JP2013005075A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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喜一朗 仁科
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Abstract

【課題】小型であり、経時的な温度上昇に伴う光学系の部材の熱膨張を防止し、読取精度が低下しない画像読取装置を提供する。
【解決手段】光源3と、反射ミラー6a,6b,6cと、結像レンズ7と、撮像素子8と、をユニットケース1cに一体的に搭載した一体型光学ユニット1を備え、一体型光学ユニット1を走査方向に移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置において、ユニットケース1cは、ユニットケース1cを構成する任意の主面に設けられた開口部1aに設置され、一体型光学ユニット1の移動により生じる風力を受けて回転する風車部と、該風車部の回転による駆動力を受けて回転する複数の羽根からなり開口部1aを通してユニットケース1cの外から内に空気を送り込み、またはユニットケース1cの内から外に空気を排出するファン部と、を有する風車体2を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル複写機やイメージスキャナに使用される画像読取装置及び該画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
原稿面に光源から光を照射し、その反射光をミラーで反射させ、結像レンズを介して撮像素子により読取る画像読取装置において、上記構成要素を一体に収納した一体型光学ユニットを用いた画像読取装置が知られている。このような画像読取装置は、近年デジタル複合機と呼ばれる複写機に組み付けられることが多く、また持ち運べるような大きさのイメージスキャナに設けられることもある。
デジタル複合機に組み付けられる場合には、他の装置との関係から小型化が図られ、イメージスキャナに設けられる場合には、より軽量でコンパクトであることを目的としてやはり小型化が図られている。
しかしながら、このような装置では、光源や撮像素子の発熱が考慮されておらず、部材の熱膨張によって生じる、読取精度の低下が問題となった。
特許文献1では、そのような部材の熱膨張を考慮し形成された画像読取装置が開示されている。すなわち、「一体型光学ユニットの上面及び下面に開口を設け、下面の開口は上面の開口よりも副走査方向の長さを長くすることにより、下面の開口から冷たい空気の流入を行ない、上面の開口からユニット内部の熱を逃がす」構成としている。
しかしながら、一体型走査光学ユニットの上面と下面にただ開口を設けただけでは、走査する方向と略垂直な方向に空気の流れを作り出すのは難しく、ユニット内部を十分には冷却できなかった。
また、特許文献2では、「回転軸と、前記回転軸にアームを介して取り付けられ、前記回転軸に平行する複数枚の翼と、前記回転軸における前記翼の上端近傍に対応する位置に取り付けられ、吹き下ろし風に対して回転する複数枚の第1の翼と、前記回転軸における前記翼の下端近傍に対応する位置に取り付けられ、吹き上げ風に対して回転する複数枚の第2の翼と、前記回転軸の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機とを備えた全風向用風力発電装置」が開示されている。
この発明では、略全方向の風を利用することができ、それにより発電することができるが、ある特定の方向に風を起こす機構は設けられていない。すなわち、この発明の目的は発電することにあるため、本発明とは目的を異にする。
