JP2013149524A - 電池温調装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池を温調する熱電変換素子の効率を向上させることを可能にする電池温調装置を提供することを目的とする。
【解決手段】電池15を温調する電池温調装置101は、電池15を温調するための第一熱媒体が流通する第一熱媒体流路部10a〜10dと、第一熱媒体と熱交換をさせる第二熱媒体が流通する第二熱媒体流路部20a〜20dと、第一熱媒体流路部10a〜10dを流通する第一熱媒体と第二熱媒体流路部20a〜20dを流通する第二熱媒体とを相互に熱交換させる相互熱交換器12と、電圧が印加されることによって、第一熱媒体流路部10a〜10dを流通する第一熱媒体に対して吸熱又は放熱すると共に第二熱媒体流路部20a〜20dを流通する第二熱媒体に対して放熱又は吸熱するように設けられた熱電変換素子であるペルチェ素子1aとを備える。ペルチェ素子1aは、第一熱媒体流路部10a〜10cで、相互熱交換器12の下流に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】電池15を温調する電池温調装置101は、電池15を温調するための第一熱媒体が流通する第一熱媒体流路部10a〜10dと、第一熱媒体と熱交換をさせる第二熱媒体が流通する第二熱媒体流路部20a〜20dと、第一熱媒体流路部10a〜10dを流通する第一熱媒体と第二熱媒体流路部20a〜20dを流通する第二熱媒体とを相互に熱交換させる相互熱交換器12と、電圧が印加されることによって、第一熱媒体流路部10a〜10dを流通する第一熱媒体に対して吸熱又は放熱すると共に第二熱媒体流路部20a〜20dを流通する第二熱媒体に対して放熱又は吸熱するように設けられた熱電変換素子であるペルチェ素子1aとを備える。ペルチェ素子1aは、第一熱媒体流路部10a〜10cで、相互熱交換器12の下流に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、電池温調装置に関する。
電気自動車のモータを駆動するバッテリ、ハイブリッド自動車のモータを駆動するバッテリでは、寒冷時に低温状態での性能の低下を抑制するためにバッテリを昇温する必要がある。また、温暖時には、発生する熱による過熱を抑制するために、バッテリを冷却する必要がある。
例えば、特許文献1には、複数の単電池の被支持面を支持する支持部材と、支持部材を冷却する冷却手段とを備える電池用冷却装置が記載されている。そして、冷却手段は、ペルチェ素子(熱電変換素子)と、ペルチェ素子に電圧を印加する電源部とによって構成されている。さらに、ペルチェ素子は、支持部材によって構成され且つ平板状をした吸熱部と、吸熱部と間隔をあけて配置され且つ平板状をした放熱部と、吸熱部及び放熱部の間に配置され且つ両者を機械的及び電気的に接続する接合部とを有している。ペルチェ素子は、直流電圧が印加されることによって、吸熱部から放熱部に熱を移動させ、吸熱部に当接した単電池を冷却する。また、特許文献1の電池用冷却装置では、印加する直流電圧の+−、つまり印加方向を変えると、ペルチェ素子が放熱部から吸熱部に熱を移動させるため、単電池を加熱することもできる。
しかしながら、特許文献1の電池用冷却装置では、吸熱部と放熱部との温度差が大きくなると、印加された直流電圧に対するペルチェ素子による熱移動量が低下する、つまりペルチェ素子の効率が低下するため、ペルチェ素子での消費電力が増大するという問題がある。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、電池を冷却又は加熱(温調)するペルチェ素子(熱電変換素子)の効率を向上させることを可能にする電池温調装置を提供することを目的とする。
この発明に係る電池温調装置は、電池を温調する電池温調装置において、電池を温調するための第一熱媒体が流通する第一熱媒体流路と、第一熱媒体と熱交換をさせる第二熱媒体が流通する第二熱媒体流路と、第一熱媒体流路の第一熱媒体と第二熱媒体流路の第二熱媒体とを相互に熱交換させる相互熱交換器と、電圧が印加されることによって、第一熱媒体流路の第一熱媒体に対して吸熱すると共に第二熱媒体流路の第二熱媒体に対して放熱する、又は、第一熱媒体流路の第一熱媒体に対して放熱すると共に第二熱媒体流路の第二熱媒体に対して吸熱するように設けられた熱電変換素子とを備え、熱電変換素子は、第一熱媒体流路では、相互熱交換器の下流に配置される。
