JP2013005514A - スイッチング電源回路 - Google Patents

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典之 篠塚
Yasushi Hori
靖 堀
Takuya Yamamura
拓也 山村
Yuji Claudio Inaba
雄次 クラウジオ 稲場
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Abstract

【課題】電源回路の稼働時に入力電圧の急激な上昇が発生した場合に於いても、出力電圧のオーバーシュートを低減可能とする。
【解決手段】スイッチング電源回路40は、入力電圧Vigを、電界効果トランジスタTR40によって、スイッチング信号をトランス41の一次巻線に流し、二次巻線に生成された電力を整流ダイオードD40と平滑コンデンサC40によって、所定の二次側電圧Voに変換して出力する。このスイッチング電源回路40は、入力電圧Vigの微分値dv/dtの所定量以上の変化を検出した場合に、電界効果トランジスタTR40を駆動するPWM信号のオン・デューティを狭くするオーバーシュート低減回路52を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィードバック制御によって出力電圧を安定化しているスイッチング電源回路に関する。
近年、電源回路に於いて、出力電圧をフィードバック制御することにより、出力電圧を所望の値とするものが多く用いられている。この電源回路は、例えばスイッチング電源回路である。
スイッチング電源回路の一例としてのフライバック電源回路では、スイッチング素子をオンしてトランスの一次側に通電してコアにエネルギーを蓄えた後、スイッチング素子をオフしてコアに蓄えられたエネルギーを二次側から放出し、整流ダイオードと平滑コンデンサからなる整流回路を介して直流電圧を出力する。このスイッチング電源回路は、出力した直流電圧をフィードバックしてスイッチング素子のオン・デューティを制御し、出力電圧を所望の値としている。当該スイッチング電源回路は、トランスの一次側に印加された入力電圧が急激に上昇すると、出力電圧にオーバーシュートが発生する、という問題を有している。
スイッチング電源回路の起動時に於いて、入力電圧の急激な上昇に伴うオーバーシュートを低減する技術として、ソフトスタート回路が知られている。
また、電源回路の起動時に於いて、入力電圧の立ち上がりによる起動時ラッシュ電流が流れる。このラッシュ電流が大きすぎると、当該スイッチング電源回路に電力を供給している前段の電源回路または電池が過電流状態となる。この過電流状態により、電圧降下や電源のシャットダウンなど不具合が発生する場合がある。このような問題を回避する技術としても、ソフトスタート回路は有効である。
特許文献1には、リセット起動不良を生じさせることなく、オーバーシュートを抑制することができるスイッチング電源回路の技術が開示されている。
特許文献2には、入力バッテリ電源電圧に大きな周波数変動や電圧変動があっても、出力電圧の発振や、周波数変動や電圧変動によるオーバーシュートを防止する技術が開示されている。
特開2010−004584号公報 特開2002−034237号公報
特許文献1および特許文献2の発明は、電源回路の起動時に於けるオーバーシュートを低減するには有効である。しかし、電源回路の起動が終了し、通常稼働状態で入力電圧の急激な上昇が発生した場合には有効ではない、という課題がある。
そこで、本発明は、電源回路の稼働時に於いて、入力電圧の急激な上昇が発生した場合でも、出力電圧のオーバーシュートを低減可能なスイッチング電源回路を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、前記スイッチング電源回路は、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを狭く制約するリミッタと、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、所定期間に亘って前記リミッタに信号を出力し、前記スイッチングパルスのデューティを狭くするオーバーシュート低減回路と、を有することを特徴とするスイッチング電源回路とした。
このようにすることで、本実施形態に係るスイッチング電源回路によれば、入力電圧の急激な上昇が発生した場合でも、出力電圧のオーバーシュートを低減ができる。更に、フィードバック制御の応答時間を速めることなく制御しているので、フィードバック制御の安定性を損なわない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のスイッチング電源回路は更に、電源オンを検出すると、出力信号を初期化したのちに徐々に変化させるソフトスタート回路を有し、前記リミッタは、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを狭く制約すると共に、前記ソフトスタート回路の出力信号に応じてデューティの制約を緩め、前記オーバーシュート低減回路は、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記ソフトスタート回路の出力信号を初期化することを特徴とするスイッチング電源回路とした。
このようにすることで、本実施形態に係るスイッチング電源回路によれば、ソフトスタート回路を流用して、廉価かつ小型にオーバーシュートの低減ができる。
請求項3に記載の発明は、スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記スイッチング電源回路を所定期間に亘ってソフトスタート状態で動作させるオーバーシュート低減回路を有することを特徴とするスイッチング電源回路とした。
このようにすることで、本実施形態に係るスイッチング電源回路によれば、ソフトスタート状態を流用して、廉価かつ小型にオーバーシュートの低減が実現できる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のスイッチング電源回路は更に、電源オンを検出すると、出力信号を初期化したのちに徐々に変化させるソフトスタート回路と、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを制約し、前記ソフトスタート回路の出力信号に応じてデューティの制約を緩めるリミッタと、を有し、前記オーバーシュート低減回路は、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記ソフトスタート回路の出力信号を初期化することを特徴とするスイッチング電源回路とした。
このようにすることで、本実施形態に係るスイッチング電源回路によれば、ソフトスタート回路を流用して、廉価かつ小型に実現できる。
請求項5に記載の発明は、スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、所定期間に亘って前記スイッチング素子を一時的に停止させるオーバーシュート低減回路を有することを特徴とするスイッチング電源回路とした。
このようにすることで、本実施形態に係るスイッチング電源回路は、リミッタを用いずに構成できるので、廉価かつ容易に実現できる。
