JP2013060338A - 疎水性シリカ粒子の製造方法 - Google Patents
疎水性シリカ粒子の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013060338A JP2013060338A JP2011201073A JP2011201073A JP2013060338A JP 2013060338 A JP2013060338 A JP 2013060338A JP 2011201073 A JP2011201073 A JP 2011201073A JP 2011201073 A JP2011201073 A JP 2011201073A JP 2013060338 A JP2013060338 A JP 2013060338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon dioxide
- silica particles
- solvent
- particle dispersion
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/54—Improvements relating to the production of bulk chemicals using solvents, e.g. supercritical solvents or ionic liquids
Landscapes
- Silicon Compounds (AREA)
Abstract
【解決手段】親水性シリカ粒子とアルコール及び水を含む溶媒とを含有するシリカ粒子分散液を準備する分散液準備工程と、超臨界二酸化炭素を流通させ、シリカ粒子分散液の溶媒を除去する溶媒除去工程と、溶媒除去工程と連続して、超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤により親水性シリカ粒子の表面を疎水化処理する疎水化処理工程と、を有する疎水性シリカ粒子の製造方法
である。
【選択図】なし
Description
更に、特許文献4、特許文献5において、ヘキサメチルジシラザンなどのトリメチルシリル化剤とシリコーンオイルで疎水化処理する方法などが提案されている。
また、特許文献7において、親水性シリカ微粒子分散液に、シラザン化合物あるいは1官能シラン化合物を加えてシリカ微粒子表面をトリオルガノシリル化して疎水性シリカ微粒子を得る方法が提案されている。
また、特許文献8において、4官能シラン化合物を加水分解、縮合して親水性シリカ微粒子分散液を得た後、親水性有機溶媒を水に置換して、次いで3官能シラン化合物で疎水化した後、更に分散媒をケトン系溶媒に置換し、シラザン化合物あるいは1官能シラン化合物でシリカ微粒子表面に残存する反応性基をトリオルガノシリル化して疎水化処理する方法が提案されている。
また、特許文献9において、親水性シリカ粒子を含む水性コロイドシリカ分散液に、シリルアミン処理剤を混合し分散液を乾燥する疎水性シリカの製造方法が提案されている。
また、特許文献10において、親水性シリカゾルにジシラザン化合物を添加し、50〜100℃の範囲で加温して疎水化処理シリカ微粒子を得る方法が提案されている。
また、特許文献11において、水性シリカゾルに親水性有機溶媒を混合して得られる混合溶媒シリカゾルに、ジシラザン化合物を添加して疎水化処理シリカ微粒子を得る方法が提案されている。
また、特許文献12において、親水性シリカ微粒子分散液に3官能シラン化合物を加えて疎水化した後、1官能シラン化合物を加えて疎水性シリカ微粒子を得る方法が提案されている。
請求項1に係る発明は、
親水性シリカ粒子とアルコール及び水を含む溶媒とを含有するシリカ粒子分散液を準備する分散液準備工程と、
超臨界二酸化炭素を流通させ、前記シリカ粒子分散液の前記溶媒を除去する溶媒除去工程と、
前記溶媒除去工程と連続して、前記超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤により前記親水性シリカ粒子の表面を疎水化処理する疎水化処理工程と、
を有する疎水性シリカ粒子の製造方法。
前記分散液準備工程において、前記アルコールに対する前記水の質量比が01以上1.0以下の前記シリカ粒子分散液を準備する請求項1に記載の疎水性シリカ粒子の製造方法。
前記超臨界二酸化炭素の温度をT[℃]とし、標準状態における二酸化炭素の流通量をX[L]とし、前記シリカ粒子分散液の固形分濃度をS[%]とし、前記シリカ粒子分散液の液量をA[g]とした場合、溶媒除去工程において、下記式(1)を満たす範囲内に達したときに、前記疎水化処理工程を開始する請求項1又は2に記載の疎水性シリカ粒子の製造方法。
・式(1):10≦X/(A×1.977)×T/(1−S/100)≦500
請求項2に係る発明によれば、準備するシリカ粒子分散液におけるアルコールに対する水の質量比が上記範囲外の場合に比べ、粗粉の発生が少なく、高疎水化度で良好な電気抵抗の疎水性シリカ粒子が得られる疎水性シリカ粒子の製造方法を提供できる。
