JP2020056802A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分注ノズルが接触した対象を識別し分注ノズルの動作を適切に制御可能であり分注ノズルに損傷を与えることを回避可能な自動分析装置を実現する。【解決手段】試料容器15にゴム製の蓋35がある場合は試料ノズル12aが下降して蓋35に当たるとアーム42内で蓋検出距離48だけ相対的に移動して検知器44が検知板43を検知する。試料ノズル12aが蓋35と接触したことを試料ノズル12aの位置情報と共に動作指令部内に保存する。試料ノズル12aは、さらに下降を続け所定位置で試料34の吸引動作が行われる。試料ノズル12aが蓋35のフレーム部36に突き当たって外力が加わった場合は検知板43が検出距離48だけ相対的に移動したことを検知器44が検知する。その後、試料ノズル12aが下降しようとして過大な外力が作用し検知板43が障害物検出距離49だけ相対的に移動したところで試料ノズル12aの下降を停止する。【選択図】図4

Description

本発明は、試料分注装置を備えた自動分析装置に関する。
血液、尿等の生体試料に含まれる特定成分の定量あるいは定性分析を行う自動分析装置は、分析結果の再現性、処理速度の高さ、等から現在の診断には欠かせないものとなっている。
自動分析装置で使用される試料容器には栓で閉じられた試料容器と、栓で閉じられていない試料容器とがある。
栓がある試料容器と栓がない試料容器とは、混在して自動分析装置で使用される。このため、特許文献1に記載の技術では、試料ノズルに上向きの外力が作用したことを検知する外力検知センサが液体吸引装置に備えられている。この液体吸引装置においては、試料ノズルを試料容器に向けて移動させたときに、試料ノズルが栓に衝突せず外力が作用しなかった場合は栓で閉じられていない試料容器と判定し、栓に衝突して外力が作用した場合には、栓で閉じられた容器であると判定する。そして、試料ノズルは栓の有無により、各容器に適する仕様で動作させるように構成されている。
また、特許文献2に記載の技術では、診断システムにおいて、試料ノズルに上向きの外力が作用したことをモータ内の抵抗を監視することで判断し、試料容器の栓の有無の検知、又は試料容器の底部に接触したか否かの検知を行うように構成されている。
特開2000−88862号公報 特表2013−525817号公報
上記特許文献1および特許文献2に記載の技術においては、試料容器の栓(蓋)の有無を、試料ノズル先端に物体が衝突したことを検知するセンサを含む外力検知手段で判断する。このため、試料ノズルが何かに衝突して外力が加わっているか否かの判断はできるが、例えば、それが蓋のゴムなのか、ゴムの縁にある蓋のフレーム、あるいはその他の障害物なのかを判別するまでには至らない。
蓋のゴム以外の部分で外力を検出したにも関わらず、誤って蓋つきの試料容器であると判断し、ノズルを動作させると、ノズルおよび駆動機構に過大な負荷がかかり、損傷を引き起こす可能性がある。試料容器の蓋がゴム製の場合、試料ノズルによりゴム製の蓋を突き通して試料容器内部に挿入し、試料を吸引するように試料ノズルを動作させるからである。
試料ノズルが外力を検知した位置から、蓋つきの容器か否かを判断することもできるが、あらかじめ装置内に試料容器の高さ等の寸法情報の登録等が必要であり、メーカごとに試料容器の種類、形状はさまざまであるので、試料容器の全種類に対応することは困難である。よって、外力を検知した位置からの判断では、蓋つきの容器か否かを誤判断する可能性もある。
上述した試料分注機構における問題点は、試薬分注機構における試薬容器から試薬を分注する場合にも同様な問題点が存在する場合もある。
本発明の目的は、分注ノズルが接触した対象を識別し、分注ノズルの動作を適切に制御可能であり、分注ノズル等に損傷を与えることを回避可能な自動分析装置を実現することである。
上記目的を達成するため、本発明は次のように構成される。
本発明の自動分析装置は、試薬又は試料を吸引し、反応容器に吐出するノズルと、上記ノズルを支持するアーム部を有し、このアーム部の上下及び水平方向移動を行う分注機構と、上記アーム部に配置され、上記ノズルを上記アーム部に対して上下方向に相対的に移動可能に支持する弾性支持部材と、上記アーム部に配置され、上記ノズルの上記アーム部に対する相対的移動距離を検知する相対的移動距離検知器と、上記ノズルに試薬又は試料を吸引させ、反応容器に吐出させる吸引吐出機構と、上記反応容器内の試料に光を照射し、光度を検出する光度計と、上記分注機構、上記吸引吐出機構、及び上記光度計の動作を制御すると共に、上記光度計が検出した光度に基づいて、上記反応容器内の試料を分析するコントローラとを備える。
そして、上記コントローラは、上記相対的移動距離検知器が検知した上記ノズルの上記アーム部に対する相対的移動距離に応じて、上記ノズルの先端部が接触した対象物が、試料容器又は試薬容器の、上記ノズルを挿入可能な蓋部か、上記ノズルを挿入できない部材であるかを判断し、その判断に基づいて、上記分注機構及び上記吸引吐出機構の動作を制御する。
本発明によれば、分注ノズルが接触した対象を識別し、分注ノズルの動作を適切に制御可能であり、分注ノズル等に損傷を与えることを回避可能な自動分析装置を実現することができある。
本発明が適用される自動分析装置の概略構成図である。 本発明の実施例1における試料分注機構の概略構成図である。 本発明の実施例1における試料分注機構の動作制御に関する機能ブロック図である。 本発明の実施例1における、試料ノズルに加わる外力の大きさから、試料容器の蓋の有無等の判別方法を説明する図である。 本発明の実施例2における、試料容器固定機構とラック固定機構の説明図である。 本発明の実施例2における試料分注機構の動作制御に関する機能ブロック図である。 本発明の実施例2における、試料ノズルに加わる外力の大きさから、試料容器の蓋の有無等の判別方法を説明する図である。 実施例2の動作フローチャートである。 本発明の実施例3の要部である高さセンサの説明図である。 実施例2の動作フローチャートである。 実施例3の動作フローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1が適用される自動分析装置の概略構成図である。