熱電変換素子は、第二熱媒体流路では、相互熱交換器の下流に配置されてもよい。
第一熱媒体流路では、電池を温調した後の第一熱媒体が相互熱交換器に流入してもよい。
上記電池温調装置は、熱電変換素子に直流電圧を印加する電源装置をさらに備え、電源装置は、熱電変換素子に流す電流の方向を逆転することができてもよい。
第一熱媒体流路では、電池を温調した後の第一熱媒体が相互熱交換器に流入してもよい。
上記電池温調装置は、熱電変換素子に直流電圧を印加する電源装置をさらに備え、電源装置は、熱電変換素子に流す電流の方向を逆転することができてもよい。
この発明の電池温調装置によれば、電池を温調する熱電変換素子の効率を向上させることができる。
以下に、この発明の実施の形態について、添付図面に基づいて説明する。
実施の形態
まず、図1を用いて、この発明の実施の形態に係る電池温調装置101の構成を説明する。なお、本実施の形態では、電池温調装置101を適用する電池15はハイブリッド自動車又は電気自動車に搭載されたモータを駆動する蓄電池とし、電池温調装置101は、上記自動車に搭載されるものとする。
実施の形態
まず、図1を用いて、この発明の実施の形態に係る電池温調装置101の構成を説明する。なお、本実施の形態では、電池温調装置101を適用する電池15はハイブリッド自動車又は電気自動車に搭載されたモータを駆動する蓄電池とし、電池温調装置101は、上記自動車に搭載されるものとする。
電池温調装置101は、電池15を加熱又は冷却するための第一熱媒体が循環する電池温調回路10と、電池温調回路10とペルチェユニット1を介して接続されて第二熱媒体が循環する熱媒体温調回路20とを備えている。第一熱媒体には、空気、水、冷媒等が使用され、本実施の形態では、水が使用されている。第二熱媒体には、空気、水、冷媒等が使用され、本実施の形態では、液体冷媒が使用されている。
ペルチェユニット1は、p型半導体から構成される熱電素子Pとn型半導体から構成される熱電素子Nとを交互に複数直列に接続して形成された熱電変換素子であるペルチェ素子1aと、ペルチェ素子1aの両側に接合され且つ熱伝導性がある金属製の板からなる第一ヒートシンク1b及び第二ヒートシンク1cと、第一ヒートシンク1bに接合されて第一熱媒体が内部を流通する第一流路部1dと、第二ヒートシンク1cに接合されて第二熱媒体が内部を流通する第二流路部1eとによって構成されている。第一流路部1dでは、第一熱媒体は第一ヒートシンク1bを介してペルチェ素子1aと熱交換を行い、第二流路部1eでは、第二熱媒体は第二ヒートシンク1cを介してペルチェ素子1aと熱交換を行う。
また、電池温調装置101は、ペルチェ素子1aに電圧を印加するための電源装置である電源回路30を有している。電源回路30は、ペルチェ素子1aの熱電素子P及び熱電素子Nに電気的に接続され、2回路2接点型のスイッチ32を介して直流電源31の電圧をペルチェ素子1aに印加するように構成されている。
スイッチ32は、直流電源31の正電極に接続された接点32aをペルチェ素子1aの熱電素子Pに接続された接点32a1に接続すると共に、直流電源31の負電極に接続された接点32bをペルチェ素子1aの熱電素子Nに接続された接点32b1に接続するように動作する。このとき、図中で実線矢印によって示される方向に電流が流れ、それにより、ペルチェ素子1aは、第二ヒートシンク1c側の熱を第一ヒートシンク1b側へ移動させる。つまり、第二ヒートシンク1c側で吸熱現象が生じ、第一ヒートシンク1b側で放熱現象が生じる。
また、スイッチ32は、接点32aをペルチェ素子1aの熱電素子Nに接続された接点32a2に接続すると共に、接点32bをペルチェ素子1aの熱電素子Pに接続された接点32b2に接続するように動作する。このとき、図中で破線矢印によって示される方向に電流が流れ、それにより、ペルチェ素子1aは、第一ヒートシンク1b側の熱を第二ヒートシンク1c側へ移動させ、第一ヒートシンク1b側で吸熱現象を生じ、第二ヒートシンク1c側で放熱現象を生じる。
電池温調回路10は、第一熱媒体を移送する第一ポンプ11と、第一熱媒体と熱媒体温調回路20の第二熱媒体とを内部に流通させ互いに熱交換させる相互熱交換器12と、ペルチェユニット1と、内部を流通する第一熱媒体と電動ファン14によって送られる周囲の空気とを熱交換させる第一熱交換器13とを、順次環状に接続する循環路を形成している。
