JP2013024501A - グリル付ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】グリル部での動作制御中にコンロ部の点火操作が行われた場合でもコンロ部の点火操作の操作性がよく、コンロ部の点火操作を調理容器無しの状態で行った場合にコンロバーナからの生ガス放出が防止されるグリル付ガスコンロを提供する。
【解決手段】手動開閉弁を備えた器具栓をガス通路に設置するグリル付ガスコンロにおいて、制御部は、コンロ部において手動で器具栓の手動開閉弁を開弁させる点火操作が行われるときに調理容器検知器の検知信号により調理容器有無の判定を行い、調理容器有りの場合は閉弁手段を開弁させてコンロバーナへガス供給を行って点火させ、調理容器無しの場合は閉弁手段によりコンロバーナへのガス供給を止めて点火させない点火動作制御を行い、グリル部での火力調節又は点火のための動作制御中にコンロ部の点火操作が行われるとグリル部での動作制御を中断して上記コンロ部の点火動作制御を優先して行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、グリル部とコンロ部とを備え、ガスバーナの点火操作時に手動で開閉される手動開閉弁を備えた器具栓を設置するグリル付ガスコンロに関する。
従来、手動開閉式の器具栓を設置するガスコンロにおいて、点火操作の際に鍋などの調理容器がガスバーナ上に配置されていない調理容器無しの状態ではガスバーナに火をつけないように制御する調理容器検知機能を備えたものがある(特許文献1)。このガスコンロは、器具栓のメカ構造上、点火操作時に手動によって器具栓が開成されてガスバーナへガス供給されるため、器具栓とガスバーナとの間のガス通路等にガス遮断弁(ラッチ式電磁弁)を設け、点火操作の際にガスバーナ上に調理容器無しが検知されると、ガス供給を遮断してガスバーナを点火させないようにガス遮断弁を閉弁制御している。
特開2010−139189号公報
ところで、手動開閉式の器具栓を設置し且つグリル部を備えたグリル付ガスコンロにおいても上記調理容器検知機能を設けて機能の充実化を図ることが望まれる。グリル付ガスコンロでは、グリル燃焼中の火力調節操作又はグリル部の点火操作と、コンロ部の点火操作とがほぼ同時期に行われる場合も起こり得る。この場合、グリルバーナ側の電磁弁(ガス量調整弁)の開閉制御とコンロバーナ側の電磁弁(ガス遮断弁、ガス量調整弁)の開閉制御とを順番に行って電源や電源回路等に大きな負荷をかけないようにするのが好ましい。特に電池を電源とする場合は、電池寿命を長くするとともに電力低下に伴って制御部の動作が不安定にならないようにするには、グリルバーナとコンロバーナの各々の電磁弁の弁駆動出力が重ならないようにするのが好ましい。
しかし、グリル部の火力調節や点火の動作制御中にコンロ部の点火操作が行われた場合は、グリル部での動作制御終了後にコンロバーナの点火動作を開始することとなる。そのため、コンロ部の点火操作開始から少し遅れてコンロバーナが点火される。コンロ部でのコンロバーナの点火の有無は、使用者が目視で容易に確認できるため、コンロバーナの点火がその点火操作時点より遅れると、点火操作を行った使用者はコンロバーナの点火動作に違和感を感じ、また、コンロ部が動作不良を起こしていると誤認するおそれがあった。
また、グリル部の火力調節又は点火の動作制御中にコンロ部の点火操作を調理容器無しの状態で行ったときは、グリル部での動作制御終了後に調理容器検知機能が働いてコンロバーナのガス遮断弁の閉弁動作が開始されるため、このガス遮断弁の閉弁に遅れが生じる。そのため、コンロバーナのガス遮断弁が実際に閉弁するまでの間に手動により器具栓が開成されてコンロバーナから生ガスが少し放出されてしまい、使用者にガス臭い等の不快感を与えるおそれがあった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、グリル部での動作制御中にコンロ部の点火操作が行われた場合であっても、コンロ部の点火操作の操作性がよく、また、コンロ部の点火操作を調理容器無しの状態で行った場合にコンロバーナからの生ガスの放出が確実に防止されるグリル付ガスコンロを提供することを課題とする。
本発明に係るグリル付ガスコンロは、
グリル部とコンロ部とを備え、ガスバーナの点火操作時に手動で開弁される手動開閉弁を備えた器具栓をガス通路に設置するグリル付ガスコンロにおいて、
グリル部に配設され、グリル庫内の被調理物を加熱するガスバーナとしてのグリルバーナと、
コンロ部に配設され、調理容器を加熱するガスバーナとしてのコンロバーナと、
コンロバーナ上における調理容器の有無を検知する調理容器検知器と、
ガス通路又は器具栓に設けられ、コンロバーナへのガス供給を止める閉弁手段と、
コンロ部及びグリル部の動作制御を行う制御部と、
上記制御部は、コンロ部において手動で器具栓の手動開閉弁を開弁させる点火操作が行われるときに調理容器検知器の検知信号により調理容器有無の判定を行い、調理容器有りの場合は閉弁手段を開弁させてコンロバーナへガス供給を行って点火させ、調理容器無しの場合は閉弁手段によりコンロバーナへのガス供給を止めて点火させない点火動作制御を行う構成を有し、グリル部での火力調節又は点火のための動作制御中にコンロ部の点火操作が行われると、グリル部での動作制御を中断して上記コンロ部の点火動作制御を優先して行う制御構成とする。
上記構成によれば、グリル部での動作制御中にコンロ部の点火操作を行っても、コンロ部の点火操作を単独で行ったときと同様に、コンロバーナ上に調理容器が有る状態では、コンロバーナの点火・燃焼がその点火操作時点から遅滞無く行われる。従って、使用者が目視で容易に確認できるコンロバーナの点火動作に対して使用者に違和感を感じさせたり点火動作不良を起こしていると誤認させる等のおそれがなく、コンロ点火操作の操作性がよいものとなる。
また、調理容器無しの状態では、コンロ部の点火操作開始によりコンロバーナへの閉弁手段が直ちに閉弁制御される。従って、グリル部での動作制御中に調理容器無しの状態でコンロ部の点火操作を行い手動で器具栓の手動開閉弁が開弁されても、閉弁手段によってコンロバーナからの生ガスの放出が確実に防止され、使用者にガス臭い等の不快感を与えることもない。
