JP2013019571A - 空調室内機 - Google Patents

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Abstract

【課題】環形状のフィルタにおいて、一旦フィルタ上流側部分から取り除かれた塵埃がブラシを介してフィルタ下流側部分に付着してしまうことを防ぐ。
【解決手段】フィルタ47は、環形状に成形されており、透過する空気から塵埃を除去する。フィルタ駆動部55は、フィルタ47を周回させることができる。ブラシ62は、フィルタ47から塵埃を除去する。フィルタ47は、空気の流れ方向上流側に位置する上流側部分、及び空気の流れ方向下流側に位置する下流側部分を有する。そして、フィルタ駆動部55は、フィルタ47を第1方向に周回させて上流側部分の塵埃を除去した後、第2方向へと周回させる往復動作を行わせる。この往復動作においては、ブラシ62はフィルタ47の上流側部分に接触した状態となっている。
【選択図】図7

Description

本発明は、空調室内機に関する。
空気調和装置の室内機としては、例えば特許文献1(特開2011−80637号公報)に開示されているように、環形状のフィルタを自動的に清掃するフィルタ清掃機構を備えた空気調和装置が提案されている。
特許文献1に係るフィルタ清掃機構は、フィルタに接触することでフィルタから塵埃を除去するブラシと、フィルタを周回させる移動機構とを有している。これにより、フィルタを周回させつつ当該フィルタにブラシを接触させることで、環形状のフィルタの表面に付着していた塵埃は、フィルタから取り除かれる。なお、フィルタから取り除かれた塵埃は、ブラシの表面に付着する。
環形状のフィルタは、空気の流れ方向上流側に位置する上流側部分と、空気の流れ方向下流側に位置する下流側部分とを有する。すると、空気は、先ずはフィルタの上流側部分を透過し、その後にフィルタの下流側部分を透過することとなる。従って、空気に含まれる塵埃は、そのほとんどがフィルタの上流側部分において除去されることとなるため、フィルタの下流側部分に付着する塵埃の量は、微量である。しかしながら、フィルタの清掃時にフィルタを例えば1周以上させると、フィルタの表面全体にブラシが一度は接触することとなるため、フィルタの上流側部分から取り除かれた塵埃が、フィルタの下流側部分に付着してしまう虞がある。
本発明の課題は、環形状のフィルタにおいて、一旦フィルタの上流側部分から取り除かれた塵埃がブラシを介してフィルタの下流側部分に付着してしまうのを防ぐことである。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、フィルタと、フィルタ駆動部と、ブラシとを備える。フィルタは、環形状に成形されており、透過する空気から塵埃を除去する。フィルタ駆動部は、フィルタを周回させることが可能である。ブラシは、フィルタから塵埃を除去する。フィルタは、空気の流れ方向上流側に位置する上流側部分、及び上流側部分よりも空気の流れ方向下流側に位置する下流側部分を有する。そして、フィルタ駆動部は、フィルタに対し往復動作を行わせる。ここで、往復動作とは、フィルタを第1方向に周回させてフィルタの上流側部分の塵埃を除去した後、第1方向とは逆の第2方向に周回させる動作である。この往復動作においては、ブラシは、フィルタの上流側部分に接触した状態となっている。
この空調室内機によると、上記フィルタの往復動作により、フィルタの周回時、塵埃の比較的付着していないフィルタの下流側部分のほとんどの部分には、ブラシが接触しないこととなる。そのため、環形状のフィルタの上流側部分から除去されてブラシに付着している塵埃が、比較的清潔なフィルタの下流側部分に再度付着してしまうのを、防ぐことができる。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点に係る空調室内機において、フィルタ駆動部は、フィルタの往路時、フィルタを間欠的に第1方向に周回させる。
この空調室内機によると、フィルタの往路時、フィルタは連続的にではなく、時間間隔をおいて第1方向へと周回することとなる。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第2観点に係る空調室内機において、フィルタ駆動部は、フィルタの往路時、複数の領域に分割されたフィルタの上流側部分における各領域ずつを、第1方向に間欠的に周回させる。ブラシは、分割した領域毎に塵埃を除去する。
この空調室内機によると、フィルタの往路時、フィルタが一度にどの程度周回するかは、分割された上流側部分の領域の大きさによって決定されると言える。そして、フィルタは、分割された領域ずつ、時間間隔毎にブラシに接触することとなる。そのため、ブラシは、分割された領域毎に、塵埃をより確実に除去することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第1観点から第3観点のいずれか1つに係る空調室内機において、ブラシ駆動部を更に備える。ブラシ駆動部は、ブラシを回転させることが可能である。そして、このブラシ駆動部は、フィルタの往路時にはブラシを間欠的に回転させ、フィルタの復路時にはブラシを連続して回転させる。
この空調室内機によると、特に、フィルタの往路では、ブラシは回転したり回転を停止したりする動作を行いながら、フィルタ上の塵埃を除去することとなる。従って、フィルタの往路時にてフィルタの清掃が行われている際に、常にブラシが回転している場合に比して、塵埃が飛び散りにくくなる。
本発明の第5観点に係る空調室内機は、第4観点に係る空調室内機において、フィルタ駆動部は、フィルタの往路時において、ブラシが回転している時にはフィルタの周回を停止させる。そして、フィルタ駆動部は、フィルタの往路時において、ブラシが回転を停止している時にはフィルタを第1方向へと周回させる。
この空調室内機によると、フィルタの往路時、フィルタが移動しブラシが停止している間は、フィルタ上の塵埃がブラシによって掻き出される。逆に、フィルタが停止しブラシが回転している間は、掻き出されてブラシ表面に付着した塵埃同士がかたまりやすくなる。従って、塵埃がブラシの周囲に飛散してしまうのを防止できる。
本発明の第6観点に係る空調室内機は、第4観点または第5観点に係る空調室内機において、ブラシ清掃部と、塵埃受け部とを更に備える。ブラシ清掃部は、ブラシの回転方向に配置されブラシに接触する櫛状の形状を有し、ブラシが回転することによってブラシから塵埃を掻き落とす。塵埃受け部は、ブラシの下方向に配置され、ブラシから掻き落とされた塵埃が貯められる。