第一ポンプ11は、第一熱媒体流路部10dを通じて第一熱交換器13に連通すると共に第一熱媒体流路部10aを通じて相互熱交換器12の第一流路部12aに連通し、第一熱交換器13での熱交換後の第一熱媒体を相互熱交換器12に移送する。
相互熱交換器12の第一流路部12aは、第一熱媒体流路部10bを通じてペルチェユニット1の第一流路部1dに連通している。さらに、第一流路部1dは、第一熱媒体流路部10cを通じて第一熱交換器13に連通している。
よって、第一熱媒体は、第一ポンプ11から相互熱交換器12、ペルチェユニット1及び第一熱交換器13を順次流通し、紙面上で反時計回りとなる方向f1に流通する。
よって、第一熱媒体は、第一ポンプ11から相互熱交換器12、ペルチェユニット1及び第一熱交換器13を順次流通し、紙面上で反時計回りとなる方向f1に流通する。
また、第一熱交換器13は、電池15に対して、電動ファン14のよる空気の流れにおける上流側に配置され、ダクト16によって電池15と連結されている。このため、電動ファン14によって送られて第一熱交換器13で第一熱媒体と熱交換を行った空気は、ダクト16内を通過して電池15に流れ、電池15と熱交換を行う。
熱媒体温調回路20は、第二熱媒体を移送する第二ポンプ21と、相互熱交換器12と、ペルチェユニット1と、内部を流通する第二熱媒体と電動ファン24によって送られる外部空気(外気)とを熱交換させる第二熱交換器23とを、順次環状に接続する循環路を形成している。
第二ポンプ21は、第二熱媒体流路部20dを通じて第二熱交換器23に連通すると共に第二熱媒体流路部20aを通じて相互熱交換器12の第二流路部12bに連通し、第二熱交換器23での熱交換後の第二熱媒体を相互熱交換器12に移送する。
相互熱交換器12の第二流路部12bは、第二熱媒体流路部20bを通じてペルチェユニット1の第二流路部1eに連通している。さらに、第二流路部1eは、第二熱媒体流路部20cを通じて第二熱交換器23に連通している。
よって、第二熱媒体は、第二ポンプ21から相互熱交換器12、ペルチェユニット1及び第二熱交換器23を順次流通し、紙面上で時計回りとなる方向f2に流通する。
第二ポンプ21は、第二熱媒体流路部20dを通じて第二熱交換器23に連通すると共に第二熱媒体流路部20aを通じて相互熱交換器12の第二流路部12bに連通し、第二熱交換器23での熱交換後の第二熱媒体を相互熱交換器12に移送する。
相互熱交換器12の第二流路部12bは、第二熱媒体流路部20bを通じてペルチェユニット1の第二流路部1eに連通している。さらに、第二流路部1eは、第二熱媒体流路部20cを通じて第二熱交換器23に連通している。
よって、第二熱媒体は、第二ポンプ21から相互熱交換器12、ペルチェユニット1及び第二熱交換器23を順次流通し、紙面上で時計回りとなる方向f2に流通する。
次に、図1を用いて、この発明の実施の形態に係る電池温調装置101の動作を説明する。
寒冷時の低温状態で電池15を使用する際など、低温であることによって電池15の性能が低下する場合、性能の低下を抑制するために電池15を加熱する必要がある。
このとき、スイッチ32は、接点32aを接点32a1に接続し且つ接点32bを接点32b1に接続するように動作される。これにより、ペルチェユニット1では、ペルチェ素子1aが、第一ヒートシンク1b側で放熱現象を生じ、第二ヒートシンク1c側で吸熱現象を生じる。
また、第一ポンプ11及び第二ポンプ21が、その電源が入れられ起動する。これにより、第一熱媒体が電池温調回路10を循環し、第二熱媒体が熱媒体温調回路20を循環する。
寒冷時の低温状態で電池15を使用する際など、低温であることによって電池15の性能が低下する場合、性能の低下を抑制するために電池15を加熱する必要がある。
このとき、スイッチ32は、接点32aを接点32a1に接続し且つ接点32bを接点32b1に接続するように動作される。これにより、ペルチェユニット1では、ペルチェ素子1aが、第一ヒートシンク1b側で放熱現象を生じ、第二ヒートシンク1c側で吸熱現象を生じる。
また、第一ポンプ11及び第二ポンプ21が、その電源が入れられ起動する。これにより、第一熱媒体が電池温調回路10を循環し、第二熱媒体が熱媒体温調回路20を循環する。