上記制御部は、グリル部の火力調節又は点火のための動作制御中にコンロ部の点火操作が行われると、中断指令を出力してグリル部での動作制御を中断させ、その後、コンロ部の点火動作制御において調理容器有りの場合は閉弁手段の開弁制御を行った後に、又は調理容器無しの場合は調理容器有無の判定を行った後に、再開指令を出力して中断していたグリル部の動作制御を再開させる制御構成とすることが望ましい。
これにより、グリル部の火力調節や点火のための操作とコンロ部の点火操作とがほぼ同時期に行われた場合でも、グリル部での動作制御とコンロ部の点火動作制御とを順番に行うことができる。従って、電源や電源回路等に大きな負荷をかけないようにすることができ、例えば、電池を電源とする場合は、電池寿命を長くするとともに電力低下に伴って制御部の動作が不安定にならないようにすることができる。
上記制御部は、グリル部の点火操作が行われた場合はグリルバーナに対する開閉弁の開弁制御を行う前に、燃焼中でないコンロバーナに対する上記閉弁手段を閉弁制御させる制御構成とすることが望ましい。
これによっても、グリル部での動作制御中に、コンロバーナ上に調理容器無しの状態でコンロ部の点火操作を行い手動で器具栓の手動開閉弁が開弁されても閉弁手段によってコンロバーナからの生ガスの放出が防止される。
以上のように、本発明に係るグリル付ガスコンロによれば、グリル部での動作制御中にコンロ部の点火操作が行われた場合であっても、コンロ部の点火操作の操作性がよく、また、コンロ部の点火操作を調理容器無しの状態で行った場合にコンロバーナからの生ガスの放出が確実に防止される。
実施形態によるグリル付ガスコンロの外観構成を示す正面図である。 調理容器検知器により調理容器有無を検知する際の動作を説明する模式図である。 実施形態によるグリル付ガスコンロのガス回路構成を示す模式図である。 コンロ部の器具栓及びガス遮断弁の構成を示す断面図である。 グリル部での動作制御を中断させてコンロ部の点火動作を優先して行うためのコンロ部の点火動作手順を示すフローチャートである。 グリル部の火力調節の動作制御中にコンロ部の点火操作が行われた場合のグリル部での動作手順を示すフローチャートである。 グリル部の点火の動作制御中にコンロ部の点火操作が行われた場合のグリル部での動作手順を示すフローチャートである。
以下に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、実施形態によるグリル付ガスコンロ1は、矩形箱状のコンロ本体10を有し、コンロ本体10の上面の天板には2口(複数)の第1・第2コンロ部13R,13Lが設けられ、コンロ本体10の中央部にはグリル部8が設けられている。第1・第2の各コンロ部13R,13Lには、天板にガスバーナ5としての第1・第2のコンロバーナ51(51R,51L)を臨ませ且つ五徳12を配置し、中央には先端の感熱部が鍋等の調理容器Aの底部に接触して調理容器底温度を検出する調理容器温度センサ14が設けられている。
調理容器温度センサ14は、図2に示すように、昇降自在に支持され、基端部には、この調理容器温度センサ14の昇降状態を検知するマイクロスイッチ等による調理容器検知器15が設けられている。この調理容器検知器15は、コンロバーナ51上の調理容器Aの有無を検知する。つまり、調理容器検知器15は、五徳12上に調理容器Aが無いときは調理容器温度センサ14が上昇位置にあってオフされ(図2(a)参照)、五徳12上に調理容器Aが有るときは調理容器温度センサ14が下降位置にあってオンされる(図2(b)参照)。従って、調理容器検知器15の検知信号(オン・オフ信号)よりコンロバーナ51上の調理容器Aの有無が検知される。なお、コンロバーナ51の外周囲には、コンロバーナ51の炎の有無を検知するための炎検知器16と、火花放電させてコンロバーナ51を点火させるための点火電極17とが配置されている。
グリル部8は、コンロ本体10内の中央に形成されて魚等の被調理物を収納するグリル庫81と、グリル庫81内の被調理物を加熱調理するグリルバーナ52(ガスバーナ5)としての上火バーナ52U及び下火バーナ52B(図3参照)と、コンロ本体10の前面部に取り付けられてグリル庫81内を開閉自在とするグリル扉82とを備えている。また、図示しないが、上火バーナ52Uと下火バーナ52Bのそれぞれには、上火・下火バーナ52U,52Bの炎の有無を検知するための炎検知器(16)と、火花放電させて上火・下火バーナ52U,52Bを点火させるための点火電極(17)とが配置されている。
コンロ本体10の前面部には、図1に示すものでは、グリル扉82の右側に、第1のコンロ部13Rにおける第1のコンロバーナ51Rを点消火操作するための点消火ボタン3R及び第1のコンロバーナ51Rの火力調節を行うための火力調節レバー4Rと、グリル部8の上火バーナ52U及び下火バーナ52Bを点消火操作するための点消火ボタン3C及び上火・下火バーナ52U,52Bの火力調節を行うための火力切替ボタン4Cとが設けられている。また、グリル扉82の左側には、第2のコンロ部13Lにおける第2のコンロバーナ51Lを点消火操作するための点消火ボタン3L及びこの第2のコンロバーナ51Lの火力調節を行うための火力調節レバー4Lと、グリル付ガスコンロ1の電源となる電池を収納する電池ボックス19とが設けられている。なお、グリル付ガスコンロ1の電源には、電池に代えて、商用電源を用いてもよい。
各コンロバーナ51R,51L及び上火・下火バーナ52U,52Bは、図3に示すように、ガスを供給するガス配管9から分岐するガス通路91がそれぞれ接続され、各ガス通路91の途中には、ガス通路91を手動で開閉する器具栓2(2R,2L,2C)が設けられている。各器具栓2R,2L,2Cには、点消火ボタン3R,3L,3Cが取り付けられている。第1・第2のコンロ部13R,13Lの器具栓2R,2Lには、火力調節レバー4R,4Lも接続されている。
器具栓2は、図4に示すように、点消火ボタン3による点火操作の際に手動で開成されるメカ式の器具栓2である。この器具栓2は、弁筐20内に導入口21から導出口22に連通されたガスの内部通路23が形成されており、内部通路23には、上流側から電磁安全弁25、元ガス弁24、ガス量調節のためのニードル弁26が収納されている。なお、グリル部8の器具栓2Cには、ニードル弁26は有しないものとする。
