JP2013025995A - 管理装置および管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】再利用可能な蓄電素子の供給先となる地域の電力事情に応じて当該蓄電素子の供給先を決定する。
【解決手段】管理装置(10)は、記憶部(12)および制御部(11)を有する。記憶部は、再利用可能な蓄電素子の自己放電特性に基づく保管管理情報を記憶する。制御部は、蓄電素子の供給に関する供給情報が入力されることに応じて、蓄電素子の供給先を決定する。ここで、制御部は、供給情報に含まれる供給先地域の電力供給状況と優先ルールとに基づいて供給先を決定するとともに、保管管理情報に含まれる保管期間の少ない順に蓄電素子の供給順序を決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リサイクルの対象となる蓄電素子を管理する管理装置および管理システムに関する。
近年、電池を動力源として搭載したハイブリッド車や電気自動車が注目を集めている。電池は寿命等で交換する必要があるが、まだ使用できる使用済みの電池は、再利用等される。再利用可能な使用済みの電池は、電池の使用履歴に基づいてグレード分けされ、比較的状態のよい電池が再利用される。
特開2007−141464号公報 特開2004−126669号公報
従来は、使用済みの電池の中から比較的状態のよい電池を選別して供給先に再利用可能な電池を供給する一方で、再利用可能な電池の供給先となる地域の電力事情に応じて、電池の供給先を決定していなかった。
本願第1の発明である管理装置は、記憶部および制御部を有する。記憶部は、再利用可能な蓄電素子の自己放電特性に基づく保管管理情報を記憶する。制御部は、蓄電素子の供給に関する供給情報が入力されることに応じて、蓄電素子の供給先を決定する。ここで、制御部は、供給情報に含まれる供給先地域の電力供給状況と優先ルールとに基づいて供給先を決定するとともに、保管管理情報に含まれる保管期間の少ない順に蓄電素子の供給順序を決定する。
本発明によれば、供給先地域の電力供給状況と優先ルールとに基づいて供給先を決定するので、電力供給が他の地域に比べて十分でない地域に優先的に再利用可能な電池を供給でき、さらに、自己放電特性に基づく保管管理情報に基づいて、供給先に割り当てる蓄電素子の供給順序を決定するので、他の地域に比べて電力供給状況が十分でない地域の供給先に対して好適な状態の蓄電素子を優先的に供給することができる。
実施例1の電池管理システムの構成ブロック図である。 実施例1の電池管理情報生成処理フローを示す図である。 実施例1の保管有効期間算出処理フローを示す図である。 実施例1の自己放電特性に基づく保管有効期間の算出例を示す図である。 実施例1の二次電池の使用履歴に対する電池状態ランク情報の一例である。 実施例1の電池管理情報の一例を示す図である。 実施例1の供給先登録情報の一例を示す図である。 実施例1の供給先地域の電力供給状況に対する優先ルールの一例を示す図である。 実施例1の再利用可能な二次電池の供給先決定処理フローを示す図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である電池管理システムについて説明する。図1は、電池管理システムの構成を示す概略図である。
本実施例の電池管理システム1は、コンピュータ等の情報処理装置で構成され、制御部(CPU)11、記憶部12、通信制御部13を含んで構成される。本実施例の電池管理システム1は、電池の供給順序を、供給先における電力供給状況(電力事情)に応じて決定する。
電池管理システム1は、ネットワーク40を介して電池情報入力端末20及び供給情報入力端末30と接続し、通信制御部13がこれら端末20、30との間の接続制御、データ送受信制御等の通信制御を行う。
電池情報入力端末20は、電池に関する情報を入力するコンピュータ等の情報処理装置である。電池情報入力端末20からリサイクルの対象となる電池に関する情報として、使用時間、車両に使用されていた場合の当該車両の走行距離及びSOC情報等の使用履歴や、電圧(例えば、電池を機器に接続しない状態(電流を流さない状態)での電池両端子間の電圧)等の測定情報を入力し、電池管理システム1に供給先に供給する電池を登録する。
