JP2013011694A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1シール部材の面圧を安定させることができる現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】現像装置としての現像カートリッジ28は、現像剤を担持する現像ローラ31と、現像ローラに接触して現像剤を供給する供給ローラ33と、現像ローラおよび供給ローラを回転可能に支持するケース本体50と、ケース本体に形成され、現像ローラの軸方向における各端部周面に向けて開口するとともに、供給ローラの軸部33Bが配置される凹部51と、現像ローラの端部周面と摺接する第1シール部材61と、供給ローラの軸部が貫通されるとともに、凹部に配置され、凹部と第1シール部材とに密着する第2シール部材62とを備えている。凹部51の断面形状は、供給ローラの軸線方向と直交する断面で見て、現像ローラ側に位置する入口端部52の長さL1が、当該入口端部と平行で最も幅の広い幅広部である底辺部分53の長さL2よりも短い。
【選択図】図5

Description

本発明は、現像ローラと、現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、現像ローラおよび供給ローラの両端部に対応して配設されるシール部材とを備えた現像装置に関する。
現像装置内からのトナー漏れを抑制するため、現像ローラの軸方向における両端部周面と摺接するサイドシール(第1シール部材)と、供給ローラの軸部が貫通される供給ローラシール(第2シール部材)とを備えた現像装置が知られている。
さらに、第1シール部材および第2シール部材を一体に構成したシールユニットにして、ケース本体の凹部に対して一体に着脱可能とした現像装置も提案されている(特許文献1参照)。この現像装置では、ケース本体に形成された凹部は、その底面から現像ローラ側の開口に向かうにつれて徐々に広がる断面形状を有しており、シールユニットは凹部の断面形状に対応して、第1シール部材側が幅広となる台形形状を有している。
特開2010−224385号公報(図5)
しかしながら、特許文献1に開示された現像装置では、現像ローラ側に位置する凹部の開口が大きく、第1シール部材の背面はスポンジ等で形成された第2シール部材によって支持される部分が多くなる。そのため、第2シール部材による第1シール部材の背面側からの支持が不十分となり、第1シール部材の面圧が安定せずに、現像ローラと第1シール部材の間からトナー漏れが生じる虞があった。
特に近年は小型化の要請により現像ローラを小径化する傾向にあり、そのような構成においては、第2シール部材が第1シール部材の背面を支持する部分が相対的に大きくなるため、トナー漏れの虞はより顕著となる。
そこで、本発明は、第1シール部材の背面がケース本体によって支持される部分を大きくすることで、第1シール部材の面圧を安定させることができる現像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る現像装置は、現像剤を担持する現像ローラと、前記現像ローラに接触して現像剤を供給する供給ローラと、前記現像ローラおよび前記供給ローラを回転可能に支持するケース本体と、前記ケース本体に形成され、前記現像ローラの軸方向における各端部周面に向けて開口するとともに、前記供給ローラの軸部が配置される凹部と、前記現像ローラの前記端部周面と摺接する第1シール部材と、前記供給ローラの軸部が貫通されるとともに、前記凹部に配置され、前記凹部と前記第1シール部材とに密着する第2シール部材とを備える。
そして、前記凹部の断面形状は、前記供給ローラの軸線方向と直交する断面で見て、前記現像ローラ側に位置する入口端部の長さが、当該入口端部と平行で最も幅の広い幅広部の長さよりも短く構成されている。
このような構成によれば、ケース本体に形成された凹部の断面形状は、現像ローラ側に位置する入口端部の長さが、当該入口端部と平行で最も幅の広い幅広部の長さよりも短いので、第1シール部材の背面がケース本体によって支持される部分が大きくなり、第1シール部材の面圧を安定させることができる。
また、前記凹部の断面形状は、前記入口端部に対向し、当該入口端部よりも長い底辺を有する四角形とすることが望ましい。
さらに、前記凹部の断面形状は、略台形であることが望ましい。
これによれば、単純な断面形状を有する凹部によって、上述した所望の効果を得ることができる。
また、前記凹部の断面形状は、前記現像ローラの軸線と前記供給ローラの軸線を通る直線に関して対称形であることが望ましい。
これによれば、凹部への挿入時に弾性変形させた第2シール部材が弾性回復して凹部の所定位置に保持される際、凹部に対する密着性を高めるように第2シール部材を設計することが容易に行える。
