JP2020172730A - カップ部を有する衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】 締め付け感のない楽な着用感であるにもかかわらず、良好なバスト造形性が得られるカップ部を有する衣類を提供することを目的とする。【解決手段】 本体布11、肌側布12、および、本体布11と肌側布12との間に収容されるパッド13を備え、パッド13は、左右一対のカップ部が前中心側の連結部によって連結されて一体となったパッドであり、本体布11は、胸部を被覆する前面部において、一対のカップ布14および土台布15を有し、一対のカップ布14と土台布15とは、バージスラインに沿って設けられた接ぎ部16で接合されており、本体布11と肌側布12とは、パッド13が収容可能となるように左右連結されたパッド収容部Sを形成していることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、カップ部を有する衣類に関するものである。
従来、ブラジャー等のカップ部を有する衣類において、楽な着用感を得ることを目的として、ワイヤー等を用いずに柔らかい素材を用いたハーフトップタイプの衣類が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。これらの衣類は、ワイヤー等による補正効果がないため、バストの造形力が不十分であった。また、ハーフトップタイプの衣類は、表布が一枚仕立ての、タンクトップに類する形状のものが多く、着用時においては、左右のバストの山を一直線につないだ、平面的なシルエットとなりやすい。そのため、一般的なブラジャーの着用時のようなバストシルエットを求める着用者にとっては、満足のいくものではなかった。
特開2003−193302号公報 特許第6343526号公報 特開2017−201065号公報
本発明は、特に、締め付け感のない楽な着用感であるにもかかわらず、良好なバスト造形性が得られるカップ部を有する衣類を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のカップ部を有する衣類は、
本体布、肌側布、および、前記本体布と前記肌側布との間に収容されるパッドを備え、
前記パッドは、左右一対のカップ部が前中心側の連結部によって連結されて一体となったパッドであり、
前記本体布は、胸部を被覆する前面部において、一対のカップ布および土台布を有し、
前記一対のカップ布と前記土台布とは、バージスラインに沿って設けられた接ぎ部で接合されており、
前記本体布と前記肌側布とは、前記パッドが収容可能となるように左右連結されたパッド収容部を形成していることを特徴とする。
本発明によると、特に、締め付け感のない楽な着用感であるにもかかわらず、良好なバスト造形性が得られるカップ部を有する衣類を提供することができる。
図1は、本発明のカップ部を有する衣類の一例である、第一の実施形態に係るブラジャーを示す正面図である。 図2は、前記第一の実施形態に係るブラジャー100の背面図である。 図3は、前記第一の実施形態に係るブラジャー100の前面部を、肌側から見た状態の正面図である。 図4は、前記第一の実施形態に係るブラジャー100の構成部材を説明する図である。図4(a)はカップ布および土台布、図4(b)は肌側布、図4(c)はパッドを示す図である。 図5は、本発明のカップ部を有する衣類の他の例である、第二の実施形態に係るブラジャー200の前面部を、肌側から見た状態の正面図である。 図6は、着用評価におけるバストの形状を示す図であり、ブラジャー着用時の胸部を上から撮影した形状を示す図である。
本発明のカップ部を有する衣類において、前記本体布と前記肌側布とは、前記土台布部分に配置される接着領域で接着されており、前記接着領域は、前中心部分においては、前記パッドが収容可能となるように前記肌側布の下縁部側のみに設けられて前記パッド収容部を形成していることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、前記肌側布は一枚布であることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、前記本体布は、着用者の胸周りを包囲するように筒状をなしていることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類において、衣類がブラジャーであることが好ましい。