元ガス弁24は、ロッド27の所定位置に固定して取り付けられ、電磁安全弁25は、このロッド27の先端部に押圧可能に配置されている。ロッド27の基端部は、点消火ボタン3のスライダー部30に対向されている。元ガス弁24と電磁安全弁25とは、コイルバネ28,29によって閉弁側(点消火ボタン3の配置側)に付勢されている。従って、点消火ボタン3が押込み操作(点火操作)されていない始端位置にある状態では、元ガス弁24と電磁安全弁25とは弁座に当接された閉弁状態にあり、内部通路23が閉鎖されている。そして、点消火ボタン3が押込み操作(点火操作)されると、まず元ガス弁24がコイルバネ28の付勢力に抗して弁座から離反されて開弁され、続いて、電磁安全弁25がロッド27に押圧されコイルバネ29の付勢力に抗して弁座から離反されて開弁される。電磁安全弁25は、後端に吸着片251が取り付けられており、その奥側に配設する電磁石252に吸着片251が吸着されることで開弁保持される。これにより、器具栓2が開成状態に維持され、内部通路23にガスが流れる。なお、本実施形態では、元ガス弁24と電磁安全弁25とによりガスバーナ5の点火操作時に手動で開弁される手動開閉弁を構成し、元ガス弁24と電磁安全弁25の両方が開弁したときに器具栓2の手動開閉弁が開弁される。
ニードル弁26は、カム板261を介して火力調節レバー4と連結されている。従って、火力調節レバー4の操作によりカム板261を介してニードル弁26が進退動され、内部通路23を流通するガスの流量調節がなされ、コンロバーナ11の火力が調節される。
また、器具栓2の内部通路23は、通路幅が狭くなったオリフィス通路231と、オリフィス通路231を迂回するバイパス通路232とが設けられており、さらに、バイパス通路232を開閉するガス量調整弁6(6R,6L,6U,6B)が設けられている。なお、グリル部8の器具栓2Cは、上火バーナ52Uと下火バーナ52Bとのそれぞれに対応して、オリフィス通路231、バイパス通路232及びガス量調整弁6U,6Bが設けられている(図3参照)。ガス量調整弁6は、コンロ部13、グリル部8ともに自動調理に際して開閉制御されてガスバーナ5の火力調節が行われる。
また、コンロ部13においてガス量調整弁6(6R,6L)は、コンロバーナ51(51R,51L)の燃焼中に調理容器Aがコンロバーナ51上から退けられて調理容器検知器15により調理容器無しが検知されると閉弁される。すると、器具栓2(2R,2L)においてガスは内部通路23のオリフィス通路231のみに流通され、コンロバーナ51へ供給される全ガス供給量が少量に絞られ、その結果、火力調節レバー4(4R,4L)の火力設定にかかわらずコンロバーナ51の火力が小火状態になる。これにより、コンロバーナ51の燃焼中において調理容器無しの状態での大火状態の直火による危険事象を回避でき、安全性が向上される。そして、調理容器検知器15により調理容器有りが検知されると、ガス量調整弁6が開弁されて火力調節レバー4での設定火力に復帰する。従って、コンロバーナ燃焼中の鍋振り等で一時的に調理容器Aを持ち上げた場合には小火になるだけで消火されないため、消火により再点火させる煩わしさ等がなく調理使用時の使い勝手がよい。
また、グリル部8においてガス量調整弁6は、火力切替ボタン4Cの操作により開閉制御されるように構成されている。すなわち、火力切替ボタン4Cの操作により小火力要求がなされると、ガス量調整弁6(6U,6B)が閉弁制御されて、グリルバーナ52(52U,52B)へ供給される全ガス供給量が器具栓のオリフィス通路231のみから流通される少量に絞られ、その結果、グリルバーナ52が小火力の火力状態となる。一方、火力切替ボタン4Cの操作により大火力要求がなされると、ガス量調整弁6が開弁制御されて、グリルバーナ52へ供給される全ガス供給量が器具栓のバイパス通路232及びオリフィス通路231から流通されるガス供給量に設定され、その結果、グリルバーナ52が大火力の火力状態となる。
このようにして、グリルバーナ52である上火バーナ52U及び下火バーナ52Bは、ともに大火力と小火力の2段階に火力調節される。従って、グリル部8では、火力切替ボタン4Cにより、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bともに大火力の火力状態と、上火バーナ52Uが小火力で下火バーナ52Bが大火力の火力状態と、上火バーナ52Uが大火力で下火バーナ52Bが小火力の火力状態と、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bともに小火力の火力状態との四つの火力状態に切り替え可能に構成されている。
点消火ボタン3には、ハート形のカム溝31とこれに係合する係合子32とからなるハートカム式のプッシュプッシュ機構が設けられ、点消火ボタン3を終端位置まで押込んだ後に押圧を解くと、点消火ボタン3が始端位置の手前の保持位置に係止される。点消火ボタン3の保持位置では、元ガス弁24は開弁保持され、一方、電磁安全弁25はロッド27による押圧が解かれるが、吸着片251がコイルバネ29に抗して電磁石252に吸着保持されて開弁保持される。
また、点消火ボタン3には、カム33と、このカム33によってオンオフされるマイクロスイッチ11とが配設されている。マイクロスイッチ11は、点消火ボタン3の始端位置から終端位置までの操作位置を2段階で検出する位置検出手段を構成する。このマイクロスイッチ11は、内部に独立した2つの接点を有する2接点式のものであり、カム33の表面に当接する可動片11aを備え、点消火ボタン3が押込まれ可動片11aが中間位置まで押込まれると1つ目の接点がオンし、点消火ボタン3がさらに押込まれ可動片11aがさらに押込まれると2つ目の接点がオンする。1つ目の接点がオンする1段目の操作位置は、元ガス弁24の開弁前後付近の位置に設定され、2つ目の接点がオンする2段目の操作位置は、電磁安全弁25の開弁前後付近の位置に設定される。そして、マイクロスイッチ11により、1段目の操作位置を検出すると電源が入り且つ電磁安全弁25の電磁石252へ励磁電流が印加され、2段目の操作位置を検出するとイグナイタ(図示せず)に高電圧が印加され点火電極17より火花放電がなされる。なお、上記マイクロスイッチ11は、2接点式のものとするが、単接点の2個のマイクロスイッチ11を用いて点消火ボタン3の操作位置を2段階で検出するようにしてもよい。
