JP2015041609A - 押圧治具 - Google Patents

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【課題】本発明は、プレスフィット端子を基板のスルーホールへ挿入する際に、基板における電子部品の実装部に生じる歪みを抑制して、前記電子部品の破損を防ぐことができるプレスフィット端子挿入用の押圧治具を提供する。【解決手段】基板2のスルーホール2aに対してプレスフィット端子31を挿入する際に、基板2のプレスフィット端子31の挿入側とは反対側の面における、スルーホール2aの周辺を押圧する押圧治具1であって、押圧治具1は、柱状に形成される治具本体1aの下端面1bが、基板2との当接面として形成され、下端面1bは円環状に形成され、下端面1bと治具本体1aの外周面との間の角部は面取りされ、下端面1bの外径d1は、治具本体1aの外径d2よりも小さく形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、プレスフィット端子をワークに挿入する際に用いられる、プレスフィット端子挿入用の押圧治具に関する。
従来、コネクタ等の電子部品の端子とワークである基板とを接続する接続方法として、前記電子部品の端子を前記基板のスルーホールに挿入してはんだ付けする、はんだ接続が多く用いられてきた。
しかし、近年においては、環境負荷物質であるはんだの使用量低減や、前記接続工程の簡易化が要求されており、電子部品の端子をプレスフィット端子に構成して、前記プレスフィット端子を基板のスルーホールに圧入することにより、電子部品の端子と基板とを接続することが増加してきている。
前記プレスフィット端子は、前記スルーホールの内径よりもやや幅広の弾性部を有しており、前記弾性部を基板のスルーホールへ圧入することにより、プレスフィット端子と基板との接続が行われている。プレスフィット端子と基板との接続部においては、プレスフィット端子の弾性部が圧縮側に弾性変形することにより、接触荷重を発生させている。
このように、プレスフィット端子を用いて電子部品と基板とを接続することは、例えば特許文献1に開示されている。
特開2013−004239号公報
前述のように、プレスフィット端子は基板のスルーホールに対して圧入、即ち所定の圧力で挿入されるが、プレスフィット端子のスルーホールへの圧入は、例えば押圧治具を用いて行われている。
図13、図14に示すように、プレスフィット端子31のスルーホール2aへの挿入用治具である押圧治具101は円柱状部材にて構成される治具本体101aを備えており、治具本体101aの下端面101bには円形の凹陥部101cが形成されている。凹陥部101cの内径は基板2のスルーホール2aの内径よりも大径に形成されており、凹陥部101cが形成された下端面101bは円環状に形成されている。
プレスフィット端子31は、例えばコネクタ3の端子として構成されており、スルーホール2aの内径よりもやや幅広の弾性部31aを有している。また、基板2におけるスルーホール2aの周辺部には、電子部品21が実装されている。
このように形成される押圧治具101を用いてプレスフィット端子31を基板2のスルーホール2aに圧入する際には、図14に示すように、プレスフィット端子31の先端をスルーホール2aに挿入した状態で、基板2におけるスルーホール2aの周辺部をプレスフィット端子31の挿入側とは反対側の面から、押圧治具101により押圧することにより、プレスフィット端子31のスルーホール2aへの圧入が行われる。
この場合、押圧治具101の基板2に対する押圧力は、例えば1端子あたり10kgfといった大きな圧力であるため、図15に示すように、基板2における押圧治具101による押圧部の周辺に歪みが発生することとなる。
図16に示すように、基板2における押圧部周辺に位置する電子部品21の実装部の歪み量は、基板2が押圧治具101に押圧されて、プレスフィット端子31の弾性部31aがスルーホール2aに圧入され始める圧入開始時から増加していき、その後、弾性部31aのスルーホール2aへの圧入途中に所定の歪み量εに達し、圧入が完了するまで略一定に保持される。
また、押圧治具101により基板2を押圧した際に、押圧治具101からの押圧力が基板2に作用する力点は、押圧治具101における下端面101bの外周縁部となる。