請求項6に記載の発明は、スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを、前記入力電圧の変化に応じて狭くしたのちに、前記出力電圧のオーバーシュートが所定許容電圧以下となるように前記スイッチングパルスのデューティを規定値に復帰させる制御を行うオーバーシュート低減回路を有することを特徴とするスイッチング電源回路とした。
このようにすることで、本実施形態に係るスイッチング電源回路によれば、スイッチングパルスのデューティの処理によって、出力電圧のオーバーシュートを低減可能である。
本発明によれば、電源回路の稼働時に於いて、入力電圧の急激な上昇が発生した場合でも、出力電圧のオーバーシュートを低減可能なスイッチング電源回路を提供することが可能となる。
第1の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。 第1の実施形態に於けるオーバーシュート低減回路を示す図である。 従来技術に於けるスイッチング電源回路の動作を示す図である。 第1の実施形態に於けるスイッチング電源回路の動作を示す図である。 第1の実施形態に於けるタイムチャート(その1)を示す図である。 第1の実施形態に於けるタイムチャート(その2)を示す図である。 第2の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。 第3の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。 第4の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。
以降、本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。
本実施形態のスイッチング電源回路40は、一次側電源が印加する入力電圧Vigを入力信号として、所定電圧である二次側電圧Voを出力信号として出力する電源回路である。
スイッチング電源回路40は、分圧抵抗R42H,R42Lと、リファレンス電源43と、エラーアンプ44と、抵抗R44と、リミッタ45と、発振器46と、コンパレータ47と、電界効果トランジスタTR40と、トランス41と、整流ダイオードD40と、平滑コンデンサC40と、負荷Z40と、ソフトスタート回路50とを有している。
リファレンス電源43は、リファレンス電圧Vrefを印加する電圧源である。エラーアンプ44は、例えば演算増幅器であり、反転入力端子に印加された電圧と、非反転入力端子に印加された電圧との電圧差を、増幅して出力端子に出力する機能を有している。エラーアンプ44の出力端子には、エラー出力信号Verrが出力される。リミッタ45は、入力アナログ信号を、制御アナログ信号によって制限した信号を出力する機能を有している。
発振器46は、所定の周波数の三角波の発振信号を出力する機能を有している。コンパレータ47は、例えば演算増幅器であり、反転入力端子に印加された電圧と、非反転入力端子に印加された電圧を比較して、比較結果を出力する機能を有している。コンパレータ47は、反転入力端子に印加された電圧よりも、非反転入力端子に印加された電圧の方が高い場合には、Hレベルを出力する。コンパレータ47は、反転入力端子に印加された電圧よりも、非反転入力端子に印加された電圧の方が低い場合には、Lレベルを出力する。
電界効果トランジスタTR40は、ゲート端子に印加された電圧に応じて、ドレイン端子とソース端子とを導通するか否かを切り換える機能を有している。トランス41は、一次巻線と二次巻線を磁心が共有し、一次巻線に流れるスイッチング信号を、二次巻線に流れるパルス電流に変換する機能を有している。
ソフトスタート回路50は、一次側電源をオンして入力電圧Vigを印加し、スイッチング電源回路40を起動したとき、二次側電圧Voを徐々に上昇させる機能を有している。
トランス41の二次巻線は、順方向に接続された整流ダイオードD40を介して平滑コンデンサC40と、負荷Z40とに並列接続されている。整流ダイオードD40のカソード端子には、このスイッチング電源回路40の出力電圧である二次側電圧Voが発生する。
スイッチング電源回路40の二次側電圧Voは、分圧抵抗R42H,R42Lの直列回路によって分圧される。分圧抵抗R42Hと分圧抵抗R42Lとの接続ノードは、エラーアンプ44の反転入力端子に接続されている。エラーアンプ44の反転入力端子は、更に、抵抗R44を介してエラーアンプ44の出力端子に接続されている。エラーアンプ44の非反転入力端子は、リファレンス電源43に接続されている。
リミッタ45の入力アナログ端子には、エラーアンプ44の出力端子が接続されている。リミッタ45の制御アナログ端子には、後述するソフトスタート回路50の出力側が接続されている。リミッタ45の出力側は、コンパレータ47の非反転入力端子に接続されている。コンパレータ47の反転入力端子には、発振器46が接続され、コンパレータ47の出力端子には、電界効果トランジスタTR40のゲート端子が接続されている。
リミッタ45は、エラーアンプ44の出力信号を制約することによって、電界効果トランジスタTR40を駆動するPWM(Pulse Width Modulation)信号のオン・デューティを狭く制約する。リミッタ45は更に、ソフトスタート回路50の出力信号に応じて、エラーアンプ44の出力信号の制約を緩めることによって、PWM信号のオン・デューティの制約を緩める。
電界効果トランジスタTR40のドレイン端子は、トランス41の一次巻線を介して、入力電圧Vigを印加する一次側電源に接続され、電界効果トランジスタTR40のソース端子は、グランドに接続されている。
ソフトスタート回路50は、UVLO(Under Voltage Lock Out)51と、スイッチSW51と、オーバーシュート低減回路52と、スイッチSW52と、コンデンサC50と、分圧抵抗R53H,R53Lと、一次側電源による電流源53とを有している。
入力電圧Vigを印加する一次側電源は、UVLO51とオーバーシュート低減回路52に接続され、UVLO51の出力側は、スイッチSW51の切替端子に接続されている。スイッチSW51は、コンデンサC50および分圧抵抗R53Lに並列に接続されている。オーバーシュート低減回路52の出力側は、スイッチSW52の切替端子に接続されている。オーバーシュート低減回路52の出力端子には、一次側電源が印加する入力電圧Vigの微分値に対応する出力電圧(dv/dt)が発生する。スイッチSW52は、コンデンサC50および分圧抵抗R53Lに並列に接続されている。ソフトスタート回路50の出力信号であるコンデンサ電圧Vcは、コンデンサC50の両端に発生する電圧である。
電流源53は、分圧抵抗R53H,R53Lの直列回路を介してグランドに接続され、分圧抵抗R53Hと分圧抵抗R53Lとの接続ノードが、このソフトスタート回路50の出力側となる。
ソフトスタート回路50の出力側は、リミッタ45の制御アナログ端子に接続され、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrを所定値に制限する機能を有している。
図2は、第1の実施形態に於けるオーバーシュート低減回路を示す図である。