図1において、反応ディスク1には複数の反応容器2が円周状に並んでいる。また、試薬ディスク9の中には複数の試薬ボトル10が円状に配置可能である。反応ディスク1の近くには試料容器15を載せたラック16を移動する試料搬送機構17が設置されている。そして、反応ディスク1と試薬ディスク9との間には試薬を試薬ボトル10から吸引し、反応容器2内に吐出する試薬分注機構7、8が設置されている。
また、反応ディスク1と試料搬送機構17との間には、回転及び上下動可能で、開詮容器のみから試料の採取が可能な試料分注機構11と、開詮及び閉詮容器両方から試料の採取が可能な試料分注機構12が設置されている。
試料分注機構11は試料分注ノズル(試料ノズルともいう)11aを備えている。試料ノズル11aには試料用ポンプ19が接続されている。試料ノズル11aは試料分注機構11の回転軸を中心に円弧を描きながら移動して試料容器15から試料を吸引し、反応容器2へ試料を吐出し、試料分注を行う。
試料分注機構12は試料分注ノズル12aを備えている。試料ノズル12aには試料用ポンプ19が接続されている。試料ノズル12aは試料分注機構12の回転軸を中心に円弧を描きながら移動して試料容器15から試料を吸引し、反応容器2へ試料を吐出し、試料分注を行う。
反応ディスク1の周囲には、反応容器2、洗浄機構3、分光光度計4、攪拌機構5、6、試薬ディスク9、試料搬送機構17が配置され、洗浄機構3には洗浄用ポンプ20が接続されている。試薬分注機構7、8、試料分注機構11、攪拌機構5、6の動作範囲上に洗浄槽13、14、30、31、32、33がそれぞれ設置されている。試薬分注機構7、8には、試薬用ポンプ18が接続されている。
試料容器15には血液等の検査試料が含まれ、ラック16に載せられて試料搬送機構17によって運ばれる。試料分注機構11は、試料吸引位置15wに位置する試料容器15から試料を吸引する。試料分注機構12は、試料吸引位置15w2に位置する試料容器15から試料を吸引する。
試料容器固定機構37は、試料吸引位置15w2の上方に配置され、試料吸引位置15w2に位置する試料容器15に蓋がある場合に試料分注機構12が試料吸引後に試料容器が浮き上がってラックから外れないように試料容器を押さえる機構である。なお、試料容器固定機構37は、実施例1では必ずしも、必要では無く、後述する実施例2において必要とする機構である。
ラック固定機構38は、ラック16の上方に配置され、試料吸引位置15w2に位置する試料容器15に蓋がある場合に試料分注機構12が試料吸引後に試料容器と共にラック16が浮き上がらないように試料搬送機構にラックを押え付ける機構である。なお、ラック固定機構38は、実施例1では必ずしも、必要では無く、後述する実施例2において必要とする機構である。
また、上述した各機構はコントローラ21に接続され、コントローラ21によって動作制御される。また、コントローラ21は、反応容器2内の検査試料を分析する分析部としての機能を有する。
図2は、本発明の実施例1における試料分注機構12の概略構成図である。図2において、試料分注機構12は試料の吸引、吐出を行う試料ノズル12aと、試料ノズル12aを保持するアーム42と、試料ノズル12aを弾性的に支持する弾性体(ばね)45と、試料ノズル12aの静電容量変化を検知する静電容量検知器(液面検知器)46と、試料ノズル12aに固定された障害物検知板43と、障害物検知板43の移動を検知する障害物検知器(外力検知器)44と、アーム42を上下、回転動作させる上下、回転機構41とによって構成される。障害物検知板43と障害物検知器44とにより、試料ノズル12aのアーム42に対する相対的移動距離を検知する相対的移動距離検知器が形成される。
図3は、本発明の実施例1における試料分注機構12の動作制御に関するコントローラ21の機能ブロック図である。図3において、コントローラ21は、障害物判断部21bと、液面判断部21aと、動作指令部21cとを備えている。
試料分注機構12の静電容量検出器46の静電容量検出信号は、液面判断部21aに供給される。液面判断部21aからの液面判断信号は、動作指令部21Cに供給される。また、試料分注機構12の障害物検知器44からの出力信号は、障害物判断部21bに供給される。障害物判断部21bからの障害物判断信号は、動作指令部21cに供給される。動作指令部21cは、液面判断部21aからの液面判断信号、及び障害物判断部21bからの障害物判断信号に基いて、動作指令信号を試料分注機構42の上下回転機構に指令信号を供給する。
図1には示していないが、本発明が適用される自動分析装置には、表示部60が備えられている。動作指令部21cは、表示部60に表示指令を供給する。
図4は、本発明の実施例1における、試料ノズル12aに加わる外力の大きさから、試料容器の蓋の有無及び、試料容器の蓋のフレームや蓋以外物体に接触した際の判別方法を説明する図である。
図3及び図4において、上下回転機構41により前記試料ノズル12aは試料容器15に向かって下降し、図4の(a)に示すように、試料容器15に蓋がない場合には、試料ノズル12aに外力が加わらず、試料ノズル12aが試料34の液面に接触したことを、静電容量検知器46から信号に基いて、液面判断部21aが判断し、その判断に基いて、動作指令部21cが上下回転機構41に下降動作停止信号を供給する。そして、試料ノズル12aは所定位置まで移動後、試料の吸引を行う。試料の吸引動作は、コントローラ21から試料用ポンプ19が動作することにより行われる。
図4の(b)に示すように、試料容器15にゴム製の蓋35がある場合には、試料ノズル12aが下降して蓋35に当たると、試料ノズル12aに外力が加わり、アーム42内で蓋検出距離48だけ相対的に移動したところで検知器44が検知板43を検知する。検知器44が検知板43を検知したことを障害物判断部21bに伝達し、試料ノズル12aが蓋35と接触したことを試料ノズル12aの位置情報と共に、動作指令部21c内に保存する。