さらに、近年においては、電子部品が基板2に対して高密度実装される傾向にあるため、押圧治具101の下端面101bの外周縁部(即ち治具本体101aの外周面)と電子部品21との距離L1が小さくなっている。
従って、電子部品21は、基板2における押圧治具101による押圧部の周辺に発生する歪みの影響を強く受けることになり、前記歪み量εが、電子部品21に破損が生じる下限値となる所定の値ε0を越えるおそれがある。つまり、プレスフィット端子31をスルーホール2aへ圧入する際に、押圧治具101からの押圧力に起因する基板2の歪みにより電子部品21が破損するおそれがある。
電子部品21の破損は、電子部品21が実装される基板2の不具合が市場にて顕在化するまで、検出することが困難な場合があるため、プレスフィット端子31をスルーホール2aへ圧入する際に生じる、電子部品21の実装部における基板2の歪みを極力抑制することが重要である。
そこで、本発明においては、プレスフィット端子を基板のスルーホールへ挿入する際に、基板における電子部品の実装部に生じる歪みを抑制して、前記電子部品の破損を防ぐことができるプレスフィット端子挿入用の押圧治具を提供するものである。
上記課題を解決する押圧治具は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、端子を挿入可能なスルーホールと前記スルーホールの周辺に実装された電子部品とを備える基板の前記スルーホールに対してプレスフィット端子を挿入する際に、前記基板のプレスフィット端子の挿入側とは反対側の面における、前記スルーホールの周辺を押圧する、プレスフィット端子挿入用の押圧治具であって、前記押圧治具は、柱状に形成される治具本体の端面が、前記基板との当接面として形成され、前記当接面は円環状に形成され、前記当接面と前記治具本体の外周面との間の角部は面取りされ、前記当接面の外径は、前記治具本体の外径よりも小さく形成される。
本発明によれば、プレスフィット端子を基板のスルーホールへ挿入する際に、基板における電子部品の実装部に生じる歪みを抑制して、前記電子部品の破損を防ぐことができる。
基板のスルーホールに対してプレスフィット端子を挿入する際に用いられる押圧治具を示す斜視図である。 同じく押圧治具を示す側面断面図である。 基板に当接する押圧治具の下端面の外周縁部と基板に実装される電子部品との距離L2を示す側面断面図である。 複数のプレスフィット端子を基板のスルーホールに接続する際に用いられる、複数の下端面を備えた押圧治具を示す側面断面図である。 複数の下端面を備えた押圧治具を用いて、複数のプレスフィット端子を基板のスルーホールに接続する工程を示す側面断面図である。 複数のプレスフィット端子を基板のスルーホールに接続する際に用いられる押圧治具の別実施例を示す斜視図である。 複数のプレスフィット端子を基板のスルーホールに接続する際に用いられる押圧治具の別実施例を示す側面断面図である。 下端面の外周縁部が面取りされていない押圧治具が基板の表面に片当たりした様子を示す側面断面図である。 下端面の外周縁部が面取りされていない押圧治具の基板に対する片当たりが、基板の反りに起因して生じる様子を示す側面断面図である。 複数のプレスフィット端子の基板に対する挿入箇所を一箇所に纏めた場合の、押圧治具と基板との関係を示す側面断面図である。 治具本体の外周面と下端面との間の角部を球面状に面取りした押圧治具を示す側面断面図である。 治具本体の外周面と下端面との間の角部を球面状に面取りした押圧治具が、基板の表面に片当たりした状態を示す側面断面図である。 下端面の外周縁部が面取りされていない従来の押圧治具を示す斜視図である。 下端面の外周縁部が面取りされていない従来の押圧治具を示す側面断面図である。 下端面の外周縁部が面取りされていない従来の押圧治具により基板を押圧した際に、基板に生じる歪みを示す側面断面図である。 押圧治具により基板を押圧した際の、基板における押圧部周辺に位置する電子部品の実装部の歪み量を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1、図2に示す、第1の実施形態に係る押圧治具1は、プレスフィット端子31を挿入可能なスルーホール2aとスルーホール2aの周辺に実装された電子部品21とを備える基板2のスルーホール2aに対してプレスフィット端子31を所定の圧力で挿入(圧入)する際に用いられる、プレスフィット端子挿入用の押圧治具である。
スルーホール2aに挿入されるプレスフィット端子31は、例えば電子部品であるコネクタ3の端子であり、スルーホール2aの内径よりもやや幅広の弾性部31aを有している。
