以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するデジタルテレビジョン放送受信装置11の外観と、このデジタルテレビジョン放送受信装置11を中心として構成されるネットワークシステムの一例とを概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信装置11は、主として、薄型のキャビネット12と、このキャビネット12を起立させて支持する支持台13とから構成されている。そして、このキャビネット12には、例えばSED(surface-conduction electron-emitter display)表示パネル,液晶表示パネル等でなる平面パネル型の映像表示器14、スピーカ15、操作部16、リモートコントローラ17から送信される操作情報を受ける受光部18等が設置されている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えばSD(secure digital)メモリカード、MMC(multimedia card)及びメモリスティック等の第1のメモリカード19が着脱可能となっており、この第1のメモリカード19に対して番組や写真等の情報の記録再生が行なわれるようになっている。
さらに、このデジタルテレビジョン放送受信装置11には、例えば契約情報等の記録された第2のメモリカード[IC(integrated circuit)カード等]20が着脱可能となっており、この第2のメモリカード20に対して情報の記録再生が行なわれるようになっている。
また、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、第1のLAN(local area network)端子21、第2のLAN端子22、USB(universal serial bus)端子23及びIEEE1394端子24を備えている。
このうち、第1のLAN端子21は、LAN対応HDD専用ポートとして使用される。すなわち、この第1のLAN端子21は、それに接続されたNAS(network attached storage)であるLAN対応のHDD25に対して、イーサネット(登録商標)により情報の記録再生を行なうために使用される。
このように、デジタルテレビジョン放送受信装置11にLAN対応HDD専用ポートとしての第1のLAN端子21を設けることにより、他のネットワーク環境やネットワーク使用状況等に影響されることなく、HDD25に対してハイビジョン画質による放送番組の情報記録を安定して行なうことができる。
また、第2のLAN端子22は、イーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。すなわち、この第2のLAN端子22は、ハブ26を介して、LAN対応のHDD27、PC(personal computer)28、HDD内蔵のDVD(digital versatile disk)レコーダ29等の機器を接続して、例えば家庭内ネットワークを構築し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
この場合、PC28及びDVDレコーダ29については、それぞれ、家庭内ネットワークにおいてコンテンツのサーバ機器として動作するための機能を持ち、さらにコンテンツのアクセスに必要なURI情報を提供するサービスを備えたUPnP(universal plug and play)対応機器として構成される。
なお、DVDレコーダ29については、第2のLAN端子22を介して通信されるデジタル情報が制御系のみの情報であるため、デジタルテレビジョン放送受信装置11との間でアナログの映像及び音声情報を伝送するために、専用のアナログ伝送路30が設けられている。
さらに、この第2のLAN端子22は、ハブ26に接続されたブロードバンドルータ31を介して、例えばインターネット等の外部のネットワーク32に接続される。そして、この第2のLAN端子22は、ネットワーク32を介してPC33や携帯電話34等と情報伝送を行なうためにも使用される。
また、上記USB端子23は、一般的なUSB対応ポートとして使用されるもので、例えばハブ35を介して、携帯電話36、デジタルカメラ37、メモリカードに対するカードリーダ/ライタ38、HDD39、キーボード40等のUSB機器を接続し、これらのUSB機器と情報伝送を行なうために使用される。
