JP2013083214A - 建設機械の排気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消音効果を高め、かつ周囲に騒音及び排気ガスの影響が及ぶのを防止できる建設機械の排気装置を提供する。
【解決手段】エンジン20の排気ガスを排出する建設機械の排気装置を、エンジン20に接続されたマフラ30、このマフラ30からの排気ガスが導入される導入口32、導入口32と対向しないよう配置され導入された排気ガスを外部に排気する排気口37、消音室35Aからなるテールボックス(箱体)36を有する構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、建設機械の排気装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械では、エンジンから排出された排気を消音装置(マフラ)に導いて消音し、その上で排気することが行われている。
また、機体後方にエンジンを搭載し、更にその後方にカウンタウエイトを配置する建設機械においては、エンジン室の後方から排気を行うのが困難である。このため、エンジン室の上部に排気パイプ(テールパイプ)を設け、マフラからの排気ガスをこの排気パイプを介して排出することが行われている。
更に、単に排気パイプを上方に向けて開口させた構成では、雨水が排気パイプを介してマフラに浸入してしまう。よって、これを回避するため、一般に排気パイプのパイプ先端を曲げ、排気ガスが後方(機体水平方向)に排気されるよう構成されている(特許文献1)。
特開平02−040926号公報
ところで、一般にマフラはエンジンに固定されるため、エンジンで発生する高い振動に耐えられる構造及び大きさに制限されている。またマフラは、その内部で排気ガスを膨張・圧縮させることで共鳴させ、これにより騒音低減を図っている。しかしながら、上記のようにその構造や大きさが制限されると、排気音の低減を充分に行うことができないという問題点があった。
また、従来のようにパイプ先端を曲げられた構成(即ち、排気パイプが機体水平方向に開口した構成)では、排気ガスが建設機械の周囲で作業する人に直接掛かってしまうという問題点があった。
更に、上記のように騒音低減が充分でない場合には、排気パイプに沿って排気音も排気ガスの流れに沿って放出されるため、建設機械の周囲で作業する人は騒音にも悩まされるという問題点があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、消音効果を高め、かつ周囲に騒音及び排気ガスの影響が及ぶのを防止できる建設機械の排気装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、第1の観点からは、
建設機械のエンジンに接続されたマフラと、
前記マフラからの排気ガスが導入される導入口と、前記導入口と対向しないよう配置され導入された排気ガスを外部に排気する排気口と、消音室とを有し、前記エンジンの上方に備えられる外装体に取り付けられる箱体と、
を有することを特徴とする建設機械の排気装置により解決することができる。
開示の建設機械の排気装置によれば、マフラからの排気ガスが導入される導入口と、導入された排気ガスを外部に排気する排気口が対向していないため、排気口から箱体の消音室に雨水が浸入してもこれがマフラに浸入することを防止することができる。
また、マフラから排出された排気ガスの騒音は箱体の消音室でも消音させるため、騒音の低減を図ることができる。
図1は、本発明の第1実施形態である排気装置を搭載した建設機械を示す側面図である。 図2は、本発明の第1実施形態である排気装置を搭載した建設機械のエンジン室の断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態である排気装置を構成するテールボックス(消音室)の外観図である。 図4は、本発明の第1実施形態である排気装置を構成するテールボックス(消音室)の縦断面図である。 図5は、本発明の第1実施形態である排気装置を構成するテールボックス(消音室)の横断面図である。 図6は、本発明の第2実施形態である排気装置を構成するテールボックス(消音室)を拡大して示す断面図である。 図7は、本発明の第3実施形態である排気装置を構成するテールボックス(消音室)を拡大して示す断面図である。 