JP2013054687A - ドロワ装置 - Google Patents

ドロワ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013054687A
JP2013054687A JP2011194177A JP2011194177A JP2013054687A JP 2013054687 A JP2013054687 A JP 2013054687A JP 2011194177 A JP2011194177 A JP 2011194177A JP 2011194177 A JP2011194177 A JP 2011194177A JP 2013054687 A JP2013054687 A JP 2013054687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drawer
paper
paper storage
coin storage
storage member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011194177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5476348B2 (ja
Inventor
Takahiro Ogoshi
孝弘 小越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2011194177A priority Critical patent/JP5476348B2/ja
Publication of JP2013054687A publication Critical patent/JP2013054687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5476348B2 publication Critical patent/JP5476348B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

【課題】ドロワ装置の防犯性を高める。
【解決手段】実施形態のドロワ装置は、キャビネットと、第1のドロワと、紙収納部材と、第1の硬貨収納部材と、を備える。前記第1のドロワは、前記キャビネットに開閉可能に装着されている。前記紙収納部材は、底部と前記底部から上方に延在した壁を有して商取引の決済に使用される紙媒介物を収納可能な第1の紙収納部を有し、前記第1のドロワに設けられている。前記第1の硬貨収納部材は、硬貨を収納可能であって、前記第1の紙収納部を上方から覆う位置で前記紙収納部材に着脱可能に装着され、前記第1の紙収納部へ前記紙媒介物を挿入可能な大きさの挿入口を前記壁との間に形成する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、ドロワ装置に関する。
従来、紙幣や硬貨、商品券などを収納可能なドロワを備えたドロワ装置が知られている。このようなドロワ装置は、例えばPOS端末とともに店舗のレジカウンター等に設置されて使用される。
このようなドロワ装置として、ドロワを開けた状態で、収納した高額紙幣が客の目に触れないようにするため、高額紙幣を収納する紙幣収納部の上部に硬貨収納ケースを着脱可能に装着したものがある。
しかしながら、従来技術では、紙幣収納部に高額紙幣を収納する場合、その紙幣収納部を覆った硬貨収納ケースを取り外す必要があり、この取り外しによって、紙幣収納部に収納されている高額紙幣全体が露出して、防犯性が低下してしまう。
実施形態のドロワ装置は、キャビネットと、第1のドロワと、紙収納部材と、第1の硬貨収納部材と、を備える。前記第1のドロワは、前記キャビネットに開閉可能に装着されている。前記紙収納部材は、底部と前記底部から上方に延在した壁を有して商取引の決済に使用される紙媒介物を収納可能な第1の紙収納部を有し、前記第1のドロワに設けられている。前記第1の硬貨収納部材は、硬貨を収納可能であって、前記第1の紙収納部を上方から覆う位置で前記紙収納部材に着脱可能に装着され、前記第1の紙収納部へ前記紙媒介物を挿入可能な大きさの挿入口を前記壁との間に形成する。
