JP6380725B1 - カップ付き衣類 - Google Patents

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Abstract

カップ付き衣類1は、左右一対のカップ部2と、カップ部2の下縁部13側を支持する土台部3と、左右一対のカップ部2の前中心Fに対応して配置される樹脂製のフレーム部材21と、を備え、フレーム部材21は、土台部3に沿うように前中心Fを挟んで左右に延びる土台支持片22と、カップ部2の下縁部13に沿うように土台支持片22に左右一対に設けられたカップ支持片23と、を有し、土台支持片22とカップ支持片23との境界部分Rは、カップ部2の下縁辺13cに沿い、境界部分Rの脇側端R2は、カップ部2における下縁辺13cの前中心側端の位置を基準とし、下縁辺13cの最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜3/2Aの範囲内に位置している。

Description

本開示は、カップ付き衣類に関する。
従来のカップ付き衣類として、バストを支持するための金属製のワイヤ部材をカップ部の下縁部に沿って配置したものが知られている。金属製のワイヤ部材は、バストの支持力に優れる一方、着用者に対する肌当たりが強く、カップ付き衣類の付け心地の確保が課題となっている。このような課題に対し、近年では、金属製のワイヤ部材に代えて、樹脂製の部材をバストの支持に用いたカップ付き衣類が提案されている。
かかるカップ付き衣類としては、例えば特許文献1に記載のバスト用衣類がある。このカップ付き衣類は、左右一対のカップ部と、左右一対のサポート部とを備えて構成されている。サポート部は、熱可塑性樹脂等の柔軟性のある素材によって形成され、カップ部の下縁側領域に沿って配置されるベース部と、カップ部の前中心側領域においてベース部の端部から上方に突出する突出部とを備えている。
特許第6081566号公報
上述した特許文献1に記載のバスト用衣類では、金属製のワイヤ部材を用いた場合と同様、着用者のバストのバージスラインに沿ってカップ部の下縁部の全体にサポート部が配置されている。このような構成では、サポート部の存在感が依然として残存するため、着用者に対する肌当たりの良さを向上させる点で改善の余地がある。また、カップ部の下縁部の全体にサポート部を配置する構成では、着用者の体型差に対する対応性についても改善の余地がある。
本開示は、上記課題の解決のためになされたものであり、肌当たりの良さ及びバストの造形性を両立させることができ、かつ着用者の体型差に対する対応性に優れたカップ付き衣類を提供することを目的とする。
本開示に係るカップ付き衣類は、左右一対のカップ部と、カップ部の下縁部側を支持する土台部と、左右一対のカップ部の前中心に対応して配置される樹脂製のフレーム部材と、を備え、フレーム部材は、土台部に沿うように前中心を挟んで左右に延びる土台支持片と、カップ部の下縁部に沿うように土台支持片に左右一対に設けられたカップ支持片と、を有し、土台支持片とカップ支持片との境界部分は、カップ部の下縁辺に沿い、境界部分の脇側端は、カップ部における下縁辺の前中心側端の位置を基準とし、下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜3/2Aの範囲内に位置している。
また、本開示に係るカップ付き衣類は、左右一対のカップ部と、カップ部の下縁部側を支持する土台部と、左右一対のカップ部の前中心に対応して配置される、樹脂製を除く可撓性のフレーム部材と、を備え、フレーム部材は、土台部に沿うように前中心を挟んで左右に延びる土台支持片と、カップ部の下縁部に沿うように土台支持片に左右一対に設けられたカップ支持片と、を有し、土台支持片とカップ支持片との境界部分は、カップ部の下縁辺に沿い、境界部分の脇側端は、カップ部における下縁辺の前中心側端点の位置を基準とし、下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜3/2Aの範囲内に位置している。
これらのカップ付き衣類では、樹脂製のフレーム部材がカップ部の下縁部の限られた範囲にのみ配置されるため、着用時のフレーム部材の存在感を十分に低減することが可能となり、着用者に対する肌当たりの良さを十分に確保できる。また、カップ部の脇側にはフレーム部材が配置されないため、着用者の体型差に依らずにカップ部がバストに密着し易くなり、バストが脇側から前中心側に集められる。前中心側に集められたバストは、土台支持片及びカップ支持片によってしっかりと支持される。したがって、肌当たりの良さ及びバストの造形性を両立させることができる。
