート)などから成り透光性を有する透明充填材7(屈折率:1.5、厚さ:約4mm)が挟持されている。
透明充填材7の中には、太陽電池セル1(厚さ:約0.2mm)および隣り合う太陽電池セル1間を配線接続するインターコネクタ2、3が埋め込まれている。隣り合う太陽電池セル1は、所定の距離(1〜2mm)を隔てて略同一平面上に規則的に配列されている。
本実施の形態では、図2に示されるように裏面カバー部材6の受光面側の面上であって隣接する太陽電池セル1間の隙間領域に対応する領域に反射部材8が配置されている。反射部材8は、長方形(幅:1〜2mm、高さ約1.5mm)上に二等辺三角形(底角:55〜70度、高さ:約1.5mm、底辺:1〜2mm)が形成された縦断面形状を有する凸型反射形状に加工されており、二等辺三角形を受光面側に向けて配置されている。そして、反射部材8においては、二等辺三角形の側面に対応する面が反射傾斜面とされる。したがって、反射部材8は、受光面側に向けて2つの反射傾斜面を有している。
ここで、光の入射角をより大きくするために、二等辺三角形の底角はより大きくすることが好ましい。なお、凸型反射形状は、長方形上に半円が形成されている形状または長方形上の二等辺三角形に凹凸加工が施されている形状を用いてもよい。また、図2においては隣接する太陽電池セル1間の中心位置を挟んで反射部材8の断面形状が左右対称の形状とされているが、反射部材8の断面形状は必ずしも左右対称の形状でなくてもよい。
反射部材8は、絶縁樹脂製の接着部材9(高さ:0.1mm)によって裏面カバー部材6の受光面側の面上に接着されている。反射部材8には、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)またはPVF(ポリビニルフルオライド)等の高分子材料に白色加工した材料が用いられている。反射部材8が接着部材9により裏面カバー部材6の受光面側の面上に接着される構成とすることにより、反射部材8の形状を容易に加工することができ、また反射部材8を裏面カバー部材6とは別の材料で加工することができる。
太陽電池セル1の受光面側の高さは、裏面カバー部材6の受光面側の面から、上記長方形の高さと接着部材9の高さとを含めた距離(約1.6mm)以下の高さに設定されている。また、太陽電池モジュールの面内方向において、太陽電池セル1の側部の位置は、反射部材8の側部の位置とほぼ一致するように設置されている。太陽電池セル1の側部と、反射部材8の側部とは接触(当接)してもよい。
図2に示されるように、太陽電池モジュールの受光面側において前面カバー部材5に入射された太陽光10のうち太陽電池セル1上の領域に入射された光は、透明充填材7を通過して太陽電池セル1の受光面に直接到達する。また、太陽電池モジュールの受光面側において前面カバー部材5に入射された太陽光10のうち隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域に対応する領域に入射された太陽光10は、反射部材8の受光面側に設けられた反射傾斜面で一度反射されて、反射部材8に隣接する太陽電池セル1の受光面側に到達する。これにより、隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域に対応する領域に入射された光損失につながる入射光を有効利用することができ、太陽電池セル1の光電変換効率を向上させることができる。
特許文献1に示される太陽電池モジュール構造では、2回以上の光の多重反射が発生するため光反射界面での反射による光損失の影響が大きい。これに対して、本実施の形態では、反射により太陽電池セルに到達する光10において、反射の影響を1回に抑制することが可能となる。また、太陽電池モジュールの面内方向において、太陽電池セル1の側部の位置を反射部材8の側部の位置とほぼ一致させることにより、太陽電池モジュールの裏側への太陽光10の透過を限りなく少なくでき、光損失につながる各太陽電池セル1間の隙間領域に対応する領域に入射する光10を無駄なく太陽電池セル1の受光面に集光できる。
上述した反射部材8による効果を太陽電池モジュールの全面で均一に得るためには、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20において、各太陽電池セル1間の隙間領域の広さを考慮して反射部材8の構造を立体的に変化させる必要がある。図3は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールにおける互いに隣り合う4枚の太陽電池セル1を拡大して示す要部上面図である。
