JP2013067931A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】バストの造形性の向上及び良い着用感との両立を可能とするカップ部を有する衣類を提供する。
【解決手段】 ブラジャー1は、左右一対のカップ部2と、カップ部2の下縁に設けられたワイヤ部4と、背側に延在するバック部5と、カップ部2とバック部5とを繋ぐ肩紐部6とを備える。カップ部2の内部には、ワイヤ部4に沿って帯状に延在し、着用時にワイヤ部4におけるバストを挟む力を補強する補強部材11が内蔵されている。補強部材11は、一定の幅を有し、着用者のバストの下部ボリュームにフィットするように、ワイヤ部4の湾曲に倣って前中心側から脇側にかけて配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、カップ部を有する衣類に関する。
従来、このような分野の技術として、特開2002−115105号公報(特許文献1)がある。この公報に記載されたブラジャーは、椀状に形成されたカップ部と、湾曲したワイヤ部と、背側に延びるバック部とを備える。そして、カップ部の表側に伸び抑制布を縫着することで、バストの造形性及び着用感の向上を両立させる。
しかしながら、上記文献に記載のブラジャーでは、バストの造形性及び着用感の向上を両立させるのが困難であった。具体的には、上述のブラジャーでは、着用の際に広がったワイヤ部が元に戻ろうとする力を利用して、バストを挟み押し上げることでバストの形を整える(造形する)。バストの造形性を高めるためには、ワイヤ部の挟む力を強くすることが必要である。しかし、ワイヤ部の挟む力を強くすると、ワイヤ部の肌当たりも強くなり、また、これによって脇側からバストのボリュームがはみ出しやすくなるので、ブラジャーの着用感が低下してしまう問題がある。
上述の問題を解決するため、例えば特許文献2及び3に記載のノンワイヤタイプのブラジャーが挙げられる。これらの特許文献に記載のブラジャーでは、ワイヤ部に代えて一定のサポート力を有する保持部材あるいは形状維持部材をカップ部内に内蔵させることで、ワイヤ部による締め付け等を解消し、着用感を向上しつつバストの造形性を高めようとしている。
このような問題は、土台部を弱くしたブラジャー(すなわち、アンダーが弱いタイプ)とアンダーフリーとしたブラジャーに特に生じやすい。これらのブラジャーは、窮屈感を軽減させるために、アンダーにかかる力を弱くしている。このため、アンダーが安定しにくく、ワイヤ部がしっかりとバストを挟むことができず、カップ部がバストの重さでずり下がり、ワイヤ部の違和感を感じやすく、着用感及び造形性が低下してしまう。
特開2002−115105号公報 特開2001−288604号公報 特開平8−246205号公報
しかしながら、これらの特許文献に記載のブラジャーでは、ワイヤタイプと比べて、保持部材又は形状維持部材によるバストへのサポート力が弱いため、長時間にわたる造形効果を保つことができず、着崩れが生じやすい。その結果、バストの造形性及び着用感の向上を両立させるのも難しい。
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、バストの造形性の向上及び良い着用感との両立を可能にするカップ部を有する衣類を提供することを目的としている。
本発明に係るカップ部を有する衣類は、左右一対のカップ部と、カップ部の下縁に沿ってカップ部の前中心側から脇側にかけて設けられた円弧状のワイヤ部と、背側に延在するバック部と、を備え、カップ部の内部には、ワイヤ部に沿って帯状に延在し、着用時にワイヤ部におけるバストを挟む力を補強する補強部材が内蔵されていることを特徴とする。
本発明に係るカップ部を有する衣類では、ワイヤ部に沿って帯状に延在し、着用時にワイヤ部におけるバストを挟む力を補強する補強部材が内蔵されているので、バストの造形性を向上することが可能になる。すなわち、着用時にワイヤ部が元に戻ろうとする力が補強部材に伝わり、補強部材がその力を受けて、バスト下部のボリュームを挟んで上方に押し上げる。このようにワイヤ部と補強部材の協働でワイヤ部の挟む力を効果的にバストに伝えることができ、バストを支える力をアップすることが可能になる。
