JP2013072565A - 熱源機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

熱源機及び冷凍サイクル装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ファングリルの送風性能を向上することによってファン入力を低減できる熱源機及び冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、ファンとファングリルとを有する熱源機及び冷凍サイクル装置であって、前記ファングリルは、前記ファンによって作られる気流の主流を通過させる前面部と、前記主流の方向に沿って配置される側面部とを有し、前記前面部は、正面視四角形状を有し、前記側面部には、通風部が設けられ、前記前面部と前記側面部との間には、前記前面部及び前記側面部を通過する気流を整える気流調整部が設けられ、前記気流調整部は、前記主流の方向に沿う長さ寸法が厚み寸法よりも大きい板形状を有することを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱源機及び冷凍サイクル装置に関する。
近年、ヒートポンプ給湯機や空気調和機等の冷凍サイクル装置の省エネ性能向上はますます大きな課題となっており、これら冷凍サイクル装置を構成する熱源機のファン入力低減への期待も大きい。本技術分野の背景技術として、特開2010−181116号公報(特許文献1)がある。この公報には、送風グリル外周を形成するフレームに空気通路が構成される切り欠き部を設けたことを特徴とする空気調和機が記載されている。
特開2010−181116号公報
しかし、この公知例は、送風性能が十分に考慮されていなかった。具体的には、この公知例では、ファングリル側面に開口部を設けることで通風抵抗低下を図ったが、前面部と側面部を区切る部分における気流の乱れを抑える構造とはなっておらず、ファン入力が高くなる恐れがあった。
そこで、本発明は、ファングリルの送風性能を向上することによってファン入力を低減できる熱源機を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
即ち、本発明は、ファンとファングリルとを有する熱源機であって、前記ファングリルは、前記ファンによって作られる気流の主流を通過させる前面部と、前記主流の方向に沿って配置される側面部とを有し、前記前面部は、正面視四角形状を有し、前記側面部には、通風部が設けられ、前記前面部と前記側面部との間には、前記前面部及び前記側面部を通過する気流を整える気流調整部が設けられ、前記気流調整部は、前記主流の方向に沿う長さ寸法が厚み寸法よりも大きい板形状を有することを特徴とする。
本発明によれば、通風抵抗を小さくすることによってファン入力を低減することができる。
実施例1に係る熱源機の全体の斜視図である。 実施例1に係る熱源機のファングリル全体の正面図である。 実施例1に係る熱源機においてを透視した斜視図である。 図3における3A−3A線断面を示す断面図である。 実施例1に係る熱源機のファングリルの角部側面図である。 実施例1に係る熱源機のファングリルの角部正面斜視図である。 実施例1に係る熱源機のファングリルの中心断面図である。 実施例2に係る熱源機のファングリルの中心断面図である。 実施例3に係る熱源機のファングリルの部分正面図である。
以下、図面を用いて実施例を説明する。
図1に示すように、熱源機100は、前面側にフロントパネル101、ファングリル102が設けられ、ファン103が回転することによる通風によって熱交換器104での熱交換がなされている。なお、熱源機100は、ヒートポンプユニットと呼ばれることもある。また、ファン103としては、具体的には、プロペラファンが用いられる。
熱交換器104は、伝熱管と熱交換フィンとから構成され、L字形に形成されて熱源機100の背面及び側面にまたがって位置し、ファン103の吸込側に配置されている。熱交換器104では、ファン103により通風される空気と伝熱管内の熱媒体とが伝熱管及び熱交換フィンを介して熱交換する。
ファングリル102は、ファンによって作られる気流の主流120を通過させる前面部106と、主流の方向に沿って配置される側面部107とを有し、側面部107には、通風部が設けられる。具体的には、側面部107には、前面部106に沿い且つ側面部107に交差する方向に沿って板状の桟である側面桟203が複数配置されている。即ち、ファングリル102から放出される気流のうち前方への気流が主流120であり、その他の気流としては、側方への気流110として角部での気流111、側面中心での気流113、角部と中心の中間位置での気流112、さらに、フロントパネル101から回り込んで熱交換器に入り込む気流であるショートサーキット風114が存在する。