図1は、実施形態にかかるドロワ装置を示す斜視図である。 図2は、実施形態にかかるドロワ装置を示す斜視図であって、第1のドロワが開放された状態を示す図である。 図3は、実施形態にかかるドロワ装置を示す斜視図であって、第1のドロワおよび第2のドロワが開放されて、前側の硬貨収納ケースが取り外された状態を示す図である。 図4は、実施形態にかかるドロワ装置を示す図であって、第1および第2のドロワが開放されて、全ての硬貨収納ケースが取り外された状態を示す図である。 図5は、実施形態にかかる第1のドロワの一部を示す側面図であって、第2のドロワが開放された状態を示す図である。 図6は、実施形態にかかるドロワ装置を示す斜視図であって、第1および第2のドロワが開放された状態のキャビネットの内部を示す図である。 図7は、実施形態にかかる第1のドロワとコイルばねとを示す側面図である。 図8は、実施形態にかかるキャビネットを示す斜視図である。 図9は、実施形態にかかる硬貨収納ケースを示す斜視図である。 図10は、実施形態にかかるマネーケースを示す斜視図である。 図11は、実施形態にかかる第1のドロワの一部を示す斜視図である。 図12は、実施形態にかかる紙幣トレイを示す斜視図である。 図13は、実施形態にかかるキャッシュボックスを示す斜視図である。
以下、図面を参照して、実施形態にかかるドロワ装置について詳細に説明する。なお、各図では、便宜上、ドロワ装置1の第1のドロワ3の開閉方向の開方向をX方向、第1のドロワ3の幅方向をY方向、第1のドロワ3の高さ方向をZ方向と記す。これらX方向、Y方向、およびZ方向は相互に直交している。なお、第1のドロワ3の幅方向は、第1のドロワ3の開方向と直交する方向である。
図1に示すように、ドロワ装置1は、キャビネット2と、キャビネット2に開閉可能(出入り可能)に装着された第1のドロワ3と、を備える。キャビネット2には、例えばPOS端末等のホスト装置(図示せず)が載置される。
図2に示すように、第1のドロワ3は、開放されることで内部が露出する。第1のドロワ3は、硬貨を収納可能な複数の硬貨収納ケース4と、この硬貨収納ケース4を着脱可能に装着するマネーケース5と、を有する。硬貨収納ケース4は、第1のドロワ3の開閉方向に沿って複数(具体的には2個)設けられている。硬貨収納ケース4は、硬貨収納部材である。マネーケース5は、図3や図4に示すように、硬貨収納ケース4が取り外されることで内部が露出する。マネーケース5は、商取引の決済に使用される紙媒介物を収納可能であり、紙収納部材および第1の収納部である。紙媒介物は、紙幣や商品券等である。
また、図3および図4に示すように、第1のドロワ3は、第2のドロワとしての紙幣トレイ6を備える。紙幣トレイ6は、第1のドロワ3に設けられた装着部7に、開閉可能(出入り可能)に装着されている。装着部7は、マネーケース5と、このマネーケース5が上部に固定されたベース部材としてのキャッシュボックス8と、を有して、前面開口の箱状に構成されている。紙幣トレイ6は、開放されることで内部が露出する。紙幣トレイ6は、第2の収納部である。
また、図5に示すように、第1のドロワ3、詳しくは紙幣トレイ6には、ロック部9の一部を構成する軸10が設けられている。ロック部9は、第1のドロワ3をロック解除可能にキャビネット2にロックするとともに、紙幣トレイ6をロック解除可能に装着部7にロックするものである。ロック部9は、軸10の他に、キャビネット2の内部に設けられた係脱機構(図示せず)を有する。係脱機構は、軸10に係脱可能な可動フックと、この可動フックが軸10に係合する方向に可動フックを付勢するロック用ばねと、ロック用ばねの付勢力に抗して可動フックを軸10から離脱させるアクチュエータと、を有する。アクチュエータは、例えばソレノイドである。可動フックが軸10に係合している状態では、紙幣トレイ6が装着部7にロックされているとともに、第1のドロワ3がキャビネット2にロックされている。また、図6および図7に示すように、キャビネット2の内部には、第1のドロワ3を開方向に付勢する付勢部材としてのコイルばね11が設けられている。コイルばね11の後端部は、キャビネット2に設けられたばね支持部2h(図6)に支持されている。このコイルばね11は、第1のドロワ3がキャビネット2にロックされた状態では、圧縮状態となっており、第1のドロワ3、詳しくはキャッシュボックス8の後端部を前方に向けて押圧している。コイルばね11は、ロック部9によるキャビネット2に対する第1のドロワ3のロックが解除された場合、第1のドロワ3を開放させる開放部である。
上記の構造では、POS端末等のホスト装置からの開信号を受けた制御回路(図示せず)がアクチュエータを駆動して可動フックを軸10から離脱させる。これにより、コイルばね11に押されて第1のドロワ3が開放される。この状態では、紙幣トレイ6が開方向に引き出し可能となっている。この状態から、紙幣トレイ6を含む第1のドロワ3が押し込まれると、その過程で可動フックが軸10に係合し、第1のドロワ3と紙幣トレイ6とが閉じ状態でロックされる。