本発明のカップ部を有する衣類について、例をあげて説明する。ただし、本発明は、以下の例に限定および制限されない。なお、以下で参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された物体の寸法の比率などは、現実の物体の寸法の比率などとは異なる場合がある。図面相互間においても、物体の寸法比率等が異なる場合がある。
(第一の実施形態)
図1および図2に、本発明のカップ部を有する衣類の第一の実施形態に係るブラジャー100を示す。図1はブラジャー100の正面図である。図2は、図1に示したカップ部を有する衣類(ブラジャー100)の背面図である。本実施形態のブラジャー100は、本体布11、肌側布12およびパッド13を主要構成要素とする、ノンワイヤータイプのブラジャーである。本体布11は、胸部を被覆する前面部11Aと、前面部11Aの左右両脇側から背面に延びる背面部11Bとを有している。本体布11は、前面部11Aにおいて、一対のカップ布14および土台布15を有している。一対のカップ布14と土台布15とは、バストと胴体との境界線であるバージスラインに沿って設けられた接ぎ部16で接合されている。
図3は、ブラジャー100の前面部11Aを、肌側から見た状態の正面図である。本体布11の前面部11Aの肌側には、肌側布12が接着されて設けられている。パッド13は、左右一対のカップ部が前中心側の連結部によって連結されて一体となったパッドであり、本体布11と肌側布12との間に収容されている。本体布11と肌側布12とは、パッド13が収容可能となるように左右連結されたパッド収容部Sを形成している。本実施形態においては、肌側布12は本体布11と、接着剤で接着されている。接着剤を塗布する領域(接着領域17)は、土台布15部分に設けられている。図3では、接着領域17に斜線を付与している。接着領域17は、肌側布12が土台布15と重なる部分の全面に設けることで、バストと胴体との境界を際立たせることができるが、本発明においては、左右のカップ部が連結された形状のパッド13を用いるため、前中心部分においてはパッド13が収容可能となるように接着領域17を設けない。接着領域17は、図3に示すように、肌側布12の下縁部側のみに設けられ、前中心部分の左右カップ部が対向する領域においては、肌側布12は土台布15から浮いた構造となっている。このように接着領域17を設けることで、左右連結されたパッド収容部Sを形成することができる。
従来の締め付け感の軽減されたブラジャーやハーフトップでは、十分な造形性を得られていなかった。例えば、ハーフトップでは、パッドについては、左右が別々のもの、左右がつながったものが適用されている。しかし、多くがタンクトップの上半分のような外観を有しており、本体布は左右のバストを区切る設計とはなっていないため、着用時のシルエットは、左右のバストの山を一直線につなぐような形状となってしまう。一方、従来のノンワイヤータイプのブラジャーでは、パッドを有しているタイプのものではパッドは左右別々に設けられ、左右のバストの山はできる。しかし、楽な着用感を得るために締め付けの少ない構造となっているので、バストトップ間が広がりやすく、造形性は十分とはいえなかった。
それに対して、ブラジャー100では、前記ノンワイヤータイプのブラジャーのように、外観は、左右一対のカップ布14と土台布15とを接いだ状態となっているが、裏側(肌側)においては、ハーフトップのように、左右が連結されて一体となったパッド13が収容可能に、肌側布12が設けられている。このような構造とすることで、左右のバストの山があるブラジャーのようなシルエットを実現しつつ、着け心地はハーフトップのように締め付け感のない楽な着用感とすることができる。左右が連結されて一体となったパッド13を用いることで、バストトップ間の距離が広がることなく、バストの谷間を作ることができる。また、接着領域17を上述のように設けることで、ワイヤータイプのブラジャーのように、着用時にカップくり(接ぎ部16のラインに相当)の中にバストを収めることができ、バージスラインをきれいに出すことができる。
