JP2006094409A - 番組表表示装置および番組表表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一覧性の高い番組表を表示することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にするようにした番組表表示装置および番組表表示方法を提供すること。
【解決手段】放送事業者ごとに代表チャンネルを決定する。代表チャンネルは例えば番号が最小のチャンネルとして定義する。このように一つの代表チャンネルを決めることにより、EPG表示画面において、放送事業者ごとに一つのチャンネル表示領域を割り当てるようにすることができる。従ってより多くの放送事業者の表示エリアを確保でき、数多くの事業者を表示して一覧性の高い番組表を表示することが可能になる。さらに、隠されたチャンネルが有ることをマーカによりユーザに示すようにすることで、ユーザインタフェースを向上させることができる。
【選択図】 図6
【解決手段】放送事業者ごとに代表チャンネルを決定する。代表チャンネルは例えば番号が最小のチャンネルとして定義する。このように一つの代表チャンネルを決めることにより、EPG表示画面において、放送事業者ごとに一つのチャンネル表示領域を割り当てるようにすることができる。従ってより多くの放送事業者の表示エリアを確保でき、数多くの事業者を表示して一覧性の高い番組表を表示することが可能になる。さらに、隠されたチャンネルが有ることをマーカによりユーザに示すようにすることで、ユーザインタフェースを向上させることができる。
【選択図】 図6
Description
この発明は、例えばデジタルテレビジョン放送受信装置等に使用して好適する番組表表示装置および番組表表示方法に関する。
周知のように、近年では、テレビジョン放送のデジタル化が推進されている。例えば、日本国内においては、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送および110度CS(Communication Satellite)デジタル放送等の衛星デジタル放送だけでなく、地上デジタル放送も開始されている。
このようなデジタルテレビジョン放送を受信するデジタル放送受信装置にあっては、放送信号から取得したEPG(Electronic Program Guide)情報に基づいて電子番組表を作成し、画面に映像表示している。そして、ユーザは、映像表示された電子番組表から所望の番組を選択して、視聴や録画予約等を行なうことができる。
ところでEPG情報には、放送される多数のチャンネルのそれぞれに対して約1週間分もの電子番組表を作成可能な情報が含まれている。デジタル放送受信装置の画面サイズは限られており、全ての電子番組表を同時に表示させることはできないので、電子番組表を部分的に切り換えながら画面表示させることになる。そこで、限られた画面内に如何に多くの情報を効率良く表示するかということ、すなわち一覧性を高めることが重要となる。
特許文献1には、複数のチャンネルを用いて1つの番組が放送され、その1つの番組を放送する複数のチャンネルの全てにてその1つの番組の番組情報が伝送される場合に視認性の良い番組表を表示するデジタル放送受信機が開示される。
特許文献2には、現在選択しているSDTV番組選択チャンネルに対応するトランスポートストリームによって提供されている全てのSDTV番組に関する情報をユーザに知らせることができるデジタル放送受信機が開示される。
特開2001−145043号公報
特開2001−111907号公報
特許文献2には、現在選択しているSDTV番組選択チャンネルに対応するトランスポートストリームによって提供されている全てのSDTV番組に関する情報をユーザに知らせることができるデジタル放送受信機が開示される。
この発明は上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、一覧性の高い番組表を表示することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にするようにした番組表表示装置および番組表表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様によれば、取得した番組情報に基づいて作成した電子番組表から、特定された日時に対応する部分を画面表示させる番組表表示装置であって、前記特定された日時に対応する部分の番組表を複数の放送事業者ごとに全てのチャンネルにわたり表示する全表示モードと、前記特定された日時に対応する部分の番組表を複数の放送事業者ごとに1つのチャンネルずつ表示する1チャンネル表示モードとのいずれかのモードを決定するためのモード決定手段と、前記1チャンネル表示モードの場合に、表示すべき代表チャンネルを決定する代表チャンネル決定手段と、前記1チャンネル表示モードの場合に、前記代表チャンネル以外のチャンネルの存在を示すマーカを表示するマーカ表示手段と、前記マーカに対応するカーソル操作により前記番組表内に表示されるチャンネルを選択的に切り替える表示チャンネル切替手段とを具備することを特徴とする番組表表示装置が提供される。
このような手段を講じることにより、通常の表示態様をなす全表示モードのほかに、1チャンネル表示モードをユーザは選択指定することができる。1チャンネル表示モードにおいては、各放送事業者ごとに1つのチャンネルしか表示されない。従って限られた画面領域を有効に利用でき、一覧性の高い表示を行うことが可能になる。
その際、複数のチャンネルを持つ放送事業者がある場合には、どのチャンネルを表示するかを決める必要がある。本発明ではチャンネル番号が最も小さい番号のチャンネルを、初期状態において表示するようにする。逆に、チャンネル番号が最大のチャンネルを表示しても良い。
また画面内において、1つのチャンネルのほかに他のチャンネルが隠れていることをユーザに知らせる必要がある。そこで本発明では、多チャンネルの存在を示すマーカを表示するようにしている。
また画面内において、1つのチャンネルのほかに他のチャンネルが隠れていることをユーザに知らせる必要がある。そこで本発明では、多チャンネルの存在を示すマーカを表示するようにしている。
