JPH0278727A - 立型マフラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、立型マフラに関するものであり、特に、ト
ラクタ等に立設されたマフラの排気漏れを防止するよう
にした立型マフラに関するものである。

［従来の技術］ 従来の技術を別紙添付図面の第３図及び第４図に従って
説明する。第３図に於て（１）はトラクタであり、（２
）はエンジンである。該エンジン（２）の側方のボディ
パネル（３）に開穿した取付孔（４）に立型マフラ（５
）が固設され、該立型マフラ（５）にはエンジン（２）
の側方に延設した排気マニホールド（６）の端部が接続
されている。この接続方法を示したものが第４図である
。同図は要部の正面断面図であり、ボディパネル（３）
に開穿した取付孔（４）にはＬ字状のマフラカバー（７
）が取付けられ上方に立設している。又、該マフラカバ
ー（７）の上端部には上部管カバー（８）を固設すると
共に、該上部管カバー（８）に内装した上部！　（９）
の下端部は前記マフラカバー（７）内のマフラに接合し
である。該マフラ（１０）の下端部には後述する排気マ
ニホールド（６）連結用の摺動管Ｑ　＋）が設けられて
いる。尚、図示は省略するがマフラ（１０）の内部は耐
熱性パンチングメタルの多層構造となっており、更に、
グラスウール等の耐熱吸音材を充填して消音効果が得ら
れるように形成しである。そして、エンジン（２）から
延設された排気マニホールド（６）が前記取付孔（４）
内側からマフラ（１０）の摺動管θ１）に挿入されてい
る。又、該排気マニホールド（６）の前記摺動管（１１
）下端部より稍下部にストッパθコを設けである。

而して、エンジン始動時等、エンジンと共に排気マニホ
ールド（６）も振動するが、該排気マニホールド（６）
の先端部が前記摺動管０１）内を自在に摺動するのであ
る。

［発明が解決しようとする課題］ 前述した従来の立型マフラは、マフラと排気マニホール
ドとが摺動自在に形成されている。そのため、シャーシ
に防振ゴムを介して取付けたエンジンの振動が、始動時
や段差通過時等に大となると摺動部位から排気ガスが漏
れることがある。この立型マフラは運転者の前方に設け
ているので、該漏出した排気ガスが運転者に甚しい不快
感を与えていた。

そこで、前記摺動部位からの排気ガスの漏出を防止する
ために解決せられるべき技術的課題が生じてくるのであ
り、本発明は該課題を解決することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明は、上記目的を達成するために提案せられたも
のであり、車両に立設したマフラの下端部にエンジンの
排気マニホールドを摺動自在に遊嵌した立型マフラに於
て、該摺動部位にグラスウール等の耐熱材を巻装し、該
耐熱材にカバーを冠装して、該カバーを前記排気マニホ
ールドに取付けたことを特徴とする立型マフラを提供せ
んとするものである。

［作用］ この発明は、マフラに設けた摺動管と該摺動管に遊嵌し
た排気マニホールドとの摺動部位に、グラスウール等の
耐熱材を巻装して、前記摺動管の端部を被覆し、更に、
該耐熱材固定用のカバーを冠装し、該カバーを排気マニ
ホールドの外周部に取付けである。依って、該排気マニ
ホールドがエンジンの振動に伴い上下動する際に、該排
気マニホールドと摺動管との間隙から排気ガスが漏れる
ことが防止される。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を別紙添付図面の第１図及び
第２図に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来公知
の技術も同時に説明する。又、従来例で使用した符号と
同一構成の部分は同一符号を使用するものとする。第１
図に於て、ボディパネル（３）に固設したマフラカバー
（７）にマフラ（１Φが内装されている。該マフラ０Φ
の上端部は上部管（９）に連結され、下端部には摺動管
Ｑ　＋）を内側から下方へ突設している。そして、該摺
動管Ｑ　＋）に排気マニホールド（６）が上下摺動自在
に遊嵌されている。この排気マニホールド（６）の前記
摺動管Ｏｔ）下端部より下方にフランジ（Ｉ４を設けで
ある。そして、該フランジ（１組こカバー（ｌＩ！０を
係合し、該カバー（ｖＯ内にグラスウールθうを充填し
て、前記摺動管０１）の下端部近傍を被覆しである。之
を第２図に従って説明する。同図に於て、排気マニホー
ルド（６）に嵌装されるカバー（ゆは上面中央部に摺動
管（１菖）遊挿用の孔（１１１９を開穿し、下部は蛇腹
状に形成して弾接部（ｒｔ）としている。そして、該弾
接部（ｒｔ）にすり割り（ト）を数個所設けて前記排気
マニホールド（６）のフランジ（Ｉｎへの係合が容易と
なるようにしているが、該弾接部（ｒｔ）並びにすり割
り（ト）の形状等は、特に、之に限定せられるべきでは
ない。

而して、グラスウールθつを前記７ランジ（１専の上部
に巻装した後に、カバー（ロ）を上方から挿入し、下端
部をフランジ０→に当接させて、更に押圧すると前記弾
接部（ｒｉ’）がフランジθ→に嵌合して固定される。

然る後に、排気マニホールド（６）の外周部とカバー（
ロ）前面の孔ＯＱとの間隙にマフラ００）の摺動管（１
０を挿入するのである。依って、第１図に示すように、
摺動管（１１）の下端部はグラスウール（１つにて被蔽
されるので、排気マニホールド（６）がエンジン（２）
の振動によって前記摺動管θｌ）内を摺動しても、該排
気マニホールド（６）と摺動管（１１）との間隙から排
気ガスが漏出することはない。

又、従来例と異なり排気マニホールド（６）にストッパ
（Ｉ、１を設けていないので、段差通過時等にエンジン
（２）の振動が大となり、前記ストッパ（６）と摺動管
（１１）の下端部が衝突して車体に振動を伝達したり、
或は排気管に悪影響を及ぼすこともない。

而して、この発明は、この発明の精神を逸脱しない限り
種々の改変を為すことができ、そして、この発明が該改
変せられたものに及ぶことは当然である。

［発明の効果コ この発明は、上記一実施例に詳述したように、排気マニ
ホールドとマフラの摺動管との摺動部位にグラスウール
等の耐熱材を巻装し、該耐熱材に固定用のカバーを冠装
して排気マニホールドに取付けである。依って、エンジ
ンの振動に伴い排気マニホールドは前記摺動管内を自在
に摺動するが、該摺動部位の間隙は前記耐熱材を圧接し
ているので排気ガスが漏れることはない。そのため、漏
出した排気ガスが運転者に不快感を与えることを防止で
き、作業能率の向上に寄与できる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の一実施例を示し、第１図は
立型マフラの一部切欠正面断面図、第２図は要部の分解
説明図であり、第３図及び第４図は従来例を示し、第３
図はトラクタの側面図、第４図は立型マフラの一部切欠
正面断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両に立設したマフラの下端部にエンジンの排気マニホ
   ールドを摺動自在に遊嵌した立型マフラに於て、該摺動
   部位にグラスウール等の耐熱材を巻装し、該耐熱材にカ
   バーを冠装して、該カバーを前記排気マニホールドに取
   付けたことを特徴とする立型マフラ。