また、前記凹部の断面形状は、前記現像ローラの軸線と前記供給ローラの軸線を通る直線に関して非対称形であることが望ましい。
これによれば、例えば、凹部に対応する断面形状を有する第2シール部材を備えた現像装置を組み立てる際は、非対称の断面形状を有する第2シール部材を凹部に挿入することになるので、第2シール部材に裏表がある場合には、第2シール部材の誤組を防止することができる。
また、前記供給ローラの軸線方向と直交する断面で見て、前記凹部のうち前記入口端部に隣接する辺は、前記現像ローラの軸線に向かって延びていることが望ましい。
これによれば、凹部に配置された第2シール部材は、入口端部側の角部が現像ローラの接線に対して直交する方向で、第1シール部材およびケース本体の壁部と当接することになる。そのため、第2シール部材の当該角部近傍における密着性が高くなり、シール性が向上する。
また、前記入口端部の長さは、前記供給ローラの軸部の直径よりも長いことが望ましい。
これによれば、供給ローラと組み合わせた状態で、第2シール部材をケース本体に装着できることになり、組み付け作業が容易に行える。
また、前記第2シール部材は、前記凹部に対応する断面形状を有することが望ましい。
これによれば、凹部に対する第2シール部材の密着性が高くなり、供給ローラの回転時における第2シール部材の回り止め効果がより大きくなる。
また、前記第1シール部材と前記第2シール部材は、一体に構成されることが望ましい。
これによれば、第1シール部材と第2シール部材のケース本体への組付作業が容易になる。
本発明によれば、ケース本体に形成された凹部の断面形状は、現像ローラ側に位置する入口端部の長さが、当該入口端部と平行で最も幅の広い幅広部の長さよりも短いので、第1シール部材の背面がケース本体によって支持される部分が大きくなり、第1シール部材の面圧を安定させることができる。
本発明の一実施形態に係る現像カートリッジを備えたレーザプリンタを示す側断面図である。 プロセスカートリッジを示す側断面図である。 現像カートリッジからサイドカバーや現像ローラを取り外した状態を示す斜視図である。 ケース本体の左側の凹部を示す拡大斜視図(a)と、右側の凹部を示す拡大斜視図(b)である。 凹部にシールユニットを配置した状態を示す断面図である。 シールユニットを示す斜視図である。 第1変形例に係る凹部にシールユニットを配置した状態を示す断面図である。 第2変形例に係る凹部にシールユニットを配置した状態を示す概略図である。 第3変形例に係る凹部にシールユニットを配置した状態を示す概略図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、レーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分の詳細を説明することとする。
また、以下の説明においては、レーザプリンタ1の使用時におけるユーザを基準にした方向で説明することとする。すなわち、図1においては、右側を「前側(手前側)」とし、左側を「後側(奥側)」とし、紙面垂直方向のうち奥側を「右側」とし、紙面垂直方向のうち手前側を「左側」とする。また、紙面に向かって上下方向を「上下方向」とする。
<レーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、用紙3の搬送や紙粉取りを行う各種ローラ11を備えている。そして、フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、各種ローラ11によって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナユニット16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。このスキャナユニット16では、レーザビームが図の2点鎖線で示す経路を通って、感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2の手前側に設けられたフロントカバー2Aを適宜開放することで、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17は、現像装置の一例としての現像カートリッジ28と、ドラムユニット39とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、ドラムユニット39に装着された状態で、本体ケーシング2に対して着脱自在となっている。なお、現像カートリッジ28は、本体ケーシング2に固定されたドラムユニット39に対して着脱自在に構成されていてもよい。現像カートリッジ28は、図2に示すように、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナー収容室34を主に備えている。