図8は、本発明の第4実施形態である排気装置を搭載した建設機械のエンジン室の断面図である。 図9は、本発明の第5実施形態である排気装置を搭載した建設機械のエンジン室の断面図である。 図10は、第5実施形態である排気装置を構成するテールボックス(消音室)を拡大して示す斜視図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の一実施形態である排気装置を設けた建設機械を示している。本実施形態では、建設機械として小型油圧ショベル1を例に挙げて説明する。小型油圧ショベル1は、大略すると自走可能なクローラ式の下部走行体2と、この下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより略構成されている。
上部旋回体3の前部側には作業アタッチメント4が設けられている。この作業アタッチメント4は、ブーム6、アーム9、及びバケット10等を有している。
ブーム6は、後述の旋回フレーム5に俯仰動可能に取り付けられている。アーム9は、ブーム6の先端側に回動可能に取り付けられている。また、バケット10は、アーム9の先端側に回動可能に取り付けられている。
ブームシリンダ12は、旋回フレーム5とブーム6との間に配設されている。このブームシリンダ12により、ブーム6は旋回フレーム5に対して俯仰動する。アームシリンダ13は、ブーム6とアーム9との間に配設されている。このアームシリンダ13により、アーム9はブーム6に対して回動動作する。更にバケットシリンダ14は、バケット10とアーム9との間に配設されている。このバケットシリンダ14により、バケット10はアーム9に対して回動する。
上部旋回体3は、下部走行体2上に旋回機構16を介して旋回自在に設置されている。この上部旋回体3には、図1に加え図2に示すように、旋回フレーム5、キャブ8、カウンタウエイト15、外装カバー18(外装体)、エンジンフード19(外装体)、エンジン20、マフラ30等が配設されている。
キャブ8は旋回フレーム5上に設けられており、その内部には運転席(図示せず)が設けられている。オペレータはキャブ8内の運転席に着座し、小型油圧ショベル1の運転操作を行う。
カウンタウエイト15は、作業アタッチメント4との重量バランスをとる機能を奏する。またエンジンフード19は、エンジン20、熱交換機24、ポンプ27等の上部を覆うものである。
次に、エンジン室17内の構成について説明する。
図2は、エンジン室17の内部構成を示す概略構成図である。同図に示されるように、カウンタウエイト15、外装カバー18、エンジンフード19に囲まれたエンジン室17内には、エンジン20、冷却ファン23、熱交換機24、排気装置、及びポンプ27等が配設されている。
エンジン20は、旋回フレーム5に配設されたエンジン取付座21の上部に、マウント22を介して支持されている。マウント22は防振マウントであり、エンジン20で発生する振動が旋回フレーム5に伝達されるのを防止している。
エンジン10のY1方向側(図中左側)には、冷却ファン23が配設されている。また、冷却ファン23のY1方向側には、熱交換機(ラジエータ)24が配設されている。
冷却ファン23は、エンジン20により回転駆動される。冷却ファン23が回転駆動されることより、外気が冷却空気としてエンジン室17に取り込まれる。エンジン室17に取り込まれた冷却空気は、熱交換機24を通過することにより熱交換機24内の冷却水を冷却する。
ポンプ27は、作業アタッチメント4を駆動するブームシリンダ12、アームシリンダ13、バケットシリンダ14等の油圧源である。このポンプ27もエンジン20により駆動される。
エンジン20から排出される排気ガスは、マフラ30に導入される。マフラ30は、排気ガスの排気騒音を低減する機能を奏する。なお、マフラ30による排気騒音の低減については、説明の便宜上、後述するものとする。
前記のエンジン20、熱交換機24、マフラ30、及びポンプ27等は、外装カバー18内に収納される。この外装カバー18の上面部には、上方に向け突出したエンジンフード19が設けられている。
エンジンフード19は、外装カバー18に対して開閉可能な構成とされている。よって、ンジン20等のメンテナンス時等には、このエンジンフード19を開いてメンテナンスを行うことができる。
エンジン20から排出された排気ガスは、排気マニホールド28及び排気管29を介してマフラ30に導入される。
