JP2014178267A - 自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダ - Google Patents

自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダ Download PDF

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Abstract

【課題】ノズルを好適に洗浄する自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダを提供する。
【解決手段】試料分注ノズルを有する試料分注機構と、試料容器を設置可能なサンプルラック7と、洗浄部材を有し、サンプルラック7とともに移動するように取り付けられる洗浄部材ホルダ120と、洗浄部材ホルダ120とともにサンプルラック7を試料サンプリング位置に移動可能な試料搬送機構と、試料サンプリング位置に搬送された洗浄部材ホルダ120の洗浄部材を保持可能なアーム115を有する挟込機構110と、試料搬送機構、試料分注機構および挟込機構を制御する制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、血液、尿等の生体試料(試料、検体)の特定成分の分析を自動で行う自動分析装置に係わり、特に、生体試料を吸引する分注ノズル(プローブ)を洗浄する機構を備える自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダに関する。
自動分析装置において、血液、尿等の生体試料中のたんぱく質、無機イオン、含窒素成分、糖、脂質、酵素、ホルモン、薬物等の生化学成分の多くが分析されている。生体試料は、タンパク質、脂質等の成分を多く含んでいるため、分注ノズル(プローブ)に付着しやすい。分注ノズルに生体試料が付着すると、次に吸引する生体試料中に汚れ(前回の生体試料)が混入し、正確な測定を妨げる原因となる。
これらの分注ノズルに付着した汚れを除去するため、従来の自動分析装置では連続分析中において、試料ごとに分注ノズルの内壁および外壁を洗浄水で洗浄している。しかし、長期間にわたって同一の分注ノズルを使用していると、洗浄水だけでは落としきれない汚れが分注ノズルに付着し蓄積する。
このため、従来の自動分析装置においては、連続分析中に行う洗浄水による分注ノズル洗浄とは別に、操作者が手作業で分注ノズル外壁の汚れを物理的に拭くメンテナンスを実施している。分注ノズルに汚れが付着したまま長時間放置すると、汚れが乾燥して固着してしまうため、手作業の物理的に拭くメンテナンスは、例えば、一日の測定が終了した際に実施している。
このような手作業によるメンテナンスの煩雑さを回避するために、物理的に自動的で分注ノズルの洗浄を行う技術や洗浄部材が、特許文献1(特開2010−286420号公報)に開示されている。また、本技術分野の背景技術として、特許文献2(特開2003−248010号公報)、特許文献3(特開2006−162260号公報)が開示されている。
特開2010−286420号公報 特開2003−248010号公報 特開2006−162260号公報
特許文献1に開示された分注ノズルの洗浄方法では、洗浄容器内に設置されたブラシやスポンジ等の洗浄部材に分注ノズルを刺し込み、分注ノズル外壁に洗浄部材が接した状態で分注ノズルを上下に動かすことで、分注ノズル外壁の洗浄を行うようになっている。
しかし、この方法では、分注ノズル先端部に付着した汚染物質を、洗浄部材を介し分注ノズル全体に拡散させてしまうおそれがある。また、洗浄部材は分注ノズルと比較し柔らかいため、分注ノズル挿入時に分注ノズルの流路内部に入り込み、分注ノズルが詰まってしまうおそれもある。また、分注ノズルを洗浄容器に挿入するだけでは、洗浄部材を分注ノズル外壁に押し付けることができないため、粘着性の高い汚れや固着してしまった汚れに対し、効果的に洗浄することができない。また、分注ノズルを洗浄容器に挿入する際に、分注ノズルが傷ついたり、曲がったりするおそれがある。
特許文献2に開示された分注ノズルの洗浄方法では、ローラやスポンジ等の洗浄部材で分注ノズルを上下にこすることによって、分注ノズルに付着した汚れを洗浄することができるようになっている。
しかし、この方法では、洗浄部材の乾燥よる洗浄不足や、洗浄部材自身の汚染が考慮されていない。また、この動作だけでは拭く圧力を調整することができず、洗浄が不十分となるおそれがある。
特許文献3に開示された液体クロマトグラフ用のオートサンプラでは、洗浄が終了した分注ノズルの表面に付着した残洗浄液を、パットで挟み拭いとる機能を追加している。
しかし、この方法では、拭いとる対象を残洗浄液のみとしているため、パットの汚染が考慮されていない。このような残洗浄液をパットで挟み拭いとる機能を分注ノズル外壁の洗浄に適用した場合、パットが分注ノズルに付着した汚れで汚染されてしまうため、1回しかメンテナンスを実行することができない。また、パットを上下方向、水平方向に動かす駆動機構も必要となるため、装置が大型化、複雑化してしまう。
ところで、最近、糖尿病の診断で有効とされるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー;測定項目)の分析では、試料が血清ではなく血球成分となる。したがって、採血管(試料容器)の下部の血球層まで分注ノズルを下降させ、血球成分を吸引する必要がある。このため、分注ノズルの汚れの部位は、分注ノズルの先端だけはなく、先端から数十mm以上の広範囲に渡ってしまう。
これに対し、特許文献1の洗浄方法では、分注ノズル先端のみの洗浄を対象としているため、分注ノズルの広範囲の汚れには対応することができない。また、特許文献2や特許文献3の洗浄方法では、分注ノズル先端を挟み込む洗浄部材の部材自体を大きくする必要がある。
また、自動分析装置での試料(検体)の分注量は、微量化が求められている。1項目当たりの試料の分注量を減らすことで、患者、特に高齢者や小児の採血での負担を軽減し、さらには試薬量も低減できるため、検査室の収支改善につながる。一方で、試料の分注量を微量にすると、自動分析装置には、分注ノズルの高い位置精度の維持が要求される。
しかし、手作業による物理的に拭くメンテナンスや特許文献1〜3に開示された自動化されたメンテナンスの際、分注ノズルの先端が傷ついたり、曲がったりすると、位置精度の維持ができないばかりか、分注精度も悪くなり、測定結果不良を引き起こす要因となる。
そこで、本発明は、ノズルを好適に洗浄する自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダを提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明は、液体を吸引および吐出可能なノズルを有し、前記ノズルを上下方向に移動可能な分注機構と、容器を設置可能な容器載置部と、前記ノズルの外壁を洗浄する洗浄部材を有し、前記容器載置部とともに移動するように取り付けられる洗浄部材ホルダと、前記洗浄部材ホルダとともに前記容器載置部を前記ノズルのサンプリング位置に移動可能な搬送機構と、前記サンプリング位置に搬送された前記洗浄部材ホルダの前記洗浄部材を保持可能なアームを有する保持機構と、前記搬送機構、前記分注機構および前記保持機構を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする自動分析装置である。