請求項3に係る発明によれば、溶媒除去工程において、超臨界二酸化炭素の流通量が上記式(1)を満たす範囲内に達する前又は後に、疎水化処理工程を開始する場合に比べ、粗粉の発生が少なく、高疎水化度で良好な電気抵抗の疎水性シリカ粒子の製造方法を提供できる。
本実施形態に係る疎水性シリカ粒子の製造方法は、親水性シリカ粒子とアルコール及び水を含む溶媒とを含有するシリカ粒子分散液を準備する分散液準備工程と、超臨界二酸化炭素を流通させ、シリカ粒子分散液の溶媒を除去する溶媒除去工程と、溶媒除去工程と連続して、超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤により親水性シリカ粒子の表面を疎水化処理する疎水化処理工程と、を有するものである。
このため、本実施形態に係るシリカ粒子の製造方法では、粗粉の発生が少ないシリカ粒子が得られると考えられる。
疎水化処理剤を多量に使用した場合、疎水化処理剤(例えばシラン化合物)同士の重縮合による凝集粉の発生し易くなる。一方で、過剰な加熱を行い高温で疎水化反応を促進させると、親水性シリカ粒子の表面のシラノール基同士の重縮合により凝集粉が発生し易くなると考えられる。
本工程では、親水性シリカ粒子とアルコール及び水を含む溶媒とを含有するシリカ粒子分散液を準備する。
具体的には、本工程は、例えば、湿式(例えば、ゾルゲル法等)によりシリカ粒子分散液を作製して、これを準備する。特に、シリカ粒子分散液は、湿式としてゾルゲル法、具体的には、テトラアルコキシランを、アルコール及び水の溶媒にアルカリ溶媒を添加したアルカリ溶媒存在下で、反応(加水分解反応、縮合反応)を生じさせて親水性シリカ粒子を生成し、シリカ粒子分散液を作製することがよい。
なお、親水性シリカ粒子の形成は、球形状、異型状のいずれであってもよい。
本親水性シリカ粒子の製造方法では、上記手法により、粗大凝集物の発生が少なく、異型状のシリカ粒子が得られる。この理由は、定かではないが以下の理由によるものと考えられる。
そして、テトラアルコキシシランとアルカリ触媒との供給をそれぞれ続けていくと、テトラアルコキシシランの反応により、生成した核粒子が成長し、シラン粒子が得られる。
ここで、このテトラアルコキシシランとアルカリ触媒との供給を、その供給量を上記関係で維持しつつ行うことで、2次凝集物等の粗大凝集物の生成を抑制しつつ、異型状の核粒子がその異型状を保ったまま粒子成長し、結果、異型状のシリカ粒子が生成されると考えられる。これは、このテトラアルコキシシランとアルカリ触媒との供給量を上記関係とすることで、核粒子の分散を保持しつつも、核粒子表面における張力と化学的親和性の部分的な偏りが保持されることから、異型状を保ちながらの核粒子の粒子成長が生じると考えられるためである。
なお、異型状のシリカ粒子とは、例えば、平均円形度が0.5以上0.85以下のシリカ粒子である。
また、本親水性シリカ粒子の製造方法では、生成した異型状の核粒子が異型状を保ったまま粒子成長され、シリカ粒子が得られると考えられることから、機械的負荷に強く、壊れ難いシリカ粒子が得られると考えられる。
また、本親水性シリカ粒子の製造方法では、アルカリ触媒溶液中に、テトラアルコキシシランとアルカリ触媒とをそれぞれ供給することで、テトラアルコキシシランの反応を生じさせることで、粒子生成を行っていることから、従来のゾルゲル法により異型状のシリカ粒子を製造する場合に比べ、総使用アルカリ触媒量が少なくなり、その結果、アルカリ触媒の除去工程の省略も実現される。これは、特に、高純度が求められる製品にシリカ粒子を適用する場合に有利である。
アルカリ触媒溶液準備工程は、アルコールを含む溶媒を準備し、これにアルカリ触媒を添加して、アルカリ触媒溶液を準備する。
なお、アルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール等の低級アルコールが挙げられる。
アルカリ触媒の濃度が、0.6mol/Lより少ないと、生成した核粒子の成長過程の核粒子の分散性が不安定となり、2次凝集物等の粗大凝集物が生成されたり、ゲル化状となったりして、粒度分布が悪化することがある。
一方、アルカリ触媒の濃度が、0.85mol/Lより多いと、生成した核粒子の安定性が過大となり、真球状の核粒子が生成され、異型状の核粒子が得られず、その結果、異型状のシリカ粒子が得られない。
なお、アルカリ触媒の濃度は、アルコール触媒溶液(アルカリ触媒+アルコールを含む溶媒)に対する濃度である。
粒子生成工程は、アルカリ触媒溶液中に、テトラアルコキシシランと、アルカリ触媒と、をそれぞれ供給し、当該アルカリ触媒溶液中で、テトラアルコキシシランを反応(加水分解反応、縮合反応)させて、シリカ粒子を生成する工程である。
この粒子生成工程では、テトラアルコキシシランの供給初期に、テトラアルコキシシランを反応により、核粒子が生成した後(核粒子生成段階)、この核粒子の成長を経て(核粒子成長段階)、シリカ粒子が生成する。
