JP2013098081A - 電池温度調節システム - Google Patents

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康二 吉原
Satoshi Hario
聡 針生
Takafumi Yamazaki
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Abstract

【課題】複数の二次電池それぞれに対する温度調節能力のばらつきを抑制すること。
【解決手段】電池温度調節システム10を、ブロア20と、第1〜第3供給路21,22,23と、第1〜第3熱交換器31,32,33と、第1〜第3循環流路41,42,43と、第1〜第3温度調節機51,52,53とから構成した。そして、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の流量に応じて、第1〜第3温度調節機51,52,53の冷却能力を制御するようにし、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を、第1〜第3供給路21,22,23での空気の流量に応じた温度に調節するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池温度調節システムに関する。
この種のものとして、例えば特許文献1のものが挙げられる。特許文献1の温度制御モジュールはバッテリの温度を制御するものである。バッテリは複数のバッテリユニットからなるとともに、各バッテリユニットは、ケーシングによって区画されたコンパートメント内に設置されている。また、温度制御モジュールのケーシングには熱電セルが設けられるとともに、熱電セルには、熱電セルを流れる電流の向きによって吸熱と放熱との相反する作用をする第1の面及び第2の面が形成されている。熱電セルは、第1の面がコンパートメントの内部を流れる流体と接触し得るようにケーシングに設置されている。
ケーシング内には流体を移送するための移送装置が収容されている。この移送装置によって、流体がコンパートメント内において拡散される。そして、この流体によって、バッテリの温度が所望の範囲内に維持される。
特開2009−302054号公報
特許文献1の温度制御モジュールにおいては、複数のバッテリユニットそれぞれと熱交換する流体の流量にばらつきが生じてしまい、各バッテリユニットに対する温度調節能力にばらつきが生じてしまうという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数の二次電池それぞれに対する温度調節能力のばらつきを抑制することができる電池温度調節システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、複数の二次電池に熱媒体を供給する熱媒体供給源と、前記熱媒体供給源からの前記熱媒体を各二次電池それぞれに供給するため各二次電池に接続された複数の供給路と、各供給路の熱媒体の温度を、各供給路での前記熱媒体の流量に応じた温度に調節する温度調節機構と、を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、熱媒体供給源から供給された各供給路を流れる熱媒体の流量にばらつきが生じていたとしても、温度調節機構によって、各供給路の熱媒体の温度を、各供給路での熱媒体の流量に応じた温度に調節することで、各供給路の熱媒体間での温度調節能力(熱量)のばらつきを抑えることができる。その結果として、各二次電池に対する温度調節能力のばらつきを抑制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記温度調節機構は各供給路に一つずつ設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、各供給路の熱媒体の温度を、各供給路に設けられた各温度調節機構によって、各供給路での熱媒体の流量に応じた温度に個別に調節することができる。よって、各供給路の熱媒体の温度を、一つの温度調節機構によって、各供給路での熱媒体の流量に応じた温度に調節する場合に比べると、各供給路の熱媒体の温度調節をし易くすることができる。
この発明によれば、複数の二次電池それぞれに対する温度調節能力のばらつきを抑制することができる。
実施形態における電池温度調節システムを示す模式図。 別の実施形態における電池温度調節システムを示す模式図。 別の実施形態における電池温度調節システムを示す模式図。 (a)は別の実施形態における温度調節機構を示す斜視図、(b)は図4(a)におけるA−A線断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1にしたがって説明する。なお、電池温度調節機構は、車両としてのハイブリッド車に搭載されるとともに、走行モータを駆動するための二次電池を温度調節するために用いられる。