2枚の太陽電池セル1間の隙間領域として、隣り合う2つの太陽電池セル1の隙間領域であってインターコネクタが設けられた第1隙間領域11がある。この領域は、インターコネクタ2により電気的に直列に接続された隣接する2つの太陽電池セル1間の領域である。また、2枚の太陽電池セル1間の隙間領域として、隣り合う2つの太陽電池セル1の隙間領域であってインターコネクタが設けられていない第2隙間領域12がある。この領域は、インターコネクタ2により電気的に直列に接続されていない隣接する太陽電池セル1間の領域である。また、太陽電池セル1間の隙間領域として、互いに隣り合う4つの太陽電池セル1に囲まれた第3隙間領域13がある。
図4−1は、図3におけるインターコネクタが設けられた第1隙間領域11の構造を模式的に示す斜視図である。第1隙間領域11において、図2に示される凸型反射形状を有する反射部材8をインターコネクタ2に接触しないように第1隙間領域11の長手方向(隣接する太陽電池セル1同士の対向する辺方向)に沿って設けることにより、反射部材8として図4−1に示す反射部材14、反射部材15、反射部材16が構成される。反射部材14、15、16は、絶縁樹脂製の接着部材9によって裏面カバー部材6の受光面側に接着されている。反射部材14、反射部材15、反射部材16は、インターコネクタ2と接触しないようにインターコネクタ2を挟んで分割されて設けられている。すなわち、インターコネクタ2は、反射部材14と反射部材15との間、隣り合う反射部材15と反射部材16との間にそれぞれ配置される。これにより、インターコネクタ2が反射部材14、15、16に接触して剥がれるのを防ぐことができる。
図4−1に示すように、太陽電池モジュールの受光面側において前面カバー部材5に入射された太陽光10のうち第1隙間領域11に対応する領域に入射された太陽光10は、反射部材14の受光面側に設けられた反射傾斜面で一度反射されて、該反射傾斜面に隣接する太陽電池セル1の受光面側に到達する。反射部材15、16についても同様である。これにより、第1隙間領域11に対応する領域に入射された光損失につながる入射光を有効利用することができ、太陽電池セル1の光電変換効率を向上させることができる。
図4−2は、図4−1におけるインターコネクタ2に沿った断面図である。図4−2に示すように裏面カバー部材6の受光面側において、インターコネクタ2の下部近傍には直方体反射部材17が設けられている。直方体反射部材17は、反射部材14、15、16と同一の材料からなり、絶縁樹脂製の接着部材9によって裏面カバー部材6の受光面側に接着されている。直方体反射部材17は、反射部材14と反射部材15との間において反射部材14の下部および反射部材15の下部に連結して設けられている。また、直方体反射部材17は、隣り合う反射部材15と反射部材16との間において反射部材15の下部および反射部材16の下部に連結して設けられている。直方体反射部材17に対して斜めに入射した太陽光10は、直方体反射部材17で反射された後、一部が前面カバー部材5と透明充填材7との界面で反射されて太陽電池セル1の受光面側に到達する。
第1隙間領域11の長手方向(隣接する太陽電池セル1同士の対向する辺方向)における直方体反射部材17の幅は、インターコネクタ2が反射部材14、15に、または反射部材15、16に接しないようにインターコネクタ2の幅以上の幅とされる。また、直方体反射部材17の高さは、インターコネクタ2が該直方体反射部材17に接しない高さとされている。
なお、ここでは片面発電型の太陽電池セル1を用いる場合について示しているが、太陽電池セル1としてバックコンタクト構造の太陽電池セルを用いて、隣り合う太陽電池セルの各裏面の電極がインターコネクタ2によって電気的に接続された構成とすることも可能である。この場合も、上記と同様の構成の反射部材14、15、16および直方体反射部材17を用いることができる。
図5は、図3におけるインターコネクタが設けられていない第2隙間領域12の構造を模式的に示す斜視図である。第2隙間領域12において、図2に示される凸型反射形状を有する反射部材8を第2隙間領域12の長手方向(隣接する太陽電池セル1同士の対向する辺方向)に沿って設けることにより、反射部材8として図5に示す反射部材18が構成される。第2隙間領域12にはインターコネクタ2が存在しないため、反射部材18は第2隙間領域12において分割されることなく設けられている。反射部材18は、反射部材14、15、16と同一の材料からなり、絶縁樹脂製の接着部材9によって裏面カバー部材6の受光面側に接着されている。
図5に示すように、太陽電池モジュールの受光面側において前面カバー部材5に入射された太陽光10のうち第2隙間領域12に対応する領域に入射された太陽光10は、反射部材18の受光面側に設けられた反射傾斜面で一度反射されて、該反射傾斜面に隣接する太陽電池セル1の受光面側に到達する。これにより、第2隙間領域12に対応する領域に入射された光損失につながる入射光を有効利用することができ、太陽電池セル1の光電変換効率を向上させることができる。
