JP2015102712A - 現像装置 - Google Patents

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昌孝 前田
Masataka Maeda
昌孝 前田
太造 松浦
Taizo Matsuura
太造 松浦
泰弘 丸山
Yasuhiro Maruyama
泰弘 丸山
小林 将人
Masahito Kobayashi
将人 小林
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Abstract

【課題】シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給する現像装置を提供する。
【解決手段】現像ユニットは、現像ローラの回転軸線方向に沿って配置され、現像ケーシングの外部へと現像剤が漏れるのを防止するためのロアシールと、現像ローラの回転軸線方向端部に配置され、現像ケーシングの外部へと現像剤が漏れるのを防止するためのシール部材の一例としてのサイドシール100と、を備えている。サイドシール100は、現像ローラの回転軸線方向両端部と接触するように配置され、基層110と、基層110の上に配置され、現像ローラの周面と接触する表面層120と、を有している。さらに、基層110は、潤滑剤を貯蔵するための凹部112と、凹部112を囲むとともに表面層120と接触する接触部113と、を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に装着される現像装置およびプロセスカートリッジに関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、現像剤であるトナーが収容されている現像ユニットから感光ドラムの静電潜像にトナーを供給することにより、感光ドラムの表面にトナー像を形成する。そして、画像形成装置は、そのトナー像を転写材である用紙に転写することによって、用紙への画像形成を行う。
この現像ユニットは、たとえば、特許文献1では、トナーを収容している筐体と、現像剤を担持するための現像ローラと、現像ローラの回転軸線方向端部と接触するシール部材と、を備えている。シール部材は、フェルトからなり、現像ローラとの接触面に潤滑剤が塗布されている。
特開平7−295377号公報
しかしながら、特許文献1に記載の現像ユニットは、シール部材の接触面に塗布された潤滑剤の量が経時的に減少するという課題を有していた。具体的には、潤滑剤の一部は、現像ローラとシール部材の摺接によって、現像ローラに付着する。その後、現像ローラ側に付着した潤滑剤は、現像ローラが回転することによって、現像ローラと対向する位置に配置された感光ドラムに付着する。すると、シール部材の接触面に塗布された潤滑剤は、経時的に減少してしまう。
そこで、シール部材に予め多量の潤滑剤を塗布しておくことが考えられる。しかし、このような構成によると、潤滑剤は、感光ドラムおよび現像ローラが回転することによって飛散してしまう。すると、潤滑剤は、感光ドラムおよび現像ローラの画像形成領域に付着してしまう恐れがある。つまり、画像形成不良が発生する。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することを目的とする。
(1)上記の課題を達成するために、本発明の現像装置は、現像剤を担持する現像ローラと、基層と、基層の上に設けられ、現像ローラの周面と接触する表面層と、を有するシール部材と、表面層に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部と、を備えている。
このような構成によれば、表面層に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、潤滑剤供給部は、シール部材の表面層に潤滑剤を供給する。その後、現像ローラが回転することによって、潤滑剤供給部から移動した潤滑剤は、表面層の全体へと広げられる。
つまり、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、潤滑剤供給部から現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(2)基層は、潤滑剤を貯蔵するための凹部と、凹部を囲むとともに表面層と接触する接触部と、表面層に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部を備えている。
このような構成によれば、表面層に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、凹部に貯蔵された潤滑剤は、表面層の凹部に対向する部分から現像ローラとシール部材の摺接面へと移動する。その後、現像ローラが回転することによって、凹部から移動した潤滑剤は、表面層の全体へと広げられる。
