JP6722897B2 - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Description
図1は、第1の実施形態を示す模式的断面図である。図1に示すように、本実施形態では、第2の保護部材8の外側に、反射部材9が設けられている。反射部材9は、反射面9aを有している。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。図1に示すように、太陽電池1が存在する領域の入射光31は、太陽電池1の第1の主面1aまたは第2の主面1bに入射し、発電に寄与する。しかしながら、太陽電池1間の入射光31は、反射部材9が存在しない場合、反対側に透過されるため、発電に寄与することができない。本実施形態では、太陽電池1間に反射部材9が設けられているので、図1に示すように、入射光31は、反射部材9の反射面9aで反射され、反射光32となって太陽電池1の第1の主面1aまたは第2の主面1bに入射し、発電に寄与させることができる。このため、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図5は、第2の実施形態を示す模式的断面図である。図5に示すように、本実施形態では、第1の保護部材7の外側に、反射部材9が設けられている。反射部材9は、反射面9aを有している。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態では、第1の保護部材7の外側の太陽電池1間に反射部材9が設けられているので、主に第2の保護部材8側から太陽電池1間に入射した光を、反射部材9の反射面9aで反射して、発電に寄与させることができる。このため、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図6は、第3の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態では、図6に示すように、反射面9aを有する反射部材9が、第2の主面1b側の充填材層5b中に設けられている。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態では、第2の主面1b側の充填材層5b中の太陽電池1間に反射部材9が設けられているので、第1の実施形態と同様に、主に第1の保護部材7側から太陽電池1間に入射した光を、反射部材9の反射面9aで反射して、発電に寄与させることができる。このため、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図7は、第4の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態では、図7に示すように、反射面9aを有する反射部材9が、第1の主面1a側の充填材層5a中に設けられている。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態では、第1の主面1a側の充填材層5a中の太陽電池1間に反射部材9が設けられているので、第2の実施形態と同様に、主に第2の保護部材8側から太陽電池1間に入射した光を、反射部材9の反射面9aで反射して、発電に寄与させることができる。このため、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図8は、第5の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態では、図8に示すように、反射面9a及び反射面9bを有する反射部材9が、第2の主面1b側の充填材層5b中に設けられている。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態の反射部材9は、互いに対向する反射面9a及び反射面9bを有している。このため、第1の保護部材7側から太陽電池1間に入射した光を、反射面9aで反射し、第2の保護部材8側から太陽電池1間に入射した光を、反射面9bで反射して、これらの入射光を発電に寄与させることができる。したがって、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図9は、第6の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態では、図9に示すように、反射面9a及び反射面9bを有する反射部材9が、第1の主面1a側の充填材層5a中に設けられている。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態の反射部材9は、互いに対向する反射面9a及び反射面9bを有している。このため、第1の保護部材7側から太陽電池1間に入射した光を、反射面9aで反射し、第2の保護部材8側から太陽電池1間に入射した光を、反射面9bで反射して、これらの入射光を発電に寄与させることができる。したがって、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図10は、第7の実施形態を示す模式的断面図である。本実施形態では、図10に示すように、反射面9a及び反射面9bを有する反射部材9が、充填材層5中の太陽電池1に並ぶ位置に設けられている。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態の反射部材9は、互いに対向する反射面9a及び反射面9bを有している。このため、第1の保護部材7側から太陽電池1間に入射した光を、反射面9aで反射し、第2の保護部材8側から太陽電池1間に入射した光を、反射面9bで反射して、これらの入射光を発電に寄与させることができる。したがって、太陽電池モジュール10の出力特性を改善することができる。