本発明は、以上の従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、小型であり、経時的な温度上昇に伴う光学系の部材の熱膨張を防止し、読取精度が低下しない画像読取装置及び該画像読取装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、原稿に光を照射する光源と、該光源から前記原稿に照射されて反射された光を反射する複数の反射ミラーと、前記複数の反射ミラーに反射された光を収束させる結像レンズと、該結像レンズにより収束された光を受光する撮像素子と、をユニットケースに一体的に搭載した一体型光学ユニットを備え、前記一体型光学ユニットを走査方向に移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置において、前記ユニットケースは、該ユニットケースを構成する任意の主面に設けられた開口部に設置され、前記一体型光学ユニットの移動により生じる風力を受けて回転する風車部と、該風車部の回転による駆動力を受けて回転する複数の羽根からなり前記開口部を通して前記ユニットケースの外から内に空気を送り込み、または前記ユニットケースの内から外に空気を排出するファン部と、を有する風車体を備えることを特徴とする画像読取装置である。
本発明によれば、ユニットケースの開口部に風車部とファン部からなる風車体を設けることにより、一体型光学ユニットの走査方向の移動により生じる風力で効率よく空気の流れ(排気、吸気)を起こして、該一体型光学ユニットの内部を冷却するので、経時的な温度上昇に伴う光学系部材の熱膨張を防止でき、読取精度が低下しない小型で省エネルギーの画像読取装置を実現することができる。
本発明に係る画像読取装置の構成を示す断面図である。 図1の画像読取装置における一体型光学ユニットの構成を示す断面図である。 本発明で用いる風車体の構成を示す斜視図である。 本発明で用いる風車体の構成を示す断面図である。 本発明で用いる風車体におけるファン部の構成例を示す断面図である。 本発明で用いる風車体の構成を示す上面図である。 本発明の画像読取装置の第2の実施形態における要部構成を示す図である。 本発明の画像読取装置の第3の実施形態におけるユニットケース全体を示す斜視図である。 本発明の画像読取装置の第4の実施形態におけるユニットケース全体を示す斜視図である。 本発明の画像読取装置の第5の実施形態におけるユニットケース全体を示す斜視図である。 本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
以下に、本発明に係る画像読取装置の構成について説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置の構成を示す断面図であり、図2は、図1の画像読取装置に用いられる一体型光学ユニットの構成を示す断面図である。
図1に示すように、画像読取装置20は、読み取りの際に原稿Pを載置するコンタクトガラス9と、駆動手段(不図示)により走査方向(図中右方向)に移動してコンタクトガラス9上の原稿Pを読み取る一体型光学ユニット(以下、光学ユニット)1と、を備えている。
また、光学ユニット1は、図2に示すように、コンタクトガラス9上の原稿Pをライン状の光Lを照射するための発光ダイオード(LED(Light Emitting Diode))の光源3,反射板4,対向板5からなる照明手段と、原稿Pから反射された光(反射光)Lを撮像素子8に導く複数の反射ミラー6a,6b,6cと、複数の反射ミラー6a,6b,6cに反射された光を収束させる結像光学素子である結像レンズ7と、該結像レンズ7により収束された光を受光して画像情報を読み取る撮像素子8と、を箱型のユニットケース1c内部に搭載した構成となっている。
なお、光源3は、発光ダイオード以外の光源、例えばXeランプなどでもよい。
また本実施例では、3枚の反射ミラー6a,6b,6cを配置しているが、反射ミラーの枚数は必要に応じて変更可能である。
撮像素子8は、「色分解手段として赤(R)、緑(G)、青(B)のフィルタを持った光電変換素子を、1チップにラインセンサを3列に配列させた3ラインCCD(Charge Coupled Device)」であり、原稿Pの照明走査に伴い、原稿画像を画像信号化する。このようにして原稿Pの読取りが実行され、原稿Pのカラー画像は、赤、緑、青の3原色に色分解して読み取られる。
また、本実施例の画像読取装置は、画像をフルカラーで読取る装置であって、結像レンズ7の結像光路中に設けられた「色分解手段(前記3ラインCCDに設けられた赤、緑、青のフィルタ)」を有している。「色分解」は、上記とは別に、結像レンズ7と撮像素子8との間に色分解プリズムやフィルタを選択的に挿入し、R(赤)、G(緑)、B(青)に色分解する方法や「R、G、Bの光源を順次点灯させ原稿を照明する方法」を用いてもよい。
