JPH1136857A - 建設機械の排気装置 - Google Patents
建設機械の排気装置Info
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- JPH1136857A JPH1136857A JP19991397A JP19991397A JPH1136857A JP H1136857 A JPH1136857 A JP H1136857A JP 19991397 A JP19991397 A JP 19991397A JP 19991397 A JP19991397 A JP 19991397A JP H1136857 A JPH1136857 A JP H1136857A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】低周波成分が運転室へ伝搬するのを十分低減
し、操作者が感じる騒音を十分低減できる建設機械の排
気装置を提供する。 【解決手段】油圧ショベル1のエンジン室8内にエンジ
ン11を配置し、このエンジン11からの排気ガスをマ
フラー本体12cに導き、このマフラー本体12cの下
流側に接続されたマフラー吐出管12bを介し排気ガス
27を外気に放出する。このとき、マフラー吐出管12
bの形状を軸方向全長にわたって略直管形状とし、かつ
マフラー吐出管12b略水平方向に配置して排気ガス2
7を後方に向かって放出する。
し、操作者が感じる騒音を十分低減できる建設機械の排
気装置を提供する。 【解決手段】油圧ショベル1のエンジン室8内にエンジ
ン11を配置し、このエンジン11からの排気ガスをマ
フラー本体12cに導き、このマフラー本体12cの下
流側に接続されたマフラー吐出管12bを介し排気ガス
27を外気に放出する。このとき、マフラー吐出管12
bの形状を軸方向全長にわたって略直管形状とし、かつ
マフラー吐出管12b略水平方向に配置して排気ガス2
7を後方に向かって放出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に係わり、特に、建設機械に備えられた
エンジンからの排気ガスを外部に排出するための建設機
械の排気装置に関する。
ル等の建設機械に係わり、特に、建設機械に備えられた
エンジンからの排気ガスを外部に排出するための建設機
械の排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排気装置に関する従来技
術として、例えば実開平7−22012号公報記載の排
気装置がある。この排気装置においては、マフラーに接
続した尾管の形状を直管形状とし、この尾管を、エンジ
ンカバーの上面を貫通して斜め上方に突出するように配
置し、この突出部分を略筒状の尾管カバーで覆ってい
る。一般に、屈曲管形状の尾管で排気ガスを放出する場
合には、屈折部で気流の乱れにより発生する気流音が増
大するとともに、この気流乱れ時の振動により尾管自体
が振動しその表面から周囲に耳障りな放射音が伝搬す
る。特に最大馬力付近となる作業時には排気ガス量が増
大するため、騒音自体が増大する一方でこの放射音も増
大して騒音の音色が悪化する。ここで、上記従来技術で
は、尾管を直管形状とすることにより、上記気流音やこ
れに基づく放射音の低減を図り、さらにこの尾管カバー
内に耐熱性吸音材を設けることにより、残存騒音のうち
の高周波成分を特に低減するようになっている。また、
単純に尾管を直管形状にして上下方向に立設すると、雨
水の侵入が懸念されるが、上記従来技術では尾管がエン
ジンカバー上面から突出する部分を尾管カバーで覆うこ
とにより、雨水侵入防止を図っている。
術として、例えば実開平7−22012号公報記載の排
気装置がある。この排気装置においては、マフラーに接
続した尾管の形状を直管形状とし、この尾管を、エンジ
ンカバーの上面を貫通して斜め上方に突出するように配
置し、この突出部分を略筒状の尾管カバーで覆ってい
る。一般に、屈曲管形状の尾管で排気ガスを放出する場
合には、屈折部で気流の乱れにより発生する気流音が増
大するとともに、この気流乱れ時の振動により尾管自体
が振動しその表面から周囲に耳障りな放射音が伝搬す
る。特に最大馬力付近となる作業時には排気ガス量が増
大するため、騒音自体が増大する一方でこの放射音も増
大して騒音の音色が悪化する。ここで、上記従来技術で
は、尾管を直管形状とすることにより、上記気流音やこ
れに基づく放射音の低減を図り、さらにこの尾管カバー
内に耐熱性吸音材を設けることにより、残存騒音のうち
の高周波成分を特に低減するようになっている。また、
単純に尾管を直管形状にして上下方向に立設すると、雨
水の侵入が懸念されるが、上記従来技術では尾管がエン
ジンカバー上面から突出する部分を尾管カバーで覆うこ
とにより、雨水侵入防止を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
ては、エンジンからの排気ガスによって生じる騒音を減
少させるものであるが、近年では、生活環境の保全の要
求から、さらに騒音を低減させることが要請されてい
る。例えば、これまでは、建設機械を定置した状態での
騒音を測定していたが、建設機械を動作させた状態での
騒音を測定し、その測定値が基準値内にあるか否かの検
査が行われる状況にある。このように、建設機械とし
て、その周囲環境に与える影響を十分に配慮しなければ
ならないが、建設機械による作業は、その操作者にとっ
て過酷な作業でもあるので、作業能率の観点からも、操
作者に与える騒音を低減する必要がある。
ては、エンジンからの排気ガスによって生じる騒音を減
少させるものであるが、近年では、生活環境の保全の要
求から、さらに騒音を低減させることが要請されてい
る。例えば、これまでは、建設機械を定置した状態での
騒音を測定していたが、建設機械を動作させた状態での
騒音を測定し、その測定値が基準値内にあるか否かの検
査が行われる状況にある。このように、建設機械とし
て、その周囲環境に与える影響を十分に配慮しなければ
ならないが、建設機械による作業は、その操作者にとっ
て過酷な作業でもあるので、作業能率の観点からも、操
作者に与える騒音を低減する必要がある。
【0004】通常、運転室で操作者が敏感に感じる騒音
は、高周波成分よりも低周波成分のほうがむしろ強い。
そして、低周波成分は高周波成分に比べて指向性が弱い