このテトラアルコキシシランの供給量を上記範囲とすることで、粗大凝集物の発生が少なく、異型状のシリカ粒子が生成され易くなる。
なお、このテトラアルコキシシランの供給量は、アルカリ触媒溶液におけるアルコール1mol当たりに対する、1分間当たりにテトラアルコキシシランが供給するmol数を示している。
アルカリ触媒の供給量が、0.1molより少ないと、生成した核粒子の成長過程の核粒子の分散性が不安定となり、2次凝集物等の粗大凝集物が生成さたり、ゲル化状となったりして、粒度分布が悪化することがある。
一方、アルカリ触媒の供給量が、0.4molより多いと、生成した核粒子の安定性が過大となり、核粒子生成段階で異型状の核粒子が生成されても、その核粒子成長段階で核粒子が球状に成長し、異型状のシリカ粒子が得られない場合がある。
親水性シリカ粒子分散液において、そのアルコールに対する水の質量比を上記範囲とすると、疎水化処理後に疎水性シリカ粒子の粗粉の発生が少なく、高疎水化度で良好な電気抵抗を有する疎水性シリカ粒子が得られ易くなる。
アルコールに対する水の質量比が0.1を下回ると、溶媒除去工程において、溶媒を除去する際の親水性シリカ粒子表面のシラノール基の縮合が極端に少なくなることから、溶媒除去後の親水性シリカ粒子表面への吸着水分が多くなることで、疎水化処理後の疎水性シリカ粒子の電気抵抗が低くなり過ぎることがある。また、水の質量比が1.0を超えると、溶媒除去工程において、親水性シリカ粒子分散液中の溶媒除去の終点付近で水が多く残留し、液架橋力による親水性シリカ粒子同士の凝集が生じ易く、疎水化処理後に粗粉として存在することがある。
親水性シリカ粒子分散液において、その親水性シリカ粒子に対する水の質量比を上記範囲とすると、親水性シリカ粒子の粗粉の発生が少なく、高疎水化度で良好な電気抵抗を有する親水性シリカ粒子が得られ易くなる。
親水性シリカ粒子に対する水の質量比が0.02を下回ると、溶媒除去工程において、溶媒を除去する際の親水性シリカ粒子表面のシラノール基の縮合が極端に少なくなることから、溶媒除去後の親水性シリカ粒子表面への吸着水分が多くなることで、親水性シリカ粒子の電気抵抗が低くなり過ぎることがある。
また、水の質量比が3を超えると、溶媒除去工程において、親水性シリカ粒子分散液中の溶媒除去の終点付近で水が多く残留し、液架橋力による親水性シリカ粒子同士の凝集が生じ易くなることがある。
親水性シリカ粒子分散液に対する親水性シリカ粒子の質量比が0.05を下回ると、溶媒除去工程において、使用する超臨界二酸化炭素の量が多くなり、生産性が悪くなってしまうことがある。
また、親水性シリカ粒子分散液に対する親水性シリカ粒子の質量比が0.7を超えると、親水性シリカ粒子分散液中において親水性シリカ粒子間距離が近くなり、親水性シリカ粒子の凝集やゲル化による粗粉が発生し易くなることがある。
溶媒除去工程は、超臨界二酸化炭素を流通させ、シリカ粒子分散液の溶媒を除去する工程である。
つまり、本工程では、超臨界二酸化炭素を流通させることにより、超臨界二酸化炭素をシリカ粒子分散液に接触させて、溶媒を除去する工程である。
具合的には、本工程では、例えば、密閉反応器内に、親水性シリカ粒子分散液を投入する。その後、密閉反応器内に、液化二酸化炭素を加えて加熱し、高圧ポンプにより反応器内を昇圧させ、二酸化炭素を超臨界状態とする。そして、密閉反応器内に超臨界二酸化炭素を導入すると共に、排出し、密閉反応器内、つまり親水性シリカ粒子分散液に流通させる。
これにより、超臨界二酸化炭素が溶媒(アルコール及び水)を溶解しつつ、これを同伴してシリカ粒子分散液の外部(密閉反応器内の外部)へと排出され、溶媒が除去される。
この温度が上記範囲未満であると、溶媒が超臨界二酸化炭素に溶解し難くなるため、溶媒の除去がし難くなることがある。また溶媒や超臨界二酸化炭素の液架橋力により粗粉が生じ易くなることがあると考える。一方、この温度が上記範囲を超えると、親水性シリカ粒子表面のシラノール基の縮合により2次凝集体等の粗粉が生じやすくなることがあると考える。
このため、下記式(11)で表されるyが下記式(12)の範囲内(望ましくは下記式(12−1)の範囲内、より望ましくは式(12−2)の範囲内)で、超臨界二酸化炭素を親水性シリカ粒子分散液に接触させて、溶媒を除去することがよい。
・式(11):y=((親水性シリカ粒子分散液の水質量比/親水性シリカ粒子分散液のアルコール質量比)/温度(℃))「なお、本温度とは、溶媒除去における温度である」
・式(12):0.0001≦y≦0.0016
・式(12−1):0.0003≦y≦0.0012
・式(12−2):0.0005≦y≦0.001
この圧力が上記範囲未満であると、超臨界二酸化炭素に溶媒が溶解し難くなる傾向にあり、一方、圧力が上記範囲を超えると、設備が高額となる傾向となる。
導入・排出量が15.4L/分/m3未満であると、溶媒除去に時間がかかるため生産性が悪くなる傾向となる。