図2は、ファングリル102の正面図を示したものである。ファングリル102は正面視正面視四角形状を有し、上下左右の辺は概略的に同形である。ファン103からの送風口であるフロントパネル101の開口部105は、破線の円105aとして示されている。
図3は、図1においてファングリル102を透視した斜視図であり、破線102aは、ファングリル102の概略の外形線である。ファン103からの送風口であるフロントパネル101の開口部105からファン103側には、筒状の通風部であるマウスリング330が設けられている。このマウスリング330を通って、前方への気流である主流120が吹き出される。
さらに、マウスリング330を通った気流は、前方のみならず側方にもコアンダ効果によってフロントパネル面に沿って屈曲するように吹き出し、例えば、中心部の気流113、角部への気流111となる。この側方への流れは、ファングリル102が出口抵抗となるために仮にグリルを設けない場合に比べて主流120が阻害されるため、グリル側面から漏れる流れとして生じる。
図4は、熱源機100の正面左上の位置の、図3のフロントパネル101からファングリル102、ファン103を含む3A−3A線断面を示す。図5、図6は、それぞれ、図2のファングリル頂角部210を側面および斜め前方からみた図である。
前面桟202と側面桟203は、回転するファン103に異物、特に人の指が誤って挿入された場合に、回転するファンに接触しないように設けられる板状の桟である。側面桟203は板幅3Bを持った板形状の桟であり、気流の指向性が向上している。
なお、図2に示すように、中心円板220から径方向に放射状に伸びる前面桟202は、前面部に対して傾斜又は湾曲しており、面202Sが熱源機100の前面側から見えるようになっている。これにより、回転するファン103からの気流の旋回成分のもつ速度エネルギを転向することで、静圧を回収して、送風性能向上を図る機能を防護機能とともに有している。ファングリル102は射出成形により合成樹脂で形成されているので、容易に製作することができる。
そして、ファングリル102は、前面部106と側面部107との間に、前面部106及び前記側面部107を通過する気流を整える気流調整部が設けられている。以下では、この気流調整部は、後述する上流側気流調整部よりも下流側に配置されることから、便宜的に下流側気流調整部と呼ぶ。
下流側気流調整部は、外側リブ204によって構成される。外側リブ204はフロントパネル101の前面位置300から突出しており、ファン103による通風はフロントパネル101と外側リブ204の間の側面の空間からも側方への気流110として抜け出るため、ファングリル102の開口面積は増大し、通風抵抗が小さくなり、送風性能が向上するためファン入力は低下する。図3において、前面桟202は外側リブ204の中に隠れている。なお、本実施例においては、外側リブ204が気流調整の機能だけでなく、補強リブとしての機能を有していることからこのような名称としているが、気流調整部としては、補強リブとしての機能を特に有しないものであってもよい。これは、後述する内側リブ205においても同様である。
外側リブ204は、主流120の方向に沿う長さ寸法が厚み寸法よりも大きい板形状を有する。外側リブ204は、長さ204Aを持った筒状構造であるため、前方への気流は高い指向性を持って放出される。この高い指向性により気流が側面に拡散しにくいため、拡散の際のエネルギ消費が抑えられ、ファン入力は低下する。また、拡散すると熱交換されたはずの空気が熱源機100付近に滞留するため熱交換性能が低下するが、それが避けられるため装置全体の省エネ性能が向上する。
また、下流側気流調整部よりも上流側には、下流側気流調整部と平行な上流側気流調整部が設けられる。上流側気流調整部は、内側リブ205によって構成される。即ち、内側リブ205は、外側リブ204のフロントパネル101側に設けられている。
