JP2013006264A - 加速度の調節機能を有する揺動体の揺動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部22は、回転軸線X1回りに規定される揺動体13の揺動にあたって、少なくとも1つの角度位置で、駆動モータ15に作用する重力による負荷トルクQを取得する。制御部22は、負荷トルクQが駆動モータ15の加減速を妨げる方向に作用する場合であるか、又は加減速を助ける方向に作用する場合であるかを考慮して、設定最大加速度を算出する。算出された設定最大加速度以下の加速度が加速時又は減速時の揺動体13の加速度として設定される。こうして制御部22は、揺動体13の加速時及び減速時の少なくともいずれかにおいて、負荷トルクQに応じて揺動体13の加速度を調節することができる。
【選択図】図7
Description
水平方向に延びる回転軸線回りに駆動モータによって揺動体を揺動させる際の前記揺動体の加速度を設定する揺動体の揺動制御装置であって、
前記回転軸線回りに規定される少なくとも1つの角度位置で、前記駆動モータに作用する重力による負荷トルクを取得し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を妨げる方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクから前記負荷トルクを減算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を助ける方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクに前記負荷トルクを加算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
算出された前記設定最大加速度以下の加速度が加速時又は減速時の前記揺動体の加速度として設定される揺動体の揺動制御装置が提供される。
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を妨げる方向に作用する場合、前記揺動体の加速時の角度範囲内又は減速時の角度範囲内の最大値の負荷トルクに基づき前記設定最大加速度を算出し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を助ける方向に作用する場合、前記揺動体の加速時の角度範囲内又は減速時の角度範囲内の最小値の負荷トルクに基づき前記設定最大加速度を算出する。
水平方向に延びる回転軸線回りに揺動自在の揺動体と、
前記回転軸線回りに前記揺動体を揺動させる駆動モータと、
加速時又は減速時の前記揺動体の加速度を設定最大加速度以下に設定する制御部と、を備える工作機械であって、
前記制御部は、
前記回転軸線回りに規定される少なくとも1つの角度位置で、前記駆動モータに作用する重力による負荷トルクを取得し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を妨げる方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクから前記負荷トルクを減算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を助ける方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクに前記負荷トルクを加算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
算出された前記設定最大加速度以下の加速度を、加速時又は減速時の前記揺動体の加速度として設定する、工作機械が提供される。
加速度a=(T−MRg・|sinθ|)/Jm
が導き出される。
加速度a=(T+MRg・|sinθ|)/Jm
が導き出される。
加速度a=(T−MRg・|sinθ|)/Jm
が導き出される。その一方で、負荷トルクQが揺動テーブル13の減速を助ける方向に作用する場合、所定の角度θの角度位置では、
加速度a=(T+MRg・|sinθ|)/Jm
が導き出される。
a=(T+Mg・|sinθ|)/Jm
に従って、設定最大加速度を算出する(ステップA41)。また、負荷トルクQが加減速を妨げる方向に作用する場合、制御部22は、前述したように数式
a=(T−Mg・|sinθ|)/Jm
に従って、設定最大加速度を算出する(ステップA42)。
(1)0°≦θS<θE≦90°
(2)0°≦θE<θS≦90°
(3)90°≦θS<θE≦180°
(4)90°≦θE<θS≦180°
(5)0°≦θS≦90°≦θE≦180°、かつθS<θE
(6)0°≦θE≦90°≦θS≦180°、かつθE<θS
(7)−90°≦θS≦0°≦θE≦90°、かつθS<θE
(8)−90°≦θS≦0°、かつ90°≦θE≦180°
(9)−180°≦θS≦−90°、かつ0°≦θE≦90°
(10)−180°≦θS≦−90°、かつ90°≦θE≦180°
この角度範囲において、負荷トルクがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
MRg・|sinθS|≦Q≦MRg・|sinθE|
また、この角度範囲では、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは加速を妨げる方向に作用する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T−MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθS|)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθE|)/Jm
である。加速終了時の角度位置θEは、以下に説明するように指令速度Vまで設定最大加速度amaxで加速するときに成立する関係式によって求められる。
速度V=((T−MRg・|sinθE|)/Jm)×(θE−θS)
で表される。θEは、この等式を解くことによって求められる。例えば、θEにθSから漸次増加する値を代入して等式が満足されるまで計算することによってθEを求めることができる。
(T+MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθE|)/Jm
amax=(T+MRg・|sinθS|)/Jm
である。減速開始時の角度位置θSは、指令速度Vから速度ゼロまで加速度amaxで減速した場合に成立する関係式
V=((T+MRg・|sinθS|)/Jm)×(θE−θS)
によって求められる。θSは、例えばθEから漸次減少する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
この角度範囲において、負荷トルクがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
MRg・|sinθE|≦Q≦MRg・|sinθS|
また、この角度範囲では、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは加速を助ける方向に作用する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T+MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθS|)/Jm
amax=(T+MRg・|sinθE|)/Jm
である。加速終了時の角度位置θEは、指令速度Vまで設定最大加速度amaxで加速するときに成立する関係式
V=((T+MRg・|sinθE|)/Jm)×(θS−θE)
によって求められる。θEは、例えばθSから漸次減少する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
(T−MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθE|)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθS|)/Jm