電池管理システム1は、電池情報入力端末20から伝送される電池に関する情報をネットワーク40を介して受信し、登録される各電池別に入力された電池に関する情報を記憶部12に記憶する。
供給対象となる電池(蓄電素子)は、使用済みの電池であって、リサイクルすることができる電池である(再利用可能な使用済み電池)。電池としては、ニッケル水素やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタ(コンデンサ)を用いることができる。また、電池の形態としては、単電池を用いたり、複数の単電池からなる組電池を用いたりすることができる。組電池は、例えば、複数の単電池を電気的に直列に接続することによって構成することができる。
リサイクルの対象となる電池としては、例えば、車両に搭載された二次電池がある。二次電池から出力された電気エネルギは、モータ・ジェネレータによって、車両を走行させるための運動エネルギに変換される。また、車両の制動時に発生する運動エネルギは、モータ・ジェネレータによって電気エネルギに変換され、この電気エネルギを二次電池に蓄えることができる。
二次電池が搭載された車両には、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車は、車両を走行させるための動力源として、二次電池の他に、内燃機関や燃料電池といった他の動力源を用いた車両である。電気自動車は、車両の動力源として二次電池だけを用いた車両である。
なお、車両に搭載された二次電池をリサイクルの対象となる電池の一例として説明したが、これに限らず、他の用途(例えば、家庭用の蓄電装置)の電池も、リサイクルの対象となる電池としてもよい。また、リサイクルの対象となる電池は、供給元において所定のSOC値まで充電された電池を含むことができる。
制御部11は、電池管理装置10に登録された電池の保管有効期間算出処理を遂行する保管管理部110、登録された電池の使用履歴に基づいて電池の状態をランク付けする電池ランク処理を遂行する電池ランク処理部120、及び供給情報入力端末30から入力された供給先毎にその供給先地域の電力供給状況に応じた電池の供給順序を決定する供給先決定部130を含んで構成される。
図2は、本実施例の電池管理情報生成処理フローを示す図である。制御部11は、電池情報入力端末20から伝送される電池に関する情報を受信すると、電池管理情報生成処理を遂行する。
制御部11は、電池情報入力端末20から伝送される電池に関する情報を受信したか否かを判別し(S101)、受信したと判別された場合に、受信した電池に関する情報を記憶部12に記憶し(S102)、保管有効期間算出処理及び電池ランク処理を通じて登録される電池の電池管理情報を生成する。なお、保管有効期間算出処理及び電池ランク処理の各処理は、並行して又は所定の順序で遂行することができる。
制御部11は、保管有効期間算出処理の開始命令を保管管理部110に出力し、保管管理部110が電池情報入力端末20から受信した電池に関する情報を用いて、該当の電池に対する保管有効期間を算出する(S103)。
図3は、登録された電池の保管有効期間算出処理フローを示す図であり、図4は、電池の自己放電特性に基づく保管有効期間の算出例を示す図である。保管有効期間は、電池の自己放電特性に基づいて算出することができる。
保管管理部110は、記憶部12を参照し、登録された電池の電圧(OCV)及びSOC(State of charge)情報を取得する(S201)。また、保管管理部110は、予め記憶部12に記憶された電池の自己放電情報の中から該当の自己放電情報を取得する(S202)。
なお、記憶部12には、1つ又は複数の自己放電情報を電池の種類や特性別に予め記憶しておくことができ、例えば、電池に関する情報に含まれる電池種別に関連付けられる自己放電情報を、電池に関する情報から識別して該当の自己放電情報を用いるように構成することができる。
保管管理部110は、取得した電池の電圧(OCV)及びSOC情報から現状(登録時)の自己放電状態を識別(算出)し(S203)、自己放電情報から現時点から所定の自己放電限界状態までの経過時間(例えば、時間単位、日単位)を算出する(S204)。
図4に示すように、例えば、一定環境温度下で、現状の電圧(OCV)及びSOCから求めることができる自己放電位置から、予め決定されている経過時間に対する自己放電曲線(自己放電特性)に基づいて、SOCが自己放電限界の所定値(例えば、20%)になるまでの経過時間を算出する。