この空調室内機によると、ブラシ清掃部によってブラシから掻き落とされた塵埃は、その後塵埃受け部に入れられる。特に、フィルタが移動しブラシが停止している間にフィルタ上から掻き落とされた塵埃同士は、ブラシが回転を停止していることによりかたまりとなるため、塵埃は塵埃受け部へとより確実に入り易くなる。従って、塵埃がブラシの周囲に飛散してしまうのを、より防止することができる。
本発明の第7観点に係る空調室内機は、第4観点から第6観点のいずれかに係る空調室内機において、ブラシは、フィルタの第2方向への周回に追従する方向に回転する。
ブラシがフィルタから除去した塵埃の量が多いと、この塵埃は、ブラシの表面のうち、フィルタとの接触部分付近であってかつフィルタの第1方向下流側に溜まってしまう虞がある。しかし、この空調室内機に係るブラシの回転方向は、フィルタの第2方向への周回に追従する方向である。そのため、ブラシとフィルタとの接触部分付近であってかつフィルタの第1方向下流側に溜まってしまった塵埃は、ブラシの回転に沿って第1方向上流側へと押し出される。
本発明の第1観点に係る空調室内機によると、環形状のフィルタの上流側部分から除去されてブラシに付着している塵埃が、比較的清潔なフィルタの下流側部分に再度付着してしまうのを、防ぐことができる。
本発明の第2観点に係る空調室内機によると、フィルタの往路時、フィルタは連続的にではなく、時間間隔をおいて第1方向へと周回することとなる。
本発明の第3観点に係る空調室内機によると、ブラシは、分割された領域毎に、塵埃をより確実に除去することができる。
本発明の第4観点に係る空調室内機によると、特に、フィルタの往路では、ブラシは回転したり回転を停止したりする動作を行いながら、フィルタ上の塵埃を除去することとなる。従って、フィルタの往路時にてフィルタの清掃が行われている際に、常にブラシが回転している場合に比して、塵埃が飛び散りにくくなる。
本発明の第5観点に係る空調室内機によると、塵埃がブラシの周囲に飛散してしまうのを防止できる。
本発明の第6観点に係る空調室内機によると、フィルタが移動しブラシが停止している間にフィルタ上から掻き落とされた塵埃同士は、ブラシが回転を停止していることによりかたまりとなるため、塵埃は塵埃受け部へとより確実に入り易くなる。従って、塵埃がブラシの周囲に飛散してしまうのを、より防止することができる。
本発明の第7観点に係る空調室内機によると、ブラシとフィルタとの接触部分付近であってかつフィルタの第1方向下流側に溜まってしまった塵埃は、ブラシの回転に沿って第1方向上流側へと押し出される。
本実施形態に係る室内機30を備えた空気調和装置10の外観図。 本実施形態に係る室内機30の縦断面図であって、フィルタ47が通常位置に位置しており、フィルタ47の上流側部分47aにおける上側先端部分が初期位置P1に位置している場合を示す図。 本実施形態に係るフィルタユニット46の斜視図。 図3におけるIV−IV線での、フィルタユニット46の縦断面図。 本実施形態に係る清掃ユニット60の縦断面図。 本実施形態に係る清掃ユニット60の概観図。 本実施形態に係る室内機30の構成を模式的に示すブロック図。 制御部80における各機能部が出力する各種信号と、フィルタ47における上流側部分47aの上側先端部分の位置とを経時的に示すタイミングチャート。 清掃ユニット60において、フィルタ47とブラシ62との接触部分に付着する塵埃d1,d2の位置を説明するための図。 本実施形態に係る室内機30の動作の流れを示すフローチャート。 本実施形態に係る清掃モード制御での動作の流れを示すフローチャート。
以下、本発明に係る空調室内機について、図面を参照しつつ詳述する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
(1)概要
図1は、本実施形態に係る空調室内機30(以下、単に室内機30と言う)を備えた空気調和装置10の外観図である。この空気調和装置10は、屋外に設置されている室外機20と、室内の壁面等に取り付けられている室内機30とに分かれて構成されている。室外機20と室内機30とは、冷媒配管L1等を介して接続されている。空気調和装置10は、室内の冷暖房運転等であるいわゆる空気調和運転に加え、室内機30内のフィルタ47(後述)やブラシ62(後述)を自動的に清掃する清掃モードの機能を有している。
室外機20の内部には、室外熱交換器(図示せず)や圧縮機等が設けられている。室外機20は、冷媒配管L1を通る冷媒を圧縮させたり、室外熱交換器にて当該冷媒と外気との間で熱交換を行わせることで、ガス状態または液状態となった冷媒を室内機30へ送ったりする。
室内機30は、空気調和運転時には、室外機20と冷媒のやり取りを行い、空気調和後の空気を室内に供給する。
(2)室内機の構成
ここで、本実施形態に係る室内機30の構成について詳述する。室内機30は、図1〜7に示すように、主として、本体ユニット40と、フィルタユニット46と、清掃ユニット60と、受信部71と、表示部72と、制御部80とを備える。
尚、以下の説明においては、「上」「下」「右」、「左」等の方向を示す表現を適宜用いているが、これらは、室内機30が図1の状態で設置された状態での各方向を表す。
(2−1)本体ユニット
本体ユニット40は、図2に示すように、主として、ケーシング41と、本体ユニット用フレーム42と、室内熱交換器43と、室内ファン44とを有する。
ケーシング41は、本体ユニット40の外郭を構成する要素として、グリル41a、前面パネル41b及び背面板41cを含む。グリル41aは、ケーシング41の天面、正面及び下面を構成し、前面パネル41bは、グリル41aの正面に対応するようにして位置している。グリル41aの天面及び正面上側付近それぞれには、室内の空気をケーシング41内部へと取り込むための吸い込み口41d,41eが設けられている。そして、ケーシング41の内部には、本体ユニット用フレーム42、室内熱交換器43、及び室内ファン44等が配置されている。
なお、室内熱交換器43は、複数のフィンと複数の伝熱管とで構成されている。室内熱交換器43は、伝熱管内を流れる冷媒と、通過する空気との間で熱交換を行う。室内ファン44は、例えばクロスフローファンで構成されており、室内ファンモータM44(図7)によって回転駆動される。室内ファン44は、室内からケーシング41内に取り込まれた空気を室内熱交換器43に当てて通過させた後、室内に吹き出すといった、空気流を形成する。