ため、音の回り込みが生じやすい。したがって、運転室
への騒音伝搬を防止するためには、尾管からの排気方向
を低周波成分が運転室に回り込みにくいような方向とす
る必要がある。また、回り込みによる伝搬距離を長くし
て音を減衰させる観点から、尾管の終端部の位置を運転
室からなるべく遠ざけるのも有効である。
は、高周波成分よりも低周波成分のほうがむしろ強い。
そして、低周波成分は高周波成分に比べて指向性が弱い
ため、音の回り込みが生じやすい。したがって、運転室
への騒音伝搬を防止するためには、尾管からの排気方向
を低周波成分が運転室に回り込みにくいような方向とす
る必要がある。また、回り込みによる伝搬距離を長くし
て音を減衰させる観点から、尾管の終端部の位置を運転
室からなるべく遠ざけるのも有効である。
【0005】しかしながら、上記従来技術においては、
このような点に対する配慮が十分でなく、尾管の排気方
向を斜め上方とし、また、尾管の終端部の位置も比較的
運転室に近い。そのため、運転室に伝搬する低周波成分
の低減が十分でなく、操作者が感じる騒音が十分低減さ
れない。このため、操作者は不快な環境で作業しなけれ
ばならないという問題がある。
このような点に対する配慮が十分でなく、尾管の排気方
向を斜め上方とし、また、尾管の終端部の位置も比較的
運転室に近い。そのため、運転室に伝搬する低周波成分
の低減が十分でなく、操作者が感じる騒音が十分低減さ
れない。このため、操作者は不快な環境で作業しなけれ
ばならないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、低周波成分が運転室へ伝
搬するのを十分低減し、操作者が感じる騒音を十分低減
できる建設機械の排気装置を提供することにある。
搬するのを十分低減し、操作者が感じる騒音を十分低減
できる建設機械の排気装置を提供することにある。
【0007】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、建設機械
のエンジン室内にエンジンを配置し、このエンジンから
の排気ガスを消音器に導き、この消音器から吐出管を介
し外気に放出する建設機械の排気装置において、前記吐
出管を略直管形状とし、かつ前記排気ガスを後方に放出
するように配置する。吐出管を略直管形状とすることに
より、吐出管内の気流の乱れに基づく気流音の発生を低
減することができる。また、吐出管を、排気ガスを後方
に放出するように配置することにより、騒音中の低周波
成分が前方の運転室へ回り込みにくくなる。これによ
り、操作者が特に敏感に感じる低周波成分が運転室へ伝
搬するのを十分抑制できるので、操作者が感じる騒音を
十分低減することができる。
のエンジン室内にエンジンを配置し、このエンジンから
の排気ガスを消音器に導き、この消音器から吐出管を介
し外気に放出する建設機械の排気装置において、前記吐
出管を略直管形状とし、かつ前記排気ガスを後方に放出
するように配置する。吐出管を略直管形状とすることに
より、吐出管内の気流の乱れに基づく気流音の発生を低
減することができる。また、吐出管を、排気ガスを後方
に放出するように配置することにより、騒音中の低周波
成分が前方の運転室へ回り込みにくくなる。これによ
り、操作者が特に敏感に感じる低周波成分が運転室へ伝
搬するのを十分抑制できるので、操作者が感じる騒音を
十分低減することができる。
【0008】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記エンジン室周囲の少なくとも一部を覆うエンジンカ
バーを設け、かつ、前記吐出管を、その終端部が前記エ
ンジンカバーの後端面近傍に位置するように配置する。
吐出管の終端部から運転室への距離が遠くなることによ
り、低周波成分の伝搬をさらに抑制できる。したがっ
て、操作者が感じる騒音をさらに低減することができ
る。
前記エンジン室周囲の少なくとも一部を覆うエンジンカ
バーを設け、かつ、前記吐出管を、その終端部が前記エ
ンジンカバーの後端面近傍に位置するように配置する。
吐出管の終端部から運転室への距離が遠くなることによ
り、低周波成分の伝搬をさらに抑制できる。したがっ
て、操作者が感じる騒音をさらに低減することができ
る。
【0009】(3)上記(2)において、さらに好まし
くは、前記エンジンカバーを開閉可能な構造とするとと
もに該エンジンカバーの後端面に第1の開口部を形成
し、前記吐出管の終端部をその第1の開口部より前記エ
ンジン室内部側近傍に位置させ、該終端部から放出され
た排気ガスを前記第1の開口部を介し外気に導く。エン
ジンカバーを開閉可能とすることにより、エンジン室内
をメンテナンスするときの便宜を図ることができる。そ
して吐出管がエンジンカバーを貫通することなく、吐出
管終端部からの排気ガスをエンジンカバー後端面の第1
の開口部を介し外気に導く構造とすることにより、吐出
管に支障されることなくエンジンカバーの開閉を確保す
ることができる。
くは、前記エンジンカバーを開閉可能な構造とするとと
もに該エンジンカバーの後端面に第1の開口部を形成
し、前記吐出管の終端部をその第1の開口部より前記エ
ンジン室内部側近傍に位置させ、該終端部から放出され
た排気ガスを前記第1の開口部を介し外気に導く。エン
ジンカバーを開閉可能とすることにより、エンジン室内
をメンテナンスするときの便宜を図ることができる。そ
して吐出管がエンジンカバーを貫通することなく、吐出
管終端部からの排気ガスをエンジンカバー後端面の第1
の開口部を介し外気に導く構造とすることにより、吐出
管に支障されることなくエンジンカバーの開閉を確保す
ることができる。
【0010】(4)上記(3)において、さらに好まし
くは、前記吐出管の終端部から放出された排気ガスを整
流しつつ前記第1の開口部に導く整流手段を設ける。こ
れにより、第1の開口部よりも手前側にある吐出管の終
端部から第1の開口部までの間に排気ガス流が拡散する
のを防止できるので、エンジン室内壁面やエンジンカバ
ー内側面等に排気ガスのススが付着し汚くなるのを防止
できる。
くは、前記吐出管の終端部から放出された排気ガスを整
流しつつ前記第1の開口部に導く整流手段を設ける。こ
れにより、第1の開口部よりも手前側にある吐出管の終
端部から第1の開口部までの間に排気ガス流が拡散する
のを防止できるので、エンジン室内壁面やエンジンカバ