そして、保管管理部110は、算出された経過時間に基づいて、回収されて再度利用されるまでの保管有効期間を決定する(S205)。なお、保管有効期間は、経過時間と現在日付とから算出した保管有効期限日等であってもよい。
次に、制御部11は、電池ランク処理を遂行するために、電池ランク処理の開始命令を電池ランク処理部120に出力し、電池ランク処理部120が電池情報入力端末20から受信した電池に関する情報(使用履歴)を用いて、該当の電池に対する状態をランク付けする(S104)。
電池の状態は、使用時間、車両に使用されていた場合の走行距離及びSOCの各情報から把握することができ、このような電池情報(使用履歴)から使用済み電池の劣化情報を把握することができる。図5は、登録された電池の状態を使用履歴に基づいてランク付けする際に用いられる基準値の一例である。
図5(a)は、電池の使用時間を基準としたものであり、使用時間に応じた4つのランクが設けられている。電池の使用時間が短いほど状態がよい(劣化が進んでいない)電池として高いランク付けが行われる。なお、図5(a)の例では、納車から最終使用年月日までの期間(走行時間)を電池の使用時間としたものである。
図5(b)は、電池が車両に使用されていた場合の走行距離を基準としたものであり、走行距離に応じた4つのランクが設けられている。車両の走行距離が短いほど状態がよい(劣化が進んでいない)電池として高いランク付けが行われる。
図5(c)は、電池のSOC情報を基準としたものであり、SOC(%)に応じた4つのランクが設けられている。電池のSOCが高いほど状態がよい電池として高いランク付けが行われる。
電池ランク処理部120は、記憶部12に記憶されている使用履歴を参照して電池の使用時間、車両に使用されていた場合の走行距離及びSOCの各情報が、図5に示したどの基準値に該当するか否かをマッチングし、電池の使用時間、走行距離及びSOC別に各ランク情報を算出する。
電池ランク処理部120は、さらに算出された使用履歴に基づく電池の使用時間、走行距離及びSOC別の各ランク情報から、電池全体の状態情報(劣化情報)である電池ランクを算出する。例えば、電池の使用時間、走行距離及びSOC別の各ランクが、全て最高ランクのa1、a2、a3である場合、電池の電池ランクを「A」として算出する。
この場合、電池の使用時間、走行距離及びSOC別の各ランクの複数の組み合わせに対し、電池の電池ランクを最高ランクAから順にB、Cと対応付けて記憶しておき、算出された使用履歴に基づく電池の使用時間、走行距離及びSOC別の各ランク情報から、電池の電池ランクを算出するように構成することができる。
その後、制御部11は、登録された電池の電池管理情報を生成し、記憶部12に記憶する(S105)。図6は、電池管理情報の一例を示す図であり、登録された電池別に、使用履歴に基づく使用時間ランク、走行距離ランク及びSOCランクの各ランク情報、電池の電池ランク、リサイクル対象の電池として電池管理装置10に登録された登録日、保管有効期間(保管有効日数や登録日から起算された保管有効期限日)、登録日から起算した電池の保管期間(備蓄日数)が関連付けられて記憶される。
なお、制御部11は、保管期間を随時更新することができる。例えば、日時バッチ処理や後述する供給先を決定する処理を遂行するタイミングで、電池管理情報を参照して各電池の保管期間を、登録日と現在日付とからその差分を計算し、保管期間を更新することができる。
また、使用時間、走行距離及びSOC別の各ランクは、電池管理情報(記憶部12)に保持せずに、使用履歴に基づく電池の電池ランクのみを電池別に記憶するようにしてもよい。また、例えば、電池情報入力端末20から登録する電池の電池ランクを入力できるようにすることもでき、電池ランク処理を遂行せずに、電池管理システム1に対して電池情報入力端末20から電池ランクを登録(入力)するように構成することもできる。
また、電池に関する情報は、リサイクル対象となる電池の供給元を特定する情報、例えば、供給元の住所や、供給元毎に識別番号が割り振られているときには、供給元の識別番号を含むことができる。また、電池に関する情報は、電池を特定する情報、例えば、電池の名称や、電池種別、使用対象車種、使用用途等を含むことができる。これら情報は、電池情報入力端末20から入力され、電池管理システム1に登録される。