また、各コンロ部13R,13Lでは、器具栓2R,2Lとコンロバーナ51R,51Lとの間における器具栓2R,2Lの下流位置には、ガス遮断弁7(7R,7L)が設けられている。このガス遮断弁7は、点火操作時に調理容器無しの場合にガス通路91を遮断する閉弁手段を構成する。ガス遮断弁7は、ラッチ式電磁弁(自己保持型電磁弁)により構成されている。ラッチ式電磁弁は、弁体73にプランジャ71が取付けられ、このプランジャ71の周囲に電磁コイル75を配置し、電磁コイル75に励磁電流を通電してプランジャ71を移動させることで弁体73を開閉動作させる。そして、弁体73の閉弁状態では、弁口72を塞ぐように弁体73をバネ76により付勢して閉弁保持し、弁体73の開弁状態では、永久磁石74によりプランジャ71を吸着して弁口72を開けるように弁体73を開弁保持させる。従って、ラッチ式電磁弁は、開弁状態及び閉弁状態の保持電力を必要としないから、電源電力の消費を抑制することができる。従って、電池電源とする場合は電池寿命等の性能の早期劣化を防止することができる。
なお、コンロ部13及びグリル部8の各器具栓2に設けるガス量調整弁6もラッチ式電磁弁で構成され、ガス遮断弁7と同様に、プランジャ61、弁口62、弁体63、永久磁石64、電磁コイル65、バネ66等により構成されている。
また、グリル付ガスコンロ1は、コンロ部13及びグリル部8の動作制御を行う制御部(図示せず)を備えている。制御部は、電源や電源回路等に大きな負荷をかけないようにするため、第1・第2のコンロバーナ51R,51L及び上火・下火バーナ52U,52Bにおける各々のガス遮断弁7(7R,7L)やガス量調整弁6(6R,6L,6U,6B)への弁駆動出力を順番に行うように制御する。そして、制御部は、グリル部8での動作制御中にコンロ部13の点火操作が行われると、実行中のグリル部8での動作制御を中断して、コンロ部13の点火動作を優先して行うように制御する。その詳細は、以下で述べる。
次に、上記構成のグリル付ガスコンロ1の動作として、グリル部8の動作制御中にコンロ部13の点火操作を行った場合のコンロ部13の動作を説明する。なお、以下に述べる動作は、上記制御部によって実行される。図5のフローチャートは、グリル部8の火力調整又は点火の動作制御中に第1のコンロ部13Rの点火操作を行った場合、グリル部8での動作制御を中断させてコンロ部13Rの点火動作を優先して行う動作手順を示している。なお、第2のコンロ部13Lの点火操作を行ったときの点火動作の流れは、この図5のフローチャートに準ずるものとする。
図5のフローチャートを参照して、グリル部8での動作制御中に、第1のコンロ部13Rの点火操作を開始するため点消火ボタン3Rが押し込まれて元ガス弁24が開弁され(S1)、マイクロスイッチ11より1段目の器具栓操作位置が検出されると(S2)、電磁安全弁25への励磁電流を印加する(S3)。また、このとき、グリル部8での動作制御を中断させるための中断指令を出力する(S25)。この中断指令出力によりグリル部8の動作制御が直ちに中断され、以下のコンロ部13Rの点火動作が優先して行われる。
そして、第1のコンロバーナ51Rのガス遮断弁7への閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力して第1のコンロバーナ51Rのガス遮断弁7を閉弁状態に保持させる(S4〜S6)。これにより、手動で器具栓2Rが開成、すなわち手動で元ガス弁24と電磁安全弁25とが開弁されても、第1のコンロバーナ51Rへのガス供給が止められる。次いで、第2のコンロバーナ51Lが燃焼中でない場合(S7で「No」)は第2のコンロバーナ51Lのガス遮断弁7への閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力して第2のコンロバーナ51Lのガス遮断弁7を閉弁状態に保持させる(S8〜S10)。なお、第2のコンロバーナ51Lが燃焼中の場合(S7で「Yes」)は、そのガス遮断弁7への閉弁制御(ステップS8〜S10)は行わず、次の動作を進める。
次に、調理容器検知器15の検知信号により第1のコンロバーナ51R上の調理容器Aの有無を判定する(S11)。調理容器有りが検知されている場合(S11で「Yes」)は、第1のコンロバーナ51Rのガス量調整弁6Rとガス遮断弁7Rとに対して順次に開弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力して(S12〜S17)、ガス量調整弁6R及びガス遮断弁7Rを開弁させて第1のコンロバーナ51Rへのガス供給を可能とする。
そして、点消火ボタン3Rの押し込みで電磁安全弁25が開弁され(S18)、マイクロスイッチ11より2段目の器具栓操作位置が検出されると(S19)、イグナイタへの電圧印加を開始して(S20)、第1のコンロバーナ51Rの点火電極17より火花放電させて第1のコンロバーナ51Rを点火させる。この段階までコンロ部13Rの点火動作が進むと、中断させたグリル部8の動作制御を再開させるための再開指令を出力する(S26)。この再開指令出力により待機中のグリル部8での動作制御が再開される。
そして、第1のコンロバーナ51Rの炎を検知する炎検知器16の検知電圧が所定時間継続して着火レベル以上になると(S21)、イグナイタへの電圧印加を停止する(S22)。これにより、第1のコンロバーナ51Rが燃焼開始される。
一方、ステップS11で調理容器無しが検出されている場合(S11で「No」)は、器具栓2Rに備える電磁安全弁25への電流印加を停止する(S23)。これにより、点消火ボタン3Rの押し込みが解かれると器具栓2Rの電磁安全弁25が閉弁される。また、この場合は、上記の第1のコンロバーナ51Rのガス量調整弁6R及びガス遮断弁7Rの開弁制御(ステップS12〜S17)を行わず、調理容器Aの有無の判定前にガス遮断弁7Rを閉弁させた閉弁状態(ステップS4〜S6)に保持させる。従って、調理容器無しの状態で点火操作を行った場合は、ガス遮断弁7Rの閉弁保持により第1のコンロバーナ51Rへのガス供給が止められるので、第1のコンロバーナ51Rに火がつくことはなく、また、この第1のコンロバーナ51Rから生ガスが放出されることもない。また、この場合、調理容器無しの旨をブザーや表示器等の報知手段(図示せず)により報知する(S24)。これにより、点消火ボタン3Rを操作したにもかかわらず第1のコンロバーナ51Rが点火されないことで使用者がグリル付ガスコンロ1の故障であると誤認することが防止され、また、調理容器Aを第1のコンロバーナ51R上に配置させて点火操作する必要があることを使用者に促すことができる。