つまり、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、凹部から現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(3)表面層は、複数の繊維からなることが望ましい。
また、複数の繊維の少なくとも一部の先端部は、互いに接触して空洞を形成するとともに、凹部の内部に配置されていることが望ましい。
このような構成によれば、凹部に貯蔵された潤滑剤は、表面層に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、毛細管現象によって、複数の繊維間の空洞を移動する。
つまり、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を良好に供給することができる。
(4)表面層は、フェルトであることが望ましい。
このような構成によれば、現像ローラとの摺動性を良好に保ちつつ、毛細管現象を利用して、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(5)表面層は、パイル織物であることが望ましい。
このような構成によれば、現像ローラとの摺動性を良好に保ちつつ、毛細管現象を利用して、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(6)基層は、内部に複数の穴を有していることが望ましい。
また、複数の穴は、互いに離れて配置されていることが望ましい。
このような構成によれば、基層の凹部に潤滑剤を貯蔵したときに、潤滑剤は、基層に吸収されにくい。
つまり、潤滑剤を凹部に安定して貯蔵することができる。
(7)凹部の内部に配置され、潤滑剤を吸収して保持する性質が基層を構成する材料よりも大きい材料からなる潤滑剤保持部材を備えていることが望ましい。
このような構成によれば、凹部に貯蔵された潤滑剤は、潤滑剤保持部材に保持される。
つまり、振動などによって潤滑剤が漏れることを抑制することができる。
(8)潤滑剤保持部材は、内部に複数の穴を有していることが望ましい。
また、複数の空洞は、互いに連結していることが望ましい。
このような構成によれば、凹部に貯蔵された潤滑剤は、潤滑剤保持部材に良好に吸収される。
つまり、振動などによって潤滑剤が外部へと漏れることを抑制することができる。
(9)凹部は、基層における現像ローラの回転方向上流端近傍に配置されていることが望ましい。
このような構成によれば、潤滑剤は、現像ローラの回転によって表面層の全体に広がる。
つまり、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を安定して供給することができる。
(10)画像形成装置に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、感光ドラムを有しているドラムユニットと、ドラムユニットに着脱可能に構成された現像装置と、を備えていることが望ましい。
また、現像装置の凹部は、感光ドラムの回転中心と現像ローラの回転中心を結ぶ直線上に配置されていることが望ましい。
このような構成によれば、現像ユニットがドラムユニットに装着されているとき、凹部は、現像ローラが感光ドラムに押圧される方向とは反対側に向けて押圧される。
つまり、現像ユニットがドラムユニットに装着されているときに、凹部から表面層に良好に潤滑剤を供給することができる。
(11)現像装置は、筐体を備え、筐体は、潤滑剤を貯蔵する凹部を有していることが望ましい。
このような構成によれば、表面層に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、凹部に貯蔵された潤滑剤は、表面層の凹部に対向する部分から現像ローラとシール部材の摺接面へと移動する。その後、現像ローラが回転することによって、凹部から移動した潤滑剤は、表面層の全体へと広げられる。
つまり、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、凹部から現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(12)潤滑剤供給部は、潤滑剤を貯蔵する潤滑剤貯蔵部材と、潤滑剤貯蔵部材から表面層に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部材と、を備えていることが望ましい。
このような構成によれば、表面層に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、潤滑剤貯蔵部材に貯蔵された潤滑剤は、表面層から現像ローラとシール部材の摺接面へと移動する。その後、現像ローラが回転することによって、潤滑剤貯蔵部材から移動した潤滑剤は、表面層の全体へと広げられる。
つまり、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、潤滑剤貯蔵部材から現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