カップ支持片は、土台支持片に対して鈍角に傾斜していてもよい。土台支持片とカップ支持片とが鈍角をなすことで、土台支持片が土台部に一層確実にフィットすると共に、カップ支持片がカップ部の下縁部に一層確実にフィットする。したがって、着用者に対する肌当たりの良さを向上でき、フレーム部材によるバストの造形性も高められる。
境界部分の可撓性は、境界部分以外の他の部分の可撓性に比べて低くなっていてもよい。土台支持片とカップ支持片との境界部分が撓みにくい構成とすることで、カップ部の下縁部がカップ支持片によってしっかりと支持され、フレーム部材によるバストの造形性を一層高められる。
他の部分の可撓性は、境界部分から近い部分に比べて遠い部分の方が高くなっていてもよい。境界部分を除いた他の部分の撓み易さを調整することで、肌当たりの良さを更に向上できる。
境界部分における脇側端部及び前中心側端部の少なくとも一方の可撓性は、境界部分における他の部分の可撓性よりも高くなっていてもよい。境界部分の端部の撓み易さを調整することで、肌当たりの良さを更に向上できる。
カップ支持片の最大幅は、カップ部におけるバストトップの位置と下縁辺の最下端の位置との間の距離をBとした場合に、1/6B以上2/3B以下となっていてもよい。この場合、カップ支持片によるカップ部の下縁部の支持機能を確保しつつ、カップ支持片の小サイズ化が図られる。したがって、着用時のフレーム部材の存在感をより確実に低減させることが可能となり、肌当たりの良さを更に向上できる。
フレーム部材は、前中心に対応する位置において凹状の切欠部を有していてもよい。これにより、カップ部の上縁部側にフレーム部材が配置されない構成を採り得る。したがって、カップ部への表側布、肌側布、及びパイピング等の縫着が可能となる。
また、カップ付き衣類は、土台部の脇側から延びるバック部と、バック部の上縁部とカップ部の上縁部の脇側とを連結するストラップ部と、を更に備え、カップ部は、カップ部とストラップ部との連結領域と、カップ部における下縁辺の前中心側端の位置を基準とし、下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜2Aの範囲内のいずれかの位置とを繋ぐ第1のラインによって区切られた第1の前中心側部分と第1の脇側部分とを有し、第1の脇側部分の厚さは、第1の前中心側部分の厚さに比べて小さくなっていてもよい。この場合、バック部からの引っ張り力によってカップ部の第1の脇側部分がバストに密着し易くなる。したがって、カップ部によって脇側から前中心側にバストを効果的に集めることができる。
また、カップ付き衣類は、土台部の脇側から延びるバック部と、バック部の上縁部とカップ部の上縁部の脇側とを連結するストラップ部と、を更に備え、カップ部は、カップ部とストラップ部との連結領域と、カップ部における下縁辺の前中心側端の位置を基準とし、下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜2Aの範囲内のいずれかの位置とを繋ぐ第2のラインによって区切られた第2の前中心側部分と第2の脇側部分とを有し、第2の脇側部分の伸長性は、第2の前中心側部分の伸長性に比べて低くなっていてもよい。この場合、着用者の体型差に依らずにカップ部の第2の脇側部分がバストに密着し易くなり、カップ部によって脇側から前中心側にバストを効果的に集めることができる。また、ストラップ部からの引っ張り力によって第2の脇側部分が引き上げられ易くなり、バストの脇流れを抑制できる。したがって、カップ部によるバストの造形性を高めることができる。
このカップ付き衣類では、肌当たりの良さ及びバストの造形性を両立させることができる。また、このカップ付き衣類は、着用者の体型差に対する対応性に優れたものとなる。
カップ付き衣類の一実施形態を示す正面図である。 フレーム部材の一例を示す正面図である。 フレーム部材によるカップ部及び土台部の支持状態を示す要部拡大斜視図である。 カップ部及び土台部に対するフレーム部材の配置関係を示す要部拡大正面図である。 フレーム部材の変形例を示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、カップ付き衣類の好適な実施形態について詳細に説明する。
[カップ付き衣類の構成]
図1は、カップ付き衣類の一実施形態を示す正面図である。同図に示すように、カップ付き衣類1は、例えば女性用のブラジャーとして構成されている。カップ付き衣類1は、左右一対のカップ部2と、カップ部2の下縁部13側を支持する土台部3と、土台部3の脇側から延びる左右一対のバック部4と、カップ部2とバック部4とを連結する左右一対のストラップ部5とによって構成されている。以下の説明では、左右一対のカップ部2間の中央で鉛直に延びる仮想線を前中心Fと称する。