以下、ドロワ装置1の各部を詳細に説明する。
図8に示すように、キャビネット2は、前面開口の直方体状に形成されている。キャビネット2は、底壁2aと、左右一対の側壁2bと、後壁2cと、上壁2dと、を有している。キャビネット2の前面には、開口2eが設けられており、この開口2eに第1のドロワ3が挿入されている。一対の側壁2bには、レール2fが設けられており、これらのレール2fで、第1のドロワ3を開閉方向に沿ってスライド可能に支持している。
図9に示すように、硬貨収納ケース4は、硬貨を収納可能な複数(具体的には3個)の硬貨収納部4aを有する。硬貨収納部4aは、第3の収納部である。硬貨収納部4aは、第1のドロワ3の幅方向に沿って並列して設けられている。硬貨収納部4aは、硬貨収納ケース4の上面に対して凹状をなしており、上方に開口している。本実施形態では、硬貨収納ケース4は、上述のとおり2個設けられているので(図2参照)、硬貨収納部4aは、合計6個設けられている。このように複数の硬貨収納部4aが設けられていることで、各硬貨収納部4aに金種別に硬貨を収納可能となっている。硬貨収納ケース4の上縁部には、フランジ4bが設けられており、このフランジ4bがマネーケース5に支持されることで、硬貨収納ケース4がマネーケース5に装着される。以後、便宜上、2個のうち後側の硬貨収納ケース4を後側硬貨収納ケース4A、前側の硬貨収納ケース4を前側硬貨収納ケース4Bとも呼ぶ。
後側硬貨収納ケース4Aは、マネーケース5に設けられた後述する前後一対の第1の紙収納部5a(図4参照)のうち後側の第1の紙収納部5aを上方から覆う位置でマネーケース5に着脱可能に装着される。一方、前側硬貨収納ケース4Bは、マネーケース5に設けられた前後一対の第1の紙収納部5aのうちの前側の第1の紙収納部5aを上方から覆う位置でマネーケース5に着脱可能に装着される。本実施形態では、後側硬貨収納ケース4Aが第1の硬貨収納部材に相当し、前側硬貨収納ケース4Bが第2の硬貨収納部材に相当する。
図10に示すように、マネーケース5は、紙媒介物として紙幣や商品券等を収納可能な複数(具体的には2個)の第1の紙収納部5aを有する。第1の紙収納部5aは、上方に開口している。本実施形態では、例えば、一方の第1の紙収納部5aには、ドロワ装置1が設置される店舗での商取引で使用可能な紙幣のうち、最も高額な紙幣である高額紙幣(例えば、1万円札)が収納され、他方の第1の紙収納部5aには、商品券が収納される。
第1の紙収納部5aは、詳細には、底壁(底部)5bと、この底壁5bの周縁部から上方へ延在した周壁5cを有している。そして、マネーケース5内部は、底壁5bに立設された仕切り壁5dとこの仕切り壁5dの前方に位置する仕切り壁5eとによって前後に3分割されている。仕切り壁5d,5eは、底壁5bに立設されて第1のドロワ3の幅方向に沿って延在している。仕切り壁5d,5eは、周壁5cよりも高さが低く形成されており、前側の仕切り壁5eは、後側の仕切り壁5dよりも高さが低く形成されている。そして、前側仕切り壁5eの前後の部分が、第1の紙収納部5aとなっている。つまり、第1の紙収納部5aの底壁(底部)5fは、マネーケース5の底壁5bによって構成され、第1の紙収納部5aの周壁5gは、マネーケース5の周壁5c、仕切り壁5d,5eによって構成されている。周壁5gは、第1の紙収納部5aにおいて底壁5fから上方に延在した壁である。このように、第1の紙収納部5aは、仕切り壁5eによって相互に仕切られて第1のドロワ3の開閉方向に並んで複数設けられている。第1の紙収納部5aは、硬貨収納部4aの下方に位置する。そして、複数の第1の紙収納部5aは、複数の硬貨収納ケース4によって覆われる。ここで、仕切り壁5d,5eは、別の言い方をするとリブであり、マネーケース5の剛性を高めている。
後側の仕切り壁5dは、後側硬貨収納ケース4Aの後端部と当接して後側硬貨収納ケース4Aの位置決めを行う。また、周壁5cのうちの前部(前壁)は、前側硬貨収納ケース4Bの前端部と当接して前側硬貨収納ケース4Bの位置決めを行う。