この内側リブ205は側面桟203を支えてファングリル102の強度を向上させるほか、外側リブ204と同様に、側方への気流110と前方への気流である主流120がフロントパネルから斜め方向の領域302で混合することを抑える機能を有する。即ち、側方への気流110はフロントパネル正面側に対して流速が低下する。このとき、側方への気流110と前方への主流120が混合してしまうと渦が生成されるなどして送風エネルギが消散するためファン入力は増大してしまう。また、混合によって熱交換された空気が周囲に拡散しにくくなるため全体的な熱交換性能が低下してしまう。そのため装置全体の省エネ性能が低下してしまうが、本実施例ではそれらが避けられて省エネ性能向上に寄与する。
図1、図2に示すように、側面部107に配置される側面桟203は、ファングリル102の中心部から離れるに従って、側面桟203同士の間隔が大きくなるように設定されている。図2に基づいて説明すると、側面桟203の間隔は、ファングリル102の中心211から角部210に近くなるに従って2A、2B、2Cのように徐々に大きくなっており、例えば中心での間隔2Aに比べ角部での間隔2Cは倍の大きさになっている。間隔が徐々に変更しているため、放出される気流の風速も徐々に連続的に変わっている。このとき、気流の流速に大きな違いがある場所では大きい速度差を埋めるために渦が生成するなどして送風エネルギの損失が生じファン入力増大に繋がるが、本実施例ではそれが避けられ、送風性能が向上し、ファン入力低減に寄与する。このとき、中心の間隔2Aはファン開口部105に近いため狭くすることで、指が入りにくくして安全性を高めている。一方、ファングリル102の角部はフロントパネル開口部105から離れているため指がファンに届く恐れがないため、間隔2Cは大きくして、ファングリル102の開口面積を増大し、通風抵抗を下げて送風性能を向上している。
また、図1、図2に示すように、側面部107に配置される側面桟203は、ファングリル102の中心部から離れるに従って、側面部107に対する傾斜角度が大きくなるように設定されている。図2に基づいて説明すると、側面桟203の水平との角度2D、2Eもファングリル102の中心から角部に近づくにつれ、徐々に、ほぼ連続的に大きくなっている。従って、指向性をもって放出される気流は放射状に側方へ放出される。従って、気流が平行に放出された場合と比べて、気流間の摩擦や気流の衝突等によって生じるエネルギ損失を抑制することができる。また、一般に、ファングリル102の角部はフロントパネル開口部105から離れているため気流の流速は遅くなり、気流は滞留しやすい。このとき、熱交換されたはずの空気が滞留するため熱交換性能が低下して省エネ性能が低下する恐れがある。また、滞留する気流を除去するためにより多くの送風エネルギが必要となり、ファン入力が増大し省エネ性能が低下する。
また、図1、図2に示すように、側面部107に配置される側面桟203は、ファングリルの中心部から遠ざかるに従って、側面部107に交差する方向の寸法が大きくなるように設定されている。図2に基づいて説明すると、角部210の側面桟203の径方向の幅2Nが中心部211の幅2Mに比べ長くなっているため気流の指向性が高められる。
さらに、本実施例では、上述のように桟間隔が中心部2Aより角部2Cのように大きくなっているため、角部210での気流の抜けが向上しており、気流が滞留し難いため、上述の理由により省エネ性能向上に寄与する。一方、ファングリル102中心での気流は側面桟203によってフロントパネル101と平行に気流が放出されるように指向性が高まっている。したがってフロントパネル101側から熱交換器104側に回り込んで、熱交換された高温の気流が再び熱交換器104に入るショートサーキット風114が抑えられるため、省エネ性能向上に寄与する。なお、ファングリル102の側面を塞ぐとより良好にショートサーキットを防止することができるのは当然であるが、本実施例のようにすれば、側面を開放した場合でも、ショートサーキット気流114を低減する効果がある。
なお、仮にファングリル102の外形がフロントパネル101の正面視円形状の場合、ファングリル102の側面桟203は風速の大きいフロントパネル開口部105近傍に位置することになり、大きな通風抵抗となる。また、開口部に近いため人の指がファン103に接触しやすいため側面桟203の間隔を狭くする必要があり、大きな通風抵抗となる。一方、本実施例のように角形の場合は、特に角部において側面桟203はフロントパネル開口部105から遠い位置にあるため風速が低下しており、通風抵抗になりにくく、ファン入力低下を抑制できる。