また、光学ユニット1は、図1,図2に示すように、ユニットケース1cを構成する任意の主面に設けられた開口部1aに設置され、光学ユニット1の走査方向への移動に伴って生じる風を受ける風車体2を有している。
図3〜図6を用いて、風車体2の構成例を説明する。
図3は、風車体2の構成を示す斜視図であり、図4はその断面図、図5はファン部の構成例を示す図、図6は風車体2の構成を示す上面図である。
風車体2は、図3,図4に示すように、光学ユニット1の移動により生じる風力を受けて回転する風車部2Aと、該風車部2Aの回転による駆動力を受けて回転する複数の羽根12からなり開口部1aを通してユニットケース1cの外から内に空気を送り込み、またはユニットケース1cの内から外に空気を排出するファン部2Bと、を有するものである。
ここで、風車部2Aは、回転軸10と、該回転軸10に支持アーム13を介して取り付けられる複数のブレード14と、回転軸10の長手方向両端に配置され該回転軸10を回転可能に支持する軸受け11aと、有している。
また、回転軸10は、その軸方向(長手方向)が光学ユニット1の移動方向に対して直交するように配置されており、例えばユニットケース1cの開口部1aが設けられた主面に対して垂直となるように該主面から立設されている。
ブレード14は、光学ユニット1の走査方向への移動に伴って生じる風力を受けて回転軸10を中心軸とする回転に変換するためのある長さをもった翼(回転翼)である。またブレード14の翼型(翼断面)は回転方向前方となる前縁が厚く、回転方向後方となる後縁が薄くなっており、受ける風力を効率的に回転運動に変換できるような形状を有している。本実施例では、ブレード14の長手方向が回転軸10の軸方向と略平行となるように配置されていることが好ましい。
ファン部2Bは、複数の羽根(プロペラブレードともいう)12が風車部2Aの回転軸10、複数のブレード14または支持アーム13に回転軸10を回転中心として取り付けられ、羽根12の回転により回転軸10の軸方向に送風を行うものである。このとき、羽根12は樹脂で成型したものとするとよい。樹脂製の羽根12とすることで軽量化を図ることができ、風車部2Aのわずかな駆動力でも容易に回転して効率的な送風が可能となる。
複数の羽根12の取り付け方としては、回転軸10を回転中心としていれば、羽根12が回転軸10に直接取り付けられていてもよいし、支持アーム13や複数のブレード14に取り付けられていてもよく、本実施例では、4枚の羽根12が回転軸10に固定されている。また、複数の羽根12の取り付け位置としては、回転軸10の軸方向のどの位置に羽根12が取り付けられていてもよいが、複数のブレード14の長さ方向の一方の端部から回転軸10に下ろした垂線との交点付近が望ましい。
また、ファン部2Bにおいて、図5に示すように、羽根12の向きとして、羽根12の長手方向一方の端部を回転軸10に固定し、羽根12の回転外周方向に向かうにつれて他方の端部を前記一方の端部を回転軸10に固定した高さ位置よりも上側(ユニットケース1c内部側、図5(a))または下側(ユニットケース1c外部側、図5(b))にするとよい。すなわち、複数の羽根12を上向きに開いた羽根(図5(a))、下向きに開いた羽根(図5(b))として取り付ける。
このような構成とすることにより、複数の羽根12を回転軸10に上向きの羽根として取り付けた場合(図5(a))、ファン部2Bに排気の機能を持たせることができる。また、複数の羽根12を回転軸10に下向きの羽根として取り付けた場合(図5(b))、ファン部2Bは吸気の機能を持たせることができる。
なお、本実施例では、軸流ファン(プロペラファン)構造のファン部2Bの例を示しているが、ファンの構造はこれに限定されず、シロッコファンのような遠心ファンの構造であってもよい。
また、図6に示すように、回転軸10の軸方向は光学ユニット1が走査する方向(走査方向、図中右方向)に対して略垂直であり、複数の羽根12と複数のブレード14の回転断面(図中、それぞれ点線で示す円)はそれぞれ回転軸10の軸方向に略垂直となっている。このような構造とすることにより、原稿読み取りの際に光学ユニット1が移動する方向(走査方向)への移動のときだけではなく、原稿読み取り後に光学ユニット1が所定の位置に戻る移動のときにも、風車体2は指向性の高い風により高い回転力が得られ、排気もしくは吸気の機能を高めることができる。
