JP2015118207A - 現像装置 - Google Patents

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昌孝 前田
Masataka Maeda
昌孝 前田
太造 松浦
Taizo Matsuura
太造 松浦
泰弘 丸山
Yasuhiro Maruyama
泰弘 丸山
小林 将人
Masahito Kobayashi
将人 小林
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Abstract

【課題】現像装置の外部への現像剤の漏れを抑制できる現像装置を提供する。
【解決手段】現像ユニットは、現像ケーシングと、現像ローラ92と、現像剤を現像ローラ92に供給するための供給ローラと、現像ローラ92に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制ブレードと、を備えている。現像ユニットは、さらに、現像ローラ92の回転軸線方向略全域に沿って現像ローラ92の周面と接触するように配置されているロアシール95と、現像ローラ92の回転軸線方向両端部において現像ローラ92の周面と接触するように配置されている一対のサイドシール96と、現像ローラ92の回転軸線方向両端部において現像ローラ92の周面と接触するように配置されている一対の潤滑剤保持ローラ100と、を備えている。潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92の外周面における一対のサイドシール96との接触部分92aと接触している。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置に装着される現像装置およびプロセスカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置は、感光ドラムの表面に静電潜像を形成し、現像剤としてのトナーが収容されている現像ユニットから感光ドラムの静電潜像にトナーを供給することにより、感光ドラムの表面にトナー像を形成する。そして、画像形成装置は、そのトナー像を転写材である用紙に転写することによって、用紙への画像形成を行う。
この現像ユニットは、トナーを収容している筐体と、現像剤を担持するための現像ローラと、現像ローラの回転軸線方向端部からのトナー漏れを抑制するためのサイドシールと、を備えている。
サイドシールは、たとえば、特許文献1では、基材と、基材の上に配置されたフェルト材と、を備えている。基材は、弾性を有するとともに圧縮永久歪が少ない弾性発砲体からなる。フェルト材は、現像ローラの外周面と接触するとともに、現像ローラとの接触面に潤滑剤が塗布されている。
特開平9−185251号公報
しかしながら、特許文献1に記載の現像ユニットは、画像形成動作が繰り返されることによって、現像ローラとサイドシールとの接触部にトナーが入り込むことがある。この状態で画像形成動作が繰り返されると、現像ローラとサイドシールとの間に入り込んだトナーは、現像ローラとサイドシールの摺接により生じる摩擦熱によって、溶融する。
その後、溶融したトナーは、画像形成動作が終了すると、サイドシール上で固着する。このように、現像ローラとサイドシールの間に固着したトナーが介在することによって、現像ローラとサイドシールとの接触部には、隙間が生じる。すると、筐体に収容されているトナーは、この隙間を通って筺体の外部へと漏れる。つまり、筐体に収容されているトナーは、現像ローラの回転軸線方向端部から漏れることとなる。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、現像装置の外部への現像剤の漏れを抑制することを目的とする。
(1)上記の課題を達成するために、本発明の現像装置は、外周面上に現像剤を担持する現像ローラと、現像ローラの外周面と接触するとともに、現像ローラとの接触面に潤滑剤を保持しているサイドシールと、現像ローラの外周面と接触し、現像ローラの外周面上の潤滑剤を吸収して保持する材質からなる潤滑剤保持ローラと、を備えている。また、潤滑剤保持ローラは、現像ローラの外周面上におけるサイドシールとの接触部分と接触する。
このような構成によれば、サイドシールに保持されている潤滑剤は、現像ローラの回転に伴って、現像ローラの外周面上に付着する。その後、現像ローラの外周面上に付着した潤滑剤は、潤滑剤保持ローラの外周面上に付着する。すると、潤滑剤保持ローラは、外周面上に付着した潤滑剤を吸収して保持する。その後、潤滑剤保持ローラに保持された潤滑剤は、潤滑剤保持ローラの回転に伴い、外気に触れることで冷却される。その後、冷却された潤滑剤は、再び現像ローラに付着する。すると、冷却された潤滑剤は、現像ローラの外周面上において、サイドシールとの摺接によって発熱した状態の潤滑剤と混ざり合う。そのため、現像ローラとサイドシールとの間に介在する潤滑剤の温度上昇は、抑制される。その結果、現像ローラとサイドシールとの接触部の温度上昇を抑制することができる。
