JP2010181116A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機の室外機に取り付けられる送風グリルの外周フレーム部における圧力損失(消費電力の拡大)を低減すること。
【解決手段】室内機と室外機より成る空気調和機であって、室外機内に熱交換器、送風機を有し、前記送風機の下流側に送風グリルを備えた空気調和機に於いて、送風グリル6の外周を形成するフレーム6cに空気通路10が構成されるように切り欠き部11a及び11bを設けたことで、フレーム6cでの圧力損失が低減され、消費電力を抑えることが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は空気調和機に関し、特に、室外機内に配設される送風機への入力の低減を図った空気調和機に関するものである。
空気調和機は、冷暖房の能力を制御するのに圧縮機及び送風機の回転数を可変させている。すなわち、能力を大きくするときには圧縮機及び送風機の回転数を上げ、能力を小さくするときには圧縮機及び送風機の回転数を下げている。例えば、室温が飽和して目標値に近づいてくると、冷暖房の能力としては大きな能力が必要なくなるので、圧縮機及び送風機の回転数を下げる。すると、冷凍サイクル中の冷媒の循環量が小さくなるために仕事量、すなわち冷暖房の能力が減り、凝縮器での放熱量も小さくなる。換言すると、圧縮機の回転数に基づいて送風機の回転数を可変させ、風量を可変させているということである。
また、送風機のプロペラファン下流には送風グリルが設けられ、これにより、ファンに触れないよう安全を図ために、お客様の手が触れる部分、幼児の手が触れる部分として試験指がJIS−C−0922に規定されている。さらに、送風グリルは室外機の意匠を構成する重要な部分でもある。
しかし、同時にこの送風グリルはファンから吹出す風の流れの抵抗となる。この抵抗、すなわち圧力損失に打ち勝って送風するための圧力を静圧といい、カタログなどではファンの性能を最大静圧(風量が最低値のときの静圧)で表示している。送風グリルが抵抗となる分、送風機が静圧を負担しなければならず、ファンモータの入力を大きくしなければならない。
従来この抵抗を低減する技術として、室外機の送風グリルの桟の形状を工夫したり、断面が円弧状の放射状桟を設け、この桟をねじることが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。これを静圧回収といい、ファンモータ軸周りの旋回流れをファンモータ軸の軸方向流れに転向して、静圧を回収できた分、送風機の入力を低減させること等ができる。この様子を図5に示す。破線は静圧回収前、実線は静圧回収後である。
特開2003−279072号公報 特開2003−172528号公報
しかしながら、前記従来の構成では送風グリルを取り付けるとなると、図5に示すように送風グリルの厚さ(G)が必要になり、上記各特許文献に開示されているような技術により、送風グリル前面において、送風流れを実線矢印のように軸方向寄りに向けて静圧を回収することができたとしても、送風グリル外周近辺の厚さ部分においては、圧損に関して特に考慮されていなかった。
図6は、従来の空気調和機の室外機本体の斜視図を示している。室外機本体1に設けられた送風機から送り出される風は、前面に設けられた送風グリル6より吹出されるが、送付グリル6の外周を形成するフレーム6c部分から風は吹出されず圧損が生じる。これは機器の効率、すなわちファンモータへの入力や、空気調和機の消費電力に関することであるが、最終ユーザにとっては電気代等に効いてくるものである。
また、送風グリルは騒音の発生原因ともなるため、この部分での騒音を抑制する工夫が必要となる。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、ファンにお客様の指が触れないよう安全を図るとともに、ファンの保護をも図りつつ、ファンモータへの入力を低減し、且つ送風グリルでの騒音を低減することを目的とするものである。また、空気調和機の消費電力を低減し、且つ送風グリルでの騒音を低減することを目的とするものである。
前期従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、室内機と室外機を具備し、前記室外機内に熱交換器、送風機とを備え、室外機箱体の前記送風機の下流側に送風グリルを備えた空気調和機であって、前記送風グリル外周を形成するフレームに空気通路を構成する切り欠き部を設けたものである。
