JP2013076265A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気管カバーを排気管の真上から被せて組み立てることができるとともに、排気管の先端部と排気管カバーの側壁との隙間を無くして排気ガスが排気管カバー内に漏れ出すことを防止する。
【解決手段】排気管カバー60の側壁60aは、下方に向かって斜め外向きに傾斜し、その傾斜面には、排気孔60bが形成される。排気管22の先端部は、排気管カバー60の側壁60aに向かって延びて排気孔60bに挿通され、排気管カバー60の外側に突出される。排気孔60bは、平面視で排気管22の突出部分が排気孔60b内に位置するような大きさで形成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、建設機械に関するものである。
従来より、下部走行体と、下部走行体上に搭載された上部旋回体と、上部旋回体に搭載されたエンジンとを備えた建設機械が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。エンジンの周囲は、機械室カバーによって覆われている。エンジンの排気管は、機械室カバーの上面に形成された貫通孔から突出して延びている。そして、排気管の先端部を車両側方や車両後方に屈曲させることで、機械室カバーの外部に排気ガスを排気するようにしている。
ここで、貫通孔を露出させたままの状態では、雨水が機械室カバー内に侵入してしまうため、貫通孔を塞いでおくことが好ましい。例えば、排気管の周囲を覆うとともに貫通孔を塞ぐ排気管カバーを設け、排気管の先端部のみを排気管カバーから突出させて排気ガスを排気させることが考えられる。
特開2002−317631号公報 特開2006−266040号公報
しかしながら、排気管の先端部を車両側方や車両後方に屈曲させた構成では、排気管カバーを機械室カバーに組み付ける際に、排気管と排気管カバーとが干渉してしまうという問題がある。
具体的に、排気管カバーを機械室カバーに組み付ける際には、排気管カバーをクレーンによって吊り下げた状態で排気管の真上まで移動させ、排気管カバーを徐々に下降させることで排気管に被せるようにしている。ところが、排気管の先端部が屈曲していると、排気管の先端部と排気管カバーの側壁とが平面視で重なり合うことから、排気管カバーを真上から被せることができない。
ここで、排気管カバーの側壁と排気管の先端との間に、平面視で若干の隙間を設けた構成とすれば、排気管カバーを排気管の真上から被せる際に、排気管と排気管カバーとが干渉することはない。しかしながら、この場合には、排気管から排気された排気ガスの一部がこの隙間から排気管カバー内に漏れ出してしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気管カバーを排気管の真上から被せて組み立てることができるとともに、排気管の先端部と排気管カバーの側壁との隙間を無くして排気ガスが排気管カバー内に漏れ出すことを防止することにある。
本発明は、下部走行体と、該下部走行体上に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に搭載されたエンジンとを備えた建設機械を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記エンジンの周囲を覆うとともに、その上面に該エンジンの排気管を挿通させる挿通孔が形成された機械室カバーと、
前記排気管の周囲を覆うように上方に膨出し且つ前記挿通孔を塞ぐ排気管カバーとを備え、
前記排気管カバーの側壁には、排気孔が形成され、
前記排気孔が形成された側壁は、下方に向かって斜め外向きに傾斜しており、
前記排気管の先端部は、前記排気管カバーの側壁に向かって延びて前記排気孔に挿通されることで、該排気管カバーの外側に突出しており、
前記排気孔は、平面視で前記排気管の突出部分が該排気孔内に位置するような大きさで形成されていることを特徴とするものである。
第1の発明では、エンジンの周囲は、機械室カバーで覆われている。機械室カバーの上面には挿通孔が形成され、エンジンの排気管が挿通される。排気管の周囲は、上方に膨出した排気管カバーで覆われている。挿通孔は、排気管カバーで塞がれている。排気管カバーの側壁には、排気孔が形成される。排気孔が形成された側壁は、下方に向かって斜め外向きに傾斜している。排気管の先端部は、排気管カバーの側壁に向かって延びて排気孔に挿通され、排気管カバーの外側に突出される。排気孔は、平面視で排気管の突出部分が排気孔内に位置するような大きさで形成される。
このような構成とすれば、排気管カバーを排気管の真上から被せて組み立てることができるとともに、排気管の先端部と排気管カバーの側壁との隙間を無くして排気ガスが排気管カバー内に漏れ出すことを防止することができる。