つまり、現像装置の外部への現像剤の漏れを抑制することができる。
(2)潤滑剤保持ローラの回転方向は、現像ローラの回転方向と等しいことが望ましい。
このような構成によれば、現像ローラの回転方向が逆回転の場合に比べて、現像ローラと潤滑剤保持ローラの摩擦は、小さくなる。そのため、現像ローラと潤滑剤保持ローラとの間の摩擦熱は、小さくなる。その結果、現像ローラと潤滑剤保持ローラとの間に介在する潤滑剤の発熱を抑制することができる。
つまり、現像ローラとサイドシールとの接触部の温度上昇をより抑制することができる。
(3)潤滑剤保持ローラの周速は、現像ローラの周速と等しいことが望ましい。
このような構成によれば、現像ローラから潤滑剤保持ローラへと移動する潤滑剤の量と、潤滑剤保持ローラから現像ローラへと移動する潤滑剤の量と、を略均一にすることができる。
つまり、現像ローラとサイドシールとの間に介在する潤滑剤の量を減少させることなく、現像ローラとシール部材との接触部の温度上昇を抑制することができる。
(4)潤滑剤保持ローラは、現像装置が新品のときから予め潤滑剤を保持していることが望ましい。
このような構成によれば、画像形成開始時から、潤滑剤保持ローラに保持された潤滑剤と、現像ローラに付着した潤滑剤と、を混ぜることができる。
つまり、画像形成開始時から、現像ローラとサイドシールとの間に介在する潤滑剤の量を減少させることなく、現像ローラとサイドシールとの接触部の温度上昇を抑制することができる。
(5)潤滑剤保持ローラは、現像ローラの外周面上におけるサイドシールとの接触部分にのみ接触するように配置されていることが望ましい。
このような構成によれば、潤滑剤保持ローラは、現像ローラの現像剤担持領域と接触しない。そのため、現像ローラと潤滑剤保持ローラとが接触することによって、現像ローラに担持された現像剤は、潤滑剤保持ローラに付着しない。
つまり、現像剤の供給不足に起因する画像形成不良を抑制できる。
(6)潤滑剤保持ローラは、軸と、軸を覆う本体部と、本体部を覆うとともに現像ローラの外周面と接触する被覆部と、を備えている、ことが望ましい。また、本体部は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる、ことが望ましい。
このような構成によれば、現像ローラの外周面に付着した潤滑剤は、被覆部に保持される。すると、被覆部に保持された潤滑剤の熱は、外気によって冷却されるとともに、被覆部を介して本体部へと伝わる。そのため、潤滑剤保持ローラに付着した潤滑剤の温度は、より低下する。
つまり、現像ローラとサイドシールとの接触部の温度上昇をより抑制することができる。
(7)本体部は、軸の軸線方向において貫通し、軸を挿入するための第1貫通孔と、軸の軸線方向において貫通し、第1貫通孔の周囲に構成された第2貫通孔と、を有していることが望ましい。
このような構成によれば、潤滑剤保持ローラの回転に伴い、複数の第2貫通孔に外気が流れ込む。すると、本体部は、複数の貫通孔を通る外気によって冷却される。
つまり、潤滑剤保持ローラに保持された潤滑剤の熱をより安定して冷却することができる。
本発明によれば、現像装置の外部への現像剤の漏れを抑制することができる。
レーザプリンタの断面の模式図。 現像ユニットの断面の模式図。 現像ローラを取り外した状態の現像ユニットを右上方から見た斜視図。 潤滑剤保持ローラを分解した状態を説明するための説明図。 現像ローラ、サイドシールおよび潤滑剤保持ローラの位置関係を説明するための説明図。 潤滑剤保持ローラの回転を説明するための説明図。 本体部の構成を説明するための説明図。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
1.レーザプリンタ1の全体構成
まず、図1を参照して、レーザプリンタ1の全体構成を説明する。レーザプリンタ1は、本体ケーシング10と、用紙を給紙するための給紙部20と、給紙された用紙に画像を形成するための画像形成部30と、用紙を排紙するための排紙部40と、を備えている。
(1)本体ケーシング10
本体ケーシング10は、給紙部20と、画像形成部30と、排紙部40と、を内部に収容している。
(2)給紙部20
給紙部20は、内部に用紙を収容するための給紙カセット21と、給紙カセット21から用紙をピックアップして画像形成部に向けて搬送するための給紙ローラ22と、を備えている。給紙カセット21は、前後方向にスライドさせることによって本体ケーシング10に着脱可能に構成されており、筺体10の底部に支持されている。
(3)画像形成部30
画像形成部30は、後述する感光ドラム81上に静電潜像を形成するための露光装置50と、プロセスユニット60と、用紙上の現像剤像を定着するための定着装置70と、を備えている。
(3−1)露光装置50