図4は、前記第一の実施形態に係るブラジャー100の構成部材を説明する図である。図4(a)は本体布11の前面部11Aを構成するカップ布14および土台布15、図4(b)は肌側布12、図4(c)はパッド13を示す図である。カップ布14および土台布15には、各々接ぎ部16が設けられており、接ぎ部16同士を重ね合わせて接合する。接合の際には、接合部16において、カップ布14と土台布15との間に、パワーネットのテープなどの伸びにくい布テープを設けると、柔らかい着用感のままバージスラインの形状安定性を、より高めることもできる。また、カップ布14は、ダーツを設けておき、土台布15と接ぐときに丸みをつけることもできる。また、カップ布14を、例えば、半円形の型に押し付けて熱加工する等の方法で、曲面を形成したものを用いることもできる。このように、本発明においては、カップ布14によって形成される部分の形状について、設計の自由度を広げることができる。
図4(b)において、肌側布12は、一枚布で構成されているが、本発明はこれに限定されず、複数の布を結合させたものを用いてもよい。一枚布で構成することによって、肌側で段差のない、フラットな構造とすることができ、肌触りのよい衣類とすることができる。
本体布11および肌側布12としては、ニット、ベアスムース、ストレッチラッセルレース、チュールパワーネット、ベアフライスおよびツーウェイトリコット等のストレッチ素材を用いることができる。
本体布11および肌側布12は、折り返して縫製するなどの端始末を必要としない端部となっていることが、着用時の段差の発生の防止や、運動追従性、肌触りの点から好ましい。本体布11および肌側布12の生地として、例えば、生地端始末不要なフラット素材やヘム素材を用いると、切断箇所のほつれ防止処理が不要である。また、部分的に、端始末不要な生地を使うことで、肌あたりやデザインなどを調整することができる。
本発明において、パッド13は、可撓性を有する部材であり、ウレタンフォーム、不織布、あるいはポリウレタンなどの高弾性糸から編成された厚手シート状の素材(ダンボールニット、ダブルラッセル)等を使用することができるが、成型性、耐久性等の点からウレタンフォーム、不織布が好ましい。パッド13の厚みは、着用による体型の補整といった目的や、カップ部を有する衣類のデザインに応じて設計可能であり、例えば、下バージスラインとバストトップとの間の脇側領域を厚く、周辺に向かうにしたがって薄くなるように形成してもよい。パッド13の下縁は、バージスラインに沿うように形成するとよい。なお、パッド13は、本体布11と肌側布12との接着時に、本体布11と肌側布12との間に収容することができる。あるいは、肌側布12の一部に切れ込みを形成してパッド挿入口18を設けておき、パッド挿入口18からパッド13を出し入れできる態様とすることもできる。
接着領域17では、本体布11と肌側布12とが互いに拘束されることで、他の領域に比べて伸びが抑えられ、ボーンやワイヤー等を入れずに造形性を向上させることができる。また、バージスラインの左右の最下点同士をつないだラインの下部においては、前中心部分においても肌側布12の下縁部側に接着領域17を設けることで、バストをしっかりと支えることができる。接着領域17において、接着剤は、ドット形状に塗布することが好ましい。接着剤を全面に塗布(ベタ塗り)すると、接着領域17が硬くなり、伸び難い状態となり、特に、かぶって着脱を行う態様の場合には、着脱が困難となる場合がある。また、接着領域17は、上辺や脇辺にも設けて、本体布11と肌側布12とを結合させてもよい。図3に示す領域のみに接着領域17が配置される場合、本体布11と肌側布12とは、上辺や脇辺の一部において縫製で留めてもよい。
本実施形態のブラジャー100においては、本体布11の上部に、一対の肩ストラップ19が設けられている。肩ストラップ19の一端は前面部11Aに取り付けられ、肩ストラップ19の他端は背面部11Bの上辺部に取り付けられた円環の係止具20Aを通って反転し、エイト環からなる長さ調節具20Bに導入されることによって、背面部11Bの上辺に取り付けられている。このような方法で肩ストラップ19を取り付けると、肩ストラップ19の長さは調整が可能となる。肩ストラップ19の態様はこれに限定されず、本体布11を肩から吊り下げるものであればよい。例えば、肩ストラップ19は、紐や布テープであってもよいし、タンクトップのような幅の広い、いわゆるラウンドタイプのストラップであってもよい。肩ストラップ19の態様は、図1および図2に示すように、一対の肩ストラップ19を、左右にそれぞれ前面部11Aの上部と背面部11Bの上部とに取り付ける態様に限定されず、例えば、スポーツタイプのブラジャーの肩ストラップのように、背中側で2本の肩ストラップ19が一体となり背面部11Bに取り付けられる態様であってもよい。また、前面部11Aの左右に取付け、上部同士を互いに繋ぐように取り付けられている、いわゆる「ホルターネック」タイプであってもよい。肩ストラップ19の取り付け位置は、上半身衣類の形状やデザインによって決定することができる。