具体的に、排気管の先端部が屈曲していると、排気管の先端部と排気管カバーの側壁とが平面視で重なり合うことから、排気管カバーを真上から被せることができない。ここで、排気管カバーの側壁と排気管の先端との間に平面視で若干の隙間を設けるようにすれば、排気管と排気管カバーとが干渉することはない。しかしながら、この場合には、排気管から排気された排気ガスの一部がこの隙間から排気管カバー内に漏れ出してしまう。
これに対し、本発明では、排気管カバーの側壁を、下方に向かって斜め外向きに傾斜した傾斜面で構成し、その傾斜面に排気孔を形成するようにしている。そして、排気孔は、平面視で排気管の突出部分が排気孔内に位置するような大きさで形成している。これにより、排気管カバーをクレーンによって吊り下げて排気管の真上から被せる際に、排気管の先端部と排気管カバーとが干渉することなく、排気管の先端部を排気孔に挿通させることができる。さらに、排気管の先端部が排気管カバーの側壁から外側に突出した状態となるので、排気管から排気された排気ガスの一部が排気管カバー内に漏れ出すのを抑えることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記排気管カバーには、前記排気孔の周縁部から外方に向かって延びる筒状の排気ダクトが取り付けられていることを特徴とするものである。
第2の発明では、排気管カバーには、筒状の排気ダクトが取り付けられる。排気ダクトは、排気孔の周縁部から外方に向かって延びている。
このような構成とすれば、排気ダクトを排気管カバーと別体に構成することで、排気音を低減するために、例えば、排気ダクトの長さを長くしたり、排気ダクトの取付角度を変更することができる。
第3の発明は、第2の発明において、
前記排気ダクトの先端側の面は、垂直面又は該排気ダクトの基端側に向かって斜め下方に傾斜した面に形成されていることを特徴とするものである。
第3の発明では、排気ダクトの先端側の面が、垂直面又は排気ダクトの基端側に向かって斜め下方に傾斜した面に形成される。
このような構成とすれば、排気ダクトの先端面の形状を工夫することで、雨水が排気ダクトの先端から排気管カバー内に侵入し難くすることができる。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、
前記排気ダクトの内周面には、吸音材が設けられていることを特徴とするものである。
第4の発明では、排気ダクトの内周面に吸音材が設けられる。吸音材としては、例えば、グラスウールが用いられる。
このような構成とすれば、排気管から排気された排気ガスは、排気ダクト内を通過する際に、その排気音が吸音材によって吸音されることとなり、排気音を低減することができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のうち何れか1つにおいて、
前記機械室カバーの上面に取り付けられ、該機械室カバーを部分的に嵩上げする枠状の嵩上げ部材を備え、
前記機械室カバーには、前記嵩上げ部材の内周縁に沿って開口する開口孔が形成される一方、前記挿通孔は、該嵩上げ部材の上面に形成され、
前記排気管は、前記嵩上げ部材よりも上方に突出して延び、
前記排気管カバーは、前記排気管の周囲を覆うように前記嵩上げ部材の上面に取り付けられていることを特徴とするものである。
第5の発明では、機械室カバーの上面に嵩上げ部材が取り付けられ、部分的に嵩上げされる。機械室カバーには、嵩上げ部材の内周縁に沿って開口する開口孔が形成される。嵩上げ部材の上面には、挿通孔が形成される。嵩上げ部材よりも上方には、排気管が突出して延びている。排気管カバーは、嵩上げ部材の上面に取り付けられる。排気管の周囲は、排気管カバーで覆われる。
このような構成とすれば、機械室内に収容するエンジンや冷却器等が大きくて、その上端が機械室カバーの外側に突き出してしまうような場合に、嵩上げ部材によって機械室カバーを部分的に嵩上げすることで、大型のエンジンや冷却器等を収容することができる。
また、嵩上げ部材の上面に排気管カバーを予め取り付けておけば、排気管カバーと嵩上げ部材とをクレーンで一度に吊り下げることができ、クレーン作業の工数を削減することができる。
第6の発明は、第1乃至第5の発明のうち何れか1つにおいて、
前記排気管カバーの側壁は、その上縁又は下縁に沿って延びる開閉軸によって開閉自在に支持されていることを特徴とするものである。
第6の発明では、排気管カバーの側壁の上縁又は下縁には、開閉軸が設けられる。排気管カバーの側壁は、開閉軸によって開閉自在に支持される。
このような構成とすれば、排気管カバーを開閉するだけで、排気管カバーに覆われている機器(例えば、排気浄化装置等)をメンテナンスすることができる。そのため、機器をメンテナンスする際に、排気管カバー全体を取り外す必要が無く、作業性が向上する。