本発明によれば、一覧性の高い番組表を表示することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にするようにした番組表表示装置および番組表表示方法を提供することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するデジタルテレビジョン放送受信装置11の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置11を中心として構成されるネットワークシステムの一例を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。そして、キャビネット12には、例えば液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えばSD(Secure Digital)メモリカード、MMC(Multimedia Card)およびメモリスティック等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード(ICカード)20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のLAN(Local Area Network)端子21、第2のLAN端子22、USB(Universal Serial Bus)端子23およびi.Link端子24を備えている。
このうち、第1のLAN端子21は、LAN対応HDD専用ポートとして使用されるもので、接続されたNAS(Network Attached Storage)であるLAN対応のHDD25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、LAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子22は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(Personal Computer)28、HDD内蔵のDVD(Digital Versatile Disk)レコーダ29等の機器を接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
なお、DVDレコーダ29については、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置11との間でアナログの映像および音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路30を設ける必要がある。
さらに、この第2のLAN端子22は、ハブ26に接続されたブロードバンドルータ31を介して、例えばインターネット等のネットワーク32に接続し、そのネットワーク32を介してPC33や携帯電話34等と情報伝送を行なうために使用される。
また、上記USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ35を介して、携帯電話36、デジタルカメラ37、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ38、HDD39、キーボード40等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記i.Link端子24は、例えばAV−HDD41、D(Digital)−VHS(Video Home System)42等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ43で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ45で選局された放送信号は、PSK(Phase Shift Keying)復調器46に供給されて、デジタルの映像信号および音声信号に復調された後、信号処理部47に出力される。
また、地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上デジタル放送用のチューナ50に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ50で選局された放送信号は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器51に供給されて、デジタルの映像信号および音声信号に復調された後、上記信号処理部47に出力される。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ48で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子49を介して地上アナログ放送用のチューナ52に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ52で選局された放送信号は、アナログ復調器53に供給されてアナログの映像信号および音声信号に復調された後、上記信号処理部47に出力される。
ここで、上記信号処理部47は、PSK復調器46およびOFDM復調器51からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号および音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部54および音声処理部55に出力している。
また、上記信号処理部47には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子56a,56b,56c,56dが接続されている。これら入力端子56a〜56dは、それぞれ、アナログの映像信号および音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
そして、この信号処理部47は、上記アナログ復調器53および各入力端子56a〜56dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号および音声信号を選択的にデジタル化し、そのデジタル化された映像信号および音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部54および音声処理部55に出力している。