本実施形態のブラジャー100は、着用者の胸周りを包囲するように筒状をなしている、かぶって着脱を行うタイプ(かぶりタイプ)の衣類である。このように、連結係止部を有していない背面部11Bを使用した態様では、アンダーバスト部分の長さ調節(着圧調節)はできないため、従来では、満足な着け心地が得られにくい場合があった。一般的に、ソフトな着用感を有するタイプのブラジャーの場合は、バージスの境界線を明確に形作ることができない。また、通常は比較的パワーの強い素材で構成されるバック部の引きがないので、脇のバストの支えも不十分になりがちである。しかし、本発明のカップ部を有する衣類では、カップ布14と土台布15との接合、接着領域17の形成、および左右一対のカップ部が連結されたパッド13の採用によって、アンダーバスト部分の調節をすることなく、比較的弱い着け心地でも、造形性を維持しつつ、違和感のないサポートが得られる。ここで、違和感のないサポートとは、例えば、肌触りが良い、圧迫感が少ない、運動追従性が良い、といった状態でサポートされることを指し、柔らかい当たりでありながらも、左右それぞれのバストの丸みを演出することができる。
なお、本発明はかぶりタイプの衣類に限定されるものではなく、連結係止部によって着用をする態様の衣類に適用してもよい。例えば、本発明のカップ部を有する衣類は、着脱自在な連結係止部を背中心付近に有している態様とすることもできる。前記連結係止部としては、ホック(例えば、フック・アンド・アイ(鈎ホック))、グリッパー、ボタン、紐、面ファスナーなどを、デザインや用途に応じて適宜選択して使用することができる。なお、上記のフック・アンド・アイやグリッパー、ボタンを用いる場合には、複数の留め位置を予め設けておくことにより、締め付け具合を微調整できるようにしておくことも好ましい。なお、上記以外の他の種類の係止具を使用してもよい。また、バック布が連結係止部を有さないフロントホックタイプや、バック布を結んで係止するタイプであってもよい。
(第二の実施形態)
図5に、本発明のカップ部を有する衣類の第二の実施形態に係るブラジャー200を示す。図5は、ブラジャー200の前面部11Aを、肌側から見た状態の正面図である。本実施形態のブラジャー200は、本体布11、肌側布12Aおよびパッド13を主要構成要素とする、ノンワイヤータイプのブラジャーである。肌側布12Aは、下辺がカップくりに沿う形状となっており、土台部15側への広がりが小さい形状である。本体布11と肌側布12Aとは、本実施形態においては、肌側布12Aは本体布11と、縫着部17Aで縫着されて、パッド13が収容可能となるように左右連結されたパッド収容部Sを形成している。縫着部17Aは、土台布15のカップ布14との境界部分に沿って、左右に設けられているが、これに限定されるものではなく、前記境界部分の外側の土台布15に設けてもよい。また、縫着部17Aは接ぎ部16形成時に同時に形成してもよい。ブラジャー200においても、左右のカップ部が連結された形状のパッド13を用いるため、パッド13が収容可能となるよう、縫着部17Aは左右のカップ布14を区切るようには設けない。
なお、本実施形態においては、図5に示すように、前中心部分に本体布11と肌側布12Aとが縫着されていない部分(縫着部17Aが設けられていない部分)を有している。本実施形態においては、この縫着されていない部分を、パッド挿入口18Aとするが、これに限定されず、肌側布12Aの下辺全域を縫着したうえで、肌側布12Aの一部に切れ込みを形成して、第一の実施形態と同様のパッド挿入口18を設け、パッド挿入口18からパッド13を出し入れできる態様とすることもできる。
上述の態様の他は、第1の実施形態と同様とすることができ、ブラジャー200についても、アンダーバスト部分の調節をすることなく、比較的弱い着け心地でも、造形性を維持しつつ、違和感のないサポートを得ることができる。