図4に示すように、ファングリル102の角部には、フロントパネル101と前面桟202との間に空気誘因部401が設けられる。ここでは、フロントパネル開口部105を出た気流がフロントパネル101でのコアンダ効果等により屈曲する流れ410が生じる。一方、フロントパネル前方に向かう気流414、415は主流120となる。開口部105から遠方では風速が遅く、熱交換された気流は滞留しやすく、熱交換性能が低下しやすい。しかし、本実施例では外側リブ204が主流方向に筒状となっており指向性を高めているため外側リブ204に沿う気流416は主流120に合流しやすく送風されやすい。
側面桟203を通過する気流411は、側面桟203の間を通過する際側面桟203を避けるように流れ、側面桟203を挟む気流601a、601bとなる。ここで、側面桟203の厚さ3Bは、長さ3Aに対して薄い。従って、図6に示すように、側面桟203に衝突して分岐、合流する気流601a、601bは、側面桟203近傍の分岐部601cでは滑らかに分岐し、合流部601dでは滑らかに合流する。このため、渦の形成や流れの剥離による気流の損失は生じにくく、ファン入力低減を抑制できる。また、側面桟203は板状で板厚が薄いことにより、ファングリル102側面の開口面積が増大して圧力損失が低下するため好ましい。一方、気流401が通過する際に側面桟203の長さ3Aが長い場合は抵抗体となって損失を生むが、本実施例では適切な長さとなっている。
また、図4に示すように、内側リブ205と外側リブ204の間を通る気流413は、内側リブにより指向性が高まり、たとえば気流412のようにフロントパネル101側に行き気流411と合流する流れは弱まっている。さらに外側リブ204に沿う気流417に関しても外側リブ204の厚さが薄く、かつ長さが適切なため、気流417と気流416の合流による損失は低減されている。
図2に示すように、例えば、側方桟間隔は、グリル中心211に近い2Aで最小寸法7mm、角部210に近い2Cにおいて最大寸法14mmで最小寸法の倍程度とする。ここで、JIS−C0922では、検査プローブとして、大人の指を基にした大人用の検査プローブ(径12mm、長さ80mm)と、子供の指を基にした子供用の検査プローブ5.6mm、長さ44mm)が規定されている。本実施例のファングリル102では、最小間隔寸法は子供用の検査プローブの径5.6mmより大きいが、子供用の検査プローブは長さが短くファングリル中心211から挿入してもファン103まで至らない。一方、角部210においては長さの長い大人用の検査プローブ(径12mm)が挿入可能であるが、フロントパネル開口部105までの距離は離れているので挿入しても届かない。したがって、安全に配慮されている。
図5に示すように、外側リブ204は板状で、リブの長さ204Aは13mm、リブの厚さ204Bは2.6mmと、主流120方向の長さに対する厚みが1/5倍以下の比率となっており、薄い。また、正面の一辺の長さ475mmに対しては約1/200と薄い。このように厚みが薄いことによりファングリル開口率の増大に寄与し、損失を低減している。また、長手方向は正面への気流の主流に平行のため、前方への気流120の指向性向上に寄与している。一方、内側リブ205の断面形状は内側リブの長さ205Aと厚さ205Bの比率が1/1に近い棒状であり、このためリブに対して気流が流入するときの角度の感度は低く、損失低減に寄与する。
また、ファングリル102では、下流側気流調整部と上流側気流調整部との間隔は、上流側気流調整部とファングリルの上流端との間隔と同等かそれ以上である。図5に基づいて説明すると、フロントパネル面300から内側リブ205までの距離3Dと、内側リブ205から外側リブ204までの距離3Eについて、3Dが3Eと同等、あるいは大きいことにより側方への気流への開口面積が増大して圧力損失が減り、さらに側方への気流110の指向性が向上するために好ましい。例えば、3Dが21mm、3Eは3.5mmのように、5倍以上にすると好ましい。
例えば側面桟203において桟幅3Aが5.8mm、桟厚3Bが3.2mmと、幅と厚さの比が1.5倍以上となっていれば好ましい。さらに、側方への気流110がより放射されやすいように、側面桟203は水平から角度3Cのように傾斜している(例えば水平方向から8度程度)。このとき、ファングリル102側面は傾斜面となるため開口面積が増大して圧力損失が低減し、さらにフロントパネル面300と平行な気流は生じずフロントパネル101から離れる方向の気流が生じるため、ショートサーキット気流114は生じにくく省エネ性能向上に寄与する。
図7に、ファングリル102の中心円板220の断面図を示す。紙面向かって左側がファン103側の領域501であり、右側が大気側の吹出し側の領域502である。中心円板220は前面桟202を束ねることによって強度部材としてファングリル102全体の強度を向上している。
