以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施例で説明する情報通信端末11の外観と、この情報通信端末11を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、情報通信端末11(例えばデジタルテレビジョン受像機)は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。そして、キャビネット12には、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
また、この情報通信端末11には、例えばSD(secure digital)メモリカード及びMMC(multimedia card)等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、この情報通信端末11には、例えば契約情報等の記録された半導体メモリを内蔵する第2のメモリカード[IC(integrated circuit)カード]20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、この情報通信端末11は、LAN(local area network)端子21、第1のHDMI端子22、第2のHDMI端子23、USB(universal serial bus)端子24およびi.LINK端子25を備えている。
LAN端子21は、LAN対応HDD(hard disk drive)専用ポートとして使用することができる。接続されたNAS(network attached storage)であるLAN対応のHDD25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。このように、LAN対応HDD専用ポートとしてのLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD26に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、LAN端子22は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用することも可能で、例えばハブを介して、LAN対応のHDD、PC(personal computer)、HDD内臓のDVDレコーダ等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
第1のHDMI端子22は、AVアンプ27を介して、DVDレコーダ28およびDVDプレーヤ29の外部機器が接続されている。
また、第2のHDMI端子23は、例えばハブ30を介して、HDMI端子を有したAVアンプ31、PC(personal computer)32、HDD内臓のDVDレコーダ33、DVDプレーヤ34等の外部機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。第1のHDMI端子22および第2のHDMI端子23は、HDMI規格に準拠した形態で外部機器と情報伝送するものである。
さらに、この第2のHDMI端子23は、ハブ30に接続されたブロードバンドルータ35を介して、例えばインターネット等のネットワーク36に接続し、そのネットワーク36を介してPC37や携帯電話38等と情報伝送を行なうために使用される。
USB端子24は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ39を介して、携帯電話40、デジタルカメラ41、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ42、HDD43、キーボード44等を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
i.LINK端子25は、例えばAV−HDD45及びD(digital)−VHS(video home system)46、さらには、地上波デジタルチューナ(図示せず)等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ47で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子48を介して衛星デジタル放送用のチューナ49に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ49で選局された放送信号は、PSK(phase shift keying)復調器50に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部51に出力される。
また、地上波放送受信用のアンテナ52で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子53を介して地上デジタル放送用のチューナ54に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ54で選局された放送信号は、OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)復調器55に供給されて、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部51に出力される。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ52で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子53を介して地上アナログ放送用のチューナ56に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ56で選局された放送信号は、アナログ復調器57に供給されてアナログの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部51に出力される。