本体布および肌側布にベアスムースを用いたブラジャー100を作製した。接着剤を図2に示す接着領域17にドット形状に塗布して、本体布と肌側布とを接着した。
[着用客観評価]
図1に示すタイプの本発明に係るブラジャー100および従来品のブラジャーを、それぞれ、同一のモニターが着用した際の着用客観評価を行った。結果を図6に示す。図6は、ブラジャー100および従来品のブラジャーの2種類について、それぞれ同一モニターが着用した際の胸を上から撮影したバストシルエットを示す図である。図6において、(a)はブラジャー100を着用した状態、(b)は従来品のブラジャーを着用した状態である。
ここで、従来品のブラジャーは、従来のハーフトップタイプのブラジャーである。この従来品のブラジャーは、表布が一枚仕立てであるが、パッド収容部は左右が分離しており、パッドは左右に分かれているものである。
本発明のブラジャー100と従来品のブラジャーとを比較すると、本発明のブラジャー100は、従来品のブラジャーに比べ、バストの突出がアップしていることがわかる。ブラジャー100では、左右のバストの山がはっきりとできており、バストが寄せられて谷間が形成されている。それに対して、従来品のブラジャーは、左右のバストの山を一直線につないだような、台形状のシルエットとなっており、バストの谷間はあるが、バストが寄せられてはいない。また、本発明のブラジャー100では、従来品のブラジャーに比べ、脇がすっきりしたシルエットとなっており、バストの突出がアップしている。このように、ブラジャー100では、バストを寄せて脇がすっきりし、前に丸みのあるきれいなシルエットに整えられていることがわかる。
以上のように、本発明のブラジャーは、楽な着用感であるにもかかわらず、良好なバスト造形性が得られることがわかる。
以上、実施の形態の具体例として、ブラジャーをあげて本発明を説明したが、本発明のカップ部を有する衣類は、これらの具体例で記載されたもののみに限定されるものではなく、種々の態様が可能である。例えば、上記の実施形態のような衣類以外にも、身頃部を設けてキャミソール、ボディースーツ、ブラスリップ、水着、レオタード、その他各種のカップ部を有する衣類に適用できる。
本発明のカップ部を有する衣類は、種々の態様が可能である。例えば、上記の実施形態のような衣類以外にも、ファンデーション衣類、スポーツ衣類、アウターなど、各種のカップ部を有する衣類に適用できる。
100、200 ブラジャー
11 本体布
11A 前面部
11B 背面部
12、12A 肌側布
13 パッド
14 カップ布
15 土台布
16 接ぎ部
17 接着領域
17A 縫着部
18、18A パッド挿入口
19 肩ストラップ
20A 円環係止具
20B 長さ調節具
S パッド収容部

Claims (5)

  1. カップ部を有する衣類であって、
    本体布、肌側布、および、前記本体布と前記肌側布との間に収容されるパッドを備え、
    前記パッドは、左右一対のカップ部が前中心側の連結部によって連結されて一体となったパッドであり、
    前記本体布は、胸部を被覆する前面部において、一対のカップ布および土台布を有し、
    前記一対のカップ布と前記土台布とは、バージスラインに沿って設けられた接ぎ部で接合されており、
    前記本体布と前記肌側布とは、前記パッドが収容可能となるように左右連結されたパッド収容部を形成している
    ことを特徴とするカップ部を有する衣類。
  2. 前記本体布と前記肌側布とは、前記土台布部分に配置される接着領域で接着されており、
    前記接着領域は、前中心部分においては、前記パッドが収容可能となるように前記肌側布の下縁部側のみに設けられて前記パッド収容部を形成している、請求項1記載のカップ部を有する衣類。
  3. 前記肌側布は一枚布である、請求項1または2記載のカップ部を有する衣類。
  4. 前記本体布は、着用者の胸周りを包囲するように筒状をなしている、請求項1から3のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
  5. 衣類がブラジャーである、請求項1から4のいずれか一項に記載のカップ部を有する衣類。
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