JP2013075297A - 金属板と金属軸の結合構造及び密閉型電池の電極構造 - Google Patents

金属板と金属軸の結合構造及び密閉型電池の電極構造 Download PDF

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Abstract

【課題】結合力が高く、位置精度に優れ且つ安価である、金属板と金属軸の結合構造Aを提供する。
【解決手段】結合構造Aは、金属板1の第1面2の有底孔4に金属軸5を圧入して構成される。金属軸5は、主体部6と圧入端部7とを含む。圧入端部7は、多角形部9と細径部10とテーパ状の案内部11とを含む。細径部10と案内部11とは、多角形部9の軸方向X1の投影空間内に配置される。多角形部9と案内部10との間に、くびれ空間S1を形成する。多角形部9が、有底孔4の入口縁部41を第2面3側へ塑性変形させて入口縁部41に食い込む。金属板1は、くびれ空間S1に入り込んだ塑性変形部12を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、金属板と金属軸の結合構造、及びこれを用いた密閉型電池の電極構造に関する。
近年、車両搭載用電源として、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン電池等の密閉型電池が注目されている。例えば特許文献1では、電極体及び電解質が電池ケース内に収容され、軸状の電極端子が、電池ケースに設けられた端子貫通孔と、電池ケースの表面に配置された金属板からなる外部端子に設けられた端子貫通孔とを順次に貫通して、ケースの内部から外部に引き出されている。しかしながら、金属板にも端子挿通孔が設けられているため、電池ケース内部の電解質等の外部への漏れ出しを抑制するためのシール構造が複雑になるという問題がある。
ところで、金属板の貫通孔に金属軸を結合する技術としては、金属板の貫通孔に金属軸の小径端部を挿通させて、その小径端部の先端を僅かに金属板の表面より突出させ、その突出させた先端をプレスで押し潰して貫通孔の周縁に係合させる、かしめ法が一般的である。
一方、金属板に貫通孔を設けないで金属軸をかしめる技術が提案されている。例えば、特許文献2では、外周に多数の微小な縦溝やこれと交差する横溝を形成したり、あるいは文目のローレットを形成したりした金属軸の端部を、金属板の有底孔に押し込むとともに、金属軸の端部の外周に嵌合した筒状のカシメポンチを金属軸に沿って移動させることにより、金属板において有底孔の縁部を形成していた肉を、金属軸の縦溝や横溝に押入する技術が提案されている。他方、金属板の表面に金属軸の端面を当接させて、その当接面を溶融させて結合する溶接法がある。
特開2010−282848号公報 特開昭59−147724号公報
前記の溶接法では、熱歪み等の影響があるうえに金属軸の溶け込み量が一定でないため、金属板に対する金属軸の位置精度があまり良くない。また、製造コストが高い。
特許文献2では、下記の欠点がある。すなわち、車両に搭載される等で振動等の過酷な条件を考慮する必要がある場合、微小な縦溝やローレットでは、振動等の影響で、金属軸に緩みを生ずるおそれがある。また、カシメパンチを用いるため、金属軸とカシメパンチの位置精度のばらつきがカシメ量に影響し、金属板に対する金属軸の位置精度が悪くなるおそれがある。さらに、定期的にカシメパンチを新品と交換する必要があり、製造コストが高くなる。
そこで、本発明の目的は、結合力が高く、位置精度に優れ且つ安価である、金属板と金属軸の結合構造、及びこれを含む密閉型電池の電極構造を提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、互いに平行な第1面(2)及び第2面(3)を有し、前記第1面に有底孔(4)が形成された金属板(1;1A)と、前記有底孔に圧入された金属軸(5;5A)と、を備え、前記金属軸は、前記第1面に当接して前記第1面の変形を拘束した肩部(8)を有する主体部(6)と、前記有底孔に圧入された圧入端部(7)と、を含み、前記圧入端部は、前記主体部に隣接して設けられ前記主体部の軸方向(X1)の投影空間内に配置された多角形部(9)と、前記有底孔の底(42)に当接した端面(102)を有し前記多角形部の軸方向の投影空間内に配置されたテーパ状の案内部(10)と、前記案内部と前記多角形部とを接続し前記案内部と前記多角形部との間にくびれ空間(S1)を形成する細径部(11)と、を含み、前記多角形部は、前記有底孔の入口縁部(41)を前記第2面側へ塑性変形させて前記入口縁部に食い込んでおり、前記金属板は、前記くびれ空間に入り込んだ塑性変形部(12)を含む、金属板と金属軸の結合構造(A)を提供する。