この現像カートリッジ28では、トナー収容室34内の現像剤の一例としてのトナーが、アジテータ34Aで攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、さらに摩擦帯電されつつ、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。なお、現像カートリッジ28の詳細については、後で詳述することとする。
ドラムユニット39は、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30を主に備えている。そして、このドラムユニット39内において、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給されて、感光ドラム27の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
図1に示すように、定着部18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41を加圧する加圧ローラ42とを備えている。そして、定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させている。なお、定着部18で熱定着された用紙3は、定着部18の下流側に配設される排紙ローラ45に搬送され、この排紙ローラ45から排紙トレイ46上に送り出される。
<現像カートリッジの詳細構造>
次に、現像カートリッジ28の詳細構造について説明する。
図3に示すように、現像カートリッジ28は、前述した現像ローラ31および供給ローラ33を回転可能に支持するケース本体50と、供給ローラ33の軸方向における両端側に配置されるシールユニット60とを主に備えている。
ここで、供給ローラ33は、現像ローラ31よりも軸方向に短く形成されている。そのため、現像ローラ31が供給ローラ33と接触するようにケース本体50に取り付けられた際には、現像ローラ31の両端部周面がシールユニット60と接触するようになっている。また、現像ローラ31および供給ローラ33は、トナーを担持する大径のローラ部31A,33Aと、ローラ部31A,33Aよりも小径に形成されてケース本体50に回転可能に支持される軸部31B,33Bとを備えている。
ケース本体50は、後方に開口する箱状に形成されており、その開口側で現像ローラ31および供給ローラ33の軸部31B,33Bが、軸受(図示せず)を介して回転可能に支持されている。そして、ケース本体50のうち、供給ローラ33のローラ部33Aの両端外側には、図4(a),(b)に示すように、現像ローラ31のローラ部31Aの両端部周面に向けて開口するとともに、供給ローラ33の軸部33Bが配置される凹部51が形成されている。
図5に示すように、供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見ると、凹部51は略台形の断面形状を有しており、現像ローラ31側に位置する入口端部52と、入口端部52と対向する底辺部分53が平行になっている。
なお、図3および図4に示すように、ケース本体50は、現像ローラ31の端部周面に対向し、凹部51の周縁部で円弧状に湾曲するシール支持面50Aを有する。そのため、凹部51の断面形状も、入口端部52において円弧状となるが、本明細書では、便宜的に凹部51の上縁部と下縁部とを結ぶ直線(弦)によって凹部51の形状を説明することにする。
詳細には、凹部51の断面形状は、現像ローラ31側に位置する入口端部52の長さL1が、底辺部分53の長さL2よりも短くなっている。
そして、凹部51のうち入口端部52に隣接する2つの辺54,55は、現像ローラ31の軸線Oに向かって延びている。換言すると、入口端部52に隣接する2つの辺54,55は、その延長線が現像ローラ31の軸線Oで交わっている。そのため、凹部51に配置された第2シール部材62は、入口端部52側の角部C1,C2が、現像ローラ31の接線に対して直交する方向で第1シール部材61およびケース本体50の壁部と当接する。
このような凹部51の断面形状は、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して対称形となっている。
図5に示すように、ケース本体50の凹部51には、供給ローラ33の軸部33Bに嵌まったシールユニット60が、凹部51の各表面に密着した状態で配置されている。
図6に示すように、シールユニット60は、第1シール部材61と、第2シール部材62とが両面テープや接着剤等により接合されることで一体に構成されており、これにより、前述したケース本体50の凹部51に対して一体に着脱可能となっている。
第1シール部材61は、現像ローラ31(ローラ部31A)の端部周面と摺接する部材であり、現像ローラ31に対する摺動性が良いフェルトなどでシート状に形成されている。