オーバーシュート低減回路52は、コンデンサC54と、抵抗R54Hと、抵抗R54Lと、ダイオードD55と、コンデンサC55と、抵抗R56とを有している。
オーバーシュート低減回路52は、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出した場合に、ソフトスタート回路50の出力信号を初期化して、所定期間に亘ってソフトスタート状態とすることで、このスイッチング電源回路40のオーバーシュートを低減する。
入力電圧Vigを印加する一次側電源は、コンデンサC54を介して抵抗R54Hの一端に接続されている。この抵抗R54Hの他端には更に、逆方向のダイオードD55と、抵抗R54Lと、コンデンサC55が並列接続されてグランドに接続され、更に抵抗R56を介してNPN型トランジスタSW52のベース端子に接続されている。このベース端子に印加される電圧は、一次側電源が印加する入力電圧Vigの時間微分値に対応する出力電圧(dv/dt)である。
NPN型トランジスタSW52のエミッタ端子はグランドに接続されている。NPN型トランジスタSW52のベース端子に所定値以上の電圧が印加されると、NPN型トランジスタSW52はスイッチオンし、コレクタ端子とエミッタ端子を介してコンデンサC50(図1)を放電する。
(第1の実施形態の動作)
図1を基に、スイッチング電源回路40の電源オンから定常状態までの動作を説明する。
《ソフトスタート回路の動作》
ソフトスタート回路50は、入力電圧Vigの急激な上昇に伴う、二次側電圧Voの急激な上昇を抑止する機能を有している。以下に、ソフトスタート回路50の動作を説明する。
一次側電源がオンすると、この一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になるまで、UVLO51は信号を出力し、スイッチSW51は閉じた状態となる。このとき、ソフトスタート回路50の出力電圧は0Vであり、リミッタ45の制御アナログ端子に印加されている。リミッタ45の出力電圧は0Vに抑制されている。このとき、コンパレータ47は信号を出力せず、トランス41にはスイッチング信号は流れない。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になると、UVLO51は信号の出力を停止し、スイッチSW51は開いた状態となる。このときから、ソフトスタート回路50のコンデンサC50は、電流源53と分圧抵抗R53H,R53Lの直列回路を介して所定値まで充電される。コンデンサC50に充電された電圧は、リミッタ45の制御アナログ端子に印加され、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrの制限を徐々に緩和する。
《スイッチング電源回路のフィードバック制御の動作》
スイッチング電源回路40は、フィードバック制御によって二次側電圧Voを安定化している。以下に、スイッチング電源回路40のフィードバック制御の動作を説明する。
電界効果トランジスタTR40のゲート端子には、スイッチングパルスであるPWM信号が印加されている。PWM信号は、電界効果トランジスタTR40のドレイン端子とソース端子の間のオン/オフ制御を行う。電界効果トランジスタTR40のドレイン端子とソース端子間のオン/オフに伴い、トランス41の一次巻線には、入力電圧Vigを印加する一次側電源からのスイッチング信号であるパルス電流が流れる。
トランス41の一次巻線にスイッチング信号であるパルス電流が流れると共に、トランス41が駆動され、トランス41の二次巻線にもパルス電流が徐々に増大する。このパルス電流は、整流ダイオードD40と平滑コンデンサC40によって整流されて、二次側電圧Voを発生する。二次側電圧Voは、負荷Z40に印加されると共に、分圧抵抗R42H,R42Lの直列回路によって分圧され、エラーアンプ44の反転入力端子に印加される。エラーアンプ44の出力端子には、二次側電圧Voの分圧値とリファレンス電圧Vrefとの差分にゲインGを掛けたエラー出力信号Verrが出力される。このエラー出力信号Verrは、リミッタ45によって所定の値を超えないよう制限され、コンパレータ47の非反転入力端子に印加される。
コンパレータ47の反転入力端子には更に、発振器46が出力する三角波の発振信号が印加される。コンパレータ47の出力信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号であり、リミッタ45の出力信号に応じたオン・デューティを有している。このPWM信号は、電界効果トランジスタTR40のベース端子に印加され、電界効果トランジスタTR40をスイッチング動作させる。
二次側電圧Voが増大すると、エラー出力信号Verrは減少して、PWM信号のオン・デューティは減少する。これにより、二次側電圧Voの増大は抑止される。二次側電圧Voが減少すると、エラー出力信号Verrは増大して、PWM信号のオン・デューティは増大する。これにより、二次側電圧Voの減少は抑止される。スイッチング電源回路40は、このようにフィードバック制御することにより、二次側電圧Voを安定化している。
図3は、従来技術に於けるスイッチング電源回路の動作を示す図である。図3は、オーバーシュート低減回路52が動作していない場合に於けるスイッチング電源回路40の動作である。第1の図の縦軸は、スイッチング電源回路40への入力電圧Vigを示している。第2の図の縦軸は、スイッチング電源回路40の制御デューティ(オン・デューティ)を示している。第3の図の縦軸は、二次側電圧Voを示している。第1から第3の図の横軸は、共通する時間tを示している。
タイミングt0以前に於いて、入力電圧Vigは一定であり、制御デューティ(オン・デューティ)と二次側電圧Voは一定である。
タイミングt0からタイミングt1に於いて、入力電圧Vigは時間と共に下降する。例えば、自動車の電装系に於いて、セルモータを駆動させている場合である。このスイッチング電源回路40は、二次側電圧Voが一定になるようにフィードバック制御しているので、制御デューティ(オン・デューティ)は次第に上昇する。
タイミングt1に於いて、入力電圧Vigが急激に上昇した場合を考える。例えば、自動車の電装系に於いて、セルモータの駆動を停止した場合である。スイッチング電源回路40のフィードバック制御には所定時間の応答遅れが発生するため、入力電圧Vigの急激な上昇に伴って、二次側電圧Voのオーバーシュートが発生する。
タイミングt2に於いて、フィードバック制御によって二次側電圧Voのオーバーシュートは抑制される。二次側電圧Voは、所定時間(タイミングt1〜タイミングt2)に亘ってオーバーシュートする。
二次側電圧Voのオーバーシュートは、フィードバック制御の応答遅れが原因であるから、フィードバック制御の応答を速くすることによって、オーバーシュートを小さくすることが可能である。しかし、フィードバック制御の応答を速くすると、発振しやすくなるという副作用が発生する。よって、スイッチング電源回路40のフィードバック制御の応答を速くすることなく、二次側電圧Voのオーバーシュートを低減させることが必要である。
《オーバーシュート低減回路とソフトスタート回路の動作》
図2に基き、オーバーシュート低減回路52の動作を説明する。