なお、回転軸10を支持する軸受け11aは、ユニットケース1cに固定された保持部材11により保持されており、その結果、風車部2A及びファン部2Bからなる風車体2の少なくとも一部はユニットケース1cの開口部1aが設けられた主面からユニットケース1cの外側に突出するような態様となっている。例えば、図1,図2に示すように、風車部2Aがユニットケース1cの開口部1aが設けられた主面である底面(下面ともいう)から下方に突出し、ファン部2Bが開口部1a付近に配置されるように、風車体2を保持するとよい。これにより、原稿読み取りの際に光学ユニット1が移動する方向(走査方向)への移動のときだけではなく、原稿読み取り後に光学ユニット1が所定の位置に戻る移動のときにも、風車体2は指向性の高い風を受けるようになり、高い回転力が得られる。また、ファン部2Bを開口部1a付近に設けることにより、ユニットケース1cの内部への吸気、あるいはユニットケース1c内部から外部への排気を効率的に行うことが可能である。開口部1aは、複数の羽根12の回転断面が収納される程度の大きさの円形の貫通穴とするとよい。
また、光学ユニット1の排気口または吸気口となるユニットケース1cの開口部1a付近に塵埃等の侵入を防ぐための防塵フィルタを備えるとよい。
このような図1〜図6に示す構成により、まず光学ユニット1が走査方向に移動すると、複数のブレード14が光学ユニット1の移動により生じる風力を受けることにより風車部2A(複数のブレード14及び回転軸10)が回転するようになる。ついで、風車部2Aが回転すると、ファン部2Bの回転軸10に固定された複数の羽根12が回転するようになり、回転軸10と略平行な方向に空気の流れ(風)が生じる。このとき、羽根12の向き(図5)により、開口部1aを通してユニットケース1cの外から内に空気を送り込むか、ユニットケース1cの内から外に空気を排出するかいずれかの空気の流れとなる。
これにより、画像読取装置20における画像読取の際、及び画像読取後に光学ユニット1が所定の位置に戻る際に、光学ユニット1の移動により生じる風力のみで、光学ユニット1内の空気を外に吐き出す、もしくは光学ユニット1外の空気を内に吸い込むことができ、光学ユニット1内を効率よく冷却することができる。その結果、経時的な温度上昇に伴う光学系部材の熱膨張を防止でき、原稿情報を良好に読取ることが可能となる。
図7は、本発明の画像読取装置の第2の実施形態における要部構成を示す図である。図7(a)は、ユニットケース1c全体を示す斜視図であり、風車体2を模式的に円筒で表している(以降の実施形態で同じ)。また、図7(b)は、ユニットケース1cの風車体2を設けたある主面を真上から見た図である。
本実施形態では、図7(a)に示すように、ユニットケース1cは直方体ではなく、一つの主面m1が対向する主面に対して傾斜をもつ形状であり、風車体2がその傾斜をもった主面に配置されている。
また、図7(b)に示すように、風車体2の回転軸10はその軸方向が主面m1に対して略垂直であり、また複数の羽根12と複数のブレード14の回転断面(点線で示す円)はそれぞれ回転軸10の軸方向に対して略垂直となっている。
本実施形態では、このような構成とすることにより、光学ユニット1のユニットケース1cの形状に依らず、風車体2をコンパクトに配置できるので、風車体2の機能を維持したまま光学ユニット1の小型化を図ることができる。特に、図7に示すようにユニットケース1cの対向する主面同士の間隔がある方向で徐々に窄まるような形状であっても、風車体2をその主面に配置することで光学ユニット1全体でコンパクト化を図ることができる。
図8は、本発明の画像読取装置の第3の実施形態におけるユニットケース1c全体を示す斜視図である。
図8に示すように、ユニットケース1cにおいて、ある主面(例えば、図8では下面)の幅方向及び長手方向の略中央に風車体2を配置している。
このような構成では、光学ユニット1の移動により風車体2がユニットケース1cの内部への吸気、あるいはユニットケース1c内部から外部への排気のいずれかのみを行い、光学ユニット1内を均一に冷却することが可能となる。とりわけ、風車体2の配設位置は、ユニットケース1cにおいて画像読取装置20のコンタクトガラス9とは反対側となる下面であることが望ましい。ユニットケース1cの下面に配置することにより、光学ユニット1の走査方向への移動だけでなく、所定の位置に戻る移動の際にも複数の羽根12及び複数のブレード14の回転方向は変化しないので、常に排気、もしくは常に吸気の機能を持たせることができる。