露光装置50は、本体ケーシング10の上部に配置され、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー(図示せず)、レンズ(図示せず)および反射鏡(図示せず)を備えている。
(3−2)プロセスユニット60
プロセスユニット60は、本体ケーシング10に着脱可能に構成され、ドラムユニット80と、現像装置の一例としての現像ユニット90を備えている。
ドラムユニット80は、感光ドラム81と、感光ドラム81の表面を一様に帯電させるための帯電器82と、感光ドラム81の表面に担持された現像剤を用紙上に転写するための転写ローラ83と、を備えている。感光ドラム81は、外周に感光層が形成された円筒部材からなる。帯電器82は、感光ドラム81と対向するように配置されている。転写ローラ83は、感光ドラム81と対向するように配置されている。
現像ユニット90は、ドラムユニット80に着脱可能に構成され、感光ドラム81に現像剤を供給するための現像ローラ92を備えている。現像ローラ92は、感光ドラム81と対向するように配置されている。
(3−3)定着装置70
定着装置70は、画像形成部30の後側に配置され、加熱源としてのヒータが内部に設けられた加熱ローラ71と、加熱ローラ71との間にニップ部を形成する加圧ローラ72と、を備えている。定着装置70は、用紙が当該ニップ部を通過することによって、用紙上に現像剤像を定着する。
(4)排紙部40
排紙部40は、定着装置90の後側に設けられ、定着装置70から搬送された用紙を排紙するように構成されている。
2.現像ユニット90の構成
次に、図2から図4を参照して、現像ユニット90の詳細な構成について説明する。
現像ユニット90は、図2に示すように、現像ケーシング91と、現像ローラ92と、現像剤を現像ローラ92に供給するための供給ローラ93と、現像ローラ92に担持された現像剤の層厚を規制するための層厚規制ブレード94と、を備えている。
現像ケーシング91は、現像ローラ92及び供給ローラ93を収容している現像室91aと、正帯電非磁性1成分のトナーからなる現像剤を収容している現像剤収容室91bと、を有している。
現像ローラ92は、現像ケーシング91の一対の側壁91cに固定された軸受け91gに回転可能に支持され、金属シャフトと、金属シャフトの周囲に設けられたウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなる。
供給ローラ93は、現像ケーシング91の内部に配置され、金属シャフトと、金属シャフトの周囲に設けられたスポンジからなる。層厚規制ブレード94は、基端が現像ケーシング91に固定され、先端が現像ローラ92と接触するように配置されている。
現像ユニット90は、さらに、図3に示すように、現像ローラ92の回転軸線方向略全域に沿って現像ローラ92の周面と接触するように配置されているロアシール95と、現像ローラ92の回転軸線方向両端部において現像ローラ92の周面と接触するように配置されている一対のサイドシール96と、現像ローラ92の回転軸線方向両端部において現像ローラ92の周面と接触するように配置されている一対の潤滑剤保持ローラ100と、を備えている。尚、現像ローラ92の外周面における一対のサイドシール96との接触部分92aは、現像ローラ92の外周面における一対の潤滑剤保持ローラ100との接触部分と同じである。
現像ケーシング91は、さらに、現像ローラ92および供給ローラ93を支持するための一対の側壁91cと、一対の側壁91cの間に挟まれて配置されている底壁91dと、を有している。
ロアシール95は、現像ケーシング91の外部へと現像剤が漏れるのを抑制するために設けられ、PET(ポリエチレンテレフタレート)シート、ゴムシートまたはスポンジなどの弾性を有する部材からなる。また、ロアシール95は、現像ケーシングの底壁91dに、両面テープなどの接着剤を介して貼り付けられている。
一対のサイドシール96は、現像ケーシング91の外部へと現像剤が漏れるのを抑制するために設けられ、スポンジなどの弾性部材からなる基層(図示せず)と、フェルトまたはパイル織物からなる表面層(図示せず)と、を有している。基層は、現像ケーシング91の一対の側壁91cの現像ローラ92の回転軸線方向端部と対応する位置に、両面テープなどの接着剤を介して貼り付けられている。表面層は、基層に、両面テープなどの接着剤を介して貼り付けられている。また、表面層の現像ローラ92との接触面は、液体の潤滑剤を保持している。
一対の潤滑剤保持ローラ100は、一対のサイドシール96から現像ローラ92に付着した潤滑剤を回収して保持するために、現像ローラ92の外周面における一対のサイドシール96との接触部分92aと接触するように配置されている。また、一対の潤滑剤保持ローラ100は、一対の側壁91cのローラ支持部91eに回転可能に支持されている。