プレスフィット端子31の挿入時に用いられる押圧治具1は、円柱状部材にて構成される治具本体1aを備えており、治具本体1aの軸方向における一側端面である下端面1bには円形の凹陥部1cが形成されている。
凹陥部1cの内径は基板2のスルーホール2aの内径よりも大径に形成されており、凹陥部1cが形成された下端面1bは円環状に形成されている。
下端面1bは、押圧治具1により基板2を押圧する際に、基板2に当接する当接面である。
押圧治具1の下端部、即ち下端面1bと治具本体1aの外周面との間の角部は面取りされており、下端面1bと治具本体1aの外周面との間にはテーパ面1dが形成されている。これにより、下端面1bの外径寸法d1は、治具本体1aの外径寸法d2よりも小さく形成されている。
このように形成される押圧治具1を用いてプレスフィット端子31を基板2のスルーホール2aに圧入する際には、まず、図2に示すように、支持部材により支持されたプレスフィット端子31の弾性部31aよりも先端の部分を、基板2の下方からスルーホール2aに挿入する。
次に、基板2の上方に配置した押圧治具1を下降させて、基板2におけるスルーホール2aの周辺部を上方から、即ちプレスフィット端子31の挿入側とは反対側の面から、押圧治具1により下方へ押圧する。
図3に示すように、基板2を押圧治具1にて押圧することにより、プレスフィット端子31の弾性部31aが圧縮側に弾性変形しつつスルーホール2aに挿入される。
弾性部31aが圧縮側に弾性変形した状態でスルーホール2aに挿入されることにより、スルーホール2aと弾性部31aとの間に接触荷重が発生しており、これにより、プレスフィット端子31と基板2とが接続される。
なお、押圧治具1により基板2を押圧して、プレスフィット端子31の弾性部31aがスルーホール2aに挿入された状態では、プレスフィット端子31の先端部が基板2の上方に突出することとなるが、スルーホール2aの上方には押圧治具1の凹陥部1cが位置しており、凹陥部1cの深さ(上下寸法)はプレスフィット端子31の基板2からの突出寸法よりも大きく形成されているので、プレスフィット端子31の先端部と押圧治具1とが干渉することはない。
また、基板2との当接面となる押圧治具1の下端面1bは平面に構成されているため、押圧治具1を基板2に押圧した際に、下端面1bにより基板2の表面が傷付けられることがない。
このように、プレスフィット端子31をスルーホール2aに挿入する際には、基板2におけるスルーホール2aの周辺部が押圧治具1により押圧されることとなるが、本実施形態の押圧治具1においては、押圧治具1の下端部は面取りされており、下端面1bの外径寸法d1は、治具本体1aの外径寸法d2よりも小さく形成されているため、基板2に当接する下端面1bの外周縁部と電子部品21との距離L2が、治具本体1aの外周面と電子部品21との距離L1よりも大きくなっている。
ここで、押圧治具1からの押圧力が基板2に作用する力点は下端面1bの外周縁部となるため、基板2における下端面1bの外周縁部に接触する部分に、押圧治具1からの押圧力に起因する歪みが発生することとなる。
しかし、本実施形態の押圧治具1においては、前述のように、下端面1bの外周縁部と電子部品21との距離L2が、治具本体101aの下端部が面取りされていない従来の押圧治具101における下端面101bの外周縁部と電子部品21との距離L1よりも大きくなっているため、電子部品21は、基板2における下端面1bの外周縁部に接触する部分に発生する歪みの影響を受けにくくなっている。
すなわち、プレスフィット端子31をスルーホール2aへ圧入する際に、基板2における電子部品21の実装部に生じる歪みが抑制され、電子部品21が基板2の前記歪みにより破損することを防ぐことが可能となっている。具体的には、図16に示す、基板2における電子部品21の実装部の歪み量εを、電子部品21に破損が生じる下限値となる値ε0よりも小さくすることができる。
次に、複数のプレスフィット端子を備えたコネクタを基板に接続する際の手順について説明する。
図4に示すコネクタ7においては、3つのプレスフィット端子71・71・71が並設されており、基板6には各プレスフィット端子71・71・71に対応するスルーホール6a・6a・6aが形成されている。
また、基板6には電子部品61が実装されている。電子部品61は、図4において右側に位置するスルーホール6aの右方に配置されている。