ここで、上記信号処理部51は、PSK復調器50及びOFDM復調器55からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部58及び音声処理部59に出力している。
また、上記信号処理部51には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子60a,60b,60c,60dが接続されている。これら入力端子60a〜60dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
そして、この信号処理部51は、上記アナログ復調器57及び各入力端子60a〜60dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、そのデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部58及び音声処理部59に出力している。
このうち、グラフィック処理部58は、信号処理部51から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(on screen display)信号生成部61で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理部54は、信号処理部51の出力映像信号と、OSD信号生成部61の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
そして、グラフィック処理部58から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部62に供給される。この映像処理部62は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子63を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部59は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子64を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部65によって統括的に制御されている。この制御部65は、CPU(central processing unit)等を内蔵しており、前記操作部16からの操作情報、または、前記リモートコントローラ17から送出され受光部18を介して受信した操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部65は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)66と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(random access memory)67と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ68とを利用している。
また、この制御部65は、カードI/F(interface)69を介して、前記第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ70に接続されている。これによって、制御部65は、カードホルダ70に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F69を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部65は、カードI/F71を介して、前記第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ72に接続されている。これにより、制御部65は、カードホルダ72に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F71を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部65は、通信I/F73を介してLAN端子21に接続されている。これにより、制御部65は,LAN端子21に接続されたLAN対応のHDD26と、通信I/F73を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部65は、DHCP(dynamic host configuration protocol)サーバ機能を有し、LAN端子21に接続されたLAN対応のHDD26にIP(internet protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部65は、第1のHDMI I/F74を介して第1のHDMI端子22に接続されている。これにより、制御部65は、第1のHDMI端子22に接続された各機器(図1参照)と、第1のHDMI I/F74を介して情報伝送を行なうことができる。また、上記制御部61は、第2のHDMI I/F75を介して第2のHDMI端子23に接続されている。これにより、制御部65は、第2のHDMI端子23に接続された各機器(図1参照)と、第2のHDMI I/F75を介して情報伝送を行なうことができる。
そして、上記制御部65は、USB I/F76を介して前記USB端子24に接続されている。これにより、制御部65は、USB端子24に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F76を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部65は、i.LINK I/F77を介してi.LINK端子25に接続されている。これにより、制御部65は、i.LINK端子25に接続された各機器(図1参照)と、i.LINK I/F77を介して情報伝送を行なうことができる。