本実施形態のオーバーシュート低減回路52は、スイッチング電源回路40の稼働時に於いて、一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇を検知して、ソフトスタート回路50を動作させる機能を有している。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが急激に上昇すると、コンデンサC54と抵抗R54HとコンデンサC55を介して、オーバーシュート低減回路52の出力電圧(dv/dt)は上昇する。出力電圧(dv/dt)の上昇により、NPN型トランジスタSW52はオンし、コンデンサC50(図1)を放電する。ソフトスタート回路50は動作を開始し、スイッチング電源回路40の二次側電圧Voを抑制する。
所定時間が経過すると、コンデンサC55の電荷は、抵抗R54Lを介して放電され、このオーバーシュート低減回路52の出力電圧(dv/dt)は下降する。出力電圧(dv/dt)の下降により、抵抗R56を介して接続されているNPN型トランジスタSW52は所定時間の後にオフし、コンデンサC50(図1)は徐々に充電され、ソフトスタート回路50の出力信号の電圧は徐々に増大する。リミッタ45は、ソフトスタート回路50の出力信号に応じてエラー出力信号Verrの制約を緩め、よってPWM信号のオン・デューティの制約を緩めている。
コンデンサC50(図1)が充電によって飽和したとき、ソフトスタート回路50は動作を停止し、スイッチング電源回路40の二次側電圧Voの抑制を停止する。
反対に、一次側電源が印加する入力電圧Vigの電圧が急激に下降すると、コンデンサC54と抵抗R54HとコンデンサC55を介して、この電圧の下降が伝達される。コンデンサC55の電圧降下が、ダイオードD55の順方向電圧降下と等しくなったとき、ダイオードD55に順方向電流が流れ、コンデンサC55は放電される。
スイッチング素子である電界効果トランジスタTR40、トランス41、整流ダイオードD40、および、平滑コンデンサC40は、入力電圧Vigを所定電圧である二次側電圧Voに変換するコンバータである。
図1に基き、スイッチング電源回路40の動作を説明する。
スイッチング電源回路40は、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出したとき、電界効果トランジスタTR40を駆動するPWM信号のオン・デューティを狭くすること、または、スイッチング電源回路40をソフトスタート状態で動作させることによって、二次側電圧Voのオーバーシュートを低減している。
ここでソフトスタート状態とは、ソフトスタート回路50からリミッタ45への出力信号が飽和していない状態のことをいう。このとき、リミッタ45は、エラーアンプ44の出力信号をソフトスタート回路の出力信号に応じて、その制約を緩めている。ソフトスタート回路50からリミッタ45への出力信号が飽和したとき、リミッタ45は、エラーアンプ44の出力信号の制約を最も緩めている。
エラー出力信号Verrは、このコンバータをフィードバック制御するエラー信号である。スイッチング電源回路40は、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出したとき、このコンバータをフィードバック制御するエラー出力信号Verrを制限すること、または、当該スイッチング電源回路40をソフトスタート状態で動作させることによって、二次側電圧Voのオーバーシュートを低減している。
図4は、第1の実施形態に於けるスイッチング電源回路の動作を示す図である。
タイミングt1以前に於ける動作は、図3に示す従来技術のスイッチング電源回路40の動作と同一である。
タイミングt1に於いて、入力電圧Vigが急激に上昇した場合を考える。スイッチング電源回路40のフィードバック制御には所定時間の応答遅れが発生するため、入力電圧Vigの急激な上昇に伴って、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrは急激に下降する。しかし、同時に、オーバーシュート低減回路52はスイッチSW52をオンして、ソフトスタート回路50の出力信号を一定期間に亘って出力する。エラーアンプ44のエラー出力信号Verrは、リミッタ45によって制限され、PWM信号の制御デューティ(オン・デューティ)は所定値以下に制限される。
以上の動作によって、スイッチング電源回路40の二次側電圧Voのオーバーシュートを低減することが可能である。
本実施形態に於いて、入力電圧Vigの急激な上昇によって、ソフトスタート回路50が信号を出力する期間は、フィードバック制御の応答遅れによるオーバーシュートの期間よりも、やや長いことが望ましい。これにより、オーバーシュートの期間すべてに亘ってソフトスタート回路50を動作させることが可能である。
図5は、第1の実施形態に於けるタイムチャート(その1)を示す図である。
タイミングt0以前に於いて、スイッチング電源回路40の入力電圧Vigは一定である。
タイミングt0に於いて、入力電圧Vigが急激に下降すると、オーバーシュート低減回路52の出力電圧(dv/dt)に小さな立ち下がりパルスが発生する。このとき、ソフトスタート回路50のコンデンサ電圧Vcは一定である。
タイミングt1に於いて、入力電圧Vigが急激に上昇すると、オーバーシュート低減回路52の出力電圧(dv/dt)に、立ち上がりパルスが発生する。この立ち上がりパルスによって、スイッチSW52が閉じて、ソフトスタート回路50のコンデンサC50は放電される。コンデンサ電圧Vcは急激に下降したのち、充電されて再び上昇する。
スイッチング電源回路40のソフトスタート回路50は、ソフトスタート状態で動作する。
エラー出力信号Verrは、リミッタ45によって抑制されて、第2のコンバータは一時的に停止する。または、第2のコンバータをフィードバック制御するエラー出力信号Verrは、リミッタ45によって制限されて、第2のコンバータが出力するPWM信号のオン・デューティは狭くなる。
スイッチング素子である電界効果トランジスタTR40は、一時的に停止するか、または、電界効果トランジスタTR40を駆動するスイッチングパルスのオン・デューティは狭くなる。
以上の動作により、スイッチング電源回路40は、二次側電圧Voのオーバーシュートを低減することが可能である。
図6は、第1の実施形態に於けるタイムチャート(その2)を示す図である。
タイミングt0以前に於いて、スイッチング電源回路40の入力電圧Vigは一定である。
タイミングt0に於いて、入力電圧Vigが、図5に示す例よりも更に急激に下降すると、オーバーシュート低減回路52の出力電圧(dv/dt)に、小さな立ち下がりパルスが発生する。ソフトスタート回路50の電流源53の最大電圧が低下することにより、コンデンサC50に蓄えられていた電荷は、分圧抵抗R53Lを介してグランドに放電し、コンデンサ電圧Vcは徐々に下降する。
タイミングt1に於いて、入力電圧Vigが急激に上昇すると、オーバーシュート低減回路52の出力電圧(dv/dt)に、比較的大きな立ち上がりパルスが発生する。この立ち上がりパルスによって、スイッチSW52が閉じて、ソフトスタート回路50のコンデンサC50は放電される。コンデンサ電圧Vcは一瞬下降したのちに、充電されて再び上昇する。このコンデンサ電圧Vcによって、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrを抑制しているので、入力電圧Vigの急激な上昇による、二次側電圧Voのオーバーシュートを抑制することが可能である。