さらに、上記IEEE1394端子24は、例えばAV(audio video)−HDD41、D(digital)−VHS(video home system)42等をシリアル接続し、これらの機器と情報伝送を行なうために使用される。
図2は、上記したデジタルテレビジョン放送受信装置11の主要な信号処理系を示している。すなわち、BS/CS(communication satellite)デジタル放送受信用のアンテナ43で受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子44を介して衛星デジタル放送用のチューナ45に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ45で選局された放送信号は、PSK(phase shift keying)復調器46及びTS(transport stream)復号器47に順次供給されることにより、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、信号処理部48に出力される。
また、地上波放送受信用のアンテナ49で受信した地上デジタルテレビジョン放送信号は、入力端子50を介して地上デジタル放送用のチューナ51に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。
そして、このチューナ51で選局された放送信号は、例えば日本ではOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)復調器52及びTS復号器53に順次供給されることにより、デジタルの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部48に出力される。
また、上記地上波放送受信用のアンテナ49で受信した地上アナログテレビジョン放送信号は、入力端子50を介して地上アナログ放送用のチューナ54に供給されることにより、所望のチャンネルの放送信号が選局される。そして、このチューナ54で選局された放送信号は、アナログ復調器55に供給されてアナログの映像信号及び音声信号に復調された後、上記信号処理部48に出力される。
ここで、上記信号処理部48は、TS復号器47,53からそれぞれ供給されたデジタルの映像信号及び音声信号に対して、選択的に所定のデジタル信号処理を施し、グラフィック処理部56及び音声処理部57に出力している。
また、上記信号処理部48には、複数(図示の場合は4つ)の入力端子58a,58b,58c,58dが接続されている。これら入力端子58a〜58dは、それぞれ、アナログの映像信号及び音声信号を、デジタルテレビジョン放送受信装置11の外部から入力可能とするものである。
信号処理部48は、上記アナログ復調器55及び各入力端子58a〜58dからそれぞれ供給されたアナログの映像信号及び音声信号を選択的にデジタル化し、このデジタル化された映像信号及び音声信号に対して所定のデジタル信号処理を施した後、グラフィック処理部56及び音声処理部57に出力する。
グラフィック処理部56は、信号処理部48から供給されるデジタルの映像信号に、OSD(on screen display)信号生成部59で生成されるOSD信号を重畳して出力する機能を有する。このグラフィック処理部56は、信号処理部48の出力映像信号と、OSD信号生成部59の出力OSD信号とを選択的に出力すること、また、両出力をそれぞれ画面の半分を構成するように組み合わせて出力することができる。
グラフィック処理部56から出力されたデジタルの映像信号は、映像処理部60に供給される。この映像処理部60は、入力されたデジタルの映像信号を、前記映像表示器14で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換した後、映像表示器14に出力して映像表示させるとともに、出力端子61を介して外部に導出させる。
また、上記音声処理部57は、入力されたデジタルの音声信号を、前記スピーカ15で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換した後、スピーカ15に出力して音声再生させるとともに、出力端子62を介して外部に導出させる。
