JP2013091266A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノズル面32aからメディア31に向けてインクを吐出する記録ヘッド32と、記録ヘッド32のノズル面32aを清掃する清掃装置40とを備えるインクジェット記録装置30において、清掃装置40は、ノズル面32aに対向するように形成された開口部48と、開口部48に設けられた複数の吸引孔52と、複数の吸引孔52から記録ヘッド32のノズル面32aに付着したインクを吸引する吸引手段34とを有する。
【選択図】図2
Description
ところで、記録ヘッドのノズル面(メディアへの対向面)は、結露やミスト・しぶきの付着等の原因により汚れが付着することが多い。ノズル面の汚れがひどくなると、ノズルの一部分が詰まってしまい、その一部分が全く吐出できなくなるノズル抜けや、インクのボタ落ちの要因にもなる。また、ノズル面の汚れが固着してしまった場合には、記録ヘッドを交換しなくてはならない。
そこで、記録ヘッドのノズル面の汚れを、印刷中に定期的に除去することが必要であると考えられる。
この構成では、記録ヘッド12のノズル面12aからインクを吸引排出するための吸引ノズル14と、吸引ノズル14に接続されて吸引ノズル14からエアを吸引する吸引ポンプ15と、吸引ノズル14から吸引したインクを一旦貯留するエアチャンバー16とを備えている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、キャップで吸引する場合においては、キャップに設けられた1つの吸引孔によってノズル面全体を吸引しており、必ずしもノズル面全体のインクが確実には吸引されておらず、吸引によってノズル面の汚れを除去し、ノズル詰まり等の弊害を確実に防止できるような構成が望まれているという課題があった。
この構成を採用することによって、1つの大きな孔で吸引する場合と比較して、微少な吸引孔を複数設けることにより、各吸引孔における吸引時の流速を高めて吸引力を高めることができる。これにより、確実に記録ヘッドのノズル面の汚れを除去でき、ノズル詰まりによるインクの吐出不良等を防止することができる。
これによれば、円筒状部材を回転させつつ円筒状部材の周壁面の複数の吸引孔から、ノズル面のインクを吸引するために、吸引孔の位置が徐々に変化しつつノズル面のインクを吸引する。このため、ノズル面の様々な位置におけるインクを確実に吸引できる。
この構成によれば、別途、モータのような駆動源を設ける必要がない。
これによれば、吸引孔と記録ヘッドのノズル面とは直接接触しないために、ノズル面の損傷や摩耗等を防止することができる。そして、ノズル面全体から効果的にインクを除去することができる。
これによれば、メッシュ状の格子部材の毛細管力によって、記録ヘッドのノズル面に付着したインク又はノズル内のインクを吸引することができる。このため、吸引手段の吸引力を大きくしなくとも十分が吸引力を確保することができ、また吸引箇所の面積がノズル面の全面積よりも小さいような場合であってもノズル面全体から効果的にインクを除去することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1に、本実施形態のインクジェット記録装置の概略の正面図を示す。ここでいう正面とはメディアの搬送方向(記録ヘッドの搬送方向と直交する方向)の下流側から装置をみたところである。
インクジェット記録装置30は、プラテン36の上に配置されたメディア31に、インクジェットにより印刷を施す装置である。インクは、各色毎の複数の吐出ノズルを有し、走査方向に往復動する記録ヘッド32から吐出される。
なお、メディア31は、印刷対象となる物であって、本発明においては紙、フィルム、布等の様々な材質の被印刷対象を含む概念である。
開口部は、ノズル面32aに対向するように配置されているので、基台部41の上面に形成されている。
図2及び図3に、清掃装置の第1の実施形態の構成を示す。
開口部48が上面に形成された基台部41には、内部が中空の円筒状部材50が、円筒の軸線に沿って回転自在に設けられている。基台部41内には、円筒状部材50を回転可能に収納するために、円筒状部材50の外径よりもやや大きい径を有する断面円形の収納凹部54が形成されている。
また、円筒状部材50の周壁面には、複数の吸引孔52が形成されている。この複数の吸引孔52からノズル面32aのインクを吸引する。
なお、記録ヘッド32のノズル面32aには、ノズルが形成されている部位よりも若干突出している保護部80が設けられている(図6参照)。この保護部80の突出高さは0.2mm程度であり、この保護部80が、円筒状部材50に当接する。このため、円筒状部材50とノズル面32aとの間には、保護部80の突出高さ(0.2mm)だけ隙間が生じている。
円筒状部材50の内部は中空であるので、円筒状部材50の両端部に接続された吸引管49aは、円筒状部材50の内部の空気及びインクを吸引する。また、基台部41の側面に接続されている吸引管49bは、円筒状部材50が収納されている収納凹部54に接続されており、開口部48から円筒状部材50の周壁面と収納凹部54の内壁面との間の隙間から直接収納凹部54内に入った空気やインクを吸引できる。本実施形態では、吸引管49bは2本設けられている。