マフラ30は排気管29と接続されており、よってエンジン20からの排気ガスは、先ずマフラ30に導入される。マフラ30は、図1に加えて図4に示すように円筒形状を有している。またマフラ30は、エンジン20のY2方向側の上部位置に固定されている。具体的には、エンジン20のY2方向側には固定ブラケット33が配設されており、マフラ30はこの固定ブラケット33に固定具34を用いて固定される。
マフラ30の内部は複数の部屋に画成されており、エンジン20から導入された排気ガスはこの複数の部屋を通り排出管31から排出される。この際、排出ガスの排気騒音は、マフラ30の複数の部屋内で膨張及び圧縮を繰り返して消音される。
本実施形態では、マフラ30に設けられた排出管31は上方向(Z1方向)に向け開口している。また排出管31は、エンジンフード19に設けられた開口部から上方に突出するよう構成されている。
エンジンフード19の開口部の上方には、従来の排気パイプ(テールパイプ)に代えて、テールボックス36が取り付けられる。
テールボックス36は、図2乃至図5に示されるように、エンジンフード19の上面に対向する一面を開口した矩形状の本体部36aと、その開口された面に取り付けられる底体部36bとからなり、この取り付け状態において、本体部36aと底体部36bは共同して箱体を形成し、その内部に空間が形成される。この本体部36aと底体部36bとの間に形成される空間が消音室35Aとなる。
テールボックス36の底体部36bには、前記したマフラ30に設けられた排出管31が挿入される開口部が形成されている。排出管31から排出される排気ガスは、この開口部から消音室35A内に導入される(以下、この開口部を導入口32という)。
また、導入口32の直径は、排出管31の直径に対して大きく設定されている。よって、導入口32と排出管31との間には間隙が形成され、エンジン20の振動に伴い排出管31が振動しても、排出管31がエンジンフード19に当接しないよう構成されている。これにより、排出管31を導入口32を介して消音室35A内に挿入しても、衝突音等の騒音が発生することはない。
また、テールボックス36の外周には、フランジ部39が形成されている(図3参照)。このフランジ部39をエンジンフード19にボルト固定することにより、テールボックス36はエンジンフード19に固定される。
また、テールボックス36(本体部36a)の上面側には、最終排気口37が形成されている。この最終排気口37は、上方(矢印Z1方向)に向け開口している。
ここで図4を参照し、前記したテールボックス36の底体部36bに形成された導入口32の形成位置と、テールボックス36に形成された最終排気口37の形成位置に注目する。
図4は、消音室35Aの縦断面図である。同図に示すように、導入口32と最終排気口37は、対向しないよう配置されている。即ち、導入口32の配設位置と最終排気口37の配設位置とは、水平方向(マフラ30の長手方向で、図中矢印X1,X2で示す方向)に図中矢印Wで示す距離だけずれた構成とされている。
従って、導入口32から消音室35A内に挿入された排出管31は、テールボックス36の本体部36a(の内面)と対向する。また、テールボックス36の本体部36aに配設された最終排気口37は、テールボックス36の底体部36bと対向する。
消音室35Aを上記構成とすることにより、エンジン20から排出された排ガスは、排気管29を介してマフラ30導入されて消音処理され、次に消音室35Aに導入され、最後に最終排気口37から機体外部に放出される。
本実施形態では、マフラ30内における排気ガスの圧力をP1、消音室35A内における排気ガスの圧力をP2、大気の圧力をP3としたとき、消音室35A内における排気ガス圧力P2がマフラ30内における排気ガス圧力P1よりも低く、かつ、大気圧力P3よりも高くなるよう構成されている(P1>P2>P3)。
エンジン20から発生する排気音である爆発音は、高圧状態の排気ガスが急激に圧力低下した場合に発生し、逆に段階的に低下させることで緩和させることができる。従来では、消音室35Aが設けられていなかったため、マフラ30の排気ガス圧力P1の排気ガスが直接大気圧力P3(P1>>P3)に放出されることとなる。マフラ30はエンジン20の振動に耐える形状、大きさに制限されているため、消音効果を十分に発揮できずに大気に放出されるので大きな騒音が発生していた。