一対のローラ支持部91eは、左右対称の構造を有している。そのため、これ以降は、右側のローラ支持部91eについて説明する。ローラ支持部91eは、図4に示すように、現像ローラ92の回転軸線方向に貫通する貫通孔91fを有している。
3.潤滑剤保持ローラ100の構成
次に、図4および図5を参照して、潤滑剤保持ローラ100の構成について説明する。一対の潤滑剤保持ローラ100は、左右対称の構造を有している。そのため、これ以降は、右側の潤滑剤保持ローラ100について説明する。
潤滑剤保持ローラ100は、図4に示すように、軸101と、軸101の周囲に設けられた本体部102と、本体部102の周囲に設けられた被覆部103と、本体部102および被覆部103の位置を調整するためのスペーサ104と、軸101をローラ支持部91eに固定するための止め輪105と、を備えている。
軸101は、金属からなり、本体部102、スペーサ104および支持面91eの貫通孔91fに挿入される挿入部101aと、軸101の軸線方向における一端に配置された係合部101bと、を有している。挿入部101aは、軸線方向において係合部102bとは反対側に、凹部101cを有している。凹部101cは、挿入部101aの外周面上に形成されている。また、凹部101cは、挿入部101aを、本体部102、スペーサ104およびローラ支持部91eの貫通孔91fに挿入したときに、ローラ支持部91eを挟んで係合部101bとは反対側に配置されている。係合部101bは、円筒形状に構成されており、軸101の挿入部101aを本体部102、スペーサ104およびローラ支持部91eの貫通孔91fに挿入したときに、本体部102の軸線方向における端面と接触する。
本体部102は、樹脂または鉄、鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの金属からなり、望ましくは、絶伝導率の高いアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。また、本体部102は、円筒形状に構成され、挿入部101aを挿入するための貫通孔102aを有している。貫通孔102aの内径は、挿入部101aの外径と等しく、かつ、係合部101bの外径よりも小さい。
被覆部103は、サイドシール96と摺接している現像ローラ92の周面と接触している。また、被覆部103は、スポンジなどの現像ローラ92に付着した潤滑剤を吸収して保持する材質からなり、現像ユニット90が新品のときから予め潤滑剤を保持している。
スペーサ104は、樹脂からなり、潤滑剤保持ローラ100をローラ支持部91eに組み付けるときに、本体部102とローラ支持部91eとの間に配置される。また、スペーサ104は、挿入部101aを挿入するための貫通穴104aを有している。貫通穴104aの内径は、軸101の挿入部101aの外径と等しい。
止め輪105は、挿入部101aの凹部101cに嵌合するようにC字状に構成されている。凹部103に嵌合させた状態の止め輪105の外径は、支持面91fの外径よりも大きい。
さらに、現像ローラ92、サイドシール96および潤滑剤保持ローラ100を現像ケーシング91に組み付けた状態において、被覆部103の軸線方向の長さL1は、図5に示すように、サイドシール96の幅L2と等しい。また、スペーサ104の軸線方向の長さL3は、サイドシール96の外側端からローラ支持部91eまでの長さと等しい。
4.潤滑剤保持ローラ100の回転
次に、図6を参照して、潤滑剤保持ローラ100の回転について説明する。
画像形成が開始されて本体ケーシング10のモータ(図示せず)が駆動すると、現像ローラ92は、モータの駆動を受けて、反時計方向に回転し始める。
このとき、現像ローラ92と接触している潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92の回転に伴って従動回転し始める。すると、潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92の回転方向とは異なる方向(時計方向)に回転するとともに、現像ローラ92の周速と等しい速度で回転する。
次に、潤滑剤保持ローラが回転したときの潤滑剤の移動について説明する。
サイドシール76上から現像ローラ92の外周面上に付着している潤滑剤Aは、現像ローラ92の回転に伴い、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100の接触部に移動する。尚、潤滑剤Aは、現像ローラとサイドシールとの摺接によって、熱せられている。また、潤滑剤保持ローラ100の外周面上に保持されている潤滑剤Bは、潤滑剤保持ローラ100の回転に伴い、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100の接触部に移動する。このとき、潤滑剤Bの温度は、潤滑剤Aの温度よりも低い。