電池温調回路10では、第一熱媒体は、ペルチェユニット1の第一流路部1dを流通する際に、第一ヒートシンク1bを介してペルチェ素子1aから熱の供給を受けて自身を昇温させ、その後、第一熱交換器13で空気と熱交換することによって空気を昇温させる。昇温した空気は、電動ファン14によって電池15に送られ、電池15を加熱する。
さらに、第一熱交換器13を通過した第一熱媒体は、第一ポンプ11によって吸引されて相互熱交換器12に向かって移送される。相互熱交換器12では、第一熱媒体は、熱媒体温調回路20を流通する第二熱媒体と熱交換を行って、第二熱媒体を昇温させると共に、自身の温度を低下させる。そして、第一熱媒体は、ペルチェユニット1で再び加熱され昇温する。
さらに、第一熱交換器13を通過した第一熱媒体は、第一ポンプ11によって吸引されて相互熱交換器12に向かって移送される。相互熱交換器12では、第一熱媒体は、熱媒体温調回路20を流通する第二熱媒体と熱交換を行って、第二熱媒体を昇温させると共に、自身の温度を低下させる。そして、第一熱媒体は、ペルチェユニット1で再び加熱され昇温する。
また、熱媒体温調回路20では、第二熱媒体は、ペルチェユニット1の第二流路部1eを流通する際に、第二ヒートシンク1cを介してペルチェ素子1aから吸熱されて自身の温度を低下させる。そして、第二熱媒体は、第二熱交換器23で、より温度が高い外気と熱交換することによって自身を昇温させる。
さらに、第二熱交換器23を通過した第二熱媒体は、第二ポンプ21によって吸引されて相互熱交換器12に向かって移送される。相互熱交換器12では、第二熱媒体は、電池温調回路10を流通するさらに温度が高い第一熱媒体と熱交換を行って、自身を昇温させると共に、第一熱媒体の温度を低下させる。そして、第二熱媒体は、ペルチェユニット1で再び吸熱され温度を低下させる。
さらに、第二熱交換器23を通過した第二熱媒体は、第二ポンプ21によって吸引されて相互熱交換器12に向かって移送される。相互熱交換器12では、第二熱媒体は、電池温調回路10を流通するさらに温度が高い第一熱媒体と熱交換を行って、自身を昇温させると共に、第一熱媒体の温度を低下させる。そして、第二熱媒体は、ペルチェユニット1で再び吸熱され温度を低下させる。
上述から、相互熱交換器12において第一熱媒体と第二熱媒体とを熱交換させることによって、低温側の第二熱媒体は温度を上昇させてペルチェユニット1に流入すると共に、高温側の第一熱媒体は温度を低下させてペルチェユニット1に流入する。これにより、ペルチェ素子1aにおいて、第一ヒートシンク1b側の第一熱媒体と第二ヒートシンク1c側の第二熱媒体との温度差が小さくなるため、ペルチェ素子1aにおける熱移動の効率が向上している。さらに、低温側となる第二ヒートシンク1c側の第二熱媒体の温度が上昇していることによっても、ペルチェ素子1aにおける熱移動の効率が向上している。
なお、ペルチェ素子における熱の移動量つまり吸熱量Qは、以下の式1で示される。
Q=αTcI−RI2/2−KΔT (式1)
Q:吸熱量
α:係数(ゼーベック係数)
Tc:ペルチェ素子の低温側(吸熱側)温度
I:ペルチェ素子に流れる電流値
R:ペルチェ素子の電気抵抗値
K:ペルチェ素子の熱抵抗値
ΔT:ペルチェ素子における低温側(吸熱側)と高温側(放熱側)との温度差
Q=αTcI−RI2/2−KΔT (式1)
Q:吸熱量
α:係数(ゼーベック係数)
Tc:ペルチェ素子の低温側(吸熱側)温度
I:ペルチェ素子に流れる電流値
R:ペルチェ素子の電気抵抗値
K:ペルチェ素子の熱抵抗値
ΔT:ペルチェ素子における低温側(吸熱側)と高温側(放熱側)との温度差
上記の式1から、ペルチェ素子1aの低温側(吸熱側)の温度Tcが高くなると、同じ大きさの電流が印加されていてもペルチェ素子1aの吸熱量が増加し、ペルチェ素子1aにおける低温側(吸熱側)と高温側(放熱側)との温度差ΔTが小さくなると、同じ大きさの電流が印加されていてもペルチェ素子1aの吸熱量が増加し、ペルチェ素子1aの熱移動の効率が向上することがわかる。
また、温暖な状況下で電池15を連続して使用する際など、発熱することによって電池15が過熱するおそれがある場合、過熱を抑制するために電池15を冷却する必要がある。