図6−1は、図3における互いに隣り合う4つの太陽電池セル1に囲まれた第3隙間領域13の構造を模式的に示す斜視図である。太陽電池セル1の面方向において太陽電池セル1の四つ角は面取りされており、互いに隣り合う4つの太陽電池セル1の4つの面取り面に囲まれた領域が第3隙間領域13とされる。第3隙間領域13には、直方体状部の上に略四角錐状部が設けられた形状を有する反射部材19が形成されている。
反射部材19の四角錐状部分の頭頂点は、第3隙間領域13の略中央に位置している。反射部材19には、第1隙間領域11から延在する反射部材14および反射部材16が連結され、また第2隙間領域12から延在する反射部材18が連結されている。第3隙間領域13にはインターコネクタ2が存在しないため、反射部材19は第3隙間領域13において分割されることなく設けられている。そして、反射部材19においては、反射部材19の略四角錐状部の側面が反射傾斜面とされる。反射部材19は、反射部材14、15、16と同一の材料からなり、絶縁樹脂製の接着部材9によって裏面カバー部材6の受光面側に接着されている。
図6−2は、第2隙間領域12の長手方向において隣り合う複数の反射部材19の稜線に沿った要部断面図であり、図6−1の線分B−Bにおける要部断面図である。図6−2に示すように反射部材19の頂点と反射部材14、16との間には傾斜が設けられている。なお、反射部材14、16と反射部材19との間においては、反射部材14、16の形状によっては、傾斜が無くてもよい。
図6−1に示すように、太陽電池モジュールの受光面側において前面カバー部材5に入射された太陽光10のうち第3隙間領域13に対応する領域に入射された太陽光10は、反射部材19の受光面側に設けられた4つの反射傾斜面で一度反射されて、各反射傾斜面に隣接する個別の太陽電池セル1の受光面側に到達する。これにより、第3隙間領域13に対応する領域に入射された光損失につながる入射光を有効利用することができ、太陽電池セル1の光電変換効率を向上させることができる。また、4つの反射傾斜面を均等な形状および配置で設けることで、各反射傾斜面に隣接する個別の太陽電池セル1の受光面側に太陽光10を均等に入射させることができる。
なお、ここでは直方体状部の上部に四角錐状部が設けられた形状を有する反射部材19が第3隙間領域13に設けられている場合について示しているが、反射部材14、16および反射部材18が第3隙間領域13に延在して連結された形状の反射部材19を構成してもよい。
つぎに、上記のように構成された実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの製造方法について説明する。まず、公知の方法により複数の太陽電池セル1を作製する。そして、インターコネクタ2、3によって複数の太陽電池セル1を電気的に直列接続することでストリングを作製する。
つぎに、例えばPET(ポリエチレンテレフタラート)またはPVF(ポリビニルフルオライド)等の高分子材料に白色加工したシート等から反射部材14、15、16、18、19および直方体反射部材17を加工する。それぞれ部材は、図4−1〜図6−2に示した形状に加工される。そして、反射部材14、15、16、18、19および直方体反射部材17を裏面カバー部材6上の所定の位置に位置合わせし、絶縁性の接着部材9を介して裏面カバー部材上6に接着させる。
つぎに、ストリングを透明充填材7を介して裏面カバー部材6上に設置する。このとき、インターコネクタ2、3の位置を反射部材14と反射部材15との間および反射部材15と反射部材16との間の位置に合わせてストリングを裏面カバー部材6上に設置し、インターコネクタ2、3が反射部材14、15、16、18、19に接触しないようにする。
つぎに、ストリング上に透明充填材7を介して前面カバー部材5を配置し、これらを例えば真空中で加熱プレスする。これにより、上記の各部材がラミネートされて一体化する。続いて、フレーム31および端子ボックス(図示せず)を取り付けることで、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールが得られる。
なお、上述した実施の形態1にかかる太陽電池モジュールは、太陽光10を有効に利用するために太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20の全ての領域に反射部材8を配置しているため、性能向上において最も優れる構成とされている。しかしながら、本発明においては反射部材8を太陽電池セル1が配置されない領域20の一部のみに配置しても、太陽光10を有効に利用する効果が得られる。たとえば、インターコネクタが設けられた第1隙間領域11には反射部材8を配置せず、インターコネクタが設けられていない第2隙間領域12のみに反射部材8を配置すると構成が簡略になる。