押圧部材5の治具本体5aにおいては、その下端に3つの下端面5b・5b・5bが形成されている。各下端面5b・5b・5bには円形の凹陥部5c・5c・5cが形成されており、各下端面5b・5b・5bは円環状に形成されている。各凹陥部5c・5c・5cの内径は基板6の各スルーホール6a・6a・6aの内径よりも大径に形成されている。
各下端面6b・6b・6bの周縁部は面取りされており、当該周縁部には上方へいくに従って拡径するテーパ面6d・6d・6dが形成されている。
各下端面6b・6b・6b(テーパ面6d・6d・6dの下端)の外径寸法は、テーパ面6d・6d・6dの上端の外径寸法よりも小さく形成されている。
このように、押圧部材5の治具本体5aは、図1等に示した治具本体1を3つ並列して連結したものと同様の形状に形成されている。
このように構成される押圧部材5を用いて、コネクタ7と基板6とを接続する際には、図4に示すように、まず、コネクタ6をプレスフィット端子71・71・71が上方に位置する姿勢で支持部材により支持して、プレスフィット端子71・71・71の先端部がスルーホール6a・6a・6aに挿入されるように、基板6をコネクタ7の上に仮置きする。
次に、図5(a)に示すように、基板6の上方に配置した押圧治具5を下降させて、基板6におけるスルーホール6a・6a・6aの周辺部を上方から、即ちプレスフィット端子71・71・71の挿入側とは反対側の面から、押圧治具5により下方へ押圧する。
基板6を押圧治具5にて押圧することにより、プレスフィット端子71・71・71の弾性部71a・71a・71aが圧縮側に弾性変形しつつスルーホール6a・6a・6aに挿入される。
図5(b)に示すように、プレスフィット端子71・71・71がスルーホール6a・6a・6aに挿入されて、基板6とコネクタ7との接続が完了すると、押圧部材5が上昇して基板6に対する押圧が解除される。
このように、押圧部材5を用いて、プレスフィット端子71・71・71をスルーホール6a・6a・6aに挿入する際においても、押圧部材5における治具本体5aの下端部には面取りが施されているため、基板6と当接する下端面5bから電子部品61までの距離L2を大きくすることができ、プレスフィット端子71・71・71をスルーホール6a・6a・6aへ圧入する際に、基板6の歪みにより電子部品61が破損することを防ぐことが可能である。
押圧部材5の治具本体5aは、円柱形状の治具本体1を3つ並列して連結したものと同様の形状に形成されているが、これに限るものではない。
つまり、図6、図7に示す押圧部材9のように、治具本体9aを長円柱形状に形成することもできる。治具本体9aの軸方向における一側端面である下端面9bは長円形状に形成されており、下端面9bには長軸方向に沿って3つの凹陥部9c・9c・9cが形成されている。各凹陥部9c・9c・9cの内径は、各スルーホール6a・6a・6aの内径よりも大径に形成されている。
押圧治具9の下端部、即ち下端面9bと治具本体9aの外周面との間の角部は面取りされており、下端面9bと治具本体9aの外周面との間にはテーパ面9dが形成されている。下端面9bの外径寸法は、治具本体9aの外径寸法よりも小さく形成されている。
このように、治具本体9aにおいては、治具本体9aの外周面に沿ってテーパ面9dが形成されており、左方の凹陥部9cと中央の凹陥部9cとの間、および中央の凹陥部9cと右方の凹陥部9cとの間にはテーパ面が形成されていない。
しかし、図7に示すように、押圧治具9を用いてコネクタ7と基板6とを接続する場合には、基板6と当接する治具本体9aの下端面9bから、右側に位置するスルーホール6aの右方に配置される電子部品61までの距離L2を、治具本体9aの外周面に沿って形成されるテーパ面9dによって大きくすることができ、プレスフィット端子71・71・71をスルーホール6a・6a・6aへ圧入する際の基板6の歪みによって、電子部品61が破損されることを防ぐことが可能である。
[第2の実施形態]
図8に示すように、下端面101bの外周縁部が面取りされていない従来の押圧治具101を用いて基板2とコネクタ3とを接続する場合、基板2を押圧する押圧治具101が、基板2に対して片当たりすることがあった。
これは、図9に示すように、所定の面積を有する基板2は、電子部品21を実装する際の熱等により生じる反りを有しており、この反りの影響により、押圧治具101により基板2を押圧する際の、下端面101bと基板2の表面との平行度を0にすることが困難だからである。つまり、押圧治具101の基板2に対する片当たりは、例えば基板2の反りに起因して生じる。