試料ノズル12aは、図4の(b)に示した位置から、さらに下降を続け、試料34の液面に到達すると、静電容量検知器46、液面判断部21aで試料34に到達したことを検知する。続いて、動作指令部21cからの指令により、上下回転機構41は試料ノズル12aの下降動作を停止、あるいは所定位置まで試料ノズル12aを移動の後に、試料34の吸引動作が試料用ポンプ19により行われる。
図4の(c)に示すように、試料容器15に蓋35があり、試料ノズル12aが蓋35のフレーム部36に突き当たって外力が加わった場合には、アーム42内で検知板43が蓋検出距離48だけ相対的に移動したところで検知器44が検知板43を検知することで、障害物判断部21bが蓋35(ゴム部)と接触したことを判断し、動作指令部21c内に保存する。その後、試料ノズル12aが下降を継続することで過大な外力が作用し、検知板43が障害物検出距離49だけ相対的に移動したところで検知器44及び障害物判断部21bが、蓋のゴム部では無く、蓋のフレーム36あるいはその他の障害物と接触したことをコントローラ21の動作指令部21cに保存する。
そして、動作指令部21cは、上下回転機構41に対して、その後の試料ノズル12aの下降及び分注動作をキャンセルさせる。動作指令部21cは、動作異常が生じたこと(試料ノズル12aの動作異常)を、異常が生じた試料番号、試料位置と共に、表示部60に表示させる。
なお、検知器44としてはフォトインタラプタなどのセンサを使用することが考えられる。
また、言い換えれば、コントローラ21は、試料ノズルの試料の分注動作を行うためにアーム42を下降動作させ、検出器44が検知した移動距離が蓋検知距離未満であるとき、又は、蓋検知距離以上であり、かつ蓋検知検出距離より大きい障害物検知距離未満のであるときは、試料の吸引吐出動作を指令し、検出器44が検知した移動距離が障害物検知距離となったとき、アーム42の下降動作を停止させ、試料ノズルの試料の分注動作を停止させる。さらに、検知器44が検知した移動距離が蓋検知距離未満であるときは、試料容器15に蓋がないと装置は判断し、蓋検知距離以上であり、かつ蓋検知検出距離より大きい障害物検知距離未満であるときは、試料容器に蓋があると装置は判断することができる。なお、蓋のあるなしで分注動作の制御を変えてもよい。
このように、試料ノズル12aに加わる外力の大きさを複数段階(蓋検出距離48、障害物検出距離49)で判断可能な外力判定手段(外力検知器44、障害物判断部21b、動作指令部21c)を有することで、試料ノズル12aの動作を適切に制御可能であり、試料ノズル12a、上下回転機構41等に損傷を与えることを回避可能な自動分析装置を実現することができる。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。この実施例2は、自動分析装置の全体構成及び試料分注機構12の概略構成は、図1、図2に示した例と同様であるので、図示及び詳細説明は省略する。
図5は、本発明の実施例2における、試料ノズル12aの接触対象識別機能を利用した試料容器固定機構37とラック固定機構38の説明図である。これらの機構37、38は、試料容器15に蓋35がある場合に、試料ノズル12aによる試料吸引後、試料ノズル12aが試料容器15から離脱する際に、ラック16および試料容器15を持ち上げることを回避するための機構である。
また、図6は、本発明の実施例2における試料分注機構12の動作制御に関するコントローラ21の機能ブロック図である。ただし、図6に示したブロック図は、図3に示したブロック図に、試料容器固定機構37及びラック固定機構38を駆動する固定機構駆動部70を追加した図であり、他の部分は、図3に示したブロック図と同等となっている。
また、図7は、実施例2における、試料ノズル12aは加わる外力の大きさから、試料容器の蓋の有無及び、試料容器の蓋のフレームや蓋以外物体に接触した際の判別方法及び動作を説明する図である。なお、実施例2は、実施例1に試料容器固定機構37とラック固定機構38とが追加された点以外は、実施例1と同様であるため、その他の動作は、実施例1と実施例2とは同様となる。
さらに、図8、図10は、実施例2の動作フローチャートである。
図5において、試料容器固定機構37とラック固定機構38は、固定機構駆動部70により各々独立に動作可能である。試料ノズル12aに外力が加わり、試料容器15の蓋(ゴム部)35と接触したことを実施例1と同様にして判断すると、この情報をトリガーとして、動作指令部21cは、固定機構駆動部70に指令し、試料容器固定機構37とラック固定機構38と、を各々試料容器15とラック16とを固定するために下降させる。
試料ノズル12aが試料容器15の内部に挿入され、試料の採取を終えて、蓋(ゴム部)35から離脱後、動作指令部21cからの指令に従って固定機構駆動部70は、試料容器固定機構37とラック固定機構38とは各々上昇させ、各々試料容器15とラック16の固定を開放させて、ラック16の移動の邪魔にならない位置に退避させる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例2の動作について説明する。
図7の(a)に示すように、上下回転機構41により試料ノズル12aは試料容器15に向かって下降し、試料容器15に蓋がない場合には試料ノズル12aに外力が加わらない。この場合は、試料容器固定機構37とラック固定機構38は動作されない状態で、試料ノズル12aは試料の吸引を行う。これは、蓋がない試料容器15では、試料ノズル12aが試料容器15から離脱する際に、ラック16および試料容器15を持ち上げることがなく、ラック16及び試料容器15を固定する必要がないためである。