なお、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素等を表すが、このことは、むろん、本発明がそれらの実施形態に限定されるべきことを意味するものではない。以下、この項において同じ。
また、請求項2のように、前記くびれ空間を区画する、前記多角形部の区画面(91)が、第1面に平行な平坦面であってもよい。
また、請求項3のように、前記くびれ空間を区画する、前記案内部の区画面(101)が、第1面に平行な平坦面であってもよい。
また、請求項4のように、前記金属板の第2面において、前記案内部の軸方向の投影空間外に、前記多角形部の圧入による塑性変形痕(13)が視認可能に形成されていてもよい。
また、請求項5の発明は、第1面としての裏面及び第2面としての表面を有し、前記裏面に有底孔が形成された外部端子としての金属板(1A)と、電池ケース(21)内から引き出され、前記有底孔に圧入された内部端子としての金属軸(5A)とを備え、前記金属軸は、前記第1面に当接して前記第1面の変形を拘束した肩部を有する主体部と、前記有底孔に圧入された圧入端部と、を含み、前記圧入端部は、前記主体部に隣接して設けられ前記主体部の軸方向の投影空間内に配置された多角形部と、前記有底孔の底に当接した端面を有し前記多角形部の軸方向の投影空間内に配置されたテーパ状の案内部と、前記案内部と前記多角形部とを接続し前記案内部と前記多角形部との間にくびれ空間を形成する細径部と、を含み、前記多角形部は、前記有底孔の入口縁部を前記第2面側へ塑性変形させて前記入口縁部に食い込んでおり、前記金属板は、前記くびれ空間に入り込んだ塑性変形部を含む、密閉型電池(20)の電極構造(B)を提供する。
請求項1の発明によれば、金属軸のくびれ空間に金属板の塑性変形部が入りこんで金属軸の軸方向への抜脱を防止しているとともに、多角形部が金属板の有底孔の入口縁部に食い込んで金属軸の回転を確実に規制しているので、金属板に対する金属軸の結合力を格段に高くすることができる。
また、金属軸の多角形部自体が、有底孔の入口縁部に食い込むので、当該入口縁部を圧入方向に押圧するための別途の治具(例えば特許文献2のカシメパンチ)が不要である。したがって、特許文献2のようにカシメパンチと軸との位置精度のばらつきの影響を受けないので、かしめ量の精度が良く、その結果、金属板に対する金属軸の位置精度を良くすることができる。また、カシメパンチの交換等が不要であり、製造コストを安くすることができる。
さらに、金属板の孔を有底孔としてあるので、金属板の表裏でシール性が要求される場合に、好適に用いることができる。
請求項2の発明によれば、くびれ空間を区画する多角形部の区画面を、第1面に平行な平坦面としたので、金属板に対する金属軸の直角度を精度良く実現することができる。
請求項3の発明によれば、くびれ空間を区画する案内部の区画面を、第1面に平行な平坦面としたので、金属板に対する金属軸の直角度を実現することができる。
請求項4の発明によれば、金属板の第2面において、案内部の軸方向の投影空間外に、多角形部の圧入による塑性変形痕が視認可能に形成されるので、圧入工程に関する検査を省略することが可能となり、製造コストを安くすることかできる。
