JP2013002570A - 継手におけるインナーコアの保護構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】継手本体11には樹脂パイプを接続するインナーコア14が突設され、該インナーコア14に樹脂パイプが外嵌された状態で樹脂パイプを締付リング18でインナーコア14に締付けるように構成されている。継手10の不使用時には、継手本体11にポリエチレン樹脂製の保護キャップ20が装着され、さらにその保護キャップ20に締付リング18が装着されるようになっている。保護キャップ20は有底筒状に形成され、開口部の内周面には継手本体11のフランジ12に係合する係合突起24が設けられている。保護キャップ20の筒部は、開口部側ほど拡径するテーパ部26となっている。
【選択図】図1
Description
本発明の継手におけるインナーコアの保護構造においては、継手の不使用時に継手本体にはインナーコアを保護する保護キャップが装着され、さらにその保護キャップに締付リングが装着されるように構成されている。このため、継手の不使用時には、継手本体のインナーコアを保護キャップで保護しておくことができることから、継手の運搬中に締付リングがインナーコアに当たることを防止することができる。また、締付リングは保護キャップに装着されていることから、継手にパイプを接続するときには、まず締付リングを保護キャップから外し、外した締付リングをパイプの端部に嵌挿し、その後保護キャップをインナーコアから外し、そのインナーコアにパイプの端部を挿着し、締付リングで締付けることにより行うことができる。
図1及び図4に示すように、継手10を構成する青銅製の継手本体11の一端側(図1の右端側)には、フランジ12を介して樹脂パイプ13を接続する管接続部としてのインナーコア14が突設されている。該インナーコア14の外周面に形成された嵌着溝14aにはエチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム(EPDM)製のシールリング15が嵌着され、インナーコア14と樹脂パイプ13との間を水密に保持するようになっている。継手本体11の他端側には雄ねじ部16が螺刻され、図示しない水道管等の管体に螺合接続されるようになっている。前記継手本体11及びインナーコア14の内側空間は、水などの流体が流通する流路17となっている。前記樹脂パイプ13は、ポリオレフィン(架橋ポリエチレン、ポリブテン等)等の合成樹脂により形成されている。
図7(a)に示すように、継手10の使用時にはまず保護キャップ20に装着されていた締付リング18を引き出して取り外す。この場合、保護キャップ20に対する締付リング18の装着力は継手本体11のフランジ12に対する保護キャップ20の装着力より小さく設定されていることから、締付リング18を保護キャップ20から取り外したときに保護キャップ20が継手本体11から外れることはない。そして、取り外した締付リング18を樹脂パイプ13の端部に嵌挿する。
さて、継手10の使用に到るまでの間には、図1に示すように、継手本体11には保護キャップ20が装着され、その係合突起24が継手本体11のフランジ12に係合して抜け止めされる。このため、継手10の運搬中にはインナーコア14に保護キャップ20が被せられた状態で保持され、継手10に衝撃が加わってもインナーコア14が保護キャップ20で保護され、インナーコア14の凸部の変形や異物の付着を回避することができる。
(1)本実施形態の継手10におけるインナーコア14の保護構造においては、継手本体11には保護キャップ20が装着され、さらにその保護キャップ20に締付リング18が装着されるように構成されている。このため、継手10の不使用時には、継手本体11のインナーコア14に保護キャップ20を被せて保護しておくことができることから、継手10の運搬中に締付リング18がインナーコア14に当たることを防止することができる。
(2)前記保護キャップ20は有底筒状に形成され、開口部の内周面には継手本体11のフランジ12に係合する係合突起24が設けられている。このため、保護キャップ20は継手10のインナーコア14を覆って保護することができるとともに、係合突起24が継手本体11のフランジ12に係合して保護キャップ20を抜け止めすることができる。
(3)前記保護キャップ20の筒部は開口部側ほど拡径するテーパ部26となっている。そのため、保護キャップ20に対して締付リング18を容易に外嵌させることができると同時に、締付リング18を保護キャップ20に係合させて保持することができる。
(4)前記保護キャップ20は軟質樹脂であるポリエチレン樹脂で形成されている。従って、その柔軟性を利用して保護キャップ20を継手本体11のインナーコア14に容易に装着できるとともに、締付リング18を保護キャップ20に装着するとき保護キャップ20を撓み変形させて装着力を向上させることができる。
(5)前記継手本体11のフランジ12に対する保護キャップ20の装着力は、保護キャップ20に対する締付リング18の装着力より大きくなるように設定されている。このため、締付リング18を保護キャップ20から取り外すときに保護キャップ20がインナーコア14から外れることを防止することができる。
(6)前記締付リング18の内周面には樹脂パイプ13を締付ける締付部19が設けられ、締付リング18が保護キャップ20に装着されたとき、前記締付部19が保護キャップ20の外周面に係合して保持されるように構成されている。従って、締付リング18の締付部19は樹脂パイプ13を締付ける機能と保護キャップ20に係合する機能とを兼ね備えることができる。
・ 前記保護キャップ20のテーパ部26の傾斜角度βを変更することにより、保護キャップ20に対する締付リング18の装着力を調整することができる。
・ 前記保護キャップ20を形成する軟質樹脂として、酢酸ビニル樹脂(PVAC)、ポリウレタン樹脂等を使用することも可能である。
・ 前記継手本体11の他端側の雄ねじ部16を、ワンプッシュ式(ワンタッチ式)の接続部等に変更することもできる。
・ 継手10を、給水系パイプや給湯系パイプのほか、床暖房用パイプ、ロードヒーティング用パイプ等の接続に使用することもできる。
Claims (6)
- 継手本体にはパイプを接続するインナーコアを突設し、該インナーコアにパイプが外嵌された状態でパイプを締付リングでインナーコアに締付けるように構成した継手におけるインナーコアの保護構造であって、
継手の不使用時に前記継手本体にはインナーコアを保護する保護キャップが装着され、さらにその保護キャップに締付リングが装着されるように構成したことを特徴とする継手におけるインナーコアの保護構造。 - 前記保護キャップは有底筒状に形成され、開口部の内周面には継手本体のフランジに係合する係合突起を設けたことを特徴とする請求項1に記載の継手におけるインナーコアの保護構造。
- 前記保護キャップの筒部は開口部側ほど拡径するテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の継手におけるインナーコアの保護構造。
- 前記保護キャップは軟質樹脂で形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の継手におけるインナーコアの保護構造。
- 前記継手本体のフランジに対する保護キャップの装着力は、保護キャップに対する締付リングの装着力より大きくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の継手におけるインナーコアの保護構造。
- 前記締付リングの内周面にはパイプを締付ける締付部が設けられ、締付リングが保護キャップに装着されたとき、前記締付部が保護キャップの外周面に係合して保持されるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の継手におけるインナーコアの保護構造。
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