JP2013047145A - シート処理装置およびシート折り方法 - Google Patents

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克彦 土屋
Hideaki Sugiyama
秀昭 椙山
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Abstract

【課題】従来の折り増しユニットを有するシート処理装置よりも、さらに適切に折り増し処理するシート処理装置およびシート折り方法を提供する。
【解決手段】実施形態のシート処理装置は、シート束を保持するスタッカと、第1の折りローラ292と、第2の折りローラ294と、第1の折りローラと第2の折りローラとが形成するニップ部へスタッカが保持するシート束を押し込み、折り目を形成させる折りプレートと、を備える。第1の折りローラ292は、第2の折りローラ294と当接し、ニップ部を形成する第1の折り部と、第1の折り部が第2の折りローラに当接した状態において、第2の折りローラとの間に空隙を形成する第1の溝部293と、を有する。第1の溝部293は、折りプレートによって押し込まれる所定のサイズのシート束の幅方向の端部が通過する位置に形成される。
【選択図】図5

Description

本発明の実施の形態は、印刷されたシートの折り処理を行うシート処理装置、およびシート折り方法に関する。
複写機、プリンタ、複合機(MFP(Multi−Functional Peripheral))等の画像形成装置のシート搬送方向の下流側に設置され、印刷されたシートに対して穴あけ処理や綴じ処理等の後処理を行うシート処理装置がある。シート後処理装置は、穴あけ処理や綴じ処理の機能に加えて、シートの一部を折り曲げる折り処理の機能や、シートの中央部をステイプルで綴じた後に中央部でシートを折り曲げる中綴じ/中折り処理の機能を有する。中綴じ/中折り処理の機能は、印刷した複数のシートから冊子を製作する(製本する)ことができる。
中綴じ/中折り処理では、シート後処理装置は、シートの中央部をステイプル等で綴じた後、綴じ部を折りローラ対と呼ばれる一対のローラでシートへ折り目をつけて折り曲げる。例えば、シート後処理装置は、折りブレードと呼ばれる板状の部材をシート束の綴じ部に当て、上記の折りローラ対のニップ部に押し込んでシート束を折る。
しかしながら、上記の従来の装置は、シート束がローラ対のニップ部で折られる際に、シートが波打つ場合がある。すなわち、シート束がそのまま強い押圧力で折られることによって、シート束にシワが生じる虞があった。
特開2009−1416公報
本発明が解決しようとする課題は、従来の折りユニットを有するシート処理装置よりも、さらに適切に折り処理するシート処理装置およびシート折り方法を提供することである。
上記目的を達成するために、実施形態のシート処理装置は、シート束を保持するスタッカと、第1の折りローラと、第2の折りローラと、第1の折りローラと第2の折りローラとが形成するニップ部へスタッカが保持するシート束を押し込み、折り目を形成させる折りプレートと、を備える。第1の折りローラは、第2の折りローラと当接し、ニップ部を形成する第1の折り部と、第1の折り部が第2の折りローラに当接した状態において、第2の折りローラとの間に空隙を形成する第1の溝部と、を有する。第1の溝部は、折りプレートによって押し込まれる所定のサイズのシート束の幅方向の端部が通過する位置に形成される。
第1の実施の形態の画像形成装置およびシート処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 第1の実施の形態のシート処理装置の構成を説明するための概略図。 第1の実施の形態の横整合部材を説明するための概略図。 第1の実施の形態の折りユニットを説明するための概略斜視図。 第1の実施の形態の折りローラ対を説明するための概略図。 第1の実施の形態のシート処理装置の折り処理を説明するフローチャート。 第2の実施の形態の折り処理を説明するための概略図。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、画像形成装置およびシート処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。画像形成装置100は、制御部102と、記憶装置108と、通信インターフェース(通信I/F)110と、操作パネル112と、原稿を読み取るスキャナ部114と、画像を形成するプリンタ部(画像形成部)116を備える。画像形成装置100の各コンポーネントは、バス118を介して接続される。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ104と、メモリ106を有する。メモリ106は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ104に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)を有する。制御部102は、ROMあるいは、記憶装置108に格納された各種プログラム等に基づいて、操作パネル112、スキャナ部114、プリンタ部116を制御する。制御部102は、画像データを補正、あるいは伸張する機能を有する。また、制御部102は、シート処理装置200の制御部202と通信する。