ー内側面等に排気ガスのススが付着し汚くなるのを防止
できる。
【0011】(5)上記(4)において、さらに好まし
くは、前記整流手段は、前記吐出管の終端部から前記第
1の開口部までの排気ガス流路を画定するように前記エ
ンジンカバーに固定された板部材を含む。
くは、前記整流手段は、前記吐出管の終端部から前記第
1の開口部までの排気ガス流路を画定するように前記エ
ンジンカバーに固定された板部材を含む。
【0012】(6)上記(5)において、さらに好まし
くは、前記整流手段は、一端が前記吐出管の終端部に対
向するとともに他端が前記第1の開口部に接続された管
部材をさらに含む。
くは、前記整流手段は、一端が前記吐出管の終端部に対
向するとともに他端が前記第1の開口部に接続された管
部材をさらに含む。
【0013】(7)上記(3)において、また好ましく
は、前記第1の開口部の内径は、前記吐出管の内径以上
の大きさである。これにより、吐出管終端部からの排気
ガスが第1の開口部に導かれるときに、第1の開口部の
外周エッジで微小な気流音が発生するのを抑制すること
ができる。
は、前記第1の開口部の内径は、前記吐出管の内径以上
の大きさである。これにより、吐出管終端部からの排気
ガスが第1の開口部に導かれるときに、第1の開口部の
外周エッジで微小な気流音が発生するのを抑制すること
ができる。
【0014】(8)上記(2)において、また好ましく
は、前記エンジンカバーを開閉可能に構成し、かつ、該
エンジンカバーの後端面に、前記吐出管を貫通させて外
部に突出させるとともに該吐出管に支障されることなく
開閉を可能とする第2の開口部を形成する。エンジンカ
バーを開閉可能とすることにより、エンジン室内をメン
テナンスするときの便宜を図ることができ、このとき第
2の開口部を設けることにより、吐出管に支障されるこ
となくエンジンカバーの開閉を確保することができる。
は、前記エンジンカバーを開閉可能に構成し、かつ、該
エンジンカバーの後端面に、前記吐出管を貫通させて外
部に突出させるとともに該吐出管に支障されることなく
開閉を可能とする第2の開口部を形成する。エンジンカ
バーを開閉可能とすることにより、エンジン室内をメン
テナンスするときの便宜を図ることができ、このとき第
2の開口部を設けることにより、吐出管に支障されるこ
となくエンジンカバーの開閉を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しつつ説明する。本実施形態による排気装置が適
用される油圧ショベルの構造を表す側面図を図1に示
す。この図1において、油圧ショベル1は、走行体3
と、この走行体3の上部に旋回可能に搭載された旋回体
4と、この旋回体4に対して上下方向へ回動可能に接続
された作業フロント5とを備えている。
を参照しつつ説明する。本実施形態による排気装置が適
用される油圧ショベルの構造を表す側面図を図1に示
す。この図1において、油圧ショベル1は、走行体3
と、この走行体3の上部に旋回可能に搭載された旋回体
4と、この旋回体4に対して上下方向へ回動可能に接続
された作業フロント5とを備えている。
【0016】走行体3は、走行手段としての左右の履帯
2L,2Rを備えており、これら履帯2L,2Rは、左
・右走行モータ(図示せず)の駆動力によって動作する
ようになっている。旋回体4には、操作者の運転室であ
るキャブ6と、キャブ6より後方に位置しエンジン(図
示せず、後述の図2参照)が配置されるエンジン室8
と、エンジン室8よりさらに後方に位置し重量バランス
を保つためのカウンタウェイト9とが設けられている。
またこの旋回体4の中央部には旋回モータ(図示せず)
が設けられており、これによって旋回体4を走行体3に
対し旋回させるようになっている。作業フロント5は、
旋回体4に回動可能に結合されたブーム5aと、このブ
ーム5aに回動可能に結合されたアーム5bと、このア
ーム5bに回動可能に結合されたバケット5cとから構
成されており、これらブーム5a、アーム5b、及びバ
ケット5cは、それぞれブームシリンダ10a、アーム
シリンダ10b、及びバケットシリンダ10cにより動
作するようになっている。
2L,2Rを備えており、これら履帯2L,2Rは、左
・右走行モータ(図示せず)の駆動力によって動作する
ようになっている。旋回体4には、操作者の運転室であ
るキャブ6と、キャブ6より後方に位置しエンジン(図
示せず、後述の図2参照)が配置されるエンジン室8
と、エンジン室8よりさらに後方に位置し重量バランス
を保つためのカウンタウェイト9とが設けられている。
またこの旋回体4の中央部には旋回モータ(図示せず)
が設けられており、これによって旋回体4を走行体3に
対し旋回させるようになっている。作業フロント5は、
旋回体4に回動可能に結合されたブーム5aと、このブ
ーム5aに回動可能に結合されたアーム5bと、このア
ーム5bに回動可能に結合されたバケット5cとから構
成されており、これらブーム5a、アーム5b、及びバ
ケット5cは、それぞれブームシリンダ10a、アーム
シリンダ10b、及びバケットシリンダ10cにより動
作するようになっている。
【0017】なお、これらブームシリンダ10a、アー
ムシリンダ10b、バケットシリンダ10cと、上記し
た旋回モータ及び左・右走行用油圧モータは、特に詳細
な説明を行わないが、油圧駆動装置として公知の構成に
よって駆動される。すなわち、エンジン室内のエンジン
で駆動される油圧ポンプ(図示せず、後述の図2参照)
からの圧油が、キャブ6内での操作者の操作レバー操作
に基づいて上記の各油圧アクチュエータに供給され、各
油圧アクチュエータはこれに応じて駆動される。
ムシリンダ10b、バケットシリンダ10cと、上記し
た旋回モータ及び左・右走行用油圧モータは、特に詳細
な説明を行わないが、油圧駆動装置として公知の構成に
よって駆動される。すなわち、エンジン室内のエンジン
で駆動される油圧ポンプ(図示せず、後述の図2参照)
からの圧油が、キャブ6内での操作者の操作レバー操作
に基づいて上記の各油圧アクチュエータに供給され、各
油圧アクチュエータはこれに応じて駆動される。
【0018】なお、本明細書では、旋回体4が図1に示
すような位置にあるときにおける、作業フロント5側
(図1中左側)を前方あるいは前方側と称し、カウンタ
ウェイト9側(図1中右側)を後方あるいは後方側と称
する。またこのように前後方向を定めた場合における左