本体ユニット用フレーム42には、室内熱交換器43及び室内ファン44が取り付けられている。具体的に、本体ユニット用フレーム42は、室内ファン44の下方以外の部分において該ファン44を取り囲むと共に、室内ファン44の下方を開放したような形状に構成されている。このような本体ユニット用フレーム42の形状により、本体ユニット用フレーム42の下部には、吹き出し口42aが形成されている。更に、吹き出し口42aには、水平フラップ45が形成されている。水平フラップ45は、吹き出し口42aから吹き出される空気を所望の方向に案内する。水平フラップ45は、フラップモータM45(図7)によって回転駆動され、空気の案内方向を変更したり、吹き出し口42aを閉じたりすることができる。
(2−2)フィルタユニット
フィルタユニット46は、図2に示すように、ケーシング41内において、グリル41aと室内熱交換器43との間、つまりは室内熱交換器43に対して空気の流れ方向の上流側に配置されている。フィルタユニット46は、室内熱交換器43の表面が空気中の塵埃によって汚染されるのをなるべく防ぐためのものであって、図3に示すように、主として、フィルタ47、支持枠48及びフィルタ駆動部55を有する。
(2−2−1)フィルタ
フィルタ47には、ケーシング41の外部から吸い込み口41d,41eを介して室内熱交換器43に向かって流入する室内の空気が透過する。フィルタ47は、この空気に含まれる塵埃を除去するためのものであって、例えば、樹脂製の糸で平織りまたは綾織された網である。特に、本実施形態に係るフィルタ47は、図2,4に示すように、環形状に成形されており、図3に示すように、フィルタユニット46の正面視において右側と左側とに、並ぶようにして2つ設けられている。
ここで、これらのフィルタ47には、一般のフィルタに見られるような補強用の縁やリブが設けられていないため、フィルタ47は、自身で安定した形状を維持することができない。そのため、フィルタ47は、支持枠48によって支持され、環形状の形状を保っている。
なお、以下では、説明の便宜上、図2,4に示すようにフィルタ47が取り付けられた状態で空気調和運転が行われるとして、当該フィルタ47のうち、折り返し部分を除いて、空気の流れ方向上流側に位置する部分を「上流側部分47a」、上流側部分47aよりも空気の流れ方向下流側に位置する部分を「下流側部分47b」を言う。図4では、上流側部分47aを斜線で表し、下流側部分47bを塗りつぶしにて表している。
(2−2−2)支持枠
支持枠48は、図2〜4に示すように、室内熱交換器43の前方及び上方を覆うように屈曲した形状を有しており、図3に示すように、主に支持枠48の正面視において右側に位置する第1支持部材49と、左側に位置する第2支持部材50とを有する。第1支持部材49及び第2支持部材50には、いずれも室内熱交換器43に対向する部分において、格子状の開口が設けられている。
そして、第1支持部材49及び第2支持部材50それぞれの正面における左右端部49a,49b,50a,50bそれぞれには、複数の突起un1が所定間隔を空けて並んで形成されている。第1支持部材49における左端部49aと右端部49bとの間の最短距離は、フィルタ47の幅よりも少し大きい。同様に、第2支持部材50における左端部50aと右端部50bとの間の最短距離は、フィルタ47の幅よりも少し大きい。従って、環形状のフィルタ47が支持枠48に掛け渡された時、フィルタ47の端面は、各突起un1と対峙する。この突起un1により、フィルタ47の両端が第1支持部材49及び第2支持部材50に沿って案内されるため、フィルタ47の蛇行が防止される。
また、支持枠48は、図3,4に示すように、外側桟52を有している。外側桟52は、フィルタ47下部の折り返し部分の近傍に位置するように、第1支持部材49及び第2支持部材50の下端部に取り付けられている。具体的には、外側桟52は、フィルタ47を挟んでローラ56(後述)と対峙するように配置されている。この外側桟52により、フィルタ47が波打ったとしても、このフィルタ47は、他の部材と接触する前に外側桟52に接触することとなる。そのため、仮にローラ56の近傍に別の可動部材(例えば、図2に示すブラシ62)が存在している場合でも、フィルタ47は、該可動部材に噛み込まれることなく、スムーズに移動することが可能となる。
更に、支持枠48は、図4に示すように、曲面支持部材53を有する。曲面支持部材53は、フィルタ47を支持しつつ、フィルタ47の移動方向をフィルタ47の上部にて反転させる部材であり、ローラ56よりも小さい曲率半径を有している。
(2−2−3)フィルタ駆動部
フィルタ駆動部55は、フィルタ47を周回させるものであって、主として、ローラ56及びローラ用モータM56(図7)で構成される。フィルタ駆動部55による動作は、後述する制御部80のフィルタ駆動制御部80bにより制御される。
ローラ56の回転軸の端部には、ローラギア(図示せず)が固定されている。そして、ローラ56の周面には、いわゆるパイル織りされた織物基布が貼り付けられている。ローラ56の周面における織物基布はフィルタ47の網目に入り込んでおり、ローラ56とフィルタ47との間には滑りが生じ難くなっている。ローラ用モータM56は、その出力軸がローラ56の回転軸に伝達されるようになっており、ローラ56の回転駆動源としての役割を担う。これにより、ローラ用モータM56の駆動によりローラ56を回転させることで、フィルタ47が支持枠48に沿って周回することができるようになる。
特に、ローラ用モータM56は、ステッピングモータであって、CW(Clock Wise)またはCCW(Counter Clock Wise)の方向へと回転することができる。これにより、ローラ56は、図4に示すように正方向Aまたは逆回転Bに回転することができる。ローラ56が正方向Aへと回転することで、フィルタ47は第1方向へと周回する。逆に、ローラ56が逆方向Bへと回転することで、フィルタ47は第2方向へと周回する。また、ローラ用モータM56はステッピングモータであるため、パルス数の制御を行うことによって、フィルタ47がどの程度周回するか(つまり、フィルタ47の移動距離)を制御することができる。
なお、フィルタ駆動部55が行う動作の詳細については、“(2−5−2)フィルタ駆動制御部”にて説明する。
(2−3)清掃ユニット
清掃ユニット60は、図2,5に示すように、ケーシング41内部において、フィルタ47の下部の折り返し部分近傍に配置されると共に、ケーシング41から着脱可能に設けられている。このような清掃ユニット60は、フィルタ47及びブラシ62を清掃するためのものであって、図5〜7に示すように、清掃ユニット用フレーム61、ブラシ62、ブラシ駆動部63、ブラシ清掃部64、塵埃受け部65及び圧縮ローラ68を有している。