である。減速開始時の角度位置θSは、指令速度Vから速度ゼロまで設定最大加速度amaxで減速した場合に成立する関係式
V=((T−MRg・|sinθS|)/Jm)×(θS−θE)
によって求められる。θSは、例えばθEから漸次増大する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
この角度範囲において、負荷トルクがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
MRg・|sinθE|≦Q≦MRg・|sinθS|
また、この角度範囲では、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは加速を妨げる方向に作用する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T−MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθE|)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθS|)/Jm
である。加速開始時の角度位置θSは指令開始時の角度位置である。
(T+MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθS|)/Jm
amax=(T+MRg・|sinθE|)/Jm
である。減速終了時の角度位置θEは指令終了時の角度位置である。
この角度範囲において、負荷トルクがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
MRg・|sinθS|≦Q≦MRg・|sinθE|
また、この角度範囲では、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは加速を助ける方向に作用する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T+MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθE|)/Jm
amax=(T+MRg・|sinθS|)/Jm
である。加速開始時の角度位置θSは指令開始時の角度位置である。
(T−MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθS|)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθE|)/Jm
である。減速終了時の角度位置θEは指令終了時の角度位置である。
この角度範囲において、負荷トルクがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
MRg・|sinθS|≦Q≦MRg(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
MRg・|sinθE|≦Q≦MRg(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
(T−MRg)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθS|)/Jm(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
(T−MRg)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθE|)/Jm(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
amax=(T−MRg)/Jm
である。
(T+MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
(T+MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
amax=(T+MRg・|sinθS|)/Jm
であり、|θS−90°|<|θE−90°|の場合は、
amax=(T+MRg・|sinθE|)/Jm
である。減速開始時の角度位置θSは、指令速度Vから速度ゼロまで設定最大加速度amaxで減速した場合に成立する関係式
V=((T+MRg・|sinθE|)/Jm)×(θE−θS)
によって求められる。θSは、例えばθEから漸次減少する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
この角度範囲において、負荷トルクがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
MRg・|sinθS|≦Q≦MRg(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
MRg・|sinθE|≦Q≦MRg(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
(T+MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
(T+MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
amax=(T+MRg・|sinθS|)/Jm
であり、|θS−90°|<|θE−90°|の場合は、
amax=(T+MRg・|sinθE|)/Jm
である。
V=((T+MRg・|sinθS|)/Jm)×(θS−θE)(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
V=((T+MRg・|sinθE|)/Jm)×(θS−θE)(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
によって求められる。θEは、例えばθSから漸次減少する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
(T−MRg)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθS|)/Jm(|θE−90°|≦|θS−90°|の場合)
(T−MRg)/Jm≦a≦(T−MRg・|sinθE|)/Jm(|θS−90°|<|θE−90°|の場合)
amax=(T−MRg)/Jm
である。
この角度範囲において、負荷トルクQがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
−MRg・|sinθE|≦Q≦MRg・|sinθS|
負荷トルクQは、0°の角度位置を境界として作用方向が変化する。上記不等式において、負の値を有する負荷トルクQは、作用方向が反対向きであることを意味する。この角度範囲において、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは、加速を助ける方向から加速を妨げる方向に変化する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T−MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθS|)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθE|)/Jm
である。加速終了時の角度位置θEは、指令速度Vまで設定最大加速度amaxで加速するときに成立する関係式
V=((T−MRg・|sinθE|)/Jm)×(θE−θS)
によって求められる。θEは、例えばθSから漸次増加する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
(T−MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθE|)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθS|)/Jm