しかも、従来と比べてバストを挟んで押し上げる領域が大きくなるので、バストをサポートする効果を高めることでき、バストの造形性を確実に向上することができる。また、補強部材が肌に直接触れずにバストのボリュームを挟むため、肌当たりを和らげることができると共に、脇側からバストのボリュームがはみ出しやすい問題を防止することができる。その結果、良い着用感を維持することができる。
本発明に係るカップ部を有する衣類において、補強部材とカップとは、モールド成形により一体的に形成されていることが好適である。このようにすれば、カップ部を有する衣類の作製を容易に行うことができる。
本発明に係るカップ部を有する衣類において、補強部材は、カップ部の最下点から、それぞれワイヤ部の前中心末端と脇側末端に向けて長さの2/3までの領域に設けられていることが好適である。このようにすれば、バスト下部のボリュームに対応する領域に補強部材を配置させることで、バストを挟んで上方に押し上げる効果を確保することができる。
本発明に係るカップ部を有する衣類において、補強部材は、カップ部と同等の材料、もしくはカップ部よりも伸縮性が低い材料、もしくはカップ部よりも回復性が高い材料から形成されていることが好適である。このようにすれば、バスト下部のボリュームを挟んで押し上げる効果を高めることができ、バストの造形性の向上を図りやすくなる。
本発明に係るカップ部を有する衣類において、カップ部におけるバストトップに対応する位置より下方であって補強部材までの領域が、肌側に膨らむこと、もしくは着脱自在に取り付けられたパッドを有することが好適である。このようにすれば、バスト下部のボリュームを効果的に押し上げることで、バストに豊かな膨らみを持たせて自然なシルエットを造形することができる。
本発明に係るカップ部を有する衣類において、左右一対のカップ部を連結する土台部を更に備えることが好適である。このようにすれば、カップ部の安定性を高めることができるので、カップ部のズレの発生を防止し、良い着用感を維持することができる。
本発明によれば、バストの造形性の向上及び良い着用感との両立を可能にするカップ部を有する衣類を提供することができる。
第1実施形態に係るブラジャーの肌側を示す正面図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。 補強部材の変形例を示す正面図である。 補強部材の変形例を示す正面図である。 補強部材の変形例を示す正面図である。 第2実施形態に係るカップ部を示す断面図である。 第3実施形態に係るブラジャーの肌側を示す正面図である。 図7におけるVIII−VIII線に沿った断面図である。 第4実施形態に係るカップ部を示す断面図である。 第5実施形態に係るブラジャーの肌側を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明に係るカップ部を有する衣類の実施形態としてブラジャーの例を詳細に説明する。なお、説明において、上下及び左右方向は着用者から見た方向である。また、ブラシャーの構成は左右対称であるため、一方のみについて説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態に係るブラジャーの肌側を示す正面図であり、図2は図1におけるII−II線に沿った断面図である。図2では、左側がカップ部の外側、右側はカップ部の肌側を示す。ブラジャー1は、ワイヤフォーム型のブラジャーであり、着用者のバストを覆うように形成された左右一対のカップ部2(3/4カップ)を備える。カップ部2の上縁2aは凸形状に湾曲して形成され、その下縁2bは、バストのバージスラインに合わせるように湾曲して形成されている。左右のカップ部2同士は、前中心側でカップ連結布3によって連結されている。
カップ部2の下縁2bには、ワイヤ部4が取り付けられている。ワイヤ部4は、バージスラインに沿うように脇側から前中心側にかけて円弧状に形成され、ワイヤ4a及びバイアステープ4bから構成されている(図2参照)。ワイヤ4aは、鋼材、形状記憶合金あるいは樹脂等の素材から形成され、バイアステープ4bに包まれて縫い込まれている。バイアステープ4bはナイロンやポリエステル等からなる生地によって形成されている。