右方向を、単に左方側及び右方側と称する。
すような位置にあるときにおける、作業フロント5側
(図1中左側)を前方あるいは前方側と称し、カウンタ
ウェイト9側(図1中右側)を後方あるいは後方側と称
する。またこのように前後方向を定めた場合における左
右方向を、単に左方側及び右方側と称する。
【0019】エンジン室8内の構造を表す図1中II−II
断面による断面図を図2に示す。この図2において、エ
ンジン室8内には原動機としてのエンジン11が設けら
れており、このエンジン11からの排気ガスはマフラー
12に導かれた後、外気に放出されるようになってい
る。
断面による断面図を図2に示す。この図2において、エ
ンジン室8内には原動機としてのエンジン11が設けら
れており、このエンジン11からの排気ガスはマフラー
12に導かれた後、外気に放出されるようになってい
る。
【0020】エンジン室8の上部には、略箱型の蓋を形
成するエンジンカバー14がエンジン11やマフラー1
2の上方を覆うように設けられている。このエンジンカ
バー14の一辺は蝶番15で固定されており、これによ
って図示矢印のように開閉可能に構成され、メンテナン
ス時の便宜が図られている。
成するエンジンカバー14がエンジン11やマフラー1
2の上方を覆うように設けられている。このエンジンカ
バー14の一辺は蝶番15で固定されており、これによ
って図示矢印のように開閉可能に構成され、メンテナン
ス時の便宜が図られている。
【0021】エンジン11のクランク軸11Aの駆動力
は、プーリー16a、Vベルト18、及びプーリー16
bを介してファン19の回転軸に伝達される。そして、
これによって冷却風20a,20bが誘起され、いわゆ
る吸込タイプのエンジン冷却が行われる。冷却風20a
は、通風吸込口21からエンジン室8内に吸い込まれ、
前記した各油圧アクチュエータを駆動する作動油を冷却
するオイルクーラ22、エンジン11の冷却水を冷却す
るラジエータ23で熱交換を行い、ファン19の吸込効
率向上のためにラジエータ23に付設されたシュラウド
24を経てファン19に流入する。その後、エンジン1
1の周囲を流れてこれを冷却した後、通風吐出口25
a,25bからエンジン室8外へ流出する。また、冷却
風20bは、通風吸込口21からエンジン室8内に吸い
込まれた後、エンジンカバー14内のマフラー12近傍
を通ってその周囲を冷却し、エンジンカバー14の左端
面に形成された通風吐出口14Aから外部に流出するよ
うになっている。なお、エンジン11のファン19と反
対側には、エンジン11によって駆動され各油圧アクチ
ュエータに圧油を供給する前述した油圧ポンプ26が設
けられている。
は、プーリー16a、Vベルト18、及びプーリー16
bを介してファン19の回転軸に伝達される。そして、
これによって冷却風20a,20bが誘起され、いわゆ
る吸込タイプのエンジン冷却が行われる。冷却風20a
は、通風吸込口21からエンジン室8内に吸い込まれ、
前記した各油圧アクチュエータを駆動する作動油を冷却
するオイルクーラ22、エンジン11の冷却水を冷却す
るラジエータ23で熱交換を行い、ファン19の吸込効
率向上のためにラジエータ23に付設されたシュラウド
24を経てファン19に流入する。その後、エンジン1
1の周囲を流れてこれを冷却した後、通風吐出口25
a,25bからエンジン室8外へ流出する。また、冷却
風20bは、通風吸込口21からエンジン室8内に吸い
込まれた後、エンジンカバー14内のマフラー12近傍
を通ってその周囲を冷却し、エンジンカバー14の左端
面に形成された通風吐出口14Aから外部に流出するよ
うになっている。なお、エンジン11のファン19と反
対側には、エンジン11によって駆動され各油圧アクチ
ュエータに圧油を供給する前述した油圧ポンプ26が設
けられている。
【0022】マフラー12は、ブラケット17を介しエ
ンジン室8外壁に固定されている。このマフラー12付
近の詳細構造を表す右方側からの側断面図を図3に示
す。図3中右側が前方側、左側が後方側に相当してい
る。図3において、エンジン11からの排気ガス27
は、矢印で示すように、エンジン11の排気マニホール
ド11Aから、ブラケット28を介しエンジン11上部
に固定された排気管29に導かれ、さらにこの排気管2
9に嵌合したマフラー12の入口パイプ12aを経て消
音器としてのマフラー本体12cに流入する。そして排
気ガス27は、マフラー本体12c内部を通過し、マフ
ラー本体12cの下流側に接続された吐出管としてのマ
フラー12の吐出パイプ12bを介し、外気に放出され
るようになっている。
ンジン室8外壁に固定されている。このマフラー12付
近の詳細構造を表す右方側からの側断面図を図3に示
す。図3中右側が前方側、左側が後方側に相当してい
る。図3において、エンジン11からの排気ガス27
は、矢印で示すように、エンジン11の排気マニホール
ド11Aから、ブラケット28を介しエンジン11上部
に固定された排気管29に導かれ、さらにこの排気管2
9に嵌合したマフラー12の入口パイプ12aを経て消
音器としてのマフラー本体12cに流入する。そして排
気ガス27は、マフラー本体12c内部を通過し、マフ
ラー本体12cの下流側に接続された吐出管としてのマ
フラー12の吐出パイプ12bを介し、外気に放出され
るようになっている。
【0023】このとき、吐出パイプ12bは比較的短長
であり、かつ略水平方向に配置され、さらに軸方向全長
にわたって略直管形状となっている。これにより、排気
ガス27を略水平方向後方(図3中左側)に向かって放
出するようになっており、雨水のマフラー12内への侵
入によるマフラー腐食等の発生防止と、エンジン室8内
のヒートバランスや騒音の低減を図るようになってい
る。
であり、かつ略水平方向に配置され、さらに軸方向全長
にわたって略直管形状となっている。これにより、排気
ガス27を略水平方向後方(図3中左側)に向かって放
出するようになっており、雨水のマフラー12内への侵
入によるマフラー腐食等の発生防止と、エンジン室8内
のヒートバランスや騒音の低減を図るようになってい
る。
【0024】また、エンジンカバー14の後端面には開
放孔14Bが形成されており、吐出パイプ12bの終端
部が、この開放孔14Bよりエンジン室8内部側近傍に
位置している。これにより、吐出パイプ12bの終端部