カップ部2は、人体のバストの形状に対応するように、カップ付き衣類1の正面側に突出する椀形状をなしている。カップ部2は、バストトップの位置Xにおいて、最も前方に突出している。カップ部2の表面側には、装飾のための表生地が結合されていてもよい。また、カップ部2の裏面(肌側面)側には、肌触り及び吸湿性に優れる素材からなる肌側布が結合されていてもよい。
カップ部2の上縁部11は、例えばバストの上部に沿うように略中央部分で上向きに凸となるように湾曲している。上縁部11は、脇側端部11aから前中心側端部11bにかけて緩やかに下がっており、左右のカップ部2の前中心側端部11b,11bによって前中心Fの位置を中心とする略V字状部分Vが画成されている。また、カップ部2の脇縁部12は、腕の動きを阻害することが無いように中心側に向かって緩やかな凹状に湾曲している。カップ部2の下縁部13は、バストのバージスラインに沿うように下向きに凸となるように湾曲している。下縁部13の脇側端部13aは、脇縁部12の下端に繋がっている。また、下縁部13の前中心側端部13bは、上縁部11の前中心側端部11bに繋がっている。なお、本実施形態では、下縁部13の脇側端部13aにおいて、カップ部2と土台部3とが滑らかに連続し、カップ部2と土台部3との間の境界が明確ではない。このため、図1では、バストのバージスラインに相当する線をカップ部2と土台部3との間の境界線とみなし、仮想的に下縁部13の脇側端部13aとして示している。
土台部3は、左右のカップ部2の下側において横方向に延在している。土台部3の上縁部3aは、カップ部2の下縁部13に沿うように凹状に湾曲している。また、土台部3の下縁部3bは、前中心F側では上方に湾曲し、脇側では下方に湾曲している。本実施形態では、カップ部2及び土台部3は、例えば発泡ポリウレタンといった一定の保形性及び弾力性を有する素材を用い、モールド成型によって一体に形成されている。
カップ部2の下縁部13には、ワイヤ部材は配置されておらず、カップ部2の下縁部13と土台部3の上縁部3aとは、滑らかに連続し、かつカップ部2の突出形状に応じて鈍角をなしている。土台部3の上縁部3aに対するカップ部2の下縁部13の角度は、カップ部2のサイズ(対応するバストのサイズ)等に応じて適宜設定される。また、バストのバージスラインへのフィット感の向上の観点から、当該角度は、カップ部2の下縁部13の位置に応じて異なっていてもよく、例えば脇側での角度が前中心F側での角度よりも大きくなっていてもよい。
バック部4は、土台部3の脇縁部3cから延びている。バック部4は、例えばダブルニット等の伸縮性を有する素材によって帯状に形成されている。バック部4における先端側には、ホック8が設けられている。このホック8により、左右のバック部4,4が互いに係脱自在となっている。
ストラップ部5は、例えば長手方向に伸縮性を有するテープ状素材によって構成されている。ストラップ部5に用いられる織物等の素材は、ストラップ部5の長手方向に伸縮性を有していることが好適である。ストラップ部5は、カップ部2とバック部4との間に掛け渡され、いわゆる肩紐を構成している。ストラップ部5の一端は、カップ部2における上縁部11の脇側端部11aに連結され、ストラップ部5の他端は、バック部4の上縁部4aに連結されている。
[フレーム部材の構成]
上述したカップ付き衣類1には、従来の金属製のワイヤ部材に代えて、樹脂製のフレーム部材21が配置されている(図1参照)。図2は、フレーム部材の一例を示す正面図である。このフレーム部材21は、前中心Fの周辺において最小限の面積で左右のカップ部2の下縁部13を支持することにより、着用者のバストを立体的な丸みを帯びた形状に造形する部材である。フレーム部材21は、図2に示すように、土台部3に沿うように前中心Fを挟んで左右に延びる土台支持片22と、カップ部2の下縁部13に沿うように土台支持片22に左右一対に設けられたカップ支持片23とによって構成されている。
土台支持片22は、前中心Fの周辺における土台部3の形状に沿うように略三角形状をなしている。土台支持片22の左右の裾部24は、前中心Fにおいて連続し、脇側へ向かうほど幅狭となるように前中心Fから脇側に向かって延びている。また、土台支持片22の中央部25は、前中心Fが通るように配置されている。中央部25の上方には、前中心Fに対応する位置において凹状の切欠部Kが設けられている。この切欠部Kにより、左右のカップ部2の上縁部11がなす略V字状部分Vと土台支持片22とが重なり合わないようになっている(図1参照)。