図7は、供給情報入力端末30から入力され、電池管理システム1に登録された供給先登録情報の一例である。供給情報入力端末30は、供給先、供給先地域の電力供給状況を含む電池の供給情報を入力するコンピュータ等の情報処理装置である。供給情報入力端末30から入力された供給先に関する情報は、電池管理システム1に伝送され、電池管理システム1の制御部11が、記憶部12に受信した供給先に関する情報を記憶する。
図7に示すように、供給先登録情報は、登録される供給先別に、電力供給状況ランク、供給数(供給される電池の個数)、自己放電限界を超えた電池の供給可否(OK/NG)を含む。
電池の供給先は、例えば、日本国内を複数の地域に分けたときの各地域、各国又は、世界中を複数の地域に分けたときの各地域がある。また、他の例としては、供給先として販売店やサービス店が含まれる。
電力供給状況は、例えば、災害時に電力回線が遮断したり、自発電設備が使用できない又は自発電設備を保有していない状態等から把握される各地域において電力が使用できない状況(電力不足)を表す情報である。
本実施例では、電力回線の遮断状況と自発電設備の稼動状況とを用いて電力供給状況を複数に分類し、供給先における電力供給状況に応じた優先度に基づいて電池の供給順序を決定する。
電力回線の遮断状況は、供給先地域への発電所等からの送電状況を示すものであり、全遮断及び一部遮断(制約あり/制約なし)がある。また、自発電設備の稼動状況は、その使用に対する可/不可(制約あり/なり)がある。制約とは、例えば、時間帯別に電力の供給が遮断するなどの、電力供給が可能であっても供給先地域に対する十分な電力が供給されない度合いを示すものである。
本実施例では、電力回線全遮断+自発電設備不可、電力回線一部遮断(制約あり)+自発電設備不可、電力回線一部遮断(制約あり)+自発電設備可(制約あり)、電力回線一部遮断(制約あり)+自発電設備可(制約なし)、電力回線一部遮断(制約なし)+自発電設備可(制約あり)の各組み合わせを、供給先地域の電力供給状況の指標(ランク)としている。
そして、電力回線全遮断+自発電設備不可の場合、電池供給の優先度ランク(優先順位)を最高に設定し、電力回線一部遮断(制約あり)+自発電設備不可、電力回線一部遮断(制約あり)+自発電設備可(制約あり)、電力回線一部遮断(制約あり)+自発電設備可(制約なし)、電力回線一部遮断(制約なし)+自発電設備可(制約あり)の各組み合わせ順に優先度ランクが低くなる。例えば、優先度ランクを各組み合わせに対して1〜5で表すことができる(1が最も高い優先度ランク)。
例えば、電力回線全遮断+自発電設備不可に分類される地域は、電力が全く供給されないので、最高の優先度ランクに設定(分類)され、電力回線一部遮断(制約なし)+自発電設備可(制約あり)に分類される地域は、電力が供給されない度合いが比較的低いので、低い優先度ランクに設定される。
図8は、各電力供給状況を優先度1〜5段階で分類した優先ルールの一例を示す図である。なお、優先度「C」は、5段階の電力供給状況に該当しない電力供給状況、例えば、正常に電力供給が行われている状況を表している。
本実施例では、電力が十分に供給されている地域よりも、電力が十分に供給されていない地域に優先的に電池を供給することで、再利用可能な使用済み電池を電力の供給バランスに対して効率よく分配する。つまり、電力が十分に供給されていない地域よりも、電力が十分に供給されている地域に電池が供給されると、再利用可能な使用済み電池自体を電力と考えた場合、電力の供給バランスに対して無駄な電力分配となるので、電池の供給先となる地域の電力供給状況に応じて、電池の供給先、すなわち、電池の供給順序を決定する。
また、再利用可能な使用済み電池の状態がよいものを電力が十分に供給されている地域よりも、電力が十分に供給されていない地域に優先的に電池を供給し、さらに電力の供給バランスに対して効率よく再利用可能な電池を分配する。
つまり、プラグインハイブリッド車(PHV)、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)に搭載される二次電池は、特有の自己放電特性を有しており、自己放電特性は、再利用する使用済み電池の状態に影響する。