一方、導入・排出量が1540L/分/m3以上であると、超臨界二酸化炭素がショートパスし、シリカ粒子分散液の接触時間が短くなってしまい、効率的に溶媒除去する事ができない傾向となる。
疎水化処理工程は、溶媒除去工程と連続して、超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤により親水性シリカ粒子の表面を疎水化処理する工程である。
つまり、本工程では、例えば、溶媒除去工程から移行する前に、大気開放を行わず、超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤により親水性シリカ粒子の表面を疎水化処理する。
具体的には、本工程では、例えば、溶媒除去工程における密閉反応器内への超臨界二酸化炭素を導入・排出を停止した後、密閉反応器内の温度、圧力を調整し、密閉反応器内に、超臨界二酸化炭素が存在する状態で、親水性シリカ粒子に対して一定の割合の疎水化処理剤を投入する。そして、この状態を維持した状態、つまり超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤を反応させて、親水性シリカ粒子の疎水化処理を行う。なお、反応終了後は、密閉反応器内を減圧、冷却させる。
ここで、本工程は、超臨界二酸化炭素中で(つまり超臨界二酸化炭素の雰囲気下で)、疎水化処理を行えばよく、超臨界二酸化炭素を流通(つまり密閉反応器内への超臨界二酸化炭素を導入・排出)させながら疎水化処理を行ってよいし、非流通で疎水化処理を行ってもよい。
なお、式(1)中、Tは超臨界二酸化炭素の温度[℃]を示す。Sは、シリカ粒子分散液の固形分濃度[%]、Aは、シリカ粒子分散液の液量[g]を示す。Xは、標準状態における二酸化炭素の流通量[L]を示す。
・式(1)10≦X/(A×1.977)×T/(1−S/100)≦500
・式(1−1)15≦X/(A×1.977)×T/(1−S/100)≦300
・式(1−2)20≦X/(A×1.977) ×T/(1−S/100)≦100
ここで、超臨界二酸化炭素の温度T[℃]とは、溶媒除去工程における超臨界二酸化炭素の温度である。標準状態における二酸化炭素の流通量X[L]とは、溶媒除去工程において密閉反応器内へ導入・排出する超臨界二酸化炭素を標準状態とした二酸化炭素の流通量(積算量)である。シリカ粒子分散液の固形分濃度S[%]とは、溶媒除去処理の対象となる、つまり準備するシリカ粒子分散液に対する親水性シリカ粒子の質量比である。シリカ粒子分散液の液量A[g]とは、溶媒除去処理の対象となる、つまり準備するシリカ粒子分散液の質量である。
この量が上記範囲より少ないと疎水処理剤の超臨界二酸化炭素に対する濃度が低くなりシリカ表面との接触確率が低下し、疎水化反応が進み難くなる。一方で、この量が上記範囲よりも多いと、疎水処理剤の超臨界二酸化炭素に対する濃度が高くなり、疎水処理剤が超臨界二酸化炭素へ溶解しきれず分散不良となり、粗大凝集物を発生させやすくなる。
この密度が上記範囲より低いと、超臨界二酸化炭素に対する疎水処理剤の溶解度が低下し、凝集物を発生させる傾向がある。一方で、密度が上記範囲よりも高いと、シリカ細孔への拡散性が低下するため、疎水化処理が不十分となる場合がある。特に、シラノール基を多く含有しているゾルゲルシリカに対しては上記密度範囲での疎水化処理が必要である。
なお、超臨界二酸化炭素の密度は、温度及び圧力等により調整される。
これら疎水化処理剤の中も、トリメチルメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザンなどのトリメチル基を有する有機珪素化合物が好適である。
この温度が上記範囲未満であると、疎水化処理剤と親水性シリカ粒子表面との反応性低下する。一方で、温度が上記範囲を超えると、親水性シリカ粒子のシラノール基間による縮合反応が進み、結果として反応サイトの減少となり疎水化度が向上し難くなる場合がある。特に、シラノール基を多く含有しているゾルゲルシリカに対しては上記温度範囲での疎水化処理が必要である。
(シリカ粒子分散液1)
攪拌機、滴下ノズル、温度計を具備した1.5Lのガラス製反応容器にメタノール255部、10%アンモニア水33部を添加して混合した。この混合液を25℃に調整した後、攪拌しながらテトラメトキシシラン53部と3.8%アンモニア水79部を同時に添加を開始し、60分かけて滴下を行い親水性シリカ粒子分散液420部を得た。その後、親水性シリカ粒子分散液にメタノールを420部加え60℃で撹拌しながら加熱し分散液重量が420部になるまで濃縮した。この操作を更に2回繰り返し行い、シリカ重量比が50質量%、分散液中のアルコールに対する水の重量比が0となるように調整した。
このようにして、親水性シリカ粒子が分散されたシリカ粒子分散液1を得た。
シリカ粒子分散液1に対し水及びメタノールを加えシリカ質量比、分散液中のアルコールに対する水の質量比が異なる分散液を得た。得られたシリカ粒子分散液のシリカ重量比、分散液中のアルコールに対する水の質量比を表1へ示す。