次に、図8を用いて、本発明の実施例2について説明する。実施例2に係るファングリル102は、中心円板220の構造のみが実施例1に係るファングリル102と異なる。以下では、実施例1と異なる点のみ説明することとし、その他の構造は、実施例1と基本的に共通するため、説明を省略する。
実施例1のファングリル102では、図7に示すように、中心円板220付近でファン103からの正面への気流120によるせん断力を受けて固定渦510が形成され、固定渦510と前方への気流120の間で損失が生じるおそれがある。一方、図8に示す本実施例では、中心円板220に空隙520が形成されている。このとき、主流120による固定渦510は空隙520の中に形成されるため、固定渦510と主流120が接する領域が狭くなるため、固定渦510による損失を低減することができる。したがって送風性能が向上し、ファン入力を低下させることができる。
空隙520の形状は中心円板220と同じ円形であれば、渦が安定に形成されるため好ましい。中心円板220の位置は、前面桟202から吹出し側502に出ないようにすれば主流120との摩擦損がなくなってファン入力は低下する。従って、中心円板220の前方端面は、前面桟202と同じ平面上に配置することが好ましい。空隙520の深さは、深い場合は中心円板220の内側壁面と固定渦の間での摩擦損も大きくなるため、空隙520の半径と同じ寸法程度までに抑えることが好ましい。
次に、図9を用いて、本発明の実施例3について説明する。実施例3に係るファングリル102は、側面桟203の構造のみが実施例1に係るファングリル102と異なる。以下では、実施例1と異なる点のみ説明することとし、その他の構造は、実施例1と基本的に共通するため、説明を省略する。
実施例1における側面桟203は、図2に示すように放射状に構成されていたが、実施例3における側面桟203は、図9に示すようにファン103の回転方向601に傾斜して構成されている。
ファン103からの側方への気流110はファン103の回転に沿った方向に旋回気流602として放出されているが、本実施例によれば側面桟203は旋回方向に沿っているため旋回気流602は側面桟203に沿って放出されるため、損失を生じにくい。したがって送風性能が向上し、ファン入力が低下し、省エネ性能向上に寄与する。
100 熱源機
101 フロントパネル
102 ファングリル
103 ファン
104 熱交換器

Claims (7)

  1. ファンとファングリルとを有する熱源機であって、
    前記ファングリルは、前記ファンによって作られる気流の主流を通過させる前面部と、前記主流の方向に沿って配置される側面部とを有し、
    前記前面部は、正面視四角形状を有し、
    前記側面部には、通風部が設けられ、
    前記前面部と前記側面部との間には、前記前面部及び前記側面部を通過する気流を整える気流調整部が設けられ、
    前記気流調整部は、前記主流の方向に沿う長さ寸法が厚み寸法よりも大きい板形状を有することを特徴とする熱源機。
  2. 請求項1に記載の熱源機において、
    前記側面部には、前記前面部に沿い且つ前記側面部に交差する方向に沿って板状の桟が複数配置されることを特徴とする熱源機。
  3. 請求項2に記載の熱源機において、
    前記側面部に配置される桟は、ファングリルの中心部から遠ざかるに従って、桟同士の間隔が大きくなるように設定されることを特徴とする熱源機。
  4. 請求項2に記載の熱源機において、
    前記側面部に配置される桟は、ファングリルの中心部から離れるに従って、前記側面部に対する傾斜角度が大きくなるように設定されることを特徴とする熱源機。
  5. 請求項2に記載の熱源機において、
    前記側面部に配置される桟は、ファングリルの中心部から遠ざかるに従って、前記側面部に交差する方向の寸法が大きくなるように設定されることを特徴とする熱源機。
  6. 請求項1に記載の熱源機において、
    前記気流調整部よりも上流側には、前記気流調整部と平行な上流側気流調整部が設けられ、
    前記気流調整部と前記上流側気流調整部との間隔は、前記上流側気流調整部とファングリルの上流端部との間隔と同等かそれ以上であることを特徴とする熱源機。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の熱源機を備える冷凍サイクル装置。
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