これによって、送風グリル外周部での圧力損失を防ぐことができる。従って、ファンモータへの入力が低減できるので、効率が向上し、送風グリルでの騒音低下を図ることが可能であるとともに、空気調和機の消費電力を低減することができる。
本発明によれば、ファンに触れないよう安全を図るとともに、ファンの保護をも図りつつ、ファンモータへの入力を低減し且つ送風グリルでの騒音を低減することができる。
第1の発明は、室内機と室外機を具備し、前記室外機内に熱交換器と、送風機とを備え、室外機箱体の前記送風機の下流側に送風グリルを備えた空気調和機であって、前記送風グリル外周を形成するフレームに空気通路が構成される切り欠き部を設けたものである。
これによって、送風グリル外周部での圧損を防ぐことができる。従って、ファンモータへの入力が低減できるので、効率が向上し、送風グリルでの騒音低下を図ることが可能であるとともに、空気調和機の消費電力を低減することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、フレーム外周に設けた切り欠き部の短手幅を送風機に幼児試験指が届く範囲では指(直径5.6mm)が貫通しないように、それ以外は大人の試験指(直径12mm)が貫通しないように形成するとしたものである。
これによって、ファンに指が触れることを防止して、安全性を向上することができる。
また、第3の発明は、特に第1または第3の発明において、送風グリルを樹脂形成品とすることで、加工しやすくまた安価に提供することが可能となる。
以下、空気調和機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は空気調和機の室外機本体の斜視図、図2は室外機本体の横断面図、図3は図1の室外機本体を図2のK−K面で切った縦断面図を示している。また、図4は図1のP部拡大図である。
室外機本体1は、図示しない室内機を伴って空気調和機を構成しており、また、図1に示すように、室外機本体1は外郭を構成する室外機箱体5と、当該室外機箱体5の正面5
a部に取り付けられた円状の送風グリル6を有する。
また室外機本体1内には、図2に示す如く、圧縮機2とL字熱交換器3、送風機4及び図示しない制御基板等が設けられている。また、圧縮機2と熱交換器3、図示しない膨張弁、室内機内に配設された熱交換器を環状に接続して、冷房運転や暖房運転或いは除湿運転を行なう冷凍サイクルを構成している。以下、ここでは、冷房運転のときの説明とするために先のL字熱交換器3は凝縮器として働くものとする。また、送風グリル6が取り付けられる室外機箱体5には切欠き部が形成されている。なお、図中の矢印は空気の流れを示している。
L字熱交換器3は、室外機箱体5の側面5b及び背面5cを覆うように配設されている。また、図2及び図3に示すように、送風機4はファンモータ4a、ファン(プロペラファン)4bから構成されており、先の凝縮器3と送風グリル6との間に取り付けられている。また、室外機箱体5にはファン4bの上流側にも切り欠き(図示せず)が設けられている。そして、送風機4(ファン4b)によって、熱交換器3における空気−冷媒間の熱交換が促される。なお、制御基板等は、圧縮機2、送風機4等の運転を制御するものである。
また、図3の断面図に示すように、室外機箱体5から絞り加工で一体に形成されたマウスリング8が、上流側内径より下流側内径が拡大するよう構成されている。すなわち、図におけるマウスリング8の先端から更に送風グリル6側に行くと、ファンモータ軸を中心とする半径が不連続的に拡大する。これにより送風グリル6側から空気を吸込む逆流が抑制され、効率の良い送風機能が実現される。さらに送風グリル6には、その中央に送風機4の送風の逆流を防止するための邪魔板6a(ファン4bの中央に位置し風を流さない部分)が設けられており、ファンモータ軸とおおよそ同軸の同心状桟6bと、6bのうち最も外側であり送風グリル6の外周をなす外側フレーム6c、おおよそファンモータ軸と同軸の点から放射状に広がる放射状桟6dが設けられている。
なお、放射状桟6dは静圧回収機能を持たせるため、断面を円弧状にし、更に、ねじって配設してある。