ここで、図11に示すように、仕切り壁5eと、マネーケース5に装着された後側硬貨収納ケース4Aとの間には、挿入口12が形成される。挿入口12は、第1のドロワ3の幅方向を長手方向とするスリット形状である。この挿入口12は、前後2つの第1の紙収納部5aのうちの後側の第1の紙収納部5aへ、紙媒介物として例えば高額紙幣を挿入可能な大きさとなっている。即ち、マネーケース5に後側硬貨収納ケース4Aが装着されて、この後側硬貨収納ケース4Aに後側の第1の紙収納部5aが覆われていても、挿入口12から後側の第1の紙収納部5aに高額紙幣を挿入可能となっている。また、挿入口12は、マネーケース5に装着された前側硬貨収納ケース4Bによって覆われる(図2参照)。挿入口12は、別の言い方をするとメディアスロットである。なお、挿入口12および後側の第1の紙収納部5aは、高額紙幣用のものに限るものではなく、高額紙幣以外の紙幣や商品券等の紙媒介物を挿入や収納可能なものであってもよい。
また、図10に示すように、マネーケース5の内部において後側の仕切り壁5dの後側には、棒金を収納する棒金収納部5hが設けられている。また、マネーケース5の周壁5cの左右の上縁部には、硬貨収納ケース4のフランジ4bを支持する支持部5iが設けられている。この支持部5iによって、マネーケース5は、その上部に硬貨収納ケース4を着脱可能に装着する。
図12に示すように、紙幣トレイ6は、紙媒介物として紙幣等を収納可能な複数(具体的には2個)の第2の紙収納部6aを有する。第2の紙収納部6aは、上方に開口している。本実施形態では、例えば、一方の第2の紙収納部6aには、ドロワ装置1が設置される店舗での商取引で使用可能な紙幣のうち、高額紙幣ではない紙幣(例えば、5千円札や2千円札)が収納され、他方の第2の紙収納部6aには、高額紙幣ではない他の紙幣(例えば、1千円札)が収納される。
紙幣トレイ6は、詳細には、底部である底壁6bと、前壁6cと、左右一対の第1の側壁6dと、左右一対の第2の側壁6eと、後壁6fと、を有して、上方に開口している。前壁6cは、底壁6bの前端部に接続されている。左右一対の第1の側壁6dは、底壁6bの左右端部に立設されて、前壁6cに接続されている。左右一対の第2の側壁6eは、底壁6bの左右端部に立設されて、左右一対の第1の側壁6dの後端部に連設されている。後壁6fは、底壁6bの後端部に立設されている。第2の側壁6eは、第1の側壁6dに比較して高さが低くなっている。また、左右一対の第2の側壁6e間の幅は、左右一対の第1の側壁6dの幅よりも小さくなっている。かかる構造によって、紙幣トレイ6の後部には、左右一対の第1の側壁6dを含む部分に対して、高さおよび幅が小さい係合部6iが構成されている。別の言い方をすると、第1の側壁6dが、第2の側壁6eに比較して高さが高い。このようにすることで、第2の紙収納部6aは、紙幣トレイ6の開放時に第2の紙収納部6aへの視線を遮る機能を有する。
そして、紙幣トレイ6の内部は、底壁6bに立設された仕切り壁6gによって左右に2分割されている。この仕切り壁6gによって左右に2分割された各部分が第2の紙収納部6aとなっている。つまり、第2の紙収納部6aは、仕切り壁6gによって相互に仕切られて第1のドロワ3の幅方向に並んで複数設けられている。また、紙幣トレイ6の後壁6fには、支持部6hが設けられており、この支持部6hに、軸10(図5参照)が設けられている。第2の紙収納部6aは、第1の紙収納部5aの下方に位置する。つまり、紙幣トレイ6の少なくとも一部は、マネーケース5の下方に位置し、紙幣トレイ6は、マネーケース5に上下方向で重なる位置に位置する。
図13に示すように、キャッシュボックス8は、底壁8aと、左右一対の側壁8bと、後壁8cと、を有して、上方および前方に開口している。左右一対の側壁8bは、底壁8aの左右の端部に立設されている。後壁8cは、有段構造に形成されて、底壁8aの後端部に立設されている。
キャッシュボックス8の後端部には、後壁8cと底壁8aとに亘って開口8dが設けられている。この開口8dは、紙幣トレイ6の支持部6hおよび軸10が通過可能な大きさに形成されている。そして、左右一対の側壁8bは、前後に延在した係合部8eが設けられ、この係合部8eがレール2fにスライド可能に支持されている。係合部8eの後端部には、係止部8fが設けられており、この係止部8fが、レール2fの前端部に設けられたストッパ部2g(図8参照)に係止されることで、開放された第1のドロワ3がキャビネット2から脱落するのが規制されるようになっている。
このキャッシュボックス8は、上述したとおり、上部にマネーケース5が固定されて、装着部7を構成している(図4参照)。キャッシュボックス8に対するマネーケース5の固定は、例えば、嵌合や接着、ねじ止め、一体成形などの固定手段によってなされる。