である。減速開始時の角度位置θSは、指令速度Vから速度ゼロまで設定最大加速度amaxで減速した場合に成立する関係式
V=((T−MRg・|sinθS|)/Jm)×(θE−θS)
によって求められる。θSは、例えばθEから漸次減少する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
この角度範囲において、負荷トルクQがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
−MRg≦Q≦MRg・|sinθS|
負荷トルクQは、0°の角度位置を境界として作用方向が変化する。上記不等式において、負の値を有する負荷トルクQは、作用方向が反対向きであることを意味する。この角度範囲において、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは、加速を助ける方向から加速を妨げる方向に変化する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T−MRg)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθS|)/Jm
amax=(T−MRg)/Jm
である。
(T−MRg・|sinθS|)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθS|)/Jm
である。減速開始時の角度位置θSは、指令速度Vから速度ゼロまで設定最大加速度amaxで減速した場合に成立する関係式
V=((T−MRg・|sinθS|)/Jm)×(θE−θS)
によって求められる。θSは、例えばθEから漸次減少する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
この角度範囲において、負荷トルクQがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
−MRg・|sinθE|≦Q≦MRg
負荷トルクQは、0°の角度位置を境界として作用方向が変化する。上記不等式において、負の値を有する負荷トルクQは、作用方向が反対向きであることを意味する。この角度範囲において、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは、加速を助ける方向から加速を妨げる方向に変化する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T−MRg・|sinθE|)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm
amax=(T−MRg・|sinθE|)/Jm
である。加速終了時の角度位置θEは、指令速度Vまで設定最大加速度amaxで加速するときに成立する関係式
V=((T−MRg・|sinθE|)/Jm)×(θE−θS)
によって求められる。θEは、例えばθSから漸次増加する値を代入してこの等式が満足されるまで計算することによって求められる。
(T−MRg)/Jm≦a≦(T+MRg・|sinθE|)/Jm
amax=(T−MRg)/Jm
である。
この角度範囲において、負荷トルクQがとりうる範囲は次の不等式で表わされる。
−MRg≦Q≦MRg
負荷トルクQは、0°の角度位置を境界として作用方向が変化する。上記不等式において、負の値を有する負荷トルクQは、作用方向が反対向きであることを意味する。この角度範囲において、揺動テーブル13の加速時における負荷トルクQは、加速を助ける方向から加速を妨げる方向に変化する。したがって、負荷トルクQの範囲に対応する加速度aの範囲は次の不等式で表わされる。
(T−MRg)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm
本実施形態においては、この加速度aの範囲内の最小値を設定最大加速度として設定するので、加速時の設定最大加速度amaxは、
amax=(T−MRg)/Jm
である。
(T−MRg)/Jm≦a≦(T+MRg)/Jm
減速時の設定最大加速度amaxは、前述した加速時の設定最大加速度amaxと同様に加速度aの範囲内の最小値であるため、
amax=(T−MRg)/Jm
である。
15 駆動モータ(サーボモータ)
13 揺動体(揺動テーブル)
22 揺動制御装置、制御部
X1 回転軸線
Claims (5)
- 水平方向に延びる回転軸線回りに駆動モータによって揺動体を揺動させる際の前記揺動体の加速度を設定する揺動体の揺動制御装置であって、
前記回転軸線回りに規定される少なくとも1つの角度位置で、前記駆動モータに作用する重力による負荷トルクを取得し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を妨げる方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクから前記負荷トルクを減算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を助ける方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクに前記負荷トルクを加算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
算出された前記設定最大加速度以下の加速度が加速時又は減速時の前記揺動体の加速度として設定されることを特徴とする揺動体の揺動制御装置。 - 請求項1に記載の揺動体の揺動制御装置において、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を妨げる方向に作用する場合、前記揺動体の加速時の角度範囲内又は減速時の角度範囲内の最大値の負荷トルクに基づき前記設定最大加速度を算出し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を助ける方向に作用する場合、前記揺動体の加速時の角度範囲内又は減速時の角度範囲内の最小値の負荷トルクに基づき前記設定最大加速度を算出することを特徴とする揺動体の揺動制御装置。 - 請求項1に記載の揺動体の揺動制御装置において、前記揺動体の加速時には、前記揺動体の加速の開始時の角度位置に基づき前記設定最大加速度を算出し、前記揺動体の減速時には、前記揺動体の減速の終了時の角度位置に基づき前記設定最大加速度が算出されることを特徴とする揺動体の揺動制御装置。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の揺動体の揺動制御装置において、前記設定最大加速度を、前記駆動モータの出力トルクを前記イナーシャで除算した値以下に設定することを特徴とする揺動体の揺動制御装置。
- 水平方向に延びる回転軸線回りに揺動自在の揺動体と、
前記回転軸線回りに前記揺動体を揺動させる駆動モータと、
加速時又は減速時の前記揺動体の加速度を設定最大加速度以下に設定する制御部と、を備える工作機械であって、
前記制御部は、
前記回転軸線回りに規定される少なくとも1つの角度位置で、前記駆動モータに作用する重力による負荷トルクを取得し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を妨げる方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクから前記負荷トルクを減算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
前記負荷トルクが前記駆動モータの加減速を助ける方向に作用する場合、前記駆動モータの出力トルクに前記負荷トルクを加算して得られる値を、前記回転軸線回りのイナーシャで除算した値を設定最大加速度として算出し、
算出された前記設定最大加速度以下の加速度を、加速時又は減速時の前記揺動体の加速度として設定することを特徴とする工作機械。
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