さらに、この調理容器無しの状態でコンロ部13Rの点火操作を行った場合は、この段階で、中断させたグリル部8での動作制御を再開させるための再開指令を出力し(S27)、待機中のグリル部8での動作制御を再開させる。
以上のように、本実施形態のグリル付ガスコンロ1によれば、グリル部8の火力調節や点火のための操作とコンロ部13の点火操作とがほぼ同時期に行われたときにグリル部8の火力調節等の操作によるグリルバーナ52等に対する弁駆動制御とコンロ部13の点火操作によるコンロバーナ51への弁駆動制御とを順番に行う場合に、グリル部8での動作制御中にコンロ部13の点火操作が行われると、グリル部8での動作制御を中断してコンロ部13の点火動作を優先して行う。これにより、グリル部8での動作制御中にコンロ部13の点火操作を行っても、コンロ部13の点火操作を単独で行ったときと同様に、コンロバーナ51上に調理容器が有る状態では、コンロバーナ51の点火・燃焼がその点火操作時点から遅滞無く行われる。従って、使用者が目視で容易に確認できるコンロバーナ51の点火動作に対して使用者に違和感を感じさせたり点火動作不良を起こしていると誤認させる等のおそれがなく、コンロ点火操作の操作性がよいものとなる。
また、グリル部8での動作制御中にコンロ部13の点火操作が行われたときはグリル部8の動作制御を中断してコンロ部13の点火動作を優先させるので、グリル部8での動作制御中に調理容器無しの状態でコンロ部13の点火操作が行われても、コンロ部13の点火操作を単独で行ったときと同様に、調理容器無しの状態では、コンロ部13の点火操作開始によりコンロバーナ51へのガス遮断弁7(7R,7L)が直ちに閉弁保持される。従って、グリル部8での動作制御中に調理容器無しの状態でコンロ部13の点火操作を行い手動で器具栓2(2R,2L)の元ガス弁24及び電磁安全弁25が開弁されても、ガス遮断弁7の閉弁によってコンロバーナ51からの生ガスの放出が確実に防止され、使用者にガス臭い等の不快感を与えることもない。
次に、グリル部8の動作制御中にコンロ部13の点火操作が行われた場合のグリル部8の動作について説明する。まず、グリル部8の火力調節の動作制御中にコンロ部13の点火操作が行われた場合のグリル部8の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。
図6(a)のフローチャートを参照して、例えば、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bがともに大火力状態でグリル燃焼中のときに、火力切替ボタン4Cの操作により上火バーナ52Uを小火力状態にするための小火力要求(S31)がなされると、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uに対する閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力する(S32〜S34)。これにより、上火バーナ52Uへのガス量調整弁6Uが閉弁され、上火バーナ52Uの火力が大火力から小火力の火力状態に切り替わる(S35)。
ここで、上記したグリル部8の火力調節の動作制御中の間は、コンロ部13の点火操作が行われたか否か監視され(S33)、コンロ部13の点火操作が開始された場合はグリル部8の動作制御が中断される。すなわち、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの閉弁信号出力中に、コンロ部13の点火操作開始による中断指令が出力されると(S36で「Yes」)、このガス量調整弁6Uへの閉弁信号出力を直ちに停止して(S37)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させる。これにより、グリル部8の火力調節動作は待機中となり、コンロ部13の点火動作が優先的に進められる。
そして、コンロ部13の所定の点火動作が終了した後に再開指令が出力されると(S38で「Yes」)、中断していたグリル部8の動作制御のステップ(S32〜S34)が再開され、再び上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの閉弁信号を最初から所定時間出力して上火バーナ52Uへのガス量調整弁6Uを閉弁させて、上火バーナ52Uの火力が大火力から小火力の火力状態に切り替えられる(S35)。
また、図6(b)のフローチャートを参照して、例えば、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bが大火力状態でグリル燃焼中のときに、火力切替ボタン4Cの操作により上火バーナ52Uと下火バーナ52Bの両方を小火力状態にするための小火力要求(S41)がなされると、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力し(S42〜S44)、次いで下火バーナ52Bのガス量調整弁6への閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力する(S46〜S48)。なお、この場合、下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bに対する閉弁信号出力(S46〜S48)を先に行い、次いで上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uに対する閉弁信号出力(S42〜S44)を行ってもよい。これにより、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの各々へのガス量調整弁6U,6Bが閉弁され、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの火力がともに大火力から小火力の火力状態に切り替わる(S45,S49)。