また、本発明の画像読取装置20は、光学ユニット1において複数の風車体(後述する風車体2,2’)を備え、このうち少なくとも1つの風車体(後述する風車体2)は、光学ユニット1の移動によりユニットケース1cの外から内に空気を送り込む吸気機能を有しており、残りの風車体(後述する風車体2’)は、光学ユニット1の移動によりユニットケース1cの内から外に空気を排出する排気機能を有していることが好ましい。これにより、光学ユニット1の移動の際に、風車体2によりユニットケース1cの内に冷却用の空気を吸気するとともに、ユニットケース1cの外に熱を奪った空気を排気することができ、光学ユニット1内を効率よく冷却することができる。
図9,図10にその構成例を示す。
図9は、本発明の画像読取装置の第4の実施形態におけるユニットケース1c全体を示す斜視図である。なお、これ以降、風車体2をユニットケース1cの内部への吸気の機能を有するもの、風車体2’をユニットケース1c内部から外部への排気の機能を有するものとする。
図9に示すように、複数の風車体のうち少なくとも1つ(ここでは風車体2)は、ユニットケース1cの走査方向に対して側面(図中、手前側となる側面)となる主面における下方側に配置され、ユニットケース1cの内部への吸気の機能を有している。なお、風車体2をユニットケース1cの底面となる主面(下面)に配置してもよい。
また複数の風車体のうち残り(ここでは風車体2’)は、ユニットケース1cの走査方向に対して別の側面(図中、奥側となる側面)となる主面における上方側に配置され、ユニットケース1c内部から外部への排気の機能を有している。
このような構成とすることにより、光学ユニット1の移動の際に、風車体2がユニットケース1c外部の冷たい空気をユニットケース1cの下から吸い込み、風車体2’がユニットケース1c内を通った温かい空気をユニットケース1cの上から吐き出す空気の流れを作ることができ、光学ユニット1内を効率的に冷却することができる。
また、図9に示すように、複数の風車体のうち少なくとも1つ(ここでは風車体2)は、ユニットケース1cの主面における光学ユニット1の移動方向の前方側に配置され、ユニットケース1cの内部への吸気の機能を有しており、複数の風車体のうち残り(ここでは風車体2’)は、ユニットケース1cの主面における光学ユニット1の移動方向の後方側に配置され、ユニットケース1c内部から外部への排気の機能を有していることが好ましい。
このような構成とすることにより、風車体2がユニットケース1cの外部の冷たい空気を移動方向の上流から吸い込み、風車体2’がユニットケース1c内を通った温かい空気を移動方向の下流から吐き出す空気の流れを作ることができ、光学ユニット1内をより効率的に冷却することができる。
なお、光学ユニット1の移動方向には、原稿を読み取る方向(走査方向)と原稿読み取り後に所定の位置に戻る方向があるが、これらのうちとりわけ光学ユニット1の移動速度が速い方向を移動方向と定義し、ユニットケース1cの主面においてその移動方向の上流側に風車体2を配置し、その移動方向の下流側に風車体2’を配置することが望ましい。
また、図9に示すように、ユニットケース1cにおいて、風車体2と風車体2’の配置が略対角な位置関係となるように配置するとよい。これにより、光学ユニット1の移動に伴いユニットケース1c内の排気と吸気を同時に行う場合、光学ユニット1内を均一に冷却することができる。
図10は、本発明の画像読取装置の第5の実施形態におけるユニットケース1c全体を示す斜視図である。
風車体2及び風車体2’は、光源3の近傍に配置されることが好ましい。特に、図10に示すように、ユニットケース1cにおいて光源3を挟むように対向する主面(光学ユニット1の移動の際に側面となる主面でもある)のうち、一方の主面において光源3の近傍となる位置に風車体2を配置し、他方の主面において光源3の近傍となる位置に風車体2’を配置することが好適である。