ここで、このデジタルテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含むその全ての動作を制御部63によって統括的に制御されている。この制御部63は、CPU(central processing unit)等を内蔵しており、前記操作部16からの操作情報を受け、または、リモートコントローラ17から送出された操作情報を前記受光部18を介して受信し、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部63は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)64と、該CPUに作業エリアを提供するRAM(random access memory)65と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ66とを利用している。
また、この制御部63は、カードI/F(interface)67を介して、前記第1のメモリカード19が装着可能なカードホルダ68に接続されている。これによって、制御部63は、カードホルダ68に装着された第1のメモリカード19と、カードI/F67を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部63は、カードI/F69を介して、前記第2のメモリカード20が装着可能なカードホルダ70に接続されている。これにより、制御部63は、カードホルダ70に装着された第2のメモリカード20と、カードI/F69を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部63は、通信I/F71を介して第1のLAN端子21に接続されている。これにより、制御部63は、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25と、通信I/F71を介して情報伝送を行なうことができる。この場合、制御部63は、DHCP(dynamic host configuration protocol)サーバ機能を有し、第1のLAN端子21に接続されたLAN対応のHDD25にIP(internet protocol)アドレスを割り当てて制御している。
さらに、上記制御部63は、通信I/F72を介して第2のLAN端子22に接続されている。これにより、制御部63は、第2のLAN端子22に接続された各機器(図1参照)と、通信I/F72を介して情報伝送を行なうことができる。
また、上記制御部63は、USB I/F73を介して前記USB端子23に接続されている。これにより、制御部63は、USB端子23に接続された各機器(図1参照)と、USB I/F73を介して情報伝送を行なうことができる。
さらに、上記制御部63は、IEEE1394 I/F74を介してIEEE1394端子24に接続されている。これにより、制御部63は、IEEE1394端子24に接続された各機器(図1参照)と、IEEE1394 I/F74を介して情報伝送を行なうことができる。
図3は、上記リモートコントローラ17の外観を示している。このリモートコントローラ17には、主として、電源キー17a、入力切換キー17b、衛星デジタル放送チャンネルのダイレクト選局キー17c、地上波放送チャンネルのダイレクト選局キー17d、クイックキー17e、カーソルキー17f、決定キー17g、番組表キー17h、ページ切換キー17i、faceネット(ナビゲーション)キー17j、戻るキー17k、終了キー17l、青,赤,緑,黄のカラーキー17m、チャンネルアップダウンキー17n、音量調整キー17o、メニューキー17p等が設けられている。
図4は、このデジタルテレビジョン放送受信装置11が電子番組表を表示する動作の一例を説明するためのフローチャートを示している。この動作は、ユーザがリモートコントローラ17の番組表キー17hを操作することにより開始(ステップS4a)される。
すると、制御部63は、ステップS4bで、予め放送信号やネットワーク等を介して取得した番組情報であるEPG情報に基づいて電子番組表を作成し、この一部を映像表示器14に表示させる。この映像表示器14に表示される電子番組表の部分は、前回に表示されたチャンネルや日時等のラスト条件に基づいて決定される。
ここで、電子番組表の表示形態には、マルチチャンネル表示モードと1チャンネル表示モードとの2種類が用意され、ユーザによって選択可能となっている。このうち、マルチチャンネル表示モードは、受信可能な全チャンネル、または、複数のチャンネルに係る番組情報の関連付けに基づいてまとめられた複数のチャンネルについて、それぞれ番組表を表示するものである。
上記1チャンネル表示モードは、同じ放送事業者(番組提供事業者)が複数のチャンネルで番組を放送している場合、これら複数のチャンネルの中で、例えば1番若いチャンネル番号のチャンネルについて番組表を表示するものである。