カップ支持片23は、角部に丸みを有する帯状をなし、土台支持片22の左右の裾部24の上縁側に沿ってそれぞれ設けられている。カップ支持片23の前中心側端23aは、土台支持片22の裾部24の前中心側端24aと左右方向において同じ位置で終端している。これにより、左右のカップ支持片23の前中心側端23a同士は、土台支持片22の切欠部Kの形成位置で互いに離間した状態となっている。また、カップ支持片23の脇側端23bは、土台支持片22の裾部24の脇側端24bと左右方向において同じ位置で終端している。
土台支持片22とカップ支持片23との境界部分Rは、土台支持片22の裾部24の上縁に沿って形成されている。カップ支持片23は、図3に示すように、境界部分Rにおいて土台支持片22に対して鈍角に傾斜している。土台支持片22とカップ支持片23とがなす鈍角の角度θは、カップ部2の下縁部13と土台部3の上縁部11とがなす角度に準じている。したがって、土台支持片22に対するカップ支持片23の角度は、カップ部2のサイズ(対応するバストのサイズ)等に応じて適宜設定される。また、バストのバージスラインへのフィット感の向上の観点から、当該角度は、境界部分Rの位置に応じて異なっていてもよく、例えば脇側での角度が前中心F側での角度よりも大きくなっていてもよい。
本実施形態では、フレーム部材21は、複数層の樹脂シートによって構成され、土台支持片22とカップ支持片23とは、一体的な部材として形成されている。フレーム部材21において、境界部分Rの可撓性は、当該境界部分R以外の他の部分の可撓性に比べて低くなっている。また、境界部分Rにおける脇側端部Ra及び前中心側端部Rbの少なくとも一方の可撓性は、境界部分Rにおける他の部分の可撓性よりも高くなっていてもよい。すなわち、脇側端部Raの可撓性が境界部分Rにおいて脇側端部Ra以外の他の部分の可撓性よりも高くなっていてもよく、前中心側端部Rbの可撓性が境界部分Rにおいて前中心側端部Rb以外の他の部分の可撓性よりも高くなっていてもよい。また、脇側端部Ra及び前中心側端部Rbの可撓性が境界部分Rにおいて脇側端部Ra及び前中心側端部Rb以外の他の部分の可撓性よりも高くなっていてもよい。
また、フレーム部材21における境界部分R以外の他の部分の可撓性は、境界部分Rから近い部分に比べて遠い部分の方が高くなっていてもよい。この場合、境界部分Rからの可撓性の変化は、連続的であってもよく、段階的であってもよい。フレーム部材21の可撓性は、これらの形態に限られず、例えば土台支持片22の下辺側の可撓性のみが他の部分に比べて高くなっていてもよく、フレーム部材21の全体が均一の可撓性を有していてもよい。
例えばフレーム部材21では、境界部分R(土台支持片22及びカップ支持片23の境界線、及び当該境界線に隣接する土台支持片22及びカップ支持片23の縁部)が最も撓みにくい部分となっている(図2の部分T1)。次いで、カップ支持片23における境界部分R側の縁部を除いた部分、及び土台支持片22における境界部分R側の縁部を除いた部分が撓みにくい部分となっている(図2の部分T2)。一方、フレーム部材21では、土台支持片22の中央部分(前中心Fに対応する部分)は、上記部分T1,T2に比べて撓み易い部分となっている(図2の部分T3)。なお、カップ支持片23における境界部分Rと反対側の縁部の可撓性は、T2より大きく且つT3より小さくなっていてもよい。同様に、土台支持片22のおける境界部分Rと反対側の縁部(下縁部)の可撓性は、T2より大きく且つT3より小さくなっていてもよい。
フレーム部材21における部位毎の可撓性は、例えばフレーム部材21を構成する樹脂シートの積層数、樹脂材料の種類、厚さを部位に応じて変えることによって調整できる。また、これらの調整手法を適宜組み合わせて用いてもよい。カップ部2及び土台部3への配置に当たっては、例えば土台支持片22とカップ支持片23とが同一平面上に形成されたシート部材を用意する。そして、このシート部材を立体成型し、カップ部2の突出形状に合わせてカップ支持片23を土台支持片22に対して鈍角に屈曲させる。これにより、図1及び図3に示すように、前中心Fにおいて土台支持片22が土台部3に沿って配置され、カップ支持片23がカップ部2における下縁部13の前中心側端部13bに沿って配置される。また、土台支持片22とカップ支持片23との境界部分Rは、カップ部2の下縁辺(下縁部13の下側の縁)13cに沿って配置される。
[カップ部及び土台部に対するフレーム部材の配置関係]
図4は、カップ部及び土台部に対するフレーム部材の配置関係を示す要部拡大正面図である。同図に示すように、フレーム部材21は、カップ付き衣類1の前中心Fに対応して配置され、カップ部2及び土台部3の前中心Fの近傍の限られた範囲のみを支持するようになっている。本実施形態では、フレーム部材21は、カップ部2及び土台部3を構成する素材の内部に埋没して配置されており、カップ部2の外部からは視認できない状態となっている。