このとき、スイッチ32は、接点32aを接点32a2に接続し且つ接点32bを接点32b2に接続するように動作される。これにより、ペルチェユニット1では、ペルチェ素子1aは、第一ヒートシンク1b側で吸熱現象を生じ、第二ヒートシンク1c側で放熱現象を生じる。また、第一ポンプ11及び第二ポンプ21も起動され、第一熱媒体が電池温調回路10を循環し、第二熱媒体が熱媒体温調回路20を循環する。
このとき、スイッチ32は、接点32aを接点32a2に接続し且つ接点32bを接点32b2に接続するように動作される。これにより、ペルチェユニット1では、ペルチェ素子1aは、第一ヒートシンク1b側で吸熱現象を生じ、第二ヒートシンク1c側で放熱現象を生じる。また、第一ポンプ11及び第二ポンプ21も起動され、第一熱媒体が電池温調回路10を循環し、第二熱媒体が熱媒体温調回路20を循環する。
電池温調回路10では、第一熱媒体は、ペルチェユニット1の第一流路部1dを流通する際に、第一ヒートシンク1bを介してペルチェ素子1aから吸熱されて自身の温度を低下させ、その後、第一熱交換器13で空気と熱交換することによって空気を冷却する。冷却された空気は、電動ファン14によって電池15に送られ、電池15を冷却する。
さらに、第一熱交換器13を通過した第一熱媒体は、相互熱交換器12で、熱媒体温調回路20を流通する第二熱媒体と熱交換を行って、第二熱媒体の温度を低下させると共に、自身を昇温させる。そして、第一熱媒体は、ペルチェユニット1で再び冷却され温度を低下させる。
さらに、第一熱交換器13を通過した第一熱媒体は、相互熱交換器12で、熱媒体温調回路20を流通する第二熱媒体と熱交換を行って、第二熱媒体の温度を低下させると共に、自身を昇温させる。そして、第一熱媒体は、ペルチェユニット1で再び冷却され温度を低下させる。
また、熱媒体温調回路20では、第二熱媒体は、ペルチェユニット1の第二流路部1eを流通する際に、第二ヒートシンク1cを介してペルチェ素子1aから熱の供給を受けて自身を昇温させる。そして、第二熱媒体は、第二熱交換器23で、より温度が低い外気と熱交換することによって自身の温度を低下させる。
さらに、第二熱交換器23を通過した第二熱媒体は、相互熱交換器12で、電池温調回路10を流通するさらに温度が低い第一熱媒体と熱交換を行って、自身の温度を低下させると共に、第一熱媒体を昇温させる。そして、第二熱媒体は、ペルチェユニット1で再び加熱され昇温する。
さらに、第二熱交換器23を通過した第二熱媒体は、相互熱交換器12で、電池温調回路10を流通するさらに温度が低い第一熱媒体と熱交換を行って、自身の温度を低下させると共に、第一熱媒体を昇温させる。そして、第二熱媒体は、ペルチェユニット1で再び加熱され昇温する。
上述から、相互熱交換器12での熱交換によって、低温側(吸熱側)の第一熱媒体は温度を上昇させてペルチェユニット1に流入すると共に、高温側(放熱側)の第二熱媒体は温度を低下させてペルチェユニット1に流入する。これにより、ペルチェ素子1aでは、第一ヒートシンク1b側の第一熱媒体と第二ヒートシンク1c側の第二熱媒体との温度差が小さくなっており、また、低温側の第一ヒートシンク1b側の第一熱媒体の温度も上昇しており、この両方の作用のいずれによっても、ペルチェ素子1aにおける熱移動の効率が向上している。
また、熱媒体温調回路20における第二熱媒体の流通方向を、方向f2と反対の、紙面上で反時計回りとすることもできる。
このとき、電池15を加熱する場合、スイッチ32において、接点32aを接点32a1に接続させ且つ接点32bを接点32b1に接続させ、ペルチェ素子1aに、第一ヒートシンク1b側で放熱現象を生じさせ、第二ヒートシンク1c側で吸熱現象を生じさせる。
このとき、電池15を加熱する場合、スイッチ32において、接点32aを接点32a1に接続させ且つ接点32bを接点32b1に接続させ、ペルチェ素子1aに、第一ヒートシンク1b側で放熱現象を生じさせ、第二ヒートシンク1c側で吸熱現象を生じさせる。
熱媒体温調回路20では、第二熱媒体は、ペルチェユニット1を流通する際にペルチェ素子1aから吸熱されて自身の温度を低下させた後、相互熱交換器12で電池温調回路10を流通する温度が高い第一熱媒体と熱交換を行って、自身を昇温させると共に、第一熱媒体の温度を低下させる。さらに、第二熱媒体は、第二熱交換器23で、温度が高い外気と熱交換することによって自身を昇温させ、ペルチェユニット1に流入する。なお、外気温が低い場合は、第二熱交換器23での熱交換による温度低下を防ぐために、第二熱媒体に第二熱交換器23を迂回させてもよい。