装着部7は、図4等に示すように、紙幣トレイ6を、マネーケース5と底壁(底部)8aとの間に開閉可能に装着している。装着部7(キャッシュボックス8)の底壁8aに紙幣トレイ6が載置される。そして、底壁8aとマネーケース5とで紙幣トレイ6の係合部6iを挟むことで、紙幣トレイ6を支持して、紙幣トレイ6が規定以上に傾斜することを規制する(図4、図5参照)。また、キャッシュボックス8の側壁8bとマネーケース5との間には、紙幣トレイ6の第1の側壁6dが挿入される。また、マネーケース5の底壁5bの下面に凸設された規制部としてのストッパ5j(図5参照)が、開放された紙幣トレイ6の後壁6fの内面を係止するようになっている。このストッパ5jによって、装着部7では、開放された紙幣トレイ6の装着部7からの脱落を規制している。
以上の構成のドロワ装置1において、ホスト装置からの開信号を受けた場合、アクチュエータに駆動された可動フックが軸10から離脱し、コイルばね11が第1のドロワ3をキャビネット2から押し出して、第1のドロワ3が開放される(図2)。これにより、硬貨収納部4aが露出するので、使用者による硬貨収納部4aに対する硬貨の出し入れが可能となる。そして、この状態で、使用者が紙幣トレイ6の前壁6cを掴んで紙幣トレイ6を開方向に引き出すことで、紙幣トレイ6が開放され、第2の紙収納部6aが露出する(図6)。これにより、使用者による第2の紙収納部6aに対する紙幣の出し入れが可能となる。この際、紙幣トレイ6の開閉に関わらず、硬貨収納ケース4をマネーケース5から取り外すことで、第1の紙収納部5aが露出する(図3や図4)。これにより、使用者による第1の紙収納部5aに対する紙幣や商品券の出し入れが可能となる。このように、本実施形態では、硬貨収納部4a、第1の紙収納部5aおよび第2の紙収納部6aは、相互に相対移動可能となっている。
次に、上記状態から、使用者によって紙幣トレイ6の前壁6cが閉方向に押されると、紙幣トレイ6が装着部7に入り込んで閉状態となる。そして、更に紙幣トレイ6の前壁6cが閉じ方向に押されると、装着部7(キャッシュボックス8)の前端が紙幣トレイ6の前壁6cの後面に押され、最終的に、第1のドロワ3がキャビネット2に収納されて、第1のドロワ3と紙幣トレイ6とが閉状態でロックされる。このように、装着部7に対する紙幣トレイ6の収納とキャッシュボックス8に対する第1のドロワ3の収納とを一度の操作で行うことが可能となっている。
以上、説明したとおり、本実施形態では、後側硬貨収納ケース4Aが、後側の第1の紙収納部5aを上方から覆う位置でマネーケース5に着脱可能に装着される。そして、後側硬貨収納ケース4Aが、後側の第1の紙収納部5aへ高額紙幣を挿入可能な大きさの挿入口12を壁としての仕切り壁5eとの間に形成する。したがって、後側の第1の紙収納部5aへ高額紙幣を収納する際に、後側硬貨収納ケース4Aを取り外す必要がないので、後側の第1の紙収納部5aが後側硬貨収納ケース4Aに覆われた状態が維持される。よって、後側の第1の紙収納部5aに収納した高額紙幣が客の目に触れることを抑制して防犯性を高めることができる。
また、本実施形態では、一つの硬貨収納ケース4を取り外してその下方の第1の紙収納部5aを露出させて当該第1の紙収納部5aに紙媒介物を出し入れする場合であっても、他の第1の紙収納部5aは他の硬貨収納ケース4によって上方を覆われている。したがって、他の第1の紙収納部5aに収納されている紙幣や商品券が客の目に触れることを抑制して防犯性を高めることができる。
また、本実施形態では、第1の紙収納部5aは、第1のドロワ3の幅方向に沿って延在して周壁5gを構成する仕切り壁5eによって相互に仕切られて第1のドロワ3の開閉方向に並んで複数設けられている。そして、後側硬貨収納ケース4Aは、仕切り壁5eとの間に挿入口12を形成する。よって、比較的簡素な構成で、挿入口12を形成することができる。
また、本実施形態では、前側硬貨収納ケース4Bが、挿入口12を形成する仕切り壁5eにおける第1のドロワ3の開方向での前方に位置する第1の紙収納部5aを覆う位置でマネーケース5に着脱可能に装着され、挿入口12を覆う。したがって、挿入口12が客の目に触れることを抑制して防犯性を高めることができる。
また、本実施形態では、後側硬貨収納ケース4Aおよび前側硬貨収納ケース4Bは、第1のドロワ3の幅方向に並べて設けられて硬貨を収納可能な複数の硬貨収納部4aをそれぞれ有する。したがって、複数種類の硬貨を金種別に収納することができる。