また、本発明は、液体を吸引および吐出可能なノズルを有し、前記ノズルを上下方向に移動可能な分注機構と、容器を設置可能な容器載置部と、前記ノズルの外壁を洗浄する洗浄部材を有し、前記容器載置部に取り付けられる洗浄部材ホルダと、前記洗浄部材ホルダが取り付けられた前記容器載置部を前記ノズルのサンプリング位置に移動可能な搬送機構と、前記サンプリング位置に搬送された前記洗浄部材ホルダの前記洗浄部材を挟み込むように開閉可能なアームを有する挟込機構と、前記搬送機構、前記分注機構および前記挟込機構を制御する制御手段と、を備える自動分析装置のノズル洗浄方法であって、前記制御手段は、前記アームを開いた状態で前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させるステップと、前記アームを挟み込み、前記洗浄部材を前記ノズルに押し当てた状態で前記ノズルを上方向に移動させるステップと、を実行することを特徴とする自動分析装置のノズル洗浄方法である。
また、本発明は、上下方向に貫通する貫通路を有する筒状の部材であり、側面に一対の側面開口部が形成されるホルダ本体と、前記ホルダ本体の筒内に配置された一対の洗浄部材と、前記ホルダ本体の筒内に配置された前記洗浄部材に取り付けられる弾性部材と、を備え、前記側面開口部から前記弾性部材を挟み込むことにより、前記洗浄部材が前記貫通路を閉塞し、前記挟み込みを解除することにより、前記弾性部材が復元して前記洗浄部材により閉塞された前記貫通路を開口することを特徴とする洗浄部材ホルダである。
本発明によれば、ノズルを好適に洗浄する自動分析装置、ノズルの洗浄方法、および、洗浄部材ホルダを提供することができる。
本実施形態に係る自動分析装置の斜視図である。 本実施形態に係る自動分析装置が備えるノズル洗浄機構の斜視図である。 試料容器、サンプルラックおよび洗浄部材ホルダの分解斜視図である。 試料搬送機構の搬送方向を法線とする面で切断した試料容器、サンプルラックおよび洗浄部材ホルダの断面図である。 試料分注ノズルの洗浄動作を上方から視た図であり、(a)は挟込機構が開放状態の図であり、(b)挟込機構が挟み込み状態の図であり、(c)は挟込機構が開放状態で洗浄部材ホルダが試料搬送機構により搬送され前進した図であり、(d)は洗浄部材ホルダが前進した状態で挟込機構が挟み込み状態の図である。 試料分注ノズルの洗浄動作を試料搬送機構の搬送方向からみた部分透視側面図であり、(a)は試料分注ノズルを洗浄部材ホルダに挿入する状態の図であり、(b)は試料分注ノズルを洗浄部材ホルダから引き抜く状態の図である。 試料分注ノズルの洗浄動作を説明するフローチャートである。 試料分注ノズルの洗浄動作の設定パラメータの入力例である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
≪自動分析装置≫
本実施形態に係る自動分析装置1について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る自動分析装置1の斜視図である。図2は、本実施形態に係る自動分析装置1が備える洗浄機構100の斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る自動分析装置1は、反応容器2を円周上に載置する反応ディスク3と、試薬容器4を円周上に載置する試薬ディスク5と、試料容器6を載置したサンプルラック7を搬送する試料搬送機構8と、試料容器6の試料を反応容器2に分注する試料分注機構9,10と、試料分注用ポンプ11と、試薬容器4の試薬を反応容器2に分注する試薬分注機構12,13と、試薬分注用ポンプ14と、攪拌機構15,16と、分光光度計17と、反応容器洗浄機構18と、洗浄ポンプ19と、洗浄槽20〜25と、制御部26と、を備えている。また、本実施形態に係る自動分析装置1は、試料分注機構9,10の試料分注ノズル9a,10aを洗浄するためのノズル洗浄機構100(図2参照)を備えている。
まず、図1を用いて本実施形態に係る自動分析装置1の各構成と試料の分析動作について説明する。なお、ノズル洗浄機構100(図2参照)については、図2を用いて後述する。
反応ディスク3には、試料(生体試料、検体)と試薬を混合、攪拌させる反応容器2が円周上に複数載置されている。反応ディスク駆動機構(図示せず)は、反応ディスク3を回転・停止させることにより、反応容器2を一定サイクルで繰り返し移送することができるようになっている。即ち、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)は、反応容器2を所定の試料吐出位置31,32に移動させることができるようになっている。なお、反応ディスク駆動機構の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
試薬ディスク5には、試薬が充填された試薬容器4が円周上に複数載置されている。試薬ディスク駆動機構(図示せず)は、試薬ディスク5を回転・停止させることにより、試薬容器4を一定サイクルで繰り返し移送することができるようになっている。なお、試薬ディスク駆動機構の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
サンプルラック7には、試料(生体試料、検体)が入れられた試料容器6が複数載置されている。試料容器6が載置されたサンプルラック7は、試料搬送機構8により、搬送されるようになっている。即ち、試料搬送機構8は、試料容器6を所定の試料サンプリング位置33,34まで移動させることができるようになっている。なお、試料搬送機構8の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
試料分注機構9,10は、反応ディスク3と試料搬送機構8の間に配置され、試料分注ノズル(プローブ)9a,10aを備えている。試料分注機構9,10は、回転軸を中心に回転することにより、試料分注ノズル9a,10aを円弧状に移動させることができるようになっている。試料分注ノズル9aの軌道上には、試料吐出位置31と、試料サンプリング位置33と、洗浄槽20と、が配置されている。試料分注ノズル10aの軌道上には、試料吐出位置32と、試料サンプリング位置34と、洗浄槽21と、が配置されている。なお、試料分注ノズル9aの軌道と試料分注ノズル10aの軌道は、干渉しないように配置されていることが望ましい。また、試料分注機構9,10は、試料分注ノズル9a,10aを上下方向に移動させることができるようになっている。なお、試料分注機構9,10の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
試料分注ノズル9a,10aは、それぞれ試料分注用ポンプ11と接続されており、試料や洗浄水を吸引・吐出することができるようになっている。なお、試料分注用ポンプ11の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
