JP2014191310A - 現像ローラおよび現像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録シート上の現像剤像の幅方向中央部の濃度が薄くなることを抑えることができる現像ローラおよび現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】現像ローラ31は、ゴムからなる筒状部80と、筒状部80内に配置される軸部APと、を備える。軸部APの中央部(第1円柱状部P1)の外径は、軸部APの両端部(第2円柱状部P2)の外径よりも小さくなっている。
【選択図】図5
【解決手段】現像ローラ31は、ゴムからなる筒状部80と、筒状部80内に配置される軸部APと、を備える。軸部APの中央部(第1円柱状部P1)の外径は、軸部APの両端部(第2円柱状部P2)の外径よりも小さくなっている。
【選択図】図5
Description
本発明は、感光ドラムに現像剤を供給する現像ローラおよび当該現像ローラを備える現像装置に関する。
従来、現像ローラとして、ゴムからなる筒状部と、筒状部内に嵌め込まれるようにして配置される軸部とを有するものが知られている(特許文献1参照)。具体的に、この技術では、軸部の径が軸方向にわたって一定であり、これにより、筒状部が軸部によって軸方向にわたって一律に支持されている。
しかしながら、従来の構成では、筒状部の中央部を軸部の中央部によって支持していることにより、筒状部の中央部の硬度が高くなるため、現像ローラの中央部と感光ドラムの中央部との密着性が悪くなることがあった。そして、この場合には、現像ローラの中央部から感光ドラムの静電潜像の中央部に適正な量の現像剤を供給することができず、記録シート上の現像剤像の幅方向中央部の濃度が薄くなることがあった。
そこで、本発明は、記録シート上の現像剤像の幅方向中央部の濃度が薄くなることを抑えることができる現像ローラおよび現像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る現像ローラは、ゴムからなる筒状部と、前記筒状部内に配置される軸部と、を備える。
前記軸部の中央部の外径は、前記軸部の両端部の外径よりも小さくなっている。
前記軸部の中央部の外径は、前記軸部の両端部の外径よりも小さくなっている。
この構成によれば、軸部の中央部の外径を両端部の外径よりも小さくすることで、例えば筒状部の中央部の厚みを両端部よりも厚くしたり、筒状部の中央部と軸部の中央部との間に空間を設けることができるので、筒状部の中央部を変形し易くして感光体に密着させることができる。そのため、現像ローラの中央部から感光体の静電潜像の中央部に適正な量の現像剤を供給することができるので、記録シート上の現像剤像の幅方向中央部の濃度が薄くなることを抑えることができる。
また、前記した構成において、前記軸部の外径は、画像形成領域の範囲で変化していてもよい。
また、前記した構成において、前記軸部の外径は、両端部から中央部に向かうにつれて徐々に小さくなっていてもよい。
また、前記した構成において、前記軸部は、中央部に配置される第1円柱状部と、当該第1円柱状部の軸方向両側に設けられ、前記第1円柱状部の外径より大きな外径となる第2円柱状部と、を有する構成であってもよい。
また、前記した構成において、前記筒状部は、前記第1円柱状部と間隔を隔てて配置されていてもよい。
また、前記した構成において、前記第1円柱状部の外周面を形成するための第1部材と、当該第1部材とは別部材であり、前記第2円柱状部の外周面を形成するための第2部材とを備えていてもよい。
これによれば、例えば1つの円柱部材の中央を削ることにより第1円柱状部と第2円柱状部を一体に形成する構成に比べ、単純な形状の第1部材と第2部材を別々に作った後組み付けるだけでよいので、軸部を容易に作ることができる。
また、本発明に係る現像装置は、前述した現像ローラを備えている。現像装置が、現像剤を収容する筐体と、前記筒状部の両端部と前記筐体との間から現像剤が漏れるのを抑制するために、前記筒状部の両端部と前記筐体との間に配置されるサイドシールと、を備える場合には、前記軸部の外径は、前記サイドシールの幅内において一定であってもよい。
これによれば、サイドシールと筒状部の両端部とのニップ圧を軸方向において一定にすることができるので、シール性を向上することができる。
