JP2003148685A - 挿口端部の防食構造 - Google Patents

挿口端部の防食構造

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JP2003148685A
JP2003148685A JP2001346796A JP2001346796A JP2003148685A JP 2003148685 A JP2003148685 A JP 2003148685A JP 2001346796 A JP2001346796 A JP 2001346796A JP 2001346796 A JP2001346796 A JP 2001346796A JP 2003148685 A JP2003148685 A JP 2003148685A
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port
anticorrosion
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lock ring
projection
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JP2001346796A
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Toshihiro Kubo
俊裕 久保
Kahei Shimizu
嘉平 清水
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 挿口を受口に挿入する際に、挿口の端部に密
着させた防食部材の傷つきを防止する。 【解決手段】 受口2の内周に配置されたロックリング
4を挿口6の環状溝6bにはめ合わされた突部部材11
で押し広げながら、挿口6を受口2に挿入することによ
り構成される管継手の挿口端部の防食構造であって、挿
口2における端部に、筒状の樹脂カバー12が密着させ
られ、この樹脂カバー12の外周に突部部材11がはめ
合わされているものである。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は挿口端部の防食構造
に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、鋳鉄管の継手部の構造の一つと
して、図3に示すようなものが知られている。 【0003】図3に示すように、一方の鋳鉄管1の受口
2の内周には、環状でゴム製のシール材3が配置され、
このシール材3よりも奥側には、抜止めリングである環
状で周方向一つ割のロックリング4が配置されている。
このロックリング4は金属製で、ロックリング4の内周
には、受口2の軸方向先端側に向けて拡径するテーパ面
4aが形成されている。なお、5は挿口6の挿入時にロ
ックリング4を芯出し状態で保持するための保持用ゴム
輪である。 【0004】一方、受口2に入り込んでいる他方の鋳鉄
管7の挿口6における先端部の外周6aには、ロックリ
ング4に受口2の奥側からかかり合い可能な挿口突部8
が形成されている。挿口突部8を含む挿口6の先端部の
外周には、シール材3とロックリング4とが収容された
受口2の内部へ挿口6を挿入するときの案内となるテ−
パ面9が形成されている。受口2及び挿口6の内周にお
ける直部には、内周面を保護するためのライニング層1
0が形成されている。 【0005】受口2と挿口6とを接合して、図3に示す
ような継手部を構成するためには、図4に示すように、
内周にシール材3、保持用ゴム輪5及びロックリング4
が配置されている状態の受口2内に、先端部の外周に挿
口突部8が形成されている挿口6を挿入する。 【0006】挿口6の先端部がゴム製のシール材3を通
過した後、挿口6の先端部をロックリング4におけるテ
ーパ面4aに接触させて、ロックリング4におけるテー
パ面4aと内周面4bとの角を挿口6の先端部に形成さ
れているテーパ面9に乗り上げさせる。さらに挿口6を
挿入することによって、このテーパ面9に沿ってロック
リング4を押し上げてゴム輪5とともに押し広げ、ロッ
クリング4に挿口突部8を乗り越えさせて、挿口6を受
口2に接合する。 【0007】ところで、切断されるなどにより挿口突部
が切り離されてしまった挿口6の端部に、新たな挿口突
部を形成し、受口2と接合することが必要な場合があ
る。そのためには、まず、図5(a)に示すように、挿
口6の外周6aにおける所定の位置に環状溝6bを形成
し、この環状溝6bに、挿口突部となる環状で周方向一
つ割の突部部材11をはめ合わせる。11aは、突部部
材の挿口先端側に形成されてたテーパ面であり、挿口6
の先端部とともにテーパ面9を形成する。 【0008】そして、図示は省略するが、この突部部材