すなわち、放送事業者によっては、所定の放送周波数帯域内に複数のチャンネルを設定してSD(standard)放送を行なう場合と、同じ放送周波数帯域に1つのチャンネルを設定して高画質のHD(high definition)放送を行なう場合とがある。そして、1チャンネル表示モードは、SD放送を行なっている放送事業者について、代表する1つのチャンネル分の番組表を表示するものである。
これにより、1チャンネル表示モードは画面内に表示可能な放送事業者の数を増やすことが可能となる。例えば、チャンネル提供数が1である放送事業者の場合には、番組表の表示態様は通常と同じく1チャンネル分のみの幅で表示される。
これに対し、複数チャンネルで異なる番組を提供する放送事業者[例えば標準(SD)テレビジョン放送等]の場合には、これら複数の内の1つのチャンネル分の番組表が選択的に表示される。なお、複数のチャンネルで異なる番組を提供する放送事業者とは、例えば地上波デジタル放送に加えて、標準テレビジョン放送の放送枠を持つ事業者等である。
ここで、1チャンネル表示モードで表示されるチャンネルは、放送事業者を便宜的に代表する1つのチャンネルである。このため、上記したように1番若いチャンネル番号に限定されるものではない。例えば、リモートコントローラ17を用いたユーザの初期設定により、放送事業者毎に予め指定することもできる。
また、この代表チャンネルは、前回に表示されたチャンネルや日時等のラスト条件に基づいて決定することもできる。特に、チャンネル番号が最小または最大のチャンネルを代表チャンネルにすると簡便である。さらに、決定された代表チャンネルの視聴権をユーザが持たない、つまり、未契約チャンネルの場合には、そのチャンネルをスキップして隣のチャンネルを代表チャンネルとすることもできる。
図5は、上記したマルチチャンネル表示モードで表示された電子番組表の一例を示している。この電子番組表は、水平方向に複数(図示の場合は6つ)のチャンネルに対応した表示欄A,B,C,D,E,Fを配列している。
そして、この電子番組表は、リモートコントローラ17のカーソルキー17fを操作することにより、上下左右方向に選択的にスクロールさせることが可能である。また、リモートコントローラ17のページ切換キー17iを操作すれば、1画面分の電子番組表を上下左右方向に選択的にスキップさせることが可能である。
ここで、この電子番組表の各表示欄A〜Fには、それぞれ、放送局(放送事業者)名(第1放送局,第2放送局)を表示する領域75と、チャンネル番号(101,102,103,141,142,143)を表示する領域76と、放送予定の番組の番組名を紹介する情報(ショッピング,大リーグ中継,アニメ等)を表示する領域77とが含まれている。
この場合、例えば表示欄A〜Cに示すように、同じ第1放送局が複数(図示の場合は3つ)のチャンネル番号(101,102,103)を有する場合には、表示欄A〜Cの放送局名を表示する領域75に跨って第1放送局の局名が表示される。同様に、同じ第2放送局が複数(図示の場合は3つ)のチャンネル番号(141,142,143)を有する場合には、表示欄D〜Fの放送局名を表示する領域75に跨って第2放送局の局名が表示される。
また、表示欄E,Fに示すように、同じ第2放送局が複数(図示の場合は2つ)のチャンネル(チャンネル番号142,143)でそれぞれ同じ番組(ドラマ)を放送する、いわゆるイベント共有が行なわれている時間帯では、2つの表示欄E,Fの放送予定番組の番組名を紹介する領域77に跨って1つの番組(ドラマ)を紹介する情報が表示される。
上記図4のステップS4bにおいて、電子番組表が上述した図5に示すようなマルチチャンネル表示モードで表示されたとする。このような電子番組表の表示状態で、制御部63は、ステップS4cで、リモートコントローラ17の緑色のカラーキー17mが操作されたか否かを判別する。
そして、リモートコントローラ17の緑色のカラーキー17mが操作されたと判断された場合(ステップS4cのYES)、制御部63は、ステップS4dで、電子番組表の表示形態を、現状のモードとは異なるモード、つまり、この場合1チャンネル表示モードに切り替えて、処理を終了(ステップS4e)する。
図6は、1チャンネル表示モードで表示された電子番組表の一例を示している。すなわち、第1放送局に対応する表示欄A〜Cが1つにまとめられ、チャンネル番号を表示する領域76には、第1放送局に対して予め設定された代表チャンネル番号である101が表示される。また、放送局名を表示する領域75には、第1放送局という局名が表示される。さらに、放送予定番組の番組名を紹介する領域77には、チャンネル番号101のチャンネルで放送予定の番組(ショッピング)を紹介する情報が表示される。要するに、1チャンネル表示モードでは、第1放送局について言えば、領域76にチャンネル番号102,103が表示されないとともに、領域77にこれらのチャンネル番号102,103に関する番組名紹介とが表示されない状態となる。