また、電池温調回路10では、第一熱媒体は、ペルチェユニット1を流通する際にペルチェ素子1aから熱の供給を受けて自身を昇温させた後、第一熱交換器13で空気と熱交換することによって空気を昇温させる。さらに、第一熱媒体は、相互熱交換器12では、熱媒体温調回路20においてペルチェ素子1aによって吸熱された後の低温の第二熱媒体と熱交換を行って、第二熱媒体を昇温させると共に、自身の温度を低下させ、ペルチェユニット1に流入する。
上述から、相互熱交換器12での熱交換によってペルチェユニット1に流入する高温側(放熱側)の第一熱媒体の温度が低下するため、ペルチェユニット1での第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなっている。また、外気温が低い場合には、相互熱交換器12での熱交換によって第二熱媒体の温度を上昇させることができるため、ペルチェユニット1での低温側(吸熱側)の第二熱媒体の温度も上昇する。
上述から、相互熱交換器12での熱交換によってペルチェユニット1に流入する高温側(放熱側)の第一熱媒体の温度が低下するため、ペルチェユニット1での第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなっている。また、外気温が低い場合には、相互熱交換器12での熱交換によって第二熱媒体の温度を上昇させることができるため、ペルチェユニット1での低温側(吸熱側)の第二熱媒体の温度も上昇する。
また、電池15を冷却する場合、スイッチ32において、接点32aを接点32a2に接続させ且つ接点32bを接点32b2に接続させ、ペルチェ素子1aに、第一ヒートシンク1b側で吸熱現象を生じさせ、第二ヒートシンク1c側で放熱現象を生じさせる。
熱媒体温調回路20では、第二熱媒体は、ペルチェユニット1を流通する際にペルチェ素子1aから熱の供給を受けて自身を昇温させた後、相互熱交換器12で電池温調回路10を流通する第一熱媒体と熱交換を行って、自身の温度を低下させると共に、第一熱媒体を昇温させる。さらに、第二熱媒体は、第二熱交換器23で、外気と熱交換することによって自身の温度を低下させ、ペルチェユニット1に流入する。なお、外気温が高い場合は、第二熱交換器23での熱交換による昇温を防ぐために、第二熱媒体に第二熱交換器23を迂回させてもよい。
また、電池温調回路10では、第一熱媒体は、ペルチェユニット1を流通する際にペルチェ素子1aから吸熱されて自身の温度を低下させた後、第一熱交換器13で空気と熱交換することによって空気の温度を低下させる。さらに、第一熱媒体は、相互熱交換器12で、熱媒体温調回路20においてペルチェ素子1aから熱の供給を受けた後の第二熱媒体と熱交換を行って、第二熱媒体の温度を低下させると共に、自身を昇温させ、ペルチェユニット1に流入する。
上述から、相互熱交換器12での熱交換によってペルチェユニット1に流入する低温側(吸熱側)の第一熱媒体の温度が上昇し、それによって、ペルチェユニット1での第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなる。
上述から、相互熱交換器12での熱交換によってペルチェユニット1に流入する低温側(吸熱側)の第一熱媒体の温度が上昇し、それによって、ペルチェユニット1での第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなる。
このように、この発明の実施の形態1に係る電池温調装置101は、電池15を温調する電池温調装置である。電池温調装置101は、電池15を温調するための第一熱媒体が流通する第一熱媒体流路部10a〜10dと、第一熱媒体と熱交換をさせる第二熱媒体が流通する第二熱媒体流路部20a〜20dと、相互熱交換器12と、ペルチェ素子1aとを備える。相互熱交換器12は、第一熱媒体流路部10aから相互熱交換器12に供給される第一熱媒体と、第二熱媒体流路部20a又は第二熱媒体流路部20bから相互熱交換器12に供給される第二熱媒体とを相互に熱交換させる。ペルチェ素子1aは、電圧が印加されることによって、第一熱媒体流路部10bからペルチェ素子1aに供給される第一熱媒体に対して吸熱すると共に第二熱媒体流路部20b若しくは第二熱媒体流路部20cからペルチェ素子1aに供給される第二熱媒体に対して放熱する、又は、第一熱媒体流路部10bからペルチェ素子1aに供給される第一熱媒体に対して放熱すると共に第二熱媒体流路部20b若しくは第二熱媒体流路部20cからペルチェ素子1aに供給される第二熱媒体に対して吸熱するように設けられる。なお、ペルチェ素子1aは、第一熱媒体流路部10a〜10cでは、相互熱交換器12の下流に配置される。