ここで、上記した上火バーナ52Uと下火バーナ52Bとのそれぞれの火力調節の動作制御中の間は、コンロ部13の点火操作が行われたか否か監視され(S43,S47)、コンロ部13の点火操作が開始された場合は上記のグリル部8の動作制御が中断される。すなわち、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの閉弁信号出力中に、コンロ部13の点火操作開始による中断指令が出力された場合(S50で「Yes」)は、この上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの閉弁信号出力を直ちに停止して(S51)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させ、また、上火バーナ52Uの火力調節後の下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bへの閉弁信号出力中に、上記中断指令が出力された場合(S53で「Yes」)は、この下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bへの閉弁信号出力を直ちに停止して(S54)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させる。これにより、グリル部8の火力調節動作は中断したところの動作で待機中となり、コンロ部の13点火動作が優先的に進められる。
そして、コンロ部13の所定の点火動作が終了した後の再開指令が出力されると(S52、S55)、中断していたところのグリル部8の動作制御のステップから再開される。すなわち、上火バーナ52Uの火力調節動作が中断されていた場合は再開指令出力(S52で「Yes」)により上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの閉弁信号を最初から所定時間出力し(S42〜S44)、また、下火バーナ52Bの火力調節動作が中断されていた場合は再開指令出力(S55で「Yes」)により下火バーナ52Bのガス量調整弁6への閉弁信号を最初から所定時間出力して(S46〜S48)、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの各々へのガス量調整弁6U,6Bを閉弁させて、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの火力がともに大火力から小火力の火力状態に切り替えられる(S45,S49)。
なお、コンロ部13の点火操作が行われた場合における上記以外のグリル部8の火力調節の動作制御は、上記動作に準じて行われる。
ここで、コンロ部13を消火操作(点消火ボタン3を押し込んだ後に解放し元の始端位置に戻す。)すると、器具栓3の電磁安全弁25及び元ガス弁24が閉弁されるが、コンロバーナ51のガス遮断弁7及びガス量調整弁6は燃焼時の状態、すなわち開弁状態になっている。従って、コンロ部13とグリル部8とがともに燃焼中のときにコンロ部13だけを消火し、その後にグリル部8の火力調節操作を行った直後に消火したコンロ部13が点火操作されることが考えられる。この条件下において、グリル部8での火力調節の動作制御中にコンロ部13の点火操作を行ったときにグリル部8の動作制御終了後にコンロバーナ51の点火動作を開始するとすれば、コンロバーナ51上に調理容器Aが無い状態でコンロ部13の点火操作を行った場合はコンロバーナ51のガス遮断弁7への閉弁制御に遅れが生じ、ガス遮断弁7が閉弁保持されるまでに、手動により器具栓2の元ガス弁24及び電磁安全弁25が開弁されてコンロバーナ51から生ガスが放出されるおそれがあった。
これに対して、本実施形態によれば、上記条件下において、グリル部8での火力調節の動作制御中にコンロバーナ51上に調理容器無しの状態でコンロ部13の点火操作が行われても、グリル部8の動作制御を中断してコンロ部13の点火動作を優先して行うので、コンロバーナ51のガス遮断弁7が直ちに閉弁保持されるから、コンロバーナ51からの生ガスの放出が確実に防止される。また、コンロバーナ51上に調理容器有りの状態では、コンロ部13の点火操作を単独で行ったときと同様に、コンロバーナ51の点火・燃焼がその点火操作時点から遅滞無く行われるので、使用者に何らの違和感を感じさせることもない。
次に、グリル部8の点火の動作制御中にコンロ部13の点火操作が行われた場合のグリル部8での動作を図7のフローチャートを参照して説明する。図7のフローチャートを参照して、グリル部8の点火操作を開始するため点消火ボタン3Cを押し込むと器具栓2Cの元ガス弁24が開弁され(S61)、マイクロスイッチ11より1段目の器具栓操作位置が検出されると(S62)、電源から制御部へ給電されて制御電源を保持し(S63)、器具栓2Cの電磁安全弁25への励磁電流を印加する(S64)。
そして先ずは、第1・第2のコンロ部13R,13Lの各コンロバーナ51R,51Lのガス遮断弁7R,7Lに対する閉弁制御が順次に行われる。すなわち、第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7Rへの閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力し(S66〜S68)、次いで、第2コンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lへの閉弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力する(S70〜S72)。なお、第2コンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lに対する閉弁信号出力(S70〜S72)を先に行い、次いで第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7に対する閉弁信号出力(S66〜S68)を行ってもよい。これにより、第1・第2のコンロバーナ51R,51Lのガス遮断弁7R,7Lがともに閉弁状態となる。なお、燃焼中のコンロバーナ51R,51Lに対しては上記閉弁制御の動作は行われない(S65で「Yes」、S69で「Yes」)。