これにより、原稿読み取りの際に発熱する光源3及びその近傍に冷却用の空気を流すことができ、光源3を直接冷却することができる。なお、撮像素子8も原稿読み取りの際に発熱するものであり、風車体2及び風車体2’を撮像素子8の近傍に配置するようにしてもよい。また、風車体2,2’のいずれか一つを光源3または撮像素子8の近傍に配置するようにしてもよい。
次に、本発明に係る画像形成装置の構成について説明する。
図11は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。
本発明の画像形成装置100は、装置上部に位置する本発明の画像読取装置20と、その下位に位置する「画像形成部」とを有する。
ここで、画像読取装置20は、図1において説明したものと同様の機能を有しており、各部には図1と同じ符号を付してある。
画像読取装置20の撮像素子8から出力される画像信号は画像処理部120に送られ、画像処理部120において処理されて「書込み用の信号(イエロー・マゼンタ・シアン・黒の各色を書込むための信号)」に変換される。
画像形成部は、「潜像担持体」として円筒状に形成された光導電性の感光体110を有し、その周囲に、帯電手段としての帯電ローラ111、リボルバ式の現像装置113、転写ベルト114、クリーニング装置115が配設されている。帯電手段としては帯電ローラ111に代えて「コロナチャージャ」を用いることもできる。
信号処理部120から書込み用の信号を受けて光走査により感光体110に書込みを行う光走査装置117は、帯電ローラ111と現像装置113との間において感光体110の光走査を行うようになっている。
また、符号116は定着装置、符号118はカセット、符号119はレジストローラ対、符号122は給紙コロ、符号121は排紙トレイ、符号Sは「記録媒体」としての転写紙を示している。
画像形成部において画像形成を行うときは、光導電性の感光体110が時計回りに等速回転され、その表面が帯電ローラ111により均一帯電され、光走査装置117のレーザビームの光書込による露光を受けて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は所謂「ネガ潜像」であって画像部が露光されている。
「画像の書込み」は、感光体110の回転に従い、イエロー画像、マゼンタ画像、シアン画像、黒画像の順に行われ、形成された静電潜像はリボルバ式の現像装置113の各現像ユニットY(イエロートナーによる現像を行う)、M(マゼンタトナーによる現像を行う)、C(シアントナーによる現像を行う)、K(黒トナーによる現像を行う)により順次反転現像されてポジ画像として可視化され、得られた各色トナー画像は、転写ベルト114上に、転写電圧印加ローラ114Aにより順次転写され、上記各色トナー画像が転写ベルト114上で重ね合わせられてカラー画像となる。
転写紙Sを収納したカセット118は、画像形成装置本体に脱着可能であり、図のごとく装着された状態において、収納された転写紙Sの最上位の1枚が給紙コロ122により給紙され、給紙された転写紙Sはその先端部をレジストローラ対119に捕えられる。
レジストローラ対119は、転写ベルト114上の「トナーによるカラー画像」が転写位置へ移動するのにタイミングを合わせて転写紙Sを転写部へ送り込む。送り込まれた転写紙Sは、転写部においてカラー画像と重ね合わせられ、転写ローラ114Bの作用によりカラー画像を静電転写される。転写ローラ114Bは、転写時に転写紙Sをカラー画像に押圧させる。
カラー画像を転写された転写紙Sは定着装置116へ送られ、定着装置116においてカラー画像を定着され、図示されないガイド手段による搬送路を通り、図示されない排紙ローラ対により排紙トレイ121上に排出される。各色トナー画像が転写されるたびに、感光体110の表面はクリーニング装置115によりクリーニングされ、残留トナーや紙粉等が除去される。
以上の構成の画像形成装置100では、本発明の画像読取装置20により得られる良好な品質の原稿読み取り画像を基に、高画質の画像形成を行うことができる。
なお、これまで本発明を図面に示した実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 一体型光学ユニット(光学ユニット)
1a 開口部
1c ユニットケース
2,2’ 風車体
2A 風車部
2B ファン部
3 光源
4 反射板
5 対向板
6a,6b,6c 反射ミラー