このとき、ペルチェ素子1aは、第二熱媒体と熱交換を行うと共に、相互熱交換器12で熱交換後の第一熱媒体と熱交換を行う。熱媒体温調回路20においてペルチェ素子1aが相互熱交換器12の下流にある場合、相互熱交換器12で熱交換を行うことによって、ペルチェ素子1aにおける第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなる。これにより、ペルチェ素子の効率を向上させることが可能になる。
一方、熱媒体温調回路20においてペルチェ素子1aが相互熱交換器12の上流にある場合、相互熱交換器12で熱交換を行うことによって、第一熱媒体の温度は、ペルチェ素子1aでの熱交換後であり且つ相互熱交換器12での熱交換前である第二熱媒体の温度に近くなる。また、ペルチェ素子1aは、各熱媒体と熱交換を行うことによって第二熱媒体の温度を第一熱媒体の温度に近づけるように作用する。このため、相互熱交換器12で熱交換を行うことによって、第一熱媒体の温度は、ペルチェ素子1aでの熱交換前の第二熱媒体の温度にも近くなっていることになる。よって、ペルチェ素子1aにおける第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなり、ペルチェ素子の効率を向上させることが可能になる。
一方、熱媒体温調回路20においてペルチェ素子1aが相互熱交換器12の上流にある場合、相互熱交換器12で熱交換を行うことによって、第一熱媒体の温度は、ペルチェ素子1aでの熱交換後であり且つ相互熱交換器12での熱交換前である第二熱媒体の温度に近くなる。また、ペルチェ素子1aは、各熱媒体と熱交換を行うことによって第二熱媒体の温度を第一熱媒体の温度に近づけるように作用する。このため、相互熱交換器12で熱交換を行うことによって、第一熱媒体の温度は、ペルチェ素子1aでの熱交換前の第二熱媒体の温度にも近くなっていることになる。よって、ペルチェ素子1aにおける第一熱媒体と第二熱媒体との温度差が小さくなり、ペルチェ素子の効率を向上させることが可能になる。
また、電池温調装置101では、ペルチェ素子1aで熱交換する第一熱媒体の温度及び第二熱媒体の温度の調節に相互熱交換器12を使用しているため、温度調節のための新たなエネルギーの消費を必要とせずに省エネルギー化を図ることができ、さらに、温度調節するヒータ等の装置を必要とせずにコストを低減することもできる。
また、電池温調装置101において、ペルチェ素子1aは、第二熱媒体流路部20a〜20cでは、相互熱交換器12の下流に配置される。これによって、ペルチェ素子1aで熱交換を行う第二熱媒体の温度を相互熱交換器12によって事前に調節することができるため、ペルチェ素子1aで熱交換を行う第一熱媒体と第二熱媒体との温度差をさらに小さくすることが可能になる。
また、電池温調装置101において、第一熱媒体流路部10a〜10dでは、電池15を温調した後の第一熱媒体が相互熱交換器12に流入する。これによって、温調後の第一熱媒体の熱エネルギーを、相互熱交換器12での熱交換に有効に利用することができるため、エネルギーの損失を低減することができる。
また、電池温調装置101において、第一熱媒体流路部10a〜10dでは、電池15を温調した後の第一熱媒体が相互熱交換器12に流入する。これによって、温調後の第一熱媒体の熱エネルギーを、相互熱交換器12での熱交換に有効に利用することができるため、エネルギーの損失を低減することができる。
また、電池温調装置101は、ペルチェ素子1aに直流電圧を印加する電源回路30をさらに備え、電源回路30は、ペルチェ素子1aに流す電流の方向を逆転することができる。ペルチェ素子1aに流す電流の方向を逆転することによって、ペルチェ素子1aにおける吸熱側と放熱側とを入れ替えることができる。従って、ペルチェ素子1aに流す電流の方向を替えることによって、必要に応じて電池15を加熱する又は冷却することができる。