このうち、グラフィック処理部54は、信号処理部47から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(On Screen Display)信号生成部57で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理部54は、信号処理部47の出力映像信号と、OSD信号生成部57の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
そして、グラフィック処理部54から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部58に供給される。この映像処理部58は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子59を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部55は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子60を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部61によって統括的に制御されている。この制御部61は、CPU(Central Processing Unit)等を内蔵しており、前記操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を前記受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部61は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(Read Only Memory)62と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(Random Access Memory)63と、各種の設定情報および制御情報等が格納される不揮発性メモリ64とを利用している。
また、この制御部61は、カードI/F(Interface)65を介して、前記第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ66に接続されている。これによって、制御部61は、カードホルダ66に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F65を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部61は、カードI/F67を介して、前記第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ68に接続されている。これにより、制御部61は、カードホルダ68に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F67を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部61は、通信I/F69を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部61は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25と、通信I/F69を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部61は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25にIP(Internet Protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部61は、通信I/F70を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部61は、第2のLAN端子22に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F70を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部61は、USB I/F71を介して前記USB端子23に接続されている。これにより、制御部61は、USB端子23に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F71を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部61は、i.Link I/F72を介してi.Link端子24に接続されている。これにより、制御部61は、i.Link端子24に接続された各機器(図1参照)と、i.Link I/F72を介して情報伝送を行なうことができる。
図3は、上記リモートコントローラ17の外観を示している。このリモートコントローラ17には、主として、電源キー17a、入力切換キー17b、衛星デジタル放送チャンネルのダイレクト選局キー17c、地上波放送チャンネルのダイレクト選局キー17d、クイックキー17e、カーソルキー17f、決定キー17g、番組表キー17h、ページ切換キー17i、faceネット(ナビゲーション)キー17j、戻るキー17k、終了キー17l、青,赤,緑,黄のカラーキー17m、チャンネルアップダウンキー17n、音量調整キー17o、メニューキー17p等が設けられている。
図4は、本実施の形態におけるデジタルテレビジョン放送受信装置が電子番組表を表示する動作を説明するために示すフローチャートである。この動作はユーザがリモートコントローラ17の番組表キー17hやカラーキー17mを操作することにより開始され、EPG処理が起動される(ステップS1)。このステップでは、放送信号やネットワーク等を介して番組情報であるEPG情報が取得される。
次に制御部61は、ユーザにより予め選択された放送メディアを決定する(ステップS2)。このステップでは、テレビジョン方法、ラジオ放送、およびデータ放送などの放送媒体が決定される。次に制御部61は、EPG画面表示のモードを判定する(ステップS3)。全チャンネル表示モードが判定されると、通常のとおり、全てのチャンネルについての番組表が表示される(ステップS4)。