本発明によれば、記録シート上の現像剤像の幅方向中央部の濃度が薄くなることを抑えることができる。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明においては、まず、レーザプリンタの全体構成を簡単に説明した後、本発明の特徴部分を詳細に説明することとする。
また、以下の説明においては、レーザプリンタの使用時におけるユーザを基準にした方向で説明することとする。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下を「上下」とする。
<レーザプリンタの全体構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4と、用紙3に画像を形成するための画像形成部5とを備えている。
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7とを備えている。また、フィーダ部4は、用紙3の搬送や紙粉取りを行う各種ローラ11を備えている。そして、フィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって上方に寄せられ、各種ローラ11によって画像形成部5に搬送される。
画像形成部5は、スキャナユニット16と、プロセスカートリッジ17と、定着部18とを備えている。
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)と、回転駆動されるポリゴンミラー19と、レンズ20,21と、反射鏡22,23,24とを備えている。このスキャナユニット16では、レーザビームが図の2点鎖線で示す経路を通って、感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2の前側に設けられたフロントカバー2Aを開放することで、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。そして、このプロセスカートリッジ17は、現像装置の一例としての現像カートリッジ28と、ドラムユニット39とで主に構成されている。
現像カートリッジ28は、ドラムユニット39に装着された状態で、本体ケーシング2に対して着脱可能となっている。なお、現像カートリッジ28は、本体ケーシング2に固定されたドラムユニット39に対して着脱可能に構成されていてもよい。現像カートリッジ28は、図2に示すように、現像ローラ31と、層厚規制ブレード32と、供給ローラ33と、トナー収容室34と、アジテータ34Aとを備えている。
この現像カートリッジ28では、トナー収容室34内の現像剤の一例としてのトナーが、アジテータ34Aで攪拌された後、供給ローラ33により現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴って、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、さらに摩擦帯電されるとともに層厚が規制されて現像ローラ31上に担持される。なお、現像カートリッジ28の詳細については、後で詳述することとする。
ドラムユニット39は、感光ドラム27と、スコロトロン型帯電器29と、転写ローラ30とを備えている。このドラムユニット39では、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、感光ドラム27の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給されて、感光ドラム27の表面上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム27と転写ローラ30の間で用紙3が搬送されることで、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
図1に示すように、定着部18は、加熱ローラ41と、加熱ローラ41と対向して配置され加熱ローラ41を加圧する加圧ローラ42とを備えている。そして、この定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と加圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させている。なお、定着部18で熱定着された用紙3は、定着部18の下流側に配設される排紙ローラ45に搬送され、この排紙ローラ45から排紙トレイ46上に排出される。
<現像カートリッジの詳細構造>