すると、潤滑剤Aと潤滑剤Bは、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100の接触部および接触部近傍にて混ざり合う。このとき、混ざり合った潤滑剤Cの温度は、潤滑剤Aの温度よりも低く、かつ、潤滑剤Bの温度よりも高い。その後、混ざり合った潤滑剤Cは、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100の接触部を通過した後に、再び現像ローラ92の外周面および潤滑剤保持ローラ100の外周面へと付着する。このとき、現像ローラ92の外周面に付着した潤滑剤の温度と、潤滑剤保持ローラ100の外周面に付着した潤滑剤の温度は、等しい。
その後、現像ローラ92に付着した潤滑剤は、現像ローラ92とサイドシール96との接触部に到達する。このとき、現像ローラ92に付着した潤滑剤の温度は、現像ローラ92とサイドシール96との摩擦熱によって上昇する。一方、潤滑剤保持ローラ100に付着した潤滑剤は、再び現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100との接触部に到達するまでの間に、外気と触れる。すると、潤滑剤保持ローラ100に付着した潤滑剤の温度は、低下する。さらに、潤滑剤保持ローラ100に付着した潤滑剤の温度は、被覆部103を介して本体部102に伝わることによっても低下する。
5.実施形態1の作用効果
(1)潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92の外周面上におけるサイドシール96との接触部分92aと接触するように配置されている。
このような構成によれば、潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92と接触することで、現像ローラ92に付着した潤滑剤を保持する。潤滑剤保持ローラ100に保持された潤滑剤は、潤滑剤保持ローラ100の回転に伴い、外気に触れることで冷却される。その後、潤滑剤保持ローラ100の回転に伴い、冷却された潤滑剤は、再び現像ローラ92に付着する。すると、現像ローラ92上において、潤滑剤保持ローラ100に保持されて冷却された潤滑剤は、サイドシール96との摺接によって発熱した潤滑剤と混ざり合う。そのため、現像ローラ92とサイドシール96との間に介在する潤滑剤の温度上昇は、抑制される。その結果、現像ローラ92とサイドシール96との接触部の温度上昇を抑制することができる。
つまり、現像ユニット90の外部へのトナー漏れを抑制することができる。
(2)潤滑剤保持ローラ100の回転方向は、現像ローラ92の回転方向と等しい。
このような構成によれば、現像ローラ92の回転方向が逆回転の場合に比べて、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100の摩擦は、小さくなる。そのため、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100との間の摩擦熱は、小さくなる。その結果、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100との間に介在する潤滑剤の発熱を抑制することができる。
つまり、現像ローラ92とサイドシール96との接触部の温度上昇をより抑制することができる。
(3)潤滑剤保持ローラ100の周速は、現像ローラ92の周速と等しい。
このような構成によれば、現像ローラ92から潤滑剤保持ローラ100へと移動する潤滑剤の量と、潤滑剤保持ローラ100から現像ローラ92へと移動する潤滑剤の量と、を略均一にすることができる。
つまり、現像ローラ92とサイドシール96との間に介在する潤滑剤の量を減少させることなく、現像ローラ92とサイドシール96との接触部の温度上昇を抑制することができる。
(4)潤滑剤保持ローラ100は、現像ユニット90が予め新品のときから潤滑剤を保持している。
このような構成によれば、画像形成開始時から、潤滑剤保持ローラ100に保持された潤滑剤と、現像ローラ92に付着した潤滑剤と、を混ぜることができる。
つまり、画像形成開始時から、現像ローラ92とサイドシール96との間に介在する潤滑剤の量を減少させることなく、現像ローラ92とサイドシール96との接触部の温度上昇を抑制することができる。
(5)潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92の外周面上におけるサイドシール96との接触部分92aにのみ接触している。
このような構成によれば、潤滑剤保持ローラ100は、現像ローラ92の現像剤担持領域と接触しない。そのため、現像ローラ92と潤滑剤保持ローラ100とが接触することによって、現像ローラ92に担持された現像剤は、潤滑剤保持ローラ100に付着しない。
つまり、感光ドラム81への現像剤の供給不足に起因する画像形成不良を抑制できる。