試薬分注機構12,13は、反応ディスク3と試薬ディスク5の間に配置され、試薬分注ノズルを備えている。試薬分注機構12,13は、回転軸を中心に回転することにより、試薬分注ノズルを円弧状に移動させることができるようになっている。試薬分注ノズルの軌道上には、反応ディスク3の試薬吐出位置と、試薬ディスク5の試薬サンプリング位置と、洗浄槽22,23と、が配置されている。また、試薬分注機構12,13は、試薬分注ノズルを上下方向に移動させることができるようになっている。なお、試薬分注機構12,13の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
試薬分注機構12,13の試料分注ノズルは、それぞれ試薬分注用ポンプ14と接続されており、試薬や洗浄水を吸引・吐出することができるようになっている。なお、試薬分注用ポンプ14の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
攪拌機構15,16は、反応ディスク3の周囲に配置され、反応容器2に分注された試料と試薬の反応液を攪拌混合する攪拌パドルを備えている。攪拌機構15,16は、回転軸を中心に回転することにより、攪拌パドルを円弧状に移動させることができるようになっている。攪拌パドルの軌道上には、反応ディスク3の攪拌位置と、洗浄槽24,25と、が配置されている。また、攪拌機構15,16は、攪拌パドルを上下方向に移動させることができるようになっている。また、攪拌機構15,16は、攪拌パドルを回転させることができるようになっている。なお、攪拌機構15,16の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
分光光度計17は、反応ディスク3の周囲に配置され、反応容器2に分注された試料と試薬の反応液の吸光度を測定することができるようになっている。なお、分光光度計17の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
反応容器洗浄機構18は、反応ディスク3の周囲に配置され、洗浄ポンプ19と接続されており、測光後の反応容器2を洗浄することができるようになっている。なお、反応容器洗浄機構18および洗浄ポンプ19の動作は、制御部26により制御されるようになっている。
洗浄槽20,21は、洗浄水で試料分注機構9,10の試料分注ノズル9a,10aの外壁を洗浄し、試料分注用ポンプ11により洗浄水を吸引・吐出することにより、試料分注ノズル9a,10aの内壁を洗浄することができるようになっている。洗浄槽22,23は、洗浄水で試薬分注機構12,13の試薬分注ノズルの外壁を洗浄し、試薬分注用ポンプ14により洗浄水を吸引・吐出することにより、試薬分注ノズルの内壁を洗浄することができるようになっている。洗浄槽24,25は、洗浄水で攪拌機構15,16の攪拌パドルを洗浄することができるようになっている。
制御部26は、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)、試薬ディスク5(試薬ディスク駆動機構)、試料搬送機構8、試料分注機構9,10、試料分注用ポンプ11、試薬分注機構12,13、試薬分注用ポンプ14、攪拌機構15,16、分光光度計17、反応容器洗浄機構18、洗浄ポンプ19を制御することにより、自動分析装置1の動作を統括制御することができるようになっている。
即ち、制御部26は、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)を制御して反応容器2を試料吐出位置31(32)まで移動させ、試料搬送機構8を制御して分析対象の試料が入れられた試料容器6を試料サンプリング位置33(34)まで移動させる。制御部26は、試料分注機構9(10)および試料分注用ポンプ11を制御して、試料サンプリング位置33(34)において試料分注ノズル9a(10a)で試料を採取(吸引)し、試料分注ノズル9a(10a)を試料サンプリング位置33(34)から試料吐出位置31(32)まで移動させ、試料吐出位置31(32)において試料分注ノズル9a(10a)から試料を吐出することにより、試料を反応容器2に分注する。そして、試料分注ノズル9a(10a)は、洗浄槽20(21)で洗浄される。
次に、制御部26は、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)を制御して試料が分注された反応容器2を試薬吐出位置まで移動させ、試薬ディスク5(試薬ディスク駆動機構)を制御して分析に用いる試薬が入れられた試薬容器4を試薬サンプリング位置まで移動させる。制御部26は、試薬分注機構12(13)および試薬分注用ポンプ14を制御して、試薬サンプリング位置において試薬分注ノズルで試薬を採取(吸引)し、試薬分注ノズルを試薬サンプリング位置から試薬吐出位置まで移動させ、試薬吐出位置において試薬分注ノズルから試薬を吐出することにより、試薬を試料が分注された反応容器2に分注する。そして、試薬分注ノズルは、洗浄槽22(23)で洗浄される。
次に、制御部26は、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)を制御して試料と試薬が分注された反応容器2を攪拌位置まで移動させる。制御部26は、攪拌機構15(16)を制御して、攪拌位置において攪拌パドルを回転させ、反応容器2に分注された試料と試薬の反応液を攪拌混合する。そして、攪拌パドルは、洗浄槽24(25)で洗浄される。
次に、制御部26は、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)を制御して反応液が入れられた反応容器2を測定位置まで移動させ、分光光度計17により反応液の吸光度を測定する。なお、測定結果は、図示しない制御コンピュータに出力される。
次に、制御部26は、反応ディスク3(反応ディスク駆動機構)を制御して測定が終了した反応容器2を洗浄位置まで移動させる。制御部26は、反応容器洗浄機構18および洗浄ポンプ19を制御して、反応容器2の反応液を吸引し、洗浄水で反応容器2を洗浄する。
このように、自動分析装置1は、試料の分析を自動化して行うことができるようになっている。
<ノズル洗浄機構100>
自動分析装置1の試料分注ノズル9a,10aは、連続分析中において、洗浄槽20,21の洗浄水により洗浄されるようになっている。しかし、長期間にわたって同一の試料分注ノズル9a,10aを使用していると、洗浄槽20,21の洗浄水だけでは落としきれない汚れが試料分注ノズル9a,10aに付着し蓄積する。
このため、本実施形態に係る自動分析装置1は、図2に示すノズル洗浄機構100を備え、試料分注ノズル9a,10aに付着・蓄積たんぱく質、脂質等の汚れを除去することができるようになっている。
図2に示すように、ノズル洗浄機構100は、自動分析装置1に設置される挟込機構110と、サンプルラック7に着脱可能な洗浄部材ホルダ120と、により構成されている。
自動分析装置1に設置される挟込機構110は、駆動モータ111と、クランク機構112と、リニアガイド113と、溝付きリンク機構114と、一対のアーム115と、緩衝部材116と、を備えている。