図7の(b)に示すように、試料容器15に蓋35がある場合には、試料ノズル12aが蓋35に到達すると、試料ノズル17aに外力が加わり、アーム42内で検知板43が蓋検出距離48だけ相対移動したところで検知器44が検知板43を検知する。これにより、試料ノズル12aが蓋(ゴム部)35と接触したことを試料ノズル12aの位置情報と共に、コントローラ21の動作指令部21c内に保存する。この情報をトリガーとして、試料容器固定機構37とラック固定機構38は各々試料容器15とラックを16とを固定するために下降する。
試料容器固定機構37を駆動する固定機構駆動部70は、コントローラ21の動作指令部21c内に保存された試料ノズル12aが蓋を検知した位置を基に、試料容器固定機構37が試料容器15を固定するために移動する距離を調整することが可能である。
これにより、試料容器の種類により異なる蓋の高さに応じた機構制御が可能であるとともに、ガラス製の試料容器等に過度の押しつけ負荷をかけることを防ぐことができる。
なお、試料容器固定機構37は試料ノズル12aが試料容器15から離脱する際に、試料容器15が必要以上に持ち上がってしまうことを防ぎ、試料容器15をラック16に留まらせることが目的であるので、試料容器固定機構37を駆動する固定機構駆動部70は、コントローラ21の動作指令部21c内に保存された試料ノズル12aが蓋を検知した位置を基に、試料容器固定機構37を試料容器15の数ミリ上方で停止させるように移動する距離を調整することもできる。これにより、採血管に負荷を与えることなく、試料ノズル12aが試料容器15から離脱する際に、試料容器15が必要以上に持ち上がってしまうことを防ぎ、試料容器15をラック16に留まらせるという目的を果たすことができる。すなわち、ここでの「固定」とは接触させることが必須ではなく、仮に試料容器15が数ミリ持ち上がったとしてそれ以上試料容器15が持ち上がらないようにできれば固定の概念に含まれる。
ラック固定機構38についても同様に、試料ノズル12aが試料容器15から離脱する際に、ラック16が必要以上に持ち上がってしまうことを防ぎ、ラック16を試料搬送機構17に留まらせることが目的であるので、ラック固定機構38を駆動する固定機構駆動部70は、コントローラ21の動作指令部21c内に保存された試料ノズル12aが蓋を検知した情報を基に、ラック固定機構38をラック16の数ミリ上方で停止させるように移動する距離を調整することもできる。すなわち、ここでの「固定」も接触させることが必須ではなく、仮にラック16が数ミリ持ち上がったとしてもそれ以上ラック16が持ち上がらないようにできれば固定の概念に含まれる。
試料ノズル12aは、さらに下降を続け、試料容器15内の試料を吸引する。
図7の(c)に示すように、試料容器15に蓋35があり、試料ノズル12aが蓋35のフレーム部36突き当たって外力が加わった場合には、アーム42内で、検知板43が蓋検出距離48だけ相対移動したところで検知器44が検知板43を検知する。これにより、試料ノズル12aが蓋(ゴム部)35と接触したと判断し、そのことを試料ノズル12aの位置情報と共に、位置コントローラ21の動作指令部21c内に保存する。この情報をトリガーとして、試料容器固定機構37とラック固定機構38は各々試料容器15とラック16とを固定するために下降する。
その後、試料ノズル12aが下降を継続することで過大な外力が作用し、検知板43が障害物検出距離49だけ相対移動したところで、検知器44は、検知板43が障害物検出距離49だけ移動したことを検知する。これにより、蓋のゴム部35では無く、蓋のフレーム36あるいはその他の障害物と接触したことをコントローラ21の動作指令部21c内に保存する。この情報をトリガーとして、試料容器固定機構37とラック固定機構38とは各々試料容器15とラック16を固定するための下降をキャンセルすることができる。
また、その後の試料ノズル12aの下降及び分注動作についてもキャンセルすることができる。
図8、図10は、本発明の実施例2において、試料ノズル12aの接触対象判断機能と、接触対象判定機能を利用した試料容器固定機構37とラック固定機構38の動作制御フローチャートである。図8に示した動作制御はコントローラ21によって行われる。図8のステップS1〜S15の順で制御フローを説明する。尚、ステップSi−jのjはj=1、2、3で場合分けし、Jが1の場合は蓋ありの試料容器15であり、jが2の場合は蓋なしの試料容器15である。そして、jが3の場合は、蓋以外の障害物に接触したと判断した際の制御を示す。
図8において、分析Startの後、ステップS1で、試料ノズル12aは試料吸引位置15w2へ移動し、ステップS2で試料ノズル12aを試料容器15へ向かって下降させる。この段階では試料吸引位置15w2にある試料容器15に蓋があるか否かはわからない。
次にステップS3において、検出器44又は46が反応する。検出器は前述の通り、ノズル12aに加わる外力を検出する検知器44とノズル12aの静電容量変化を検出する静電容量検出器46が備えられている。
ステップS3において、ノズル12aが蓋検出距離48だけ移動したことを検出器44が検出した段階では、ノズル12aが接触したものが、蓋(ゴム部)35であるか、蓋(フレーム)36のような障害物であるかは不確定である。このため、ステップS3において、検出器44が外力を検出した場合は、ステップS4−1に進み、試料ノズル12aが接触した物が蓋(ゴム部)35であるかどうかを確かめるため、“障害物検出距離49−蓋検出距離48”に当たる距離だけ試料ノズル12aを移動させた後、停止させる。
仮に、試料ノズル12aが接触した物が蓋(ゴム部)35ではなく、蓋(フレーム)36のような障害物であれば、上記の距離を移動した時点で、図4の(c)に示すように、検知板43がアーム42の中で障害物検出距離49の位置まで相対移動する。このため、次のステップS6−1で、検知器44の状態を確認し、試料ノズル12aの接触対象が蓋35であるか、それ以外の障害物であるかを特定することができる。