流通路56は、収納凹部54の底面から下方に向かう鉛直部57と、鉛直部57の下端から水平方向に基台部41の側面に向かう水平部58とからなる。このように、収納凹部54からまず下方に向かう鉛直部57が形成されていることにより、収納凹部54内に溜まったインクを排出しやすくなる。
ノズル面32aの清掃時には、記録ヘッド32を移動させることによって、記録ヘッド32の保護部80に当接している円筒状部材50は、軸線方向を中心にして収納凹部54内で記録ヘッド32の動きに従動回転する。このように、円筒状部材50が回転しながらノズル面32aのインクを吸引することによって、複数の吸引孔52の位置が徐々に変化しつつノズル面32aのインクを吸引することができ、ノズル面32aの様々な位置におけるインクを確実に吸引できる。
この場合には、特許請求の範囲でいう回転駆動手段は、記録ヘッド32を移動させる手段が該当する。
基台部41の上面41aに記録ヘッド32のノズル面32aが当接した場合に、記録ヘッド32の下降への押圧力によって、基台部41がばね66の付勢力に抗して下方に移動する。このように、ばね66を設けることにより、基台部41のノズル面32aへの接触圧力の調整ができる。
次に、図4〜図6に清掃装置の第2の実施形態について示す。
清掃装置40は、開口部48が上面に形成された基台部41を有している。
開口部48は、ブロック状の基台部41の上面に漏斗状(逆円錐状)に形成されており、その下端部から基台部41側面にかかえて開口部から吸引した空気及びインクを流通させる流通路68が形成されている。基台部41の側面にかけて開口した流通路68には、吸引手段34からの吸引管49を接続するための接続部69が取り付けられる。
図6に示すように、保護部80は、記録ヘッド32のノズル面32aの周囲に、フィルタ74に当接する位置において、ノズルが形成されている部位よりも若干突出している。この突出高さは0.2mm程度である。この保護部80が、フィルタ74に当接すると、フィルタ74とノズル面32aとの間には、保護部の突出高さ(0.2mm)だけ隙間が生じる。
この隙間によって、ノズル面32aがフィルタ74には直接接触せずに、フィルタ74の毛細管力によってノズル面32aのインクを吸引できる。
31 メディア
32 記録ヘッド
32a ノズル面
34 吸引手段
35 ガイドレール
36 プラテン
39 吸引管
40 清掃装置
41 基台部
42 エアポンプ
44 エアチャンバー
45 スピードコントローラ
46 圧力計
48 開口部
49 吸引管
50 円筒状部材
52 吸引孔
54 収納凹部
56 流通路
57 鉛直部
58 水平部
60 接続部
62 保持部材
64 長穴
68 流通路
69 接続部
70 キャップ
72 凹部
74 フィルタ
75 取り付け穴
77 鉛直流通路
78 固定板
79 ボルト
80 保護部
Claims (5)
- ノズル面からメディアに向けてインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドのノズル面を清掃する清掃装置とを備えるインクジェット記録装置において、
前記清掃装置は、
前記ノズル面に対向するように形成された開口部と、
該開口部に設けられた複数の吸引孔と、
該複数の吸引孔から前記記録ヘッドのノズル面に付着したインクを吸引する吸引手段とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記清掃装置は、
軸線を中心にして回転可能であり、前記複数の吸引孔が周壁面に形成されている円筒状部材と、
円筒状部材を回転させる回転駆動手段と、
円筒状部材を収納して回転可能に保持するとともに、円筒状部材の周壁面の一部が上面に露出するように前記開口部が形成されている基台部とを具備することを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 前記回転駆動手段は、
前記円筒状部材が前記記録ヘッドに当接した状態で、前記記録ヘッドを駆動させることによって前記円筒状部材を記録ヘッドの移動方向に従動回転させることを特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録ヘッドの前記ノズル面には、
各前記吸引孔が前記ノズル面に直接当接せず、ノズル面に付着しているインクを毛細管力によって吸引可能な位置となるように、各前記吸引孔が形成されている部位の周囲に当接する保護部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちのいずれか1項記載のインクジェット記録装置。 - 前記複数の吸引孔は、メッシュ状の格子部材により形成されてなることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011235201A JP2013091266A (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | インクジェット記録装置 |
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