(2−3−1)清掃ユニット用フレーム
清掃ユニット用フレーム61は、図6に示すように、室内機30の長手方向に沿った細長い形状を有しており、その内部にはブラシ62が着脱可能に取り付けられている。また、図5に示すように、清掃ユニット用フレーム61の上面には開口部61aが形成されており、この開口部61aを介してブラシ62の一部が清掃ユニット用フレーム61の上方の空間に露出している。
特に、清掃ユニット用フレーム61は、フィルタ47下部の折り返し部分の更に下方に位置しており、清掃ユニット用フレーム61内のブラシ62がフィルタ47の折り返し部分に接触するように構成されている。また、清掃ユニット用フレーム61の下面は解放されており、塵埃受け部65によって閉じられている。
(2−3−2)ブラシ
ブラシ62は、図6に示すように、室内機30の長手方向に沿って細長い形状を有しており、更に長手方向に直交する断面が略円形の形状を有している。ブラシ62は、フィルタ47と接触することにより、フィルタ47から塵埃を除去する。具体的には、ブラシ62は、図5に示すように、芯材66と、芯材66の周面に設けられた複数の線材67とを有し、線材67がフィルタ47に接触することよってフィルタ47から塵埃を除去することができる。
また、ブラシ62は、フレーム61に対して回転可能に設けられている。そして、本実施形態に係るブラシ62は、空気調和運転及び清掃モードでの運転のいずれの場合においても、常にフィルタ47に接触した状態にある。
(2−3−3)ブラシ駆動部
ブラシ駆動部63は、ブラシ62を回転させるためのものであって、ステッピングモータで構成される。つまり、モータであるブラシ駆動部63の出力軸は、ブラシ62の回転軸に接続されており、ステッピングモータが駆動することで、ブラシ62を回転させることができる。このブラシ駆動部63の動作は、後述する制御部80のブラシ駆動制御部80c(図7)により制御される。
特に、本実施形態に係るブラシ駆動部63は、図5の矢印の方向のみにブラシ62を回転させるか、またはブラシ62の回転を停止させる動作を行う。即ち、本実施形態に係るブラシ62は、回転する際には、フィルタ47の第2方向への移動に追従する方向へのみ、つまりはフィルタ47の第2方向とは逆の方向にのみ回転することができる。
(2−3−4)ブラシ清掃部
ブラシ清掃部64は、図5に示すように、清掃ユニット用フレーム61に取り付けられている。ブラシ清掃部64は、図6に示すように、ブラシ62の回転軸方向に沿って配置され、ブラシ62に接触する櫛状の形状を有する。特に、ブラシ清掃部64は、図5に示すように、清掃ユニット用フレーム61の背面からブラシ62に向けて突出しており、かつブラシ62の回転方向(つまり、図5の矢印の方向)に逆らうようにして傾斜している。これにより、ブラシ清掃部64は、ブラシ62が図5の矢印の方向に回転する場合、ブラシ62の線材67の間の塵埃を掻き落とすことができる。
(2−3−5)塵埃受け部
塵埃受け部65は、図5に示すように、清掃ユニット用フレーム61に取り付けられた状態でブラシ62及びブラシ清掃部64の下方向に配置される。塵埃受け部65内には、ブラシ清掃部64によってブラシ62から掻き落とされた塵埃が貯められる。また、塵埃受け部65は、清掃ユニット用フレーム61に対し着脱可能に取り付けられているため、ユーザは、塵埃受け部65を清掃ユニット用フレーム61及びケーシング41から取り出して、塵埃受け部65内にたまった塵埃を容易に処理することができる。
(2−3−6)圧縮ローラ
圧縮ローラ68は、円柱状の棒状部材であって、清掃ユニット用フレーム61に回転可能に支持されている。ここでは、圧縮ローラ68は、ブラシ清掃部64の付近において、ブラシ62に接触するようにして位置している。これにより、ブラシ62が図5の矢印の方向へと回転した際、このブラシ62の回転に追従して、ブラシ62の回転方向とは逆の方向に回転する。従って、圧縮ローラ68は、ブラシ62が回転している時には共に回転するが、ブラシ62が回転していない時には、回転しない。
この圧縮ローラ68により、塵埃受け部65内に溜まった塵埃は圧縮されるため、塵埃受け部65内には塵埃が比較的多く入るようになる。また、圧縮ローラ68の回転により、比較的粘度の高い塵埃は、塵埃受け部65へと確実に送られる。
(2−4)受信部及び表示部
受信部71及び表示部72は、図1に示すように、室内機30の正面に露出されて配置されている。
受信部71は、例えばリモートコントローラから送信される空気調和運転や清掃モード等の各種運転指示を受信する。
表示部72は、空気調和装置10が現在どのような運転を行っているのかを表示するためのものであって、例えば複数のLEDで構成される。複数のLEDは、点灯の有無により空気調和装置10の運転状況を知らせることができる。例えば、表示部72は、空気調和装置10が空気調和運転を行っている際には緑色に点灯し、フィルタ47の清掃を行っている際には赤色に点灯する。
(2−5)制御部
制御部80は、CPU及びメモリからなるマイクロコンピュータであって、室内機30を構成する様々な構成要素と接続されている。具体的には、制御部80は、図7に示すように、受信部71、表示部72、室内ファンモータM44、フラップモータM45、フィルタ駆動部55及びブラシ駆動部63と接続されており、清掃モードでの運転が指示された場合には、フィルタ47及びブラシ62の清掃が自動で行われるように制御する。
その際、ブラシ62がフィルタ47の下流側部分47bのほとんどの部分には触れないようにするべく、制御部80は、ブラシ62がフィルタ47の上流側部分47aに接触した状態を保った状態で、フィルタ47の往復動作が行われるように、各駆動部55,63の制御を行う。ここで、フィルタ47の往復動作とは、フィルタ47が第1方向に周回して上流側部分47aの塵埃を除去した後、第2方向に周回する動作を言う。このような動作を行うため、制御部80は、運転制御部80a、フィルタ駆動制御部80b及びブラシ駆動制御部80cとして機能する。
(2−5−1)運転制御部
運転制御部80aは、受信部71がリモートコントローラ等から各種の運転指示を受信すると、受信した運転指示に基づく運転指示信号を室内機30内の各機器に出力する。
例えば、受信部71が清掃モードの開始指示を受信した場合には、運転制御部80aは、清掃モードの開始指示を示す運転指示信号を、フィルタ駆動制御部80b及びブラシ駆動制御部80cに出力する。また、受信部71は、空気調和運転の開始指示を受信した場合には、その旨を示す運転指示信号を、フィルタ駆動制御部80b及びブラシ駆動制御部80cに出力する。
