JP2013078531A - 洗濯機 - Google Patents

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裕之 鈴木
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Abstract

【課題】脱水時間を短縮でき、低ランニングコストな洗濯機を提供する。
【解決手段】制御装置11は、水槽に給水する前に、ドラム内の洗濯物量を検出すると共に、ドラム内の洗濯物を脱水する前に、ドラム内の洗濯物量を検出する。水槽に給水する前に検出された洗濯物量と、ドラム内の洗濯物を脱水する前に検出された洗濯物量との差が、予め設定された設定値より小さいと判定されたとき、ドラムが回転を開始してから最高回転数に到達するまでの時間を、予め設定された設定時間よりも短くする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドラム式洗濯機や縦型洗濯機などの洗濯機に関する。
従来、洗濯機としては、特開2010−46298号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この洗濯機は、水槽と、この水槽内に回転可能に配置された回転槽とを備え、回転槽内の洗濯物に起因するアンバランス量を検出する。そして、上記アンバランス量が予め設定された設定値よりも小さければ、回転槽の回転加速度を上昇させて、洗濯物の脱水に要する時間(以下、「脱水時間」と言う。)の短縮を図っている。
特開2010−46298号公報公報
しかしながら、上記従来の洗濯機では、上記アンバランス量が予め設定された設定値以上だと、回転槽の回転加速度が上昇しないので、脱水時間の短縮を図れないという問題がある。
そこで、本発明の課題は、脱水時間を短縮でき、低ランニングコストな洗濯機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の洗濯機は、
外箱と、
上記外箱内に配置された水槽と、
上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
上記回転槽を回転駆動する駆動装置と、
上記駆動装置を制御する制御装置と
を備え、
上記制御装置は、
上記水槽に給水する前に、上記回転槽内の洗濯物量を検出する第1洗濯物量検出手段と、
上記回転槽内の洗濯物を脱水する前に、上記回転槽内の洗濯物量を検出する第2洗濯物量検出手段と、
上記第2洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量と、上記第1洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量との差が、予め設定された設定値より小さいか否かを判定する洗濯物量差判定手段と、
上記洗濯物量差判定手段によって、上記差が上記設定値より小さいと判定されたとき、上記回転槽が回転を開始してから最高回転数に到達するまでの時間を、予め設定された設定時間よりも短くする第1時間短縮手段と
を有する
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記第1洗濯物量検出手段が、水槽に給水する前に、回転槽内の洗濯物量を検出することにより、洗剤などを含む水(以下、「洗濯水」と言う。)で濡れていない状態の洗濯物の量が判る。また、上記第2洗濯物量検出手段が、回転槽内の洗濯物を脱水する前に、回転槽内の洗濯物量を検出することにより、洗濯水で濡れた状態の洗濯物の量が判る。したがって、上記第2洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量と、第1洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量との差は、洗濯物が含む洗濯水の量に対応する。したがって、上記差が予め設定された設定値より小さいと洗濯物量差判定手段で判定されたとき、第1時間短縮手段が、回転槽が回転を開始してから最高回転数に到達するまでの時間を、予め設定された設定時間よりも短くすることにより、回転槽内の洗濯物に起因するアンバランス量が大きくても、脱水時間を短縮することができる。