また、本実施形態では、第1のドロワ3に設けられた紙幣トレイ6が、第1の紙収納部5aの下方に位置し紙媒介物を収納可能な第2の紙収納部6aを有する。また、第1の紙収納部5aの上方には、硬貨収納部4aが位置する。つまり、硬貨や紙幣、商品券等の商取引の決済に使用される媒介物を収納する収納部が、上下3段で設けられている。よって、収納部が2段以下の構造に比べて、硬貨や紙幣の収納量を減らすことなく、ドロワ装置1の設置面積を小さくすることができる。
また、本実施形態では、上部にマネーケース5が設けられた装着部7が、紙幣トレイ6を、マネーケース5と底壁(底部)8aとの間に開閉可能に装着している。したがって、紙幣トレイ6を開放することで、比較的容易に紙幣トレイ6に紙幣等を出し入れすることができる。また、紙幣トレイ6を使用しない場合には、紙幣トレイ6を閉じた状態にしておくことで、第2の紙収納部6aに収納した紙幣等が客の目に触れることを抑制して防犯性を高めることができる。
また、本実施形態では、マネーケース5は、複数の第1の紙収納部5aを有し、紙幣トレイ6は、複数の第2の紙収納部6aを有する。したがって、複数種類の紙幣を金種別に収納することができる。
以上説明したとおり、上記実施形態によれば、ドロワ装置1の防犯性を高めることができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ドロワ装置
2…キャビネット
3…第1のドロワ
4A…後側硬貨収納ケース(第1の硬貨収納部材)
4B…前側硬貨収納ケース(第2の硬貨収納部材)
4a…硬貨収納部
5…マネーケース(紙収納部材)
5a…第1の紙収納部
5e…仕切り壁
5f…底壁(底部)
5g…周壁(壁)
6…紙幣トレイ(第2のドロワ)
6a…第2の紙収納部
7…装着部
特開平11−86133号公報

Claims (6)

  1. キャビネットと、
    前記キャビネットに開閉可能に装着された第1のドロワと、
    底部と前記底部から上方に延在した壁を有して商取引の決済に使用される紙媒介物を収納可能な第1の紙収納部を有し、前記第1のドロワに設けられた紙収納部材と、
    硬貨を収納可能であって、前記第1の紙収納部を上方から覆う位置で前記紙収納部材に着脱可能に装着され、前記第1の紙収納部へ前記紙媒介物を挿入可能な大きさの挿入口を前記壁との間に形成する、第1の硬貨収納部材と、
    を備えるドロワ装置。
  2. 前記第1の紙収納部は、前記第1のドロワの開閉方向と直交する前記第1のドロワの幅方向に沿って延在して前記壁を構成する仕切り壁によって相互に仕切られて前記開閉方向に並んで複数設けられており、
    前記第1の硬貨収納部材は、前記仕切り壁との間に前記挿入口を形成する請求項1に記載のドロワ装置。
  3. 硬貨を収納可能であって、前記挿入口を形成する前記仕切り壁における前記第1のドロワの開方向での前方に位置する前記第1の紙収納部を覆う位置で前記第1の紙収納体に着脱可能に装着され、前記挿入口を覆う第2の硬貨収納部材を備える請求項2に記載のドロワ装置。
  4. 前記第1の硬貨収納部材および前記第2の硬貨収納部材は、前記幅方向に並べて設けられて硬貨を収納可能な複数の硬貨収納部をそれぞれ有する請求項3に記載のドロワ装置。
  5. 前記第1の紙収納部の下方に位置し前記紙媒介物を収納可能な第2の紙収納部を有して、前記第1のドロワに設けられた第2のドロワを備える請求項1ないし4のいずれか一項に記載のドロワ装置。
  6. 前記第1のドロワは、上部に前記紙収納部材が設けられ前記第2のドロワを前記紙収納部材と底部との間に開閉可能に装着した装着部を有する請求項5に記載のドロワ装置。
JP2011194177A 2011-09-06 2011-09-06 ドロワ装置 Expired - Fee Related JP5476348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194177A JP5476348B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 ドロワ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011194177A JP5476348B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 ドロワ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013054687A true JP2013054687A (ja) 2013-03-21
JP5476348B2 JP5476348B2 (ja) 2014-04-23

Family