カップ部2及び土台部3に適用されたフレーム部材21では、土台支持片22とカップ支持片23との境界部分Rがカップ部2の下縁辺13cに沿った状態となっている。本実施形態では、上述したように、カップ支持片23の前中心側端23aは、土台支持片22の裾部24の前中心側端24aと左右方向において同じ位置で終端している。また、カップ支持片23の脇側端23bは、土台支持片22の裾部24の脇側端24bと左右方向において同じ位置で終端している。したがって、境界部分Rの前中心側端R1の位置は、カップ支持片23の前中心側端23aの位置、及び土台支持片22の裾部24の前中心側端24aの位置と左右方向で一致している。また、境界部分Rの脇側端R2の位置は、カップ支持片23の脇側端23bの位置、及び土台支持片22の裾部24の脇側端24bの位置と左右方向で一致している。
ここで、カップ部2における下縁辺13cの前中心側端の位置を基準0とし、下縁辺13cの最下端の位置をAとした場合、境界部分Rの脇側端R2は、下縁辺13cの前中心側端から1/2A〜3/2Aの範囲内に位置している(図4における斜線の範囲)。境界部分Rの脇側端R2の位置は、1/2A〜3/2Aの範囲内において、任意の位置で設定される。1/2Aの位置は、下縁辺13cの前中心側端から下縁辺13cの最下端の位置Aまでの下縁辺13cに沿う距離の1/2倍に相当する位置である。また、3/2Aの位置は、下縁辺13cの前中心側端から下縁辺13cの最下端の位置Aまでの下縁辺13cに沿う距離の3/2倍に相当する位置である。
例えば境界部分Rの脇側端R2の位置を1/2Aの位置に近づけた場合には、土台支持片22及びカップ支持片23の面積が小さくなり、バストの造形性を確保しつつ、カップ付き衣類1におけるフレーム部材21の存在感を小さくすることができる。また、例えば境界部分Rの脇側端R2の位置を3/2Aの位置に近づけた場合には、土台支持片22及びカップ支持片23の面積が大きくなり、カップ付き衣類1におけるフレーム部材21の存在感を抑えつつ、バストの造形性を高めることができる。図4の例では、境界部分Rの脇側端R2は、およそAの位置に位置している。
また、カップ部2におけるバストトップの位置Xと下縁辺13cの最下端の位置Aとの間の距離をBとした場合、カップ支持片23の最大幅Wは、1/6B以上2/3B以下となっている。距離Bは、例えばカップ部2の突出形状に沿ってバストトップの位置Xと下縁辺13cの最下端の位置Aとを結んだ距離である。カップ支持片23の幅とは、カップ支持片23において境界部分Rと直交する方向の幅である。この幅は、すなわち、カップ部2の下縁辺13cよりも上方へのカップ部2の下縁部13に対するカップ支持片23の張出量に相当する。最大幅Wは、カップ支持片23において境界部分Rと直交する方向の幅のうち、最大となる部分の幅である。カップ支持片23の最大幅Wを1/6B以上2/3B以下とすることで、バストの造形性を確保しつつ、カップ付き衣類1におけるフレーム部材21の存在感を小さくすることができる。
また、フレーム部材21が配置されるカップ部2側では、フレーム部材21によって支持されない部分の厚さが調整されている。より具体的には、カップ部2は、図4に示すように、第1の前中心側部分31Aと、第1の脇側部分32Aとを有している。第1の前中心側部分31Aと第1の脇側部分32Aとは、カップ部2とストラップ部5との連結領域P1と、カップ部2における下縁辺13cの前中心側端の位置から1/2A〜2Aまでの範囲のいずれかの位置とを繋ぐ仮想的な第1のラインL1によって区切られている。2Aの位置は、下縁辺13cの前中心側端から下縁辺13cの最下端の位置Aまでの下縁辺13cに沿う距離の2倍に相当する位置である。
第1のラインL1によって区切られた第1の脇側部分32Aの厚さは、第1の前中心側部分31Aの厚さに比べて小さくなっている。カップ部2の厚さは、部位によって若干の差異があるが、例えば第1の脇側部分32Aの最も厚い部分の厚さは、第1の前中心側部分31Aの最も薄い部分の厚さ未満となっている。第1の脇側部分32Aは、第1の前中心側部分31Aと一体成型されていなくてもよく、第1の脇側部分32Aを構成する別素材を第1の前中心側部分31Aに対して縫着してもよい。
また、フレーム部材21が配置されるカップ部2側では、フレーム部材21によって支持されない部分の伸長性が調整されている。より具体的には、カップ部2は、図4に示すように、第2の前中心側部分31Bと、第2の脇側部分32Bとを有している。第2の前中心側部分31Bと第2の脇側部分32Bとは、カップ部2とストラップ部5との連結領域P1と、カップ部2における下縁辺13cの前中心側端の位置から1/2A〜2Aまでの範囲のいずれかの位置とを繋ぐ仮想的な第2のラインL2によって区切られている。