また、上記脱水時間を短縮できるので、電気消費量の削減効果で、ランニングコストを低減できる。
一実施形態の洗濯機では、
上記第1時間短縮手段は、上記回転槽を上記最高回転数よりも低い一定回転数で回転させる時間を、予め設定された設定時間よりも短くする。
上記実施形態では、上記第1時間短縮手段が、回転槽を最高回転数よりも低い一定回転数で回転させる時間を、予め設定された設定時間よりも短くするので、回転槽が一定回転数で必要以上に回り続けないようにすることができる。
一実施形態の洗濯機では、
上記制御装置は、
上記回転槽内の洗濯物の脱水をやり直すとき、上記回転槽を上記最高回転数よりも低い一定回転数で回転させる時間を、予め設定された設定時間よりも短くする第2時間短縮手段
を有する。
上記実施形態によれば、上記第2時間短縮手段が、回転槽内の洗濯物の脱水をやり直すとき、回転槽を上記最高回転数よりも低い一定回転数で回転させる時間を、予め設定された設定時間よりも短くすることにより、無駄な脱水時間を削ることができる。
本発明の洗濯機は、洗濯物量差判定手段が、第2洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量(回転槽内の洗濯物を脱水する前に検出された洗濯物量)と、第1洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量(洗い工程において水槽に給水する前に検出された洗濯物量)との差が、予め設定された設定値より小さいと判定したとき、第1時間短縮手段が、回転槽が回転を開始してから最高回転数に到達するまでの時間を、予め設定された設定時間よりも短くするので、回転槽内の洗濯物に起因するアンバランス量が大きくても、脱水時間を短縮することができる。
また、上記脱水時間を短縮できるので、電気消費量の削減効果で、ランニングコストを低減できる。
図1は本発明の一実施形態のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図である。 図2は上記ドラム式洗濯乾燥機の概略断面図である。 図3は上記ドラム式洗濯乾燥機の制御ブロック図である。 図4は上記ドラム式洗濯乾燥機の洗濯工程のフローチャートである。 図5は上記ドラム式洗濯乾燥機の洗い工程のフローチャートである。 図6は上記ドラム式洗濯乾燥機のすすぎ工程のフローチャートである。 図7は上記ドラム式洗濯乾燥機の脱水工程のフローチャートである。 図8は図7に続くフローチャートである。 図9は図8に続くフローチャートである。 図10は上記脱水工程におけるドラムの回転数の時間変化を示すグラフである。
以下、本発明の洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態のドラム式洗濯乾燥機を斜め上方から見た概略図である。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱開口部6を前面部に有する外箱1を備えている。外箱1の前面部には、外箱開口部6を閉鎖するためのドア7をヒンジで左右方向に回動可能に取り付けている。外箱開口部6をドア7で閉鎖しているときに、ドア開ボタン8を押すと、図示しない付勢部材の付勢力によって、ドア7が少し開くようになっている。また、外箱1の上部には、操作キーや表示部を有する操作部9を設けている。この操作部9の裏側(外箱1の内部側)には、ドラム式洗濯乾燥機の動作を制御する制御装置11(図2参照)を配置している。
図2は、上記ドラム式洗濯乾燥機を側方から見た概略断面図である。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽2と、この水槽2内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム3と、水槽2の後部に取り付けられ、ドラム3を回転駆動するブラシレスモータ4と、水槽2の後部を弾性支持する2本のダンパ12(図2では1本のみ図示)とを備えている。なお、ドラム3は回転槽の一例であり、ブラシレスモータ4は駆動装置の一例である。