また、試料ノズル12aの移動距離を“障害物検出距離49−蓋検出距離48”とすることで、仮に試料ノズル12aの接触対象が蓋(ゴム部)35ではなく、蓋(フレーム)36のような障害物であったとしても、試料ノズル12aにかかる負荷を最低限にとどめることができ、機構の損傷を防ぐことが可能となる。
これに対して、ステップS3において、静電容量検出器46が静電容量の変化を検出した場合では、試料ノズル12aが接触したのが、蓋のない試料容器15の試料液面に接触したのか、蓋(ゴム部)35についた結露水等で静電容量が変化したのか、あるいは、蓋(フレーム)36やその他の障害物に接触したのかは不確定である。このため、ステップS3からステップS4−2に進み、試料ノズル12aが接触した物が試料液面であるかどうかを確かめるため、“障害物検出距離49”にあたる距離だけ移動の後、停止する。
仮に、試料ノズル12aが接触した物が蓋のない試料容器15の試料液面であれば、上記の“障害物検出距離49”にあたる距離を移動時点で、図4の(a)に示すように、試料ノズル12aはアーム42の中で位置は移動しない。この場合は、次の検知器44が外力を検知したか否かを判断するステップS5−2において、検知器44で試料ノズル12aに働く外力は検出されないため、試料容器15に蓋はついていないと識別することができる。
また、試料ノズル12aが接触した物が蓋(ゴム部)35、あるいは蓋(フレーム)36のような障害物であれば、上記の“障害物検出距離49”を移動中に図4の(b)に示すように、検知板43がアーム42の中で蓋検出距離48の位置まで相対移動する。このため、検知器44で、試料ノズル12aに働く外力が検出され、接触対象が蓋(ゴム部)35、あるいは蓋(フレーム)36のような障害物であると認識できる。
また、試料ノズル12aは“障害物検出距離49”だけ移動した時点で、上述したように、ステップS6−1において、検知器44の状態を確認すれば接触対象が蓋(ゴム部)35であるか、蓋(フレーム)36のような障害物であるかをノズル12aにかかる外力から識別することができる。
上記のように、簡易な構成で外力判定手段を、試料ノズル12a、アーム42、コントローラ21に持たせることで、外力の大きさから試料容器15の蓋の有無、試料ノズル12aの接触対象が蓋のゴムであるか、蓋のフレームあるいはその他ノズル下降動作を続ければノズルが損傷する可能性がある障害物であるかを判断可能となる。よって、接触対象識別機能を有する試料分注機構を実現することができ、試料ノズルの破損等を防ぐことができる。
ステップS6−1で、試薬容器15は蓋のある仕様の容器であると判断した場合、ステップS7−1に進み、試薬ノズル12aを試料吸引位置へ下降させる。下降位置は所定の試料吸引位置であってもよいし、静電容量検出器46のような検出手段で試料液面を検知し、ノズル12aの下降位置を決定してもよい。
次に、ステップS8−1において、試料容器固定機構37、ラック固定機構38を下降させ、試料容器15、ラック16を固定 する。
試料容器15およびラック16を固定するタイミングは、後述するステップS12−1に示す試料ノズル12aが試料容器15からの離脱を開始する前であればいつでもよい。
ステップS7−1の試料ノズル12aが試料液面に下降する動作に続いて行えば、試料分注全体にかかる動作を短縮することができる。
ステップS7−1の前に、試料容器15およびラック16を固定することも可能であり、このようにすれば、試料ノズル12aが蓋(ゴム)35を貫通する際にかかる外力によって、試料容器15、またはラック16の位置がずれて、試料ノズル12aが坐屈し破損するリスクを避けることができる。
ステップS8−1に続いて、ステップS9−1において、試料ノズル12aの下降により、障害物が検出されたか否かを判断する。ステップS9−1において、障害物が検出されなかった場合は、ステップS10−1に進み、試料ノズル12aを試料の採取位置で停止させる。そして、ステップS11−1において、試料ノズル12aにより試料を採取する。
なお、ステップS10−1にて、試料ノズル12aを試料採取位置で停止後、あるいは、ステップS11−1にて試料の採取の中または、試料採取後に試料容器15および、ラック16を固定することにすれば、これらのステップの前にあるステップS9−1において、試料ノズル12aがアーム42の中で障害物検出距離49だけ相対移動し、分注動作をキャンセルしなければならない場合、無用に試料容器15、ラック16を固定しなくてすむ。
また、ステップS9−1で障害物を検出する場合の例としては、試料容器の設置ミスや規定外の試料容器が設置され、試料ノズル12aが容器底等に衝突し過大な外力が加わるケースが考えられる。
ステップS11−1に続いて、ステップS12−1に進み、試料ノズル12aが試料容器15から離脱される。その後、ステップS13−1で試料容器固定機構37、ラック固定機構38を上昇させ、試料容器15、ラック16の固定を解除する。その後、ステップS14−1で反応ディスク1上の反応容器2に試料を分注する。そして、ステップS15−1で試料ノズル12aを洗浄槽14へ移動させ、洗浄し、その後の分注に備える。
上記のように、試料ノズル12aに加わる外力の大きさを複数段階で判断可能な外力判定手段を有することで、蓋のある試料容器15であっても、容器の設置ミスや、規定外の容器等が設置されることで、試料ノズル12aが損傷することを防ぎながら、試料分注を継続することが可能となる。
ステップS5−2において、検知器44が外力を検知しなかった場合は、ステップS7−2に進み、試料ノズル12aを試料吸引位置に下降させる。続いて、ステップS9−2において、試料ノズル12aの下降により、障害物が検出されたか否かを判断する。ステップS9−2において、障害物が検出されなかった場合は、ステップS10−2に進み、試料ノズル12aを試料の採取位置で停止させる。そして、ステップS11−2において、試料ノズル12aにより試料を採取する。
ステップS11−2に続いて、ステップS12−2に進み、試料ノズル12aが試料容器15から離脱される。その後、ステップS14−2で反応ディスク1上の反応容器2に試料を分注する。そして、ステップS15−2で試料ノズル12aを洗浄槽14へ移動させ、洗浄し、その後の分注に備える。
