JP5862700B2 - プレスフィット用コネクタ端子およびその製造方法 - Google Patents
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従って、プレスフィット用コネクタ端子1200の板幅方向の寸法が大きいと、多数個取りするときの数量が減ってしまうため、量産性が低下してしまう。
また、接触部1204は、折り返し部1207にて折り返して、中軸部1202を囲繞するように配置されるため、帯状金属板の幅方向(プレスフィット用コネクタ端子自体の長さ方向)に対しても、ピン部1201、中軸部1202および接触部1204が必要であり、プレスフィット用コネクタ端子1200を製造するときには、幅広い帯状金属板を準備する必要がある。
ここで、「出っ張る」とは、湾曲させたり突出させたりして、接触片の接触面側が凸形状に膨出した状態をいう。
本発明の実施の形態1に係るプレスフィット用コネクタ端子について、図面に基づいて説明する。
図1から図3に示す本実施の形態1に係るプレスフィット用コネクタ端子100は、弾力性を有する1枚の帯状金属板を加工することによって形成される。
プレスフィット用コネクタ端子100は、先端部に位置する先細部10と、プリント回路基板の導電性のスルーホールに接触する接触部20と、端子本体部30とを備えている。
接触部20は、板幅方向Xに並ぶ接触片21により形成されている。
板幅方向Xの両端部の接触片211,212は、起立すると共に、板幅方向Xに出っ張らせて、それぞれの板幅方向用接触片22が形成されている。板幅方向用接触片22は、起立方向が、互いに反対方向である。つまり、接触片211による一方の板幅方向用接触片22は一側に起立しており、接触片212による他方の板幅方向用接触片22は他側に起立している。
ここで、一側とは、プレスフィット用コネクタ端子100の板幅方向を中心として、板厚方向の一方側をいう。また、他側は、一側の反対側で、板厚方向の他方側をいう。
本実施の形態1では、板厚方向用接触片23は、接触片213,214を一対設けられており、隣り合う接触片213,214の出っ張り方向が、互いに反対方向である。
そして、一側に起立した板幅方向用接触片22(接触片211)側の板厚方向用接触片23(接触片213)は、出っ張り方向が他側に向けられ、他側に起立した板幅方向用接触片22(接触片212)側の板厚方向用接触片23(接触片214)は、出っ張り方向が一側に向けられている。
板幅方向用接触片22は、板厚方向用接触片23との間に、腕部24が設けられている。
ピン部31は、針状に形成され、プリント回路基板に挿入される。ショルダ部32は、ピン部31の板幅より突出した矩形状の突起である。圧入係止部33は、楔状に、板幅方向Xに左右一対突出して形成されている。また、係止用凸部34は、端子本体部30の圧入係止部33が形成されている位置に、板厚方向Yに突出して形成されている。
まず、図4および図5に示すように、帯状金属板に対して、先細部10と、折り曲げ前の接触部20と、端子本体部30との輪郭形状に基づいて打ち抜く。図4および図5に示す端子本体部30では、係止用凸部34が、端子本体部30を他側から押圧して、反対側の一側に突出させて形成されている。
接触片211,212も、折り曲げ加工により、板厚方向Yに湾曲させて出っ張らせる。接触片211,212の出っ張り方向は、接触片211が他側に出っ張り、接触片212が一側に出っ張ることで、互いに反対方向である。接触片211,212の撓み度合いは、接触片213,214より小さくなるようにする。
接触片211〜214が外側に向かって出っ張ることで、接触面が凸曲面に形成される。
このような各工程により、プレスフィット用コネクタ端子100を製造することができる。
図10および図11に示すように、プリント回路基板Pに形成されたスルーホールHの中心に、プレスフィット用コネクタ端子100の中心軸Lを合わせて、スルーホールHの上方にプレスフィット用コネクタ端子100を位置させる。
このように、板幅方向用接触片22の起立方向および板厚方向用接触片23の出っ張り方向が、一端側に起立している板幅方向用接触片22(接触片211)から他端側に起立している板幅方向用接触片22(接触片212)に向かって、交互に反対方向としている。そのため、図12および図13に示すように、スルーホールHの内周面Sに対して、四方向から接触するので、均等に、かつ偏りなく安定した接触を図ることができる。