記憶装置108は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、コピー機能、プリント機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能、ネットワークファイル機能といった複合機が有する機能を実行するプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、更には、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)やその他のアプリケーションを有する。
記憶装置108は、スキャナ部114で読取った原稿の画像データあるいは通信I/F110を介して取得した画像データ等を一時的に記憶する。更に、記憶装置108は、ソフトウェア更新、保護された電子ドキュメント、テキストデータ、アカウント情報、ポリシー情報等を適切に保存する。記憶装置108としては、例えば、ハードディスクドライブ等の磁気記憶装置、光学式記憶装置、半導体記憶装置(フラッシュ・メモリ等)またはこれら記憶装置の任意の組合せでもよい。
通信I/F110は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F110は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線または有線を介して外部機器と接続する。通信I/F110は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部102は、通信I/F110を介してユーザ端末やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。
操作パネル112は、タッチパネル式の表示部と各種の操作キーとを有する。操作キーは、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部は、例えば、シートサイズ、コピー枚数、印刷濃度設定、あるいは仕上げ(綴じ、折り)等の印刷条件に関する指示項目を表示する。表示された項目の指示が、表示部から入力される。
スキャナ部114は、原稿を画像として読み取る内蔵された走査読取ユニットと、原稿載置台、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置とを有する。スキャナ部114の走査読取ユニットは、原稿載置台あるいは自動原稿送り装置にセットされた原稿を読取る。
プリンタ部116は、公知の、例えば感光体ドラムを含む画像形成ユニットならびに例えばトナーによる現像ユニット等を備える。プリンタ部116は、これらユニットによりスキャナ部114で読取った原稿の画像データに対応する画像や、ユーザ端末から送られてきた画像データに対応する画像をシート上へ形成する。
シート処理装置200は、制御部202と、フィニッシャ部220と、サドルユニット部240を備える。制御部202(コントローラ)は、CPU(Central Processing Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ204、メモリ206を有する。メモリ206は、例えば、半導体メモリであり、制御プログラム等を格納するROM(Read Only Memory)と、プロセッサ204に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)を有する。制御部202は、画像形成装置100の制御部102と通信する。制御部202は、制御部102から受信した情報や、ROM等に格納された各種プログラム等に基づいて、フィニッシャ部220、サドルユニット部240を制御する。サドルユニット部240は、ステイプラ252、折りユニット258、折り増しユニット263を有する。
図2は、シート処理装置の構成を説明するための概略図である。シート処理装置200は、画像形成装置100から排出されるシートを、操作パネル112からの入力指示やユーザ端末からの指示に従って処理する。シート処理装置200は、入口ローラ210、分岐部材212、フィニッシャ部220およびサドルユニット部240を有する。入口ローラ210は画像形成装置100から搬出されるシートをシート処理装置200へ搬入する。分岐部材212は、入口ローラ210が搬入したシートの搬送先を、図1に示す前記画像形成装置100の操作パネル112の表示部を介して入力された処理内容に従って、フィニッシャ部220あるいはサドルユニット部240へ切り替える。フィニッシャ部220は、例えば、シート束をソートしたりシート束の端部を綴じたりする。
サドルユニット部240は、シート束を綴じたり折ったりする。サドルユニット部240は、複数の搬送ローラ242、搬出ローラ244、搬出ローラセンサ245、積載部246、ステイプラ252、折りユニット258、折り増しユニット263、排出ローラ264およびシート束積載トレイ266を備える。搬送ローラ242は、シートを積載部246へ向けて搬送する。搬出ローラ244は、積載部246へシートを搬出する。搬出ローラセンサ245は、搬送されるシートを検知する。
積載部246は、スタックトレイ248と、スタッカ250と、センサ251とを有する。積載部246は、シートを一時的に立位で積載する。スタックトレイ248はシートの面を支持する。スタッカ250は、シートの下端を受け止める。スタッカ250は、立位で積載されるシートの下端を支持するとともに、搬送方向のシートの端部の位置を整合(縦整合)する。積載部246に積載されたシートは、シートの搬送方向に交差する幅方向にも整合される。シートの幅方向の整合(横整合)については後述する。センサ251は、スタッカ250へシートが搬送されたことを検知する。