(第1の実施形態の効果)
以上説明した第1の実施形態では、次の(A)〜(C)のような効果がある。
(A) 入力電圧Vigが急激に上昇したときに、ソフトスタート回路50を再起動して、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrを抑制している。これにより、入力電圧Vigの急激な上昇による、二次側電圧Voのオーバーシュートを抑制することが可能である。
(B) フィードバック制御の応答時間を速めることなく、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrを所定時間だけ抑制している。これにより、フィードバック制御の安定性を損なうことなく、二次側電圧Voのオーバーシュートを抑制することが可能である。
(C) 既存のソフトスタート回路50を流用しているため、廉価かつ小型のオーバーシュート低減回路52によって、二次側電圧Voのオーバーシュートを抑制することが可能である。
(第2の実施形態の構成)
図7は、第2の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。図1に示す第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同一の要素には同一の符号が付与されている。
本実施形態のスイッチング電源回路40Aは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40とは異なり、リファレンス電源43とリミッタ45とを有してないほかは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同様の構成を有している。
本実施形態のスイッチング電源回路40Aは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40とは異なり、ソフトスタート回路50の出力側がエラーアンプ44の非反転入力端子に接続され、エラーアンプ44の出力端子はコンパレータ47の非反転入力端子に直接に接続されている。その他は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同様に接続されている。
(第2の実施形態の動作)
図7を基に、スイッチング電源回路40Aの動作を説明する。
《ソフトスタート回路の動作》
本実施形態のソフトスタート回路50は、第1の実施形態のソフトスタート回路50と同様に入力電圧Vigの急激な上昇に伴う、二次側電圧Voの急激な上昇を抑止する機能を有し、更に定常状態に於いて、リファレンス電圧Vrefを出力する機能を有している。以下に、本実施形態のソフトスタート回路50の動作を説明する。
一次側電源がオンしたのちに、この一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になるまでの、本実施形態のソフトスタート回路50の動作は、第1の実施形態のソフトスタート回路50の動作と同様である。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になると、UVLO51は信号を停止し、スイッチSW51は開いた状態となる。このときから、ソフトスタート回路50のコンデンサC50は、電流源53と分圧抵抗R53H,R53Lの直列回路を介して所定値であるリファレンス電圧Vrefまで充電される。コンデンサC50に充電された電圧は、エラーアンプ44の非反転入力端子に印加され、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrの制限を徐々に緩和する。本実施形態のソフトスタート回路50は、定常状態に於いて、リファレンス電圧Vrefと同一の電圧を出力するように構成されている。
《スイッチング電源回路のフィードバック制御の動作》
スイッチング電源回路40Aは、フィードバック制御によって二次側電圧Voを安定化している。以下に、スイッチング電源回路40Aのフィードバック制御の動作を説明する。
電界効果トランジスタTR40のゲート端子には、スイッチングパルスであるPWM信号が印加されている。以下、二次側電圧Voが、分圧抵抗R42H,R42Lの直列回路によって分圧され、エラーアンプ44の反転入力端子に印加されるまでの動作は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40の動作と同様である。
エラーアンプ44の非反転入力端子には、リファレンス電圧として、ソフトスタート回路50のコンデンサ電圧Vcが印加されている。エラーアンプ44の出力端子には、二次側電圧Voとソフトスタート回路50のコンデンサ電圧Vcとの差分であるエラー出力信号Verrが出力される。このエラー出力信号Verrの電圧は、コンパレータ47の非反転入力端子に印加される。
コンパレータ47の反転入力端子には更に、発振器46が出力する三角波の発振信号が印加される。コンパレータ47の出力信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号であり、エラー出力信号Verrに応じたオン・デューティを有している。
二次側電圧Voが増大すると、エラー出力信号Verrは減少して、PWM信号のオン・デューティが減少する。PWM信号のオン・デューティの減少により、二次側電圧Voの増大は抑止される。二次側電圧Voが減少すると、エラー出力信号Verrは増大して、PWM信号のオン・デューティが増大する。PWM信号のオン・デューティの増大により、二次側電圧Voの減少は抑止される。スイッチング電源回路40Aは、このようにフィードバック制御することにより、二次側電圧Voを安定化している。
《オーバーシュート低減回路とソフトスタート回路の動作》
本実施形態のオーバーシュート低減回路52は、第1の実施形態のオーバーシュート低減回路52と同様に、スイッチング電源回路40Aの稼働時に於いて、一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇を検知して、ソフトスタート回路50を動作させる機能を有している。
本実施形態のソフトスタート回路50は、第1の実施形態のソフトスタート回路50とは異なり、出力信号がエラーアンプ44の非反転入力端子に印加されている。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが急激に上昇すると、ソフトスタート回路50は出力信号を低下させることにより、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrを抑制し、スイッチング電源回路40Aの二次側電圧Voを抑制する。
一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇の後、所定時間が経過すると、ソフトスタート回路50は、出力信号をリファレンス電圧Vrefまで徐々に上昇させる。スイッチング電源回路40Aは、ふたたびフィードバック制御を行うことが可能となる。