なお、ステップS9−2の障害物検出については、既に蓋のない試料容器15であることはわかっているので、障害物を検出した場合は、例えば容器底に当たったと判断する方が、試料ノズル12aへの負担を少なくすることができる。
ステップS10−3〜S15−3は、ステップS6−1、S9−1、S9−2において障害物を検出した場合に、その後の分注動作をキャンセルするフローを示している。
ステップS10−3において、試料ノズル12aの動作を停止し、ステップS11−3で試料の採取をキャンセルする。次の検体の試料分注を継続する際には、ステップS12−3で試料ノズル12aを上昇させ、試料容器15から離脱する。試料容器15、ラック16を固定している場合には、ステップS13−3で試料容器固定機構37、ラック固定機構38を上昇させて退避させる。
そして、ステップS15−3で試料ノズル12aを洗浄槽へ移し、試料ノズル12aを洗浄し次の検体の試料分注に備える。
図10は図8に示した試料ノズル12aの接触対象判断機能と、接触対象判定機能を利用した試料容器固定機構37とラック固定機構38の動作制御フローチャートのなかで、静電容量検出器46をオプションとして使用しない実施例である。
ステップS1およびステップS2は図8と同様である。
次にステップS3において、検出器44の反応の有無により動作を変更する。検知器44が蓋と思われる外力を検出した際のその後のステップは図8と同じである。
これに対して検出器44が蓋と思われる外力を検出しなかった場合には、装置はステップS7−2において試料ノズル12aの下降を継続させる。ステップS9−2で障害物を検出した際は、図8同様にステップS10−3に移り、試料ノズル12aを停止される。
ステップS9−2で障害物を検出しなかった場合、その後の動作は図8同様に試料の採取を行う。
上記のように、仮に静電容量検出器46を備えない場合においても試料ノズル12aの接触対象判断機能を持って、試料の分注を実施することができる。静電容量検出器46を使用した試料液面有無の判断はできないため、吸引位置は固定ないし、別の手段により試料液面を検出して所定の吸引位置に停止し、吸引中の試料液面の有無についても、例えば、流路内に設置した圧力センサの圧力変化により正常な試料吸引が実施されたかを判断することが可能である。
なお、静電容量検出器46を使用するか否かに係わらず、S8−1、S13−1およびS13−3で試料容器固定機構37のみを駆動させる場合の制御も考えられる。この場合、コントローラ21は、検知器44が蓋検出距離を検出したとき、試料容器固定機構37を固定機構駆動部70により移動させて、試料容器を固定させ、アームが上昇し、試料ノズルが試料容器から離脱した後に、試料容器固定機構37を移動させ、試料容器の固定を解除させることが望ましい。
また、静電容量検出器46を使用するか否かに係わらず、S8−1、S13−1およびS13−3で試料容器固定機構37とラック固定機構38のいずれかの機構を備え、いずれかの機構のみを制御させる場合の制御も考えられる。この場合、コントローラ21は、検知器44が蓋検出距離を検出したとき、上記いずれかの機構を固定機構駆動部70により移動させて、いずれかの機構が固定対象とするラック又は試料容器を固定させ、アームが上昇し、試料ノズルが試料容器から離脱した後に、上記いずれかの機構で固定した固定対象の固定を解除させることが望ましい。
以上のように、本発明の実施例2においても、実施例1と同様な効果を得ることができる。さらに、本発明の実施例2によれば、試料容器固定機構37とラック固定機構38とを備えることにより、試料ノズル12aが試料容器15から離脱する際に、ラック16および試料容器15を持ち上げることを回避可能となり、試料容器15の設置位置変動、破損等を回避することができる。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。この実施例3は、自動分析装置の全体構成、試料分注機構12の概略構成は、図1、図2に示した例と同様であるので、図示及び詳細説明は省略する。
本発明の実施例3は、より精度よく試料ノズル12aが接触対象を識別可能とするための例である。
図9は、本発明の実施例3の要部である高さセンサ50の説明図である。この高さセンサ50は、試料分注機構12及びラック16の近傍に配置され、ラック16に収容された複数の試料容器15の高さを検出するセンサである。
図9において、高さセンサ50は、例えばビームセンサなどで構成され、直列に配列された複数のセンサ50a、50b、50c、50d、50eを有する。そして、試料ノズル12aが試料容器15にアクセスする前に、ラック16の各位置にどの程度の高さ寸法a、b、c、d、eの容器が設置されているかが、高さセンサ50によって検知され、コントローラ21に記憶される。
例えば、試料容器15eの場合は、高さセンサ50dと50eの光軸上に容器の一部があるため、試料ノズル12aは、高さcまでの間には接触する対象が存在しないことが予め把握可能である。よって、試料ノズル12aが容器15eからの試料採取のために下降動作し、高さcを通過する前に検知器44、静電容量検出器46が何か接触を検知した際には即座に障害物と接触したと判断する。この場合は、図8のステップS3から、ステップS4−1、S4−2に入らず、ステップS3からステップS10−3に進み、試料ノズル12aの下降動作が即停止される。
これにより、検知板43が障害物検出距離49だけ移動する前、言い換えれば余分な負荷を試料ノズル12aに与える前に試料ノズル12aが接触した物が蓋以外の障害物か否かを判別することが可能となる。
また、反応容器2のように予めアクセスする対象の配置位置が決まっている場所については、例えば、高さfを事前にコントローラに登録する。そうすれば、試料ノズル12aが反応容器2に試料を吐出するために下降し、高さfを通過する前に検知器44、静電容量検出器46が何か接触を検知した際に即座に接触した物が、障害物であると判断することができる。