スタッカ250は、スタックトレイ248に沿って上下に移動する。スタッカ250は、ステイプラ252が綴じるシートの位置や、折りユニット258が折るシートの位置を調整する。本実施の形態では、一例として、シートを綴じる位置、および折る位置をシートの搬送方向の中央部分として説明する。
ステイプラ252は、シートの幅方向に複数(例えば、2つ)並んで配置される。ステイプラ252は、ステイプラヘッド254とアンビル256を有する。ステイプラヘッド254とアンビル256とがシート束を綴じる。
ステイプラ252がシート束を綴じると、スタッカ250は、シートの綴じられた位置が、折りユニット258が折る位置に来るように移動する。スタッカ250が停止すると、折りユニット258が折りを開始する。
折りユニット258は、折りプレート260と折りローラ対262を有する。折りプレート260は、シートの搬送の妨げとならない位置で待機する。折り目がつけられるべき位置が折りプレート260の前まで来ると、折りプレート260は、折りローラ対262に向かって移動する。折りプレート260の先端が、シート束を突いて、回転する折りローラ対262のニップ部へ向けて押す。折りローラ対262は、折りプレート260に押されたシートを挟圧搬送して折る。折りユニット258によって折り目が形成されたシート束は、さらにその下流側に設けられている折り増しユニット263に搬送される。
折り増しユニット263は、シート束の搬送方向に交差する幅方向(折り目の線に沿った方向)に折り目を加圧しながら移動し、折りユニット258が形成した折り目を強化する(折り増し処理)。折り増しユニット263で折り目が強化されたシート束は、排出ローラ264によってシート束積載トレイ266へ排出される。
次に積載部246に積載されたシートの搬送方向に交差する幅方向の整合(以下、横整合)について説明する。図3は、横整合部材を説明するための概略図である。積載部246は、スタッカ250と横整合部材300を有する。横整合部材300は、第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bと、横架部材304a及び304bと、ピニオン歯車306と、モータM1とを有する。
第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは、互いに平行に対向し、スタッカ250に積載された用紙の幅方向の端部(横端)を整合する。
横架部材304a及び304bはそれぞれ第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bに接続する。横架部材304a及び304bは互いに平行に対向する。横架部材304a及び304bは、対向面にそれぞれラックを有する。ピニオン歯車は、横架部材304a及び304bそれぞれのラックと同時に噛合する。モータM1はギア107を介してピニオン歯車306を回す。ピニオン歯車306は、横架部材304a及び304bを用紙の幅方向へ互いに逆向きにスライドさせるように回転する。モータM1は例えばステッピングモータでもよい。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bの用紙の幅方向の位置は、検知部材308が検知する。検知部材308は例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータ等でよい。本実施の形態では、検知部材308は、第1の整合部材302a、第2の整合部材302bがホームポジション(HP。第1の位置)にあることを検知する。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bがHPに位置する状態を、幅方向に開いた状態、すなわち開状態と呼ぶ。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bの位置は、HPを基準に、駆動するためにモータM1に与えるパルス数によって制御される。操作パネル115あるいは外部機器から折り処理や、中綴じ/中折り処理の指示を受け付けると、制御部202は、横整合部材300によってシートを横整合する。横整合部材300による横整合の後、制御部202は、ステイプラ252によってシート束を綴じたり、折りユニット258によってシート束を折ったりする。
図3(a)は、第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bが第1の位置にある状態を示す。第1の整合部材302aと第2の整合部材302bとの間隔の中央と搬送される用紙P1の幅方向中央とが一致した状態で、用紙が搬送されるのが理想的な搬送姿勢である。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bはそれぞれ、理想的な搬送姿勢で搬送される用紙P1の横端から第1の距離離れた第1の位置で待機する。第1の距離は例えば15mmでもよい。第1の位置はモータM1に所定数のパルスを与えて回転させることで第1の整合部材302aと第2の整合部材302bがHPから移動した位置としてもよい。