また、実施の形態の電池温調装置101では、第一熱交換器13で第一熱媒体と熱交換を行った空気を使用して電池15を温調していたが、これに限定されるものでない。第一熱媒体流路部10c〜10dを流通する第一熱媒体と、電池15とを別の熱媒体を介さずに熱交換させる構成であってもよい。
また、実施の形態の電池温調装置101では、電池温調回路10の第一熱媒体及び熱媒体温調回路20の第二熱媒体を液体としていたが、これに限定されるものでなく、気体であってもよい。このとき、第一ポンプ11及び第二ポンプ21は、ファン又はブロアーとすればよい。また、第二熱媒体を外気等の空気とする場合、熱媒体温調回路20は閉回路になっていなくてもよく、さらに、第二熱交換器23を備えていなくてもよい。このとき、第二熱媒体流路部20aに直接空気を導入するようにし、第二熱媒体流路部20cから空気を外部に放出するようにしてもよい。
また、実施の形態の電池温調装置101では、熱媒体温調回路20の第二熱媒体を冷媒としていたが、これに限定されるものでなく、LLC(不凍液)等の水であってもよい。このとき、熱媒体温調回路20は、自動車のエンジンを冷却する冷却水回路の一部を構成し、第二熱交換器23は、ラジエータとしてもよい。
また、実施の形態の電池温調装置101の熱媒体温調回路20は、自動車の空調システムの冷凍回路(ヒートポンプ)の一部を構成してもよい。さらに、第二熱交換器23は、熱交換する周囲の空気として空調システムによる送風を利用するものであってもよい。
また、実施の形態の電池温調装置101は、自動車に搭載されるものとして記載されていたが、これに限定されるものでなく、蓄電池を搭載するコジェネレータ等に適用してもよい。
また、実施の形態の電池温調装置101の熱媒体温調回路20は、自動車の空調システムの冷凍回路(ヒートポンプ)の一部を構成してもよい。さらに、第二熱交換器23は、熱交換する周囲の空気として空調システムによる送風を利用するものであってもよい。
また、実施の形態の電池温調装置101は、自動車に搭載されるものとして記載されていたが、これに限定されるものでなく、蓄電池を搭載するコジェネレータ等に適用してもよい。
1 ペルチェユニット、1a ペルチェ素子(熱電変換素子)、10 電池温調回路、10a,10b,10c,10d 第一熱媒体流路部(第一熱媒体流路)、12 相互熱交換器、15 電池、20 熱媒体温調回路、20a,20b,20c,20d 第二熱媒体流路部(第二熱媒体流路)、30 電源回路(電源装置)、31 直流電源、101 電池温調装置。
Claims (4)
- 電池を温調する電池温調装置において、
前記電池を温調するための第一熱媒体が流通する第一熱媒体流路と、
前記第一熱媒体と熱交換をさせる第二熱媒体が流通する第二熱媒体流路と、
前記第一熱媒体流路の前記第一熱媒体と前記第二熱媒体流路の前記第二熱媒体とを相互に熱交換させる相互熱交換器と、
電圧が印加されることによって、前記第一熱媒体流路の前記第一熱媒体に対して吸熱すると共に前記第二熱媒体流路の前記第二熱媒体に対して放熱する、又は、前記第一熱媒体流路の前記第一熱媒体に対して放熱すると共に前記第二熱媒体流路の前記第二熱媒体に対して吸熱するように設けられた熱電変換素子とを備え、
前記熱電変換素子は、前記第一熱媒体流路では、前記相互熱交換器の下流に配置される電池温調装置。 - 前記熱電変換素子は、前記第二熱媒体流路では、前記相互熱交換器の下流に配置される請求項1に記載の電池温調装置。
- 前記第一熱媒体流路では、前記電池を温調した後の前記第一熱媒体が前記相互熱交換器に流入する請求項1または2に記載の電池温調装置。
- 前記熱電変換素子に直流電圧を印加する電源装置をさらに備え、
前記電源装置は、前記熱電変換素子に流す電流の方向を逆転することができる請求項1〜3のいずれか一項に記載の電池温調装置。
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-
2012
- 2012-01-20 JP JP2012009969A patent/JP2013149524A/ja active Pending
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