第2のラインL2によって区切られた第2の脇側部分32Bの伸長性は、第2の前中心側部分31Bの伸長性に比べて低くなっている。第2の脇側部分32Bの伸長性の調整は、例えばマーキゼット、トリコット、不織布、高密度ウレタン等の難伸縮性の素材を用いて行うことができる。例えばカップ部2をモールド成型する際に、第2の脇側部分32Bとなる領域に難伸縮性の素材を発泡ポリウレタン等の素材で挟みこむことで、第2の脇側部分32Bの伸長性を第2の前中心側部分31Bの伸長性に比べて低くすることができる。
第1のラインL1及び第2のラインL2の一端が通る連結領域P1は、カップ部2の上縁部11の脇側端部11aにおいて、カップ部2の構成素材とストラップ部5の構成素材とが連結のために重なっている領域である。ただし、連結領域P1には、着用時にストラップ部5による引き上げ力が作用する範囲において、構成素材の重なり領域に隣接する領域も含まれ得る。例えば連結領域P1には、カップ部2の上縁部11の脇側端からカップ部2の上縁部11の辺の長さの1/3までの範囲が含まれていてもよい。また、連結領域P1には、カップ部2の脇縁部12の上端(上縁部11の脇側端と一致)から脇縁部12の辺の長さの1/2までの範囲が含まれていてもよい。第1のラインL1及び第2のラインL2の他端が通るカップ部2の下縁辺13cの範囲は、主としてフレーム部材21が配置されていない領域となるが、第1のラインL1及び第2のラインL2の他端とフレーム部材21の境界部分Rの脇側端R2とが接していてもよい。
図4の例では、第1のラインL1の一端は、連結領域P1において、カップ部2の構成素材とストラップ部5の構成素材との重なり領域の中央を通っている。また、第1のラインL1の他端は、カップ部2における下縁辺13cの3/2Aの位置を通っている。第2のラインL2の一端は、連結領域P1において、カップ部2の構成素材とストラップ部5の構成素材との重なり領域の前中心F側を通っている。また、第2のラインL2の他端は、カップ部2における下縁辺13cのAの位置を通っている。
なお、図4の例では、第1のラインL1及び第2のラインL2は、カップ部2の正面視において直線状をなしているが、第1のラインL1及び第2のラインL2は、直線状に限られるものではなく、前中心F側或いは脇縁部12側に凸となるような湾曲線状をなしていてもよい。第1のラインL1及び第2のラインL2は、一致していてもよい。また、第1のラインL1が第2のラインLより脇側に位置していてもよく、第1のラインL1が第2のラインLより前中心F側に位置していてもよい。第1のラインL1と第2のラインL2とは、交差していてもよい。
[カップ付き衣類の作用効果]
以上の構成を有するカップ付き衣類1では、樹脂製のフレーム部材21がカップ部2の下縁部13の限られた範囲にのみ配置されるため、着用時のフレーム部材21の存在感を十分に低減することが可能となり、着用者に対する肌当たりの良さを十分に確保できる。また、カップ付き衣類1では、カップ部2の脇側にはフレーム部材21が配置されないため、着用者の体型差に依らずにカップ部2がバストに密着し易くなり、バストが脇側から前中心F側に集められる。前中心F側に集められたバストは、土台支持片22及びカップ支持片23によってしっかりと支持される。したがって、肌当たりの良さ及びバストの造形性を両立させることができる。
また、カップ付き衣類1では、カップ支持片23が土台支持片22に対して鈍角に傾斜している。土台支持片22とカップ支持片23とが鈍角をなすことで、土台支持片22が土台部3に一層確実にフィットすると共に、カップ支持片23がカップ部2の下縁部13に一層確実にフィットする。したがって、着用者に対する肌当たりの良さを向上でき、フレーム部材21によるバストの造形性も高められる。
また、カップ付き衣類1では、土台支持片22とカップ支持片23との境界部分Rの可撓性が、境界部分R以外の他の部分の可撓性に比べて低くなっている。土台支持片22とカップ支持片23との境界部分Rが撓みにくい構成とすることで、カップ部2の下縁部13がカップ支持片23によってしっかりと支持され、フレーム部材21によるバストの造形性を一層高められる。
また、カップ付き衣類1では、フレーム部材21における他の部分(境界部分R以外の部分)の可撓性は、境界部分Rから近い部分に比べて遠い部分の方が高くなっている。このように、境界部分Rを除いた他の部分の撓み易さを調整することで、肌当たりの良さを更に向上できる。また、境界部分Rにおける脇側端部Ra及び前中心側端部Rbの少なくとも一方の可撓性が境界部分Rにおける他の部分の可撓性よりも高くなっていてもよい。この場合、境界部分Rの端部の撓み易さを調整することで、肌当たりの良さを更に向上できる。