本発明によれば、シール部材に塗布された潤滑剤の減少に応じて、現像ローラとシール部材の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
レーザプリンタの断面の模式図。 現像ユニットの断面の模式図。 現像ユニットから現像ローラを取り外した状態を右上方から見た斜視図。 サイドシールの断面の模式図。 基層の内部を拡大した拡大図。 サイドシールを分解した状態を説明するための説明図。 凹部と複数の繊維の一部との位置関係を説明するための説明図。 図7の凹部に潤滑剤保持部材が配置された状態を説明する説明図。 潤滑剤保持部材の内部を拡大した拡大図。 感光ドラムと現像ローラと凹部の位置関係を説明するための説明図。 凹部と表面層の一部との位置関係を説明するための説明図。 潤滑剤貯蔵部材と潤滑剤供給部材を説明するための説明図。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
1.レーザプリンタ1の全体構成
まず、図1を参照して、レーザプリンタ1の全体構成を説明する。レーザプリンタ1は、本体ケーシング10と、用紙を給紙するための給紙部20と、給紙された用紙に画像を形成するための画像形成部30と、用紙を排紙するための排紙部90と、を備えている。
本体ケーシング10は、給紙部20と、画像形成部30と、排紙部90を内部に収容している。
給紙部20は、内部に用紙を収容するための給紙カセット21と、給紙カセット21から用紙をピックアップして画像形成部に向けて搬送するための給紙ローラ22と、を備えている。給紙カセット21は、前後方向にスライドさせることによって本体ケーシング10に着脱可能に構成されている。給紙ローラ22は、筺体10の底部に支持されている。
画像形成部30は、後述する感光ドラム61上に静電潜像を形成するための露光装置40と、プロセスカートリッジ50と、用紙上の現像剤像を定着するための定着装置80と、を備えている。
プロセスカートリッジ50は、本体ケーシング10に着脱可能に構成され、ドラムユニット60と、現像装置の一例としての現像ユニット70を備えている。
ドラムユニット60は、感光ドラム61と、感光ドラム61の表面を一様に帯電させるための帯電器62と、感光ドラム61の表面に担持された現像剤を用紙上に転写するための転写ローラ63と、を備えている。感光ドラム61は、外周に感光層が形成された円筒部材からなる。帯電器62は、感光ドラム61と対向するように配置されている。転写ローラ63は、感光ドラム61と対向するように配置されている。
現像ユニット70は、ドラムユニット60に着脱可能に構成され、感光ドラム61に現像剤を供給するための現像ローラ72を備えている。現像ローラ72は、感光ドラム61と対向するように配置されている。
定着装置80は、画像形成部30の後側に配置され、加熱源としてのヒータが内部に設けられた加熱ローラ81と、加熱ローラ81との間にニップ部を形成する加圧ローラ82と、を備えている。定着装置80は、用紙が当該ニップ部を通過することによって、用紙上に現像剤像を定着する。
排紙部90は、定着装置80の後側に設けられ、定着装置80から搬送された用紙を排紙するように構成されている。
2.現像ユニット70の構成
次に、図2〜図7を参照して、現像ユニット70の詳細な構成について説明する。
現像ユニット70は、図2に示すように、現像ケーシング71と、現像ローラ72と、現像剤を現像ローラ72に供給するための供給ローラ73と、現像ローラ72に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制ブレード74と、を備えている。現像ケーシング71は、現像ローラ72及び供給ローラ73を収容している現像室71aと、正帯電非磁性1成分のトナーからなる現像剤を収容している現像剤収容室71bと、を有している。
現像ローラ72は、図2に示すように、現像ケーシング71に回転可能に支持され、金属シャフトと、金属シャフトの周囲に設けられたウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなる。供給ローラ73は、現像ケーシング71に回転可能に支持され、金属シャフトと、金属シャフトの周囲に設けられたスポンジからなる。層厚規制ブレード74は、基端が現像ケーシング71に固定され、先端が現像ローラ72と接触するように配置されている。
現像ユニット70は、さらに、図3に示すように、現像ローラ72の回転軸線方向に沿って現像ローラ72の表面と接触するように配置されているロアシール75と、現像ローラ72の回転軸線方向両端部に配置されている一対のサイドシール100と、を備えている。ロアシール75および一対のサイドシール100は、現像ケーシング71の外部へと現像剤が漏れるのを防止するために設けられている。ロアシール74は、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート、ゴムシートまたはスポンジなどの弾性を有する部材からなる。尚、サイドシール100は、シール部材の一例である。また、一対のサイドシール100の構成は、左右対称の構造を有しているため、これ以降は左側のサイドシール100を中心に説明する。