第2シール部材62は、スポンジなどのクッション性の高い部材で形成されており、凹部51に対応して、略台形の断面形状を有している。
第2シール部材62の略中央部には、供給ローラ33の軸部33Bが貫通される孔部A1が形成されている。また、第2シール部材62の現像ローラ31側の端部面は、側面視円弧状に形成されており、この面に倣うように第1シール部材61が密着して接合されている。
このような現像カートリッジ28を組み立てる際は、供給ローラ33の軸方向両端における各軸部33Bをシールユニット60の孔部A1に貫通させることで、供給ローラ33の両端部にシールユニット60を組み付ける。
次に、第2シール部材62を潰して弾性変形させたままの状態で、供給ローラ33を現像カートリッジ28のケース本体50に装着する。供給ローラ33の装着後、弾性回復した第2シール部材62は、凹部51内で、凹部51に密着した状態で所定位置に保持される。第1シール部材61は、その背面がシール支持面50Aに跨った状態で、第2シール部材62に密着して支持される。
そして、現像ローラ31をケース本体50に装着して、現像ローラ31の軸方向における両端部周面を、シールユニット60の第1シール部材61に摺接させる。
最後に、左右のサイドカバー(図示せず)を装着することで、現像カートリッジ28の組み立てが完了する。
上述した現像カートリッジ28では、第1シール部材61と第2シール部材62を一体にしたシールユニット60として構成したが、第1シール部材61と第2シール部材62は一体にしない構成とすることもできる。
このような構成の場合、現像カートリッジ28の組み立ては、供給ローラ33の両端部に組み付けた第2シール部材62を凹部51の所定位置に保持させた後、第2シール部材62に密着するように第1シール部材61をケース本体50のシール支持面50Aに接着することで行う。現像ローラ31の装着と左右のサイドカバー(図示せず)の装着は、シールユニット60を用いた場合の組み立てと同様である。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見て、凹部51の断面形状は、現像ローラ31側に位置する入口端部52の長さL1が、当該入口端部52と平行で最も幅の広い幅広部である底辺部分53の長さL2よりも短いので、第1シール部材61の背面がケース本体50のシール支持面50Aによって支持される部分が大きくなり、第1シール部材61の面圧を安定させることができる。
また、入口端部52の長さL1が底辺部分53の長さL2以上である断面形状を有する凹部と比較すると、供給ローラ33の軸部33Bの回転に伴って第2シール部材62に回転力が作用しても、第2シール部材62を安定した状態で凹部51内に保持することができる。
凹部51の断面形状が、入口端部52に対向し、当該入口端部52よりも長い底辺部分53(底辺)を有する四角形、特に本実施形態では、入口端部52と底辺部分53が平行となる略台形であるので、単純な断面形状を有する凹部51によって、上述した所望の効果を得ることができる。
凹部51の断面形状が、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して対称形であるので、凹部51への挿入時に弾性変形させた第2シール部材62が弾性回復して凹部51の所定位置に保持される際、凹部51に対する密着性を高めるように第2シール部材62を設計することが容易に行える。
供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見て、凹部51のうち入口端部52に隣接する2つの辺54,55は、現像ローラ31の軸線Oに向かって延びているので、凹部51に配置された第2シール部材62は、入口端部52側の角部C1,C2が現像ローラ31の接線に対して直交する方向で、第1シール部材61およびケース本体50の壁部と当接することになる。そのため、第2シール部材62の角部C1,C2近傍における密着性が高くなり、当該角部C1,C2近傍でのシール性が向上される。
第2シール部材62が、凹部51に対応する断面形状を有し、凹部51に密着して装着されるので、凹部51に対する第2シール部材62の密着性が高くなり、供給ローラ33の回転時における第2シール部材62の回り止め効果がより大きくなる。
第1シール部材61と第2シール部材62が一体に構成されたことにより、第1シール部材61と第2シール部材62のケース本体50への組付作業が容易になる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、図7に示すように、前記実施形態に対して、図5に示す現像カートリッジ28における凹部51の底辺部分53の形状のみを変更した現像カートリッジ28´とすることができる。