第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは、搬送される用紙P1の横端に近づくよう図3(b)の矢印Bが指す方向に移動し、用紙P1を横整合する。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは例えば、用紙P1の下端が整合部材302aと整合部材302bとの間に到達してから用紙P1の横端に近づくよう移動する。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは、横整合のために例えば、第1の整合部材302aと第2の整合部材302bとの間の距離が用紙の幅方向の長さ(第2の距離)と等しくなる第2の位置まで移動する。
横整合のあと、図3(c)の矢印Cのように、第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは、用紙の横端から第3の距離離れた第3の位置へ移動する。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは第3の位置で後続の用紙P2を待ち受ける。第3の距離は第1の距離よりも短くてもよい。第3の距離は、例えば、3mmでもよい。
第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは、搬送される用紙P2の横端に近づくよう図3(d)の矢印Dが指す方向に移動し、用紙P1と用紙P2とを含む用紙束を横整合する。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは例えば、用紙P2の下端が第1の整合部材302aと第2の整合部材302bとの間に到達してから用紙P2の横端に近づくよう移動する。第1の整合部材302a及び第2の整合部材302bは横整合のために例えば第2の位置まで移動する。横整合部材300は、用紙が搬送される毎に上記動作を繰り返し、用紙P1、P2およびその後続の用紙を含む用紙束を横整合する。
図4は、折りユニット258の全体構造を説明するための概略斜視図である。なお、図4では、アーム270や、溝カム286等の駆動部282の一方(図面の手前側)を省略する。
折りユニット258は、用紙束を2つに折る折りローラ対262と、用紙束を折りローラ対262のニップ部へ押し込む櫛歯状の折りプレート260と、折りプレート260を折りローラ対262に向かって移動可能に保持するガイド部材280を備える。
折りローラ対262は、固定ローラ262aと可動ローラ262bを有する。固定ローラ262aは、不図示の装置フレームに軸を介して回転可能に固定配置される。可動ローラ262bは、不図示の装置フレームに支点270aを中心に回動可能に支持されたアーム270の一端部270bに回転可能に支持される。可動ローラ262bは、固定ローラ262aに対して接離可能である。アーム270の他端部270cには、バネ272が取り付けられており、支点270aを中心に回動したアーム270によって付勢された可動ローラ262bは、固定ローラ262aに圧接してニップ部を形成する。固定ローラ262aおよび可動ローラ262bは、不図示の駆動モータによって回転する。
折りプレート260は、突起部274およびシャフト276を有する。折りプレート260は、突起部274およびシャフト276を介してガイド部材280に摺動可能に保持される。ガイド部材280は、突起部274およびシャフト276を摺動可能に支持し、折りプレート260を折りローラ対262のニップ部へ案内するための案内溝280aを有する。また、シャフト276の両端には、折りプレート260をスライドさせる駆動部282が接続される。
駆動部282は、カム軸284と、カム軸284を中心に回転する溝カム286と、リンク部材288を有する。溝カム286は、溝部286aを有する。溝カム286の溝部286a内には、接触子であるローラフォロア等のコロ287が回転自在に案内されており、このコロ287はリンク部材288に取り付けられる。リンク部材288の一端にはリンク回動軸290が設けられ、このリンク回動軸290は装置フレームに取り付けられる。また、溝カム286は、カム軸284の一端に接続される不図示の駆動モータによって回転する。溝カム286が回転することによって溝部286aに沿ってコロ287が案内されると、リンク部材288は、溝部286aの偏心に応じてリンク回動軸290を中心に振り子のような往復動作を繰り返す。リンク部材288の往復動作により、折りプレート260は、ガイド部材280の案内溝280aに沿ってスライドする。折りプレート260の先端が、シート束を突いて、回転する折りローラ対262のニップ部へ向けて押す。折りローラ対262は、折りプレート260に押されたシートを挟圧搬送して折る。
図5は、折りローラ対262を説明するための概略図である。折りローラ対262の固定ローラ262aおよび可動ローラ262bは、それぞれ、処理可能な最大のシートの幅の長さに形成されている。
折りローラ対262の固定ローラ262aは、ローラ径がr1の領域である第1の折り部292と、r2(r1>r2)の領域である第1の溝部293とを有する。第1の折り部292は、可動ローラ262bと当接し、ニップ部を形成する。第1の溝部293は、第1の折り部292が可動ローラ262bに当接した状態で、可動ローラ262bとの間に空隙(ギャップ)を形成する。
可動ローラ262bは、ローラ径がr1の領域である第2の折り部294と、r2(r1>r2)の領域である第2の溝部295とを有する。第2の折り部294は、固定ローラの第1の折り部292と当接し、ニップ部を形成する。第2の溝部293は、第1の折り部292と第2の折り部とがニップ部を形成した状態で、空隙を形成する。この空隙を形成する第1の溝部293と第2の溝部294は、櫛歯状の折りプレート260の先端が空隙に進入するように配置される。