現像ケーシング71は、さらに、図4に示すように、ロアシール75を支持するためのロアシール支持面71cと、サイドシール100を支持するためのサイドシール支持面71dと、を有している。ロアシール支持面71cは、現像ケーシング71の下方に配置されている。ロアシール74は、両面テープなどの接着剤を介して、ロアシール貼付面71cに貼り付けられている。サイドシール支持面71dは、現像ケーシング71における現像ローラ72の回転軸線方向両端部に配置され、現像ローラ72の外周に沿う円弧形状に構成されている。
3.サイドシール100の構成
次に、図4〜図7を参照して、サイドシール100の構成について説明する。
サイドシール100は、現像ローラ72の回転軸線方向両端部と接触するように配置され、図4に示すように、基層110と、基層110の上に配置され、現像ローラ72の周面と接触する表面層120と、を有している。
基層110は、ポリエチレンフォームなどの独立気泡型のスポンジからなる。言い換えると、基層110は、図5に示すように、内部に、互いに離れて配置されている複数の穴111を有している。また、基層110は、図6に示すように、潤滑剤を貯蔵するための凹部112と、凹部112を囲むとともに表面層120と接触する接触部113と、を有している。尚、潤滑剤は、液体の潤滑油である。また、基層110は、現像ケーシング71のサイドシール貼付面71dに両面テープ(図示せず)などの接着剤を介して貼り付けられる。
表面層120は、複数の繊維121を有し、たとえば、フェルトまたはパイル織物からなり、接触部113に両面テープ130を介して貼り付けられる。両面テープ130の凹部112と対応する部分131は、円形状に切り抜かれている。
基層110の凹部112は、上面視が略円形状となるように構成され、側断面視が略円弧形状となるように構成されている。また、凹部112は、図7に示すように、基層110における現像ローラ72の回転方向上流端近傍に配置されている。表面層120の凹部に対向する部分122に位置している複数の繊維121の先端部は、凹部112の底に向けて延びている。言い換えると、複数の繊維121の一部の先端部は、凹部112の内部に配置されている。すると、複数の繊維121の一部の先端部は、凹部112に貯蔵された潤滑剤Xと接触する。
4.実施形態1の作用効果
(1)現像ユニット70は、基層110と、基層110の上に設けられ、現像ローラ72の周面と接触する表面層120と、を有するサイドシール100と、を備えている。
また、基層110は、潤滑剤Xを貯蔵するための凹部112と、凹部112を囲むとともに表面層120と接触する接触部113と、を有する。
このような構成によれば、表面層120に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、凹部112に貯蔵された潤滑剤Xは、表面層120の凹部112に対向する部分122から現像ローラ72とサイドシール100の摺接面へと移動する。その後、現像ローラ72が回転することによって、凹部112から移動した潤滑剤Xは、表面層120の全体へと広げられる。
つまり、サイドシール100に塗布された潤滑剤の減少に応じて、凹部112から現像ローラ72とサイドシール100の摺接面に潤滑剤Xを供給することができる。
(2)表面層120は、複数の繊維121からなる。複数の繊維121の少なくとも一部は、互いに接触して空洞を形成するとともに、凹部112の内部に配置されている。
このような構成によれば、凹部112に貯蔵された潤滑剤Xは、毛細管現象によって、複数の繊維121間の空洞(すきま)を移動する。そのため、サイドシール100に塗布された潤滑剤が減少すると、凹部112に貯蔵された潤滑剤Xは、現像ローラ72とサイドシール100の摺接面に向けて移動する。
つまり、サイドシール100に塗布された潤滑剤の減少に応じて、凹部112から現像ローラ72とサイドシール100の摺接面に潤滑剤Xを良好に供給することができる。
(3)表面層120は、フェルトである。
このような構成によれば、現像ローラ72との摺動性を良好に保ちつつ、毛細管現象を利用して、現像ローラ72とサイドシール100の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(4)表面層120は、パイル織物である。
このような構成によれば、現像ローラ72との摺動性を良好に保ちつつ、毛細管現象を利用して、現像ローラ72とサイドシール100の摺接面に潤滑剤を供給することができる。
(5)基層110は、内部に複数の穴111を有している。複数の穴111は、互いに離れて配置されている。
