JP2013054472A - ホテル予約サーバ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】予約を受け付ける際に、入室時の暗証番号の設定を行う。4桁の暗証番号の設定は、宿泊予定者が任意に設定するようにしてもよいし、所定の条件の下で選択させるようにしてもよい。予約コントローラ30は、宿泊予定者に関する情報、宿泊予定日、設定された暗証番号などを記憶部36のデータ格納部39に記憶する。そして、宿泊客が入室する際、この暗証番号を入力し、一致すれば解錠して入室可能とする。
【選択図】図2
Description
そこで、従来より、ホテルの予約、チェックイン、キーの受け渡し、チェックアウトなどに関し、IT技術を用いて可能な限り省力化し、業務の効率化、コストの削減を図る技術の提案が種々なされている。
例えば、特許文献1記載の発明では、客室に設けられた自動清算機とフロントコンピュータを接続して、現金、クレジットカード、デビットカードで決済を行える客室内料金精算システムが開示されている。
また、特許文献2には、2次元データコードを用いることにより、宿泊施設の予約、チェックイン、客室の開錠、及びチェックアウトを効率的に行う宿泊施設利用システムが開示されている。
一般に、ホテルの来客にフロントで通常の鍵そのものを手渡すか、カード型の鍵を渡し、各客室でドアの所定の位置にそのカード型の鍵を挿入またはかざすことにより、各部屋に入室して、当該部屋を利用可能としていた。
しかしながら、このような方法によれば、鍵の受け渡し、回収に手間がかかり、また、客によっては、鍵そのものを紛失するといった面倒なことも起こり得た。
また、ホテルにおいて、客の支払の受付も手間のかかる業務である。すなわち、現金での支払いとなると、フロントで貨幣の受け渡しが必要となり、同時刻に多くの客がチェックイン、チェックアウトを行おうとすると、処理のために客を長い時間待たせることもあり得た。
そこで、本発明の目的は、インターネットなどの通信回線を使うことで、予約を受け付ける際に、決済を行い、事前に暗証番号の受け渡しを行い、鍵そのものの授受を不要としたホテル予約サーバを提供することである。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記暗証番号入力受付手段をエレベータホールに設け、ここで入力された暗証番号を前記暗証番号照合手段で照合し、暗証番号が一致した場合、前記決済完了確認手段で決済が完了していることを確認したとき、エレベータを前記宿泊条件受付手段で受け付けた宿泊部屋のある階にのみ停止可能に制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記暗証番号入力受付手段をホテルの玄関口に設け、ここで入力された暗証番号を前記暗証番号照合手段で照合し、暗証番号が一致した場合、前記決済完了確認手段で決済が完了していることを確認したとき、当該ホテルに入館可能に制御することを特徴とする。
(1)実施形態の概要
図1は、本実施形態に係るホテル予約システムの概略構成を示した図である。各ホテルには、例えばビジネスホテル50、60と携帯電話5、又はスマートフォン80がインターネット100を介して接続されている。
各ビジネスホテル50、60には、宿泊客からの予約等を受け付けるコンピュータ52と、このコンピュータに接続された予約コントローラ(サーバ)30が設置されている。
本実施形態では、宿泊客は、携帯電話5又はスマートフォン80からインターネット100を介してビジネスホテル50、60のサイトにアクセスし、宿泊の予約を行い、決済を完結し、暗証番号を設定することで、客室の鍵(暗証番号)を取得することができるようになっている。
図2は、予約コントローラ30のハードウェア的な構成を示した図である。また、図3は、本実施形態で用いる携帯電話5の外観を示した図である。
図2に示す予約コントローラ30は、CPU(中央演算処理装置)31、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、通信制御部33、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)35、記憶部36がバスラインで接続されて構成されている。
CPU31は、所定のプログラムに沿って各種の情報処理を行う。本実施の形態では、携帯電話5からの予約の処理や暗証番号の管理、ホテルの鍵の解錠などを行う。
ROM32は、読み出し専用のメモリであり、予約コントローラ30を動作させるための基本的なプログラムやパラメータなどが記憶されている。