なお、図6や他の1チャンネル表示モードを示す図は、1つのチャンネルが3チャンネル分の幅を使用しているが、これを1つのチャンネル分の幅に抑えることにより、先に説明したように、1つの画面により多くの放送事業者のチャンネルを表示させることができる。
同様に、第2放送局に対応する表示欄D〜Fが1つにまとめられ、放送局名を表示する領域75には、第2放送局という局名が表示される。また、チャンネル番号を表示する領域76には、第2放送局に対して予め設定された代表チャンネル番号である141が表示される。さらに、放送予定番組の番組名を紹介する領域77には、チャンネル番号141のチャンネルで放送予定の番組(ニュース,天気予報)を紹介する情報が表示される。つまり、1チャンネル表示モードでは、第2放送局について言えば、チャンネル番号142,143とそれらのチャンネルに関する番組紹介情報とが表示されない状態となる。
ここで、1チャンネル表示モードにおける第1放送局の表示欄を例に説明すると、この表示欄の放送予定番組の番組名を紹介する領域77には、その紹介情報に重ねて、表示されていない2つのチャンネル(チャンネル番号102,103)が存在することを示す、特に、イベント共有の行なわれていない2つのチャンネルが存在することを示す表示情報として、2本の棒状のマーカ78,79が表示されている。
これらのマーカ78,79は、放送予定番組の番組名を紹介する領域77のうち、現在表示されているチャンネル番号101に対して連番となるチャンネル番号102,103のチャンネルが表示される側、つまり、図6では右側に、垂直方向(時間軸方向)に併設して表示されている。この場合、図6で左側のマーカ78がチャンネル番号102のチャンネルに対応し、図6で右側のマーカ79がチャンネル番号103のチャンネルに対応している。
そして、チャンネル番号102のチャンネルに対応するマーカ78は、そのチャンネルで放送予定されている番組(大リーグ中継及びアニメ)の放送時間に対応して、色を変えて表示されている。例えば、大リーグ中継に対応する部分78aは緑色、アニメに対応する部分78bは赤色で表示される。
また、チャンネル番号103のチャンネルに対応するマーカ79も、そのチャンネルで放送予定されている番組(ハイビジョン特集「小さな町」及び映画)の放送時間に対応して、色を変えて表示されている。例えば、ハイビジョン特集「小さな町」に対応する部分79aは緑色、映画に対応する部分79bは赤色で表示される。また、番組のジャンルに応じて色分けすることにより、ジャンルについても識別できるようになる。
これにより、ユーザは、1チャンネル表示モードで第1放送局の対応する表示欄を見た場合に、同じ第1放送局で、チャンネル番号101のチャンネル以外に2つのチャンネル(チャンネル番号102,103)が存在し、それぞれのチャンネルで2つの番組がどのような時間配分で放送予定されているかを、容易に知ることができる。
なお、第2放送局のように、1チャンネル表示モードで表示されていない2つのチャンネル(チャンネル番号142,143)でイベント共有が行なわれている場合には、これら2つのチャンネルは実質的に1つのチャンネルとみなされる。このため、放送予定番組の紹介情報を表示する領域77には、現在表示されているチャンネル番号141に対して連番となるチャンネル番号142,143のチャンネルが表示される側、つまり、図6では右側に、1つのチャンネルが存在することを示す1本のマーカ80が表示される。
ここで、上記したマルチチャンネル表示モードと1チャンネル表示モードとは、リモートコントローラ17の緑色のカラーキー17mが操作される毎に、交互に切り替えられるようなっている。また、リモートコントローラ17の番組表キー17hを操作されたときに表示される電子番組表の表示形態は、前回に表示されたラスト条件に基づいて決定される。
次に、図7は、このデジタルテレビジョン放送受信装置11が電子番組表を表示する動作の他の例を説明するためのフローチャートを示している。この動作は、ユーザがリモートコントローラ17の番組表キー17hを操作することにより開始(ステップS7a)される。
すると、制御部63は、ステップS7bで、予め放送信号やネットワーク等を介して取得した番組情報であるEPG情報に基づいて電子番組表を作成し、この一部を映像表示器14に表示させる。この映像表示器14に表示される電子番組表の部分や表示形態は、前回に表示されたラスト条件に基づいて決定される。