請求項5の発明によれば、請求項1と同じ効果を奏することができる。すなわち、外部端子(金属板)に対する内部端子(金属軸)の結合力が高く、また、外部端子(金属板)に対する内部端子(金属軸)の位置精度が高く、しかも製造コストを安くすることができる。また、金属板に端子貫通孔を設けないので、内部の電解質等の漏れ出しを防ぐためのシール構造を簡素化することができる密閉型電池の電極構造を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る、金属板と金属軸の結合構造の部分破断正面図である。 金属板と金属軸の結合前の分解斜視図である。 図3(a)は金属軸の側面図であり、図3(b)は金属軸の正面図である。 図4(a)は、図3(a)とは別角度から見た金属軸の側面図であり、図4(b)は、図4(b)とは別角度から見た金属軸の側面図である。 図5(a)〜(c)は金属板と金属軸を結合する工程を順次に示す部分断面正面図である。 結合後の金属板の表面の概略図である。 本発明の別の実施形態に係る密閉型電池の概略斜視図である。 図7の密閉型電池の電極構造の断面図である。
本発明の好ましい態様を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態の金属板と金属軸の結合構造Aの部分断面正面図である。図1を参照して、金属板1は、板厚方向T1に対向する互いに平行な第1面2と第2面3とを有している。金属板1の第1面2には、有底孔4が形成されている。図2に示すように、金属板1の第1面2の有底孔4に、金属軸5が圧入されて、図1に示した、金属板と金属軸の結合構造Aが構成されている。金属板1は、例えばアルミニウムにより構成され、金属軸5は、例えば銅により構成されており、両者の硬度が比較的近い。
図1、図2、図3(a)及び(b)、並びに図4(a)及び(b)に示すように、金属軸5は、中空丸棒状の主体部6と、有底孔4に圧入された圧入端部7とを備えている。金属軸5の主体部6は、金属板1の第1面2に当接して第1面2の変形を拘束した肩部8を有している。肩部8は第1面2に平行な平坦面に形成されている。主体部6の中空部は、圧入端部7とは反対側に開放されている。
圧入端部7は、例えば略矩形の多角形部9と、テーパ状の案内部10と、細径部11とを、主体部6から金属軸5の先端側に向けて順次に有している。多角形部9は、主体部6に隣接して設けられ、図3(a)及び図4(a)に示すように、主体部6の軸方向X1の投影空間内に配置されている。多角形部9は、図1に示すように、有底孔4の入口縁部41を第2面3側へ塑性変形させて入口縁部41に食い込んでいる。本実施の形態では、多角形部が略矩形であるが、三角形であってもよいし、五角形以上であってもよい。
細径部11は、多角形部9と案内部10とを接続し、多角形部9と案内部10との間に、くびれ空間S1を形成している。金属板1は、くびれ空間S1に入り込んだ塑性変形部12を含んでいる。くびれ空間S1を区画する、多角形部9の区画面91及び案内部10の区画面101は、第1面2に平行な平坦面により形成されている。
案内部10は、図1に示すように、有底孔4の底42に当接した端面102を有し、図3(a)及び図4(a)に示すように、多角形部9の軸方向X1の投影空間内に配置されている。有底孔4の底42及び案内部10の端面102は、第1面2に平行な平坦面により形成されている。
中空丸棒状の主体部6の直径は、例えば4〜6mmの範囲内の所定値が採用されている。案内部10の直径は、例えば3〜4mmの範囲内の所定値が採用されている。略矩形をなす多角形部9の一辺の長さは、案内部10の直径と例えば略等しくされている。圧入端部7の高さ(軸長)は、金属板1の板厚(例えば2〜3mm)よりも、例えば0.4〜0.6mm程度小さくされている。多角形部9の高さ(軸長)は、圧入端部7の高さ(軸長)の例えば1/2に設定されている。細径部11の直径は、案内部10の直径よりも例えば1〜2mm程度小さくされている。細径部11の軸長は、例えば0.4〜0.5mmとされている。
次いで、図5(a)〜(c)は金属板1と金属軸5とを結合させる工程を順次に示している。図5においての上下は実際の上下とは逆であってもよい。図5(a)に示すように、図示しないプレス機械の受け部によって第2面3が受けられた状態の金属板1の有底孔4に、金属軸5を圧入端部7側からプレスにより押し込む。金属軸5が圧入される前の有底孔4の直径D1は、案内部10の直径D2と同等かまたは若干大きく設定されている(D1≧D2)。また、金属軸5が圧入される前の有底孔4の直径D1は、多角形部の外接円の直径D3と同等または若干小さくされている(D1≦D3)。