(第2の実施形態の効果)
以上説明した第2の実施形態では、次の(D)のような効果がある。
(D) リミッタ45やリファレンス電源43が不要であるため、廉価かつ小型なスイッチング電源回路40Aを実現可能である。
(第3の実施形態の構成)
図8は、第3の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。図1に示す第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同一の要素には同一の符号が付与されている。
本実施形態のスイッチング電源回路40Bは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40とは異なり、インバータINV57とトランジスタTR58を有し、リミッタ45とを有してないほかは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同様の構成を有している。インバータINV57は、入力信号のLレベルとHレベルを反転して出力する機能を有している。トランジスタTR58は、例えばNPN型トランジスタであり、ベース端子に信号が印加されたとき、コレクタ端子とエミッタ端子との間を導通する機能を有している。
本実施形態のスイッチング電源回路40Bは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40とは異なり、ソフトスタート回路50の出力側がインバータINV57を介してトランジスタTR58のベース端子に接続されている。更に、エラーアンプ44の出力端子は、コンパレータ47の非反転入力端子に直接に接続され、トランジスタTR58のコレクタ端子に接続されている。トランジスタTR58のエミッタ端子は、グランドに接続されている。その他は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同様に接続されている。
(第3の実施形態の動作)
図8を基に、スイッチング電源回路40Bの電源オンから定常状態までの動作を説明する。
《ソフトスタート回路の動作》
本実施形態のソフトスタート回路50は、第1の実施形態のソフトスタート回路50と同様に入力電圧Vigの急激な上昇に伴う、二次側電圧Voの急激な上昇を抑止する機能を有している。以下に、本実施形態のソフトスタート回路50の動作を説明する。
一次側電源がオンしたのち、この一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になるまで、UVLO51は信号を出力し、スイッチSW51は閉じた状態となる。ソフトスタート回路50の出力信号電圧は0Vであり、インバータINV57を介してトランジスタTR58のベース端子に電圧を印加する。このとき、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrの出力は停止して0Vとなり、二次側電圧Voは出力されない。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になると、UVLO51は信号を停止し、スイッチSW51は開いた状態となる。このときから、ソフトスタート回路50のコンデンサC50は、電流源53と分圧抵抗R53H,R53Lの直列回路を介して所定値まで充電される。コンデンサC50に充電された電圧が、インバータINV57の閾値を超えると、トランジスタTR58のベース端子に信号を出力しなくなり、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrの出力停止を解除する。このソフトスタート回路50によって、電源オン直後の急激な二次側電圧Voの上昇を抑止している。
《スイッチング電源回路のフィードバック制御の動作》
スイッチング電源回路40Bは、フィードバック制御によって二次側電圧Voを安定化している。以下に、スイッチング電源回路40Bのフィードバック制御の動作を説明する。
電界効果トランジスタTR40のゲート端子には、スイッチングパルスであるPWM信号が印加されている。以下、エラーアンプ44が、出力端子にエラー出力信号Verrを出力するまでの動作は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40の動作と同様である。
エラーアンプ44のエラー出力信号Verrは、ソフトスタート回路50によって、出力停止が可能なように構成されている。ソフトスタート回路50の出力信号であるコンデンサ電圧VcがLレベルのとき、インバータINV57によってトランジスタTR58がオンし、エラー出力信号Verrの出力を停止する。ソフトスタート回路50の出力信号であるコンデンサ電圧VcがLレベルのとき、インバータINV57によってトランジスタTR58がオフし、エラー出力信号Verrの出力停止を解除する。
エラー出力信号Verrは、コンパレータ47の非反転入力端子に印加される。発振器46の発振信号は、コンパレータ47の反転入力端子に印加される。コンパレータ47の出力信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号であり、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrに応じたオン・デューティを有している。
二次側電圧Voが増大すると、エラー出力信号Verrは減少して、PWM信号のオン・デューティが減少する。これにより、二次側電圧Voの増大は抑止される。二次側電圧Voが減少すると、エラー出力信号Verrは増大して、PWM信号のオン・デューティが増大する。これにより、二次側電圧Voの減少は抑止される。スイッチング電源回路40Bは、このようにフィードバック制御することにより、二次側電圧Voを安定化している。
《オーバーシュート低減回路とソフトスタート回路の動作》
本実施形態のオーバーシュート低減回路52は、第1の実施形態のオーバーシュート低減回路52と同様に、スイッチング電源回路40Bの稼働時に於いて、一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇を検知して、ソフトスタート回路50を動作させる機能を有している。
本実施形態のソフトスタート回路50は、第1の実施形態のソフトスタート回路50とは異なり、出力信号がインバータINV57で反転され、トランジスタTR58をオン/オフするように構成されている。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが急激に上昇すると、ソフトスタート回路50は出力信号を低下させ、インバータINV57を介してトランジスタTR58をオンすることにより、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrの出力を停止し、スイッチング電源回路40Bの二次側電圧Voのオーバーシュートを抑制する。