次に、現像カートリッジ28の詳細構造について説明する。なお、現像カートリッジ28は左右対称の構造であるため、図3では左右のいずれか一方の部位のみを示し、他方の部位は省略することとする。また、図3では、便宜上、現像ローラ31や供給ローラ33や補強板32C等を外して図示するものとする。
次に、現像カートリッジ28の詳細構造について説明する。なお、現像カートリッジ28は左右対称の構造であるため、図3では左右のいずれか一方の部位のみを示し、他方の部位は省略することとする。また、図3では、便宜上、現像ローラ31や供給ローラ33や補強板32C等を外して図示するものとする。
図3に示すように、現像カートリッジ28は、トナーを収容する筐体50と、現像ローラ31の上側に摺接する層厚規制ブレード32およびブレード側シール62と、現像ローラ31の両端部と摺接するサイドシール61と、現像ローラ31の下側と摺接するロアフィルム63とを備えている。
筐体50には、現像ローラ31を図示せぬ軸受を介して回転可能に支持する軸受支持部51が形成された外壁部73と、内部のトナー収容室34から現像ローラ31にトナーを供給するための供給口52と、サイドシール61が貼着されるサイドシール貼着面53と、ロアフィルム63を支持する支持部54とが形成されている。供給口52は、現像ローラ31の軸方向、つまり左右方向に延びる矩形の長孔状に形成されており、その上部には、層厚規制ブレード32が下方に向けて突出するように固定されている。
サイドシール貼着面53は、側面視略円弧状の面であり、供給口52の左右両側に形成されている。
支持部54は、サイドシール貼着面53よりも現像ローラ31側に突出するとともに、現像ローラ31の軸方向に沿って延びるように、供給口52の下側に形成されている。
支持部54は、サイドシール貼着面53よりも現像ローラ31側に突出するとともに、現像ローラ31の軸方向に沿って延びるように、供給口52の下側に形成されている。
層厚規制ブレード32は、図2に示すように、ブレード板金32Aと、補強板32B,32Cと、押圧部材32Dとを備えて構成されている。
図3に示すように、押圧部材32Dは、現像ローラ31の外周面に摺接することで当該外周面上のトナーの層厚を規制するための部材であり、ゴム、例えば発泡ゴムで形成されている。
また、押圧部材32Dは、左右方向に延びるように形成され、ブレード板金32Aの下端部に固定されている。特に、本実施形態では、押圧部材32Dは、ブレード板金32Aよりも左右幅が小さくなるように形成されるとともに、その下端が左右方向に沿った直線状に形成されている。
押圧部材32Dの左右方向外側には、矩形のブレード側シール62が隣接してブレード板金32A上に貼着されている。なお、ブレード側シール62の構成は、後述するサイドシール61と同様の構成となっているので、説明は省略することとする。
以上のように構成される層厚規制ブレード32は、図2に示すように、補強板32B,32Cで挟持されるブレード板金32Aの上部が筐体50に固定され、その下端部の押圧部材32Dおよびブレード側シール62がブレード板金32Aから付勢力を受けつつ現像ローラ31と摺接している。
なお、層厚規制ブレード32と筐体50との間には、ブレード裏シール64が配設されている。具体的に、ブレード裏シール64は、供給口52の上側部分を囲うコ字状に形成されており、その両端部がサイドシール貼着面53の上部に貼着されている。
図3に示すように、サイドシール61は、現像ローラ31の両端部(後述する筒状部80の両端部)と筐体50との間からトナーが漏れるのを抑制するための部材であり、現像ローラ31の両端部とサイドシール貼着面53との間に設けられている。より詳しくは、サイドシール61は、ブレード側シール62の下側に隣接するとともに、支持部54の左右方向外側に隣接するように配設されている。
サイドシール61は、弾性を有する基材61Aと、この基材61Aの現像ローラ31側の面に積層される表面部材61Bとを備えて構成されている。基材61Aは、表面部材61Bよりも柔らかい弾性変形可能なウレタンスポンジなどの弾性体で形成されており、両面テープや接着剤等によってサイドシール貼着面53上に貼着されている。
表面部材61Bは、フェルトなどの材料で基材61Aよりも薄く形成されており、両面テープ等によって基材61Aに貼り付けられている。
ロアフィルム63は、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂からなるシート状の部材であり、現像ローラ31の軸方向に沿って延びている。そして、このロアフィルム63は、支持部54よりも左右方向に長く形成されており、支持部54に貼り付けられた状態において、その両端部が、支持部54からはみ出して、サイドシール61と重なるように配置されている。