カップ部2の脇側には、背部に延びるバック部5が取り付けられている。左右のバック部5同士は、伸縮性の素材からなり、その背部の端部に設けられたホック7a,7bにより互いに係脱自在に連結されている。カップ部2の上縁2aには、肩紐部6が取り付けられている。肩紐部6は、伸縮性の織布もしくは編布から紐状に形成され、カップ部2とバック部5とを繋ぐようにカップ部2とバック部5との間に架け渡されている。肩紐部6には長さ調整金具6a,6bが取り付けられ、着用者が調整金具6a,6b間の距離を変更することで肩紐部6の長さを適宜に調整できる。
カップ部2は、バストの形にフィットするように立体的に形成され、外側のカップ表布8と肌側のカップ裏布9を有し、その間に中間部材10を挟んで構成されている。カップ表布8及びカップ裏布9には合成繊維や天然繊維の織布、編布等の素材が用いられ、中間部材10には発泡ポリウレタンのような一定の厚みと保形性、弾力性を有する素材が用いられる。
なお、カップ部2はモールド成形により一体的に形成されている。このようにすれば、カップ部2を容易に形成することができると共に、複数のパーツを立体的に縫着する手間を省くことができ、作業性の向上を図ることができる。しかも、複数のパーツを縫着する縫い目が生じないため、縫い目による肌への不快感を与えることはなく、快適な着け心地が得られる。
カップ部2の下部には、ワイヤ部4に沿って帯状に延在し、着用時にワイヤ部4におけるバストを挟む力を補強する補強部材11が内蔵されている。図1に示すように、補強部材11は、一定の幅を有し、着用者のバストの下部ボリュームにフィットするように、ワイヤ部4の湾曲に倣って前中心側から脇側にかけて配置されている。なお、補強部材11の幅が1〜4.5cmであることが好ましい。
補強部材11は、モールド成形によりカップ部2と一体的に形成され、カップ部2の内部に固定されている。図2に示すように、補強部材11はワイヤ部4に近接の位置に配置され、その下縁11aがワイヤ部4に連結されていない。補強部材11の前中心側端部11bがカップ部2の上縁2aまで、脇側端部11cがカップ部2の脇縁2cまでにそれぞれ延びている。
補強部材11は、カップ部2と同等の材料、もしくはカップ部2よりも伸縮性が低い材料、もしくはカップ部2よりも回復性が高い材料から形成されている。例えば、マーキゼットのような伸びない素材あるいは伸びにくい素材、エラストマー樹脂性やパワーネットのように一定の伸びを有するが回復性の高い素材などが挙げられ。また、補強部材11にはカップ部2の素材と同じ素材を用いることもできる。但し、どの素材に関しても、薄い方が好ましい。
このように構成されたブラジャー1によれば、ワイヤ部4に沿って帯状に延在し、着用時にワイヤ部4におけるバストを挟む力を補強する補強部材11が内蔵されているので、バストの造形性を向上することが可能になる。すなわち、着用時にワイヤ部4が元に戻ろうとする力が補強部材11に伝わり、補強部材11がその力を受けて、バスト下部のボリュームを挟んで上方に押し上げる。このようにワイヤ部4と補強部材11の協働でワイヤ部4の挟む力を効果的にバストに伝えることができ、バストを支える力をアップすることが可能になる。また、バストを挟む力を補強する補強部材11を設けることで、ワイヤ部4の位置を安定させることができるので、アンダーが弱いタイプやアンダーフリータイプのブラジャーであっても、ワイヤ部4が確実にバストを挟むことができ、カップ部2のずり下がりを確実に防止することができる。
しかも、従来と比べてバストを挟んで押し上げる領域が大きくなるので、バストをサポートする効果を高めることができ、バストの造形性を確実に向上することができる。また、補強部材11が肌に直接触れずにバストのボリュームを挟むため、肌当たりを和らげることができると共に、脇側からバストのボリュームがはみ出しやすい問題を防止することができる。その結果、良い着用感を維持することができる。
以下、図3〜図5を参照して補強部材の変形例を説明する。図3に示す変形例では、補強部材12は、その上縁12aが上方に向けて凹形状に湾曲するように形成されている。具体的には、補強部材12の幅は、補強部材12の全長にわたって均一せず、カップ部2の最下点Pの付近では最も狭く、前中心側端部12bと脇側端部12cに近づくにつれ徐々に広がっていく。更に、前中心側と比べて脇側の幅が広く形成されている。