(2−5−2)フィルタ駆動制御部
本実施形態に係るフィルタ駆動制御部80bは、フィルタ47の往路時、フィルタ47が間欠的に第1方向に周回するように、フィルタ駆動部55を制御する。更に詳細には、フィルタ駆動制御部80bは、フィルタ47の往路時、ブラシ62が回転している時にはフィルタ47は周回を停止し、逆にブラシ62が回転していないときにはフィルタ47が周回するように、フィルタ駆動部55を制御する。このような動作を行うため、フィルタ駆動制御部80bは、フィルタ駆動信号を生成してフィルタ駆動部55に出力する。以下に、フィルタ駆動制御部80bの詳細について、図8を用いて説明する。
−往路−
フィルタ駆動制御部80bは、運転制御部80aから清掃モードの開始指示を示す運転指示信号を取得すると、フィルタ47が図4の第1方向に1/4周分だけ周回するためのパルス数を含むフィルタ駆動信号を、フィルタ駆動部55のローラ用モータM56に出力する。これにより、ローラ56は、フィルタ47が第1方向に1/4周だけ周回する分駆動し、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分は、初期位置P1から支持枠48に沿って中間位置P2まで移動し、その状態で停止する。なお、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分が初期位置P1から中間位置P2へと移動する間、ブラシ62は停止し続けている。
ここで、“上流側部分47aの上側先端部分”とは、図2,4に示すようにフィルタ47が取り付けられた状態で空気調和運転が行われるとした場合に、初期位置P1に位置する上流側部分47a上の端部のことを言う。初期位置P1とは、図4の支持枠48の上側先端付近、即ち曲面支持部材53付近を言う。そして、中間位置P2とは、図4の支持枠48のちょうど中間位置付近を言う。
次いで、ブラシ駆動制御部80cによりブラシ62が回転するべき旨のブラシ駆動信号が出力され、ブラシ62は回転を行うが、その後ブラシ62が回転を停止するべき旨のブラシ駆動信号が出力されてブラシ62の回転が停止すると、フィルタ駆動制御部80bは、再度、フィルタ47が第1方向に1/4周分だけ周回するためのパルス数を含むフィルタ駆動信号を、フィルタ駆動部55のローラ用モータM56に出力する。これにより、ローラ56は、先ほどと同様にフィルタ47が第1方向に1/4周だけ周回する分駆動する。そのため、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分は、中間位置P2から支持枠48に沿って更に下方へと移動し、下端位置P3に達したところで移動を停止する。なお、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分が中間位置P2から下端位置P3へと移動する間、ブラシ62は回転停止の状態を保っている。
ここで、下端位置P3とは、図4の支持枠48の下側先端付近、即ちローラ56付近を言う。
上述した動作により、フィルタ47は、間欠的に第1方向に1/4周ずつ周回し、よってフィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分は、間欠的に初期位置P1から下端位置P3へと移動する。このようなフィルタ47の第1方向へ周回を、“往路”という。そして、フィルタ47の往路においては、上述した動作により、フィルタ47がブラシ62と接触する部分は、常にフィルタ47の上流側部分47aとなる。フィルタ47の下流側部分47bは、上流側部分47aと入れ替わるようにして曲面支持部材53側から空気の流れ方向の上流側へと移動するが、上流側部分47aの上側先端部分が下端位置P3まで移動したところでフィルタ47の周回が停止するため、フィルタ47の下流側部分47bのほとんどの部分は、ブラシ62と接触することはない。
また、上述したように、フィルタ47が第1方向へと移動している間、ブラシ62は停止し続けている。そのため、フィルタ47の上流側部分47aのうち、フィルタ47の周回によってブラシ62と徐々に接触していく部分においては、停止しているブラシ62の線材67によって塵埃が掻き落とされていく。
なお、1回のフィルタ47の周回においてフィルタ47が移動する距離“1/4周”は、清掃モードの開始前から、予め設定されているとする。即ち、上記で述べたとおり、本実施形態に係るフィルタ47の往路時、フィルタ47は、所定領域ずつ第1方向に間欠的に周回するのであるが、この“所定領域”とは、前もってフィルタ47の上流側部分47aが複数の領域に分割されており、その分割された一領域を示す。ここでは、例示的に、フィルタ47全体を予め4分割し、そのうちの1領域である“1/4周分”を、所定領域とした場合を表した。
−復路−
フィルタ47の往路が終了すると、ブラシ駆動制御部80cからはブラシ62が回転するべき旨のブラシ駆動信号が出力され、ブラシ62は回転を行う。ブラシ62が所定数(ここでは、2回)回転すると、フィルタ駆動制御部80bは、今度はフィルタ47が第2方向に1/2周分だけ周回するためのパルス数を含むフィルタ駆動信号を、フィルタ駆動部55のローラ用モータM56に出力する。即ち、フィルタ駆動制御部80bは、往路にてフィルタ47が周回した分だけ、往路とは逆の方向に周回させることで、フィルタ47を清掃モード開始前の状態に戻す制御を行う。これにより、ローラ56は、フィルタ47が第2方向に1/2周だけ周回する分駆動する。そのため、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分は、下端位置P3から支持枠48に沿って上方へと移動し、初期位置P1に達したところで移動を停止する。即ち、上流側部分47aの上側先端部分は、往路にて移動してきた経路、つまりは支持枠48のうち空気の流れ方向上流側(具体的には、室内熱交換器43から遠い側)を伝って、清掃モード開始前の位置に戻る。このような第2方向への周回動作を、“復路”と言う。
上述した動作により、フィルタ47の復路の際、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分は、間欠的ではなく連続的に下端位置P3から初期位置P1へと移動したこととなる。特に、フィルタ47は往路時とは逆に周回するため、フィルタ47がブラシ62と接触する部分は、フィルタ47の往路においても、常にフィルタ47の上流側部分47aとなる。そして、フィルタ47の下流側部分47bは、上流側部分47aと入れ替わるようにして曲面支持部材53側から空気の流れ方向の下流側(具体的には、室内熱交換器43に近い側)に移動し、清掃モード開始前の状態に戻る。従って、フィルタ47の往路の場合と同様、復路の場合においても、フィルタ47における下流側部分47bのほとんどの部分は、ブラシ62と接触することはない。