7 結像レンズ
8 撮像素子
9 コンタクトガラス
10 回転軸
11 保持部材
11a 軸受け
12 羽根
13 支持アーム
14 ブレード
20 画像読取装置
100 画像形成装置
110 感光体
111 帯電ローラ
113 現像装置
114 転写ベルト
114A 転写電圧印加ローラ
114B 転写ローラ
115 クリーニング装置
116 定着装置
117 光走査装置
118 カセット
119 レジストローラ対
120 画像処理部
121 排紙トレイ
122 給紙コロ
L1,L2 光
m1 主面
P 原稿
S 転写紙
特開2010−021962号公報 特許第4387726号公報

Claims (10)

  1. 原稿に光を照射する光源と、該光源から前記原稿に照射されて反射された光を反射する複数の反射ミラーと、前記複数の反射ミラーに反射された光を収束させる結像レンズと、該結像レンズにより収束された光を受光する撮像素子と、をユニットケースに一体的に搭載した一体型光学ユニットを備え、前記一体型光学ユニットを走査方向に移動させて原稿の画像を読み取る画像読取装置において、
    前記ユニットケースは、該ユニットケースを構成する任意の主面に設けられた開口部に設置され、前記一体型光学ユニットの移動により生じる風力を受けて回転する風車部と、該風車部の回転による駆動力を受けて回転する複数の羽根からなり前記開口部を通して前記ユニットケースの外から内に空気を送り込み、または前記ユニットケースの内から外に空気を排出するファン部と、を有する風車体を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記風車部は、回転軸と、該回転軸に支持アームを介して取り付けられる複数のブレードと、前記回転軸の回転を支持する軸受けと、を有し、前記複数のブレードが前記一体型光学ユニットの移動により生じる風力を受けることにより該複数のブレード及び回転軸が回転することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記複数のブレードは、その長手方向が前記回転軸の軸方向と略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記回転軸は、その軸方向が前記一体型光学ユニットの移動方向に対して直交するように配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の画像読取装置。
  5. 前記ファン部は、前記複数の羽根が前記風車部の回転軸、複数のブレードまたは支持アームに前記回転軸を回転中心として取り付けられたものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 複数の前記風車体を備え、このうち少なくとも1つの風車体は、前記一体型光学ユニットの移動により前記ユニットケースの外から内に空気を送り込む吸気機能を有しており、残りの風車体は、前記一体型光学ユニットの移動により前記ユニットケースの内から外に空気を排出する排気機能を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記風車体の少なくとも1つは、前記ユニットケースの走査方向に対して側面となる主面における下方側、あるいは底面となる主面に配置され、前記吸気機能を有しており、
    前記風車体の残りは、前記ユニットケースの走査方向に対して別の側面となる主面における上方側に配置され、前記排気機能を有していることを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記風車体の少なくとも1つは、前記ユニットケースの主面における一体型光学ユニットの移動方向の前方側に配置され、前記吸気機能を有しており、
    前記風車体の残りは、前記ユニットケースの主面における一体型光学ユニットの移動方向の後方側に配置され、前記排気機能を有していることを特徴とする請求項6または7に記載の画像読取装置。
  9. 前記風車体は、前記光源または撮像素子の近傍に配置されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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