11における周方向の分割部に、接合ピースをはめ込
み、リベット等を用いて接合ピースと突部部材11とを
周方向に一体に形成することにより、挿口突部を形成す
る。 【0009】なお、挿口6の端面6c及び環状溝6b
は、機械加工が施されて金属面が露出しているので防食
処置が施されなければならない。防食処理は次のように
して施される。まず、図5(b)に示すように、挿口6
の切断面で金属面が露出している端面6cに、例えばブ
チルゴム製で環状の止水材13aを配置し、かつ突部部
材11よりも軸方向後方となる挿口6の外周6aの位置
にも円筒状の止水材13bを配置する。そして、止水材
13a、13bが配置された挿口6の外周6a及びはめ
合わされた突部部材11の外周に、防食部材である円筒
状で熱収縮性の樹脂カバー12を配置する。このとき、
樹脂カバー12は、挿口6の端面6c及び環状溝6bを
確実に防食するために端面6cよりも軸方向前方側から
止水材13bよりも軸方向後方側にわたって配置され
る。 【0010】そして、工業用ドライヤー等を用いて樹脂
カバー12の径方向外側から熱風を吹きつけ、仮想線1
2aにて示すように、樹脂カバー12を挿口6の外周6
a、突部部材11、テーパ面9及び挿口6の端面6cの
形状に合わせて熱収縮させながら密着させる。 【0011】挿口突部8が形成され、かつ樹脂カバー1
2が被せられて端部の防食処置が施された挿口6は、通
常の挿口6と同様に、受口2内に挿入されて図3に示す
ような継手部を構成する。 【0012】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいて、図4に示したように、挿口6が受口2に挿入さ
れるときには、挿口6の先端部がゴム製のシール材3を
通過した後、挿口6の先端部をロックリング4における
テーパ面4aに接触させて、ロックリング4におけるテ
ーパ面4aと内周面4bとの角を挿口6の先端部に形成
されているテーパ面9に乗り上げさせ、さらに挿口6を
挿入することによって、このテーパ面9に沿ってロック
リング4を押し上げてゴム輪5とともに押し広げ、ロッ
クリング4に挿口突部8を乗り越えさせて、挿口6を受
口2に接合していた。これは図5(b)に示したよう
な、挿口突部8が形成され、防食処置が施された挿口6
においても同様に行っていた。 【0013】図5(b)に示したような、挿口突部8が
形成され、樹脂カバー12が被せられて防食処置が施さ
れた挿口6が受口2に挿入される場合、挿口6の先端部
がゴム製のシール材3を通過するときには特に問題は無
い。 【0014】しかしその後に、図6に示すように、ロッ
クリング4を挿口6の先端部のテーパ面9に乗り上げさ
せて挿口突部8を乗り越えさせようとするとき、金属製
のロックリング4におけるテーパ面4aと内周面4bと
の角が、テーパ面9に密着している樹脂カバー12上を
摺動することになるので、樹脂カバー12が傷つくこと
があった。樹脂カバー12が傷ついてしまうと、望まし
い防食効果が得られない恐れがあった。 【0015】これに対し、樹脂カバー12がロックリン
グ4によって傷つけられないようにするために、ロック
リングにおける、樹脂カバー12に接触する部分に、あ
らかじめ樹脂製で円筒状の緩衝リング(図示は省略)を
配置することもできるが、この緩衝リングを配置する作
業は面倒で、作業の余計な手間となっていた。 【0016】そこで本発明はこのような問題を解決し
て、挿口を受口に挿入する際に、挿口の端部に密着させ
た防食部材の傷つきを防止することを目的とする。 【0017】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明は、受口の内周に配置された抜止
めリングを挿口の端部外周にはめ合わされた突部部材で
押し広げながら、挿口を受口に挿入することにより構成
される管継手の挿口端部の防食構造であって、前記挿口
における端部に、筒状の防食部材が密着させられ、前記
防食部材の外周に前記突部部材がはめ合わされているも
のである。 【0018】このような構成によれば、挿口を受口に挿
入する際に、受口内に配置された抜止めリングを、防食
部材の外周にはめ合わされた突部部材により押し広げる
ので、防食部材が抜止めリングに接触することがなく、
防食部材の傷つきを防ぐことができる。 【0019】 【発明の実施の形態】本発明における挿口端部の防食構
造を図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本
発明における挿口端部の防食構造を示す断面図であり、
図2は、挿口に樹脂カバーが被せられている状態を示す
断面図である。 【0020】図1及び図2において示す、環状溝6bが
形成されている挿口6及び突部部材11は、従来の技術
において用いられているものと同様である。また、図1
及び図2における樹脂カバー12の熱収縮される前の形