図1に示すように、電池温度調節システム10には、熱媒体としての空気を供給する熱媒体供給源としてのブロア20が設けられている。ブロア20は、複数(本実施形態では3つ)の二次電池としての第1〜第3二次電池11,12,13に空気を供給するためのものであり、この空気によって第1〜第3二次電池11,12,13は温度調節されるようになっている。ブロア20には集合管20aの一端が接続されるとともに、集合管20aの他端には供給路としての複数(本実施形態では3つ)の第1〜第3供給路21,22,23の一端が集合管20aの他端から分岐された状態で接続されている。第1〜第3供給路21,22,23はそれぞれ同じ内径になっている。ブロア20から供給された空気は、集合管20aを介して第1〜第3供給路21,22,23それぞれに供給されるようになっている。
第1〜第3供給路21,22,23の他端には第1〜第3電池パック11a,12a,13aがそれぞれ接続されている。第1〜第3電池パック11a,12a,13a内にはそれぞれ第1〜第3二次電池11,12,13が収容されている。第1〜第3供給路21,22,23と第1〜第3電池パック11a,12a,13a内とは連通している。そして、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気が第1〜第3電池パック11a,12a,13a内に供給されることにより、第1〜第3二次電池11,12,13が空気によって温度調節されるようになっている。
第1〜第3供給路21,22,23には第1〜第3熱交換器31,32,33がそれぞれ配設されている。第1〜第3供給路21,22,23における第1〜第3熱交換器31,32,33よりも空気の流通方向上流側には、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の流量を検出する第1〜第3流量センサS1,S2,S3が配設されている。
第1〜第3熱交換器31,32,33の内部には、熱交換流体としての水が循環する流路としての第1〜第3循環流路41,42,43の一部が蛇行するように配設されている。第1〜第3循環流路41,42,43それぞれには第1〜第3温度調節機51,52,53が配設されている。そして、第1〜第3循環流路41,42,43を循環する水は、第1〜第3温度調節機51,52,53により温度調節されるようになっている。第1〜第3温度調節機51,52,53により温度調節された水は、第1〜第3熱交換器31,32,33において、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気と熱交換されるようになっている。
次に、電池温度調節システム10の電気的構成について説明する。
ハイブリッド車には、各種制御を実行する制御装置Sが搭載されている。第1〜第3流量センサS1,S2,S3は制御装置Sと電気的に接続されるとともに、第1〜第3流量センサS1,S2,S3によって検出された検出情報は、制御装置Sに送られるようになっている。また、第1〜第3温度調節機51,52,53は制御装置Sと電気的に接続されている。そして、制御装置Sは、第1〜第3流量センサS1,S2,S3から送られた検出情報に基づいて、第1〜第3温度調節機51,52,53の温度調節能力を制御する。第1〜第3温度調節機51,52,53は、第1〜第3循環流路41,42,43を流れる水の冷却又は加熱を行い、その冷却量又は加熱量を制御可能になっている。
第1〜第3温度調節機51,52,53により温度調節された水は、第1〜第3循環流路41,42,43を流れるとともに、第1〜第3熱交換器31,32,33において、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気と熱交換される。この水との熱交換により、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の温度が、第1〜第3供給路21,22,23での空気の流量に応じた温度に調節される。よって、本実施形態では、第1〜第3熱交換器31,32,33、第1〜第3循環流路41,42,43、及び第1〜第3温度調節機51,52,53によって温度調節機構としての第1〜第3温度調節機構61,62,63が構成されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
第1〜第3二次電池11,12,13を冷却する場合について説明する。ブロア20から供給された空気は、集合管20aを介して第1〜第3供給路21,22,23それぞれに供給される。
ここで、第1流量センサS1により検出された空気の流量が、第2及び第3流量センサS2,S3により検出された空気の流量よりも多かったとする。また、第2流量センサS2により検出された空気の流量が、第3流量センサS3により検出された空気の流量よりも多かったとする。すなわち、第1流量センサS1により検出された空気の流量が最も多く、第3流量センサS3により検出された空気の流量が最も少なかったとする。