本発明によれば、排気管カバーをクレーンによって吊り下げて排気管の真上から被せる際に、排気管の先端部と排気管カバーとが干渉することなく、排気管の先端部を排気孔に挿通させることができる。さらに、排気管の先端部が排気管カバーの側壁から外側に突出した状態となるので、排気管から排気された排気ガスの一部が排気管カバー内に漏れ出すのを抑えることができる。
本発明の実施形態1に係る建設機械の全体構成を示す側面図である。 建設機械の全体構成を示す平面図である。 ボンネットを開いた状態を示す斜視図である。 排気管カバーの構成を示す側面断面図である。 本実施形態2に係る排気管カバーの構成を示す側面断面図である。 排気管カバーの他の構成を示す側面断面図である。 排気管カバーの他の構成を示す側面断面図である。 排気管カバーの他の構成を示す側面断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1に係る建設機械の全体構成を示す側面図、図2は平面図である。図1及び図2に示すように、この建設機械10は、クローラ式の下部走行体1の上に、旋回可能な上部旋回体2が搭載された油圧ショベルである。
上部旋回体2は、車体フレームとしての旋回フレーム3と、旋回フレーム3の前端側に設けられて土砂等の掘削作業を行うアタッチメント4と、キャブ5と、機械室6と、旋回フレーム3の後端側に設けられてアタッチメント4との重量バランスを取るためのカウンターウエイト7とを備えている。
なお、本実施形態では、図1において、図面左側のアタッチメント4が配置された側を車両前側、紙面手前側のキャブ5が配置された側を車両左側とし、以下の説明では前後左右等の方向は特に言及しない限り、これに従うものとする。また、図2では、下部走行体1及びアタッチメント4の記載を省略している。
アタッチメント4は、基端側が旋回フレーム3に設けられた一対の縦板3a(図2参照)に回動可能に取り付けられたブーム11と、ブーム11の先端側に回動可能に取り付けられたアーム12と、アーム12の先端側に回動可能に取り付けられたバケット13とを備えている。
キャブ5は、その内部に運転シートや各種制御機器、操作機器等が装備された矩形箱型の運転室であり、アタッチメント4の左側に隣接して位置するように上部旋回体2の前部左側に配設されている。
機械室6は、その周囲が機械室カバー6aによって覆われている。機械室6内の後側には、冷却器19、エンジン20、及び排気浄化装置21が左側から順に配設されている。排気浄化装置21は、エンジン20の排気管22の管路途中に接続され、排気ガスを浄化するものである。
機械室6内におけるアタッチメント4の右側には、作動油を貯留する作動油タンク31が配設されている。作動油タンク31の前側には、燃料を貯留する燃料タンク32が配設されている。燃料タンク32の前側には、備品等の収納が可能なトランクルーム33が配設されている。トランクルーム33の前方下部に位置する旋回フレーム3の部分には、踏み台34が前方に突出するように設けられている。そして、作業者の昇降を補助するために、ハンドレール35が前後方向に延びるように設けられている。
ここで、建設機械10が大型の機種であれば、それだけ大きな出力が必要となるため、搭載される冷却器19やエンジン20等(これらをエンジン関連機器ともいう)も大型化することとなる。その結果、建設機械10では、エンジン関連機器の一部が機械室カバー6aの上面からはみ出る。そこで、本実施形態では、嵩上げ部材51を設けることによって機械室6を部分的に嵩上げし、はみ出した部分を覆うようにしている。
図3は、ボンネットを開いた状態を示す斜視図である。図3に示すように、機械室カバー6a上面の後部には、幅方向に延びる矩形状の開口孔6bが形成されている。
嵩上げ部材51は、鋼板をプレス加工等して形成された複数の要素部材を組み合わせることで、左右方向に長い枠状に構成されている。嵩上げ部材51の下面は、開口孔6bの周縁に沿って開放されている。嵩上げ部材51は、開口孔6bを覆うように機械室カバー6aに組み付けられ、機械室カバー6aの一部を構成している。
嵩上げ部材51の上面には、エンジン20を視認可能な矩形状のメンテナンス孔51aと、エンジン20の排気管22(図2参照)を挿通させる挿通孔51bとが、幅方向に間隔をあけて形成されている。また、メンテナンス孔51aと挿通孔51bとの間には、足場部材40が配設されている。足場部材40は、締結ボルト41(図2参照)によって機械室カバー6a上面に取り付けられている。足場部材40よりも車両後側には、エンジンオイルの油面ゲージを視認可能な点検孔51c(図2参照)が形成されている。点検孔51cは、点検扉45によって開閉自在に塞がれている。