上記外箱1の上面部の後部には給水口10を設けている。この給水口10は、図示しない給水ホースを介して水道の蛇口に接続される。また、給水口10を外箱1内で給水弁13の注入口に接続している。これにより、水道水が、給水ダクト15と、図示を省略した洗剤ケースとを経由して、水槽2の上部から水槽2内に流入したり、あるいは、冷却水ダクト14を流れて、水槽2の下部から水槽2内に流入したりすることが可能になっている。
上記水槽2の前面部には、斜め上方を向いて外箱開口部6に対向する水槽開口部16を設けている。この水槽開口部16の開口縁は、筒状の接続部材17を介して外箱開口部6の開口縁に接続されている。また、水槽開口部16の開口縁には、ゴムや軟質樹脂などの弾性体から成るパッキン18を固着している。これにより、ドア7を閉じると、ドア7がパッキン18に密着して、水槽2内の液体が水槽2外へ漏れ出るのを防げるようになっている。また、排水モータ23が排水弁22を開放すると、水槽2内の液体は、排水ダクト19、接続ケース20および排水ホース21を順次流れて外箱1外へ流れる。また、排水弁22を閉鎖した状態で循環ポンプ24を駆動すると、水槽2内の液体を水槽2外に出して、排水ダクト19および循環ダクト25を介して水槽2内に戻せるようになっている。また、接続ケース20は糸屑フィルタ70を収容している。
上記ドラム3は前側に対して後側が下がるように水平方向に対して傾斜するように配置されている。また、ドラム3の前面部には、外箱開口部6および水槽開口部16に対向するドラム開口部26を設けている。また、ドラム3の周壁には複数の小孔27(図2では6個のみ図示)を全周にわたって設けている。また、ドラム3の周壁の内面には、半径方向内側に向かって突出する複数のバッフル28(図2では1個のみ図示)を設けている。また、ドラム3のドラム開口部26には液体バランサ29を取り付けている。
また、上記ドラム式洗濯乾燥機は、洗濯物を乾燥させるために、金属性の冷却板30と、送風機33と、ヒータ34とを備えている。乾燥運転時、冷却板30の周辺の空気が、水槽2の後面部(底部)の下部の導出口31から水槽2外に出た後、導出ダクト32、送風機33、ヒータ34および導入ダクト35を順次流れて、ドラム3の後面部の環状の導入孔36からドラム3内に吹き出る。なお、37はエアフィルタである。
また、上記導入ダクト35には、銀イオン水を噴出するノズル38を取り付けている。このノズル38には、冷却水ダクト14の上端部から分岐した分岐ダクト39の下端部を接続している。また、分岐ダクト39内の水道水は銀イオン溶出装置40を経由して銀イオン水となる。また、分岐ダクト39の下端部には逆止弁41を設けて、銀イオン水が逆流しないようにしている。
上記ダンパ12は、オイルが封入されたシリンダ部42と、上端部がシリンダ部42内に入ったピストンロッド43とを有している。このピストンロッド43の下端部は、弾性材(例えばNBR(ニトリルゴム))からなるダンパブッシュ44を介してダンパ支持金具45に取り付けられている。
図3は上記ドラム式洗濯機の制御ブロック図である。
上記制御装置11は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、ブラシレスモータ4,操作部9,給水弁13,排水モータ23,循環ポンプ24,送風機33,ヒータ34,銀イオン溶出装置40,第1温度センサ46A,第2温度センサ46Bおよびブザー47が接続されている。この操作部9からの信号や、第1温度センサ46Aおよび第2温度センサ46Bからの検出信号などに基づいて、制御装置11は、ブラシレスモータ4,給水弁13,排水モータ23,循環ポンプ24,送風機33,ヒータ34,銀イオン溶出装置40,ブザー47などを制御して、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程を実施する。図2では図示していないが、第1温度センサ46Aは、導出ダクト32の上流側の端部に取り付けられていて、その端部内の空気の温度を示す検出信号を制御装置11へ送出する。一方、第2温度センサ46Bは、導入ダクト35の下流側の端部に取り付けられていて、その端部内の空気の温度を示す検出信号を制御装置11へ送出する。