なお、以下でも述べるが、フィルタ47の往路の際、ブラシ62は回転し続けている。
(2−5−3)ブラシ駆動制御部
本実施形態に係るブラシ駆動制御部80cは、フィルタ47の往路時にはブラシ62が間欠的に回転し、フィルタ47の復路時にはブラシ62が連続して回転するように、ブラシ駆動部63を制御する。また、ブラシ駆動制御部80cは、フィルタ47の往路時においては、フィルタ47が周回していない時にはブラシ62が回転し、フィルタ47が周回している時にはブラシ62の回転が停止するように、ブラシ駆動部63を制御する。このような動作を行うため、ブラシ駆動制御部80cは、ブラシ駆動信号を生成してブラシ駆動部63に出力する。以下に、ブラシ駆動制御部80cの詳細について、図8を用いて説明する。
まず、ブラシ駆動制御部80cは、運転制御部80aからフィルタ清掃モードの開始指示を示す運転指示信号を取得すると、フィルタ47の周回が終了した旨のフィルタ駆動信号がフィルタ駆動制御部80bから出力されるまでは、ブラシ62が回転停止状態となるように、ブラシ駆動部63を制御する。つまり、ブラシ駆動制御部80cは、フィルタ47が第1方向へと周回している間は、ブラシ62を回転停止状態にする。
この間、ブラシ62は、回転していない状態でフィルタ47の1/4の領域に押圧接触され、この領域に付着した塵埃を除去することができる。特に、塵埃の大きさは、例えば30μm〜100μm前後と比較的小さいが、上述した動作により、この塵埃同士がブラシ62の表面上にてかたまりとなる。従って、ブラシ62を回転した際、ブラシ清掃部64は、かたまりとなった塵埃を掻き出し易くなり、塵埃が周囲に舞ってしまうことなく塵埃受け部65内に入れ易くなる。
以上より、フィルタ47は第1方向へと周回しているが、ブラシ62が回転を停止している期間は、主にフィルタ47清掃用の時間であると言うことができる。
次いで、フィルタ47は更に1/4周分だけ周回するが、その後フィルタ47が周回を停止するべき旨のフィルタ駆動信号が出力されてフィルタ47の回転が停止すると、ブラシ駆動制御部80cは、ブラシ62を所定数(ここでは、2回)回転させるためのパルス数を含むブラシ駆動信号を、ブラシ駆動部63に出力する。これにより、フィルタ47が停止した状態で、ブラシ62は2回転する。このとき、フィルタ47は、上流側部分47aの同じ部分にてブラシ62と接触し続けるが、ブラシ62の表面の塵埃は、ブラシ清掃部64にて掻き落とされる。
特に、フィルタ47が周回している状態でブラシ62が回転を停止している間、ブラシ62がフィルタ47と接触する部分付近のうちブラシ62の回転方向下流側には、図9に示すように塵埃d1がかたまって付着してしまうことがある。しかし、本実施形態では、フィルタ47が周回を停止している状態でブラシ62が図9の矢印方向へと回転するため、このかたまりとなった塵埃d1を、塵埃受け部65内へと送ることができる。
以上より、フィルタ47が周回を停止しているが、ブラシ62が所定数回転する期間は、主にブラシ62清掃用の時間であると言うことができる。
次いで、ブラシ62が2回転した後は、ブラシ62は回転を停止する。ブラシ62が回転を停止している間、フィルタ47は第1方向に再度1/4周分だけ周回するため、ブラシ62は、フィルタ47の上流側部分47aのうち新たに接する領域から塵埃を除去することができる。
フィルタ47の往路が終わった後は、ブラシ駆動制御部80cは、ブラシ62が所定時間t回転し続けるように、ブラシ駆動部63を制御する。ここで、所定時間tは、例えば図8に示すように、ブラシ62清掃用の時間t1,t3と、フィルタ47の復路に要する時間t2との合計時間であることができる。
特に、本実施形態では、フィルタ47の復路時も、ブラシ62は、フィルタ47の第2方向への移動に追従する方向に回転する。これは、フィルタ47の清掃をしている間、場合によっては、ブラシ62がフィルタ47と接触する部分付近のうちブラシ62の回転方向上流側にも、塵埃のかたまりが付着してしまうことがあり(図9の塵埃d2)、この塵埃d2を回転方向下流側に移動させるために行う。図9の塵埃d2のように、ブラシ62の回転方向上流側にも塵埃のかたまりが付着する場合としては、フィルタ47から除去した塵埃の量が多い場合等が挙げられる。
また、ブラシ62は、図8に示すように、フィルタ47が清掃モードの開始前の状態に戻り、フィルタ47の復路が完了した後も、ブラシ62は所定数(ここでは、2回転)回転する。これは、次回の清掃モードの際には、リフレッシュされたブラシ62によってフィルタ47を清掃できるようにするためである。
本実施形態に係るフィルタ47及びブラシ62の動作をまとめると、フィルタ47の往路時においては、フィルタ47及びブラシ62が交互に周回または回転する。フィルタ47の復路においては、フィルタ47及びブラシ62の両方が周回及び回転する。
(3)室内機の動作
(3−1)全体の動作
図10は、空気調和装置10の全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
ステップS1:空気調和装置10がブレーカ操作やコンセント操作などにより電源オンし(S1)、次いで室内機30における受信部71が、リモートコントローラ等から各種の運転指示を受信したとする。
ステップS2〜3:受信部71が受信した運転開始指示が清掃モードである場合(S2のYes)、制御部80の運転制御部80aは、清掃モードの開始指示を示す運転指示信号を、制御部80内の各機能部に出力する。これにより、清掃モード制御が行われる(S3)。尚、清掃モード制御の動作フローについては、後述する。
ステップS4〜5:受信部71が受信した運転開始指示が、例えば暖房や冷房等の空気調和運転の運転開始指示である場合(S4のYes)、運転制御部80aは、制御部80内の各機能部にこの旨を出力する。これにより、指示された空気調和運転が行われる(S5)。
ステップS6:受信部71がリモートコントローラ等から運転終了指示を受信した場合、または空気調和装置10がブレーカ操作やコンセント操作などにより電源オフした場合、空気調和装置10は一連の動作を終了する。尚、空気調和装置10は、電源オフするまでステップS2以降の動作を繰り返す。