図3は、上記リモートコントローラ17の外観を示している。このリモートコントローラ17には、主として、電源キー17a、入力切換キー17b、衛星デジタル放送チャンネルのダイレクト選局キー17c、地上波放送チャンネルのダイレクト選局キー17d、クイックキー17e、カーソルキー17f、決定キー17g、番組表キー17h、ページ切換キー17i、faceネット(ナビゲーション)キー17j、戻るキー17k、終了キー17l、青,赤,緑,黄のカラーキー17m、チャンネルアップダウンキー17n、音量調整キー17o、メニューキー17p等が設けられている。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、情報通信端末11に外部機器としてPC32が接続されており、PC32が出力する映像情報を情報通信端末11の映像表示器14に表示する場合について説明する。
図1に示すように、情報通信端末11の第1のHDMI端子22および第2のHDMI端子23に複数の外部機器が接続された状態で、制御部65は、操作部16またはリモートコントローラ17による電源キー17aの操作を検知すると、情報通信端末11の各部を起動状態とする。
制御部65は、第1のHDMI端子22および第2のHDMI端子23に接続されている外部機器を特定する(ステップS101)。
制御部65は、第1のHDMI端子22および第2のHDMI端子23に接続された外部機器に対してコマンドを送信し、そのコマンドに対する応答信号の有無によって情報通信端末11に接続されている外部機器を特定する。
このとき、外部機器は、所定のタイミングで論理アドレスを含む信号を情報通信端末11に対して送信する。論理アドレスは、0から15の番号で定義されている。0から15の番号のうち、1つはテレビジョン受像機、3つはレコーダ、3つはプレーヤ、1つはAVアンプ、6つはチューナ、残りはその他の機器として異なる番号が機器種別ごとに設定されている。外部機器は、これらの番号から、それぞれの機器に対応する番号を取得し、情報通信端末11に対して送信する。
情報通信端末11は、外部機器から送信された論理アドレスを含む信号を受信すると、制御部61は、不揮発性メモリ68に記録されている論理アドレスと機器種別との対応関係情報から、信号を送信した外部機器の機器種別を判断する。0から15で定義された論理アドレス以外に、各社オリジナルで設定されたベンダーコマンドを用いることもできる。この場合、外部機器が、それぞれの機器に対応するベンダーコマンドを情報通信端末11に対して送信する。情報通信端末11が、ベンダーコマンドを受信した場合、制御部65は、不揮発性メモリ68に記録されている各ベンダーコマンドと機器種別との対応関係情報から、信号を送信した外部機器の機器種別を判断する。機器種別は、各ベンダーコマンドに応じて、XXX(社名)レコーダやXXX(社名)プレーヤと定義されている。
また制御部65は、第1のHDMI端子22および第2のHDMI端子23に接続されている外部機器の接続関係を特定するために、外部機器に対して機器番号を定義している。
制御部65が第1のHDMI端子22および第2のHDMI端子23に接続された外部機器の有無を特定するために送信したコマンドに対する応答信号を第1のHDMI I/F74を介して受信した場合、制御部65は、第1のHDMI端子22に接続された外部機器については1番と定義する。同様に、第2のHDMI I/F75を介して受信した場合、制御部65は、第2のHDMI端子23に接続された外部機器については2番と機器番号を定義する。
そして、制御部65は、接続された外部機器から送られてくる機器種別等と、機器番号とを対応づけて不揮発性メモリ68に記録する。
例えば、図1に示すように第1のHDMI端子22に複数の機器が直列的に接続され、第1のHDMI I/F74を介して複数の応答信号を受信した場合および図1に示すように第2のHDMI端子23にハブ30を介して並列的に接続され、第1のHDMI I/F74を介して複数の応答信号を受信した場合、以下のように機器番号を設定する。
第1のHDMI端子22には、AVアンプ27が接続されている。そして、AVアンプ27には、AVアンプ27に設けられた入力用HDMI端子にそれぞれHDMI端子を有するDVDレコーダ28、DVDプレーヤ29が接続されている。
制御部65は、第1のHDMI端子22に接続された全ての機器について、1−X(Xは任意に設定)と機器番号を設定する。
例えば、制御部65は、AVアンプ27は1−1、DVDレコーダ28は1−2、DVDプレーヤ29は1−3と設定する。そして、制御部65は、AVアンプ27から送信される信号に含まれる情報は、機器番号1−1と対応付けて不揮発性メモリ68に記録する。同様に、制御部65は、DVDレコーダ28から送信される信号に含まれる情報は、機器番号1−2と対応付けて、DVDプレーヤ29から送信される信号に含まれる情報は、機器番号1−3と対応付けて、不揮発性メモリ68に記録する。
また制御部65は、第2のHDMI端子23に接続された全ての機器について、2−X(Xは任意に設定)と機器番号を設定する。例えば、AVアンプ31は2−1、PC32は2−2、DVDレコーダ33は2−3、DVDプレーヤ34は2−4と設定する。そして、制御部65は、AVアンプ31から送信される信号に含まれる情報は、機器番号2−1と対応付けて不揮発性メモリ68に記録する。同様に、制御部65は、PC32から送信される信号に含まれる情報は、機器番号2−2と対応付けて、DVDレコーダ33から送信される信号に含まれる情報は、機器番号2−3と対応付けて、DVDプレーヤ34から送信される信号に含まれる情報は、機器番号2−4と対応付けて、不揮発性メモリ68に記録する。また、各外部機器は、情報通信端末11に対して、各々の型名情報も送信する。制御部65は、不揮発性メモリ68に、任意に設定した機器番号、機器種別、型名を対応付けて記録する。