このように構成された補強部材12によれば、上述した補強部材11と同様な効果を得られる。更に、カップ部2の最下点Pの付近よりも前中心側と脇側の幅が大きいため、前中心側と脇側におけるバストを挟む力を大きくすることができる。これによって、前中心側及び脇側に流れがちなバストのボリュームを挟んで押し上げることで、脇側からバストのボリュームがはみ出すのを確実に防止できると共に、バストの形を綺麗に整えることができる。また、脇側の幅が前中心側より広いので、更に脇寄せ効果を高めることができる。
図4に示す変形例では、補強部材13は、カップ部2の最下点Pの付近で上方に突出するように形成されている。具体的には、前中心側端部13bと脇側端部13cからカップ部2の最下点P付近までの領域と比べて、カップ部2の最下点Pの付近では、上縁13aが上方に突出することで補強部材13の幅が大きくなっている。
このように構成された補強部材13によれば、上述した補強部材11と同様な効果を得られる。更に、前中心側端部13bと脇側端部13cよりもカップ部2の最下点P付近での幅が大きいため、バストボリュームを下方から押し上げる効果を高めることができ、バストに豊かな膨らみを持たせて綺麗なシルエットを形成することができる。
図5に示す変形例では、補強部材14は、カップ部2の最下点Pから、それぞれワイヤ部4の前中心末端4cと脇側末端4dに向けて長さの2/3までの領域に配置されている。すなわち、ワイヤ部4に沿ってカップ部2の最下点Pから補強部材14の前中心側端部14aまでの距離が、カップ部2の最下点Pからワイヤ部4の前中心末端4cまでの距離に対して2/3である。同様に、ワイヤ部4に沿ってカップ部2の最下点Pから補強部材14の脇側端部14bまでの距離が、カップ部2の最下点Pからワイヤ部4の脇側末端4dまでの距離に対して2/3である。このように着用者バスト下部のボリュームに対応する領域に補強部材14を配置させることで、バストを挟んで上方に押し上げる効果を確保することができる。
(第2実施形態)
図6は第2実施形態に係るカップ部を示す断面図である。第2実施形態に係るブラジャー15は、カップ部16におけるバスト下部のボリュームに対応する位置が肌側に膨らむ点において第1実施形態と相違している。ブラジャー15のその他の構成は、上述したブラジャー1の構成と同様のため、同一符号を付して重複説明を省略する。
図6に示すように、カップ部16は、外側のカップ表布17と肌側のカップ裏布18を有し、その間に中間部材19を挟んで構成されている。カップ表布17及びカップ裏布18には合成繊維や天然繊維の織布、編布等の素材が用いられ、中間部材19には発泡ポリウレタンのような一定の厚みと保形性、弾力性を有する素材が用いられる。カップ部16におけるバストトップに対応する位置より下方であって補強部材11までの領域16Aが、肌側に大きく膨らんでいる。
このように構成されたブラジャー15は、第1実施形態と同様な効果を得られるほか、バストトップに対応する位置より下方であって補強部材11までの領域16Aが、肌側に大きく膨らむので、バスト下部のボリュームを効果的に押し上げることで、バストに膨らみを持たせて、ボリューム感のある上向きのバストを造形することができる。
(第3実施形態)
図7は第3実施形態に係るブラジャーの肌側を示す正面図であり、図8は図7におけるVIII−VIII線に沿った断面図である。第3実施形態に係るブラジャー20は、パッド21を備える点において第1実施形態と相違している。ブラジャー20のその他の構成は、上述したブラジャー1の構成と同様であるため、同一符号を付して重複説明を省略する。
図8に示すように、カップ部2の肌側において、カップ部2におけるバストトップに対応する位置より下方であって補強部材11までの領域2Aには、パッド21が設けられている。パッド21は、発泡ポリウレタンからなる中間部材と、この中間部材を包む布材とを貼り合わせることにより形成されており、収納袋22に収納されている。図7に示すように、収納袋22は脇側に向かって開口されている。そして、パッド21を収納袋22に収納したり、あるいは収納袋22から取り出したりすることで、カップ部2に対し着脱自在になっている。
このように構成されたブラジャー20は、第1実施形態と同様な効果を得られるほか、カップ部2におけるバストトップに対応する位置より下方であって補強部材11までの領域2Aに、パッド21が着脱自在に設けられているため、必要に応じてパッド21を収納袋22に装着することにより、バスト下部のボリュームを上方に押し上げて、ボリューム感のあるバストを造形することができる。