本実施形態ではこの全チャンネル表示モードに加え、代表チャンネル表示モードを新たに導入する。このモードは、各放送事業者につきただ一つのチャンネル分の番組表を表示することで、画面内に表示可能な事業者の数を多くするモードである。チャンネル提供数が1である事業者に関しては、表示態様は通常と同じである。これに対して、複数のチャンネルで異なる番組を提供する事業者の場合には、そのうち一つのチャンネルの番組表が選択的に表示される。なお複数のチャンネルで異なる番組を提供する事業者、とは、例えば地上波ディジタル放送に加えて標準テレビ放送の放送枠を持つ事業者などである。
さて、ステップS3で代表チャンネル表示モードが判定されると、各事業者ごとに代表チャンネルが検出される(ステップS6)。代表チャンネルとは各事業者を便宜的に代表する1つのチャンネルであり、例えばリモートコントローラ17を用いたユーザの初期設定により、事業者ごとに予め指定される。または代表チャンネルは、前回に表示されたチャンネルや日時等のラスト条件に基づいて決定される。特に、チャンネル番号が最小または最大のチャンネルを代表チャンネルにすると簡便である。さらに、このようにして決定されたチャンネルの視聴権をユーザが持たない(すなわち未契約チャンネル)場合には、そのチャンネルをスキップして、隣のチャンネルを代表チャンネルとすれば良い。そしてステップS5〜ステップS7のループを経て全ての事業者につき代表チャンネルが決定されれば、その結果を反映するEPG表示が実施される(ステップS8)。
図5は、全チャンネル表示モードにおける表示画面を示す図である。この電子番組表は水平方向に6つのチャンネル領域を配列し、垂直方向に5時間分の時間枠を配列して、番組を表示している。例えば或る放送局が3つのチャンネル枠を提供しているとするとチャンネル領域のうち3つが消費されるために、表示できる放送局名称は4つとなる。
そして、この電子番組表は、リモートコントローラ17のカーソルキー17fを操作することにより、上下左右方向に選択的にスクロールさせることが可能である。また、リモートコントローラ17のページ切換キー17iを操作すれば、1画面分の電子番組表を上下左右方向に選択的にスキップさせることが可能である。さらに、日時指定切換機能を用いることにより、指定した日時を含む番組表の部分にジャンプして、その番組表の表示に切り換えられるようになる。
ここで、この電子番組表は、6つのチャンネルに対応した表示欄A〜Fを有し、各表示欄A〜Fが、それぞれ、チャンネル番号表示領域A1〜F1と、放送局名表示領域A2〜F2と、番組表示領域A3〜F3とから構成されている。
この場合、例えば、表示欄D〜Fに示すように、同じ放送局が複数(図示の場合は3つ)のチャンネル番号を有する場合には、3つの放送局名表示領域D2〜F2が1つの共通の放送局名表示領域として使用される。
また、同じ放送局が複数(図示の場合は3つ)のチャンネル番号でそれぞれ同じ番組を放送する、いわゆるイベント共有が行なわれている時間帯では、3つの番組表示領域D3〜F3が1つの共通の番組表示領域として使用される。
さらに、この電子番組表では、その6つの表示欄A〜Fの下部に、リモートコントローラ17のカーソルキー17fによって選択している番組のチャンネル番号、タイトル及び放送時間等を示す選択番組表示領域Gが設けられる。この場合、選択されている番組「J2」は、表示欄A〜F内において、その番組の表示領域が他の番組の表示領域と色を変えて表示されるが、図5では、ハッチングで囲むことにより表現している。
また、この電子番組表では、その左右に、上から下に向けて1時間毎の時間枠を示す5つの時間領域N1〜N5が設けられている。図5では、各時間領域N1〜N5が、それぞれ午前9時〜午後1時に対応している状態を示している。そして、現在時刻が午前10時になると、各時間領域N1〜N5が、それぞれ午前10時〜午後2時に対応するように切り換えられる。このような電子番組表の表示状態で、制御部61は例えばリモートコントローラ17の赤色のカラーキー17mが操作されたことを検知すると、次に示す代表チャンネル表示画面を映像表示器14に表示させる。
図6は、代表チャンネル表示モードにおける表示画面を示す図である。この画面においては、6つの表示欄A〜Fのそれぞれに、1つの放送局名称が表示される。これは、図5の番号(5)の放送局の表示領域が圧縮されたことによる。番組K1〜K4が表示されるチャンネルが、すなわち番号(5)の放送局の代表チャンネルである。午後4時から6時半までの時間帯においては当該チャンネルにおいてはイベント共有が行われているため、表示領域を縮めても特に不都合はない。
これに対しそれ以降の時間帯においては、図5からも分かるようにチャンネルごとに異なる放送内容となっている。そこで本実施形態では、代表チャンネル以外のチャンネルの存在を示すために、マーカを表示するようにする。図6においてはハッチングで示す棒状の印を用いる。1本の棒は表示が圧縮されたことを模式的に示すもので、その数は他のチャンネルの数を示す。図6においては2本のマーカにより2つのチャンネルが隠されていることが示される。
図7は、ユーザのリモートコントローラ17の操作による画面の遷移を示す模式図である。初期状態においては、放送局(5)においてはチャンネル番号151の代表チャンネルが表示される。この表示領域の右端に2本のマーカが表示されることで、ユーザは、これより番号の大きい2つのチャンネルが隠されていることを読み取れる。この状態からリモートコントローラ17のカーソルキー17fの[>]キーが押下されると、画面表示がカーソル移動されてチャンネル番号152の番組表示に切り替わる。このとき小さいチャンネル番号(151)は圧縮されてマーカになる。この状態ではマーカは左右に1本ずつ表示される。さらに[>]キーが押下されると、チャンネル番号はもう一つ増え、マーカは左に2本となる。さらに、カーソルキー17fの[V]ボタン、または[∧]ボタンが押下されると、初期状態に戻ってチャンネル番号が代表番号に戻る。
このように本実施形態では、放送事業者ごとに代表チャンネルを決定する。代表チャンネルは例えば番号が最小のチャンネルとして定義するか、最後に選択されたチャンネル、デフォルトで定義されたチャンネル、または事業者ごとに定義されたチャンネルのうち如何なる基準によっても決めることができる。このように一つの代表チャンネルを決めることにより、EPG表示画面において、放送事業者ごとに一つのチャンネル表示領域を割り当てるようにすることができる。従ってより多くの放送事業者の表示エリアを確保でき、数多くの事業者を表示して一覧性の高い番組表を表示することが可能になる。さらに、隠されたチャンネルが有ることをマーカによりユーザに示すようにすることで、ユーザインタフェースを向上させることができる。これらのことから、一覧性の高い番組表を表示することができ、ユーザにとっての取り扱いを便利にするようにした番組表表示装置および番組表表示方法を提供することが可能になる。