また、カップ付き衣類1では、カップ部2におけるバストトップの位置Xと下縁辺13cの最下端の位置Aとの間の距離をBとした場合に、カップ支持片23の最大幅Wが1/6B以上2/3B以下となっている。カップ支持片23の最大幅Wが当該範囲を満たすことで、カップ支持片23によるカップ部2の下縁部13の支持機能を確保しつつ、カップ支持片23の小サイズ化が図られる。したがって、着用時のフレーム部材21の存在感をより確実に低減させることが可能となり、肌当たりの良さを更に向上できる。
また、カップ付き衣類1では、フレーム部材21が前中心Fに対応する位置において凹状の切欠部Kを有している。これにより、カップ部2の上縁部11側にフレーム部材21が配置されない構成を採り得るため、左右のカップ部2の結合位置を切欠部Kから露出させることができる。したがって、したがって、カップ部2への表側布、肌側布、及びパイピング等の縫着が可能となる。
また、カップ付き衣類1では、カップ部2とストラップ部5との連結領域P1と、カップ部2における下縁辺13cの前中心側端の位置を基準とし、下縁辺13cの最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜2Aの範囲内のいずれかの位置とを繋ぐ第1のラインL1によって区切られた第1の前中心側部分31Aと第1の脇側部分32Aとを有している。そして、第1の脇側部分32Aの厚さは、第1の前中心側部分31Aの厚さに比べて小さくなっている。これにより、バック部4からの引っ張り力によってカップ部2の第1の脇側部分32Aがバストに密着し易くなる。したがって、カップ部2によって脇側から前中心F側にバストを効果的に集めることができる。
また、カップ付き衣類1では、カップ部2とストラップ部5との連結領域P1と、カップ部2における下縁辺13cの前中心側端の位置を基準とし、下縁辺13cの最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜2Aの範囲内のいずれかの位置とを繋ぐ第2のラインL2によって区切られた第2の前中心側部分31Bと第2の脇側部分32Bとを有している。そして、第2の脇側部分32Bの伸長性は、第2の前中心側部分31Bの伸長性に比べて低くなっている。これにより、着用者の体型差に依らずにカップ部2の第2の脇側部分32Bがバストに密着し易くなり、カップ部2によって脇側から前中心F側にバストを効果的に集めることができる。また、ストラップ部5からの引っ張り力によって第2の脇側部分32Bが引き上げられ易くなり、バストの脇流れを抑制できる。したがって、カップ部2によるバストの造形性を高めることができる。
[変形例]
本開示は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、フレーム部材21がカップ部2の構成部材に埋没して配置されている構成を例示したが、フレーム部材21は、カップ部2の正面側或いは裏面(肌面)側において外部から視認可能に配置されていてもよい。また、フレーム部材21において、カップ支持片23の脇側端23bと、土台支持片22の裾部24の脇側端24bとは、必ずしも左右方向において同じ位置で終端していなくてもよい。例えばカップ支持片23の脇側端23b及び土台支持片22の裾部24の脇側端24bの一方が、他方に比べてカップ部2の脇側に位置していてもよい。
また、フレーム部材21は、図5に示すように、メッシュ状であってもよい。メッシュ状の部分は、フレーム部材21の全体に限られず、フレーム部材21の一部のみであってもよい。例えば土台支持片22及びカップ支持片23の一方のみがメッシュ状となっていてもよい。このような構成によれば、フレーム部材21の配置領域における通気性を高めることができる。フレーム部材21は、射出成型によって形成してもよい。
また、上記実施形態では、樹脂製のフレーム部材21を例示したが、フレーム部材は、樹脂製を除く可撓性のフレーム部材であってもよい。樹脂製以外で可撓性を有する素材であってフレーム部材に適用可能なものとしては、例えば金属、天然繊維、化学繊維などが挙げられる。金属としては、例えばスチール、アルミニウム、ニッケル、或いはこれらを主成分としたステンレス、ニッケルチタンといった合金などが挙げられる。天然繊維としては、動物性、植物性、鉱物性といった各種天然繊維が挙げられる。化学繊維としては、合成繊維、ガラス繊維、炭素繊維、人造鉱物繊維といった各種化学繊維が挙げられる。その他、天然繊維及び化学繊維の集合体或いは生地(積層生地を含む)などが挙げられる。
また、上記実施形態では、カップ付き衣類としてブラジャーを例示したが、本構成は、カップ付きキャミソール、カップ付きタンクトップ、カップ付きハーフトップなどの他のカップ付き衣類にも適用可能である。また、ストラップレスのカップ付き衣類に対しても適用可能である。