これに対して本実施形態に係る排気装置では、マフラ30内で第1段の消音処理がされ圧力がP1となった排気ガスは、消音室35Aに導入されることにより第2段の消音処理がされて圧力がP2となる。更に、第2段の消音処理が行われた排気ガスは、最終排気口37から機体外部に放出され、その圧力は大気圧P3となる。このように、本実施形態に排気装置では、排気ガスが3段階に圧力低下されるため、高い消音効果を得ることができる。
また、最終排気口37はテールボックス36の本体部36aに上方に向けて(Z1方向に向けて)開口されており、かつ図3に示すようにテールボックス36はエンジンフード19の上部に配設されている。よって、最終排気口37からテールボックス36の消音室35A内に雨水が浸入する恐れがある。
しかしながら、前記のように最終排気口37の配設位置は、導入口32の形成位置(即ち、排出管31の配設位置)からずれた位置とされている。このように本実施形態では、最終排気口37と排出管31が対向しないよう構成したため、最終排気口37から雨水が浸入しても、これが排出管31内に入り込むことを防止できる。よって、マフラ30に雨水が浸入することを防止でき、マフラ30の性能が低下することを防止することができる。
なお、最終排気口37から消音室35A内に浸入した雨水は、図4に示すドレイン配管38を介して機体外部に排出されるよう構成されている。よって、消音室35A内に雨水が残留するようなことはない。
また上記のように、最終排気口37はテールボックス36の本体部36aに上方に向けて開口されている。このため、エンジン20から排出された排気ガスは、消音室35Aを介して最終排気口37から上方に向け(Z1方向に向け)排出される。よって、排気ガスが小型油圧ショベル1の周囲で作業する人に直接掛かってしまうことを防止できる。
これにより、パイプ先端を曲げられたテールパイプを用いていた従来の油圧ショベルに比べ、小型油圧ショベル1の周囲で作業する作業員に対する作業環境の改善を図ることができる。
次に、本発明の他の実施形態である排気装置について、図6乃至図10を用いて説明する。なお、図6乃至図10において、図1乃至図5に示した構成と対応する構成については同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図6は、第2実施形態である排気装置を拡大して示している。本実施形態に係る排気装置は、消音室35Bを構成するテールボックス36を内壁部40aと外壁部40bの二重構造としたことを特徴とするものである。
この構成とすることにより、テールボックス36の壁面が振動して周囲に伝わる排気騒音が内壁部40aと外壁部40bの二重構造を透過することで減衰され、周囲の低騒音化を図ることができる。
図7は、第3実施形態である排気装置を拡大して示している。本実施形態に係る排気装置は、テールボックス36の内部に多孔板42及び吸音材43を配設したことを特徴とするものである。
多孔板42は多数の孔42aが穿設された板材であり、テールボックス36の側面と対向するよう配設されている。吸音材43は例えばグラスウールであり、消音室カバー36の側面と多孔板42との間に配設されている。
この構成とすることにより、排気騒音は多孔板42の孔42aを通過する際にエネルギー吸収されることにより吸音され、更に吸音材43においても吸音が行われる。よって、本実施形態の構成とすることによっても、周囲の低騒音化を図ることができる。
図8は、第4実施形態である排気装置を示している。
前記した第1実施形態に係る排気装置は、一面を開口した矩形状の本体部36aと、その開口された面に取り付けられる底体部36bからなるテールボックス36をエンジンフード19上に固定した構成とした(図3参照)。よって、第1実施形態に係る排気装置では、テールボックス36がエンジンフード19上に突出した構成とされていた。
これに対して本実施形態に係る排気装置は、テールボックス36を本体部44Aと蓋体部45Aとにより構成すると共に、本体部44Aをエンジンフード19の内部に収納したことを特徴としている。
本体部44Aは一面を開口した矩形状とされており、蓋体部45Aは本体部44Aの開口された面に取り付けられる。この取り付け状態において、本体部44Aと蓋体部45Aは共同して箱体を形成し、その内部に空間が形成される。この本体部44Aと蓋体部45Aとの間に形成される空間が消音室35Dとなる。
本実施形態では、本体部44Aがエンジンフード19の内部に収納された構成となる。よってエンジンフード19の上部には、蓋体部45Aのみが配設される。これにより、エンジンフード19の上面を略面一とすることが可能となる。