(3−2)清掃モード制御における動作
図11は、清掃モード制御の動作を説明するためのフローチャートである。ここで、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分は、先ずは初期位置P1に位置しているとする。また、ここでは、フィルタ1/4が一度にどの程度周回するかは、予めフィルタ37の1周を全体とした場合の“1/4”周分であると予め決定されている場合を、例示する。
ステップS11:フィルタ駆動部55は、フィルタ47を第1方向に1/4周分だけ周回させる(往路)。この時、ブラシ駆動部63は、ブラシ62を回転停止状態に保つ。
ステップS12:フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分が中間位置P2に達したところで、フィルタ47は停止する。
ステップS13:ブラシ駆動部63は、ブラシ62を図5の矢印の方向に2回転させる。この時、フィルタ47は、周回を停止した状態を保っている。
ステップS14:ブラシ62が2回転した時、ブラシ駆動部63は、ブラシ62の回転を停止させる。
ステップS15:フィルタ駆動部55は、フィルタ47を更に第1方向に1/4週分だけ周回させる(往路)。この時、ブラシ駆動部63は、ブラシ62を回転停止状態に保つ。
ステップS16:フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分が下端位置P3に達したところで、フィルタ駆動部55は、フィルタ47の第1方向への移動を停止する。これにより、フィルタ47は停止し、フィルタ47の往路は終了する。
ステップS17:ブラシ駆動部63は、ブラシ62を図5の矢印の方向に連続して回転させる。
ステップS18〜S19:ステップS17においてブラシ62が2回転すると(S18のYes)、フィルタ駆動部55は、フィルタ47の上流側部分47aの上側先端部分が下端位置P3から初期位置P1に達するまで、フィルタ47を第1方向とは逆の第2方向に周回させる(復路)。これにより、フィルタ47の上流側部分47a及び下流側部分47bの各位置は、清掃モード開始前の位置に戻る。
ステップS20:フィルタ47の復路完了後、更にブラシ62が2周すると(S20のYes)、室内機30は、清掃モードでの一連の動作を終了する。
(4)特徴
(4−1)
本実施形態のフィルタ駆動部55は、フィルタ47を第1方向に周回させて上流側部分47aの塵埃をブラシ62によって除去した後、第2方向へと周回させる往復動作を行わせる。特に、このフィルタ47の往復動作の際、ブラシ62は、環形状のフィルタ47の上流側部分47aに接触した状態となっている。これにより、環形状のフィルタ47における下流側部分47bのほとんどの部分には、ブラシ62は接触することがない。従って、フィルタ47の周回時、塵埃の比較的付着していないフィルタ47の下流側部分47bには、ブラシ62が接触しない。そのため、環形状のフィルタ47の上流側部分47aから除去されてブラシ62に付着している塵埃が、比較的清潔なフィルタ47の下流側部分47bに再度付着してしまうのを、防ぐことができる。
(4−2)
更に、本実施形態では、フィルタ47の往路時、フィルタ47は連続的にではなく、時間間隔をおいて第1方向へと周回することとなる。
(4−3)
更に、本実施形態では、環形状のフィルタ47の上流側部分47aは予め複数の領域(ここでは、フィルタ47全体を4つの領域、つまりは上流側部分47aについては2つの領域)に分割されており、フィルタ47の往路時、フィルタ47は、分割した領域ずつ第1方向に間欠的に周回する。つまり、本実施形態では、フィルタ47の往路時、フィルタ47が一度にどの程度周回するかは、分割された上流側部分47aの領域の大きさによって決定されると言える。そして、フィルタ47は、分割された領域ずつ、時間間隔毎にブラシ62に徐々に接触することとなる。そのため、ブラシ62は、分割された領域毎に、塵埃をより確実に除去することができる。
(4−4)
更に、本実施形態では、ブラシ62としては回転タイプのブラシが用いられており、ブラシ62は、フィルタ47の往路時には間欠的に回転し、フィルタの復路時には連続して回転する。従って、特にフィルタ47の往路では、ブラシ62は回転したり回転を停止したりする動作を行いながら、フィルタ47上の塵埃を除去することとなる。従って、フィルタ47の往路にてフィルタ47の清掃が行われている際に、常にブラシ62が回転している従来の場合に比して、塵埃が飛び散りにくくなる。
(4−5)
特に、本実施形態では、フィルタ47の往路時、ブラシ62が回転している時にはフィルタ47の周回が停止する。逆に、ブラシ62が回転を停止している時には、フィルタ47は第1方向へと周回する。これにより、フィルタ47の往路時、フィルタ47が周回してブラシ62が停止している間は、フィルタ47上の塵埃がブラシ62によって掻き出される。フィルタ47が停止しブラシ62が回転している間は、掻き出されてブラシ62表面に付着した塵埃同士が固まりやすくなる。従って、塵埃がブラシ62の周囲に飛散してしまうのを防止できる。
(4−6)
また、本実施形態の室内機30は、ブラシ62から塵埃を掻き落とすためのブラシ清掃部64と、掻き落とされた塵埃を貯めるための塵埃受け65部とを更に備えている。これにより、ブラシ清掃部64によってブラシ62から掻き落とされた塵埃は、その後塵埃受け部65に入れられる。特に、フィルタ47が移動しブラシ62が停止している間にフィルタ47上から掻き落とされた塵埃同士は、ブラシ62が回転を停止しているためにかたまりとなることから、塵埃は塵埃受け部65へとより確実に入り易くなる。従って、塵埃がブラシ62の周囲に飛散してしまうのを、より防止することができる。
(4−7)
ところで、ブラシ62がフィルタ47から除去した塵埃の量が多いと、この塵埃は、ブラシ62の表面のうち、フィルタ47との接触部分付近であってかつフィルタ47の第1方向下流側(図9の塵埃d2)に溜まってしまう虞がある。しかし、本実施形態のブラシ62の回転方向は、フィルタ47の第2方向への周回に追従する方向である。そのため、図9の塵埃d2は、ブラシ62の回転に沿ってブラシ62の回転方向下流側へと押し出される。
(5)変形例
(5−1)変形例A
上記実施形態では、フィルタ47の上流側部分47aを2つの領域に分割し、各領域を清掃する毎にブラシ62を清掃する場合について説明した。