このとき、制御装置Sは、第1温度調節機51の冷却能力が最も小さく、第3温度調節機53の冷却能力が最も大きくなるように第1〜第3温度調節機51,52,53を制御する。そして、第1〜第3循環流路41,42,43を流れる水が、第1〜第3温度調節機51,52,53によって温度調節されるとともに、第1〜第3循環流路41,42,43を流れる水と、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気とが第1〜第3熱交換器31,32,33において熱交換される。これにより、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度が、その流量に応じて温度調節され、第1〜第3供給路21,22,23の各空気間での冷却能力(熱量)のばらつきが抑えられる。
ここで、第1〜第3熱交換器31,32,33で熱交換された後の第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を比較すると、第1供給路21の空気の温度は、第2供給路22及び第3供給路23の空気の温度よりも高くなっている。しかし、第1供給路21での空気の流量は、第2供給路22及び第3供給路23での空気の流量よりも多いため、この空気の温度と流量との関係から、第1供給路21の空気間での冷却能力と、第2供給路22及び第3供給路23の空気間での冷却能力とがほぼ同じになる。そして、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気が第1〜第3電池パック11a,12a,13a内に流入することにより、第1〜第3二次電池11,12,13に対する冷却能力のばらつきが抑制される。
なお、第1〜第3二次電池11,12,13を加熱する場合の説明は、前述の説明中の第1〜第3二次電池11,12,13を冷却する場合の説明と同じであるため、その詳細な説明を省略する。このため、第1〜第3二次電池11,12,13を加熱する場合の説明は、前述の説明中における「冷却能力」を「加熱能力」に読み替えることで説明される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)電池温度調節システム10を、ブロア20と、第1〜第3供給路21,22,23と、第1〜第3熱交換器31,32,33と、第1〜第3循環流路41,42,43と、第1〜第3温度調節機51,52,53とから構成した。そして、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の流量に応じて、第1〜第3温度調節機51,52,53の冷却能力を制御するようにし、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を、第1〜第3供給路21,22,23での空気の流量に応じた温度に調節する。これによれば、第1〜第3供給路21,22,23の各空気間での温度調節能力のばらつきを抑えることができ、第1〜第3二次電池11,12,13に対する温度調節能力のばらつきを抑制することができる。
(2)第1〜第3供給路21,22,23毎に第1〜第3温度調節機構61,62,63を設けた。よって、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を、第1〜第3温度調節機構61,62,63によって個別に調節することができる。このため、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を、一つの温度調節機構によって調節する場合に比べると、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度調節をし易くすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を、一つの温度調節機構によって、第1〜第3供給路21,22,23での空気の流量に応じた温度に調節するようにしてもよい。図2に示すように、電池温度調節システム70には、温度調節機構80が設けられている。温度調節機構80の温度調節機82には循環流路81が配設されるとともに、循環流路81は、第1〜第3熱交換器31,32,33を直列接続している。循環流路81の一部は、第1〜第3熱交換器31,32,33の内部を蛇行するように配設されている。循環流路81を循環する水は、第1熱交換器31→第2熱交換器32→第3熱交換器33の順に流れるようになっている。
ここで、第1〜第3二次電池11,12,13を冷却する場合を考える。また、このとき、第1供給路21を流れる空気の流量が、第2及び第3供給路22,23を流れる空気の流量よりも少なかったとする。また、第2供給路22を流れる空気の流量が、第3供給路23を流れる空気の流量よりも少なかったとする。すなわち、第1供給路21を流れる空気の流量が最も少なく、第3供給路23を流れる空気の流量が最も多かったとする。