また、サイドシール61の後側には、上方のみに開口する凹状の現像剤受け部70が形成されている。具体的に、この現像剤受け部70は、サイドシール貼着面53と、支持部54と、サイドシール貼着面53の左右方向外側に位置する外壁部73と、サイドシール61と、筐体50の後端部に倣って貼り付けられる可撓性シート部材75とによって構成されている。これにより、仮にブレード側シール62上のトナーが現像ローラ31によって捕捉されてサイドシール61に向けて搬送された際に、サイドシール61のエッジで削られて落とされた場合であっても、現像剤受け部70にてトナーを受けることができるので、現像カートリッジ28からのトナー漏れを抑制することができる。
次に、現像ローラ31について詳細に説明する。
図4および図5に示すように、現像ローラ31は、ゴムからなる筒状部80と、金属からなる回転軸90とを備えている。筒状部80は、左右方向における中央部を構成する円筒状の肉厚部81と、肉厚部81の一端側に設けられる円筒状の第1薄肉部82と、肉厚部81の他端側に設けられる円筒状の第2薄肉部83と、を有している。
図4および図5に示すように、現像ローラ31は、ゴムからなる筒状部80と、金属からなる回転軸90とを備えている。筒状部80は、左右方向における中央部を構成する円筒状の肉厚部81と、肉厚部81の一端側に設けられる円筒状の第1薄肉部82と、肉厚部81の他端側に設けられる円筒状の第2薄肉部83と、を有している。
肉厚部81は、外径が各薄肉部82,83の外径と同じとなり、内径が各薄肉部82,83よりも小さくなるように形成されている。つまり、肉厚部81は、各薄肉部82,83の内周面から径方向内側に突出するように形成されており、これにより、肉厚部81と各薄肉部82,83との間に段差が形成されている。
回転軸90は、第1部材の一例としての軸部材91と、第2部材の一例としての第1大径部材92および第2大径部材93とを備えている。軸部材91は、筒状部80よりも左右方向に長く延びる部材であり、その外径が肉厚部81の内径と略同じとなるように形成されている。これにより、軸部材91は、円筒状の肉厚部81内に嵌め込まれるようになっている。
軸部材91は、断面視D字状となる係合軸部91Aと、係合軸部91Aの一端に連続して形成される軸状部91Bとを有している。つまり、軸部材91は、長い円柱状の部材の外周面の一部を切り欠くことにより、前述した断面視略D字状の係合軸部91Aと軸状部91Bとを有する構造となっている。
なお、係合軸部91Aは、その断面形状が、軸状部91Bの円周の半分以上の長さとなる弧を有する形状とするのが望ましい。これによれば、断面視D字状の係合軸部91Aの端部を軸受により良好に支持することができる。
第1大径部材92および第2大径部材93は、円柱状の部材であり、軸部材91とは別部材となっている。第1大径部材92および第2大径部材93は、その外径が軸部材91の外径よりも大きい、詳しくは第1薄肉部82および第2薄肉部83の内径と略同じとなるように形成されている。これにより、各大径部材92,93は、各薄肉部82,83内に嵌め込まれて保持されるようになっている。
また、各大径部材92,93の中心部には、前述した断面視略D字状の係合軸部91Aを貫通させるための断面視略D字状の貫通孔92A,93Aが形成されている。これにより、軸部材91に各大径部材92,93を組み付けた状態において、係合軸部91Aと各貫通孔92A,93Aとを周方向で係合させることができるので、軸部材91と各大径部材92,93とが一体に回転するようになっている。また、軸部材91に各大径部材92,93を組み付けた状態においては、軸部材91と各大径部材92,93との間に段差が形成されている。
以上のように構成される現像ローラ31を製造する場合には、まず、筒状部80の第1薄肉部82に第1大径部材92を嵌め込む。この際、第1大径部材92の端面が肉厚部81の端面に係合することで、第1大径部材92を軸方向に容易に位置決めすることができる。
次いで、軸部材91の係合軸部91Aに第2大径部材93を装着する。この際、第2大径部材93の端面が軸状部91Bの端面に係合することで、第2大径部材93を軸部材91に対して軸方向に容易に位置決めすることができる。