駆動モータ111は、パルスモータ(ステッピングモータ)が用いられ、制御部26(図1参照)により、回転角度を制御することができるようになっている。クランク機構112は、駆動モータ111の回転運動(揺動運動)をリニアガイド113に沿った方向(試料搬送機構8の搬送方向8aに沿った方向)の直線運動(往復運動)に変換することができるようになっている。溝付きリンク機構114は、一方がクランク機構112と接続され、他方は一対のアーム115と接続され、クランク機構112のリニアガイド113に沿った直線運動(往復運動)を一対のアーム115の開閉方向(放す/挟む方向)の運動に変換することができるようになっている。
一対のアーム115は、上方から視て、試料搬送機構8の搬送方向8aと直交する方向に開閉(放す/挟む、保持する)することができるようになっている。また、一対のアーム115の内側(対向する面側)には、ゴムのようなやや柔らかい材質の緩衝部材116,117が取り付けられており、一対のアーム115が洗浄部材ホルダ120を挟み込んだ際の衝撃を低減するとともに、挟み込まれた部材を傷つけないようになっている。なお、緩衝部材116は、洗浄部材ホルダ120の一対の側面開口部121d(図4参照)を介して板バネ122(図4参照)を挟み込む高さに設けられており、緩衝部材117は、洗浄部材ホルダ120のホルダ本体121(図4参照)を挟み込む高さに設けられている。また、緩衝部材116は、板バネ122(図4参照)を挟み込むことができるように、緩衝部材117よりも肉厚に形成されている。ちなみに、緩衝部材117は、必須ではなく、備えていなくてもよい(後述する図5、図6では図示を省略する)。
このように、挟込機構110は、制御部26(図1参照)が駆動モータ111を制御することにより、一対のアーム115を「開放する/閉じる(挟み込む、保持する)」ことができるようになっている。
また、挟込機構110の一対のアーム115は、試料サンプリング位置33,34で試料分注ノズル9a,10a(図1参照)が挿入された洗浄部材ホルダ120を挟み込むことができるように配置されている。なお、一対のアーム115を開いた状態において、試料搬送機構8により搬送されるサンプルラック7に載置された試料容器6や洗浄部材ホルダ120が、一対のアーム115や緩衝部材116と接触することなく搬送することができるように挟込機構110が配置されている。
次に、サンプルラック7に着脱可能な洗浄部材ホルダ120について、図3および図4を用いて説明する。図3は、試料容器6、サンプルラック7および洗浄部材ホルダ120の分解斜視図である。図4は、試料搬送機構8の搬送方向8aを法線とする面で切断した試料容器6、サンプルラック7および洗浄部材ホルダ120の断面図である。
洗浄部材ホルダ120は、ホルダ本体121と、板バネ122(図4参照)と、洗浄部材125(図4参照)と、を備えている。ホルダ本体121は、下部開口突出部121aと、下部開口突出部121aに形成された嵌合凸部121bと、上部開口部121cと、一対の側面開口部121dと、が形成されている。ホルダ本体121は、上部開口部121cから下部開口突出部121aへと上下方向に貫通する筒状の部材であり、側面に一対の側面開口部121dが形成されている。
図4に示すように、洗浄部材ホルダ120の下部開口突出部121aの開口部から筒状のホルダ本体121の内部に試料容器6の上部を挿入することができるようになっている。また、洗浄部材ホルダ120の下部開口突出部121aの外周をサンプルラック7の開口7aに挿入することにより、洗浄部材ホルダ120をサンプルラック7に取り付けることができるようになっている。なお、試料容器6を設置せず洗浄部材ホルダ120のみをサンプルラック7に取り付けることも可能である。
図3に示すように、洗浄部材ホルダ120の下部開口突出部121aに形成された嵌合凸部121bをサンプルラック7の嵌合凹部7bと嵌合させることにより、洗浄部材ホルダ120の一対の側面開口部121dの開口する向きが、上方から視て、試料搬送機構8の搬送方向8a(図2参照)と直交する方向に配置されるようになっている。即ち、洗浄部材ホルダ120の一対の側面開口部121dの開口する向きが、挟込機構110の一対のアーム115の挟み込む向きと沿うようになっている。
また、洗浄部材ホルダ120の下部開口突出部121aに形成された嵌合凸部121bをサンプルラック7の嵌合凹部7bと嵌合させることにより、サンプルラック7に取り付けられた洗浄部材ホルダ120の位置ずれを防止することができるようになっている。
なお、洗浄部材ホルダ120が取り付けられる試料容器6には、洗浄液60(後述する図6参照)が注入されている。
図4に示すように、板バネ122は、筒状のホルダ本体121の内部に配置され、一対の側面開口部121dから挟み込むことができるように配置されている。洗浄部材125は、板バネ122の内周側に取り付けられている。側面開口部121dから板バネ122を挟み込むと、板バネ122が弾性変形して、洗浄部材125同士を挟み込むことができるようになっている。そして、板バネ122を開放すると、板バネ122の復元力により、洗浄部材125同士の間隔が広がるようになっている。
洗浄部材125は、試料分注ノズル9a,10aを挟み込んで拭くことにより、試料分注ノズル9a,10aの外壁に付着した洗浄水だけでは落としきれない汚れを除去するものである。洗浄部材125の材質は、試料分注ノズル9a,10aを傷つけないように、例えば、スポンジ、ガーゼ、ろ紙、フィルタなどから選択される。洗浄部材125の形状は、試料分注ノズル9a,10aの太さなど、形状に応じて決定する。例えば、洗浄部材125の試料分注ノズル9a,10aに当たる面の断面形状は、波型(後述する図5参照)、のこぎり型、または、平面であってもよく、これらに限られるものではない。
また、洗浄部材125には、洗浄液が含浸されている。試料分注ノズル9a,10aの材質がステンレスであって、試料分注ノズル9a,10aに付着する汚れ(即ち、試料の成分)が血清由来の場合、洗浄部材125には、主成分をエタノールとする洗浄液が含浸されている。また、洗浄部材125の乾燥を防止するために、エチレングリコールを洗浄液に含ませてもよい。なお、洗浄液は、これらに限られるものではなく、試料分注ノズル9a,10aの材質や汚れの成分、汚れの度合によって、適宜選択可能である。
また、図4に示すように、洗浄部材ホルダ120は、流通や保管中において、洗浄部材125の乾燥や含浸されている洗浄液の蒸発を防止するために、上部開口部121cにキャップ126を取り付けることができるようになっている。なお、図示は省略するが、同様に、下部開口突出部121aにもキャップを取り付けることができるようになっている。なお、これらのキャップは、洗浄液が含浸された洗浄部材125の乾燥や含浸されている洗浄液の蒸発を防止するためのものであるため、密封シール等であってもよい。下部開口突出部121aに取り付けられたキャップは、洗浄部材ホルダ120をサンプルラック7に取り付ける際に取り外される。上部開口部121cに取り付けられたキャップ126は、洗浄動作開始前に、即ち、洗浄部材ホルダ120を載置したサンプルラック7が試料搬送機構8にセットされた際に取り外される。なお、洗浄部材ホルダ120を使用する直前に、洗浄部材125に洗浄液を含浸させるものであれば、キャップや密封シール等はなくてもよい。
