JP2013025396A - 路面状況報知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両が走行する路面の一部を構成し路面から離脱可能なマンホールのフタ等の路面構成物の存在を検出する路面構成物検出手段23と、車両の乗員に報知情報を出力する報知手段31,32と、報知手段31,32を制御する制御手段1と、をそなえ、制御手段1は、マンホールのフタ等路面構成物の配置箇所が検出された場合には、報知手段31,32を作動させ路面に路面構成物が存在する旨を報知する。
【選択図】図1
Description
例えば、道路上にはマンホールを塞ぐフタが設けられているが、大雨によりマンホール内から水が逆流し、マンホールのフタが流出することもある。
特許文献1には、道路上のマンホールのフタに関する技術が記載されている。ただし、この技術は、電波や光波等の電磁波を自車両の前方へ向けて放出し、その反射波を検出することによって前方物体の位置及び形状を検出して、この検出結果から特定の前方物体を制御対象物としてこれに基づいて車両の走行を制御するものにおいて、マンホールのフタを制御対象物から除外するものである。
なお、マンホールのフタの流出が目視により確認できないのは、道路の冠水時だけでなく、夜間走行時もあてはまる。また、目視により確認できる場合であっても、事前にマンホールのフタの流出を運転者が認識できれば、より適切な走行を実施することができる。
前記路面が冠水していることを判定する冠水判定手段をそなえ、前記制御手段は、前記冠水判定手段により前記路面が冠水していることが判定された場合には、前記離脱情報取得手段により前記路面構成物の離脱情報が取得されていなくても、前記報知手段を作動させ前記路面構成物が離脱するおそれがある旨を報知することが好ましい。
前記路面構成物は、マンホールのフタであることが好ましい。
また、検出された路面構成物が路面から離脱している旨の情報が取得された場合には、路面構成物が離脱している旨を報知することにより、運転者は、路面を十分に注意しながら運転を行うことができる。
また、路面の冠水は、車両の走行速度と車両のパワープラントの出力とから得られる速度出力特性に基づいて判定することができ、外部からの路面の冠水情報に頼ることなく、路面の冠水を把握することができる。
図1〜図3は本発明の一実施形態にかかる道路の路面状況報知装置を説明する図であり、これらの図に基づいて説明する。
〔装置構成〕
本実施形態にかかる路面状況報知装置は、自動車(以下、車両ともいう)に装備される。また、本実施形態では、車両が走行する路面の一部を構成し、この路面から離脱可能な路面構成物として、マンホールのフタを代表的な例に挙げて説明する。路面構成物としては、このほか、道路を横切る水路のフタや、道路の路側を構成する水路のフタなどもある。
車速センサ21は、ここでは、車輪の回転速度(車輪速)を検出する車輪速センサ(車輪速検出手段)が適用され、車輪速にタイヤ径を乗算したものを車速Vとしているが、例えばクランク角センサに基づくエンジン回転速度と変速機の変速段情報とから車速Vを演算してもよい。
そして、ECU1には、走行する路面が冠水しているか否かを判定する冠水判定部(冠水判定手段)11と、走行する路面の前方又は直近にマンホール(路面構成物の配置箇所)が存在すると、表示装置31及び発音装置32を制御してその旨の警報(報知)を行うことを判定するマンホール警報判定部(マンホール警報判定手段)12と、マンホールのフタの流出情報を取得すると、表示装置31及び発音装置32を制御してその旨の警報(報知)を行うことを判定するマンホールフタ警報判定部(マンホールフタ警報判定手段)13と、をそなえている。
つまり、図2に示すように、一般に、車速Vの増加と共に、エンジントルクTも増加する特性がある。路面が乾いていると(ドライ路面)路面との滑りによる走行ロスが少ないので、特性線L1で示すように、車速Vに対するエンジントルクTは比較的小さいが、路面が濡れていると(ウェット路面)路面との滑りによる走行ロスが増えるので、特性線L2で示すように、車速Vに対するエンジントルクTはドライ路面よりも増大する。そして、道路が冠水していると(冠水路面)、冠水した水による走行抵抗が大きく増大するので、車速Vに対するエンジントルクTはウェット路面と比べても大幅に増大する。
ただし、エンジントルクTは加減速や道路勾配によっても変化するので、この判定は、車速Vの変化が小さい状態(定常速度走行時)且つ道路勾配のない(又は道路勾配基準以下である)場合に限定して行う。