次に、制御部65は、HDMI端子22および第2のHDMI端子23に接続されている外部機器に対して、CEC対応か非対応かの返信を要求する信号を送信する(ステップS103)。
外部機器がCEC対応であれば、HDMI−CECコマンドを利用して、情報通信端末11に対してユーザがリモートコントローラ17で操作することで、CEC対応の外部機器を連動操作することができる。
そして、制御部65は、HDMI端子22および第2のHDMI端子23に接続されている外部機器から返信された信号を基にして、それぞれの外部機器がCEC対応か非対応かを判断する。そして、制御部65は、任意に設定した機器番号、機器種別、型名、CEC対応か否か(HDMI連動か否か)を対応付けたHDMI情報を全ての外部機器についての情報であるHDMI入力一覧情報を不揮発性メモリ68に記録する(ステップS104)。
ここで、第2のHDMI端子23にハブ30を介して接続されているAVアンプ31はCEC非対応、PC32はCEC対応、DVDレコーダ33はCEC対応、DVDプレーヤ34はCEC非対応とする。
そのため、不揮発性メモリ68は、例えば、AVアンプ31については、機器番号を2−1、機器種別をAVアンプ、型名をDTX−5.8、CEC非対応なので、HDMI連動はなしとして記録する。PC32については、機器番号を2−2、機器種別をXXX(社名)PC、型名をabcd−e10、CEC対応なので、HDMI連動はありとして記録する。同様に、情報通信端末11にHDMI接続されている全ての外部機器についてHDMI入力一覧情報を表示する。DVDレコーダ33については、機器番号を2−3、機器種別をXXX(社名)レコーダ、型名をRD−A600、CEC対応なので、HDMI連動はありとして記録する。DVDプレーヤ34については、機器番号を2−4、機器種別をXXX(社名)プレーヤ、型名をHD−A2、CEC非対応なので、HDMI連動はなしとして記録する。
制御部65は、リモートコントローラ17による所定の操作を検知すると、映像表示器14に図5に示すようなHDMI入力一覧情報を不揮発性メモリ68から読み出して表示することができる。
HDMI入力一覧情報は、(機器番号、機器種別、型名、HDMI連動の可否)の順で、(2−1、AVアンプ、DTX−5.8、HDMI連動)、(2−2、XXX(社名)PC、abcd−e10、HDMI連動)、(2−3、XXX(社名)レコーダ、RD−A600、HDMI連動)、(2−4、XXX(社名)プレーヤ、HD−A2)と表示される。HDMI連動の可能の場合は、HDMI連動を表示し、HDMI連動が不可の場合は、HDMI連動を表示しない。
ユーザは、HDMI入力一覧情報の表示画面上で、リモートコントローラ17のカーソルキー17fを用いて、入力信号を映像表示器14に表示したい所望の外部機器を選択することができる。制御部65は、入力一覧情報の表示画面上で、ユーザが所望の外部機器のHDMI情報をリモートコントローラ17の決定キー17gによる入力を検知したとき、映像表示器14の表示画面を選択された外部機器の入力信号を表示し、対応する外部機器のHDMI情報も不揮発性メモリ68から取得して表示する。
ここで、ユーザが、例えば、DVDレコーダ33が出力する映像情報を映像表示器14で表示するように、HDMI入力一覧情報から機器番号が2−3の欄を選択すると、制御部65は、DVDレコーダ33から送信される映像情報を映像表示器14に表示制御すると共に、映像表示器14の任意の位置(例えば、図5に示すように右上端)にDVDレコーダ33についてのHDMI情報を表示する。
このとき、図5に示すように、制御部65は、不揮発性メモリ68に記録されているHDMI入力一覧情報のうち、DVDレコーダ33についてのHDMI情報として、機器番号を2−3、機器種別をXXX(社名)レコーダ、型名をRD−A600、HDMI連動を視認できるように映像表示器14に表示する。
ここで、制御部65は、リモートコントローラ17による所定の操作を検知すると、映像表示器14に図5に示すようにHDMI入力一覧情報を不揮発性メモリ68から読み出して表示することができる。
HDMI入力一覧情報は、(機器番号、機器種別、型名、HDMI連動の可否)の順で、(2−1、AVアンプ、DTX−5.8、HDMI連動)、(2−2、XXX(社名)PC、abcd−e10、HDMI連動)、(2−3、XXX(社名)レコーダ、RD−A600、HDMI連動)、(2−4、XXX(社名)プレーヤ、HD−A2)と表示される。HDMI連動の可能の場合は、HDMI連動と文字表示し、HDMI連動が不可の場合は、HDMI連動と文字表示しない。
ユーザは、HDMI入力一覧情報の表示画面上でリモートコントローラ17のカーソルキー17fを用いて、映像情報を映像表示器14に表示したい所望の外部機器を選択することができる。制御部65は、入力一覧情報の表示画面上で、ユーザが所望の外部機器のHDMI情報がリモートコントローラ17の決定キー17gで決定されたと検知したとき、映像表示器14に選択された外部機器が出力する映像信号を表示する。そして、制御部65は、選択された外部機器に対応する外部機器のHDMI情報も不揮発性メモリ68から取得して表示する。
ここで、ユーザが図5に示すHDMI入力一覧情報の画面上で、PC32に対応するHDMI情報(2−2、XXX(社名)PC、abcd−e10、HDMI連動)を選択したとする。制御部65は、映像表示器14に表示する映像をPC32が出力する映像情報に切り換える(ステップS105)。-
制御部65は、PC32が出力する映像情報を映像表示器14に表示するとき、最適な映像調整値および画面調整値に切り換えて出力するように制御する(ステップS106)。図6は、映像表示器14にPC32が出力した映像情報を表示した場合の画面表示を示した図である。