なお、サンプルラック7には、載置された試料容器6内の試料を識別するため、ラック番号を示すバーコードラベル(図示せず)が貼付されており、洗浄部材ホルダ120が載置されたサンプルラック7には、洗浄用を示すバーコードラベル(図示せず)が貼付されている。制御部26(図1参照)は、試料搬送機構8の搬送経路中に設置されたバーコードリーダ(図示せず)でサンプルラック7に貼付されたバーコードラベル(図示せず)を読み込んで、読み込んだバーコードラベルが洗浄用を示すものである場合、洗浄動作へ移行するようになっている。
<ノズル洗浄機構100による洗浄動作>
ノズル洗浄機構100(挟込機構110、洗浄部材ホルダ120)を用いた試料分注ノズル9a,10aの洗浄動作について図5および図6を用いて説明する。図5は、試料分注ノズル9a,10aの洗浄動作を上方から視た図であり、(a)は挟込機構110が開放状態の図であり、(b)挟込機構110が挟み込み状態の図であり、(c)は挟込機構110が開放状態で洗浄部材ホルダ120が試料搬送機構8により搬送され前進した図であり、(d)は洗浄部材ホルダ120が前進した状態で挟込機構110が挟み込み状態の図である。図6は、試料分注ノズル9a,10aの洗浄動作を試料搬送機構8の搬送方向8aからみた部分透視側面図であり、(a)は試料分注ノズル9a,10aを洗浄部材ホルダ120に挿入する状態の図であり、(b)は試料分注ノズル9a,10aを洗浄部材ホルダ120から引き抜く状態の図である。
図5に示すように、挟込機構110は、クランク機構112、リニアガイド113、溝付きリンク機構114を介して、駆動モータ111(図2参照)の回転運動を一対のアーム115の開閉方向(放す/挟む方向)の運動に変換することができるようになっており、駆動モータ111の回転角度を制御することにより、一対のアーム115の間隔を制御することができるようになっている。図5(a),図5(c)の状態から駆動モータ111によりクランク機構112を反時計回りに回転させることにより、図5(b),図5(d)に示すように、一対のアーム115の間隔を狭めることができるようになっている。同様に、クランク機構112を時計回りに回転させることにより一対のアーム115の間隔を広げることができるようになっている。
なお、図示は省略するが、クランク機構112の回転体にはスリットが形成され、スリットを検出するための光源と光電素子とが設けられている。光源からの光がスリットを通過して光電素子で検出されることにより、スリットの位置を検出することができるようになっている。このスリットを検出した状態を基準位置として、パルスモータである駆動モータ111(図2参照)をパルス制御することにより、一対のアーム115の間隔を高精度に制御することができるようになっている。即ち、緩衝部材116の板バネ122への挟み込み度合いを制御することができ、洗浄部材125の試料分注ノズル9a,10aへの押し当て度合いを制御することができるようになっている。
試料分注機構9,10は、試料分注ノズル9a,10aを試料サンプリング位置33,34(図1、図2参照)まで移動させることができるようになっており、図6(a),図6(b)に示すように、試料分注ノズル9a,10aを上下方向に移動させることができるようになっている。
図6(a)に示すように、一対のアーム115の間隔を広げた状態(図5(a)参照)で、試料分注ノズル9a,10aを下降させ、試料分注ノズル9a,10aを洗浄部材ホルダ120に挿入し、さらに下降させて、試料容器6の洗浄液60の中に挿入する。また、試料分注ノズル9a,10aの内壁を洗浄するために、洗浄液60を吸引する。そして、設定された所定の浸漬時間待つ。
その後、一対のアーム115を閉じて洗浄部材125を試料分注ノズル9a,10aへ押し当て(図5(b)参照)、図6(b)に示すように、試料分注ノズル9a,10aを上昇させるようになっている。
このように、試料分注ノズル9a,10aを下降させる(洗浄部材ホルダ120に挿入する)際、洗浄部材125を試料分注ノズル9a,10aへ押し当てず(図6(a)参照)、試料分注ノズル9a,10aを上昇させる(洗浄部材ホルダ120から引き抜く)際、洗浄部材125を試料分注ノズル9a,10aへ押し当てる(図6(b)参照)ようになっている。
このように動作させることにより、試料分注ノズル9a,10aを洗浄部材125で拭く際、試料分注ノズル9a,10aが曲がることを防止して、試料分注ノズル9a,10aの位置精度低下や分注精度低下を防止することができる。また、試料分注ノズル9a,10aの下降時には、洗浄部材125の間を空けておくことにより、試料分注ノズル9a,10aの先端から洗浄部材125の一部が異物として進入することも防止できる。
また、試料分注ノズル9a,10aの上昇動作が終わると一対のアーム115の間隔を広げた状態(図5(a)参照)とし、図5(c)に示すように、試料搬送機構8(図1参照)を制御して、サンプルラック7(図2参照)に載置された洗浄部材ホルダ120を所定の距離だけ移動させる。
そして、先ほどと同様に、試料分注ノズル9a,10aを下降させ(図6(a)参照)、洗浄部材125を試料分注ノズル9a,10aへ押し当てながら上昇させる(図6(b)参照)。この際、図5(d)に示すように、試料分注ノズル9a,10aへ押し当てられる洗浄部材125の部位が異なっている。このように、試料分注ノズル9a,10aへ押し当てられる洗浄部材125の部位を変えながら、設定された所定の回数だけ試料分注ノズル9a,10aを洗浄部材125で拭く動作を行う。
このように、1つの洗浄部材ホルダ120(洗浄部材125)で、複数回の拭く動作を行うことができるようになっており、洗浄部材125に付着した汚れが、再び試料分注ノズル9a,10aへ付かないようになっている。
なお、試料分注機構9,10は、試料分注ノズル9a,10aを洗浄槽20,21まで移動させ、洗浄水により、試料分注ノズル9a,10aを洗浄する。なお、洗浄液60を吸引した場合は、を内壁の汚れとともに洗浄液60を吐出させる。
<試料分注ノズル9a,10aの洗浄フロー>
試料分注ノズル9a,10aの洗浄フローについて図7を用いて説明する。図7は、試料分注ノズル9a,10aの洗浄動作を説明するフローチャートである。
操作者は、試料容器6に洗浄液60を注入し、洗浄部材ホルダ120と共に、サンプルラック7に装着する。なお、洗浄部材ホルダ120にキャップ126が取り付けられている場合には、キャップ126を取り外しておく。また、サンプルラック7には、洗浄用を示すバーコードラベル(図示せず)が貼付されている。なお、洗浄液60は、試料分注ノズル9a,10aに付着した汚れの種類や度合いによって適宜変更することができる。そして、洗浄動作を開始させるためのスタートキーを操作する。
ステップS1において、制御部26は、スタートキーが操作されたか否かを判定する(スタートキーON?)。スタートキーが操作されていない場合(S1・No)、操作されるまでステップS1を繰り返す。スタートキーが操作された場合(S1・Yes)、制御部26の処理はステップS2に進む。