状は図2(a)に示すように、円筒状である。 【0021】本発明における挿口端部の防食構造を構成
するには、図2(a)に示すように、端面6cにおいて
金属面が露出している挿口6における端部の外周6aの
所定の位置に、図4に示した場合と同様に、環状溝6b
を形成する。このとき、環状溝6bが形成されることに
より金属面が露出する。 【0022】次に、挿口6の端面6cに止水材13aを
配置し、かつ環状溝6bよりも軸方向後方となる挿口6
の外周6aの位置に円筒状の止水材13bを配置する。
なお、止水材13bを配置しないようにしても良い。止
水材13a、13bが配置された挿口6の外周6aに、
図2(a)に示したように、防食部材である円筒状で熱
収縮性の樹脂カバー12を配置する。 【0023】そして、図5(b)に示した場合と同様に
して、工業用ドライヤー等を用いて樹脂カバー12の径
方向外側から熱風を吹きつけ、図2(b)に示すよう
に、樹脂カバー12を、挿口6の外周6a、環状溝6b
及び端面6cの形状に合わせて熱収縮させながら密着さ
せる。 【0024】そして、挿口6における環状溝6bに相当
する位置に、仮想線に示すように、突部部材11をはめ
合わせ、従来の技術と同様に、挿口突部を形成する。挿
口6の端部の防食構造をこのように構成することによっ
て、図1に示すように、受口2に挿口6を挿入する際
に、抜止めリングであるロックリング4におけるテーパ
面4aと内周面4bとの角が、突部部材11におけるテ
−パ面11aに接触するので、樹脂カバー12に接触せ
ず、樹脂カバー12を傷つけることなくロックリング4
及びゴム輪5を押し広げることができる。 【0025】したがって、挿口6を受口2に挿入する際
に、樹脂カバー12に接触するロックリング4の部分
に、あらかじめ樹脂製で円筒状の緩衝リングを配置しな
くても、挿口6の端部に密着させられた樹脂カバー12
の傷つきを防止することができるので、挿口6の端面6
c及び環状溝6bに確実な防食処置を施すことができ
る。 【0026】 【発明の効果】以上のように本発明によると、挿口を受
口に挿入する際に、受口内に配置された抜止めリング
を、防食部材の外周にはめ合わされた突部部材により押
し広げるので、防食部材が抜止めリングに接触すること
がなく、防食部材の傷つきを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明における挿口端部の防食構造を示す断面
図である。 【図2】挿口に樹脂カバーが被せられている状態を示す
断面図である。 【図3】耐震機能を有する継手部の概要を示す断面図で
ある。 【図4】受口に挿口を挿入するときに挿口突部とロック
リングとが接触している状態を示す断面図である。 【図5】(a)は、挿口突部を有さない挿口に挿口突部
が形成された状態を示す断面図、(b)は、図5(a)
に示した状態の挿口に樹脂カバーが密着させられる様子
を示す断面図である。 【図6】挿口及び突部部材の外周に樹脂カバーが密着さ
せられた状態の挿口が受口に挿入されている様子を示す
断面図である。 【符号の説明】 2 受口 4 ロックリング 6 挿口 11 突部部材 12 樹脂カバー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】受口の内周に配置された抜止めリングを挿
    口の端部外周にはめ合わされた突部部材で押し広げなが
    ら、挿口を受口に挿入することにより構成される管継手
    の挿口端部の防食構造であって、前記挿口における端部
    に、筒状の防食部材が密着させられ、前記防食部材の外
    周に前記突部部材がはめ合わされていることを特徴とす
    る挿口端部の防食構造。
JP2001346796A 2001-11-13 2001-11-13 挿口端部の防食構造 Pending JP2003148685A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005248971A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Kubota Corp 管端面の防食構造
JP2011144855A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Cosmo Koki Co Ltd 管継手

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005248971A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Kubota Corp 管端面の防食構造
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