次に、グリル部8の上火バーナ52Uと下火バーナ52Bとの各々のガス量調整弁6U,6Bに対する開弁制御が順次に行われる。すなわち、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uに対する開弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力し(S73〜S75)、次いで、下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bに対する開弁信号を所定時間(例えば、110ms)出力する(S76〜S78)。なお、下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bに対する開弁信号出力(S76〜S78)を先に行い、次いで上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uに対する開弁信号出力(S73〜S75)を行ってもよい。これにより、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの各々へのガス量調整弁6U,6Bが開弁され、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bには大火力相当のガス量供給が可能となる。
そして、点消火ボタン3Cの押し込みで電磁安全弁25が手動で開弁され(S79)、マイクロスイッチ11より2段目の器具栓操作位置が検出されると(S80)、イグナイタへ電圧を印加し(S81)、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの各々の点火電極17より火花放電させて上火バーナ52U及び下火バーナ52Bを点火させる。上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの各々において炎を検知する炎検知器16の検知電圧が所定時間継続して着火レベル以上になると(S82)、イグナイタへの電圧印加を停止する(S83)。これにより、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bが大火力で燃焼開始される。
そして、上述したグリル部8の点火の動作制御中の間は、コンロ部13の点火操作が行われたか否か監視され(S67,S71,S74,S77)、コンロ部13の点火操作が開始された場合はグリル部8の動作制御が中断される。すなわち、第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7Rへの閉弁信号出力中に、コンロ部13の点火操作開始による中断指令が出力された場合(S84で「Yes」)は、この第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7Rへの閉弁信号出力を直ちに停止して(S85)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させ、また、第2コンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lへの閉弁信号出力中に、コンロ部13の点火操作開始による中断指令が出力された場合(S87で「Yes」)は、この第2コンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lへの閉弁信号出力を直ちに停止して(S88)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させる。
そして、コンロ部13の所定の点火動作が終了した後の再開指令が出力されると、中断されたところのグリル部8の動作制御のステップから再開される。すなわち、第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7Rへ閉弁制御が中断されていた場合は再開指令出力により(S86で「Yes」)、第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7Rへの閉弁信号を最初から所定時間出力し(S65〜S68)、また、第2コンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lへの閉弁制御が中断されていた場合は再開指令出力により(S89で「Yes」)、第2コンロバーナ51Lのガス遮断弁7への閉弁信号を最初から所定時間出力して(S69〜S72)、点火操作されなかったコンロ部13R,13Lのコンロバーナ51,51Lのガス遮断弁7R,7Lが閉弁状態にされる。
また、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの開弁信号出力中に、コンロ部13の点火操作開始による中断指令が出力された場合(S90で「Yes」)は、この上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの開弁信号出力を直ちに停止して(S91)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させ、また、下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bへの開弁信号出力中に、コンロ部13の点火操作開始による中断指令が出力された場合(S93で「Yes」)は、この下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bへの開弁信号出力を直ちに停止して(S94)、現時点のグリル部8の動作制御を中断させてコンロ部13の点火動作を優先して行う。
そして、コンロ部13の所定の点火動作が終了した後の再開指令が出力されると、中断されたところのグリル部8の動作制御のステップから再開される。すなわち、上火バーナ52Uのガス量調整弁6へ開弁制御が中断されていた場合は再開指令出力により(S92で「yes」)、上火バーナ52Uのガス量調整弁6Uへの開弁信号を最初から所定時間出力し(S73〜S75)、また、下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bへの開弁制御が中断されていた場合は再開指令出力により(S95で「Yes」)、下火バーナ52Bのガス量調整弁6Bへの開弁信号を最初から所定時間出力して(S76〜S78)、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bの各々へのガス量調整弁6U,6Bを開弁させて、上火バーナ52U及び下火バーナ52Bへ大火力相当のガス量供給を可能にする。
このように、本実施形態のグリル付ガスコンロ1によれば、グリル部8の点火操作を開始したとき、先ずは燃焼してないコンロバーナ51のガス遮断弁7を閉弁させるので、その後の上火・下火バーナ52U,52Bのガス量調整弁6U,6Bに対する開弁制御の実行中に、コンロバーナ51上に調理容器無しの状態でコンロ部13の点火操作を行い手動で器具栓2が開成されてもガス遮断弁7の閉弁によってコンロバーナ51からの生ガスの放出が防止される。
一方、上記したグリル部8の点火操作開始によるコンロバーナ51R,51Lのガス遮断弁7R,7Lの閉弁制御は、第1・第2のコンロバーナ51R,51Lの各ガス遮断弁7R,7Lに対して順番に実行されるため、例えば、第1コンロバーナ51Rのガス遮断弁7Rに対する閉弁制御の実行中に、第2コンロ部13Lの点火操作が行われることも考えられる。この条件下において、グリル部8の動作制御終了後に第2コンロ部13Lの点火動作制御を開始するとすれば、第2のコンロバーナ51L上に調理容器Aが無い状態で第2のコンロ部13Lの点火操作を行った場合は第2のコンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lへの閉弁制御に遅れが生じ、ガス遮断弁7Lが閉弁保持されるまでに、手動により器具栓2Lの元ガス弁24及び電磁安全弁25が開弁されて第2のコンロバーナ51Lから生ガスが放出されるおそれがあった。
これに対して、本実施形態によれば、グリル部8での点火の動作制御中にコンロバーナ51上に調理容器無しの状態でコンロ部13の点火操作が行われても、グリル部8の動作制御を中断してコンロ部13の点火動作制御を優先して行うので、上記条件下においては、第2のコンロバーナ51Lのガス遮断弁7Lが直ちに閉弁保持されるから、第2のコンロバーナ51Lからの生ガスの放出が確実に防止される。また、コンロバーナ51上に調理容器有りの状態では、コンロ部13の点火操作を単独で行ったときと同様に、コンロバーナ51の点火・燃焼がその点火操作時点から遅滞無く行われるので、使用者に何らの違和感を感じさせることもない。
なお、本発明は、上記実施形態のみに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更を施すことが可能である。
例えば、上述したコンロ部13からの中断指令及び再開指令は、各コンロ部13R,13Lにおける1段目の器具栓操作位置を検出するマイクロスイッチ11の検知信号を中断指令とし、2段目の器具栓操作位置を検出するマイクロスイッチ11の検知信号又は調理容器検知器15からの調理容器無しの検知信号を再開指令として認識するようにしてもよい。
また、ガス遮断弁7やガス量調整弁6は、ラッチ式電磁弁に代えて、モータ駆動により開閉されるモータ弁としてもよい。このモータ弁でも、ラッチ式電磁弁と同様に閉弁保持又は開弁保持のための保持電力を必要としないから、電源電力の消費を抑制することができる。
また、閉弁手段としてのガス遮断弁7は、器具栓2の下流位置に設けるが、器具栓2の上流位置に設けてもよいし、また、器具栓2内に設けるようにしてもよい。
また、点消火ボタン3は、押し込み式に限らず押し回し式のものでもよい。
A 調理容器
1 グリル付ガスコンロ
2 器具栓
5 ガスバーナ
6 ガス量調節弁
7 ガス遮断弁(閉弁手段)
8 グリル部
9 ガス通路
10 コンロ本体
11 マイクロスイッチ
13 コンロ部
14 調理容器温度センサ
15 調理容器検知器
24 元ガス弁
25 電磁安全弁
51 コンロバーナ(ガスバーナ)
51R 第1のコンロバーナ
51L 第2のコンロバーナ
52 グリルバーナ
52U 上火バーナ
52B 下火バーナ

Claims (3)

  1. グリル部とコンロ部とを備え、ガスバーナの点火操作時に手動で開弁される手動開閉弁を備えた器具栓をガス通路に設置するグリル付ガスコンロにおいて、
    グリル部に配設され、グリル庫内の被調理物を加熱するガスバーナとしてのグリルバーナと、
    コンロ部に配設され、調理容器を加熱するガスバーナとしてのコンロバーナと、
    コンロバーナ上における調理容器の有無を検知する調理容器検知器と、
    ガス通路又は器具栓に設けられ、コンロバーナへのガス供給を止める閉弁手段と、
    コンロ部及びグリル部の動作制御を行う制御部と、
    上記制御部は、コンロ部において手動で器具栓の手動開閉弁を開弁させる点火操作が行われるときに調理容器検知器の検知信号により調理容器有無の判定を行い、調理容器有りの場合は閉弁手段を開弁させてコンロバーナへガス供給を行って点火させ、調理容器無しの場合は閉弁手段によりコンロバーナへのガス供給を止めて点火させない点火動作制御を行う構成を有し、グリル部での火力調節又は点火のための動作制御中にコンロ部の点火操作が行われると、グリル部での動作制御を中断して上記コンロ部の点火動作制御を優先して行う制御構成とするグリル付ガスコンロ。
  2. 請求項1に記載のグリル付ガスコンロにおいて、
    上記制御部は、グリル部の火力調節又は点火のための動作制御中にコンロ部の点火操作が行われると、中断指令を出力してグリル部での動作制御を中断させ、その後、コンロ部の点火動作制御において調理容器有りの場合は閉弁手段の開弁制御を行った後に、又は調理容器無しの場合は調理容器有無の判定を行った後に、再開指令を出力して中断していたグリル部の動作制御を再開させる制御構成とするグリル付ガスコンロ。
  3. 請求項1又は2に記載のグリル付ガスコンロにおいて、
    上記制御部は、グリル部の点火操作が行われた場合はグリルバーナに対する開閉弁の開弁制御を行う前に、燃焼中でないコンロバーナに対する上記閉弁手段を閉弁制御させる制御構成とするグリル付ガスコンロ。
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