特に、基板2の複数箇所にプレスフィット端子31を挿入する場合、図9に示すように一方のプレスフィット端子31の挿入箇所と、他方のプレスフィット端子31の挿入箇所とが離れていると、一方の挿入箇所で下端面101bと基板2の表面との平行度が0となるように調整したとしても、他方の挿入箇所での平行度が低下することになる。
なお、図10に示すように、一方のプレスフィット端子31の挿入箇所と、他方のプレスフィット端子31の挿入箇所とを一箇所に纏めることで、基板2の反りの影響による押圧治具の基板2に対する片当たりを緩和することが可能となるが、この場合は、プレスフィット端子31の基板2に対する配置位置の自由度が低下るため好ましくない。
このように、押圧治具101が基板2に片当たりした場合は、治具本体101aの外周面と下端面101bとの境界部が基板2に対して点で接触することとなり、下端面101bが基板2に対して面で当接している場合に比べて、下端面101bと基板2との接触面積が小さくなる。これにより、押圧治具101から基板2にかかる面圧が大きくなって、基板2に生じる歪みが大きくなり、電子部品21が破損し易くなってしまう。
そこで、本実施形態においては、基板2にプレスフィット端子31を挿入する際に用いられる押圧治具を次のように構成して、押圧治具が基板2に片当たりした場合でも、基板2に生じる歪みが小さくなるようにしている。
具体的には、図11に示す第2の実施形態にかかる押圧治具10においては、治具本体10aの外周面と下端面10bとの間の角部を球面状に面取りしており、治具本体10aの外周面と下端面10bとの間には球状面10dが形成されている。
つまり、押圧治具10は、前述の押圧治具1におけるテーパ面1dを球状面10dとしたものであり、下端面10bには凹陥部10cが形成され、下端面10bは円環状に形成されている。また、下端面10bの外径寸法は、治具本体10aの外径寸法よりも小さく形成されている。
図12に示すように、このように形成された押圧治具10が基板2に対して片当たりした場合は、治具本体10aの球状面10dが基板2の表面に当接することとなる。
球状面10dが基板2に当接した場合、押圧治具10からの押圧力により基板2が歪むと、わずかな歪みで球状面10dが基板2に対して面で当接するようになり、歪み量が増えると、球状面10dの基板2に対する当接面積が増加する。
球状面10dの基板2に対する当接面積が増加すると、押圧治具10dから基板2にかかる面圧が小さくなって、押圧治具101の場合のように点で基板2に当接する場合に比べて基板2の歪み量が減少することになる。
これにより、押圧治具10が基板2に対して片当たりした場合であっても、基板2に実装される電子部品21に及ぶ基板2の歪みの影響を減少させることができ、基板2にプレスフィット端子31を挿入する際の電子部品21の破損を防止することが可能となっている。
1 押圧治具
1a 治具本体
1b 下端面
1c 凹陥部
1d テーパ面
2 基板
2a スルーホール
3 コネクタ
21 電子部品
31 プレスフィット端子
31a 弾性部

Claims (1)

  1. 端子を挿入可能なスルーホールと前記スルーホールの周辺に実装された電子部品とを備える基板の前記スルーホールに対してプレスフィット端子を挿入する際に、
    前記基板のプレスフィット端子の挿入側とは反対側の面における、前記スルーホールの周辺を押圧する、プレスフィット端子挿入用の押圧治具であって、
    前記押圧治具は、柱状に形成される治具本体の端面が、前記基板との当接面として形成され、
    前記当接面は円環状に形成され、
    前記当接面と前記治具本体の外周面との間の角部は面取りされ、
    前記当接面の外径は、前記治具本体の外径よりも小さく形成される、
    ことを特徴とする押圧治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022202579A1 (ja) * 2021-03-25 2022-09-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 蓄電モジュールおよび蓄電モジュールの製造方法

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