図11は、第8の実施形態を示す模式的断面図である。図11に示すように、本実施形態では、図1に示す第1の実施形態と同様に、第2の保護部材8の外側に、反射部材9が設けられている。反射部材9は、互いに隣接する太陽電池1の間に配置されている。本実施形態の反射部材9は、反射面9aと、その両側に設けられる反射面9cを有している。反射面9aは、例えば凹凸面で構成されており、反射面9cは平面で構成されている。反射面9aは、平面視において太陽電池1と重ならないように位置しており、反射面9cは、平面視において太陽電池1と重なるように位置している。このため、反射面9cは、図11に点線で示す入射光31のように、反射面9aで反射することができない入射光31を反射して、太陽電池1に入射させることができる。反射面9cは、このように入射角が大きい入射光を反射させるものであるので、平面で構成されていることが好ましい。但し、反射面9cは平面で構成されることに限定されるものではない。また、上述のように、反射面9aは凹凸面で構成されることに限定されるものではない。
図12は、反射部材を設けることができる領域を説明するための模式的平面図である。第1〜第8の実施形態においては、図3に示すz方向における反射部材の設置領域を変えたものを示している。図12は、図2に示すx方向及びy方向における反射部材の設置領域を示す。図12に示すように、太陽電池1間の領域としては、太陽電池ストリング11内における太陽電池1間の領域R1と、太陽電池ストリング11及び12間での太陽電池1間の領域R2がある。領域R1は、太陽電池1の端面1c間の領域である。領域R2は、太陽電池1の端面1d間の領域である。領域R1に反射部材を設けると、バスバー電極3に近い領域に、反射部材で反射された光が入射する。これに対し、領域R2に反射部材を設けると、バスバー電極3から遠い領域に、反射部材で反射された光が入射する。バスバー電極3から遠い領域でキャリアが発生すると、バスバー電極3に近い領域でキャリアが発生した場合に比べ、キャリアの収集効率が悪くなる。このため、反射部材を設ける領域としては、領域R2よりも領域R1の方が好ましい。
図13は、第9の実施形態を示す模式的平面図である。本実施形態の反射部材9は、図12に示す領域R1に設けられる反射部材である。反射部材9の反射面9aは、凹凸面から形成されており、凹凸の山部及び谷部は、太陽電池1の端面1cと平行に延びるように形成されている。したがって、反射面9aの凹凸は、その稜線が太陽電池1の端面1cと平行になるように形成されている。このような凹凸を反射面9aに形成することにより、より多くの光が太陽電池1に入射するように反射させることができる。
図14は、第10の実施形態を示す模式的平面図である。図15は、図14に示すB−B線に沿う部分断面図である。本実施形態の反射部材9は、図12に示す領域R3に設けられる反射部材である。反射部材9の反射面9aは、凹凸を有している。その凹凸は、稜線が、第1の保護部材の端部7aまたは第2の保護部材の端部8a、及び太陽電池1の端面と平行になるように形成されている。反射面9aの凹凸は、図15に示すように、垂直面9eと、凹凸の谷部に向かうにつれて垂直面9eに近づくように傾斜している傾斜面9dとを有している。図15に示すように、入射光31は、傾斜面9dで反射し、次に垂直面9eで太陽電池1に向かうように反射する。このため、反射部材9で反射した光のより多くを太陽電池1での発電に寄与させることができる。
図16は、第11の実施形態を示す模式的平面図である。本実施形態の反射部材9は、図12に示す領域R4に設けられる反射部材である。図16に示すように、反射部材9は、4つの太陽電池1のコーナー部1eに囲まれている。図17は、本実施形態の反射部材9を太陽電池モジュール10に取り付けた状態を示す断面図である。図17に示すように、反射部材9の反射面9aには、凹凸が形成されている。反射部材9は、第2の保護部材8の外側にキャップ部材28を取り付け、キャップ部材28の底部28aに接着剤等で固定されている。キャップ部材28は、フランジ部28bを接着剤等で第2の保護部材8に取り付けることにより固定されている。したがって、本実施形態の反射部材9は、第2の保護部材8から離間して設けられている。
1a…第1の主面
1b…第2の主面
1c,1d…太陽電池の端面
1e…太陽電池のコーナー部
2…フィンガー電極
3…バスバー電極
4…タブ配線
5…充填材層
5a…第1の主面側の充填材層
5b…第2の主面側の充填材層
7…第1の保護部材
7a…第1の保護部材の端部
8…第2の保護部材
8a…第2の保護部材の端部
9…反射部材
9a,9b,9c…反射部材の反射面
9d…傾斜面
9e…垂直面
10…太陽電池モジュール
11〜16…太陽電池ストリング
21〜27…渡り配線
28…キャップ部材
28a…底部
28b…フランジ部
31…入射光
32…反射光
Claims (4)
- 第1の主面及び第2の主面を有し、前記第1の主面及び前記第2の主面から入射した光を受けて発電する複数の太陽電池と、
前記複数の太陽電池の前記第1の主面側に設けられる第1の保護部材と、
前記複数の太陽電池の前記第2の主面側に設けられる第2の保護部材と、
前記第1の保護部材と前記第2の保護部材との間に設けられ、前記複数の太陽電池を封止するための充填材層と、
前記複数の太陽電池が配置されていない領域のみに設けられ、前記第1の主面または前記第2の主面から入射した光を反射するための反射部材と、を備え、
前記第1の保護部材と前記第2の保護部材はいずれも透光性部材であり、
前記第1の保護部材は、前記充填材層に接する第1主面と、前記第1主面の反対の面である第2主面とを有し、
前記第2の保護部材は、前記充填材層に接する第1主面と、前記第1主面の反対の面である第2主面とを有し、
前記反射部材が、2つの前記太陽電池に挟まれる領域のみに設けられ、かつ、前記第1の保護部材または前記第2の保護部材に接触するように前記第1の保護部材の前記第2主面または前記第2の保護部材の前記第2主面に設けられており、
前記反射部材には、入射光を反射する金属層が設けられている、太陽電池モジュール。 - 前記反射部材が、表面に凹凸を有しており、該凹凸で入射光を反射する、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
- 前記反射部材が、白色顔料を含む部材から形成されている、請求項1に記載の太陽電池モジュール。
- 前記反射部材が、4つの前記太陽電池のコーナー部に囲まれる領域に設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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