1…カップ付き衣類、2…カップ部、3…土台部、4…バック部、5…ストラップ部、13…下縁部、13c…下縁辺、21…フレーム部材、22…土台支持片、23…カップ支持片、31A…第1の前中心側部分、31B…第2の前中心側部分、32A…第1の脇側部分、32B…第2の脇側部分、F…前中心、K…切欠部、L1…第1のライン、L2…第2のライン、P1…連結領域、R…境界部分、R2…脇側端、Ra…脇側端部、Rb…前中心側端部。

Claims (10)

  1. 左右一対のカップ部と、
    前記カップ部の下縁部側を支持する土台部と、
    前記左右一対のカップ部の前中心に対応して配置される樹脂製のフレーム部材と、を備え、
    前記フレーム部材は、
    前記土台部に沿うように前記前中心を挟んで左右に延びる土台支持片と、
    前記カップ部の下縁部に沿うように前記土台支持片に左右一対に設けられたカップ支持片と、を有し、
    前記土台支持片と前記カップ支持片との境界部分は、前記カップ部の下縁辺に沿い、
    前記境界部分の脇側端は、前記カップ部における前記下縁辺の前中心側端点の位置を基準とし、前記下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜3/2Aの範囲内に位置しているカップ付き衣類。
  2. 左右一対のカップ部と、
    前記カップ部の下縁部側を支持する土台部と、
    前記左右一対のカップ部の前中心に対応して配置される、樹脂製を除く可撓性のフレーム部材と、を備え、
    前記フレーム部材は、
    前記土台部に沿うように前記前中心を挟んで左右に延びる土台支持片と、
    前記カップ部の下縁部に沿うように前記土台支持片に左右一対に設けられたカップ支持片と、を有し、
    前記土台支持片と前記カップ支持片との境界部分は、前記カップ部の下縁辺に沿い、
    前記境界部分の脇側端は、前記カップ部における前記下縁辺の前中心側端点の位置を基準とし、前記下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜3/2Aの範囲内に位置しているカップ付き衣類。
  3. 前記カップ支持片は、前記土台支持片に対して鈍角に傾斜している請求項1又は2記載のカップ付き衣類。
  4. 前記境界部分の可撓性は、前記境界部分以外の他の部分の可撓性に比べて低くなっている請求項1〜3のいずれか一項記載のカップ付き衣類。
  5. 前記他の部分の可撓性は、前記境界部分から近い部分に比べて遠い部分の方が高くなっている請求項4記載のカップ付き衣類。
  6. 前記境界部分における脇側端部及び前中心側端部の少なくとも一方の可撓性は、前記境界部分における他の部分の可撓性よりも高くなっている請求項4又は5記載のカップ付き衣類。
  7. 前記カップ支持片の最大幅は、前記カップ部におけるバストトップの位置と前記下縁辺の前記最下端の位置との間の距離をBとした場合に、1/6B以上2/3B以下となっている請求項1〜6のいずれか一項記載のカップ付き衣類。
  8. 前記フレーム部材は、前記前中心に対応する位置において凹状の切欠部を有している請求項1〜7のいずれか一項記載のカップ付き衣類。
  9. 前記土台部の脇側から延びるバック部と、
    前記バック部の上縁部と前記カップ部の上縁部の脇側とを連結するストラップ部と、を更に備え、
    前記カップ部は、前記カップ部と前記ストラップ部との連結領域と、前記カップ部における前記下縁辺の前中心側端の位置を基準とし、前記下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜2Aの範囲内のいずれかの位置とを繋ぐ第1のラインによって区切られた第1の前中心側部分と第1の脇側部分とを有し、
    前記第1の脇側部分の厚さは、前記第1の前中心側部分の厚さに比べて小さくなっている請求項1〜8のいずれか一項記載のカップ付き衣類。
  10. 前記土台部の脇側から延びるバック部と、
    前記バック部の上縁部と前記カップ部の上縁部の脇側とを連結するストラップ部と、を更に備え、
    前記カップ部は、前記カップ部と前記ストラップ部との連結領域と、前記カップ部における前記下縁辺の前中心側端の位置を基準とし、前記下縁辺の最下端の位置をAとした場合に、1/2A〜2Aの範囲内のいずれかの位置とを繋ぐ第2のラインによって区切られた第2の前中心側部分と第2の脇側部分とを有し、
    前記第2の脇側部分の伸長性は、前記第2の前中心側部分の伸長性に比べて低くなっている請求項1〜9のいずれか一項記載のカップ付き衣類。
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