循環流路81を流れる水は、第1熱交換器31→第2熱交換器32→第3熱交換器33の順に流れるため、第1熱交換器31で第1供給路21を流れる空気と熱交換されて、第1供給路21を流れる空気を温度調節する。続いて、循環流路81を流れる水は、第2熱交換器32で第2供給路22を流れる空気と熱交換されて、第2供給路22を流れる空気を温度調節する。続いて、循環流路81を流れる水は、第3熱交換器33で第3供給路23を流れる空気と熱交換されて、第3供給路23を流れる空気を温度調節する。
第1供給路21を流れる空気の流量は、第2及び第3供給路22,23を流れる空気の流量よりも少ない。しかし、第1供給路21を流れる空気は、温度調節機82により温度調節された直後の水と熱交換されるため冷却能力が高い。また、第2供給路22を流れる空気の流量は、第1供給路21を流れる空気の流量よりも多い。しかし、第2供給路22を流れる空気は、第1供給路21を流れる空気との熱交換により第1熱交換器31の内部に流入する前の水の温度よりも高くなった水と熱交換されるため、空気の温度と流量との関係から、第1供給路21の空気と同等の冷却能力になっている。さらに、第3供給路23を流れる空気の流量は、第1供給路21及び第2供給路22を流れる空気の流量よりも多い。しかし、第3供給路23を流れる空気は、第1供給路21及び第2供給路22を流れる空気との熱交換により第2熱交換器32の内部に流入する前の水の温度よりも高くなった水と熱交換されるため、空気の温度と流量との関係から、第1供給路21及び第2供給路22の空気と同等の冷却能力になっている。よって、第1〜第3供給路21,22,23の各空気間での冷却能力のばらつきを抑えることができる。なお、第1〜第3二次電池11,12,13を加熱する場合についても、第1〜第3二次電池11,12,13を冷却する場合とほぼ同じ作用であるため、その詳細な説明を省略する。
○ また、図3に示す電池温度調節システム90のように、第1熱交換器31、第2熱交換器32及び第3熱交換器33を一つの熱交換器93としてまとめてもよい。熱交換器93には、第1〜第3供給路21,22,23が配設されるとともに、熱交換器93の内部には循環流路91の一部が蛇行するように配設されている。さらに、循環流路91には温度調節機92が配設されている。これによれば、電池温度調節システム90自体を小型化することができる。
○ 実施形態では、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気を、第1〜第3循環流路41,42,43を循環する水によって温度調節したが、これに限らず、例えば、水のような熱交換流体の代わりに、熱電素子モジュールを用いて、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気を温度調節してもよい。例えば、図4(a)及び(b)に示すように、第1〜第3熱交換器31,32,33の上面には開口35が形成されている。第1〜第3熱交換器31,32,33の内部には、温度調節機構100が配設されている。温度調節機構100には、熱電素子モジュール110が設けられている。熱電素子モジュール110には、熱電素子モジュール110に対して供給される電流の流れる向きによって、吸熱又は放熱する第1の面110a及び第2の面110bが形成されている。第1の面110aには第1ヒートシンク120が熱的に結合されるとともに、第2の面110bに第2ヒートシンク130が熱的に結合されている。第1ヒートシンク120には複数のフィン120aが突出形成されるとともに、各フィン120aは、第1〜第3熱交換器31,32,33の開口面に向けて突出している。また、第2ヒートシンク130には複数のフィン130aが突出形成されるとともに、各フィン130aは、第1〜第3熱交換器31,32,33の下面に向けて突出している。そして、第1〜第3熱交換器31,32,33の内部において、各フィン130aと第1〜第3熱交換器31,32,33の下面との間に空気が流れる流路140が形成されている。流路140は、第1〜第3供給路21,22,23に連通している。
例えば、第1〜第3二次電池11,12,13を冷却する場合、第1の面110aが放熱するとともに第2の面110bが吸熱するように熱電素子モジュール110に対して電流を供給する。すると、第2の面110bにより第2ヒートシンク130が冷却される。その結果、第2ヒートシンク130のフィン130aと流路140を流れる空気との間で熱交換が行われ、空気が冷却される。そして、この冷却された空気が第1〜第3電池パック11a,12a,13a内に流入されることで、第1〜第3二次電池11,12,13が冷却される。なお、第1ヒートシンク120のフィン120aは外気が供給されることで冷却され、この冷却されたフィン120aの熱が第1の面110aに伝わることで、第1の面110aが冷却されている。その結果として、第1の面110aと第2の面110bとの間の温度差が少なくなっている。これによれば、第1〜第3循環流路41,42,43を削除することができ、電池温度調節システム10自体を小型化することができる。