現像カートリッジ28´の凹部71は、供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見ると、入口端部72に対向し、当該入口端部72よりも長い底辺部分73を有する四角形の断面形状を有している。底辺部分73は入口端部52に対して傾斜しており、この傾斜した底辺部分73によって、拡張された辺74と底辺部分73が交わる角部C3の周辺では凹部71の深さが深くなっている。
このような凹部71の断面形状は、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して非対称形となっている。
また、凹部71の断面形状は、現像ローラ31側に位置する入口端部72の長さL3が、当該入口端部72と平行で最も幅の広い幅広部の長さL4よりも短くなっている。
凹部71に配置されるシールユニット65は、第1シール部材66と第2シール部材67が一体に構成され、第2シール部材67が凹部71に対応する断面形状を有し、凹部71に密着して装着されている。第1シール部材66は、その背面がシール支持面50Aに跨った状態で、第2シール部材67に密着して支持されている。
このような現像カートリッジ28´では、供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見て、凹部71の断面形状は、現像ローラ31側に位置する入口端部72の長さL3が、当該入口端部72と平行で最も幅の広い幅広部の長さL4よりも短いので、第1シール部材66の背面がケース本体50のシール支持面50Aによって支持される部分が大きくなり、第1シール部材66の面圧を安定させることができる。
さらに、凹部71の断面形状が、入口端部72に対向し、当該入口端部72よりも長い底辺部分73(底辺)を有する四角形であり、第2シール部材67が凹部71に対応する断面形状を有し、当該凹部71に密着して装着されているので、供給ローラ33の軸部33Bの回転に伴って第2シール部材67に回転力が作用しても、第2シール部材67を安定した状態で凹部71内に保持することができる。特に、底辺部分73を傾斜させたことにより、拡張された辺74と底辺部分73が交わる角部の周辺で凹部71の深さが深くなるので、この部分に密着する第2シール部材67の角部C3は、供給ローラ33の軸部33Bの回転につれ回ろうとする第2シール部材67をより安定した状態で凹部71内に保持させることができる。
凹部71の断面形状を、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して非対称形とするとともに、第2シール部材67が凹部71に対応する断面形状を有し、凹部71に密着して装着されているので、第2シール部材67に裏表がある場合、現像カートリッジ28´の組み立て時に、第2シール部材67の誤組を防止することができる。
なお、非対称形の断面形状を有する凹部としては、上述した凹部51や凹部71のうち、入口端部に隣接する2つの辺が、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して非対称となる四角形の形状も可能である。もちろん凹部の断面形状は、四角形以外であってもよい。
次に、第2変形例および第3変形例に係る凹部にシールユニットを配置した現像カートリッジについて、概略図を参照して説明する。
図8に示すように、第2変形例に係る凹部81は、供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見ると、六角形をなしている。具体的には、入口端部82と、当該入口端部82と平行で且つこれよりも長い底辺部分83とを有し、入口端部82に隣接する2つの辺84,85は、入口端部82の上下端からシール支持面50Aに直交する方向に延びており、底辺部分83に隣接する2つの辺86,87は、底辺部分83に対して直交する方向に延び、2つの辺84,85と交わっている。
このような凹部81の断面形状は、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して対称形となっている。
また、凹部81の断面形状は、現像ローラ31側に位置する入口端部82の長さL5が、底辺部分83の長さL6よりも短くなっている。
凹部81に配置されるシールユニット88は、第2シール部材89が凹部81に対応する断面形状を有し、凹部81に密着して装着されている。
このような現像カートリッジにおいても、上述した現像カートリッジ28と同様の効果を得ることができる。
図9に示すように、第3変形例に係る凹部91は、供給ローラ33の軸線方向と直交する断面で見ると、略円形の断面形状を有している。
さらに、入口端部92と対向する湾曲底部93には、供給ローラ33の回転時における第2シール部材62の回り止めとして機能する2つの係止部94,95が設けられている。
このような凹部91の断面形状は、現像ローラ31の軸線Oと供給ローラ33の軸線Oを通る直線L12に関して対称形となっている。