以下に示すようにして、シリカ粒子分散液の溶媒除去処理と共に、親水性シリカ粒子の疎水化処理を行った。なお、溶媒除去処理及び疎水化処理には、二酸化炭素ボンベ、二酸化炭素ポンプ、撹拌機付きオートクレーブ(容量500ml)、背圧弁を具備した装置を用いた。背圧弁後方には除去した溶媒をトラップするためのトラップ装置及び、二酸化炭素流量を計測するためのガス流量計(株式会社シナガワ製 DC−5)を設置した。
次に、撹拌機を200rpmで運転させ、ヒーターにより150℃まで昇温後、二酸化炭素ポンプにより20MPaまで昇圧する。これにより、オートクレーブ内に、超臨界二酸化炭素を流通させ、シリカ粒子分散液の溶媒除去を行う。トラップ装置は冷媒により0℃に保たれており除去された溶媒を二酸化炭素から分離することができる。その後、二酸化炭素はガス流量計を通り流量が計測される。
次に、流通した超臨界二酸化炭素の流通量(積算量:標準状態の二酸化炭素の流通量として測定)が20Lとなった時点で、超臨界二酸化炭素の流通を停止した後、疎水化処理剤としてヘキサメチルジシラザン(和光純薬、以下HMDS)を親水性シリカ粒子量に対し30質量%を投入する。
その後、ヒーターにより温度150℃、二酸化炭素ポンプにより圧力20MPaを維持し、オートクレーブ内で二酸化炭素の超臨界状態を維持させつつ、撹拌機を200rpmで運転させ、疎水化処理時間として30分間保持した。30分間保持した後、再び超臨界二酸化炭素を流通させ背圧弁より圧力を大気圧まで開放し室温まで冷却させた。その後、撹拌機を停止しオートクレーブより疎水化処理された疎水性シリカ粒子の粉体を取り出した。
表2〜表6に従って、シリカ粒子分散液の種類及び撹拌機付きオートクレーブへの投入量、溶媒除去処理条件として超臨界二酸化炭素の温度及び流通量(積算量:標準状態の二酸化炭素の流通量として測定)、疎水化処理開始時期(溶媒除去処理終了時期)を変更した以外は、実施例1と同様にして、疎水性シリカ粒子を得た。
ここで、表2〜表6中、疎水化処理開始時期(溶媒除去処理終了時期)として示す「式(1)=」の欄とは、「式:X/(A×1.977)×T/(1−S/100)」の値を示す欄である。そして、Tが超臨界二酸化炭素の温度[℃]であり、Xが標準状態における二酸化炭素の流通量[L](表中、溶媒除去処理における超臨界二酸化炭素の流通量に相当)であり。Sがシリカ粒子分散液の固形分濃度S[%](表中、シリカ粒子分散液のシリカ質量比に相当)であり、Aがシリカ粒子分散液の液量(表中、シリカ粒子分散液の投入量に相当)である。
以下に示すようにして、シリカ粒子分散液の溶媒除去処理と共に、親水性シリカ粒子の疎水化処理を行った。なお、溶媒除去処理及び疎水化処理には、二酸化炭素ボンベ、二酸化炭素ポンプ、撹拌機付きオートクレーブ(容量500ml)、背圧弁を具備した装置を用いた。背圧弁後方には除去した溶媒をトラップするためのトラップ装置及び、二酸化炭素流量を計測するためのガス流量計(株式会社シナガワ製 DC−5)を設置した。
次に、撹拌機を200rpmで運転させ、ヒーターにより150℃まで昇温後、二酸化炭素ポンプにより20MPaまで昇圧する。これにより、オートクレーブ内に、超臨界二酸化炭素を流通させ、シリカ粒子分散液の溶媒除去を行う。トラップ装置は冷媒により0℃に保たれており除去された溶媒を二酸化炭素から分離することができる。その後、二酸化炭素はガス流量計を通り流量が計測される。
次に、流通した超臨界二酸化炭素の流通量(積算量)が20Lとなった時点で、超臨界二酸化炭素の流通を停止した。その後、背圧弁より圧力を大気圧まで開放し室温まで冷却させ撹拌機を停止しオートクレーブより親水性シリカ粒子を取り出した。取り出した後、オートクレーブへ親水性シリカ粒子と親水性シリカ粒子に対し30質量%のHMDSを投入する。
その後、ヒーターにより温度150℃まで昇温し、二酸化炭素ポンプにより圧力20MPaまで昇圧した。温度、圧力を維持したまま撹拌機を200rpmで運転させ、疎水化処理時間として30分間保持した。30分間保持した後、再び超臨界二酸化炭素を流通させ背圧弁より圧力を大気圧まで開放し室温まで冷却させた。その後、撹拌機を停止しオートクレーブより疎水化処理された疎水性シリカ粒子の粉体を取り出した。
表7に従って、シリカ粒子分散液の種類及び撹拌機付きオートクレーブへの投入量、溶媒除去処理条件として超臨界二酸化炭素の温度及び流通量(積算量:標準状態の二酸化炭素の流通量として測定)、疎水化処理開始時期(溶媒除去処理終了時期)を変更した以外は、比較例1と同様にして、疎水性シリカ粒子を得た。
ここで、表7中、疎水化処理開始時期(溶媒除去処理終了時期)として示す「式(1)=」の欄とは、「式:X/(A×1.977)×T/(1−S/100)」の値を示す欄である。そして、Tが超臨界二酸化炭素の温度[℃]であり、Xが標準状態における二酸化炭素の流通量[L](表中、溶媒除去処理における超臨界二酸化炭素の流通量に相当)であり。Sがシリカ粒子分散液の固形分濃度S[%](表中、シリカ粒子分散液のシリカ質量比に相当)であり、Aがシリカ粒子分散液の液量(表中、シリカ粒子分散液の投入量に相当)である。