このような構成によれば、基層110の凹部112に潤滑剤Xを貯蔵したときに、潤滑剤Xは、基層110に吸収されにくい。つまり、潤滑剤Xを凹部112に安定して貯蔵することができる。
(6)凹部112は、基層110における現像ローラ72の回転方向上流端近傍に配置されている。
このような構成によれば、毛細管現象によって現像ローラと表面層113の摺接面に移動した潤滑剤は、現像ローラ72の回転に沿って表面層の全体に広げられる。
つまり、現像ローラ72とサイドシール100の摺接面に潤滑剤を安定して供給することができる。
<実施形態2>
図8および9を参照して、実施形態2の基層200の構成について説明する。尚、実施形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施形態2の基層200は、図8に示すように、潤滑剤Xを吸収して保持する潤滑剤保持部材220を収容している凹部210と、凹部210を囲むとともに表面層120と接触する接触部113と、を有している。
潤滑剤保持部材220の材質は、基層200の材質よりも潤滑剤Xの保持力が大きい。具体的には、潤滑剤保持部材220は、ウレタンフォームなどの連続気泡型のスポンジまたは綿などからなる。言い換えると、潤滑剤保持部材220は、図9に示すように、内部に、互いに連結している複数の穴230を有している。
このような構成によれば、凹部210に貯蔵された潤滑剤Xは、潤滑剤保持部材220に良好に保持される。
つまり、振動などによって潤滑剤が現像ケーシング71の外部へと漏れることを抑制することができる。
<実施形態3>
図10を参照して、実施形態3の基層300の構成について説明する。尚、実施形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施形態3の基層300は、潤滑剤Xを貯蔵するための凹部310と、凹部310を囲むとともに表面層120と接触する接触部113と、を有している。
凹部310は、感光ドラム61の回転中心PCと現像ローラ72の回転中心DCを結んだ直線L上に配置されている。
ドラムユニット60は、現像ユニット70が装着されたときに、現像ローラ72が感光ドラム61に向けて押圧されるように現像ユニット70を付勢する付勢部材(不図示)を備えている。
このような構成によれば、現像ユニット70がドラムユニット60に装着されているとき、凹部310は、現像ローラ72が感光ドラム61に押圧される方向とは反対側に向けて押圧される。
つまり、現像ユニット70がドラムユニット60に装着されているときに、凹部310から表面層120に良好に潤滑剤を供給することができる。
<実施形態4>
図11を参照して、実施形態4の現像ケーシング400の構成について説明する。尚、実施形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施形態4の現像ケーシング400は、潤滑剤Xを貯蔵するための凹部410を有している。尚、現像ケーシング400は、筺体の一例である。
凹部410は、サイドシール支持面71dにおける現像ローラ72の回転方向上流端近傍に配置されている。凹部410に対向する部分に位置している表面層120の一部は、凹部410の内部に配置されている。すると、表面層120の一部は、凹部410に貯蔵された潤滑剤Xと接触する。
このような構成によれば、表面層120に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、凹部410に貯蔵された潤滑剤Xは、表面層120の凹部410に対向する部分411から現像ローラ72とサイドシール100の摺接面へと移動する。その後、現像ローラ72が回転することによって、凹部112から移動した潤滑剤Xは、表面層120の全体へと広げられる。
<実施形態5>
図12および13を参照して、実施形態5の現像ユニット500の構成について説明する。尚、実施形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
実施形態4の現像ユニット500は、潤滑剤Xを貯蔵する潤滑剤貯蔵部材510と、潤滑剤貯蔵部材510からサイドシールへと潤滑剤を供給するための供給部材520と、を備えている。
潤滑剤貯蔵部材510は、内部に潤滑剤Xを貯蔵する筐体511と、現像ローラ72の回転軸線方向両端部に配置され、供給部材520が連結される連結孔512と、現像ローラ72の回転軸線方向両端部に配置され、筺体511を現像ケーシング71に固定するための固定孔513と、を備えている。筐体511は、固定孔513にネジを嵌合することによって、層厚規制ブレード74を挟むように、現像ケーシング71に固定されている。連結孔512は、重力によって、筺体511から表面層120へと潤滑剤Xが移動するように、筺体511の下方に形成されている。