○ 実施形態において、第1〜第3流量センサS1,S2,S3を削除してもよい。この場合、例えば、ブロア20から供給された空気が、集合管20aを介して第1供給路21に最も多い流量の空気が流れるとともに、第2供給路22に2番目に多い流量の空気が流れ、第3供給路23に最も少ない流量の空気が流れるように、第1〜第3供給路21,22,23の内径が予め設定されているとする。このようにすれば、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の流量が予め分かっているので、第1〜第3流量センサS1,S2,S3を削除してもよい。
○ 実施形態において、第1〜第3供給路21,22,23の設計時に、第1〜第3供給路21,22,23を流れる各空気間での流量のばらつきを予め計測しておく。そして、第1〜第3温度調節機構61,62,63によって、第1〜第3供給路21,22,23の空気の温度を、その計測結果に応じた温度に調節するようにしてもよい。この場合であれば、第1〜第3流量センサS1,S2,S3を削除してもよい。
○ 実施形態において、第1〜第3熱交換器31,32,33を蛇行する第1〜第3循環流路41,42,43の蛇行数を適宜変更してもよい。好ましくは、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の流量が少ない第1〜第3供給路21,22,23に対応する第1〜第3熱交換器31,32,33を通過する第1〜第3循環流路41,42,43の蛇行数を多くする。また、第1〜第3供給路21,22,23を流れる空気の流量が多い第1〜第3供給路21,22,23に対応する第1〜第3熱交換器31,32,33を通過する第1〜第3循環流路41,42,43の蛇行数を少なくする。
○ 実施形態では、熱媒体として空気を用いたが、これに限らず、例えば水であってもよい。この場合、熱媒体供給源としてポンプを用いるようにする。また、熱媒体は、熱交換作用を持つ流体であれば、特に限定されるものではない。
○ 実施形態では、熱交換流体として水を用いたが、これに限らず、例えば、空気等の熱交換作用を持つ流体であれば、特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、二次電池の数を適宜変更してもよく、この二次電池の数に応じて供給路の数を適宜変更するようにしてもよい。
○ 実施形態では、ハイブリッド車に適用したが、これに限らず、例えば、電気自動車やエンジン車に適用してもよい。
○ 実施形態では、車両用の電池温度調節システムとしたが、これに限らず、例えば、住宅用の電池温度調節システムとしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記温度調節機構それぞれは、対応する供給路での温度調節能力が調節可能になっていることを特徴とする請求項2に記載の電池温度調節システム。
(ロ)前記温度調節機構は、前記熱媒体と熱交換される熱交換流体が流れる流路と、各供給路に配設される熱交換器とを備え、各熱交換器は前記流路によって直列接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電池温度調節システム。
(ハ)前記電池温度調節システムは車両に搭載されていることを特徴とする請求項1、請求項2、及び前記技術的思想(イ)、(ロ)のいずれか一項に記載の電池温度調節システム。
10,70,90…電池温度調節システム、11,12,13…二次電池としての第1〜第3二次電池、20…熱媒体供給源としてのブロア、21,22,23…供給路としての第1〜第3供給路、31,32,33…温度調節機構を構成する第1〜第3熱交換器、41,42,43…温度調節機構を構成する流路としての第1〜第3循環流路、51,52,53…温度調節機構を構成する第1〜第3温度調節機、61,62,63…温度調節機構としての第1〜第3温度調節機構、80,100…温度調節機構、81,91…温度調節機構を構成する循環流路、82,92…温度調節機構を構成する温度調節機。

Claims (2)

  1. 複数の二次電池に熱媒体を供給する熱媒体供給源と、
    前記熱媒体供給源からの前記熱媒体を各二次電池それぞれに供給するため各二次電池に接続された複数の供給路と、
    各供給路の熱媒体の温度を、各供給路での前記熱媒体の流量に応じた温度に調節する温度調節機構と、を備えたことを特徴とする電池温度調節システム。
  2. 前記温度調節機構は各供給路に一つずつ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電池温度調節システム。
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