ここで、電子番組表が、図8に示すように、マルチチャンネル表示モードで表示されたとする。この電子番組表では、現在選択されている番組(ショッピング)の表示領域が、他の番組の表示領域と色を変えて表示されるが、図8では、ハッチングで囲むことにより表現している。
このような電子番組表の表示状態で、制御部63は、ステップS7cで、リモートコントローラ17の緑色のカラーキー17mが操作されたか否かを判別する。そして、リモートコントローラ17の緑色のカラーキー17mが操作されたと判断された場合(ステップS7cのYES)、制御部63は、ステップS7dで、電子番組表の表示形態を、現状のモードとは異なるモード、つまり、この場合1チャンネル表示モードに切り替える。
この1チャンネル表示モードでは、図9に示すように、第1放送局に対して、そのチャンネル番号101と放送局名と放送予定の番組(ショッピング)を紹介する情報とが表示されるとともに、表示されない2つのチャンネル(チャンネル番号102,103)が存在し、かつ、それらのチャンネルで放送予定されている番組の時間配分を示すマーカ78,79が表示される。この場合、先に選択されていた番組(ショッピング)の表示領域が、他の番組の表示領域と色を変え、つまり、ハッチングで囲むことにより表現されている。
また、第2放送局に対しては、そのチャンネル番号141と放送局名と放送予定の番組(ニュース及び天気予報)を紹介する情報とが表示されるとともに、表示されない1つのチャンネルが存在することを示すマーカ80が表示される。
このような電子番組表の表示状態で、制御部63は、ステップS7eで、リモートコントローラ17のカーソルキー17fが操作されて、番組が変更されたか否かを判別する。そして、リモートコントローラ17のカーソルキー17fの操作により、番組が変更されたと判断された場合(ステップS7eのYES)、制御部63は、ステップS7fで、電子番組表を、カーソルキー17fによって選択された番組を紹介する情報が表示されるように切り替えて、処理を終了(ステップS7g)する。
例えば、上記ステップS7eで右方向移動用のカーソルキー17fが操作されたと判断された場合、制御部63は、図10に示すように、チャンネル番号101の右側に存在するチャンネル番号102のチャンネルを代表チャンネルとして表示するように、電子番組表を切り替える。そして、この場合、チャンネル番号102のチャンネルで放送予定の番組(大リーグ中継)が、図中ハッチングで示すように選択されることになる。
また、この場合、第1放送局の放送予定番組の紹介情報を表示する領域77には、現在表示されているチャンネル番号102に対して連番で前及び後となるチャンネル番号101,103のチャンネルが表示される側、つまり、図10では左側と右側とに、それぞれ垂直方向にマーカ81,79が表示される。この場合、図10で左側のマーカ81がチャンネル番号101のチャンネルに対応し、図10で右側のマーカ79がチャンネル番号103のチャンネルに対応している。
そして、チャンネル番号101のチャンネルに対応するマーカ81は、そのチャンネルで放送予定されている番組(ショッピング)の放送時間に対応して緑色で表示される。
また、チャンネル番号103のチャンネルに対応するマーカ79も、そのチャンネルで放送予定されている番組(ハイビジョン特集「小さな町」及び映画)の放送時間に対応して、色を変えて表示されている。例えば、ハイビジョン特集「小さな町」に対応する部分79aは緑色、映画に対応する部分79bは赤色で表示される。
これにより、ユーザは、1チャンネル表示モードで現在選局している番組(大リーグ中継)に対応する表示欄を見た場合に、同じ第1放送局で、チャンネル番号102のチャンネル以外に2つのチャンネル(チャンネル番号101,103)が存在し、それぞれのチャンネルで番組がどのような時間配分で放送予定されているかを、容易に知ることができる。
そして、図10に示す表示状態で、さらに右方向移動用のカーソルキー17fが操作された場合、制御部63は、図11に示すように、チャンネル番号102の右側に存在するチャンネル番号103のチャンネルを代表チャンネルとして表示するように、電子番組表を切り替える。この場合、チャンネル番号103のチャンネルで放送予定の番組(ハイビジョン特集「小さな町」)が、図中ハッチングで示すように選択されることになる。