(6)潤滑剤保持ローラ100は、軸101と、軸101を覆う本体部102と、本体部102を覆うとともに現像ローラ92の外周面と接触する被覆部103と、を備えている。また、本体部102は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる。
このような構成によれば、現像ローラ92の外周面に付着した潤滑剤は、被覆部103に保持される。すると、被覆部103に保持された潤滑剤の熱は、被覆部103を介して本体部102へと伝わる。そのため、潤滑剤保持ローラ100に付着した潤滑剤の温度は、低下する。
つまり、現像ローラ92とサイドシール96との接触部の温度上昇をより抑制することができる。
<実施形態2>
図7を参照して、実施形態2の潤滑剤保持ローラ200の構成について説明する。尚、実施形態1と同様の構成については、同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
潤滑剤保持ローラ200は、軸101と、軸101の周囲に設けられた本体部201と、本体部201の周囲に設けられた被覆部103と、本体部201および被覆部103の位置を調整するためのスペーサ104と、軸101をローラ支持部91eに固定するための止め輪105と、を備えている。
本体部201は、軸101の挿入部101aを挿入するための第1貫通孔202と、第1貫通孔202の周囲に構成された複数(4つ)の第2貫通孔203と、を備えている。第1貫通孔202は、軸101の軸線方向に貫通するように形成されている。複数(4つ)の第2貫通孔203は、軸101の軸線方向に貫通するように形成されるとともに、互いに離れて配置されている。
このような構成によれば、潤滑剤保持ローラ100の回転に伴い、複数(4つ)の第2貫通孔203に外気が流れ込む。すると、本体部201は、複数(4つ)の第2貫通孔203を通る外気によって冷却される。
つまり、潤滑剤保持ローラ100に保持された潤滑剤の熱をより安定して冷却することができる。
<変形例>
本実施形態において、潤滑剤保持ローラは、軸と、軸を覆うように設けられた本体部と、本体部を覆うように設けられた被覆部と、を備えている。しかし、本発明は、これに限定されない。たとえば、軸と、軸を覆うように被覆部を設けていてもよい。
1 レーザプリンタ
60 ドラムユニット
61 感光ドラム
90 現像ユニット
91 現像ケーシング
91c 側壁
91e ローラ支持部
91f 貫通孔
92 現像ローラ
92a サイドシールとの接触部分
96 一対のサイドシール
100 潤滑剤保持ローラ
101 軸
102 本体部
103 被覆部
104 スペーサ
105 止め輪
200 潤滑剤保持ローラ
201 本体部
202 第1貫通孔
203 第2貫通孔

Claims (7)

  1. 外周面上に現像剤を担持する現像ローラと、
    前記現像ローラの外周面と接触するとともに、前記現像ローラとの接触面に潤滑剤を保持しているサイドシールと、
    前記現像ローラの外周面と接触し、前記現像ローラの外周面上の潤滑剤を吸収して保持する材質からなる潤滑剤保持ローラと、を備え、
    前記潤滑剤保持ローラは、前記現像ローラの外周面上における前記サイドシールとの接触部分と接触する、ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記潤滑剤保持ローラの回転方向は、前記現像ローラの回転方向と等しい、ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記潤滑剤保持ローラの周速は、前記現像ローラの周速と等しい、ことを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記潤滑剤保持ローラは、前記現像装置が新品のときから予め潤滑剤を保持している、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の現像装置。
  5. 前記潤滑剤保持ローラは、前記現像ローラの外周面上における前記サイドシールとの接触部分にのみ接触するように配置されている、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の現像装置。
  6. 前記潤滑剤保持ローラは、軸と、前記軸を覆う本体部と、前記本体部を覆うとともに前記現像ローラの外周面と接触する被覆部と、を備え、
    前記本体部は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の現像装置。
  7. 前記本体部は、前記軸の軸線方向に貫通し、前記軸を挿入するための第1貫通孔と、前記軸の軸線方向に貫通し、前記第1貫通孔の周囲に構成された第2貫通孔と、を有している、ことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
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