また、上記制御装置11は、読み出し書き換え可能な不揮発性のメモリ48と、タイマー49とを有している。このメモリ48には、ブラシレスモータ4,給水弁13,排水モータ23,循環ポンプ24,送風機33,ヒータ34,銀イオン溶出装置40などを制御するための制御プログラムを予め記憶させている。
また、上記ブラシレスモータ4はホールセンサ50を搭載し、ブラシレスモータ4のロータ(図示せず)の回転位置を示す信号がホールセンサ50から制御装置11へ送出される。
図4は上記洗濯工程全体のフローチャートである。
上記洗濯工程が開始されると、まず、ステップS101で、予約運転が選択されているか否かを判定する。ステップS101で、予約運転が選択されていないと判定すると、ステップS102に進む。一方、ステップS101で、予約運転が選択されていると判定すると、ステップS106に進む。なお、上記予約運転は、洗濯工程がスタートする前にユーザによって設定されるものである。
上記ステップS106では、上記予約運転の運転開始時刻になったか否かを判定する。ステップS106で、予約運転の運転開始時刻になったと判定すると、ステップS102に進む。一方、ステップS106で、予約運転の運転開始時刻になっていないと判定すると、再びステップS106を行う。すなわち、ステップS106では、予約運転の運転開始時刻になったと判定するまで、その運転開始時刻の判定を繰り返す。
次に、ステップS102で、洗い工程が選択されているか否かを判定する。ステップS102で、洗い工程が選択されていないと判定すると、直ちにステップS103に進む。一方、ステップS102で、洗い工程が選択されていると判定すると、ステップS200に進む。
上記ステップS200に進む場合は、ステップS200で、別途図5のフローチャートで説明する洗い工程を行った後、ステップS103を進む。
次に、ステップS103で、すすぎ工程が選択されているか否かを判定する。ステップS103で、すすぎ工程が選択されていないと判定すると、直ちにステップS104に進む。一方、ステップS103で、すすぎ工程が選択されていると判定すると、ステップS300に進む。
上記ステップS300に進む場合は、ステップS300で、別途図6のフローチャートで説明するすすぎ工程を順次行った後、ステップS104に進む。
なお、上記すすぎ工程は、1回または複数回行われるが、図4では、上記すすぎ工程が1回のみ実施されることとして図示している。このすすぎ工程の回数は、ユーザが任意に設定できる。
次に、ステップS104で、脱水工程が選択されているか否かを判定する。ステップS104で、脱水工程が選択されていないと判定すると、直ちにステップS105に進む。一方、ステップS104で、脱水工程が選択されていると判定すると、ステップS400に進む。
上記ステップS400に進む場合は、ステップS400で、別途図7のフローチャートで説明する脱水工程を行った後、ステップS105に進む。
最後に、ステップS105で、制御装置11、特にその中に含まれるマイクロコンピュータによる終了処理が手順に従って自動的に進められる。このとき、制御装置11は、洗濯工程が完了したことをユーザに報知するため、ブザー47に終了音を出力させる。そうすると、洗濯工程が終了して、ドラム式洗濯乾燥機は次の洗濯工程に備えて待機状態に戻る。
なお、図4のフローチャートでは、乾燥工程の判定は行っていなかったが、ステップS104の後に行ってもよい。より詳しくは、ステップS400の脱水工程が終わった後、乾燥工程に進むようにしてもよい。この乾燥工程では、例えば、ドラム3内に温風を供給することで、洗濯物が乾燥される。ドラム3から排出される高温多湿の空気は、冷却水ダクト14から水槽2の下部内に入った水道水によって冷却される。これにより、上記空気中の水分から凝縮水が生じて、排水ダクト19などを介して、外箱1外へ流れる。
[洗い工程]
上記洗い工程が開始されると、まず、図5に示すように、ステップS201で、容量センシングを行う。容量センシングはドラム3の回転負荷により洗濯物量を検出するものである。
次に、ステップ202で、給水弁13が開き、水道水が給水ダクト15を流れる。これにより、水道水は洗剤ケース内の洗剤などを含んで洗い水となった後、水槽2内に流入する。このような水槽2への給水を、ドラム3内の水位が設定水位になるまで行う。