ステップS2において、制御部26は、サンプルラック7に洗浄部材ホルダ120が取り付けられているか否かを判定する(洗浄部材ホルダあり?)。この判定は、例えば、試料搬送機構8の搬送経路中に設置されたバーコードリーダ(図示せず)でサンプルラック7に貼付されたバーコードラベル(図示せず)を読み込んで、読み込んだバーコードラベルが洗浄用を示すものである場合、洗浄部材ホルダ120が取り付けられているか否かを判定する。サンプルラック7上に洗浄部材ホルダ120に1個も取り付けられていない場合(S2・No)、制御部26の処理はステップS15に進み、バーコードリーダ(図示せず)まで搬送されたサンプルラック7を排出して(図示しないサンプルラック保持部まで搬送して)、処理を終了(中止)する。なお、洗浄動作を行わず処理を終了した場合、操作者に正常に洗浄動作が行われなかったことを通知するアラーム(図示せず)やランプ(図示せず)を作動させることが望ましい。サンプルラック7に洗浄部材ホルダ120が取り付けられている場合(S2・Yes)、制御部26の処理はステップS3に進む。
ステップS3において、制御部26は、試料搬送機構8を制御して、洗浄部材ホルダ120が試料サンプリング位置33,34にくるように、サンプルラック7を移動(搬送)させる。
ステップS4において、制御部26は、試料分注機構9,10を制御して、試料分注ノズル9a,10aを試料サンプリング位置33,34まで移動させ、設定距離下降させる。
ステップS5において、制御部26は、洗浄液60の吸引量の設定があるか否かを判定する。洗浄液60の吸引量の設定がない場合(洗浄液吸引量=0;S5・No)、制御部26の処理はステップS7に進む。洗浄液60の吸引量の設定がある場合(洗浄液吸引量≠0;S5・Yes)、制御部26の処理はステップS6に進む。
ステップS6において、制御部26は、試料分注用ポンプ11を制御して、洗浄液60を設定された吸引量を吸引する。そして、設定された浸漬時間が経過した後、ステップS7に進む。
ステップS7において、制御部26は、挟込機構110の駆動モータ111を制御して、一対のアーム115を所定の間隔となるまで閉じる。これにより、洗浄部材ホルダ120の洗浄部材125は、所定の押し当て度合いで試料分注ノズル(プローブ)9a,10aに押し付けられる。
ステップS8において、制御部26は、試料分注機構9,10を制御して、試料分注ノズル(プローブ)9a,10aを上昇させる。
ステップS9において、制御部26は、挟込機構110の駆動モータ111を制御して、一対のアーム115を所定の間隔となるまで開放する。これにより、洗浄部材ホルダ120の洗浄部材125は、板バネ122の復元力により、洗浄部材125の間が開口する。
ステップS10において、制御部26は、試料搬送機構8を制御して、ラックを所定距離移動させる。この移動は、試料分注ノズル9a,10aへ押し当てられる洗浄部材125の部位を変えるためのものであり(図5(c)参照)、例えば、数mm程度である。
ステップS11において、制御部26は、所定の外壁拭い洗浄回数が実施されたか否かを判定する。所定の外壁拭い洗浄回数が実施されていない場合(S11・No)、制御部26の処理はステップS12に進み、ステップS4と同様に、試料分注機構9,10を制御して、設定距離下降させ、ステップS7からステップS10の処理を繰り返す。所定の外壁拭い洗浄回数が実施された場合(S11・Yes)、制御部26の処理はステップS13に進む。
ステップS13において、制御部26は、試料分注機構9,10を制御して、試料分注ノズル9a,10aを洗浄槽20,21まで移動させ、洗浄水により、試料分注ノズル9a,10aを洗浄する。なお、ステップS6で洗浄液60を吸引した場合には、内壁の汚れとともに洗浄液60を吐出させる。
ステップS14において、制御部26は、設定された全ての試料分注ノズル9a,10aの洗浄が終了したか否かを判定する。全ての試料分注ノズル9a,10aの洗浄が終了していない場合(S14・No)、制御部26の処理はステップS3に戻り、次の試料分注ノズル9a,10aについて、同様にステップS3からステップS13までの洗浄動作を行う。全ての試料分注ノズル9a,10aの洗浄が終了した場合(S14・Yes)、制御部26の処理はステップS15に進み、サンプルラック7を排出して(図示しないサンプルラック保持部まで搬送して)、処理を終了(正常終了)する。なお、正常に洗浄動作を行って処理を終了した場合、操作者に正常に洗浄動作が行われたことを通知するアラーム(図示せず)やランプ(図示せず)を作動させることが望ましい。
操作者は、サンプルラック7から洗浄部材ホルダ120と試料容器6を取り出して、
試料容器6を洗浄液60を廃棄(廃液処理)し、洗浄部材ホルダ120を廃棄する。
<洗浄動作の設定パラメータ>
洗浄動作の設定パラメータの一例について、図8を用いて説明する。図8は、試料分注ノズル9a,10aの洗浄動作の設定パラメータの入力例である。
図8に示すように、設定パラメータには、部位801、サンプルラックのポジション802、ノズルの下降距離803、ノズルの外壁拭い回数804、ノズルの洗浄部材引き抜き動作時間805、洗浄液吸引量806、洗浄液吸引後の浸漬時間807が設定される。これらの設定パラメータは、例えば、図示しない制御コンピュータを介して制御部26に入力される。
部位801は、各試料分注ノズル9a,10aに対応する。例えば、ノズル1は試料分注ノズル9aに対応し、ノズル2は試料分注ノズル10aに対応し、ノズル3は図示しない第3の試料分注ノズルに対応する。
サンプルラックのポジション802は、その試料分注ノズルを洗浄する際に用いる洗浄部材ホルダ120がサンプルラック7の何番目に取り付けられているかを示すものである。図8の例では、ノズル1とノズル2は同一の洗浄部材ホルダ120を使用することを示している。なお、前記したように、試料分注ノズル9a,10aへ押し当てられる洗浄部材125の部位を変えることにより、1つの洗浄部材ホルダ120で複数回の拭き動作が可能である。また、サンプルラック7のポジションごとに、試料容器6の洗浄液60が異なるようにして、部位801の汚れの種類等に応じて、ポジションを選択するようにすることもできる。
ノズルの下降距離803は、ステップS4およびステップS12で試料分注ノズル9a,10aを下降させる距離である。試料分注ノズル9a,10aは、例えば、血球成分を分注する場合、汚れの部位は広範囲となる。このため、試料分注ノズル9a,10aを用いて分注する分析項目に応じて、即ち、汚れの部位の範囲に応じて、試料分注ノズル9a,10aを下降させる距離を設定することができる。
ノズルの外壁拭い回数804は、ステップS11の判定で用いられる。これにより、汚れの成分や状態に応じて、拭い回数を設定することができる。
ノズルの洗浄部材引き抜き動作時間805は、ステップS8で試料分注ノズル9a,10aを上昇させるのに要する時間である。例えば、付着した汚れが粘着性の高い成分の場合には、引き抜き動作時間を長くする等の設定をすることができる。
洗浄液吸引量806は、ステップS5の判定と、ステップS6の吸引量を設定するものである。洗浄液吸引量806を設定することにより、試料分注ノズル9a,10aの外壁の拭い洗浄と併せて、内壁も洗浄することができる。
洗浄液吸引後の浸漬時間807はステップS6における浸漬時間を設定するものである。これにより、試料分注ノズル9a,10aに付着した汚れの成分や状態に応じて、浸漬時間を設定することができる。