上述したように、実施の形態1によれば、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10を、反射回数が1回の単反射で太陽電池セル1の表面に効率良く集光することが可能となる。これにより、太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10の光経路を最適化して光反射界面での光損失を抑制し、太陽光10を有効に利用することができるため、太陽電池セル1の光電変換効率が向上する。すなわち、実施の形態1によれば、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10を反射して利用する際に、反射光の経路の最適化を図って光の多重反射による光損失を抑制でき、太陽光10をより有効に利用できる。
また、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20のほぼ全ての領域に太陽電池セル1の側部に沿った形状で反射部材を配置することにより、光損失につながる太陽電池セル1が配置されない領域20に入射する光を無駄なく受光面に集光できる。
したがって、実施の形態1によれば、光電変換効率に優れた太陽電池モジュールを実現できる。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2にかかる太陽電池モジュールにおける隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域の一部を示す要部断面図であり、図2に対応する図である。実施の形態2にかかる太陽電池モジュールは、前面カバー部材5の代わりに前面カバー部材21を備えること以外は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールと同じ構成を有する。以下では、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールと異なる点に注目して説明する。
実施の形態2にかかる太陽電池モジュールは、ガラスなどの透光性材料(屈折率1.5)から成る前面カバー部材21とPETなどから成る裏面カバー部材6との間に、EVAなどから成る透光性を有する透明充填材7(屈折率:1.5、厚さ:約2〜4mm)が挟持されている。
透明充填材7の中には、太陽電池セル1(厚さ:約0.2mm)および太陽電池セル1間の配線接続に使用されるインターコネクタ2、3が埋め込まれている。隣り合う太陽電池セル1は、所定の距離(1〜2mm)を隔てて略同一平面上に規則的に配列されている。
また、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20には、反射部材8として実施の形態1の場合と同様に反射部材14、15、16、18、19および直方体反射部材17が設けられており、これらの反射部材は、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20のほぼ全ての領域に太陽電池セル1の側部に沿った形状で配置され、絶縁樹脂製の接着部材9によって裏面カバー部材6の受光面側に接着されている。
前面カバー部材21は、実施の形態1の前面カバー部材5とは異なり、反射部材8と対向する領域に、凹形状に加工された加工部21aを有する。すなわち、前面カバー部材21は、図7に示すように反射部材8と対向する領域が反射部材8の表面形状に略沿った逆V字型形状に加工されている。そして、前面カバー部材21は、太陽電池セル1に対向する領域の厚みが、それ以外の領域よりも厚くなっている。このとき、透明充填材7の厚みは、反射部材8の凸部が前面カバー部材21の加工部21aに接触しないように設定される。なお、前面カバー部材21における反射部材8と対向する領域の形状は、反射部材8の表面形状に略沿ったV字型ではなく、丸みを帯びた形状とされてもよい。
前面カバー部材21にこのような加工を施すことで、加工を施さない場合よりも太陽電池セル1に対向する領域等の透明充填材7の厚みを薄くすることができる。すなわち、前面カバー部材21と裏面カバー部材6との間に挟持されている透明充填材7の厚みを実施の形態1の透明充填材7の厚さ約4mmより薄くすることができ、透明充填材7の使用量の低減が可能である。また、透明充填材7を前面カバー部材21の屈折率1.5より大きい屈折率の材料により構成すれば、前面カバー部材21の加工部21aで光透過の経路が変わり、光散乱などの効果を利用することができる。また、前面カバー部材21における加工部21aにガラスビーズなどの光散乱材料を組み込んで光散乱による効果を利用してもよい。