供給部材520は、ウレタンまたは塩化ビニールなどの軟質材料からなる。供給部材520の一端は、連結孔512と嵌合している。すると、筺体511の内部に貯蔵された潤滑剤Xは、連結孔512から供給部材520を介して下方に移動する。供給部材520の他端は、表面層120の現像ローラ72の回転方向下流側端部を覆っている。すると、筺体511から供給部材520の内部に移動した潤滑剤は、表面層120と接触する。
このような構成によれば、表面層120に塗布された潤滑剤が経時的に減少すると、筺体511に貯蔵された潤滑剤Xは、供給部材520から現像ローラ72とサイドシール100の摺接面へと移動する。
<変形例>
実施形態1から実施形態3において、凹部は、上面視が略円形状となるように構成され、側断面視が略円弧形状となるように構成されている。しかし、本発明は、これに限定されない。接触部に囲まれるように凹部が形成されていれば、凹部の形状は、特に限定されるものではない。たとえば、凹部は、上面視が略四角形となるように構成され、側断面視が略四角形となるように構成されていてもよい。
実施形態5において、現像ユニットは、現像ユニットの輸送時に、潤滑剤貯蔵部材からの潤滑剤Xの移動を閉鎖するための閉鎖部材を備えていてもよい。この閉鎖部材は、現像ユニットの使用前に、ユーザによって取り外される。
1 レーザプリンタ
60 ドラムユニット
61 感光ドラム
70 現像ユニット
72 現像ローラ
100 サイドシール
110 基層
111 穴
112 凹部
113 接触部
120 表面層
121 複数の繊維
122 凹部に対応する部分
200 基層
210 凹部
220 潤滑剤保持部材
230 穴
300 基層
310 凹部
410 凹部
510 潤滑剤貯蔵部材
520 潤滑剤供給部材
X 潤滑剤
PC 感光ドラムの回転中心
DC 現像ローラの回転中心
L 感光ドラムの回転中心と現像ローラの回転中心を結ぶ直線

Claims (12)

  1. 現像剤を担持する現像ローラと、
    基層と、前記基層の上に設けられ、前記現像ローラの周面と接触する表面層とを有するシール部材と、
    前記表面層に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部を備えている、ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記潤滑剤供給部は、前記基層に配置され、
    前記基層は、潤滑剤を貯蔵する凹部と、前記凹部を囲むとともに前記表面層と接触する接触部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記表面層は、複数の繊維からなり、
    前記複数の繊維の少なくとも一部の先端部は、互いに接触して空洞を形成するとともに、前記凹部の内部に配置されていることを特徴とする請求項1および2に記載の現像装置。
  4. 前記表面層は、フェルトであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記表面層は、パイル織物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記基層は、内部に複数の穴を有し、
    前記複数の穴は、互いに離れて配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 前記凹部の内部に配置され、前記潤滑剤を吸収して保持する性質が前記基層を構成する材料よりも大きい材料からなる潤滑剤保持部材を備えていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の現像装置。
  8. 前記潤滑剤保持部材は、内部に複数の穴を有し、
    前記複数の穴は、互いに連結していることを特徴とする請求項7に記載の現像装置。
  9. 前記凹部は、前記基層における前記現像ローラの回転方向上流端近傍に配置されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の現像装置。
  10. 画像形成装置に着脱可能に構成されたプロセスカートリッジにおいて、
    感光ドラムを有しているドラムユニットと、
    前記ドラムユニットに着脱可能に構成された請求項1から9のいずれか一項に記載の現像装置と、を備え、
    前記凹部は、
    前記感光ドラムの回転中心と前記現像ローラの回転中心を結ぶ直線上に配置されている、ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 前記現像装置は、筐体を備え、
    前記筐体は、潤滑剤を貯蔵する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  12. 前記潤滑剤供給部は、潤滑剤を貯蔵する潤滑剤貯蔵部材と、前記潤滑剤貯蔵部材から前記表面層に潤滑剤を供給するための潤滑剤供給部材と、を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
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