通信制御部33は、携帯電話5やスマートフォン80との通信を行うための制御部である。
記憶部36は、例えば、ハードディスクなどの大容量の記憶手段を用いて構成されており、各種プログラムを格納したプログラム格納部38、データを格納したデータ格納部39が形成されている。
プログラム格納部38には、予約コントローラ30を機能させるための基本的なプログラムであるOSや、予約処理を行うプログラム、暗証番号を設定するプログラム、その他のプログラムが記憶されている。
データ格納部39には、宿泊客に関するデータ、予約に関するデータ、決済に関するデータ、暗証番号に関するデータなどが記憶されている。
携帯電話5は、カメラ47、表示部42、操作キー48、入力キー44などを備えている。
また、図示しないが、携帯電話5の内部には、CPU、ROM、RAMなどから構成される情報処理部と、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)で構成され、各種プログラムやデータを記憶する読み書き可能な記憶媒体を内蔵している。
RAMは、例えば、CPUが宿泊客に予約の画面を提示したり、受信したデータを記憶したり、受信したデータを予約コントローラ30に送信したりする際のワーキングメモリを提供する。
CPUは、このアプリケーションプログラムを実行することにより、予約受付機能、決済選択機能、暗証番号設定機能などを実現することができる。
表示部42は、例えば液晶ディスプレイなどにより構成されており、電話番号など、通話に関する情報を表示する他、インターネット100を介してウェブサイトから送信されてきた各種の画面をブラウザによって表示することができる。
操作キー48は、例えば、表示部42に表示されたアイコンを選択したり、あるいはリンクを選択したりなど、表示部42に表示された画面で顧客が各種の画面操作を行うためのキーである。
入力キー44は、数字、文字、記号などを携帯電話5に入力するためのキーである。
図4は、携帯電話5でアプリケーションを起動して、インターネット100を介して、ビジネスホテル50のサイトにアクセスした際に表示部42に表示される画面の一例を示している。
図5は、宿泊日を設定するための画面を示した図である。
宿泊を予定する宿泊客は、まず、ABCビジネスホテルのサイトに携帯電話5のインターネットアクセス機能を用いて接続し、図4の画面を携帯電話5の表示部42に表示させる。
図5の画面において、画面に表示された「宿泊のご予約を承ります」をクリックすると、図5の「宿泊日を設定してください」の画面に移行する。
ここで、宿泊予定者は、画面の指示に従って、チェックイン日、泊数、部屋数、宿泊人数を入力する。
全ての数字の入力が終了したら、「次へ」のボタンをクリックする。
この画面では、クレジットカード決済、コンビニ決済、その他を選択するようになっている。
ここで、クレジットカード決済が選択された場合、クレジットカード番号を打ち込んで送信を行う。また、コンビニ決済を選択した場合は、コンビニで送金を行うことで予約が完了することとなる。コンビニ(場合によっては決済を代行する業者)から例えば電子メールで当該ビジネスホテル50のサイトに通知される。
決済の完了、非完了の情報は、予約コントローラの記憶部36のデータ格納部39に格納される。
なお、その他の決済方法としては、当日の現金支払い、電子マネーの送金、所定の口座からの引き落としなどがある。
決済方法が確定して、「次へ」のボタンをクリックすると、図7の予約確認画面が表示される。
図7は、予約内容の確認を求める画面を示した図である。
この予約確認画面は、チェックイン日、泊数、部屋数(宿泊人数)、決済方法を確認するために表示される。
宿泊予定者が確認を行い、問題がなければ「予約」ボタンをクリックし、問題があれば「戻る」ボタンをクリックして、予約処理をやり直す。
なお、図6の画面でクレジットカード決済が選択された場合、この段階でクレジットカード決済の処理を行ってもよい。
次に、図8の画面に移行し、入室時の暗証番号の設定を行う。
本実施形態では、予約時に入室時に使用する暗証番号も設定する。この暗証番号の設定は種々の方法が可能である。
図8に示す例では、暗証番号を4桁の数字を宿泊予定者が入力することにより設定する。この例では、宿泊予定者の好みの4桁の数字を入力し、設定できるようになっている。
また、図9に示す例のように、例えば、宿泊予定者が、クレジットカード決済を選択した場合、暗証番号の上2桁をクレジットカード番号の下2桁で予め設定し、暗証番号の下2桁を例えば携帯電話の番号の下2桁、又は生年月日の日にちから選択をさせることで設定できるようにしている。