本発明の一実施形態にかかる路面状況報知装置、上述のように構成されているので、マンホール警報判定部12及びマンホールフタ警報判定部13によって、例えば、図3のフローチャートに示すように制御が行われる。なお、図3のフローチャートは、車両のキースイッチ等のメインスイッチがオン状態にされると、メインスイッチがオフ状態にされるまで、予め設定された制御周期で、繰り返し実施される。
ここで、マンホールのフタが流出(離脱)していれば、ステップS50に進み、前方の路面のマンホールが流出している旨を表示装置31に文字情報によって表示すると共に発音装置32に音声情報によって報知する最も重い警報(警報1)を実施する。
ここで、路面が冠水していれば、ステップS60に進み、「前方の路面のマンホールのフタが流出しているおそれがある」旨を表示装置31に文字情報によって表示すると共に発音装置32に音声情報によって報知するやや強い警報(警報2)を実施する。
したがって、本装置によれば、路面から離脱可能なフタのあるマンホールの存在が検出されると、路面にマンホール(マンホールのフタの配置箇所)がある旨を報知するので、運転者は、マンホールのフタの離脱の可能性を考慮しながら注意して運転を行うことができる。
さらに、路面が冠水していることが判定された場合には、マンホールのフタの離脱情報が取得されていなくても、マンホールのフタが流出しているおそれがある旨を報知することにより、運転者は、路面構成物の離脱の可能性をより考慮しながら注意して運転を行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でかかる実施形態を適宜変更して或いは適宜利用して実施することができる。
上記の実施形態では、マンホールがあるか否か、及び、マンホールのフタが流出しているか否か、走行路面が冠水しているか否かの3つの判定のもとに3段階の報知(警報)を選択して発信しているが、単に、マンホールがある(離脱可能な路面構成物がある)旨の情報(警報3)や、走行路面が冠水していて且つ単にマンホールがある(離脱可能な路面構成物がある)場合のやや強い情報(警報2)や、マンホールのフタ(離脱可能な路面構成物)が流出している場合の強い情報(警報1)を単独で、或いは、一部を組み合わせて用いてもよい。
11 冠水判定部(冠水判定手段)
12 マンホール警報判定部(マンホール警報判定手段)
13 マンホールフタ警報判定部(マンホールフタ警報判定手段)
21 車速センサ(車速検出手段)
22 エンジンECU(出力検出手段)
23 自動車用ナビゲーションシステム(マンホール検出手段、路面構成物検出手段)
24 路車間通信システム(離脱情報取得手段)
31 表示装置(報知手段)
32 発音装置(報知手段)
Claims (5)
- 車両が走行する路面の一部を構成し該路面から離脱可能な路面構成物の存在を検出する路面構成物検出手段と、
前記車両の乗員に報知情報を出力する報知手段と、
前記報知手段を制御する制御手段と、をそなえ、
前記制御手段は、前記路面構成物検出手段により前記路面構成物が検出された場合には、前記報知手段を作動させ前記路面に前記路面構成物の配置箇所がある旨を報知する
ことを特徴とする、路面状況報知装置。 - 前記路面構成物検出手段により検出された前記路面構成物が前記路面から離脱している旨の情報を取得する離脱情報取得手段をそなえ、
前記制御手段は、前記離脱情報取得手段により前記路面構成物の離脱情報が取得された場合には、前記報知手段を作動させ前記路面構成物が離脱している旨を報知する
ことを特徴とする、請求項1記載の路面状況報知装置。 - 前記路面が冠水していることを判定する冠水判定手段をそなえ、
前記制御手段は、前記冠水判定手段により前記路面が冠水していることが判定された場合には、前記離脱情報取得手段により前記路面構成物の離脱情報が取得されていなくても、前記報知手段を作動させ前記路面構成物が離脱するおそれがある旨を報知する
ことを特徴とする、請求項2記載の路面状況報知装置。 - 前記冠水判定手段は、前記車両の走行速度と、前記車両のパワープラントの出力とから得られる速度出力特性に基づいて前記路面が冠水していることを判定する
ことを特徴とする、請求項3記載の路面状況報知装置。 - 前記路面構成物は、マンホールのフタである
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の路面状況報知装置。
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