次に、ステップS203で、なじませタンブリングを行う。このなじませタンブリングでは、ドラム3が低速で回転し、洗濯物を洗い水から出しては再び洗い水の中に落下させて、洗濯物に洗い水を十分に吸収させる。
次に、ステップS204で、ユーザの設定に従い、ドラム3を洗いタンブリングの制御パターンで回転させ、洗濯物を高く持ち上げては落下させる。この落下時の衝撃により、洗濯物の繊維の間に洗い水の噴流が発生し、洗濯物が洗われる。このような洗いタンブリングが設定時間行われる。
最後に、ステップS205で、ドラム3をゆるやかに回転させて、洗濯物をほぐしながら、洗い水を排水させて、洗い工程が終了する。
[すすぎ工程]
上記すすぎ工程が開始されると、まず、図6に示すように、ステップS301で、中間脱水を行う。このステップS301の中間脱水は、ステップS400の脱水工程と同じであり、この脱水工程については後で詳述するので、説明を省略する。
次に、ステップ302で、給水弁13を開放して、ドラム3内の水位が設定水位になるまで、洗濯物をすすぐための水(以下、「すすぎ水」と言う。)を水槽2内に給水する。
次に、ステップS303で、なじませタンブリングを行う。このステップS303のなじませタンブリングは、上述した洗い工程におけるステップS203のなじませタンブリングと同様であるので、説明を省略する。
次に、ステップS304で、ユーザの設定に従い、ドラム3をすすぎタンブリングの制御パターンで回転させる。ドラム3は、回転により洗濯物をすすぎ水にくぐらせ、また上の方に持ち上げては落下させる。これにより、洗濯物のすすぎが行われる。このようなすすぎタンブリングが設定時間行われる。
最後に、ステップS305で、ドラム3をゆるやかに回転させて、洗濯物をほぐしながら、すすぎ水を排水させて、すすぎ工程が終了する。
[脱水工程]
上記脱水工程が開始されると、まず、図7に示すように、ステップS401で、脱水運転起動し、予め設定された回転数でドラム3を回転させる。
次に、ステップS402で、ドラム3の回転負荷に基づいて洗濯物量を検出する簡易布量センシングを行う。この簡易布量センシングでは、ドラム3を駆動するブラシレスモータ4を起動する時のトルクを少しづつ上昇させ、ブラシレスモータ4が起動した時のトルクと布量との相関により洗濯物重量をセンシングしている。
次に、ステップS403で、洗濯物の含水量を検出する。より詳しくは、洗い工程のステップS201の容量センシングで検出された洗濯物量を、脱水工程のステップS402の簡易布量センシングで検出された洗濯物量から引いた値を求め、この値を洗濯物の含水量としてメモリ48に記憶させる。例えば、洗い工程のステップS201の容量センシングで検出された洗濯物量が3kgで、脱水工程のステップS402の簡易布量センシングで検出された洗濯物量が4kgであれば、洗濯物の含水量として1kgをメモリ48に記憶させる。
次に、ステップS404で、ドラム3の回転数を上げて、ドラム3の内面に洗濯物を貼り付ける布貼り付かせ制御を行う。
次に、ステップS405で、アンバランス検出を行うと共に、ドラム3の回転数を100rpmまで上昇させる。このアンバランス検出では、ドラム3のアンバランス量が検出される。
次に、ステップS406で、アンバランスはOKか否かを判定する。すなわち、ステップS406で、ドラム3のアンバランス量が予め設定された設定量以上であるか否かを判定する。このステップS406で、ドラム3のアンバランス量が上記設定量以上あると判定されると、ステップS412で、ドラム3のバランス修正を行った後、ステップS403に戻る。一方、ステップS406で、ドラム3のアンバランス量が上記設定量未満であると判定すると、図8に示す次のステップS408に進む。なお、ステップS407のバランス修正は、洗い工程におけるステップS205のバランス、または、すすぎ工程におけるステップS305のバランスと同様に行うものであってもよい。
次に、図8に示すように、ステップS408で、脱水立ち上げを行い、ドラム3の回転数を予め設定された第1回転加速度で上げて行く。