また、送風グリル6には厚さ(例えば図5のG)があるので中心部分、外周部分とも、室外機箱体の正面部5aからファンモータ軸方向外側に出っ張るように取り付けられている。
これを、図を用いて詳細に説明する。
室外機1の送風機のプロペラファン4下流に設けられた送風グリル6は、ファンに触れないよう安全を図ために、従来から、お客様の手が触れる部分として試験指がJIS−C−0922に規定され、当該規定に基づいて構成される。ここで、大人の試験指は直径12mm長さ80mm、幼児試験指は直径5.6mm長さ44mmである。しかし、送風グリル6外周のフレーム6cについては、設計や生産工程において空気通路が構成される切り欠き部を設けることが困難であり、このフレーム6cは流れの抵抗となっていた。
そこで本実施の形態では、フレーム6cをファンモータ軸方向に伸ばし、当該伸ばした部分を部分的に切り欠いて、送風グリル6と室外機箱体5とにより空気通路10を作ることで、ファン4からの流れを逃がす。これによって、フレーム6cによる流れの抵抗が小さくなり、圧損を低減することができる。
すなわち、上記構成とすることで必要入力が小さくてすみ、効率が向上して空気調和機の消費電力を低減することが可能である。また、回転数も低くてすむこと及びファン4b
から送風グリルを離すことで騒音低減をも実現している。
また、安全のために送風グリル6を樹脂成形品として、送風グリル6のフレーム6cに設けた切り欠き11a及び11bの幅を、ファンに幼児試験指が届く範囲では幼児試験指(直径5.6mm)が貫通しないように短手幅5.5mm以下とし(切り欠き11a)、それ以外は大人の試験指(直径12mm)が貫通しないように短手幅11.5mm以下(切り欠き11b)とすることが望ましい。
また、上記送風グリル6を樹脂形成品とすることで加工しやすくまた安価に提供することが可能となる。
上述のように、本実施の形態においては、送風グリルとフレーム外周に切り欠きを設けることで、空気通路10を形成することがでる。また、従来から生じていた圧損を低減し、ファンモータへの入力を低減することができるので、空気調和機の消費電力が小さくてすむとおともに、ファンモータの回転数が低くも所定の性能が確保できるため、送風グリル6で生じる騒音も低減できる。
また、安全とために送風グリルを樹脂成形品となし、フレーム外周全周にわたってファンに幼児試験指が届く範囲では切り欠きは指(直径5.6mm)が貫通しないように短手幅5.5mm以下とし、それ以外は大人の試験指(直径12mm)が貫通しないように切り欠きの短手幅11.5mm以下とすることにより、安全な空気調和機を提供することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機の室外機は、送風機の圧損が低減できて効率が上がるとともに安全性も向上するため、各種の送風機を有する機器にも適用できる。
空気調和機の室外機本体の斜視図 図1の室外機の横断面図 図3は図1の室外機本体を図2のK−K面で切った縦断面図 図1のP部拡大図 公知の静圧回収の様子を表す図 図1に対応する部分の従来の構成を表す図
1 室外機本体
2 圧縮機
3 L字熱交換器
4 送風機
4a ファンモータ
4b ファン(プロペラファン)
5 室外機箱体
5a 正面
5b 側面
5c 背面
6 送風グリル
6a 邪魔板
6b 同心状桟
6c フレーム
6d 円弧状の放射状桟
7 ネジ
8 マウスリング
10 空気通路
11a 切り欠き
12b 切り欠き

Claims (3)

  1. 室内機と室外機を具備し、前記室外機内に熱交換器と、送風機とを備え、室外機箱体の前記送風機の下流側に送風グリルを備えた空気調和機であって、前記送風グリル外周を形成するフレームに空気通路が構成される切り欠き部を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. フレーム外周に設けた切り欠き部の短手幅は、送風機に幼児試験指が届く範囲では指(直径5.6mm)が貫通しないように、それ以外は大人の試験指(直径12mm)が貫通しないように形成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 送風グリルを樹脂成形品としたことを特徴とする請求項1または2記載の空気調和機。
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