(第4実施形態)
図9は第4実施形態に係るカップ部を示す断面図である。第4実施形態に係るブラジャー23は、補強部材24がワイヤ部4に連結する点において第1実施形態と相違している。ブラジャー23のその他の構成は、上述したブラジャー1の構成と同様のため、同一符号を付して重複説明を省略する。
図9に示すように、補強部材24の下縁24aがワイヤ部4までに延びて、縫着や接着などによってワイヤ部4と連結されている。このように構成されたブラジャー23は、第1実施形態と同様な効果を得られるほか、補強部材24がワイヤ部4に直接に連結されるので、ワイヤ部4が元に戻ろうとする力がダイレクトに補強部材24に伝わることができる。従って、バスト下部のボリュームを挟んで押し上げる効果を更に高めることができる。
(第5実施形態)
図10は第5実施形態に係るブラジャーの肌側を示す正面図である。第5実施形態に係るブラジャー25は、土台部26を有する点において第1実施形態と相違している。すなわち、左右のカップ部2はそれぞれ土台部26に縫着されている。左右カップ部2同士は、この土台部26によって互いに連結されている。ブラジャー25のその他の構成は、上述したブラジャー1の構成と同様であるため、同一符号を付して重複説明を省略する。このように構成されたブラジャー25は、第1実施形態と同様な効果を得られる。更に、土台部26を備えることにより、カップ部2の安定性を高めることができ、カップ部2のズレの発生を防止し、着用感の向上を図り易くなる。
本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、カップ部2を3/4カップとしたが、3/4カップに限らず、フルカップや1/2カップのブラジャー等に適用される。また、本発明は前中心を係脱自在のホックで連結するフロントホック型ブラジャー、肩紐部を有しないストラップレスタイプにも適用される。更に、上記の実施形態では、ブラジャーの例を挙げて説明したが、本発明はブラスリップ、ブラキャミソール、スリーインワン、ボディスーツ、レオタード、水着、ブラドレス等のカップ部を有する衣類にも適用される。
1,15,20,23,25…ブラジャー、2,16…カップ部、2b…下縁、4…ワイヤ部、5…バック部、10…パッド、11,12,13,14,24…補強部材、26…土台部、P…カップ部の最下点。

Claims (6)

  1. 左右一対のカップ部と、
    前記カップ部の下縁に沿って前記カップ部の前中心側から脇側にかけて設けられた円弧状のワイヤ部と、
    背側に延在するバック部と、を備え、
    前記カップ部の内部には、前記ワイヤ部に沿って帯状に延在し、着用時に前記ワイヤ部におけるバストを挟む力を補強する補強部材が内蔵されていることを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 前記補強部材と前記カップとは、モールド成形により一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記補強部材は、前記カップ部の最下点から、それぞれ前記ワイヤ部の前中心側末端と脇側末端に向けて長さの2/3までの領域に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のカップ部を有する衣類。
  4. 前記補強部材は、前記カップ部と同等の材料、もしくは前記カップ部よりも伸縮性が低い材料、もしくは前記カップ部よりも回復性が高い材料から形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 前記カップ部におけるバストトップに対応する位置より下方であって前記補強部材までの領域が、肌側に膨らむこと、もしくは着脱自在に取り付けられたパッドを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  6. 前記左右一対のカップ部を連結する土台部を更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
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