その後、第2大径部材93を装着した軸部材91を、筒状部80の第2薄肉部83側から挿入していき、第1薄肉部82で保持された第1大径部材92の貫通孔92Aに挿入させる。そして、第2大径部材93を軸部材91とともに押すことで、第2大径部材93を筒状部80の第2薄肉部83に嵌め込む。
その後、第1大径部材92と、当該第1大径部材92から軸方向外側に突出した係合軸部91Aとを、溶着や接着剤等により固着させることで、現像ローラ31の製造が完了する。
以上のようにして製造された現像ローラ31では、図5に示すように、回転軸90のうち筒状部80の両端よりも軸方向内側にある部分が、筒状部80内に配置される軸部APとなっている。そして、この軸部APの中央部(係合軸部91A)の外径が、軸部APの両端部(各大径部材92,93)の外径よりも小さくなっている。詳しくは、軸部APの外径は、画像形成領域の範囲Wで変化している。つまり、軸部APの外径が切り替わる位置である各大径部材92,93と係合軸部91Aとの間の段差部分の位置が、画像形成領域の範囲W内となっている。ここで、画像形成領域の範囲Wは、レーザプリンタ1で印刷可能な複数種類の用紙3のうち最大幅の用紙3の幅をいう。
また、言い換えると、軸部APは、中央部に配置される第1円柱状部P1と、当該第1円柱状部P1の軸方向両側に設けられ、第1円柱状部P1の外径より大きな外径となる第2円柱状部P2とを有している。そして、第1円柱状部P1は、係合軸部91Aのうち第1大径部材92と第2大径部材93との間の部位で形成され、各第2円柱状部P2は、各大径部材92,93のうち筒状部80の各端よりも軸方向内側にある部分と、当該部分内に入り込んでいる係合軸部91Aとで形成されている。つまり、軸部材91が第1円柱状部P1の外周面を形成する部材となり、各大径部材92,93が各第2円柱状部P2の外周面を形成するための部材となっている。
前述したように軸部APの中央部の外径を両端部の外径よりも小さくするとともに、筒状部80の中央部を肉厚部81とすることで、筒状部80の中央部を変形し易くして感光ドラム27に密着させることができる。そのため、現像ローラ31の中央部から感光ドラム27の静電潜像の中央部に適正な量のトナーを供給することができるので、用紙3上のトナー像の幅方向中央部の濃度が薄くなることを抑えることができる。
また、軸部APの外径は、各サイドシール61の幅Ws内において一定となっている。つまり、第2円柱状部P2の外周面のうち径方向から見てサイドシール61と重なる部分が、軸方向と平行になるように形成されている。これにより、サイドシール61と筒状部80の両端部とのニップ圧を軸方向において一定にすることができるので、シール性を向上することができる。
以上、本実施形態によれば前述した効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
第1円柱状部P1の外周面を形成する軸部材91と、各第2円柱状部P2の外周面を形成する各大径部材92,93とをそれぞれ別部材としたので、例えば1つの円柱部材の中央を削ることにより第1円柱状部と第2円柱状部を一体に形成する構成に比べ、単純な形状の部材91〜93を別々に作った後組み付けるだけでよいので、軸部APを容易に作ることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。以下の説明においては、前記実施形態と略同様の構造となる部材には同一の符号を付し、その説明は省略する。
前記実施形態では、軸部APの外周面に段差形状を形成することで軸部APの外径を所定位置で急激に変化させるように構成したが、本発明はこれに限定されず、例えば図6に示すように、軸部AP2の外径は、両端部から中央部に向かうにつれて徐々に小さくなっていてもよい。この場合、図に示すように、筒状部80の内周面を軸部AP2の外周面に沿った形状、つまり筒状部80の内径を、両端部から中央部に向かうにつれて徐々に大きくなるように形成してもよい。なお、この構造では、ゴムからなる筒状部80を変形させながら回転軸90を筒状部80内に嵌め込んでいくことで、筒状部80に回転軸90を組み付ければよい。
前記実施形態では、軸部APの第1円柱状部P1と筒状部80の中央部(肉厚部81)とを接触させたが、本発明はこれに限定されず、例えば図7に示すように、筒状部80は、第1円柱状部P1と間隔を隔てて配置されていてもよい。具体的には、筒状部80を軸方向において均一な肉厚となる円筒状に形成して、筒状部80の中央部を第1円柱状部P1から離すことで、筒状部80の中央部と第1円柱状部P1との間に空間を形成してもよい。