また、嵩上げ部材51の四隅には、クレーンに係合させる吊り輪(図示省略)が設けられている。嵩上げ部材51をクレーンで吊り上げる際に吊り輪を利用すれば、嵩上げ部材51が水平となるようにバランス良く吊り上げたり、機械室カバー6aの上面に向かって垂直に下降させることができる。
足場部材40の踏み面には、複数の踏面孔40aが形成されている。これらの踏面孔40aは、踏み面の裏面側から打ち抜かれることによって形成され、踏面孔40aの周縁は表面側に突出しており、作業者が足場部材40の踏み面に乗り降りする際の滑り止めとして機能する。
メンテナンス孔51aは、ボンネット52によって開閉自在に塞がれている。ボンネット52は、周囲がメンテナンス孔51aよりも一回り大きく形成されたドーム状の部材である。ボンネット52は、嵩上げ部材51の長手方向におけるメンテナンス孔51a側の端部に、ヒンジ52aを介して開閉自在に支持されている。また、ボンネット52には、その開閉動作をロックするためのボンネットロック52bが設けられている。
ボンネット52は、ステー53によって開かれた状態で支持される。ボンネット52を開けることで、開口孔6bの一部が開放される。これにより、作業者は、メンテナンス孔51a及び開口孔6bを通じて、エンジン関連機器の定期点検等の作業を行うことができる。メンテナンス孔51aの下側には、定期的に行われる点検部位が集約して配置されており、点検作業が効率的に行えるようになっている。
挿通孔51bは、排気管カバー60によって塞がれている。図4にも示すように、排気管カバー60は、排気管22の周囲を覆うように上方に膨出している。排気管カバー60の車両右側の側壁60aは、下方に向かって斜め外方に傾斜している。側壁60aには、排気孔60bが形成されている。
排気管22の先端部は、側壁60aに向かって斜め上方に延びて排気孔60bに挿通され、排気管カバー60の外側に突出している。これにより、排気管22から排気された排気ガスの一部が排気管カバー60内に漏れ出すのを抑えることができる。排気管22の先端面は、排気管カバー60の側壁60aの傾斜と略平行になっている。
また、排気孔60bは、平面視で排気管22の突出部分が排気孔60b内に位置するような大きさで形成されている。これにより、排気管カバー60をクレーンによって吊り下げて排気管22の真上から被せる際に、排気管22の先端部と排気管カバー60とが干渉することなく、排気管22の先端部を排気孔60bに挿通させることができる。
排気孔60bの周縁部には、外方に延びる筒状の排気ダクト61が取り付けられている。排気ダクト61は、排気管カバー60に対して締結ボルト(図示省略)で締結固定されている。なお、排気ダクト61を排気管カバー60に溶接して取り付けても構わない。また、排気ダクト61の先端側の面は、垂直面に形成されている。これにより、雨水が排気ダクト61の先端から排気管カバー60内に侵入し難くすることができる。
排気ダクト61の内周面には、吸音材62が設けられている。吸音材62は、例えば、グラスウールで構成されている。これにより、排気管22から排気された排気ガスは、排気ダクト61内を通過する際に、その排気音が吸音材62によって吸音されることとなり、排気音を低減することができる。
このように、エンジン20の排気ガスは、排気浄化装置21で浄化された後、排気管22及び排気ダクト61を介して機械室カバー6a外部に排気される。なお、排気浄化装置21で浄化された後の排気ガスが流れる排気管22の管路途中には、図示しないマフラが接続されている。
《実施形態2》
図5は、本実施形態2に係る排気管カバーの構成を示す側面断面図である。前記実施形態1との違いは、排気管カバー60の側壁60aを開閉自在とした点であるため、以下、実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図5に示すように、排気管カバー60は、排気管22の周囲を覆うように上方に膨出している。排気管カバー60の車両右側の側壁60aは、下方に向かって斜め外方に傾斜している。側壁60aには、排気孔60bが形成されている。
側壁60aは、その上縁に沿って延びる開閉軸65によって開閉自在に支持されている。つまり、側壁60aは、開閉軸65を中心に上向きに開閉可能となっている。このような構成とすれば、排気管カバー60の側壁60aを開閉するだけで、排気管カバー60に覆われている排気浄化装置21等の機器をメンテナンスすることができる。そのため、排気浄化装置21等の機器をメンテナンスする際に、排気管カバー60全体を取り外す必要が無く、作業性が向上する。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、排気管カバー60の車両右側の側壁60aに排気ダクト61を設け、車両右側から排気ガスを排気するようにした形態について説明したが、この形態に限定するものではない。例えば、排気管カバー60の車両後側の側壁60aに排気ダクト61を設け、車両後側から排気ガスを排気するようにしても構わない。