各例で得られた疎水性シリカ粒子の特性を評価した。各特性は以下の通りである。結果を表2〜表7に示す。
イオン交換水50ml、試料となる疎水性リシリカ粒子0.2部をビーカーに入れ、マグネティックスターラーで攪拌しながらビュレットからメタノールを滴下し、試料全量が沈んだ終点におけるメタノール水混合溶液中のメタノール質量分率を疎水化度とした。60%以上を良しとした。
体積抵抗率(Ω・cm)は以下のように測定した。なお、測定環境は、温度20℃、湿度50%RHとする。そして、求めた体積抵抗率(Ω・cm)のlog値を「体積抵抗値」とする。20cm2の電極板を配した円形の治具の表面に、測定対象となる疎水性シリカ粒子を1〜3mm程度の厚さになるように載せ、疎水性シリカ粒子層を形成する。この上に前記同様の20cm2の電極板を載せシリカ粉末層を挟み込む。疎水性シリカ粒子間の空隙をなくすため、疎水性シリカ粒子層上に載置した電極板の上に4kgの荷重をかけてから疎水性シリカ粒子層の厚み(cm)を測定する。疎水性シリカ粒子層上下の両電極には、エレクトロメーターおよび高圧電源発生装置に接続されている。両電極に電界が所定の値となるように高電圧を印加し、このとき流れた電流値(A)を読み取ることにより、疎水性シリカ粒子の体積抵抗率(Ω・cm)を計算する。疎水性シリカ粒子の体積抵抗率(Ω・cm)の計算式は、下式に示す通りである。
なお、式中、ρは疎水性シリカ粒子の体積抵抗率(Ω・cm)、Eは印加電圧(V)、Iは電流値(A)、I0は印加電圧0Vにおける電流値(A)、Lは疎水性シリカ粒子層の厚み(cm)をそれぞれ表す。本評価では印加電圧が1000Vの時の体積抵抗率を用いた。
・式:ρ=E×20/(I−I0)/L
粗粉割合は、LSコールターより測定し、1μm以上の粒子の割合として求めた。粗大粒子は少ないほど良いが、1μm以上の粗大粒子の割合が、20体積%以下、好ましくは5体積%以下、より好ましくは1体積%以下であることが良い。0.1体積%以下を<0.1と表記した。
上記各評価に基づき、下記基準により評価した。
◎:疎水化度、体積抵抗値、粗大粒子割合のいずれも良好な評価結果である。
○:◎より劣る評価項目があるが、概ね良好な評価結果である。
△:疎水化度、体積抵抗値、粗大粒子割合の評価結果の中で不十分な評価結果が存在する。
×:疎水性シリカとして使用に耐えない。
Claims (3)
- 親水性シリカ粒子とアルコール及び水を含む溶媒とを含有するシリカ粒子分散液を準備する分散液準備工程と、
超臨界二酸化炭素を流通させ、前記シリカ粒子分散液の前記溶媒を除去する溶媒除去工程と、
前記溶媒除去工程と連続して、前記超臨界二酸化炭素中で、疎水化処理剤により前記親水性シリカ粒子の表面を疎水化処理する疎水化処理工程と、
を有する疎水性シリカ粒子の製造方法。 - 前記分散液準備工程において、前記アルコールに対する前記水の質量比が0.1以上1.0以下の前記シリカ粒子分散液を準備する請求項1に記載の疎水性シリカ粒子の製造方法。
- 前記超臨界二酸化炭素の温度をT[℃]とし、標準状態における二酸化炭素の流通量をX[L]とし、前記シリカ粒子分散液の固形分濃度をS[%]とし、前記シリカ粒子分散液の液量をA[g]とした場合、溶媒除去工程において、下記式(1)を満たす範囲内に達したときに、前記疎水化処理工程を開始する請求項1又は2に記載の疎水性シリカ粒子の製造方法。
・式(1):10≦X/(A×1.977)×T/(1−S/100)≦500
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011201073A JP5803468B2 (ja) | 2011-09-14 | 2011-09-14 | 疎水性シリカ粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011201073A JP5803468B2 (ja) | 2011-09-14 | 2011-09-14 | 疎水性シリカ粒子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013060338A true JP2013060338A (ja) | 2013-04-04 |
JP5803468B2 JP5803468B2 (ja) | 2015-11-04 |
Family
ID=48185374
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011201073A Active JP5803468B2 (ja) | 2011-09-14 | 2011-09-14 | 疎水性シリカ粒子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5803468B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015064632A1 (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 電気化学工業株式会社 | 疎水化球状シリカ微粉末及びその用途 |