回収されて再利用可能な使用済み電池として登録された際には、SOCが高い値であっても、保管期間、すなわち、回収されて再度利用されるまでの期間が長いと、自己放電限界値までSOCが減少するので、蓄えられている電力が小さくなる。
上述したように、電池自体を電力と考えた場合、電力量の大きい電池、すなわち、状態のよい電池を電力が十分に供給されている地域よりも、電力が十分に供給されていない地域に優先的に電池を供給することで、電力の無駄な配分を抑制でき、再利用可能な使用済み電池を電力の供給バランスに対して効率よく分配することができる。
このため、本実施例では、使用履歴に基づく電池の電池ランク(劣化情報)とともに、回収されて再度利用されるまでの電池の状態を、自己放電特性に基づいて管理し、状態のよい電池を優先的に供給できるようにする。
なお、供給情報入力端末30から入力される供給先に関する情報(供給先登録情報)は、供給先を特定する情報であり、例えば、供給先の住所や、供給先毎の識別番号、供給予定時期等を含むことができる。
次に、電池管理システム1の供給先決定処理について説明する。図9は、供給先決定処理フローの一例である。電池管理システム1は、例えば、供給情報入力端末30等の情報処理装置から受信する供給先決定処理要求を契機に、供給先決定処理を遂行することができ、また、日時バッチ等の所定のタイミングで遂行することができる。
制御部11は、供給先決定処理要求を受信すると(S301)、図8に示した優先ルールを記憶部12から読み出し(S302)、優先ルールに基づいて供給先登録情報に登録されている各供給先に対する優先順位(優先度)を決定する(S303)。
具体的には、図6に示した電池管理情報に記憶されている再利用可能な各電池の供給先の優先度を優先ルールに基づいて識別し、電池の供給先の順番を決定する。
図8の例では、電池を優先的に各供給先に割り当てる順序を、供給先2(優先度1)、供給先5(優先度3)と決定することができる。
次に、制御部11は、決定された電池の供給先順序順に、電池管理情報の保管期間に基づいて、各電池を供給先に割り当てる。本実施例では、保管期間の少ない順に供給先に対して電池の供給順を決定する(S304)。
具体的には、図6の例では、保管期間の少ない順(備蓄期間が少なく、登録又は回収順で新しい順)に各電池を並び替えると、電池2、電池4、電池5、電池1、電池3の順序となる。制御部11は、保管期間を参照して優先度の最も高い供給先に対して保管期間の少ない電池を順に割り当てる。
図6の例において、例えば、電池ランクBの電池4は、保管期間の少ない順に基づいて電池ランクの高い電池1よりも、優先的に決定された順序の供給先に割り当て、電池ランク、すなわち電池の劣化状態よりも、電力として供給可能な自己放電特性に基づく電池の電力量を基準に、電池を供給先に割り当てることで、再利用可能な使用済み電池の状態がよいものを電力が十分に供給されている地域よりも、電力が十分に供給されていない地域に優先的に電池を供給し、電力の供給バランスに対して効率よく再利用可能な電池を分配する。
また、保管有効期間に対する保管期間の少ない順に優先的に決定された順序の供給先に割り当てることもできる。例えば、保管期間が長くても、保管有効期間に対する保管期間の割合が小さい場合、すなわち、保管期間に対して保管有効期間が長い場合、保管有効期間に対する保管期間の割合が大きい(保管期間が短く、保管有効期間が短い)場合よりも、自己放電特性に基づく電池の状態は、よいものであると判断し、単に保管期間に少ない順よりも、保管有効期間に対する保管期間の割合が小さい順に優先的に決定された順序の供給先に割り当てることで、さらに電力の供給バランスに対して効率よく再利用可能な電池を分配することができる。
また、保管期間及び電池ランクに基づいて、供給先に電池を割り当てることもできる。例えば、保管期間が所定日数以内の各電池を抽出し、抽出した各電池の電池ランク順で優先度の高い供給先に割り当てるようにすることができる。また、保管期間が所定値以内の各電池を抽出し、抽出した各電池の電池ランクの所定ランク、例えば、優先度の高い供給先に対して電池ランクDを除外して(電池ランクC以上の)電池を割り当てたり、さらに、電池ランク毎で保管期間の少ない順に優先度の高い供給先に電池を割り当てるように、再利用可能な電池の供給先を決定することもできる。