から放出された排気ガス27を、開放孔14Bを介し外
気に導くようになっている。さらに、エンジンカバー1
4内側には、吐出パイプ12bの終端部から開放孔14
Bまでの排気ガス流路を画定するように風よけカバー3
1が設けられている。この風よけカバー31は、エンジ
ンカバー14に固定された2枚の平板部材31L,31
Rから構成されており、吐出パイプ12bの終端部から
放出された排気ガス27を整流しつつ開放孔14Bに導
く整流手段として機能する。
放孔14Bが形成されており、吐出パイプ12bの終端
部が、この開放孔14Bよりエンジン室8内部側近傍に
位置している。これにより、吐出パイプ12bの終端部
から放出された排気ガス27を、開放孔14Bを介し外
気に導くようになっている。さらに、エンジンカバー1
4内側には、吐出パイプ12bの終端部から開放孔14
Bまでの排気ガス流路を画定するように風よけカバー3
1が設けられている。この風よけカバー31は、エンジ
ンカバー14に固定された2枚の平板部材31L,31
Rから構成されており、吐出パイプ12bの終端部から
放出された排気ガス27を整流しつつ開放孔14Bに導
く整流手段として機能する。
【0025】マフラー12及び開放孔14B付近の詳細
構造を表す図3の要部拡大図を図4に、風よけカバー3
1L,31Rの配置を表す図4中V−V断面による断面
図を図5に示す(但し開放孔14Bは煩雑を避けるため
に図示せず)。図4において、開放孔14Bの内径φd
cの大きさは、吐出パイプ12bの内径φdp以上となっ
ている。これにより、排気ガス27が吐出パイプ12b
の終端部から開放孔14Bへと半径方向に徐々に広がり
ながら進むときに、開放孔14Bの外周エッジで微小な
気流音が発生するのを抑制することができる。また、吐
出パイプ12bと開放孔14Bとの間の距離Lは、エン
ジンカバー14の開閉に支障がない程度に設定されてい
る。このときこの距離Lは、少なくともマフラー12と
エンジンカバー14との取付誤差を許容可能な値に設定
するのが好ましい。また図4及び図5において、風よけ
カバー31L,31Rは、適当な厚みを持ったプレート
を吐出パイプ12bの左右両側に設置したもので、上側
端部及び後方側端部がエンジンカバー14に固定される
一方、下側端部及び前方側端部は開放されている。この
風よけカバー31の形状は、排気ガス流路方向長さHは
スペースに余裕がある限り大きくするのが好ましい。ま
た、上下方向高さBも大きいほうが好ましいが、スペー
ス的に他の部材に影響を及ぼさないためにはエンジンカ
バー14の後端面の長さと同等の長さ(図示)が好適で
ある。
構造を表す図3の要部拡大図を図4に、風よけカバー3
1L,31Rの配置を表す図4中V−V断面による断面
図を図5に示す(但し開放孔14Bは煩雑を避けるため
に図示せず)。図4において、開放孔14Bの内径φd
cの大きさは、吐出パイプ12bの内径φdp以上となっ
ている。これにより、排気ガス27が吐出パイプ12b
の終端部から開放孔14Bへと半径方向に徐々に広がり
ながら進むときに、開放孔14Bの外周エッジで微小な
気流音が発生するのを抑制することができる。また、吐
出パイプ12bと開放孔14Bとの間の距離Lは、エン
ジンカバー14の開閉に支障がない程度に設定されてい
る。このときこの距離Lは、少なくともマフラー12と
エンジンカバー14との取付誤差を許容可能な値に設定
するのが好ましい。また図4及び図5において、風よけ
カバー31L,31Rは、適当な厚みを持ったプレート
を吐出パイプ12bの左右両側に設置したもので、上側
端部及び後方側端部がエンジンカバー14に固定される
一方、下側端部及び前方側端部は開放されている。この
風よけカバー31の形状は、排気ガス流路方向長さHは
スペースに余裕がある限り大きくするのが好ましい。ま
た、上下方向高さBも大きいほうが好ましいが、スペー
ス的に他の部材に影響を及ぼさないためにはエンジンカ
バー14の後端面の長さと同等の長さ(図示)が好適で
ある。
【0026】なお、上記において、エンジンカバー14
の後端面に形成された開放孔14Bが第1の開口部を構
成する。
の後端面に形成された開放孔14Bが第1の開口部を構
成する。
【0027】以上のように構成した本実施形態において
は、吐出パイプ12bを軸方向全長にわたって略直管形
状とすることにより、吐出パイプ12b内の気流の乱れ
に基づく気流音の発生を低減することができる。また従
来構造で備えられていた尾管を省略できるので部品数を
低減することができ、外観上の美観も向上することがで
きる。また、吐出パイプ12bを略水平方向に配置しか
つ排気ガス27を後方に向かって放出することにより、
騒音中の低周波成分が前方のキャブ6へ回り込みにくく
なる。これにより、操作者が特に敏感に感じる低周波成
分がキャブ6へ伝搬するのを十分抑制できるので、操作
者が感じる騒音を十分低減することができる。その結
果、キャブ6内での操作者の騒音に関する環境が良好に
なり、操作者の疲労度が軽減され、さらに作業能率を向
上させることができる。また、吐出パイプ12bの終端
部がエンジンカバー14の後端面付近に位置し、キャブ
6への距離が遠くなることによっても、低周波成分の伝
搬を抑制することができ、操作者が感じる騒音をさらに
低減することができる。また、風よけカバー31L,3
1Rにより、開放孔14Bよりも手前側にある吐出パイ
プ12b終端部から開放孔14Bまでの間に排気ガス2
7の流れが各方向に拡散するのを防止できる。すなわ
ち、図5において、ファン19によって→のように冷却
風が通風されるが、このとき右側の風よけカバー31R
が吐出パイプ12bの終端部を覆いブロックしているた
め、この冷却風が吐出パイプ12bから開放孔14Bま
での排気ガス流路に右方側から直接吹き込むことはな
い。左方側についても同様である。一方、排気ガス流路
上方・下方からの風吹き込みは生じ得るが、この吹き込
みによる排気ガス27の左右方向への拡散については、
風よけカバー31L,31Rが吐出パイプ12bの左右
両側に設置されているため排気ガス流路から左右方向へ
の拡散はない。そして、排気ガス流路上方・下方からの
風吹き込みによる排気ガス27の上下方向あるいはエン
ジンカバー14内前方への拡散については、図4におい
て、排気ガス27の主流流れ(図中矢印)の存在により
排気ガス流路上方・下方近傍よりも開放孔14B側のほ