一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇の後、所定時間が経過すると、ソフトスタート回路50は、出力信号を徐々に上昇させる。この出力電圧がHレベルの閾値を超え、インバータINV57を介してトランジスタTR58をオフすることにより、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrの出力停止を解除する。これにより、スイッチング電源回路40Bは、ふたたびフィードバック制御を行うことが可能である。
スイッチング素子である電界効果トランジスタTR40、トランス41、整流ダイオードD40、および、平滑コンデンサC40は、入力電圧Vigを所定電圧である二次側電圧Voに変換するコンバータである。
スイッチング電源回路40Bは、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出した場合に、電界効果トランジスタTR40を一時的に停止させることによって、二次側電圧Voのオーバーシュートを低減している。
エラー出力信号Verrは、このコンバータをフィードバック制御するエラー信号である。スイッチング電源回路40Bは、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出したとき、エラー出力信号Verrの出力を停止し、当該コンバータを一時的に停止させることによって、二次側電圧Voのオーバーシュートを低減している。
(第3の実施形態の効果)
以上説明した第3の実施形態では、次の(E)のような効果がある。
(E) リミッタ45の代わりに、インバータとトランジスタによってエラーアンプ44のエラー出力信号Verrの出力を停止している。これにより、廉価に二次側電圧Voのオーバーシュートを抑制することが可能である。更に、スイッチング電源回路40Bを小型化することが可能である。
(第4の実施形態の構成)
図9は、第4の実施形態に於けるスイッチング電源回路を示す図である。図1に示す第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同一の要素には同一の符号が付与されている。
本実施形態のスイッチング電源回路40Cは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40とは異なり、リミッタ45を有しておらず、コンパレータ47とは異なるコンパレータ47dを有している他は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同様の構成を有している。本実施形態のコンパレータ47dは、非反転入力端子と反転入力端子に加えて、第2の非反転入力端子を有している。コンパレータ47dは、非反転入力端子に印加される信号を、第2の非反転入力端子に印加される信号によって制限したのち、反転入力端子と比較した結果を出力する機能を有している。
本実施形態のスイッチング電源回路40Cは、第1の実施形態のスイッチング電源回路40とは異なり、ソフトスタート回路50の出力側がコンパレータ47の第2の非反転入力端子に接続されている。更に、エラーアンプ44の出力端子は、コンパレータ47dの非反転入力端子に接続されている。その他は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40と同様に接続されている。
(第4の実施形態の動作)
図1を元に、スイッチング電源回路40Cの電源オンから定常状態までの動作を説明する。
《ソフトスタート回路の動作》
本実施形態のソフトスタート回路50は、第1の実施形態のソフトスタート回路50と同様に入力電圧Vigの急激な上昇に伴う、二次側電圧Voの急激な上昇を抑止する機能を有し、更に定常状態に於いて、リファレンス電圧Vrefを出力する機能を有している。以下に、本実施形態のソフトスタート回路50の動作を説明する。
一次側電源が印加する入力電圧Vigがオンしたのち所定値になるまでの、本実施形態のソフトスタート回路50の動作は、第1の実施形態のソフトスタート回路50の動作と同様である。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが所定値になると、UVLO51は信号を停止し、スイッチSW51は開いた状態となる。このときから、ソフトスタート回路50のコンデンサC50は、電流源53と分圧抵抗R53H,R53Lの直列回路を介して所定値まで充電される。コンデンサC50に充電された電圧は、コンパレータ47dの第2の非反転入力端子に印加され、非反転入力端子に印加されている信号の制限を徐々に緩和する。このソフトスタート回路50によって、電源オン直後の急激な二次側電圧Voの上昇を抑止している。
《スイッチング電源回路のフィードバック制御の動作》
スイッチング電源回路40Cは、フィードバック制御によって二次側電圧Voを安定化している。以下に、スイッチング電源回路40Cのフィードバック制御の動作を説明する。
電界効果トランジスタTR40のゲート端子には、スイッチングパルスであるPWM信号が印加されている。以下、エラーアンプ44が、出力端子にエラー出力信号Verrを出力するまでの動作は、第1の実施形態のスイッチング電源回路40の動作と同様である。
エラーアンプ44のエラー出力信号Verrは、コンパレータ47dの非反転入力端子に印加される。発振器46の発振信号は、コンパレータ47の反転入力端子に印加される。コンパレータ47dの第2の非反転入力端子には、ソフトスタート回路50の出力信号が印加される。
コンパレータ47dの出力信号は、PWM(Pulse Width Modulation)信号であり、エラーアンプ44のエラー出力信号Verrに応じたオン・デューティを有している。更にこのPWM信号のオン・デューティは、ソフトスタート回路50の出力信号に応じて制限される。
二次側電圧Voが増大すると、エラー出力信号Verrは減少し、PWM信号のオン・デューティが減少する。PWM信号のオン・デューティ減少により、二次側電圧Voの増大は抑止される。二次側電圧Voが減少すると、エラー出力信号Verrは増大し、PWM信号のオン・デューティが増大する。PWM信号のオン・デューティ増大により、二次側電圧Voの減少は抑止される。スイッチング電源回路40Cは、このようにフィードバック制御することにより、二次側電圧Voを安定化している。
《オーバーシュート低減回路とソフトスタート回路の動作》
本実施形態のオーバーシュート低減回路52は、第1の実施形態のオーバーシュート低減回路52と同様に、スイッチング電源回路40Cの稼働時に於いて、一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇を検知して、ソフトスタート回路50を動作させる機能を有している。
本実施形態のソフトスタート回路50は、第1の実施形態のソフトスタート回路50とは異なり、出力信号がコンパレータ47dの第2の非反転入力端子に印加されるよう構成されている。
一次側電源が印加する入力電圧Vigが急激に上昇すると、ソフトスタート回路50は出力信号を低下させ、コンパレータ47dの第2の非反転入力端子の電圧を低下させることにより、PWM信号のオン・デューティを抑制し、スイッチング電源回路40Cの二次側電圧Voを抑制する。