JP2015182935A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 富士ゼロックス株式会社 | ゾルゲルシリカ粒子、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
US20150316016A1 (en) * | 2013-04-04 | 2015-11-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Engine automatic-stop/restart system and engine automatic-stop/restart method |
WO2017166173A1 (en) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | Dow Global Technologies Llc | Method of making hydrophobic silica particles |
WO2020153508A1 (ko) * | 2019-01-21 | 2020-07-30 | 주식회사 네오플램 | 혼화성이 개선된 소수성 세라믹 코팅용 도료 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07138375A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-05-30 | Matsushita Electric Works Ltd | 疎水性エアロゲルの製法 |
JP2002167212A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-06-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シリカ多孔体の製造方法、それを用いた断熱材 |
JP2007039323A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-02-15 | Nissan Chem Ind Ltd | 疎水性シリカ粉末の製造法 |
JP2008174430A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 疎水性球状シリカ微粒子、その製造方法、及び、それを用いた静電荷像現像用トナー外添剤 |
JP2009160518A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Ricoh Co Ltd | 粒子の製造方法 |
-
2011
- 2011-09-14 JP JP2011201073A patent/JP5803468B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07138375A (ja) * | 1993-11-12 | 1995-05-30 | Matsushita Electric Works Ltd | 疎水性エアロゲルの製法 |
JP2002167212A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-06-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シリカ多孔体の製造方法、それを用いた断熱材 |
JP2007039323A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-02-15 | Nissan Chem Ind Ltd | 疎水性シリカ粉末の製造法 |
JP2008174430A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 疎水性球状シリカ微粒子、その製造方法、及び、それを用いた静電荷像現像用トナー外添剤 |
JP2009160518A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Ricoh Co Ltd | 粒子の製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150316016A1 (en) * | 2013-04-04 | 2015-11-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Engine automatic-stop/restart system and engine automatic-stop/restart method |
WO2015064632A1 (ja) * | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 電気化学工業株式会社 | 疎水化球状シリカ微粉末及びその用途 |