なお、実施の形態2にかかる太陽電池モジュールは、前面カバー部材21に上記の加工部21aを設けること以外は実施の形態1の場合と同様にして作製できる。
上述したように、実施の形態2によれば、実施の形態1の場合と同様に太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10を、反射回数が1回の単反射で太陽電池セル1の表面に効率良く集光することが可能となる。これにより、太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10の光経路を最適化して光反射界面での光損失を抑制し、太陽光10を有効に利用することができるため、太陽電池セル1の光電変換効率が向上する。すなわち、実施の形態1によれば、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10を反射して利用する際に、反射光の経路の最適化を図って光の多重反射による光損失を抑制でき、太陽光10を有効に利用できる。
また、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20のほぼ全ての領域に太陽電池セル1の側部に沿った形状で反射部材を配置することにより、光損失につながる太陽電池セル1が配置されない領域20に入射する光を無駄なく受光面に集光できる。
また、実施の形態2によれば、前面カバー部材21における反射部材8と対向する領域が、対向する反射部材8の表面形状に略沿った形状に加工されている。これにより、太陽電池セル1に対向する領域等の透明充填材7の厚みが薄くなり、透明充填材7の使用量の低減が可能である。
したがって、実施の形態2によれば、透明充填材7の使用量を低減するとともに光電変換効率に優れた太陽電池モジュールを実現できる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3にかかる太陽電池モジュールにおける隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域の一部を示す要部断面図であり、図2および図7に対応する図である。実施の形態3にかかる太陽電池モジュールは、裏面カバー部材6の代わりに裏面カバー部材22を備えること以外は、実施の形態2にかかる太陽電池モジュールと同じ構成を有する。すなわち、反射部材8の代わりに該反射部材8に相当する加工部22aを備えること以外は、実施の形態2にかかる太陽電池モジュールと同じ構成を有する。以下では、実施の形態2にかかる太陽電池モジュールと異なる点に注目して説明する。
実施の形態3にかかる太陽電池モジュールは、ガラスなどの透光性材料(屈折率1.5)から成る前面カバー部材21とPETやPVF等の高分子材料に白色加工した材料から成る裏面カバー部材22との間に、EVAなどから成る透光性を有する透明充填材7(屈折率:1.5、厚さ:約2〜4mm)が挟持されている。
透明充填材7の中には、太陽電池セル1(厚さ:約0.2mm)および太陽電池セル1間の配線接続に使用されるインターコネクタ2、3が埋め込まれている。隣り合う太陽電池セル1は、所定の距離(1〜2mm)を隔てて同一平面上に規則的に配列されている。
裏面カバー部材22は、太陽電池セル1側の面上に、上記の反射部材8に相当する形状に加工された反射部材として加工部22aを有している。加工部22aは、上記の反射部材14、15、16、18、19および直方体反射部材17に対応する形状に加工された凸部を含み、これらの反射部材と同じ機能を有する。そして、加工部22aは、裏面カバー部材22における太陽電池セル1側の面上に加工により直接設けられており、接着部材9を使用せずに裏面カバー部材22に配置されている。
図8においては、反射部材14に相当する形状であって長方形(幅:1〜2mm、高さ約1.5mm)上に二等辺三角形(底角:55〜70度、高さ:約1.5mm、底辺:1〜2mm)が形成された縦断面形状を有する凸型反射形状に加工された加工部22aが、裏面カバー部材22における太陽電池セル1側の面上に形成された状態を示している。
図8に示す加工部22aは、太陽電池モジュールの面方向における太陽電池セル1間の隙間領域、すなわち、加工部22aは、裏面カバー部材22の受光面側の面上において太陽電池セル1が配置されない領域20に対応する領域に、二等辺三角形状を受光面側に向けて形成されている。そして、この加工部22aにおいては、二等辺三角形の側面に対応する面が反射傾斜面とされる。したがって、図8に示す加工部22aは、受光面側に向けて2つの反射傾斜面を有している。
太陽電池セル1の受光面側の高さは、裏面カバー部材22の加工部22aの側面の高さを考慮して、裏面カバー部材22の受光面側の平坦面から約1.5mm以下の高さに設置されている。また、太陽電池モジュールの面内方向において、太陽電池セル1の側部の位置は、加工部22aの側部の位置とほぼ一致(当接)するように設置されている。
太陽電池セル1の側部と、加工部22aの側部とは接触(当接)してもよい。
図8に示されるように、太陽電池モジュールの受光面側において前面カバー部材5に入射された太陽光10のうち隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域に対応する領域に入射された太陽光10は、加工部22aの受光面側に設けられた反射傾斜面で一度反射されて、加工部22aに隣接する太陽電池セル1の受光面側に到達する。これにより、隣り合う太陽電池セル1間の隙間領域に対応する領域に入射された光損失につながる入射光を有効利用することができ、太陽電池セル1の光電変換効率を向上させることができる。
つぎに、上記のように構成された実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの製造方法について説明する。まず、公知の方法により複数の太陽電池セル1を作製する。そして、インターコネクタ2、3によって複数の太陽電池セル1を電気的に直列接続することでストリングを作製する。
つぎに、PETまたはPVF等の高分子材料に白色加工した材料から成る裏面カバー部材22を形成する。ここで、裏面カバー部材22の一面側には、上記の反射部材14、15、16、18、19および直方体反射部材17に対応した形状を有する加工部22aを加工形成する。
その後は、実施の形態1、2と同様の製造工程を実施することにより実施の形態3にかかる太陽電池モジュールが得られる。
上述したように、実施の形態3によれば、実施の形態1、2の場合と同様に太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10を、反射回数が1回の単反射で太陽電池セル1の表面に効率良く集光することが可能となる。これにより、太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10の光経路を最適化して光反射界面での光損失を抑制し、太陽光10を有効に利用することができるため、太陽電池セル1の光電変換効率が向上する。すなわち、実施の形態3によれば、太陽電池モジュールの面方向において太陽電池セル1が配置されない領域20に照射される太陽光10を反射して利用する際に、反射光の経路の最適化を図って光の多重反射による光損失を抑制でき、太陽光10を有効に利用できる。
また、実施の形態3によれば、実施の形態2の場合と同様に前面カバー部材21における反射部材8と対向する領域が、対向する反射部材8の表面形状に略沿った形状に加工されている。これにより、太陽電池セル1に対向する領域等の透明充填材7の厚みを薄くなり、透明充填材7の使用量の低減が可能である。
また、実施の形態3によれば、反射部材8に相当する反射部材である加工部22aが裏面カバー部材22と一体に成型されている、すなわち加工部22aが接着部材を使用しないで形成されるため、製造に要する材料を削減でき、反射部材と裏面カバー部材との接着を行う工程を省略することができる。
したがって、実施の形態3によれば、少ない製造材料により簡略な工程で形成可能であり、光電変換効率に優れた太陽電池モジュールを実現できる。
以上のように、本発明にかかる太陽電池モジュールは、太陽電池セル間の隙間に照射される太陽光の有効利用による光電変換効率に優れた太陽電池モジュール実現に有用である。
1 結晶系太陽電池セル(太陽電池セル)
2 インターコネクタ
3 インターコネクタ
4 表面電極
5 前面カバー部材
6 裏面カバー部材
7 透明充填材
8 反射部材
9 接着部材
10 太陽光
11 第1隙間領域
12 第2隙間領域
13 第3隙間領域
14 反射部材
15 反射部材
16 反射部材
17 直方体反射部材
18 反射部材
19 反射部材
20 太陽電池セルが配置されない領域
21 前面カバー部材
21a 加工部
22 裏面カバー部材
22a 加工部
31 フレーム

Claims (15)

  1. 同一平面上において隙間領域を有して配列された複数の太陽電池セルが、前面カバー部材と裏面カバー部材との間に受光面を前記前面カバー部材に向けて配置された太陽電池モジュールであって、
    前記太陽電池セルの受光面よりも前記前面カバー部材側に突出するとともに前記受光面に対して傾斜して設けられて前記前面カバー部材側から前記隙間領域に対応する領域に入射した光を反射してその反射光を前記太陽電池セルの受光面に直接入射させる傾斜反射面を有する反射部材を、前記隙間領域に対応する領域に備えること、