なお、この場合には、各大径部材92,93を筒状部80に対して軸方向に位置決めするために、第1大径部材92(または第2大径部材93)の外周面および筒状部80の内周面の一方に凸部を設け、他方に前記凸部に嵌合する凹部を設けてもよい。また、この場合には、回転軸90と筒状部80との接触面積が減ることにより、筒状部80に対して回転軸90が滑るおそれがあるため、例えば筒状部80の両端部の内周面と各大径部材92,93の外周面とを、円筒面ではなく、多角形状としてもよい。
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、現像装置としてトナー収容室34を一体に有する現像カートリッジ28を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばトナー収容室を有するトナーカートリッジが着脱されるカートリッジを現像装置としてもよい。
前記実施形態では、サイドシールやブレード側シールとして2層構造のものを例示したが、本発明はこれに限定されず、シールを例えば1層構造または3層構造以上としてもよい。
31 現像ローラ
80 筒状部
AP 軸部
P1 第1円柱状部
P2 第2円柱状部
80 筒状部
AP 軸部
P1 第1円柱状部
P2 第2円柱状部
Claims (13)
- 現像剤を担持するように構成される現像ローラであって、
ゴムからなる筒状部と、
前記筒状部内に配置される軸部と、を備え、
前記軸部の中央部の外径は、前記軸部の両端部の外径よりも小さいことを特徴とする現像ローラ。 - 前記軸部の外径は、画像形成領域の範囲で変化していることを特徴とする請求項1に記載の現像ローラ。
- 前記軸部の外径は、両端部から中央部に向かうにつれて徐々に小さくなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像ローラ。
- 前記軸部は、中央部に配置される第1円柱状部と、当該第1円柱状部の軸方向両側に設けられ、前記第1円柱状部の外径より大きな外径となる第2円柱状部と、を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像ローラ。
- 前記筒状部は、前記第1円柱状部と間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の現像ローラ。
- 前記第1円柱状部の外周面を形成するための第1部材と、
当該第1部材とは別部材であり、前記第2円柱状部の外周面を形成するための第2部材とを備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の現像ローラ。 - ゴムからなる筒状部と、前記筒状部内に配置され、中央部の外径が両端部の外径よりも小さい軸部と、を有する現像ローラを備えたことを特徴とする現像装置。
- 現像剤を収容する筐体と、
前記筒状部の両端部と前記筐体との間から現像剤が漏れるのを抑制するために、前記筒状部の両端部と前記筐体との間に配置されるサイドシールと、を備え、
前記軸部の外径は、前記サイドシールの幅内において一定であることを特徴とする請求項7に記載の現像装置。 - 前記軸部の外径は、画像形成領域の範囲で変化していることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の現像装置。
- 前記軸部の外径は、両端部から中央部に向かうにつれて徐々に小さくなることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記軸部は、中央部に配置される第1円柱状部と、当該第1円柱状部の軸方向両側に設けられ、前記第1円柱状部の外径より大きな外径となる第2円柱状部と、を有することを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載の現像装置。
- 前記筒状部は、前記第1円柱状部と間隔を隔てて配置されていることを特徴とする請求項11に記載の現像装置。
- 前記第1円柱状部の外周面を形成するための第1部材と、
当該第1部材とは別部材であり、前記第2円柱状部の外周面を形成するための第2部材とを備えることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の現像装置。
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