うが負圧になっているため、排気ガス流路上方・下方か
ら吹き込んだ風はすべて主流流れに吸い込まれるように
して開放孔14Bから外部へ放出される。したがって、
排気ガス流路から上下方向・前方への拡散も防止され
る。このようにして排気ガス27の各方向への拡散が防
止されるので、エンジン室8内壁面やエンジンカバー1
4内側面等に排気ガスのススが付着し汚くなるのを防止
できる。また、拡散によってエンジン室8内のヒートバ
ランスが悪化するのも防止できる。さらに、吐出パイプ
12bがエンジンカバー14を貫通せず、吐出パイプ1
2b終端部からの排気ガス27をエンジンカバー14の
開放孔14Bを介し外気に導く構造とし、しかも風よけ
カバー31L,31Rの下側端部が開放されている。こ
れにより、エンジンカバー14を開閉してエンジン室8
内をメンテナンスするときにも、吐出パイプ12bや風
よけカバー31L,31Rに支障されることなく、エン
ジンカバー14の開閉を確保することができる。したが
って、従来のメンテナンス性を維持することができる。
は、吐出パイプ12bを軸方向全長にわたって略直管形
状とすることにより、吐出パイプ12b内の気流の乱れ
に基づく気流音の発生を低減することができる。また従
来構造で備えられていた尾管を省略できるので部品数を
低減することができ、外観上の美観も向上することがで
きる。また、吐出パイプ12bを略水平方向に配置しか
つ排気ガス27を後方に向かって放出することにより、
騒音中の低周波成分が前方のキャブ6へ回り込みにくく
なる。これにより、操作者が特に敏感に感じる低周波成
分がキャブ6へ伝搬するのを十分抑制できるので、操作
者が感じる騒音を十分低減することができる。その結
果、キャブ6内での操作者の騒音に関する環境が良好に
なり、操作者の疲労度が軽減され、さらに作業能率を向
上させることができる。また、吐出パイプ12bの終端
部がエンジンカバー14の後端面付近に位置し、キャブ
6への距離が遠くなることによっても、低周波成分の伝
搬を抑制することができ、操作者が感じる騒音をさらに
低減することができる。また、風よけカバー31L,3
1Rにより、開放孔14Bよりも手前側にある吐出パイ
プ12b終端部から開放孔14Bまでの間に排気ガス2
7の流れが各方向に拡散するのを防止できる。すなわ
ち、図5において、ファン19によって→のように冷却
風が通風されるが、このとき右側の風よけカバー31R
が吐出パイプ12bの終端部を覆いブロックしているた
め、この冷却風が吐出パイプ12bから開放孔14Bま
での排気ガス流路に右方側から直接吹き込むことはな
い。左方側についても同様である。一方、排気ガス流路
上方・下方からの風吹き込みは生じ得るが、この吹き込
みによる排気ガス27の左右方向への拡散については、
風よけカバー31L,31Rが吐出パイプ12bの左右
両側に設置されているため排気ガス流路から左右方向へ
の拡散はない。そして、排気ガス流路上方・下方からの
風吹き込みによる排気ガス27の上下方向あるいはエン
ジンカバー14内前方への拡散については、図4におい
て、排気ガス27の主流流れ(図中矢印)の存在により
排気ガス流路上方・下方近傍よりも開放孔14B側のほ
うが負圧になっているため、排気ガス流路上方・下方か
ら吹き込んだ風はすべて主流流れに吸い込まれるように
して開放孔14Bから外部へ放出される。したがって、
排気ガス流路から上下方向・前方への拡散も防止され
る。このようにして排気ガス27の各方向への拡散が防
止されるので、エンジン室8内壁面やエンジンカバー1
4内側面等に排気ガスのススが付着し汚くなるのを防止
できる。また、拡散によってエンジン室8内のヒートバ
ランスが悪化するのも防止できる。さらに、吐出パイプ
12bがエンジンカバー14を貫通せず、吐出パイプ1
2b終端部からの排気ガス27をエンジンカバー14の
開放孔14Bを介し外気に導く構造とし、しかも風よけ
カバー31L,31Rの下側端部が開放されている。こ
れにより、エンジンカバー14を開閉してエンジン室8
内をメンテナンスするときにも、吐出パイプ12bや風
よけカバー31L,31Rに支障されることなく、エン
ジンカバー14の開閉を確保することができる。したが
って、従来のメンテナンス性を維持することができる。
【0028】なお、上記実施形態においては、第1の開
口部としてエンジンカバー14の後端面に開放孔14B
を形成したが、このような穴に限られず、例えばエンジ
ンカバー14の後端面に切欠きを形成してもよい。この
場合も、同様の効果を得る。
口部としてエンジンカバー14の後端面に開放孔14B
を形成したが、このような穴に限られず、例えばエンジ
ンカバー14の後端面に切欠きを形成してもよい。この
場合も、同様の効果を得る。
【0029】また、上記実施形態においては、2枚の平
板部材からなる風よけカバー31L,31Rを設けた
が、これに限られず、他の変形も可能である。この変形
例を図6により説明する。図6は、上記実施形態の図5
に相当する図であり、風よけカバー231を1枚の曲板
部材で構成した場合の例を示している。この場合、1枚
の平板部材を吐出パイプ12b及び開放孔14Bの外周
に沿うように折り曲げ加工し、横断面略U字状の曲板部
材とすればよい。この場合も、上記実施形態と同様の効
果を得ることができる。
板部材からなる風よけカバー31L,31Rを設けた
が、これに限られず、他の変形も可能である。この変形
例を図6により説明する。図6は、上記実施形態の図5
に相当する図であり、風よけカバー231を1枚の曲板
部材で構成した場合の例を示している。この場合、1枚
の平板部材を吐出パイプ12b及び開放孔14Bの外周
に沿うように折り曲げ加工し、横断面略U字状の曲板部
材とすればよい。この場合も、上記実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0030】さらに、上記実施形態における2枚の板部
材からなる風よけカバー31L,31Rに加え、さらな
る整流手段を追加してもよい。この変形例を図7により
説明する。図7は、上記実施形態の図4に相当する図で
あり、吐出パイプ12b終端部から放出された排気ガス
27を整流しつつ開放孔14Bに導く整流手段として、
風よけカバー31L,31Rに加えて案内パイプ332
を設けた場合の例を示している。この案内パイプ332
は、開放孔14Bとほぼ同径を有する円管部材で構成さ