したがって、図5(b)に示すように、圧入端部7が有底孔4に押し込まれる途中の段階で、多角形部9により押された有底孔4の入口縁部41周辺の肉が、くびれ空間S1内に流れ込んで来る。
次いで、図5(c)に示すように、十分な量の肉が、多角形部9と案内部10との間のくびれ空間S1に入り込んだ状態で、案内部10の平坦面からなる端面102が、有底孔4の底42に当接することにより、金属軸5の圧入が完了し、金属板と軸の結合構造Aが完成する。
図6に示すように、圧入完了後の金属板1の第2面3において、案内部10の軸方向X1(図6において、紙面に直交する方向)の投影空間P外に、多角形部9の圧入による塑性変形痕13が視認可能に形成されている。塑性変形痕13は、第2面3の光沢に変化が見て取れる程度であり、第2面3の平面度としては、例えば5/100以下の精度が維持されている。
本実施の形態によれば、図1に示すように、金属軸5のくびれ空間S1に金属板1の塑性変形部12が入りこんで金属軸5の軸方向X1への抜脱を防止しているとともに、多角形部9が金属板1の有底孔4の入口縁部41に食い込んで金属軸5の回転を確実に規制しているので、金属板1に対する金属軸5の結合力を格段に高くすることができる。
また、金属軸5の多角形部9自体が、有底孔4の入口縁部41に食い込むので、当該入口縁部41を圧入方向に押圧するための別途の治具(例えば特許文献2のカシメパンチ)が不要である。したがって、特許文献2のようにカシメパンチと軸との位置精度のばらつきの影響を受けないので、かしめ量の精度が良く、その結果、金属板1に対する金属軸5の位置精度を良くすることができる。また、カシメパンチの交換等が不要であり、製造コストを安くすることができる。
さらに、金属板1の孔を有底孔4としてあるので、金属板1の表裏でシール性が要求される場合に、好適に用いることができる。
また、くびれ空間S1を区画する多角形部9の区画面91を、第1面2に平行な平坦面としたので、金属板1に対する金属軸5の直角度を精度良く実現することができる。また、くびれ空間S1を区画する案内部10の区画面101を、第1面2に平行な平坦面としたので、この点からも、金属板1に対する金属軸5の直角度を精度良く実現することができる。また、有底孔4の底42及び案内部10の端面102を、第1面2に平行な平坦面としたので、この点からも、金属板1に対する金属軸5の直角度を精度良く実現することができる。
また、図6に示すように、金属板1の第2面3において、案内部10の軸方向X1の投影空間外に、多角形部9の圧入による塑性変形痕13が視認可能に形成されるので、圧入工程に関する検査を省略することが可能となり、製造コストを安くすることかできる。
次いで、図7は金属板と金属軸の結合構造Aが適用された密閉型電池の電極構造Bを示している。図7に示すように、密閉型電池20は、例えば直方体形状をなす外装容器しての電池ケース21と、電池ケース21の端子配置面22に配置された一対の外部端子としての金属板1Aと、金属板1Aの表面としての第2面3に突出形成された電極棒23とを備えている。一方の金属板1Aとこれに形成された電極棒23が正極を構成し、他方の金属板1Aとこれに形成された電極棒23が負極を構成している。
図8に示すように、電池ケース21の端子配置面22に凹部24が形成され、その凹部24に、金属板1Aの少なくとも一部が収容されている。凹部24の底241及び内壁面242とこれに対向する金属板1Aの第1面2(裏面)及び側面25との間には、絶縁性の例えばゴムからなるシール部材26が介在している。
電池ケース21には、端子貫通孔27が形成されており、内部端子としての金属軸5Aの圧入端部7が、端子挿通孔27に挿通され、金属板1Aの第1面2(裏面2)の有底孔4に圧入されている。シール部材26は、端子貫通孔27を挿通した金属軸5Aを取り囲んだ状態で、金属板1Aの第1面2と電池ケース21の凹部24の底241との間に弾性的に挟持されることで、金属板1Aにおける金属軸5Aの貫通部分をシールしている。