ID=48131590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011194177A Expired - Fee Related JP5476348B2 (ja) 2011-09-06 2011-09-06 ドロワ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5476348B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114202856A (zh) * 2021-10-22 2022-03-18 贵州易迈思数据服务有限公司 一种财务管理系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200490594Y1 (ko) * 2019-03-29 2019-12-04 주식회사 비에스엠 캐시드로우어 및 이를 구비하는 결제장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615178U (ja) * 1992-07-29 1994-02-25 東京電気株式会社 金銭登録機の金銭収納箱
JPH0962936A (ja) * 1995-08-21 1997-03-07 Fujitsu General Ltd Ecrのドロアー
JP2000105873A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Toshiba Tec Corp ドロワ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615178U (ja) * 1992-07-29 1994-02-25 東京電気株式会社 金銭登録機の金銭収納箱
JPH0962936A (ja) * 1995-08-21 1997-03-07 Fujitsu General Ltd Ecrのドロアー
JP2000105873A (ja) * 1998-09-29 2000-04-11 Toshiba Tec Corp ドロワ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114202856A (zh) * 2021-10-22 2022-03-18 贵州易迈思数据服务有限公司 一种财务管理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5476348B2 (ja) 2014-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008012251A (ja) メダル貸出機
JP5476348B2 (ja) ドロワ装置
JP2010204757A (ja) 硬貨収納装置
JP5520267B2 (ja) ドロワ装置
JP5520268B2 (ja) ドロワ装置
JP6858924B2 (ja) 現金処理装置
JP5500146B2 (ja) 媒体取引装置
JP2012103890A (ja) 紙幣入出金機
WO2014194775A1 (zh) 钱箱及使用该钱箱的自助终端设备
JP6407094B2 (ja) 現金管理装置およびそれを用いた棒金収納方法
JP3993794B2 (ja) ドロワ装置
JP4972055B2 (ja) マネーケース及びドロワ
JP5565492B2 (ja) 硬貨収納装置
JP4362505B2 (ja) 引き出し閉じ込み防止機能付きキャッシュドロア
JP5566810B2 (ja) 自動取引装置
JP5332987B2 (ja) 硬貨収納装置
JP3410327B2 (ja) ドロワ装置
JP3289191B2 (ja) レジドロア用高額紙幣保管装置
JP7040150B2 (ja) 媒体処理装置およびそれを備えた自動取引装置
JP2023093248A (ja) 硬貨取扱装置
JP2022177680A (ja) 課金装置
JP5742473B2 (ja) 現金処理装置
JP2013196057A (ja) 自動取引装置の底部遮蔽構造
JP4924550B2 (ja) 新聞自動販売機の新聞収納ラック
JP2022147561A (ja) 貨幣入出金装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5476348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees