JP2013019823A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013019823A
JP2013019823A JP2011154470A JP2011154470A JP2013019823A JP 2013019823 A JP2013019823 A JP 2013019823A JP 2011154470 A JP2011154470 A JP 2011154470A JP 2011154470 A JP2011154470 A JP 2011154470A JP 2013019823 A JP2013019823 A JP 2013019823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reagent
container
reagent container
automatic analyzer
dispensing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011154470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5486558B2 (ja
Inventor
Takenori Okusa
武徳 大草
Kazuhiro Nakamura
和弘 中村
Hitoshi Tokieda
仁 時枝
Tetsushi Kawahara
鉄士 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2011154470A priority Critical patent/JP5486558B2/ja
Publication of JP2013019823A publication Critical patent/JP2013019823A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5486558B2 publication Critical patent/JP5486558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】試薬情報が読取れなかった場合、試薬容器が設置されていないため読取れないのか、試薬容器が設置されているにも拘らず読取れないのかを、より構成が簡単な機構で実現する。
【解決手段】試薬吸引位置で試薬分注機構に備わる分注ノズル23が上下移動する自動分析装置にあって、上下移動で分注ノズル23の先端が試薬保管庫内の試薬容器22への接触を検知するノズル先端接触検知機構を備え、ノズル先端接触検知機構による試薬容器の接触検知と接触未検知により前記試薬保管庫内での試薬容器22の有無を検知することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は血液、尿等の生体サンプルの定性・定量分析を自動で行う自動分析装置に関する。
自動分析装置は、分析に使用する試薬が入った試薬容器を自動分析装置上で保管する試薬保管庫と、試薬保管庫に保管された試薬容器の試薬情報を読取る試薬情報読取り機構と、生体試料と試薬を反応させる反応容器と、当該反応容器に試薬容器から試薬を分注する試薬分注機構を有する。
自動分析装置では、所望の分析に使用する試薬が入った試薬容器をオペレータが自動分析装置上に設置した後、試薬容器に付けられたラベルやタグから試薬情報読取り機構で当該試薬容器の試薬情報を読取る。試薬情報には、たとえば、試薬の種類やロット、試薬残量、分析に使用する分量や反応に要する時間などのパラメータなどが含まれる。
特開2007−333466号公報
ところで、試薬容器に付けられたラベルやタグが読取りに適する適切な位置に付けられていなかったり、あるいはラベルやタグに損傷や汚れがあるなどの原因で、試薬保管庫に試薬容器を設置したにもかかわらず試薬情報を読取れないことがある。
試薬容器が設置されているにも拘らず読取れなかった場合、オペレータは試薬容器を設置したつもりでも、自動分析装置は当試薬容器が設置されていないと判断するため、オペレータが分析する予定だった分析が実施されないなど、支障が生じる。試薬情報を読取れなかった場合、試薬容器が設置されていないので試薬情報が読取れないのか、試薬容器が設置されているにも拘らず試薬情報が読取れないのかを区別し、その結果をオペレータに知らせることで上記の支障の発生を防止できる。
特許文献1では、複数ある試薬容器設置ポジションの各ポジションに設けた試薬容器検知センサ(スイッチ)で、試薬情報を読取る前にどのポジションに試薬容器が設置されたかを予め検知し、試薬容器が検知されたポジションを対象に試薬情報を読取る。本式では、自動分析装置側で試薬が設置されたポジションが予め把握しているため、試薬情報読取り後、試薬容器が設置されていないから試薬情報が読取れないのか、試薬容器が設置されているにも拘らず試薬情報が読取れないのかを区別できる。
しかし、本方式は各試薬容器設置ポジションに試薬容器検知センサ(スイッチ)を設ける必要がある。一般に、自動分析装置では試薬容器を搬送するために試薬容器設置ポジションが移動する構造を有する。試薬容器設置ポジションが移動する場合、試薬容器検知センサの信号線を試薬容器設置ポジションの移動に支障が出ないように配置する必要があり、そのためには複雑な構造が必要となる。また、信号線を配置する構造だけでなく、試薬容器設置ポジションの移動により信号線に過剰な負荷がかからないようにするために当該ポジションの移動距離や移動速度の制限が生じ、それらに対応するために複雑な制御が必要になる。
本発明は、上記の課題に鑑み、試薬情報が読取れなかった場合、試薬容器が設置されていないため読取れないのか、試薬容器が設置されているにも拘らず読取れないのかを、より構成が簡単な機構で実現することを目的とする。
本発明は、試料と試薬を反応させる反応容器と、試薬の反応に使用する試薬が入っている試薬容器と、前記試薬容器を収納する試薬保管庫と、前記試薬保管庫内の前記試薬容器より試薬を吸引し、前記反応容器にまで移動して吸引した試薬を吐出するところの分注ノズルが備わる試薬分注機構と、前記試薬分注機構で試薬吸引をする試薬吸引位置まで前記試薬保管庫内の前記試薬容器を搬送する試薬容器移動機構を有し、前記試薬吸引位置で前記試薬分注機構の前記分注ノズルが上下移動する自動分析装置にあって、前記上下移動で前記分注ノズルの先端が前記試薬保管庫内の前記試薬容器への接触を検知するノズル先端接触検知機構を備え、前記ノズル先端接触検知機構による前記試薬容器の接触検知と接触未検知により前記試薬保管庫内での前記試薬容器の有無を検知することを特徴とする。
本発明によれば、試薬情報が読取れなかった場合、試薬容器が設置されていないため読取れないのか、試薬容器が設置されているにも拘らず読取れないのかを、より構成が簡単な機構で実現できる。これにより、試薬情報読取り機構の試薬情報の読取り不良を検知することで、オペレータの作業効率を向上させ、また、自動分析装置の信頼性が向上する。
本発明の実施例に係るもので、自動分析装置の概要を示す平面図である。 本発明の実施例に係るもので、ノズル先端接触検知機構を示す図である。左図は分注ノズルが試薬容器に接触していない状態を示す。右図は分注ノズルが試薬容器に接触している状態を示す。 本発明の実施例に係るもので、ノズル先端接触検知機構の分注ノズルと試薬容器の位置関係を示す図である。左図(1)は、試薬容器の容器開口部と分注ノズルの位置関係が一致している状態を示す図である。右図(2)は、試薬容器の容器開口部と分注ノズルの位置関係が不一致の状態を示す図である。 本発明の実施例に係るもので、分注ノズルを試薬容器に接触させるときの分注ノズルの降下移動速度の変化を示す図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬容器への分注ノズルの接触位置の変更状態ヲ示す図である。 本発明の他の実施例に係るもので、分注ノズルの接触用穴があるラベルが貼られた試薬容器を示す図である。
1…検体容器保持位置
2…反応容器
3…サンプル分注機構
4…試薬保管庫
5…試薬容器
6…試薬分注機構
7…試薬容器設置ポジション(試薬容器設置位置)
8…試薬情報読取機構
9…ノズル
10…ノズル移動機構
11…ノズル先端接触検知機構
12…ノズル先端が接触する対象物
13…光学測定部
14…ばね
15…センサ
16…試薬移動機構
17…試薬容器出し入れ口、
18…ラベルやタグ、
19…容器開口部、
20…試薬吸引位置
21…ノズル先端の接触によるノズルの移動
22…試薬容器
23…ノズル
24…容器開口部
25…ノズルの移動速度の大きさ
26…ノズルの移動速度の大きさ
27…試薬容器上のノズルの接触位置
28…試薬容器上のノズルの接触位置
29…ラベルやタグ
30…ラベルやタグに設けられた穴
図1に沿って、本発明に係る自動分析装置の概略を述べる。自動分析装置は、生体サンプル中に含有される特定の化学成分、もしくは生体由来の含有物を定性、定量的に分析する機能を有する。この自動分析装置は、検体容器保持位置1、反応容器2、サンプル分注機構3、試薬保管庫4、試薬容器5、試薬分注機構6、試薬容器設置ポジション7(試薬容器設置位置)、試薬情報読取機構8、光学測定部13を有する。また、自動分析装置は上記各種機構の動作や自動分析を動作を制御する制御機構を有する。制御機構に備える制御回路は、コンピュータ、マイコン、各種電子回路、プログラムソフト、記憶部、演算部
等を含む。また、自動分析装置は表示手段、表示や音声発生による報知手段等も備える。
分析工程では、まず、血液等の生体サンプルが封入された検体容器が検体搬送装置により、自動もしくはオペレータによる手動により検体容器保持位置1にセットされる。サンプル分注機構3により生体サンプルが反応容器2に分注される。また、反応容器2に試薬保管庫4上の試薬容器5に保管されている分析項目に応じた試薬が、試薬分注機構6により分注される。
試薬容器5は分析開始前に予め、オペレータにより試薬保管庫4の試薬容器設置ポジション7(試薬容器設置位置)に設置されており、試薬保管庫4に備えられた試薬情報読取機構8が試薬容器5のラベルやタグに記載されている試薬情報が読み、その試薬情報や分析項目を基に試薬の分注が行われる。そして、反応容器で生体サンプルと試薬の反応が行われる。反応容器内の生体サンプルや試薬が反応する反応液は温度等の環境条件で制御され、さらに必要に応じて攪拌操作等を加えられることにより化学反応を促進される。
化学反応は分析項目に応じて1回、もしくは、複数回、繰り返される。必要回数の化学反応が終了すると、反応容器は光学測定部13で、分光、吸光、もしくは蛍光による光量測定が行われ、測定結果から検体中の成分分析を行う。
次に本発明の主要部について述べる。
図2に示すように、試薬分注機構6は試薬の吸引・吐出をする分注ノズル9と、当該ノズル9を試薬保管庫4内の試薬容器、反応容器などに移動するためのノズル移動機構10、および、ノズル先端接触検知機構11を有する構成になっている。試薬分注機構6のノズル移動機構10は試薬容器、反応容器のところで上下移動し、分注ノズル9が上下動し、試薬容器の試薬を吸引したり、反応容器へ吸引した試薬を吐出する。ノズル先端接触検知機構11は、分注ノズル9の降下移動で分注ノズル9の先端がある対象(試薬容器等)に衝突(当接)した場合に、その対象に接触したことを検知する。
たとえば、ノズル先端接触機構11が分注ノズルの先端がある対象物12に接触したことを検知すると、分注ノズルの降下移動を停止させて分注ノズルや試薬分注機構の損傷を防ぐ。ノズル先端接触検知機構は、図2に示すように、ばね14とセンサ15を有する。ノズル先端接触検知機構は、試薬分注機構6のノズル移動機構10の降下移動で分注ノズルの先端がある対象物に接触するとばね14で押し付けられているノズルが接触により移動し、その移動動作21(図2の右図)をセンサ15で感知する、機械式のノズル先端接触検知機構になっている。その他にも、静電容量の変化を感知する電気式のノズル先端接触検知機構や、圧力センサを用いたノズル先端接触検知機構などがある。
試薬保管庫4内には、図1に示すように、試薬容器5を移動する試薬容器移動機構16がひとつもしくは複数、設置されている。試薬容器移動機構16には、試薬を設置する位置としてひとつ以上の試薬容器設置ポジション7(試薬容器設置位置)が形成されている。
オペレータは、図1に示すように、所望の試薬が入った試薬容器を、試薬容器出し入れ口17から試薬容器設置ポジション(試薬容器設置位置)に設置する。試薬容器出し入れ口17は、試薬保管庫内の温度をある目的の温度範囲に保つため蓋でふさがれており、試薬を出し入れする際は蓋を開閉させる。
試薬保管庫4内に設置された試薬容器5は、試薬容器移動機構16により試薬情報読取機構8まで移動し、試薬情報読取り機構8により試薬容器5に取付けられているラベルやタグ18などに記載(存在)されている試薬情報が読取られる。試薬情報の読取りは、オペレータの指示や試薬容器出し入れ口17の蓋の開閉などをトリガーにして、分析開始前に行われる。
分析時、所望の試薬容器が、図1に示すように、試薬保管庫4の試薬吸引位置20に試薬容器移動機構により搬送される。試薬容器の容器開口部19が試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)に合致したところで試薬容器移動機構による試薬容器の搬送回転が停止する。それと同時もしくはその後、分注ノズルが試薬吸引位置20へ試薬容器移動機構16によって搬送される。そして、分注ノズルは試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)、容器開口部19から試薬容器内へ向かって降下移動し、試薬の吸引が行われる。
次に試薬容器の有無検知について述べる。
試薬容器が試薬容器設置ポジション(試薬容器設置位置)に有無の確認はノズル先端接触検知機構により行なわれる。このノズル先端接触検知機構での試薬容器の有無確認は、通常、試薬容器設置ポジション7(試薬容器設置位置)に設置された試薬容器の試薬情報が試薬情報読取機構8で読取れなかったときにする。それ以外でもすることはできる。
すなわち、試薬容器設置ポジション7(試薬容器設置位置)に設置された試薬容器の試薬情報が試薬情報読取機構8により読取られた後、試薬情報が読取れなかった試薬容器設置ポジション(試薬容器設置位置)には、その原因を調べる。試薬容器が設置されていないから読取れなかったのか、試薬容器が設置されているにも拘らず、ラベルやタグ18などに存在する試薬情報の不備(判読不良)やラベルやタグの剥がれで読取れなかったのかを区別するため、当該の試薬容器設置ポジションに試薬容器があるかないかを試薬分注機構のノズル先端接触検知機構で検知する。
試薬吸引のときは、図3(1)に示すように、試薬分注機構6の分注ノズルの真下に試薬容器の容器開口部24が位置するようにする。しかし、試薬容器の有無を検知する時は、図3(2)に示すように、試薬分注機構の分注ノズルの真下から試薬容器の容器開口部24が外れた位置に来るように試薬容器移動機構で搬送回転して止める。ここで、分注ノズルを降下移動することにより、分注ノズルが試薬容器の上部に接触(当接)し、ノズル先端接触検知機構は試薬容器の存在を検知する。分注ノズルが容器に接触するのに必要十分な位置に試薬容器を移動した後、ノズル先端接触検知機構が試薬容器を検知しなければ、当該試薬容器設置ポジション(試薬容器設置位置)には試薬容器は設置されていないと判断する。
一方、接触するのに必要十分な位置に移動した後、図3(2)に示すように、ノズル先端接触検知機構が試薬容器を検知した場合には、前述した試薬情報読取機構8による試薬容器の試薬情報が得られなかった原因は、試薬情報読取り機構や試薬容器側に存在するものと判断する。すなわち、試薬情報を読取れない原因が、試薬読取り機構や試薬容器に付けられているラベルやタグの未添付、汚れや破損によるラベルやタグの判読不良などの可能性が高いため、読取られなかったことや上記の推定される原因、それに対する対処方法などをオペレータに表示手段や報知手段などで知らせる。
ノズル先端接触検知機構は、分注作動で分注ノズルが接触や衝突した際に、それを検知して分注作動を停止させるために既存の自動分析装置に備わっている。この既存のノズル先端接触検知機構を利用することにより、新規な検知機構を設けることなく、試薬容器の有無を検知する機能を安価に提供することができる。
上記実施例で述べたノズル先端接触検知機構は、ばね14とセンサ15を備えた構成を有するが、分注ノズル先端が試薬容器に接触したことを検知する機構を有していれば実施可能であり、分注ノズル先端接触検知機構の方式、種類は問わず実施可能である。
分注ノズルと試薬容器との接触、当接、衝突から両者の損傷を防ぐために、分注ノズルが試薬容器に接触する際には、緩慢な接触動作になるようしている。すなわち、分注ノズルが試薬容器に接触する手前で分注ノズルの降下速度を減速して緩慢な接触動作にすることにより、分注ノズルの屈曲変形や試薬容器の打痕・破損を防止できる。
また、分注ノズルが試薬容器に接触する手前までは、減速されない降下速度で分注ノズルを作動させ、分注ノズルによる試薬容器の有無検知に費やす時間が抑えるようにしている。すなわち、試薬保管庫に設置できる容器の形状と試薬分注機構の構造から、分注ノズルが試薬容器に接触するまでに必要十分な移動量を予め算出し、接触するのに必要十分な距離よりも若干短い距離、すなわち、図4に示すように、試薬容器直上に位置するまでは速い速度25で移動し、残りの短い距離は遅い速度26で下降することで、より短時間で、かつ、分注ノズルや試薬容器への損傷が生じないようにすることができる。
更に、分注ノズルの先端が試薬容器に接触した分注ノズル先端の高さをノズルの移動量から算出し、想定する試薬容器の接触面高さから外れた場合には、ノズル先端接触検知機構の異常または試薬容器以外の他の障害物を検出した可能性がある旨の異常をオペレータに報知手段で知らせる。
また、試薬容器の有無の検知では、分注ノズルの打痕が残らないようにしている。すなわち、分注ノズルが試薬容器に接触した位置をその都度毎に制御回路の記憶部に記憶する。試薬容器の有無を調べた検知も制御回路の記憶部に記憶する。そして、有無の検知する回数毎に試薬容器に分注ノズルを接触させる位置を変更する。つまり、同一試薬容器の同一箇所に分注ノズルを繰り返して接触させない。試薬容器上の同一ポジションにノズルが接触する頻度を低減し、試薬容器に打痕がつく可能性が低減できる。たとえば、図5に示すように一度接触した部分位置27に対し、次以降は前回の接触位置とは異なる部分位置28へ分注ノズルが接触するように接触位置をその都度変更することで分注ノズルの打痕がつかないようにする。
ラベルやタグは、片面に粘着面を有し、それにより試薬容器に貼付けることが多い。ラベルやタグが試薬容器からの剥離しにくくするには、ラベルやタグを可能な限り大きくして試薬容器との接触面積を大きくすることが好ましい。図6に示すように、ラベルやタグ29にひとつもしくは複数の穴30を設け、その穴を通して分注ノズル先端を試薬容器に接触させることにより、ラベルやタグと試薬容器との接触面積を大きくし、かつ、分注ノズルをラベルやタグではなく試薬容器の表面に接触させることが可能になる。
また、ラベルやタグの表面もしくは試薬容器に穴を設ける代わりに、分注ノズルが接触するのに十分な面積を有する別部材(保護部材)を、試薬容器に直接、もしくは、ラベルやタグの表面に貼付け、その部分に分注ノズル先端を接触させることで、分注ノズルによる試薬容器への打痕の発生を防ぐことができる。
試薬容器の有無検知について、更に説明する。
分注の吸引では、分注ノズルが図1に示す試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)から試薬容器の容器開口部19に挿入される。試薬の発散防止や異物混入防止のためには、試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)は出来るだけ径小が望ましい。しかし、試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)が容器開口部19と同径なしい径小では、容器開口部19が試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)に対し同心に置かれるときは、試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)が占める区域内には分注ノズルで試薬容器を接触する部分がなく、試薬容器の有無検知をすることができない。このため、試薬容器移動機構による試薬容器の搬送回転では、容器開口部19と試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)の同心位置より、前後の位置で試薬容器を止めて試薬容器の有無を検知する。
逆に、試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)が試薬容器の容器開口部19より径大にしたときは、同心位置でも分注ノズルを容器開口部からずらすことで試薬容器の有無を検知できる。ただし、試薬の発散防止や異物混入防止のために、試薬吸引位置20(試薬保管庫開口部)の径の大きさは、半径にして(1〜2)mm程度である。(1〜2)mm程度の狭いところに分注ノズルの先端を接触させる動作は制御回路により制御される。

Claims (12)

  1. 試料と試薬を反応させる反応容器と、
    試薬の反応に使用する試薬が入っている試薬容器と、
    前記試薬容器を収納する試薬保管庫と、
    前記試薬保管庫内の前記試薬容器より試薬を吸引し、前記反応容器にまで移動して吸引した試薬を吐出するところの分注ノズルが備わる試薬分注機構と、
    前記試薬分注機構で試薬吸引をする試薬吸引位置まで前記試薬保管庫内の前記試薬容器を搬送する試薬容器移動機構を有し、
    前記試薬吸引位置で前記試薬分注機構の前記分注ノズルが上下移動する自動分析装置にあって、
    前記上下移動で前記分注ノズルの先端が前記試薬保管庫内の前記試薬容器への接触を検知するノズル先端接触検知機構を備え、
    前記ノズル先端接触検知機構による前記試薬容器の接触検知と接触未検知により前記試薬保管庫内での前記試薬容器の有無を検知することを特徴とする自動分析装置。
  2. 試料と試薬を反応させる反応容器と、
    試薬の反応に使用する試薬が入っている試薬容器と、
    前記試薬容器を収納する試薬保管庫と、
    前記試薬保管庫内の前記試薬容器より試薬を吸引し、前記反応容器にまで移動して吸引した試薬を吐出するところの分注ノズルが備わる試薬分注機構と、
    試薬容器のラベルやタグから試薬情報を読取る試薬情報読取機構と、
    前記試薬分注機構で試薬吸引をする試薬吸引位置まで前記試薬保管庫内の前記試薬容器を搬送する試薬容器移動機構を有し、
    前記試薬吸引位置で前記試薬分注機構の前記分注ノズルが上下移動する自動分析装置にあって、
    前記上下移動で前記分注ノズルの先端が前記試薬保管庫内の前記試薬容器への接触を検知するノズル先端接触検知機構を備え、
    前記ノズル先端接触検知機構による前記試薬容器の接触検知と接触未検知により前記試薬保管庫内での前記試薬容器の有無の検知を行うとともに、前記試薬情報読取機構による試薬情報の読取りを併せて行い、
    前記試薬情報の読取りと前記試薬容器の有無の検知は前記試薬保管庫内への前記試薬容器の設置から前記試薬吸引までの間にすることを特徴とする自動分析装置。
  3. 試料と試薬を反応させる反応容器と、
    試薬の反応に使用する試薬が入っている試薬容器と、
    前記試薬容器を収納する試薬保管庫と、
    前記試薬保管庫内の前記試薬容器より試薬を吸引し、前記反応容器にまで移動して吸引した試薬を吐出するところの分注ノズルが備わる試薬分注機構と、
    前記試薬容器に設けたラベルやタグに存在する試薬情報を読取る試薬情報読取機構と、
    前記試薬分注機構で試薬吸引をする試薬吸引位置まで前記試薬保管庫内の前記試薬容器を搬送する試薬容器移動機構を有し、
    前記試薬吸引位置で前記試薬分注機構の前記分注ノズルが上下移動する自動分析装置にあって、
    前記上下移動で前記分注ノズルの先端が前記試薬保管庫内の前記試薬容器への接触を検知するノズル先端接触検知機構を備え、
    前記試薬情報読取機構による前記試薬情報の読取が得られなかった前記試薬保管庫内の試薬容器設置位置に対しノズル先端接触検知機構による前記試薬容器の有無の検知を行うことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載された自動分析装置にあって、
    前記試薬容器の有無の検知では、前記試薬容器への前記分注ノズルの接触は試薬容器にある容器開口部以外の部分にすることを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載された自動分析装置にあって、
    前記試薬分注機構、試薬容器移動機構、ノズル先端接触検知機構を制御する制御回路を有し、前記ノズル先端接触検知機構が前記試薬容器の有無の検知する回数を前記制御回路の記憶部に記憶することを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項5記載の自動分析装置にあって、
    前記有無の検知する回数毎に前記分注ノズルを前記試薬容器に接触させる位置を変更することを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項2または3記載の自動分析装置にあって、
    前記ラベルや前記タグは、前記分注ノズルの先端の大きさ(太さ)よりも十分に大きな穴や切欠きを有し、前記分注ノズルの前記試薬容器への接触は前記穴や前記切欠の域内にすることを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項1〜3の何れかに記載の自動分析装置にあって、
    前記試薬容器は分注ノズルが接触するところに試薬容器を保護する保護部材を設けたことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載された自動分析装置にあって、
    前記試薬容器の有無の検知に際する前記分注ノズルの下移動では、分注ノズルが試薬容器に接触する手前で分注ノズルの降下速度を減速して緩慢な接触動作にすることを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項2または3記載の自動分析装置において、
    前記試薬情報読取機構による前記試薬情報の読取が得られなく、前記ノズル先端接触検知機構による前記試薬容器の接触検知が得られるときには、オペレータに知らせる報知をすることを特徴とする自動分析装置。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の自動分析装置において、
    前記分注ノズルが前記試薬容器に接触した高さ位置を分注ノズルの上下移動量から算出し、当該高さ位置が規定値外では、オペレータに知らせる報知をすることを特徴とする自動分析装置。
  12. 請求項1〜11の何れかに記載の自動分析装置において、
    前記分注ノズルを洗浄する洗浄部を備え、
    前記試薬容器の有無の検知をした後に前記分注ノズルの洗浄を実行することを特徴とする自動分析装置。
JP2011154470A 2011-07-13 2011-07-13 自動分析装置 Active JP5486558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011154470A JP5486558B2 (ja) 2011-07-13 2011-07-13 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011154470A JP5486558B2 (ja) 2011-07-13 2011-07-13 自動分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013019823A true JP2013019823A (ja) 2013-01-31
JP5486558B2 JP5486558B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=47691395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011154470A Active JP5486558B2 (ja) 2011-07-13 2011-07-13 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5486558B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014178267A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダ
WO2015005356A1 (ja) * 2013-07-09 2015-01-15 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
WO2015105079A1 (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN112703403A (zh) * 2018-09-12 2021-04-23 株式会社日立高新技术 自动分析装置

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08240594A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Toshiba Corp 化学分析装置用サンプラ・システム
JPH08334515A (ja) * 1995-06-05 1996-12-17 Shimadzu Corp 自動分析装置
JPH09304397A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Olympus Optical Co Ltd 検体搬送装置
JPH11160326A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Aloka Co Ltd 分注装置
JPH11271322A (ja) * 1998-03-24 1999-10-08 Olympus Optical Co Ltd 液体吸引方法
JPH11352132A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Aloka Co Ltd ノズル装置
JP2007333466A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Olympus Corp 分析装置
JP2009222404A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2010096515A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Toshiba Corp 自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法
JP2011027658A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08240594A (ja) * 1995-03-01 1996-09-17 Toshiba Corp 化学分析装置用サンプラ・システム
JPH08334515A (ja) * 1995-06-05 1996-12-17 Shimadzu Corp 自動分析装置
JPH09304397A (ja) * 1996-05-10 1997-11-28 Olympus Optical Co Ltd 検体搬送装置
JPH11160326A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Aloka Co Ltd 分注装置
JPH11271322A (ja) * 1998-03-24 1999-10-08 Olympus Optical Co Ltd 液体吸引方法
JPH11352132A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Aloka Co Ltd ノズル装置
JP2007333466A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Olympus Corp 分析装置
JP2009222404A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置
JP2010096515A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Toshiba Corp 自動分析装置および自動分析装置における容器に付された識別情報を読み取る方法
JP2011027658A (ja) * 2009-07-29 2011-02-10 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014178267A (ja) * 2013-03-15 2014-09-25 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダ
WO2015005356A1 (ja) * 2013-07-09 2015-01-15 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN105283767A (zh) * 2013-07-09 2016-01-27 株式会社日立高新技术 自动分析装置
JPWO2015005356A1 (ja) * 2013-07-09 2017-03-02 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
US9880182B2 (en) 2013-07-09 2018-01-30 Hitachi High-Technologies Corporation Automatic analyzer
WO2015105079A1 (ja) * 2014-01-07 2015-07-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置
CN105829896A (zh) * 2014-01-07 2016-08-03 株式会社日立高新技术 自动分析装置
US10302668B2 (en) 2014-01-07 2019-05-28 Hitachi High-Technologies Corporation Automated analyzer device
JP2020056802A (ja) * 2014-01-07 2020-04-09 株式会社日立ハイテク 自動分析装置
CN112703403A (zh) * 2018-09-12 2021-04-23 株式会社日立高新技术 自动分析装置
CN112703403B (zh) * 2018-09-12 2024-02-06 株式会社日立高新技术 自动分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5486558B2 (ja) 2014-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5377866B2 (ja) 検体分析装置
JP5830331B2 (ja) 試料分析装置および試料分析装置の制御方法
JP5178830B2 (ja) 自動分析装置
JP6602367B2 (ja) 自動分析装置
JP5244062B2 (ja) 検体処理装置
JP5331056B2 (ja) 自動分析装置
JP5486558B2 (ja) 自動分析装置
WO2007139212A1 (ja) 自動分析装置
WO2015005356A1 (ja) 自動分析装置
JP6526510B2 (ja) 自動分析装置
JP4416579B2 (ja) 自動分析装置
JP6886837B2 (ja) 自動分析装置
JPH10232234A (ja) 自動分析装置
JP4110082B2 (ja) 自動分析装置
JP7461963B2 (ja) 自動分析装置および試薬の分注方法
JP2010217047A (ja) 自動分析装置とその検体搬送方法
US20210255210A1 (en) Autosampler, automatic analysis device, sampling method, and automatic inspection method
US20210239724A1 (en) Autosampler, automatic analysis device, sampling method, and automatic inspection method
JP5258090B2 (ja) 自動分析装置
JP5722406B2 (ja) 検体分析装置
JP5487275B2 (ja) 自動分析装置
JP2016125879A (ja) 自動分析装置
WO2023008069A1 (ja) 自動分析装置、および自動分析装置でのガイダンス方法
JP7179928B2 (ja) 自動分析装置
JP4713629B2 (ja) 自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5486558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350