本実施形態によれば、図1〜図6の実施形態と同じ効果を奏することができる。すなわち、外部端子(金属板1A)に対する内部端子(金属軸5A)の結合力が高く、また、外部端子(金属板1A)に対する内部端子(金属軸5A)の位置精度が高く、しかも製造コストを安くすることができる。また、金属板1Aに端子貫通孔を設けないので、内部の電解質等の漏れ出しを防ぐためのシール構造を簡素化することができて、安価な密閉型電池の電極構造Bを実現することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、金属板や金属軸の材料としては、アルミニウム、銅、スチール、ステンレススチール(SUS)等、導電性に優れた材料を用いることができる。その他、本発明の請求項記載の範囲内で種々の変更を施すことができる。
1…金属板、1A…金属板(外部端子)、2…第1面、3…第2面、4…有底孔、41…入口縁部、42…底、5…金属軸、5A…金属軸(内部端子)、6…主体部、7…圧入端部、8…肩部、9…多角形部、91…区画面、10…案内部、101…区画面、102…端面、11…細径部、12…塑性変形部、13…塑性変形痕、20…密閉型電池、21…電池ケース、22…端子配置面、23…電極棒、24…凹部、241…底面、242…内壁面、25…側面、26…シール部材、27…端子貫通孔、A…金属板と金属軸の結合構造、B…密閉型電池の電極構造、D1…(案内部)の直径、D2…(圧入前の有底孔の)直径、D3…(多角形部の外接円の)直径、P…投影空間、S1…くびれ空間、T1…板厚方向、X1…軸方向

Claims (5)

  1. 互いに平行な第1面及び第2面を有し、前記第1面に有底孔が形成された金属板と、
    前記有底孔に圧入された金属軸と、を備え、
    前記金属軸は、前記第1面に当接して前記第1面の変形を拘束した肩部を有する主体部と、前記有底孔に圧入された圧入端部と、を含み、
    前記圧入端部は、前記主体部に隣接して設けられ前記主体部の軸方向の投影空間内に配置された多角形部と、前記有底孔の底に当接した端面を有し前記多角形部の軸方向の投影空間内に配置されたテーパ状の案内部と、前記案内部と前記多角形部とを接続し前記案内部と前記多角形部との間にくびれ空間を形成する細径部と、を含み、
    前記多角形部は、前記有底孔の入口縁部を前記第2面側へ塑性変形させて前記入口縁部に食い込んでおり、
    前記金属板は、前記くびれ空間に入り込んだ塑性変形部を含む、金属板と金属軸の結合構造。
  2. 前記くびれ空間を区画する、前記多角形部の区画面が、第1面に平行な平坦面である請求項1に記載の金属板と金属軸の結合構造。
  3. 前記くびれ空間を区画する、前記案内部の区画面が、第1面に平行な平坦面である請求項1または2に記載の金属板と金属軸の結合構造。
  4. 前記金属板の第2面において、前記案内部の軸方向の投影空間外に、前記多角形部の圧入による塑性変形痕が視認可能に形成されている請求項1から3の何れか1項に記載の金属板と金属軸の結合構造。
  5. 第1面としての裏面及び第2面としての表面を有し、前記裏面に有底孔が形成された外部端子としての金属板と、
    電池ケース内から引き出され、前記有底孔に圧入された内部端子としての金属軸とを備え、
    前記金属軸は、前記第1面に当接して前記第1面の変形を拘束した肩部を有する主体部と、前記有底孔に圧入された圧入端部と、を含み、
    前記圧入端部は、前記主体部に隣接して設けられ前記主体部の軸方向の投影空間内に配置された多角形部と、前記有底孔の底に当接した端面を有し前記多角形部の軸方向の投影空間内に配置されたテーパ状の案内部と、前記案内部と前記多角形部とを接続し前記案内部と前記多角形部との間にくびれ空間を形成する細径部と、を含み、
    前記多角形部は、前記有底孔の入口縁部を前記第2面側へ塑性変形させて前記入口縁部に食い込んでおり、
    前記金属板は、前記くびれ空間に入り込んだ塑性変形部を含む、密閉型電池の電極構造。
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