最適な映像調整値は、情報通信端末11が設置されている環境、情報通信端末11の映像表示器14で表示する映像情報に応じて任意に設定できる。ユーザは、リモートコントローラ17のメニューキー17pで映像モード選択表示画面の表示を情報通信端末11に指示することで、制御部65は、不揮発性メモリ68に記録されている映像モード選択表示画面を読み出して映像表示器14に表示する。
映像モードは、例えば、あざやかモード、標準モード、映画モード、ゲームモード、PCファインモードがある。あざやかモードは、情報通信端末11を明るい環境下で視聴するときに適する。標準モードは、情報通信端末11を通常の環境下で視聴するときに適する。映画モードは、暗い環境下で情報通信端末11で映画を視聴する場合に適する。ゲームモードは、外部機器として接続されたゲーム機の映像情報を情報通信端末11の映像表示器14にタイムラグを減らして表示するため、ゲームをする場合に適する。PCファインモードは、外部接続されたPC32の文字等の映像情報を出力するために、明るさ、色彩、コントラストを調整するため、PC32の映像情報を映像表示器14で見るときに適する。そして、制御部61は、映像処理部62に対して、映像モードの選択に応じた表示形式に変換するように制御する。
また、画面調整値は、情報通信端末11の映像表示器14で表示している映像に応じて、任意に設定できる。ユーザは、リモートコントローラ17のメニューキー17pで映像モード選択表示画面の表示を情報通信端末11に指示することで、制御部65は、不揮発性メモリ68に記録されている画面表示モード選択表示画面を読み出して映像表示器14に表示する。
画面表示モードは、オーバースキャンモード、ジャストスキャンモードがある。オーバースキャンモードは、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ47で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号、地上波放送受信用のアンテナ52で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号を信号処理部51等を介して映像表示器14に表示する場合や、DVDプレーヤ34で再生される映像情報を映像表示器14に表示する場合に適する。これらの映像情報は、画像データの上端等には映像以外の情報が含まれているため、映像表示器14に表示する映像情報全体を90パーセントにスケーリングして映像表示器14に表示することで、ユーザが視聴に際して不快のないようにしている。
これに対して、ジャストスキャンモードは、PC32が出力する映像情報を映像表示器14に表示する場合に適する。これは、PC32が出力する映像情報は、アンテナ47、アンテナ52で受信する信号に含まれる映像情報とは異なり、オーバースキャンで映像表示器14に表示すると、PC32で出力する映像情報の外枠が消えてしまう。そのため、映像表示器14は、映像情報を100パーセントのスケーリングの状態で表示する必要がある。そして、制御部65は、映像処理部62に対して、画面表示モードの選択に応じた表示形式に変換するように制御する。
ここで、制御部65は、映像表示器14に表示する映像をPC32が出力する映像情報に切り換えたので、この場合の最適の映像調整値は、映像モードとしてPCファインモードが選択された場合であり、最適の画像調整値は、画像表示モードとしてジャストスキャンモードが選択された場合である。
制御部65は、HDMI入力一覧情報を不揮発性メモリ68に記憶している。そのため、(2−2、XXX(社名)PC、abcd−e10、HDMI連動)のHDMI情報が選択されたことを制御部65が検知すると、制御部65は、映像表示器14に表示する映像情報の出力元がPC32と判断する。ここで、PC32が出力する映像情報の最適の映像調整値は、映像モードがPCファインモード、最適の画像調整値は、画像表示モードがジャストスキャンモードであると情報通信端末11の出荷時または後からユーザによって設定されてROM66または不揮発性メモリ68に記録されている。制御部65は、映像処理部62に対して映像モードをPCファインモード、画像表示モードがジャストスキャンモードに対応した表示形式でPCが出力する映像情報を図6に示すように映像表示器14に表示するように制御する。
このため、ユーザは、PC32が出力する映像情報を映像表示器14に表示するように切り換えた場合、最適な映像モードおよび画像表示モードを手動で切り換える必要がなくなる。そのため、ユーザが何らかの処理をしなくても最適な表示形式で映像表示器14に表示され、ユーザの利便性が向上する。
そして、制御部65は、図6に示すように、映像表示器14にPCが出力する映像情報の映像モードをPCファインモードとして表示している旨を文字表示する。そのため、ユーザは、PCが出力する映像情報が最適な映像モードで映像表示器14に表示されていることを容易に視認することができる。そのため、ユーザにとって映像モードの操作をする煩雑さが低減する。
また、ここでは、PC32が出力する映像情報を映像表示器14に表示するように切り換えた場合について説明したが、外部機器としてゲーム機が第1のHDMI端子22に接続され、制御部65が、ゲーム機のHDMI情報を取得した場合も同様である。つまり、ユーザが、ゲーム機が出力する映像情報を映像表示器14に表示するように切り換えを選択した場合、制御部65は、ゲーム機が選択されたことを検知し、映像モードをゲームモードに切り換えて表示するように映像処理部62を制御することもできる。
上記制御部65による処理は、HDMI端子22および第2のHDMI端子23以外のLAN端子21、USB端子24、i.LINK端子25に接続された機器に対しても、CECと同様の機能を有するものに対して同様である。
本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。