上記のように、高さセンサ50a〜50eや試料ノズル12aのアクセス位置での高さの情報を用いた接触対象識別領域設定機能を有することで、試料ノズル12aの接触対象識別精度を向上することができる。
また、上記の接触対象を識別する判断領域外において、試料ノズル12aが接触した場合、接触対象識別を行うことなく、障害物と接触したと判定することができるため、さらなる下降動作等の余分な動作が不要となり、試料ノズル12aへの負荷を低減することができる。
図11は図8に示した試料ノズル12aの接触対象判断機能と、接触対象判定機能を利用した試料容器固定機構37とラック固定機構38の動作制御フローチャートのなかで、ステップS9−1で障害物検出を実施しない例である。
ステップS1からステップS8−1およびステップS1からステップS7−2までは図8同様である。図9にて示した高さセンサ50によりあらかじめ試料容器の設置ミスや規定外の試料容器が設置されていることが判断できているので、ステップS9−1を省略可能である。ステップS9−1で障害物の検出が必要な際には、試料ノズル12aをアーム42におさえつける弾性体45は、試料ノズル12aを蓋(ゴム部)35に貫通させ、所定の吸引位置に移動する間に障害物検出距離49未満の移動距離に抑える必要があるため、比較的強い弾性体45を使用するか、弱い弾性体と強い弾性体を組み合わせて使用する等の工夫が必要となる。
これに対して、図11ではステップS7−1あるいはS7−2以降の動作において、障害物を検出する必要がない、言い換えれば、障害物検出距離49以上移動してもよいので、比較的弱い弾性体45を使用することも可能である。ステップS10−1およびステップS10−2以降のフローについては図8と同様である。
弾性体45の弾性係数を落とすことで、試料ノズル12aが蓋(ゴム部)35以外に接触し、障害物検出距離49移動する間に発生する弾性体45が試料ノズル12aへ与える負荷を低減することができる。
本実施例では、図8のフローを基にステップS9−1を省略可能であることを示したが、同様に、図10の静電容量検出器46をオプションとして使用しない実施例においてもステップS9−1を省略可能である。
以上のように、本発明の実施例3は実施例1と同様な効果を有する他、試料ノズル12aに加わる外力の大きさを複数段階で判断可能な外力判定手段(高さセンサ50)を有することで、分注動作における関連機構を含めた動作を最適化と、試料ノズル12aの損傷を起こすことなく接触対象を識別しながら確実な試料分注を実施することが可能となる。
なお、上記試料ノズルに加わる外力を、検知板43の移動位置を検知器44で検出することで判別するように構成したが、試料ノズル12aのアーム42内の部分に圧力センサを配置し、試料ノズル12aに加わる実際の圧力値を検出して、試料ノズル12a、上下回転機構41の動作を制御することも可能である。
また、上述した例では、試料容器固定機構37とラック固定機構38との両方を下降させたり解除させたりする例を示した。しかしながら、必ずしも両方の機構を備えたり、両方の機構を備えたとしても両方を駆動させる必要がない場合がある。例えば、試料容器固定機構37を駆動させる場合には、図8、図10および図11の夫々のS9−1、S13−1およびS13−3の「試料容器固定機構37、ラック固定機構38」の夫々を「試料容器固定機構37」に読み替えればよい。また、ラック固定機構38を駆動させる場合には、上記同様「試料容器固定機構37、ラック固定機構38」の夫々を「ラック固定機構38」に読み替えればよい。なお、試料容器の方がラックよりも比較的浮き上がり易いと考えられるためいずれか一方のみを駆動させるのであれば「試料容器固定機構37」を駆動させることが望ましい。
また、上述した例は、本発明を試薬分注機構の試料分注動作に適用した場合の例であるが、試薬分注機構の試薬分注動作にも適用可能である。
さらに、試料の吸引動作を例として、主に説明したが、試料又は試薬の吐出動作についても、本発明は適用可能である。
1・・・反応ディスク、 2・・・反応容器、 3・・・洗浄機構、 4・・・分光光度計、 5、6・・・攪拌機構、 7、8・・・試薬分注機構、 9・・・試薬ディスク、 10・・・試薬ボトル、 11・・・試料分注機構、 11a・・・試料ノズル、 12・・・試料分注機構、 12a・・・試料ノズル、 13・・・洗浄槽、 14・・・洗浄槽、 15・・・試料容器、 15w・・・試料吸引位置、 15w2・・・試料吸引位置、 16・・・ラック、 17・・・試料搬送機構、 18・・・試薬用ポンプ、 19・・・試料用ポンプ、 20・・・洗浄用ポンプ、 21・・・コントローラ、 21b・・・障害物判断部、 21a・・・液面判断部、 21c・・・動作指令部、 30・・・洗浄槽、31、32、33・・・洗浄槽、34・・・試料、35・・・蓋(ゴム部)、 36・・・蓋(フレーム)、37・・・試料容器固定機構、38・・・ラック固定機構、41・・・ 上下、回転機構、42・・・ アーム、43・・・ 検知板、44・・・障害物(外力)検知器、45・・・ 弾性体、46・・・ 静電容量検出器、48・・・ 蓋検出距離、49・・・ 障害物検出距離、50・・・ 高さセンサ、60・・・表示部、70・・・固定機構駆動部

Claims (9)

  1. 試薬又は試料を吸引し、反応容器に吐出するノズルと、
    上記ノズルを支持するアーム部を有し、このアーム部の上下及び水平方向移動を行う分注機構と、
    上記アーム部に配置され、上記ノズルを上記アーム部に対して上下方向に相対的に移動可能に支持する弾性支持部材と、
    上記アーム部に配置され、上記ノズルの上記アーム部に対する相対的移動距離を検知する相対的移動距離検知器と、
    上記ノズルに試薬又は試料を吸引させ、反応容器に吐出させる吸引吐出機構と、
    上記反応容器内の試料に光を照射し、光度を検出する光度計と、
    上記分注機構、上記吸引吐出機構、及び上記光度計の動作を制御すると共に、上記光度計が検出した光度に基づいて、上記反応容器内の試料を分析するコントローラと、