また、本実施形態では、排気管22の先端側の面が排気管カバー60の側壁60aの傾斜と略平行になるように、排気管22の先端部を斜め上方に延ばした形態について説明したが、この形態に限定するものではない。例えば、図6に示すように、排気管22を上方に延ばした後で、その先端部を排気管カバー60の側壁60aに向かって水平方向に屈曲させた形態としてもよい。このようにすれば、排気管22の管路途中に水平部分が設けられることとなり、雨水が排気管22内に侵入し難くなる。
また、本実施形態では、排気ダクト61の先端側の面を垂直面に形成した形態について説明したが、例えば、図7に示すように、排気ダクト61の先端側の面を、排気ダクト61の基端側に向かって斜め下方に傾斜した面に形成した形態としてもよい。このようにすれば、雨水が排気ダクト61の先端から排気管カバー60内に浸入し難くなる。また、排気ダクト61の長さを長くしたり、排気ダクト61の取付角度を変更することで、排気音を低減するようにしてもよい。
また、本実施形態2では、開閉軸65を、排気管カバー60の側壁60aの上縁に沿って延ばした形態について説明したが、図8に示すように、側壁60aの下縁に沿って開閉軸65を延ばした形態としてもよい。このようにすれば、排気管カバー60の側壁60aを下向きに開閉して、排気浄化装置21等の機器をメンテナンスすることができる。
以上説明したように、本発明は、排気管カバーを排気管の真上から被せて組み立てることができるとともに、排気管の先端部と排気管カバーの側壁との隙間を無くして排気ガスが排気管カバー内に漏れ出すことを防止することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 下部走行体
2 上部旋回体
6a 機械室カバー
6b 開口孔
10 建設機械
20 エンジン
22 排気管
51 嵩上げ部材
51b 挿通孔
60 排気管カバー
60a 側壁
60b 排気孔
61 排気ダクト
62 吸音材
65 開閉軸

Claims (6)

  1. 下部走行体と、該下部走行体上に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体に搭載されたエンジンとを備えた建設機械であって、
    前記エンジンの周囲を覆うとともに、その上面に該エンジンの排気管を挿通させる挿通孔が形成された機械室カバーと、
    前記排気管の周囲を覆うように上方に膨出し且つ前記挿通孔を塞ぐ排気管カバーとを備え、
    前記排気管カバーの側壁には、排気孔が形成され、
    前記排気孔が形成された側壁は、下方に向かって斜め外向きに傾斜しており、
    前記排気管の先端部は、前記排気管カバーの側壁に向かって延びて前記排気孔に挿通されることで、該排気管カバーの外側に突出しており、
    前記排気孔は、平面視で前記排気管の突出部分が該排気孔内に位置するような大きさで形成されていることを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1において、
    前記排気管カバーには、前記排気孔の周縁部から外方に向かって延びる筒状の排気ダクトが取り付けられていることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項2において、
    前記排気ダクトの先端側の面は、垂直面又は該排気ダクトの基端側に向かって斜め下方に傾斜した面に形成されていることを特徴とする建設機械。
  4. 請求項2又は3において、
    前記排気ダクトの内周面には、吸音材が設けられていることを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1つにおいて、
    前記機械室カバーの上面に取り付けられ、該機械室カバーを部分的に嵩上げする枠状の嵩上げ部材を備え、
    前記機械室カバーには、前記嵩上げ部材の内周縁に沿って開口する開口孔が形成される一方、前記挿通孔は、該嵩上げ部材の上面に形成され、
    前記排気管は、前記嵩上げ部材よりも上方に突出して延び、
    前記排気管カバーは、前記排気管の周囲を覆うように前記嵩上げ部材の上面に取り付けられていることを特徴とする建設機械。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1つにおいて、
    前記排気管カバーの側壁は、その上縁又は下縁に沿って延びる開閉軸によって開閉自在に支持されていることを特徴とする建設機械。
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