このように、4桁の暗証番号の設定は、宿泊予定者が任意に設定するようにしてもよいし、所定の条件の下で選択させるようにしてもよい。
予約コントローラ30は、宿泊予定者に関する情報、宿泊予定日、決済に関する情報(決済の完了の有無を含む)、設定された暗証番号などを記憶部36のデータ格納部39に記憶する。
図10は、予約の最終確認画面を示した図である。
暗証番号の設定が終了すると、図10に示す受付の最終確認画面に移行する。ここで、例えば、4桁の暗証番号の設定方法、「クレジットカード番号の下2桁及び携帯電話の番号の下2桁で設定されました。」と表示しておけば、この画面を宿泊予定者が保存しておけば、当日暗証番号を忘れて解錠できないということを防止できる。
図6の画面でクレジットカード決済が選択された場合、この段階でクレジットカード決済の処理を行ってもよい。また、クレジットカード決済の完了を暗証番号設定の条件としてもよい。
図11は、ビジネスホテル50の部屋に設置された入室ドア200の一例を示した図である。このドア200には、表示部210とテンキー220が設けられている。
まず、宿泊客は、当該ビジネスホテルに入り、直接予約をした部屋へ向かう。そして、そこで、図11に示すようなテンキー220が敷設された入室ドア200で、そのテンキー220を押下して、予約の際設定した暗証番号を入力する。テンキー220は、例えば、タッチパネルに設けられているものであってもよい。
暗証番号が入力されると、接続されている予約コントローラ30は、記憶部36のデータ格納部39に記憶されている宿泊予定者の情報、宿泊予定日、宿泊予定の部屋、暗証番号と照合する。その結果、暗証番号が一致すれば、当該部屋のキーを解錠して、入室可能な状態にする。
ここで、暗証番号の一致とともに、記憶部36のデータ格納部39に記憶されている決済の有無のデータを参照して、決済が既に完了しているか否かもチェックするようにしてもよい。仮に決済が完了していない場合は、「決済を完了させてから入室下さい」との音声、又は表示を出すようにして、解錠を拒否する。この表示は、表示部210に表示する。
また、照合の結果、暗証番号は一致するが、部屋が相違していた場合、「部屋番号をもう一度ご確認下さい」との音声、又は表示を出すようにしてもよい。
また、エレベータへ乗り込む際、暗証番号を入力させると、予約している部屋の階にのみ当該エレベータを停止させることとして、他の階へは入れないようにすることもできる。この場合は、予約コントローラ30が、入力された暗証番号と予約された部屋とを照合して、当該階へのみエレベータが停止するように制御する。
また、ホテルの玄関、エレベータ乗降口でも暗証番号を入力させる際、暗証番号の一致とともに、記憶部36のデータ格納部39に記憶されている決済の有無のデータを参照して、決済が既に完了しているか否かもチェックするようにしてもよい。
例えば、エレベータ乗降口で決済が完了してないことが検知された場合、直接フロントでの支払を促すこともできる。
図12は、宿泊予定者が、携帯電話5を介してビジネスホテルの予約を行い、且つ暗証番号を設定する手順を示したフローチャートである。
まず、宿泊予定者は、自己の携帯電話5から宿泊したいビジネスホテル50のサイトにアクセスする(ステップ1)。ホテルの側は、図4の画面を当該携帯電話5に送信して、表示させる(ステップ2)。
ここで、宿泊予定者が「予約承り」をクリックすると(ステップ3)、ホテル側は、図5の画面を送信して(ステップ4)、必要事項の入力を要求する。この入力事項が入力され、次の画面が要求されると、図6の支払方法の選択画面を送信する(ステップ6)。
宿泊予定者の支払方法に関する入力が完了し、次の画面要求が合った場合(ステップ7)、ビジネスホテル側は、図7の予約確認画面を送信する(ステップ8)。
「予約」の確認が携帯電話5から送信されると(ステップ9)、ホテル側は、図9の「暗証番号設定」の画面を送信する(ステップ10)。
これに対応して、宿泊予定者より、暗証番号が設定され、「決定」が送信されると(ステップ11)、ホテル側は、図10の最終確認画面を送信して(ステップ12)、処理を終了する。
なお、宿泊予定者は、この最終確認画面を保存しておくことで、宿泊予定日と、暗証番号をいつでも確認することができる。
ステップ7でクレジットカード決済が選択された場合、この段階でクレジットカード決済の処理を行ってもよい。また、クレジットカード決済の完了を暗証番号設定の条件としてもよい。
図13は、宿泊予定者が、ビジネスホテル50へ訪れ、入室するまでの処理の手順を示したフローチャートである。
この例では、玄関、エレベータ、各部屋で暗証番号が要求される例について説明する。
まず、ホテルの玄関口に宿泊客が来た場合(ステップ20;Y)、当該宿泊客に暗証番号の入力を要求する(ステップ21)。
そして、暗証番号が入力されると、予約コントローラ30は、記憶部36のデータ格納部39に記憶された当該日の宿泊予定者が設定した暗証番号と一致するか否かを照合する(ステップ22)。
この照合の結果、一致しなかった場合(ステップ22;N)、予約コントローラ30は、は、ホテルへの入館を拒否する(ステップ23)。一方、一致した場合(ステップ22;Y)、予約コントローラ30は、ホテルへの入館を許可し、解錠する(ステップ24)。
続いて、エレベータホールで、エレベータに乗り込む客がいないかをチェックする(ステップ25)。そして、先程入館した宿泊客がエレベータに乗り込もうとする際(ステップ25;Y)、暗証番号の入力を要求する(ステップ26)。
そして、暗証番号が入力されると、予約コントローラ30は、記憶部36のデータ格納部39に記憶された当該日の宿泊予定者が設定した暗証番号と一致するか否かを照合する(ステップ27)。
この照合の結果、一致しなかった場合(ステップ27;N)、エレベータへの搭乗を拒否する(ステップ28)。一方、一致した場合(ステップ27;Y)、エレベータへの搭乗を許可する。このとき、当該エレベータは、予約がなされている部屋の階に直接移動し、他の階へは停止しないようにする(ステップ29)。これは、他の階への、関係のない宿泊客が入り込むことを防止するためである。このことにより、ホテルの安全性がより確保できる。
その結果、予約コントローラ30が、暗証番号の照合に失敗した場合(ステップ32;N)、部屋への入室を拒否する(ステップ33)。このとき、ドア200の表示部210に、「暗証番号を再度ご確認下さい。」との表示を出すようにしてもよい。
一方、予約コントローラ30が、暗証番号の照合に成功した場合(ステップ32;Y)、既に、決済が終了しているか否かを判断する(ステップ34)。
その結果、決済が終了していない場合は(ステップ34;N)、決済を行うように促す表示を表示部210に行い(ステップ35)、入室を拒否する。
一方、予約コントローラ30が、決済の終了を確認した場合(ステップ34;Y)、解錠して入室を許可する(ステップ36)。
なお、決済の終了の有無をチェックするのは、ホテルの入館時に行うようにしてもよいし、エレベータに搭乗時に行うようにしてもよい。
30 予約コントローラ
50、60 ビジネスホテル
52 コンピュータ
54 予約コントローラ
80 スマートフォン
100 インターネット
200 入室ドア
210 表示部
220 テンキー
Claims (3)
- 通信回線を介して宿泊予定者のコンピュータからの宿泊予約を受け付けるホテル予約受付サーバであって、
宿泊予定日、宿泊部屋を含む宿泊条件を受け付ける宿泊条件受付手段と、
前記宿泊条件受付手段で受け付けた宿泊に対する支払の条件を受け付ける決済条件受付手段と、
前記宿泊条件受付手段で受け付けた宿泊の際、各部屋へ入室するときに解錠に用いる暗証番号の設定を受け付ける暗証番号設定受付手段と、を備え、
前記宿泊条件受付手段で受け付けた宿泊予定日に、宿泊予定部屋で暗証番号の入力を受け付ける暗証番号入力受付手段と、
前記暗証番号入力受付手段で入力を受け付けた暗証番号と、前記暗証番号設定受付手段で設定を受け付けた暗証番号を照合する暗証番号照合手段と、
前記決済条件受付手段で受け付けた決済条件での決済が完了しているか否かを確認する決済完了確認手段と、
前記暗証番号照合手段での照合により暗証番号が一致した場合、前記決済完了確認手段で決済が完了していることを確認したとき、当該部屋の解錠を行う解錠手段と、を備えたことを特徴とするホテル予約サーバ。 - 前記暗証番号入力受付手段をエレベータホールに設け、ここで入力された暗証番号を前記暗証番号照合手段で照合し、暗証番号が一致した場合、前記決済完了確認手段で決済が完了していることを確認したとき、エレベータを前記宿泊条件受付手段で受け付けた宿泊部屋のある階にのみ停止可能に制御することを特徴とする請求項1に記載のホテル予約サーバ。
- 前記暗証番号入力受付手段をホテルの玄関口に設け、ここで入力された暗証番号を前記暗証番号照合手段で照合し、暗証番号が一致した場合、前記決済完了確認手段で決済が完了していることを確認したとき、当該ホテルに入館可能に制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のホテル予約サーバ。
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