第1の溝部293と第2の溝部294は、折りプレート260によって押し込まれるシートサイズに対応して形成される。すなわち、第1の溝部293と第2の溝部294は、折り処理時に、所定のサイズのシートのシート搬送交差する幅方向の端部が通過する位置に形成される。所定サイズは複数のサイズである場合には第1の溝部293および第2の溝部294は、所定サイズ毎に複数形成される。
シート束を折りプレート260で折りローラ対262のニップ部へす押し込む場合に、押し付けられた部分と折りローラ対262にニップされる部分とでシートへかかる力が異なる。折りローラ対262でシート束に折り目を付けた後、折りローラ対262によってシート束を搬送することにより、搬送中に撓みが生じ、シートにシワが形成される虞がある。特に、シートの幅方向の端部がニップされた状態であると、十分に撓みが逃げることができない。
そこで、本実施の形態の折りローラ対262の固定ローラ262aおよび可動ローラ262bでは、シート束の幅方向の端部が、折りローラ対262によってニップされないように溝部を形成する。シート端部から数ミリをローラでニップしない構造とすることにより、シート束に発生した撓みがシート束の端部から確実に逃げるため、シワの発生を防ぐことが可能となる。
(第1の実施の形態の変形例)
上述の第1の実施の形態では、シート端部を折りローラ対262でニップしない構造としたが、本実施の形態では、対応する溝部が形成された所定のサイズのシート以外のシート(以下、定形外のシート)についても同様にシート端部をニップしないようにする。
図6は、本実施の形態の折り処理を説明するフローチャートである。ACT601において、制御部(取得部)202は、スタッカ250へ搬送されるシートのサイズを取得する。制御部202は、シートサイズを画像形成装置100の制御部102から取得しても、あるいは、シート処理装置200の搬送路内に設けられた検知部材を用いて検知しても、公知のパンチユニットでシートの端部を検知する検知部材を用いても良い。あるいは、スタッカ250に搬送されたシートのサイズを検知する検知部材を配置してもよい。
ACT602において、制御部202は、横整合部材300を駆動して、スタッカ250へ搬送されたシートの幅方向を整合する。制御部202は、折り処理するシート束の最後のシートがスタッカへ搬送されたか判断する(ACT603)。シート束の最後のシートではない場合には(ACT603のNo)、制御部202は、ACT602へ戻り、シートがスタッカへ搬送される毎に横整合を行う。
一方、シート束の最後のシートがスタッカに搬送された状態で横整合が完了した場合には(ACT603のYes)、制御部202は、取得したシートサイズの情報に基づいて、折りローラ対206のローラに形成された溝部に対応する所定のサイズのシートか否かを判断する(ACT604)。所定のサイズである場合には(ACT604のYes)、横整合したシートを折りプレート260で折りローラ対262へ押し込み、折り処理を行う(ACT605)。
一方、スタッカ250に積載されたシート束のシートサイズが、所定のサイズではない場合には(ACT604のNo)、制御部202は、第1の整合部材302aおよび第2の整合部材302bをシート幅方向にスライドさせ、シート束をシフトさせる(ACT606)。制御部202は、定形外のサイズのシート束の両端部のうち少なくとも一方が、折りローラ対262の第1の溝部293および第2の溝部295に位置にするように、シート束をシフトさせる。制御部202は、横整合部材300を介してシート束を幅方向にずらした後、シート束を折りプレート260で折りローラ対262へ押し込み、折り処理を行う(ACT605)。シート束は、幅方向の両端部のうち少なくとも一方が第1の溝部293および第2の溝部295が形成する空隙を通過する。
本実施の形態では、折りローラ対262のローラに形成された溝部に対応する所定のサイズのシート以外の定形外のシートを処理する場合であっても、シート束の両端部のうち少なくとも一方が、折りローラ対262の溝部に位置するようシート束の位置を調整する。これにより、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
(第2の実施の形態)
図7は第2の実施の形態の折り処理を説明するための概略図である。図7(a)に示すように、シート処理装置200の折りプレート260は、スタッカ250に積載されたシート束を折りローラ対262のニップ部へ押し込む。続いて、図7(b)に示すように、折りローラ対262は、折りプレート260によって押し込まれたシート束を固定ローラ262aおよび可動ローラ262bで押圧し、シート束に折り豆を付ける。
ここで、本実施の形態のシート処理装置200の制御部202は、図7(c)に示すように、折りローラ対262でシート束に折り目を付けた後、一旦、可動ローラ262bを固定ローラ262aとは逆方向に変位させる。すなわち、折りローラ対262によるシート束のニップ(折り荷重)を減少もしくは解除することにより、シート束の撓みを逃がし、シワの発生を防ぐ。なお、可動ローラ262bは、シート束から離間しなくとも良い。例えば、可動ローラ262bの固定ローラ262aへ押圧力が減少折り目を付ける際の押圧力(荷重)よりも減少するように可動ローラ262bを変位させても良い。
制御部202は、図7(d)に示すように、可動ローラ262bを固定ローラ262a側に変位させ、再び折り目を付けたシート束を固定ローラ262aと可動ローラ262bとで押圧する。固定ローラ262aおよび可動ローラ262bは、挟み込んだシート束をシート搬送方向下流へ搬送する。
本実施の形態のシート処理装置によれば、シート束に発生した撓みを逃がし、シワの発生を防ぐことができる。
以上説明した少なくとも1つの実施の形態によれば、より適切な折り処理をすることができる。
なお、上記実施の形態の各動作を実行する主体は例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの複合体、ソフトウェア、及び実行中のソフトウェアなどといった、コンピュータに係る主体である。動作を実行する主体は例えば、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、スレッド、プログラムおよびコンピュータであるがこれらに限るものではない。また、プロセスやスレッドに、動作を実行する主体を複数演じさせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 画像形成装置
102 制御部
112 操作パネル
116 画像形成部
200 シート処理装置
202 制御部
250 スタッカ
258 折りユニット
260 折りプレート
262 折りローラ対
262a 固定ローラ
262b 可動ローラ
266 シート束積載トレイ
292 第1の折り部
293 第1の溝部
294 第2の折り部
295 第2の溝部
300 横整合部材
302a 第1の整合部材
302b 第2の整合部材

Claims (8)

  1. シート束を保持するスタッカと、
    第1の折りローラと、
    前記第1の折りローラと当接しシート束を折るニップ部を形成する第2の折りローラと、
    前記第1の折りローラと前記第2の折りローラとが形成する前記ニップ部へ前記スタッカが保持するシート束を押し込み、折り目を形成させる折りプレートと、を備え、
    前記第1の折りローラは、前記第2の折りローラと当接し、前記ニップ部を形成する第1の折り部と、前記第1の折り部が前記第2の折りローラに当接した状態において、前記第2の折りローラとの間に空隙を形成する第1の溝部と、を有し、
    前記第1の溝部は、前記折りプレートによって押し込まれる所定のサイズのシート束の幅方向の端部が通過する位置に形成されることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記第2の折りローラは、前記第1の折りローラの前記第1の折り部と当接して前記ニップ部を形成する第2の折部と、前記第1の折り部と前記第2の折り部とが当接した状態において、前記第1の折りローラとの間に前記空隙を形成する第2の溝部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記第2の溝部は、前記折りプレートによって押し込まれる所定のサイズのシート束の幅方向の端部が通過する位置に形成されることを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記所定サイズは複数のサイズであり、
    前記第1および前記第2の溝部は、前記所定サイズ毎に複数形成されることを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記折りプレートでシート束を押す前に、前記スタッカが積載するシート束の幅方向を整合する整合部材をさらに有することを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
  6. 前記スタッカへ積載されるシートのサイズを取得する取得部と、
    前記取得部で取得したシートのサイズが前記所定のサイズに対応するか否かを判断し、
    前記取得したシートのサイズが前記所定のサイズに対応しない場合には、前記折りプレートがシート束を前記ニップ部へ押し込む前に、このシート束の幅方向の両端部のうち少なくとも一方が前記空隙を通過する所定の位置へこのシート束を移動させる制御部と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。
  7. 前記制御部は、前記整合部材を介して、前記シート束を前記所定の位置へ動かすことを特徴とする請求項6に記載のシート処理装置。
  8. 第2の折りローラと当接し、ニップ部を形成する折り部と、前記折り部が前記第2の折りローラに当接した状態において、前記第2の折りローラとの間、且つ、所定のサイズのシート束の幅方向の端部が通過する位置に空隙を形成する溝部と、を有する第1の折りローラと、前記ニップ部へ前記スタッカが保持するシート束を押し込み、折り目を形成させる折プレートと、を備えるシート処理装置のシート処理方法であって、
    前記シート束のシートのサイズを取得し、
    取得した前記シートのサイズが前記所定のサイズに対応するか否かを判断し、
    前記取得したシートのサイズが前記所定のサイズに対応しない場合には、前記折りプレートがシート束を前記ニップ部へ押し込む前に、このシート束の幅方向の両端部のうち少なくとも一方が前記空隙を通過する所定の位置へこのシート束を移動させる
    ことを特徴とするシート折り方法。
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