    を備え、上記コントローラは、
    上記相対的移動距離検知器が検知した上記ノズルの上記アーム部に対する相対的移動距離に応じて、上記ノズルの先端部が接触した対象物が、試料容器又は試薬容器の、上記ノズルを挿入可能な蓋部か、上記ノズルを挿入できない部材であるかを判断し、その判断に基づいて、上記分注機構及び上記吸引吐出機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    上記アーム部に配置され、上記ノズルの先端部が、液体試料又は液体試薬の液面に接触したか否かを検知する液面検知器を備え、
    上記コントローラは、上記ノズルの試料又は試薬の分注動作を行うために上記アーム部を下降動作させ、
    上記相対的移動距離検知器が検知した相対的移動距離が第1の検出距離未満であり、かつ上記液面検知器が液面を検知したときは、上記吸引吐出機構に試料又は試薬の吸引吐出動作を指令し、
    上記相対的移動距離検知器が検知した相対的移動距離が第1の検出距離以上であり、かつ上記第1の検出距離より大きい第2の検出距離未満の状態で、上記液面検知器が液面を検知したとき、又は上記アーム部が所定位置まで移動したときは、上記吸引吐出機構に試料又は試薬の吸引吐出動作を指令し、
    上記相対的移動距離検知器が検知した相対的移動距離が上記第2の検出距離となったとき、上記アーム部の下降動作を停止させ、上記ノズルの試料又は試薬の分注動作を停止させることを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    表示部をさらに備え、上記コントローラは、複数の試料の試料番号と、複数の試料容器の配置位置を記憶し、上記相対的移動距離が上記第2の検出距離となったとき、上記表示部に、異常発生したこと、及び異常が発生した試料番号及びその試料容器の配置位置を表示させることを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    上記相対的移動距離検知器は、上記ノズルに固定された障害物検知板と、この検知板の移動距離を検出する障害物検知器とを有することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    複数の試料容器を直線上に配列して収容するラックと、このラックを固定する移動可能なラック固定機構と、上記ラックに収容された試料容器を固定する移動可能な試料容器固定機構と、上記ラック固定機構及び上記試料容器固定機構を移動する固定機構駆動部とを、さらに備え、
    上記コントローラは、上記相対的移動距離検知器が第1の検出距離を検出したとき、上記ラック固定機構及び上記試料容器固定機構を上記固定機構駆動部により移動させて、上記ラック及び試料容器を固定させ、
    上記アーム部が上昇し、上記ノズルが試料容器から離脱した後に、上記ラック固定機構及び上記試料容器固定機構を移動させ、上記ラック及び試料容器の固定を解除させることを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    複数の試料容器を直線上に配列して収容するラックと、このラックに収容された試料容器の高さ寸法を検出する高さ検出センサとを、さらに備え、上記コントローラは、上記高さ検出センサが検出した試料容器の高さ寸法を記憶し、上記ノズルの試料容器方向への下降動作中に、上記記憶した試料容器の高さ寸法に達する前に、上記相対的移動距離検知器が第1の検出距離を検出したとき、上記ノズルが障害物に接触したと判断することを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    上記コントローラは、上記ノズルの試料又は試薬の分注動作を行うために上記アーム部を下降動作させ、
    上記相対移動距離検出器が検知した相対的移動距離が第1の検出距離未満であるとき、又は、第1の検出距離以上であり、かつ上記第1の検出距離より大きい第2の検出距離未満のであるときは、上記吸引吐出機構に試料又は試薬の吸引吐出動作を指令し、
    上記相対移動距離検出器が検知した相対的移動距離が上記第2の検出距離となったとき、上記アーム部の下降動作を停止させ、上記ノズルの試料又は試薬の分注動作を停止させることを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項7に記載の自動分析装置において、
    複数の試料容器を直線上に配列して収容するラックと、上記ラックに収容された試料容器を固定する移動可能な試料容器固定機構と、上記試料容器固定機構を移動する固定機構駆動部を、さらに備え、
    上記コントローラは、上記相対的移動距離検知器が第1の検出距離を検出したとき、上記試料容器固定機構を上記固定機構駆動部により移動させて、上記試料容器を固定させ、
    上記アーム部が上昇し、上記ノズルが試料容器から離脱した後に、上記試料容器固定機構を移動させ、上記試料容器の固定を解除させることを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    複数の試料容器を直線上に配列して収容するラックと、
    このラックを固定する移動可能なラック固定機構、又は上記ラックに収容された試料容器を固定する移動可能な試料容器固定機構のいずれかの機構と、
    上記いずれかの機構を移動する固定機構駆動部とを、さらに備え、
    上記コントローラは、上記相対的移動距離検知器が第1の検出距離を検出したとき、上記いずれかの機構を上記固定機構駆動部により移動させて、上記いずれかの機構が固定対象とする上記ラック又は試料容器を固定させ、
    上記アーム部が上昇し、上記ノズルが試料容器から離脱した後に、上記いずれかの機構で固定した固定対象の固定を解除させることを特徴とする自動分析装置。
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