    を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 隣り合う前記反射部材の側部と前記太陽電池セルの側部との前記太陽電池モジュールの面方向における位置が略一致していること、
    を特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記反射部材は、前記隙間領域の長手方向に沿って延在すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記反射部材は前記傾斜反射面を複数有し、
    前記複数の傾斜反射面のそれぞれは、前記反射光を各傾斜反射面に隣接する個別の前記太陽電池セルの受光面に直接入射させること、
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記反射部材は、前記反射光を前記反射部材に隣接する複数の前記太陽電池セルの受光面に均等に入射させること、
    を特徴とする請求項4に記載の太陽電池モジュール。
  6. 隣接する前記複数の太陽電池セルがインターコネクタを用いて電気的に接続され、
    前記反射部材は、前記インターコネクタに接触しないように設けられていること、
    を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール。
  7. 前記反射部材は、前記裏面カバー部材における前記前面カバー部材側の面に接着されていること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール。
  8. 前記反射部材は、前記裏面カバー部材における前記前面カバー部材側の面に前記裏面カバー部材と一体に成型されていること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール。
  9. 前記前面カバー部材は、前記反射部材と対向する領域が凹形状を有し、前記太陽電池セルと対向する領域の厚みが前記反射部材と対向する領域の厚みよりも厚いこと、
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール。
  10. 前面カバー部材と裏面カバー部材との間に、隣接する太陽電池セル間に隙間領域を有するように複数の太陽電池セルを受光面が前記前面カバー部材に向いた状態で同一平面上に透明充填材を介して配置する太陽電池モジュールの製造方法であって、
    前記隙間領域に対応する領域に、前記前面カバー部材側から前記隙間領域に対応する領域に入射した光を反射してその反射光を前記太陽電池セルの受光面に直接入射させる傾斜反射面を有する反射部材を、前記太陽電池セルの受光面よりも前記前面カバー部材側に突出するとともに前記受光面に対して傾斜させて配置すること、
    を特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  11. 隣り合う前記反射部材の側部と前記太陽電池セルの側部との前記太陽電池モジュールの面方向における位置を略一致させること、
    を特徴とする請求項10に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  12. 隣接する前記複数の太陽電池セルをインターコネクタを用いて電気的に接続し、
    前記反射部材が前記インターコネクタに接触しないように前記反射部材を配置すること、
    を特徴とする請求項10または11に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  13. 前記反射部材を前記裏面カバー部材における前記前面カバー部材側の面に接着すること、
    を特徴とする請求項10〜12のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  14. 前記反射部材を前記裏面カバー部材における前記前面カバー部材側の面に前記裏面カバー部材と一体に成型すること、
    を特徴とする請求項10〜13のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  15. 前記前面カバー部材における前記反射部材と対向する領域に凹形状を設けて前記太陽電池セルと対向する領域の厚みを前記反射部材と対向する領域の厚みよりも厚くすること、
    を特徴とする請求項10〜14のいずれか1つに記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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