なお本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば図4のフローチャートに代えて、図8のフローチャートを適用することもできる。図8においてはステップS5,S3,S6のループにおいて、各事業者ごとに表示モードを判定するようにしている。これは、全チャンネル表示モード、および代表チャンネル表示モードのいずれかが、放送事業者ごとに予め設定されている場合に有効である。これはシステム的な設定でも良いし、ユーザが予め登録しておくかたちでも良い。このようにすると、メディアシームレスなシステムを提供できる。
さらに本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
A〜F…表示欄、A1〜F1…チャンネル番号表示領域、A2〜F2…放送局名表示領域、A3〜F3…番組表示領域、D〜F…表示欄、D2〜F2…放送局名表示領域、D3〜F3…番組表示領域、G…選択番組表示領域、N1〜N5…時間領域、K1〜K4…番組、11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、17a…電源キー、17b…入力切換キー、17c…ダイレクト選局キー、17d…ダイレクト選局キー、17e…クイックキー、17f…カーソルキー、17g…決定キー、17h…番組表キー、17i…ページ切換キー、17j…faceネットキー、17k…戻るキー、17l…終了キー、17m…カラーキー、17n…チャンネルアップダウンキー、17o…音量調整キー、17p…メニューキー、17i…ページ切換キー、18…受光部、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB端子、24…端子、25…HDD、26…ハブ、27…HDD、28…PC、29…DVDレコーダ、30…アナログ伝送路、31…ブロードバンドルータ、32…ネットワーク、33…PC、34…携帯電話、35…ハブ、36…携帯電話、37…デジタルカメラ、38…カードリーダ/ライタ、40…キーボード、41…AV−HDD、42…D−VHS、43…アンテナ、44…入力端子、45…チューナ、46…PSK復調器、47…信号処理部、48…アンテナ、49…入力端子、50…チューナ、51…OFDM復調器、52…チューナ、53…アナログ復調器、54…グラフィック処理部、55…音声処理部、56a〜56d…入力端子、57…OSD信号生成部、58…映像処理部、59…出力端子、60…出力端子、61…制御部、62…ROM、63…RAM、64…不揮発性メモリ、66…カードホルダ、68…カードホルダ
Claims (8)
- 取得した番組情報に基づいて作成した電子番組表から、特定された日時に対応する部分を画面表示させる番組表表示装置であって、
前記特定された日時に対応する部分の番組表を複数の放送事業者ごとに全てのチャンネルにわたり表示する全表示モードと、前記特定された日時に対応する部分の番組表を複数の放送事業者ごとに1つのチャンネルずつ表示する1チャンネル表示モードとのいずれかの表示モードを決定するためのモード決定手段と、
前記1チャンネル表示モードの場合に、表示すべき代表チャンネルを決定する代表チャンネル決定手段と、
前記1チャンネル表示モードの場合に、前記代表チャンネル以外のチャンネルの存在を示すマーカを表示するマーカ表示手段と、
前記マーカに対応するカーソル操作により前記番組表内に表示されるチャンネルを選択的に切り替える表示チャンネル切替手段とを具備することを特徴とする番組表表示装置。 - さらに、前記代表チャンネルを前記複数の放送事業者ごとに予め指定するための代表チャンネル指定手段を具備し、
前記代表チャンネル決定手段は、前記代表チャンネル指定手段により指定されたチャンネルを前記代表チャンネルとすることを特徴とする請求項1に記載の番組表表示装置。 - 前記代表チャンネル決定手段は、前記表示チャンネル切替手段により最後に選択されたチャンネルを前記代表チャンネルとすることを特徴とする請求項1に記載の番組表表示装置。
- 前記代表チャンネル決定手段は、前記複数の放送事業者ごとにチャンネル番号が最小のチャンネルを前記代表チャンネルとすることを特徴とする請求項1に記載の番組表表示装置。
- 前記代表チャンネル決定手段は、前記チャンネル番号が最小のチャンネルの視聴権をユーザが持たない場合には、チャンネル番号をスキップして次にチャンネル番号の小さいチャンネルを前記代表チャンネルとすることを特徴とする請求項4に記載の番組表表示装置。
- 前記全表示モードと1チャンネル表示モードとのいずれかの表示モードが放送事業者ごとにそれぞれ対応付けられている場合に、
前記モード決定手段は、前記表示モードを放送事業者ごとに個別に決定することを特徴とする請求項1に記載の番組表表示装置。 - 前記全表示モードと1チャンネル表示モードとのいずれかの表示モードが前記放送事業者の提供する放送媒体ごとにそれぞれ対応付けられている場合に、
前記モード決定手段は、前記表示モードを前記放送媒体ごとに個別に決定することを特徴とする請求項1に記載の番組表表示装置。 - 取得した番組情報に基づいて作成した電子番組表から、特定された日時に対応する部分を画面表示させる番組表表示方法であって、
前記特定された日時に対応する部分の番組表を複数の放送事業者ごとに全てのチャンネルにわたり表示する全表示モードと、前記特定された日時に対応する部分の番組表を複数の放送事業者ごとに1つのチャンネルずつ表示する1チャンネル表示モードとのいずれかのモードを決定するモード決定ステップと、
前記1チャンネル表示モードが決定された場合に、表示すべき代表チャンネルを決定する代表チャンネル決定ステップと、
前記1チャンネル表示モードが決定された場合に、前記代表チャンネル以外のチャンネルの存在を示すマーカを表示するマーカ表示ステップと、
前記マーカに対応するカーソル操作により前記番組表内に表示されるチャンネルを選択的に切り替える表示チャンネル切替ステップとを具備することを特徴とする番組表表示方法。
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