JPWO2015064632A1 (ja) * | 2013-10-30 | 2017-03-09 | デンカ株式会社 | 疎水化球状シリカ微粉末及びその用途 |
JP2015182935A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 富士ゼロックス株式会社 | ゾルゲルシリカ粒子、静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
WO2017166173A1 (en) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | Dow Global Technologies Llc | Method of making hydrophobic silica particles |
WO2020153508A1 (ko) * | 2019-01-21 | 2020-07-30 | 주식회사 네오플램 | 혼화성이 개선된 소수성 세라믹 코팅용 도료 |
KR20210046813A (ko) * | 2019-01-21 | 2021-04-28 | (주)네오플램 | 혼화성이 개선된 소수성 세라믹 코팅용 도료 |
KR102644206B1 (ko) | 2019-01-21 | 2024-03-06 | 주식회사 네오플램 | 혼화성이 개선된 소수성 세라믹 코팅용 도료 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5803468B2 (ja) | 2015-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5811620B2 (ja) | シリカ粒子の製造方法 | |
JP5803468B2 (ja) | 疎水性シリカ粒子の製造方法 | |
JP4828032B2 (ja) | 疎水性シリカ粉末およびその製造方法 | |
JP5625990B2 (ja) | 疎水性シリカ粒子の製造方法 | |
JP5983490B2 (ja) | シリカ粒子の製造方法 | |
JP6582776B2 (ja) | シリカ粒子、及びシリカ粒子の製造方法 | |
JP2021151944A (ja) | シリカ粒子及びその製造方法 | |
JP5862467B2 (ja) | シリカ複合粒子の製造方法 | |
TWI538878B (zh) | Method for producing water - resistant aluminum nitride | |
TWI793293B (zh) | 二氧化矽粒子分散液、研磨組合物及二氧化矽粒子分散液之製造方法 | |
US11427730B2 (en) | Dispersion liquid of silica particles and production method therefor | |
Lazareva et al. | Synthesis of high-purity silica nanoparticles by sol-gel method | |
JPWO2021215285A5 (ja) | ||
CN115298137A (zh) | 表面处理二氧化硅粉末的制造方法 | |
JP2021054684A (ja) | シリカ粒子分散液及びその製造方法 | |
JP4803630B2 (ja) | 高純度疎水性有機溶媒分散シリカゾルの製造方法 | |
JP5999029B2 (ja) | シリカ複合粒子及びその製造方法 | |
JP5915555B2 (ja) | シリカ複合粒子及びその製造方法 | |
CN115124043A (zh) | 二氧化硅颗粒及其制造方法 | |
JP5505900B2 (ja) | 高濃度シリカゾル | |
JP5906635B2 (ja) | シリカ粒子分散液の製造方法 | |
JP7539793B2 (ja) | 中空シリカ粒子の製造方法 | |
JP5058055B2 (ja) | 粒子およびその製造方法 | |
JP6142689B2 (ja) | シリカ複合粒子及びその製造方法 | |
CN115124046A (zh) | 二氧化硅粒子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140822 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150317 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150518 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5803468 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |