JP2013091439A - 電動車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯形端末63の表示部64が運転者の顔に対面するように、スイングさせた位置にセットすることができる。この例では、日光がバイザー部109で遮断される。加えて、ハンドルポスト16L、16Rの上部の車両後方への張り出し部115、115も携帯形端末63に向かう日光を遮断する庇(サンバイザー)の役割を果たす。
【効果】晴天下の走行であっても表示部64の視認性が良好に確保される。バイザー部109及び張り出し部115、115は、携帯形端末63に向かう雨水を遮断する庇の役割をも果たす。
【選択図】図18
Description
このメータユニット(337)は、ロアケース(433)にミドルケース(432)を重ね、このミドルケース(432)にアッパケース(431)を重ねてなり、ミドルケース(432)に対してアッパケース(431)を開くことができるなどの工夫が凝らされている。
スピードメータ(436)は車速がデジタル表示される。デジタル表示は一般に液晶により表示される。スピードメータ(436)に上から日光が直射することを想定すると、この場合であっても車速表示が、より見易くなることが望まれる。
運転者の運転姿勢はまちまちであり、体格差により目の高さも様々であることを考えると、スピードメータ(436)は傾斜角が、変更可能であることが望まれる。
前記メータユニットは、携帯形端末であって、この携帯形端末の表示部に車速などの情報を表示させるようにし、
前記携帯形端末は、携帯形端末ホルダで保持され、この携帯形端末ホルダは、車幅方向に延びるロッドを介して前記左右のハンドルポストに傾動自在に取付けられていることを特徴とする。
携帯形端末ホルダを傾動自在であるため、携帯形端末を任意の角度に設定することができる。すなわち、メータユニットの傾斜角が任意に変更できる技術が提供される。
ロッドにより携帯形端末ホルダを車両長手方向に傾動させることができる。加えて、支軸により携帯形端末ホルダを回転させることができる。結果、メータユニット(携帯形端末)の向きを三次元的に変更することができる。
バイザー部で携帯形端末に至る日光を遮る。加えて、バイザー部の車幅方向左右にハンドルポストの張り出し部があり、これらの張り出し部も日光を遮る作用を発揮する。
バイザー部だけの場合より、本発明によれば、より確実に遮光作用が発揮される。すなわち、大陽の位置が変化しても、携帯形端末の表示部を良好に視認させることができる。
携帯形端末を任意の角度に設定することができるので、ハンドルポストが折り畳まれた後であっても、携帯形端末を見易い角度に設定することができる。
携帯形端末を車載コンピュータなどに電気的に接続する場合、本発明によれば、接続ハーネスが目立たなくなり、外観性が高まる。
携帯形端末を、常時又は随時充電することができる。携帯形端末を車両から分離して持ち歩く場合に、満充電されているため、電池切れを心配する必要がない。
運転者は、シート17に座り、ステップ18L、18Rに足を載せ、左のハンドルポスト16L上部のハンドルグリップ19Lを握ると共に右のハンドルポスト16R上部のハンドルグリップ19Rを握り、右のハンドルグリップ19Rを回すことで、走り出すことができる。走行中は、左右のブレーキレバー21L、21Rで制動をかけ、左右のバックミラー22L、22Rで後方を視認することができる。ハンドルグリップ19L、19Rの車幅外側に車幅灯23L、23Rを設けることにより、外部に車幅を認識させる。
中央フレーム25は、バッテリ収納部28を構成する前壁部31、底部32、後壁部33と、この後壁部33の車両後方に連続して設けた物入れ34とからなる。この物入れ34の後部にヒンジ35を介してシート17を開閉可能に取付けることができる。
後壁部33に、縦長の凹状ガイド部43が設けられる。前壁部31にも凹状ガイド部が設けられるが、図示の都合で見えない。
凸部52を凹状ガイド部43に嵌め、下降させることで、車載バッテリ50をバッテリ収納部28に円滑に収納させることができる。凸部52と凹状ガイド部43の嵌合により、バッテリ側給電端子56は、振れることなく、車体側給電端子42に嵌めることができる。同様に、凸部52と凹状ガイド部43の嵌合により、振れることなく、車載バッテリ50を上へ抜くことができる。
右側フレーム27には、車載バッテリ50の放電部54、55に対応する位置に、放電側開口部58、58が設けられている。
さらに、左右のハンドルポスト16L、16R間に、携帯形端末63を備えている。この携帯形端末63は、車速速度、方向指示表示、蓄電量、その他の状態表示を行う表示部64と、演算回路及びメモリーを内蔵する端末本体65とからなる。すなわち、電動車両10は、メータユニットを固定的に備えていなく、代わりに携帯形端末63でメータユニットを代替する。
さらには、他方の放電部55を用いてDC12Vの供給を受け、パソコンに供することができる。
車載バッテリ50は、車体に収納したままで給電を受けることができる他、車体から外した状態、すなわち、車載バッテリ50単体でも給電を受けることができる。
図6に示すように、コ字状のハンドルポスト16L、16R間に、L字状の携帯形端末ホルダ73が置かれる。ハンドルポスト16L、16Rの車幅方向外側に円環状のミラ支持材74L、74Rが置かれ、これらにロッド75を挿入する。
同様に、左のミラ支持材74Lに、F字形状を呈するミラーステイ77Lが、左右にスイングできるようにビス78で止められる。ミラーステイ77Lにバックミラー22Lが回転可能に取付けられる。
すると、図9に示すように、頭付きピン79を中心にして、ハンドルグリップ19Lを水平に回転させることができる。以上により、折り畳む必要があるときに、何時でもハンドルグリップ19Lを折り畳むことができる。
図6に示すように、左右のハンドルポスト16L、16Rは、下端が半円板上のステイ82、82にロッド83で連結される。ハンドルポスト16L、16Rは、ロッド83を回転中心として車両前後方向にスイング可能である。
ロック解除レバー86を引くことで、ロックピン84を、穴82aや穴82bから外すことができる。ロック解除レバー86を戻すと、ばね85の作用で、ロックピン84は、穴82a又は穴82bに嵌り、ハンドルポスト16Lがステイ82に固定される。
また、図11(b)に示すように、折り畳みポジションでは、ロックピン84が穴82bに嵌って、ハンドルポスト16Lがステイ82に固定される。
通常は、図12のように、ロックピン89を穴開き板88から離しておく。
なお、操舵ロック機構90は、車両にハンドルロック装置が備えられている場合は、省くことができる。
図14において、矢印(1)のように、バックミラー22L、22Rをミラーステイ77L、77Rに収納する。必要に応じて、ミラーステイ77L、77Rを車体中心へ寄せる(矢印(2))。矢印(3)のように、ハンドルグリップ19L、19Rが車体後方へ延びるように、折り畳む。
図16に示すように、携帯形端末ホルダ73は、ロッド75に嵌るホルダ基部95と、このホルダ基部95からロッド75に直交するように延びる支軸96と、この支軸96に回転自在に保持され携帯形端末ホルダ73を保持するホルダ本体部97とからなる。
支軸96には、先端部に環状溝98が設けられており、支軸96がホルダ基部95に差し込まれた後に、ホルダ基部95側から環状溝98へビス99をねじ込む。結果、支軸96は抜けることなく、回転可能にホルダ基部95に保持される。
携帯端子107を、想像線で示す矢印に倣って受け側端子108に嵌める。結果、平板部101に携帯形端末63が密着する。次に、押圧片105で携帯形端末63の上部を抑える。以降、ホルダ本体部97をスイングさせることや、回転させることを行っても、ホルダ本体部97から携帯形端末63が外れる心配はない。
図16の17−17線断面図である図17に示すように、ホルダ基部95にクリックボール機構110を付設する。クリックボール機構110は、ホルダ基部95に出没可能に設けられるクリックボール111と、このクリックボール111を突出する方向へ付勢する圧縮ばね112と、この圧縮ばね112及びクリックボール111を収納するケース113とからなる。このケース113は、クリックボール111が一定量以上突出しないように制限する役割をも発揮する。
圧縮ばね112の付勢力を超えるような力で、ホルダ本体部97を回すと、クリックボール111が後退しつつ、凹部114から外れる。結果、ホルダ本体部97を回すことができる。
前方の視認性を優先する場合は、図3に示すように、携帯形端末63をハンドルグリップ23L、23Rより低いポジションにセットすることが推奨される。加えて、図6に示すように、携帯形端末ホルダ73の上部形状と、左右のハンドルポスト16L、16Rの上部形状が同一であって、車両側面視でこれらが重なる。
結果、晴天下の走行であっても表示部64の視認性が良好に確保される。
バイザー部109及び張り出し部115、115は、携帯形端末63に向かう雨水を遮断する庇の役割をも果たす。
すなわち、図20(a)で、携帯形端末の表示部64が鉛直になるまで、携帯形端末ホルダ73をスイングさせる。次に、図20(b)で、携帯形端末ホルダ73を鉛直軸周りに90°程度回転させる。結果、表示部64を車両側方へ向けることができる。キャンプサイトなどで、携帯形端末の表示部64を鑑賞するときに、適した向きにすることができる。
図2では、ヒンジ35は、いわゆる後ヒンジである。これを横(サイド)ヒンジに変更する。
すなわち、図21に示すように、ヒンジ35をサイドに設ける。結果、シート17は車幅方向一方に開けられる。図21から明らかなように、タブレット形端末36は、図2より格段に見易くなる。キャンプサイトでの鑑賞に好適である。
すなわち、図22に示すように、ハンドルポスト16L、16R、携帯形端末ホルダ73、ハンドルグリップ19L、19R、バックミラー22L、22Rを、一括して車体11側から取り外す。走行に際しては、ハンドルグリップ19L、19Rなどを、一括して車体11側に取付けることで、復元することができる。
更には、図24に示すように、シート17の上面に対して、ステイ82を下げる。又は、ステイ82に対して、シート17の上面を上げる。このようなシート17にT字溝116が設けられているため、折り畳み時に、ハンドルポスト16L、16RがT字溝116に収納される。
ハンドルポスト16L、16Rの上面が、シート17の上面と面一であれば、外観性が大いに高まる。
ハンドルポスト16L、16Rの上面が、シート17の上面より上方に突出しても、ハンドルポスト16L、16Rが水平であれば、外観性がよくなる。
ハンドルポスト16L、16Rが、T字溝116に完全に収納され、ハンドルポスト16L、16Rの上面がシート17の上面より下位になっても、外観性がよくなる。
具体的には、車体11の側面を樹脂製カバーで覆う。そして、フロントウインカー15L、15Rに相当する領域を、半透明な樹脂とする。二色成形法により容易に射出成形することができる。
加えて、車体11の側面を1枚の樹脂製カバーで覆うことができるため、車両の外観性が良好になる。フロントウインカー15L、15Rに起因する継ぎ目が無くなるからである。
Claims (8)
- 左右のハンドルポスト(16L、16R)間にメータユニットが設けられており、車載バッテリ(50)で給電される電動機(20)を駆動源として走行する電動車両(10)において、
前記メータユニットは、携帯形端末(63)であって、この携帯形端末(63)の表示部に車速などの情報を表示させるようにし、
前記携帯形端末(63)は、携帯形端末ホルダ(73)で保持され、この携帯形端末ホルダ(73)は、車幅方向に延びるロッド(83)を介して前記左右のハンドルポスト(16L、16R)に傾動自在に取付けられていることを特徴とする電動車両。 - 前記携帯形端末ホルダ(73)は、前記ロッド(83)に嵌るホルダ基部(95)と、このホルダ基部(95)から前記ロッド(83)に直交するように延びる支軸(96)と、この支軸(96)に回転自在に保持され前記携帯形端末ホルダ(73)を保持するホルダ本体部(97)とからなることを特徴とする請求項1記載の電動車両。
- 前記携帯形端末ホルダ(73)は、前記携帯形端末(63)の上方を覆って日光を遮るバイザー部(109)を備え、前記左右のハンドルポスト(16L、16R)は、車両側面視で前記バイザー部(109)に重なる張り出し部(115)を備えていることを特徴とする請求項1記載の電動車両。
- 前記ハンドルポスト(16L、16R)は、折り畳み可能とされたことを特徴とする請求項1記載の電動車両。
- 前記携帯形端末ホルダ(73)に、携帯側端子(107)を接続することができる受け側端子(108)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動車両。
- 前記携帯側端子(107)及び前記受け側端子(108)には、情報を交換する情報系端子に加えて、車載バッテリ(50)から前記携帯側端子(107)へ給電する電気系端子が含まれていることを特徴とする請求項4記載の電動車両。
- 前記ハンドルポスト(16L、16R)の車両後方に運転者が座るシート(17)が配置され、このシート(17)に、折り畳まれた前記ハンドルポスト(16L、16R)を収納する溝(116)が設けられていることを特徴とする請求項4記載の電動車両。
- 折り畳まれた前記ハンドルポスト(16L、16R)は、前記シート(17)の上面に平行になるように水平に前記溝(116)に収納されることを特徴とする請求項7記載の電動車両。
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