れており、一端が吐出パイプ12bの終端部に対向する
とともに他端がエンジンカバー14の開放孔14Bに接
続されている。この案内パイプ332の長さは吐出パイ
プ12bの終端部と接触しないように設定され、さらに
その吐出パイプ12b側端部はベルマウス形状となって
いる。このような案内パイプ332を設置することで、
排気ガス27が吐出パイプ12bの終端部から開放孔1
4Bへと進むときに生じる半径方向の広がりを抑制する
ことができ、開放孔14Bの外周エッジでの気流音の発
生を確実に防止できる効果がある。さらに、吐出パイプ
12b側端部をベルマウス形状にすることにより、吐出
パイプ12bから案内パイプ332への排気ガス27の
流入をスムーズにし、この案内パイプ332入口におけ
る気流音の発生を低減できる。
材からなる風よけカバー31L,31Rに加え、さらな
る整流手段を追加してもよい。この変形例を図7により
説明する。図7は、上記実施形態の図4に相当する図で
あり、吐出パイプ12b終端部から放出された排気ガス
27を整流しつつ開放孔14Bに導く整流手段として、
風よけカバー31L,31Rに加えて案内パイプ332
を設けた場合の例を示している。この案内パイプ332
は、開放孔14Bとほぼ同径を有する円管部材で構成さ
れており、一端が吐出パイプ12bの終端部に対向する
とともに他端がエンジンカバー14の開放孔14Bに接
続されている。この案内パイプ332の長さは吐出パイ
プ12bの終端部と接触しないように設定され、さらに
その吐出パイプ12b側端部はベルマウス形状となって
いる。このような案内パイプ332を設置することで、
排気ガス27が吐出パイプ12bの終端部から開放孔1
4Bへと進むときに生じる半径方向の広がりを抑制する
ことができ、開放孔14Bの外周エッジでの気流音の発
生を確実に防止できる効果がある。さらに、吐出パイプ
12b側端部をベルマウス形状にすることにより、吐出
パイプ12bから案内パイプ332への排気ガス27の
流入をスムーズにし、この案内パイプ332入口におけ
る気流音の発生を低減できる。
【0031】また、上記実施形態においては、吐出パイ
プ12bを略水平方向に配置して排気ガス27を略水平
方向後方に放出するとき、排気ガス27の拡散を風よけ
カバー31L,31Rで防止することで吐出パイプ12
bをエンジンカバー14の後端面から突出させない構造
を可能とし、これによってエンジンカバー14の開閉を
確保した。しかしながら、これに限られず、エンジンカ
バー14の開閉を確保しつつ吐出パイプ12bをエンジ
ンカバー14の後端面から突出させる構造も考えられ
る。この変形例を図8及び図9により説明する。図8及
び図9は上記実施形態の図4及び図6に相当する図であ
り、図9は図8中IX−IX断面による断面図である。これ
ら図8及び図9において、本変形例が図4及び図6と異
なる点は、マフラー412及びエンジンカバー414の
構造と、風よけカバー31を省略したことである。すな
わち、マフラー412は、上記実施形態の吐出パイプ1
2bの代わりに、その吐出パイプ12bよりも長い吐出
パイプ412bを吐出管として備えている。この吐出パ
イプ412bの終端部は、雨水の侵入防止のために図示
のように斜めにカットされた形状となっている。また、
エンジンカバー414の後端面には、上記実施形態の開
放孔14Bの代わりに、吐出パイプ412bを貫通させ
て外部に突出させる切り欠き414Aが形成されてい
る。この切欠き414Aにより、吐出パイプ412bに
支障されることなくエンジンカバー414の開閉が可能
となっている。なお、この切欠き414Aがエンジンカ
バー414の後端面に形成された第2の開口部を構成す
る。本変形例によれば、キャブ6より遠い吐出パイプ4
12bから排気ガス27を後方に向かって放出するの
で、上記実施形態と同様、エンジンカバー414の開閉
を確保しつつ、操作者が感じる騒音を十分低減すること
ができる。
プ12bを略水平方向に配置して排気ガス27を略水平
方向後方に放出するとき、排気ガス27の拡散を風よけ
カバー31L,31Rで防止することで吐出パイプ12
bをエンジンカバー14の後端面から突出させない構造
を可能とし、これによってエンジンカバー14の開閉を
確保した。しかしながら、これに限られず、エンジンカ
バー14の開閉を確保しつつ吐出パイプ12bをエンジ
ンカバー14の後端面から突出させる構造も考えられ
る。この変形例を図8及び図9により説明する。図8及
び図9は上記実施形態の図4及び図6に相当する図であ
り、図9は図8中IX−IX断面による断面図である。これ
ら図8及び図9において、本変形例が図4及び図6と異
なる点は、マフラー412及びエンジンカバー414の
構造と、風よけカバー31を省略したことである。すな
わち、マフラー412は、上記実施形態の吐出パイプ1
2bの代わりに、その吐出パイプ12bよりも長い吐出
パイプ412bを吐出管として備えている。この吐出パ
イプ412bの終端部は、雨水の侵入防止のために図示
のように斜めにカットされた形状となっている。また、
エンジンカバー414の後端面には、上記実施形態の開
放孔14Bの代わりに、吐出パイプ412bを貫通させ
て外部に突出させる切り欠き414Aが形成されてい
る。この切欠き414Aにより、吐出パイプ412bに
支障されることなくエンジンカバー414の開閉が可能
となっている。なお、この切欠き414Aがエンジンカ
バー414の後端面に形成された第2の開口部を構成す
る。本変形例によれば、キャブ6より遠い吐出パイプ4
12bから排気ガス27を後方に向かって放出するの
で、上記実施形態と同様、エンジンカバー414の開閉
を確保しつつ、操作者が感じる騒音を十分低減すること
ができる。
【0032】また、上記実施形態においては、いわゆる
吸込タイプのファンを用いたエンジン室8に本発明の排
気装置を適用したが、これに限られず、いわゆる吐き出
しタイプのファンを用いたエンジン室に適用してもよ
い。
吸込タイプのファンを用いたエンジン室8に本発明の排
気装置を適用したが、これに限られず、いわゆる吐き出
しタイプのファンを用いたエンジン室に適用してもよ
い。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、騒音中の低周波成分が
前方の運転室へ回り込みにくくなるので、操作者が特に
敏感に感じる低周波成分が運転室へ伝搬するのを十分抑