しかし、フィルタ47の上流側部分47aの領域を分割する数は、2つに限定されず、3つや4つであってもよい。この場合も、分割された各領域が清掃される毎にブラシ62の清掃が行われるとして、フィルタ47の往路は、分割された領域すべてが清掃され、上流側部分47aの上側先端部分が下端位置P3に達したところで完了する。
(5−2)変形例B
また、上記変形例Aにおいて、ブラシ62の清掃は、分割された各領域が清掃される毎に必ずしも行われずともよい。例えば、領域の1つを清掃した後に、ブラシ62があまり汚れていない場合には、ブラシ62は、自身の清掃の前に、更に次のフィルタ47の領域の清掃を継続して行っても良い。また、上流側部分47aが4分割されたとして、そのうち2領域分の清掃が行われた後に、ブラシ62の清掃が行われても良い。
(5−3)変形例C
また、本発明では、フィルタ47の下流側部分47bがブラシ62に接触しなければよいため、フィルタ47の上流側部分47aを複数の領域に分割することなく、フィルタ47清掃の際にはフィルタ47を1/2周分だけ移動させることで一度で往路を終わらせ、その後にブラシ62の清掃を行っても良い。
(5−4)変形例D
上記実施形態では、ブラシ62の清掃の際、ブラシ62が2回転すると説明した。しかし、ブラシ62の清掃においては、ブラシ62の表面から塵埃が除去され、ブラシ62の表面がフィルタ47の清掃をできる程度にリフレッシュされればよい。そのため、ブラシ62の清掃の際にブラシ62が回転する回数は、2回転に限定されず、1回や3回等であってもよい。
また、上記実施形態では、ブラシ62の清掃の際、ブラシ62は毎回2回転する場合について説明した。しかし、ブラシ62が回転する回数は、毎回同じではなく、異なっていてもよい。例えば、ブラシ62は、フィルタ47の清掃に用いられる回数を重ねる毎に、次第にブラシ62表面には固着してしまった塵埃の量が多くなっていく。そこで、ブラシ62の表面に付着している塵埃の程度に応じて、ブラシ62を回転させる回数を変化させてもよい。
(5−5)変形例E
上記実施形態では、フィルタ47の往路においては、フィルタ47が周回していない時にブラシ62が回転する(つまりは、ブラシ62が間欠的に回転する)と説明した。
しかし、本発明では、ブラシ62が間欠的に回転することは必須ではなく、よってフィルタ47の復路のみならず往路においても、ブラシ62が連続的に回転していてもよい。
(5−6)変形例F
上記実施形態では、フィルタ47及びブラシ62の清掃は、図10に示すように、清掃モードの開始指示がリモートコントローラよりなされた時に行うと説明した。しかし、フィルタ47及びブラシ62の清掃動作は、空気調和運転が所定時間以上行われた場合に自動で開始されたり、空気調和運転が行われた後に常に自動で開始されたりしてもよい。
本発明は、フィルタの上流側部分から除去されてブラシに付着した塵埃が、比較的清潔なフィルタの下流側部分に再度付着するのを防ぐことができるという効果を有する。そのため、本発明に係る空調室内機は、環形状のフィルタを自動清掃する機能を備えた室内機に適用することができる。
10 空気調和装置
20 室外機
30 室内機
40 本体ユニット
41 ケーシング
41a グリル
41b 前面パネル
41c 背面板
41d,41e 吸い込み口
42 本体ユニット用フレーム
42a 吹き出し口
43 室内熱交換器
44 室内ファン
45 水平フラップ
46 フィルタユニット
47 フィルタ
47a フィルタの上流側部分
47b フィルタの下流側部分
48 支持枠
49 第1支持部材
50 第2支持部材
52 外側桟
53 曲面支持部材
56 ローラ
60 清掃ユニット
61 清掃ユニット用フレーム
62 ブラシ
63 ブラシ駆動部
64 ブラシ清掃部
65 塵埃受け部
66 芯材
67 線材
68 圧縮ローラ
80 制御部
80a 運転制御部
80b フィルタ駆動制御部
80c ブラシ駆動制御部
特開2011−80637号公報

Claims (7)

  1. 環形状に成形されており、透過する空気から塵埃を除去するフィルタ(47)と、
    前記フィルタを周回させることが可能なフィルタ駆動部(55)と、
    前記フィルタから前記塵埃を除去するブラシ(62)と、
    を備え、
    前記フィルタは、空気の流れ方向上流側に位置する上流側部分(47a)及び前記上流側部分よりも空気の流れ方向下流側に位置する下流側部分(47b)を有し、
    前記フィルタ駆動部は、前記フィルタを第1方向に周回させて前記フィルタの前記上流側部分の前記塵埃を除去した後、前記第1方向とは逆の第2方向に周回させる往復動作を行わせ、
    前記往復動作においては、前記ブラシは前記フィルタの前記上流側部分に接触した状態となっている、
    空調室内機(30)。
  2. 前記フィルタ駆動部は、前記フィルタの往路時、前記フィルタを間欠的に前記第1方向に周回させる、
    請求項1に記載の空調室内機(30)。
  3. 前記フィルタ駆動部は、
    前記フィルタの往路時、複数の領域に分割された前記フィルタの前記上流側部分における各前記領域ずつを、前記第1方向に間欠的に周回させ、
    前記ブラシは、分割した前記領域毎に塵埃を除去する、
    請求項2に記載の空調室内機(30)。
  4. 前記ブラシを回転させることが可能なブラシ駆動部(63)、
    を更に備え、
    前記ブラシ駆動部は、
    前記フィルタの往路時には前記ブラシを間欠的に回転させ、
    前記フィルタの復路時には前記ブラシを連続して回転させる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の空調室内機(30)。
  5. 前記フィルタ駆動部は、前記フィルタの往路時において、
    前記ブラシが回転している時には前記フィルタの周回を停止させ、
    前記ブラシが回転を停止している時には前記フィルタを前記第1方向へと周回させる、
    請求項4に記載の空調室内機(30)。
  6. 前記ブラシの回転方向に配置され前記ブラシに接触する櫛状の形状を有し、前記ブラシが回転することによって前記ブラシから塵埃を掻き落とすブラシ清掃部(64)と、
    前記ブラシの下方向に配置され、前記ブラシから掻き落とされた前記塵埃が貯められる塵埃受け部(65)と、
    を更に備える、
    請求項4または5に記載の空調室内機(30)。
  7. 前記ブラシは、前記フィルタの前記第2方向への周回に追従する方向に回転する、
    請求項4から6のいずれか1項に記載の空調室内機(30)。
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