次に、ステップS409で、ドラム3の回転数が、予め設定された低速回転数(例えば350rpm)に達したか否かを判定する。このステップS409は、ドラム3の回転数が上記低速回転数に達したと判定するまで繰り返される。
次に、ステップS410で、洗濯物の含水量を示す値としてメモリ48に記憶された値が、予め設定された設定値より小さいか否かを判定する。
上記ステップ410で、洗濯物の含水量を示す値としてメモリ48に記憶された値が上記設定値より小さくないと判定された場合、ステップS411で、ドラム3の回転数が上記低速回転数になっている状態を、予め設定された設定時間T1保持した後、ドラム3の回転数を、予め設定された第2回転加速度で上げて行く。そして、ステップS412で、ドラム3の回転数が、予め設定された中速回転数(例えば500rpm)に達したか否かを判定する。このステップS412は、ドラム3の回転数が上記中速回転数に達したと判定するまで繰り返される。そして、ステップS413で、ドラム3の回転数が上記中速回転数になっている状態を、予め設定された設定時間T2保持した後、ドラム3の回転数を、予め設定された第3回転加速度で上げて行く。
上記ステップ410で、洗濯物の含水量を示す値としてメモリ48に記憶された値が上記設定値より小さいと判定された場合、ステップS421で、ドラム3の回転数が上記低速回転数になっている状態を、予め設定された設定時間T1’(<T1)保持した後、ドラム3の回転数を上記第2回転加速度で上げて行く。そして、ステップS422で、ドラム3の回転数が、上記中速回転数に達したか否かを判定する。このステップS422は、ドラム3の回転数が上記中速回転数に達したと判定するまで繰り返される。そして、ステップS423で、ドラム3の回転数が上記中速回転数になっている状態を、予め設定された設定時間T2’(<T2)保持した後、ドラム3の回転数を上記第3回転加速度で上げて行く。
次に、図9に示すように、ステップS414で、ドラム3の回転数が、予め設定された高速回転数(例えば900rpm)に達したか否かを判定する。なお、上記高速回転数は最高回転数の一例である。
次に、ステップS415で、ドラム3の回転数が上記高速回転数になっている状態を、予め設定された時間T3保持する。
最後に、ステップS416で、上記ドラム3の回転数を下げる脱水立ち下げを行う。これにより、ドラム3の回転が止まって、脱水工程が終了する。
本実施形態においては、ステップS201が第1洗濯物量検出手段の一例で、ステップS402が第2洗濯物量検出手段の一例で、ステップS403が洗濯物量差判定手段の一例であり、ステップS421,S423が第1時間短縮手段の一例である。
このような脱水工程によって、ステップ410で、メモリ48の記憶値が上記設定値より小さくないと判定された場合(以下、「洗濯物の含水量が大である場合」と言う。)は、ドラム3の回転数が図10の実線に沿うように上がって行く一方、ステップ410で、メモリ48の記憶値が上記設定値より小さいと判定された場合(以下、「洗濯物の含水量が小である場合」と言う。)は、ドラム3の回転数が図10の点線に沿うように上がって行く。その結果、上記洗濯物の含水量が大である場合に比べて、洗濯物の含水量が小である場合の方が、T1+T2−T1’−T2’だけ早く脱水工程を終了できる。
また、上記洗濯物の含水量が小である場合には、脱水工程の時間が短くなるので、電気消費量が少なくなり、ランニングコストを低減できる。
また、上記洗濯物の含水量が小である場合のドラム3の第2,第3回転加速度は、上記洗濯物の含水量が大である場合のドラム3の第2,第3回転加速度と同じにしている。すなわち、上記洗濯物の含水量が小である場合は、洗濯物の含水量が大である場合よりも、ドラム3が急加速しているわけではない。したがって、ステップS406の上記設定量が大きかったり、ステップS406の判定後に何らかの原因でアンバランス量が増えたとしても、水槽3などの振動の増大を抑制できる。
また、上記第1回転加速度も、上記洗濯物の含水量が小である場合のドラム3の第2,第3回転加速度と、上記洗濯物の含水量が大である場合のドラム3の第2,第3回転加速度と同じにしている。したがって、上記脱水工程に関する制御が複雑になるのを防ぐことができる。