また、この場合、第1放送局の放送予定番組の紹介情報を表示する領域77には、現在表示されているチャンネル番号103に対して連番で前側となるチャンネル番号101,102のチャンネルが表示される側、つまり、図11では左側に、それぞれ垂直方向に併設してマーカ81,78が表示される。この場合、図11で左側のマーカ81がチャンネル番号101のチャンネルに対応し、図11で右側のマーカ78がチャンネル番号102のチャンネルに対応している。
そして、チャンネル番号101のチャンネルに対応するマーカ81は、そのチャンネルで放送予定されている番組(ショッピング)の放送時間に対応して緑色で表示される。また、チャンネル番号102のチャンネルに対応するマーカ78も、そのチャンネルで放送予定されている番組(大リーグ中継及びアニメ)の放送時間に対応して、色を変えて表示されている。例えば、大リーグ中継に対応する部分78aは緑色、アニメに対応する部分78bは赤色で表示される。
これにより、ユーザは、1チャンネル表示モードで現在選局している番組(ハイビジョン特集「小さな町」)に対応する表示欄を見た場合に、同じ第1放送局で、チャンネル番号103のチャンネル以外に2つのチャンネル(チャンネル番号101,102)が存在し、それぞれのチャンネルで番組がどのような時間配分で放送予定されているかを、容易に知ることができる。
また、図11に示す表示状態で、さらに右方向移動用のカーソルキー17fが操作された場合、制御部63は、図12に示すように、第1放送局のチャンネル番号103の右側に存在する、第2放送局のチャンネル番号141のチャンネルで放送予定の番組(ニュース)を、図中ハッチングで示すように選択する。
このように、1チャンネル表示モードで電子番組表が表示されている状態でも、カーソルキー17fの操作により選局する番組が変更されたときには、この番組の変更に合わせて全てのチャンネルの表示欄が順次表示されるようになる。このため、ユーザが電子番組表上で番組の検索を行なう際に、見落としが生じることを防止することができる。
なお、例えば、図13(a)に示すように、1チャンネル表示モードで第1の放送局のチャンネル番号103のチャンネルが代表チャンネルとして表示され、そのチャンネルで放送予定の番組(ハイビジョン特集「小さな町」)が図中ハッチングで示すように選局されている状態で、下方向移動用のカーソルキー17fが操作された場合、制御部63は、図13(b)に示すように、同じチャンネル番号103のチャンネルで、番組(ハイビジョン特集「小さな町」)の後に放送予定の番組(映画)が、図中ハッチングで示すように選局されることになる。
また、例えば、図14(a)に示すように、1チャンネル表示モードで第1の放送局のチャンネル番号102のチャンネルが代表チャンネルとして表示され、そのチャンネルで放送予定の番組(大リーグ中継)が図中ハッチングで示すように選局されている状態で、下方向移動用のカーソルキー17fが操作された場合、制御部63は、図14(b)に示すように、同じチャンネル番号102のチャンネルで、番組(大リーグ中継)の後に放送予定の番組(アニメ)が、図中ハッチングで示すように選局されることになる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
11…デジタルテレビジョン放送受信装置、12…キャビネット、13…支持台、14…映像表示器、15…スピーカ、16…操作部、17…リモートコントローラ、18…受光部、19…第1のメモリカード、20…第2のメモリカード、21…第1のLAN端子、22…第2のLAN端子、23…USB端子、24…IEEE1394端子、25…HDD、26…ハブ、27…HDD、28…PC、29…DVDレコーダ、30…アナログ伝送路、31…ブロードバンドルータ、32…ネットワーク、33…PC、34…携帯電話、35…ハブ、36…携帯電話、37…デジタルカメラ、38…カードリーダ/ライタ、39…HDD、40…キーボード、41…AV−HDD、42…D−VHS、43…アンテナ、44…入力端子、45…チューナ、46…PSK復調器、47…TS復号器、48…信号処理部、49…アンテナ、50…入力端子、51…チューナ、52…OFDM復調器、53…TS復号器、54…チューナ、55…アナログ復調器、56…グラフィック処理部、57…音声処理部、58a〜58d…入力端子、59…OSD信号生成部、60…映像処理部、61…出力端子、62…出力端子、63…制御部、64…ROM、65…RAM、66…不揮発性メモリ、67…カードI/F、68…カードホルダ、69…カードI/F、70…カードホルダ、71…通信I/F、72…通信I/F、73…USB I/F、74…IEEE1394 I/F、75〜77…領域、78〜81…マーカ。