制できる。したがって、操作者が感じる騒音を十分低減
することができる。その結果、操作者の騒音に関する環
境が良好になり、操作者の疲労度が軽減され、さらに作
業能率を向上させることができる。
前方の運転室へ回り込みにくくなるので、操作者が特に
敏感に感じる低周波成分が運転室へ伝搬するのを十分抑
制できる。したがって、操作者が感じる騒音を十分低減
することができる。その結果、操作者の騒音に関する環
境が良好になり、操作者の疲労度が軽減され、さらに作
業能率を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態による排気装置が適用され
る油圧ショベルの構造を表す側面図である。
る油圧ショベルの構造を表す側面図である。
【図2】図1中II−II断面による断面図である。
【図3】マフラー付近の詳細構造を表す右方側からの側
断面図である。
断面図である。
【図4】マフラー及び開放孔付近の詳細構造を表す図3
の要部拡大図である。
の要部拡大図である。
【図5】図4中V−V断面による断面図である。
【図6】風よけカバーに関する変形例を表す断面図であ
る。
る。
【図7】整流手段に関する変形例を表す拡大断面図であ
る。
る。
【図8】吐出パイプ及びエンジンカバーに関する変形例
を表す拡大断面図である。
を表す拡大断面図である。
【図9】図8中IX−IX断面による断面図である。
8 エンジン室 11 エンジン 12b マフラー吐出パイプ(吐出管) 12c マフラー本体(消音器) 14 エンジンカバー 14B 開放孔(第1の開口部) 27 排気ガス 31L,R 風よけカバー(板部材、整流手段) 231 風よけカバー(板部材、整流手段) 332 案内パイプ(管部材、整流手段) 412b マフラー吐出パイプ(吐出管) 414 エンジンカバー 414A 切欠き(第2の開口部)
Claims (8)
- 【請求項1】建設機械のエンジン室内にエンジンを配置
し、このエンジンからの排気ガスを消音器に導き、この
消音器から吐出管を介し外気に放出する建設機械の排気
装置において、 前記吐出管を略直管形状とし、かつ前記排気ガスを後方
に放出するように配置したことを特徴とする建設機械の
排気装置。 - 【請求項2】請求項1記載の建設機械の排気装置におい
て、前記エンジン室周囲の少なくとも一部を覆うエンジ
ンカバーを設け、かつ、前記吐出管を、その終端部が前
記エンジンカバーの後端面近傍に位置するように配置す
ることを特徴とする建設機械の排気装置。 - 【請求項3】請求項2記載の建設機械の排気装置におい
て、前記エンジンカバーを開閉可能な構造とするととも
に該エンジンカバーの後端面に第1の開口部を形成し、
前記吐出管の終端部をその第1の開口部より前記エンジ
ン室内部側近傍に位置させ、該終端部から放出された排
気ガスを前記第1の開口部を介し外気に導くことを特徴
とする建設機械の排気装置。 - 【請求項4】請求項3記載の建設機械の排気装置におい
て、前記吐出管の終端部から放出された排気ガスを整流
しつつ前記第1の開口部に導く整流手段を設けたことを
特徴とする建設機械の排気装置。 - 【請求項5】請求項4記載の建設機械の排気装置におい
て、前記整流手段は、前記吐出管の終端部から前記第1
の開口部までの排気ガス流路を画定するように前記エン
ジンカバーに固定された板部材を含むことを特徴とする
建設機械の排気装置。 - 【請求項6】請求項5記載の建設機械の排気装置におい
て、前記整流手段は、一端が前記吐出管の終端部に対向
するとともに他端が前記第1の開口部に接続された管部
材をさらに含むことを特徴とする建設機械の排気装置。 - 【請求項7】請求項3記載の建設機械の排気装置におい
て、前記第1の開口部の内径は、前記吐出管の内径以上
の大きさであることを特徴とする建設機械の排気装置。 - 【請求項8】請求項2記載の建設機械の排気装置におい
て、前記エンジンカバーを開閉可能に構成し、かつ、該
エンジンカバーの後端面に、前記吐出管を貫通させて外
部に突出させるとともに該吐出管に支障されることなく
開閉を可能とする第2の開口部を形成したことを特徴と
する建設機械の排気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19991397A JPH1136857A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 建設機械の排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19991397A JPH1136857A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 建設機械の排気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1136857A true JPH1136857A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16415693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19991397A Pending JPH1136857A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | 建設機械の排気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1136857A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013076265A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP19991397A patent/JPH1136857A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013076265A (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-25 | Kobelco Contstruction Machinery Ltd | 建設機械 |
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