また、凹部91の断面形状は、現像ローラ31側に位置する入口端部92の長さL7が、供給ローラ33の軸線Oを通り入口端部92と平行で最も幅の広い幅広部の長さL8よりも短くなっている。
凹部91に配置されるシールユニット98は、第2シール部材99が凹部91に対応する断面形状を有し、凹部91に密着して装着されている。
なお、係止部の個数や形状は、凹部および第2シール部材の寸法、断面形状等に応じて、適宜変更することが望ましい。
このような現像カートリッジでは、シールユニット98の第2シール部材99が、凹部91の湾曲底部93に設けた2つの係止部94,95に密着して装着されているので、凹部91と第2シール部材99の断面形状により、第2シール部材99が孔部A1を中心に回転し易い形状(例えば、円形や五角形以上の正多角形)の場合でも、本発明を適用することが可能である。
2つの係止部94,95は、供給ローラ33の軸部33Bの回転時に、第2シール部材99の回り止めとして機能し、第2シール部材99を安定した状態で凹部91内に保持することができる。
なお、上述した現像カートリッジ28の凹部51および各変形例に係る凹部71,81,91では、入口端部52,72,82,92の長さL1,L3,L5,L7は、供給ローラ33の軸部33Bの直径よりも長いので、第2シール部材62,67,89,99を供給ローラ33と組み合わせた状態でケース本体50に装着できることになり、組み付け作業が容易に行える。
前記実施形態では、現像装置としてトナー収容室34を一体に有する現像カートリッジを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば、トナー収容室を有するトナーカートリッジが着脱されるカートリッジを現像装置として採用してもよい。
28 現像カートリッジ
31 現像ローラ
33 供給ローラ
33B 軸部
50 ケース本体
51 凹部
52 入口端部
53 底辺部分(底辺)
54,55 隣接する辺
60 シールユニット
61 第1シール部材
62 第2シール部材
現像ローラの軸線
供給ローラの軸線
12 直線

Claims (9)

  1. 現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラに接触して現像剤を供給する供給ローラと、
    前記現像ローラおよび前記供給ローラを回転可能に支持するケース本体と、
    前記ケース本体に形成され、前記現像ローラの軸方向における各端部周面に向けて開口するとともに、前記供給ローラの軸部が配置される凹部と、
    前記現像ローラの前記端部周面と摺接する第1シール部材と、
    前記供給ローラの軸部が貫通されるとともに、前記凹部に配置され、前記凹部と前記第1シール部材とに密着する第2シール部材と、を備えた現像装置であって、
    前記供給ローラの軸線方向と直交する断面で見て、前記凹部の断面形状は、前記現像ローラ側に位置する入口端部の長さが、当該入口端部と平行で最も幅の広い幅広部の長さよりも短いことを特徴とする現像装置。
  2. 前記凹部の断面形状は、前記入口端部に対向し、当該入口端部よりも長い底辺を有する四角形であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記凹部の断面形状は、略台形であることを特徴とする請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記凹部の断面形状は、前記現像ローラの軸線と前記供給ローラの軸線を通る直線に関して対称形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記凹部の断面形状は、前記現像ローラの軸線と前記供給ローラの軸線を通る直線に関して非対称形であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記供給ローラの軸線方向と直交する断面で見て、前記凹部のうち前記入口端部に隣接する辺は、前記現像ローラの軸線に向かって延びることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記入口端部の長さは、前記供給ローラの軸部の直径よりも長いことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 前記第2シール部材は、前記凹部に対応する断面形状を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記第1シール部材と前記第2シール部材が一体に構成されたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の現像装置。
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