図9及び図10は、第5実施形態である排気装置を説明するための図である。
本実施形態に係る排気装置は、前記の第4実施形態に係る排気装置と同様にテールボックス36を本体部44Bと蓋体部45Aとにより構成しており、この本体部44Bと蓋体部45Aの間に形成される空間部が消音室35Eとなる。
前記した第4実施形態では、排出管31が本体部44Aの底面に形成された導入口32から上方に向けて挿入される構成とされていた。これに対して本実施形態に係る排気装置は、図10に示すように、本体部44Bの側面に導入口32を形成し、排出管31が本体部44Bの側面から消音室35E内に挿入されるよう構成し、エンジンフード19に代えて外装カバー18に取り付けたことを特徴としている。
このように、排気ガスを消音室35Eの側部から導入する構成とすることにより、エンジン20に対して消音室35Eの配設位置を低く設定することが可能となる。これにより、図8に示すように第4実施形態ではエンジン20、熱交換機24、ポンプ27等の上部を覆うエンジンフード19を突設させる必要があったが、本実施形態では図9に示すようにエンジンフード19の突出量を抑えることができる。よって、エンジン室17の低背化を図ることができ、小型油圧ショベル1の更なる小型化を図ることができる。
なお、図8及び図9では、図示の便宜上、最終排気口37と導入口32(排出管31)が対向したように図示しているが、第1乃至第3実施形態と同様に、導入口32と固定ブラケット33とは対向しておらず、水平方向にずれた構成とされている。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
具体的には、上記した各実施形態では本願発明を小型油圧ショベル1に適用した例について説明したが、本願発明は排気騒音の低減を望む各種建設機械についても適用可能なものである。
また、本実施形態では、消音装置としてマフラ30を用いた例を示したが、マフラ30に代えてDPF(Diesel Particulate Filter)等の排ガス後処理装置を用いた構成としてもよい。DPF(Diesel Particulate Filter)等の排ガス後処理装置は、内部に触媒、フィルタを多層に積層配置しており、排ガス浄化の機能を優先する必要がある結果、同等の大きさのマフラ30に比べ消音効果が期待し難い。これに対して本願発明では、DPF(Diesel Particulate Filter)等の排ガス後処理装置の後段に消音室を設けることができるので、排ガスの浄化と低騒音化を両立することができる。また、排ガス後処理装置の排出管に水(雨水)が浸入することを確実に防止することもできる。
1 小型油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回フレーム
17 エンジン室
18 外装カバー(外装体)
19 エンジンフード(外装体)
20 エンジン
23 冷却ファン
24 熱交換機
27 ポンプ
29 排気管
30 マフラ(消音装置)
31 排出管
32 導入口
33 固定ブラケット
34 固定具
35A〜35E 消音室
36 テールボックス(箱体)
36a 本体部
36b 底体部
37 最終排気口
38 ドレイン配管
40a 内壁部
40b 外壁部
42 多孔板
43 吸音材
44A,44B 本体部
45A,45B 蓋体部

Claims (4)

  1. 建設機械のエンジンに接続されたマフラと、
    前記マフラからの排気ガスが導入される導入口と、前記導入口と対向しないよう配置され導入された排気ガスを外部に排気する排気口と、消音室とを有し、前記エンジンの上方に備えられる外装体に取り付けられる箱体と、
    を有することを特徴とする建設機械の排気装置。
  2. 前記消音室の壁を、内壁部と外壁部とを有する二重構造としたことを特徴とする請求項1記載の建設機械の排気装置。
  3. 前記消音室に吸音材を配設したことを特徴とする請求項1又は2記載の建設機械の排気装置。
  4. 前記箱体を前記エンジンが配置されている外装体の内側に収納したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建設機械の排気装置。
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