以上のように各パラメータ801〜807を設定することにより、各部位801(ノズル)ごとに、分析項目が異なり、汚れの種類、汚れの程度、汚れの状態、汚れの範囲が異なっていても、洗浄効果を好適に保つパラメータを設定することができる。また、手作業によるメンテナンスの煩雑さを回避することができる。
<ノズル洗浄機構100の異常検知>
前記したように、試料分注ノズル9a,10aを下降させる際、図6(a)に示すように、洗浄部材ホルダ120の洗浄部材125の間が開口状態となっている必要がある。しかし、挟込機構110等のトラブルにより、洗浄部材125の間が閉じたままであった場合が考えられる。また、試料搬送機構8の故障等により、試料サンプリング位置33,34に対して洗浄部材ホルダ120が正しく配置されない場合も考えられる。このような場合において、そのまま試料分注ノズル9a,10aを下降させると、試料分注ノズル9a,10aが傷ついたり、曲がったりするおそれがある。
このため、試料分注ノズル9a,10aの衝突を検知する機能を備え、衝突を検知した場合には、試料分注ノズル9a,10aの下降を停止させることにより、傷つきや曲がりを防止する制御を行うことができる。
なお、試料分注ノズル9a,10aの衝突を検知する機能としては、例えば、試料分注ノズル9a,10aを試料分注機構9,10に架設する構造とし、光源と光電素子を備える。架設された試料分注ノズル9a,10aが部材等に接触して、下降する試料分注機構9,10より相対的に持ち上がると、光源と光電素子の間の光を遮ることにより、試料分注ノズル9a,10aの衝突を検知することができる。
<変形例>
なお、本実施形態に係る自動分析装置1は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
ノズル洗浄機構100の挟込機構110は、図2に示すように、駆動モータ111、クランク機構112、リニアガイド113および溝付きリンク機構114により、一対のアーム115を開閉するものとして説明したが、これに限られるものではない。一対のアーム115を開閉して洗浄部材ホルダ120の洗浄部材125を挟み込むことができる挟込機構であればよい。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、図2に示すように、サンプルラック7に複数の洗浄部材ホルダ120が取り付けられるものとして説明したが、これに限られるものではなく、1つの洗浄部材ホルダ120のみを取り付けられるサンプルラックであってもよい。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、試料容器6を載置したサンプルラック7を搬送する試料搬送機構8を備えるものとして説明したが、これに限られるものではない。試料容器6を載置する試料ディスクを備える自動分析装置であってもよい。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、読み込んだバーコードラベルが洗浄用を示すものである場合、洗浄動作へ移行するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)方式により識別してもよい。また、操作者が、制御コンピュータを操作してモードを切り替えることにより、洗浄動作へ移行するものであってもよい。
また、本実施形態に係る自動分析装置1は、使用後の洗浄部材ホルダ120を廃棄するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、洗浄部材125を交換可能とし、ホルダ本体121と板バネ122を再利用できる構成であってもよい。また、洗浄部材125が取り付けられた板バネ122を交換可能とし、ホルダ本体121を再利用できる構成であってもよい。このように構成することにより、ランニングコストを低減することができる。
なお、洗浄部材125または洗浄部材125が取り付けられた板バネ122の交換は、下部開口突出部121aの開口部または上部開口部121cから行うようになっている。なお、図6(b)に示すように、試料分注ノズル9a,10aを上昇させる際に、洗浄部材125が試料分注ノズル9a,10aに押し当てられているため、洗浄部材125を上方向に取り外す構成では、拭き動作中に洗浄部材125が脱落することも考えられる。このため、洗浄部材125は、下方向に取り外す、即ち、下部開口突出部121aの開口部から取り外す構成としてもよい。
また、本実施形態に係る自動分析装置1のノズル洗浄機構100は、試料分注ノズル9a,10aを洗浄するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、試薬分注機構12,13の試薬分注ノズルのノズル洗浄機構に適用してもよく、反応容器洗浄機構18の反応容器洗浄ノズルのノズル洗浄機構に適用してもよい。
1 自動分析装置
6 試料容器(容器)
7 サンプルラック(容器載置部)
7a 開口(取り付け部)
7b 嵌合凹部(嵌合部)
8 試料搬送機構(搬送機構)
8a 搬送方向
9,10 試料分注機構
9a,10a 試料分注ノズル(プローブ,ノズル)
11 試料分注用ポンプ
20,21 洗浄槽(異なる位置)
22〜25 洗浄槽
26 制御部(制御手段)
31,32 試料吐出位置
33,34 試料サンプリング位置(サンプリング位置)
60 洗浄液
100 ノズル洗浄機構
110 挟込機構(保持機構)
111 駆動モータ
112 クランク機構(クランク・リンク機構)
113 リニアガイド(クランク・リンク機構)
114 溝付きリンク機構(クランク・リンク機構)
115 アーム
116,117 緩衝部材
120 洗浄部材ホルダ
121 ホルダ本体
121a 下部開口突出部(取り付け部)
121b 嵌合凸部(嵌合部)
121c 上部開口部
121d 一対の側面開口部
122 板バネ(弾性部材)
125 洗浄部材
126 キャップ

Claims (15)

  1. 液体を吸引および吐出可能なノズルを有し、前記ノズルを上下方向に移動可能な分注機構と、
    容器を設置可能な容器載置部と、
    前記ノズルの外壁を洗浄する洗浄部材を有し、前記容器載置部とともに移動するように取り付けられる洗浄部材ホルダと、
    前記洗浄部材ホルダとともに前記容器載置部を前記ノズルのサンプリング位置に移動可能な搬送機構と、
    前記サンプリング位置に搬送された前記洗浄部材ホルダの前記洗浄部材を保持可能なアームを有する保持機構と、
    前記搬送機構、前記分注機構および前記保持機構を制御する制御手段と、を備える
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 前記保持機構は、前記洗浄部材を挟み込むように開閉可能なアームを有する挟込機構であり、
    前記洗浄部材ホルダは、前記容器載置部とともに移動可能なように前記容器載置部に取り付けられ、
    前記制御手段は、
    前記アームを開いた状態で前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させ、