上記実施形態において、ステップS407が1回または複数回行われて、ステップS411,S421を行う場合の低速回転数の保持時間は、ステップS407が1回も行われずに、ステップS411,S421を行う場合の低速回転数の保持時間よりも短くなるようにしてもよい。このようにした場合、ステップS411,S421が第1,第2時間短縮手段の一例となる。
上記実施形態において、ステップS407が1回または複数回行われて、ステップS413,S423を行う場合の中速回転数の保持時間は、ステップS407が1回も行われずに、ステップS413,S423を行う場合の中速回転数の保持時間よりも短くなるようにしてもよい。この場合、ステップS413,S423が第1,第2時間短縮手段の一例となる。
上記実施形態では、第1〜第3回転加速度を互いに同じにしているが、第1〜第3回転加速度を互いに異なるようにしてもよい。また、第1〜第3回転加速度のそれぞれは、4rpm/s〜30rpm/sの範囲内とするのが好ましい。
上記実施形態において、上記洗濯物の含水量が小である場合のドラム3の第1〜第3回転加速度を、上記洗濯物の含水量が大である場合のドラム3の第1〜第3回転加速度より大きくしてもよい。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、本発明は、乾燥機能を有さないドラム式洗濯機、ドラム式洗濯乾燥機、乾燥機能を有さない縦型洗濯機、縦型洗濯乾燥機などにも適用できる。
1…外箱
2…水槽
3…ドラム
4…ブラシレスモータ
11…制御装置

Claims (3)

  1. 外箱と、
    上記外箱内に配置された水槽と、
    上記水槽内に回転可能に配置され、洗濯物を収容する回転槽と、
    上記回転槽を回転駆動する駆動装置と、
    上記駆動装置を制御する制御装置と
    を備え、
    上記制御装置は、
    上記水槽に給水する前に、上記回転槽内の洗濯物量を検出する第1洗濯物量検出手段と、
    上記回転槽内の洗濯物を脱水する前に、上記回転槽内の洗濯物量を検出する第2洗濯物量検出手段と、
    上記第2洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量と、上記第1洗濯物量検出手段で検出された洗濯物量との差が、予め設定された設定値より小さいか否かを判定する洗濯物量差判定手段と、
    上記洗濯物量差判定手段によって、上記差が上記設定値より小さいと判定されたとき、上記回転槽が回転を開始してから最高回転数に到達するまでの時間を、予め設定された設定時間よりも短くする第1時間短縮手段と
    を有することを特徴とする洗濯機。
  2. 請求項1に記載の洗濯機において、
    上記第1時間短縮手段は、上記回転槽を上記最高回転数よりも低い一定回転数で回転させる時間を、予め設定された設定時間よりも短くする
    ことを特徴とする洗濯機。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯機において、
    上記制御装置は、
    上記回転槽内の洗濯物の脱水をやり直すとき、上記回転槽を上記最高回転数よりも低い一定回転数で回転させる時間を、予め設定された設定時間よりも短くする第2時間短縮手段
    を有する
    ことを特徴とする洗濯機。
JP2011221159A 2011-10-05 2011-10-05 洗濯機 Pending JP2013078531A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107354661A (zh) * 2017-08-08 2017-11-17 无锡小天鹅股份有限公司 衣物处理装置及用于该衣物处理装置的控制方法及设备
CN110565321A (zh) * 2019-08-15 2019-12-13 安徽康佳同创电器有限公司 一种半载模式和全载模式的选择方法、洗衣机及存储介质
CN111304875A (zh) * 2020-04-14 2020-06-19 珠海格力电器股份有限公司 洗衣机的脱水控制方法及装置、洗衣机

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