本発明の実施の形態2に係るプレスフィット用コネクタ端子を図面に基づいて説明する。なお、図14から図17においては、図1と図2、図8、図12および図13と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
この接触部20Aは、板幅方向Xの両端部の接触片211,212が同じ方向に起立して、それぞれの板幅方向用接触片22が形成されていると共に、板幅方向用接触片22の間に位置する1本の接触片214が、板幅方向用接触片22の起立方向と反対方向に出っ張って板厚方向用接触片23が形成されている。
従って、プレスフィット用コネクタ端子100Aは、スルーホールHを傷付けたり、亀裂を入れたりすることなく、安定した接触を確保することができる。
本発明の実施の形態3に係るプレスフィット用コネクタ端子を図面に基づいて説明する。なお、図18から図21においては、図1と図2、図8、図12および図13と同じ構成のものは同符号を付して説明を省略する。
図18および図19に示す本実施の形態3に係るプレスフィット用コネクタ端子100Bは、3本の接触片21による接触部20Bを有している。
この接触部20Bは、板幅方向Xの両端部の接触片211,212が同じ方向に起立して、それぞれの板幅方向用接触片22が形成されていると共に、両側の板幅方向用接触片22の起立方向と反対方向に出っ張った接触片214,215と、両側の板幅方向用接触片22の起立方向と同じ方向に出っ張った接触片213とにより、それぞれの板厚方向用接触片23が形成されている。
従って、プレスフィット用コネクタ端子100Bは、スルーホールHを傷付けたり、亀裂を入れたりすることなく、安定した接触を確保することができる。
10 先細部
10a 傾斜部
20,20A,20B 接触部
21 接触片
211,212,213,214 接触片
211s,212s,213s,214s 接触面
22 板幅方向用接触片
23 板厚方向用接触片
24 腕部
25 スリット
30 端子本体部
31 ピン部
32 ショルダ部
33 圧入係止部
34 係止用凸部
F 挿入方向
L 中心軸
X 板幅方向
Y 板厚方向
P プリント回路基板
H スルーホール
S 内周面
Claims (8)
- プリント回路基板に形成されたスルーホールに挿入される、弾力性を有する金属板からなるプレスフィット用コネクタ端子であって、
前記スルーホールに接触する棒状の複数の接触片が板幅方向に並んだ接触部を備え、
前記接触部は、
前記板幅方向の両端部に配置され、前記板幅方向に出っ張った棒状の腕部に両端が接続された板幅方向用接触片と、
前記板幅方向用接触片に挟まれた状態で配置され、前記板幅方向に直交する板厚方向に出っ張って、前記スルーホールの内周面に対向する板厚方向用接触片とを備え、
前記腕部は、前記板幅方向用接触片を、前記板厚方向に更に起立させた状態で前記スルーホールの内周面に対向させた、プレスフィット用コネクタ端子。 - 前記板幅方向用接触片は、起立方向が、互いに反対方向である請求項1記載のプレスフィット用コネクタ端子。
- 前記板幅方向用接触片は、起立方向が、同じ方向である請求項1記載のプレスフィット用コネクタ端子。
- 前記板厚方向用接触片は、隣り合う接触片の出っ張り方向が、互いに反対方向である請求項2または3記載のプレスフィット用コネクタ端子。
- 前記板幅方向用接触片の起立方向および前記板厚方向用接触片の出っ張り方向が、一端側の前記板幅方向用接触片から他端側の前記板幅方向用接触片に向かって、交互に反対方向である請求項1記載のプレスフィット用コネクタ端子。
- 前記板幅方向用接触片は、前記板厚方向用接触片との間に、腕部が設けられている請求項1記載のプレスフィット用コネクタ端子。
- 前記接触部の先端部に、板幅が挿入方向に向かうに従って細くなる先細部が設けられている請求項1記載のプレスフィット用コネクタ端子。
- プリント回路基板に形成されたスルーホールに挿入されるプレスフィット用コネクタ端子の製造方法であって、
弾力性を有する1枚の金属板を打ち抜くことにより、板幅方向に並ぶ棒状の複数の接触片のうち、前記板幅方向の両端部に位置する接触片の両端を接続する腕部であり、前記板幅方向に出っ張った腕部を、前記板幅方向に直交する板厚方向に起立させて、前記スルーホールの内周面に対向する板幅方向用接触片を形成する工程と、
前記板幅方向用接触片に挟まれた接触片を、前記板厚方向に出っ張らせて、前記スルーホールの内周面に対向する板厚方向用接触片を形成する工程とを含むプレスフィット用コネクタ端子の製造方法。
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