    前記アームで挟み込み、前記洗浄部材を前記ノズルに押し当てた状態で前記ノズルを上方向に移動させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記アームを開いた状態で前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させ、
    前記アームで挟み込み、前記洗浄部材を前記ノズルに押し当てた状態で前記ノズルを上方向に移動させ、
    前記搬送機構により、前記洗浄部材ホルダが取り付けられた前記容器載置部を移動させ、
    前記アームを開いた状態で前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させ、
    前記アームを挟み込み、前記ノズルに押し当てた前記洗浄部材上の位置とは異なる前記洗浄部材上の位置を前記ノズルに押し当てた状態で前記ノズルを上方向に移動させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記容器載置部には、洗浄液が入れられた容器が設置され、
    前記洗浄部材ホルダは、前記容器載置部に前記容器が設置された状態でも取り付けが可能であり、
    前記制御手段は、
    前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させた後、上方向に移動させる前に、
    前記ノズルから前記洗浄液を吸引する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の自動分析装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記ノズルを上方向に移動させた後、
    前記ノズルを前記サンプリング位置とは異なる位置に移動させ、
    前記ノズルから吸引した前記洗浄液を吐出する
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動分析装置。
  6. 前記保持機構は、前記洗浄部材を挟み込むように開閉可能なアームを有する挟込機構であり、
    前記アームは、
    上方から視て、前記搬送機構の搬送方向と直交する方向に開閉する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  7. 前記保持機構は、前記洗浄部材を挟み込むように開閉可能なアームを有する挟込機構であり、
    前記挟込機構は、
    パルスモータと、
    前記パルスモータの回転運動を前記アームの開閉方向の運動に変換するクランク・リンク機構と、を更に有し、
    前記制御手段は、
    前記パルスモータの回転角度を制御することにより、前記アームの開閉方向の間隔を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  8. 前記容器載置部は、サンプルラックであり、
    前記搬送機構は、前記サンプルラックを搬送する試料搬送機構であり、
    前記分注機構は、生体試料を分注する試料分注機構である
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  9. 前記洗浄部材ホルダは、前記容器載置部とともに移動可能なように前記容器載置部に取り付けられ、
    前記洗浄部材ホルダと前記容器載置部との取り付け部は、取り付ける向きを固定する嵌合部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  10. 前記ノズルを下方向に移動させる際、前記ノズルが他の部材と接触したことを検知する検知手段を備え、
    前記検知手段が前記ノズルが他の部材と接触したことを検知すると、
    前記制御手段は、
    前記ノズルの移動を停止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  11. 液体を吸引および吐出可能なノズルを有し、前記ノズルを上下方向に移動可能な分注機構と、容器を設置可能な容器載置部と、前記ノズルの外壁を洗浄する洗浄部材を有し、前記容器載置部に取り付けられる洗浄部材ホルダと、前記洗浄部材ホルダが取り付けられた前記容器載置部を前記ノズルのサンプリング位置に移動可能な搬送機構と、前記サンプリング位置に搬送された前記洗浄部材ホルダの前記洗浄部材を挟み込むように開閉可能なアームを有する挟込機構と、前記搬送機構、前記分注機構および前記挟込機構を制御する制御手段と、を備える自動分析装置のノズル洗浄方法であって、
    前記制御手段は、
    前記アームを開いた状態で前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させるステップと、
    前記アームを挟み込み、前記洗浄部材を前記ノズルに押し当てた状態で前記ノズルを上方向に移動させるステップと、を実行する
    ことを特徴とする自動分析装置のノズル洗浄方法。
  12. 前記制御手段は、
    前記搬送機構により、前記洗浄部材ホルダが取り付けられた前記容器載置部を移動させるステップと、
    前記アームを開いた状態で前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させるステップと、
    前記アームを挟み込み、前記ノズルに押し当てた前記洗浄部材上の位置とは異なる前記洗浄部材上の位置を前記ノズルに押し当てた状態で前記ノズルを上方向に移動させるステップと、を実行する
    ことを特徴とする請求項11に記載の自動分析装置のノズル洗浄方法。
  13. 前記容器載置部には、洗浄液が入れられた容器が設置され、
    前記洗浄部材ホルダは、前記容器載置部に前記容器が設置された状態でも取り付けが可能であり、
    前記制御手段は、
    前記ノズルを前記サンプリング位置で下方向に移動させるステップの後、上方向に移動させるステップの前に、
    前記ノズルから前記洗浄液を吸引するステップを実行する
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の自動分析装置のノズル洗浄方法。
  14. 前記制御手段は、
    前記ノズルを上方向に移動させるステップの後、
    前記ノズルを前記サンプリング位置とは異なる位置に移動させるステップと、
    前記ノズルから吸引した前記洗浄液を吐出するステップと、前記ノズルの内壁および外壁を洗浄水で洗浄するステップと、を実行する
    ことを特徴とする請求項13に記載の自動分析装置のノズル洗浄方法。
  15. 上下方向に貫通する貫通路を有する筒状の部材であり、側面に一対の側面開口部が形成されるホルダ本体と、
    前記ホルダ本体の筒内に配置された一対の洗浄部材と、
    前記ホルダ本体の筒内に配置された前記洗浄部材に取り付けられる弾性部材と、を備え、
    前記側面開口部から前記弾性部材を挟み込むことにより、前記洗浄部材が前記貫通路を閉塞し、
    前記挟み込みを解除することにより、前記弾性部材が復元して前記洗浄部材により閉塞された前記貫通路を開口する
    ことを特徴とする洗浄部材ホルダ。
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