このように制御部11は、供給情報に含まれる供給先地域の電力供給状況と優先ルールとに基づいて供給先を決定するとともに、自己放電特性に基づく保管管理情報(保管期間及び/又は保管有効期間)に基づいて、供給先に対する電池の供給順序を決定する(S305)。
そして、制御部11は、ステップS305で決定された供給先に対する電池の供給順序に基づいて、各供給先に供給する電池を割り当てた供給先への電池供給に関する情報を生成し、供給情報入力端末30に送信する。供給情報入力端末30の操作者は、ディスプレイ装置から各供給先又は特定の供給先に対して供給される電池の電池供給に関する情報を確認することができる。
また、制御部11は、ステップS305で決定された各供給先に割り当てられた電池の供給に関する情報を用いて、供給元に対して供給先への電池の供給指示情報を生成し、供給情報入力端末30に伝送することができる。
本実施例によれば、供給先地域の電力供給状況と優先ルールとに基づいて供給先を決定するので、電力供給が他の地域に比べて十分でない地域に優先的に再利用可能な電池を供給でき、さらに、自己放電特性に基づく保管管理情報に基づいて、供給先に対する電池の供給順序を決定するので、他の地域に比べて電力供給状況が十分でない地域の供給先に対して好適な状態の電池を優先的に供給することができる。
なお、上記実施形態において、電池情報入力端末20から入力される電池に関する情報、供給情報入力端末30から入力される供給情報は、電池管理装置10から提供する各入力画面を通じて入力することができ、電池管理装置10は、各入力画面を端末20、30に伝送したり、操作入力に基づく表示制御を遂行することができる。
また、1つ又は複数の電池情報入力端末20、供給情報入力端末30が、ネットワーク40を介して電池管理装置10に接続することができ、電池に関する情報及び供給情報が各端末20、30から入力され、電池管理装置10に登録されるように構成してもよい。また、電池情報入力端末20及び供給情報入力端末30は、同じ入力端末であってもよい。
また、電池管理装置10、電池情報入力端末20及び供給情報入力端末30の各情報処理装置は、ハードウェア構成として上述以外にも、キーボード、マウス、スキャナー等の操作入力手段、液晶ディスプレイ等の表示手段、プリンタ、スピーカなどの出力手段、主記憶装置(メモリ)、補助記憶装置(ハードディスク等)等を備えることが可能であり、装置全体の制御を司る制御手段(CPU)により遂行される(不図示)。
また、電池管理装置10は、制御部11を制御装置、記憶部12を記憶装置として個別の装置で構成することも可能である。また、電池管理装置10は、記憶部12に対応する記憶装置、制御部11bに対応する制御装置の各々を、インターネットやLAN等のネットワークを介して接続したシステムとして構成することもでき、各処理部及び記憶部毎に分散されたシステム構成とすることも可能である。
また、本発明の電池管理装置10の処理(各ステップ)は、コンピュータで実行可能なプログラムとして提供することも可能であり、当該プログラムがインストールされたコンピュータは、本発明の電池管理処理を遂行する情報処理装置として動作することが可能である。例えば、不図示の補助記憶装置に当該プログラムが格納され、CPU等の制御部が補助記憶装置に格納されたプログラムを主記憶装置に読み出し、主記憶装置に読み出された該プログラムを制御部が実行し、コンピュータに本発明の電池管理処理を動作させることができる。
1 :電池管理システム
10 :電池管理装置
11 :制御部(CPU)
110:保管管理部
120:電池ランク処理部
130:供給先決定部
12 :記憶部
13 :通信制御部
20 :電池情報入力端末
30 :供給情報入力端末
40 :ネットワーク

Claims (1)

  1. 再利用可能な蓄電素子の自己放電特性に基づく保管管理情報を記憶する記憶部と、
    前記蓄電素子の供給に関する供給情報が入力されることに応じて、前記蓄電素子の供給先を決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記供給情報に含まれる供給先地域の電力供給状況と優先ルールとに基づいて供給先を決定するとともに、前記保管管理情報に含まれる保管期間の少ない順に前記蓄電素子の供給順序を決定することを特徴とする管理装置。
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