一次側電源が印加する入力電圧Vigの急激な上昇の後、所定時間が経過すると、ソフトスタート回路50は、出力信号が所定値になるまで、徐々に上昇させる。これにより、スイッチング電源回路40Cは、ふたたびフィードバック制御を行うことが可能となる。
(第4の実施形態の効果)
以上説明した第4の実施形態では、次の(F)のような効果がある。
(F) 本実施形態のスイッチング電源回路40Cに於いて、コンパレータ47dは、第2の非反転入力端子に印加された信号によって、非反転入力端子に印加された信号を制限している。リミッタ45を別途設ける必要がないため、廉価かつ小型なスイッチング電源回路40Cを実現可能である。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) 第1〜第4の実施形態のスイッチング電源回路40,40A,40B,40Cは、いずれもフライバック方式のスイッチング電源回路である。しかし、これに限られず、シングルエンディッドフォワード方式、プッシュプル方式、ハーフブリッジ方式、フルブリッジ方式、降圧チョッパ方式、マグアンプ方式、昇圧チョッパ方式、極性反転チョッパ方式など、いずれの方式のスイッチング電源回路に本発明を適用しても良い。
(b) 第1〜第4の実施形態のスイッチング電源回路40,40A,40B,40Cのトランス41は、いずれも一次巻線と二次巻線とを有している。しかし、これに限られず、更に複数の三次巻線を有しているトランスを用いたスイッチング電源回路であっても良い。
(c) 第1〜第4の実施形態のスイッチング電源回路40,40A,40B,40Cは、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出した場合に、電界効果トランジスタTR40を駆動するPWM信号のオン・デューティを、入力電圧Vigの変化に応じて狭くしたのちに、二次側電圧Voのオーバーシュートが所定許容電圧以下となるよう、PWM信号のオン・デューティを規定値に復帰させる制御を行っても良い。このように、オン・デューティの制御のみで、出力電圧Voのオーバーシュートを低減することが可能である。
(d) 第1〜第4の実施形態のスイッチング電源回路40,40A,40B,40Cは、入力電圧Vigの所定量以上の変化を検出した場合に、第2のコンバータをフィードバック制御するエラー出力信号Verrを、入力電圧Vigの変化に応じて制限したのちに、二次側電圧Voのオーバーシュートが所定許容電圧以下となるようにエラー信号を規定値に復帰させる制御を行っても良い。
40,40A,40B,40C スイッチング電源回路
41 トランス
D40 整流ダイオード
TR40 電界効果トランジスタ
C40 平滑コンデンサ
Z40 負荷
41 トランス
R42H,R42L 分圧抵抗
43 リファレンス電源
44 エラーアンプ
R44 抵抗
45 リミッタ
46 発振器
47,47d コンパレータ
50 ソフトスタート回路
51 UVLO
SW51 スイッチ
C50 コンデンサ
52 オーバーシュート低減回路
R53H,R53L 分圧抵抗
Vig 電源(入力電圧)
Vo 二次側電圧(所定電圧)
(dv/dt) 出力電圧(所定量以上の変化)
Vc コンデンサ電圧
53 電流源
SW52 スイッチ
SW52 NPN型トランジスタ
C54 コンデンサ
R54H 抵抗
R54L 抵抗
D55 ダイオード
C55 コンデンサ
R56 抵抗

Claims (6)

  1. スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、
    前記スイッチング電源回路は、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを狭く制約するリミッタと、
    前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、所定期間に亘って前記リミッタに信号を出力し、前記スイッチングパルスのデューティを狭くするオーバーシュート低減回路と、
    を有することを特徴とするスイッチング電源回路。
  2. 請求項1に記載のスイッチング電源回路は更に、
    電源オンを検出すると、出力信号を初期化したのちに徐々に変化させるソフトスタート回路を有し、
    前記リミッタは、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを狭く制約すると共に、前記ソフトスタート回路の出力信号に応じてデューティの制約を緩め、
    前記オーバーシュート低減回路は、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記ソフトスタート回路の出力信号を初期化する
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  3. スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、
    前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記スイッチング電源回路を所定期間に亘ってソフトスタート状態で動作させるオーバーシュート低減回路を有する
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  4. 請求項3に記載のスイッチング電源回路は更に、
    電源オンを検出すると、出力信号を初期化したのちに徐々に変化させるソフトスタート回路と、
    前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを制約し、前記ソフトスタート回路の出力信号に応じてデューティの制約を緩めるリミッタと、
    を有し、
    前記オーバーシュート低減回路は、前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記ソフトスタート回路の出力信号を初期化する
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  5. スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、
    前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、所定期間に亘って前記スイッチング素子を一時的に停止させるオーバーシュート低減回路を有する
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
  6. スイッチング素子を含むコンバータによって、入力電圧を出力電圧に変換すると共に、前記出力電圧をフィードバックして一定電圧になるよう制御するスイッチング電源回路であって、
    前記入力電圧の所定量以上の変化を検出した場合に、前記スイッチング素子を駆動するスイッチングパルスのデューティを、前記入力電圧の変化に応じて狭くしたのちに、前記出力電圧のオーバーシュートが所定許容電圧以下となるように前記スイッチングパルスのデューティを規定値に復帰させる制御を行うオーバーシュート低減回路を有する
    ことを特徴とするスイッチング電源回路。
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