JPH0814452A - 管内リング体の保持具 - Google Patents

管内リング体の保持具

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Publication number
JPH0814452A
JPH0814452A JP14585194A JP14585194A JPH0814452A JP H0814452 A JPH0814452 A JP H0814452A JP 14585194 A JP14585194 A JP 14585194A JP 14585194 A JP14585194 A JP 14585194A JP H0814452 A JPH0814452 A JP H0814452A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
annular groove
pipe
lock ring
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP14585194A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Arakawa
範行 荒川
Satoshi Kawahara
聡 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0814452A publication Critical patent/JPH0814452A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管の輸送中においてロックリングなどのリン
グ体が受口から外れないようにする。 【構成】 管11の受口12の内周の環状溝13にはめ
込まれたロックリング16および緩衝リング17を保持
するための保持具24が、受口12の内部に同心状に挿
入される。この保持具24は、緩衝リング17の内周を
支持する先端部30と、この緩衝リング17を環状溝1
3の受口奥側の側面15に押し当てる第1の環状突部3
1と、ロックリング16の内周テーパ面18に係り合う
ことでこのロックリング16の内周を支持しかつこのロ
ックリング16を側面15へ向けて押す第2の環状突部
32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管内リング体の保持具に
関する。
【0002】
【従来の技術】ガス管用のダクタイル鋳鉄管が従来から
多用されている。この種の鋳鉄管は、その一端に受口を
有するとともにその他端に挿口を有し、一方の管の受口
の内部に他方の管の挿口を挿入して受口挿口間をシール
することで、管継手の接合が行われる。また、受口挿口
間の離脱を防止した離脱防止継手や耐震継手を構成する
場合には、受口の内周の環状溝にロックリングをはめ込
み、このロックリングが挿口の外周の突部と係り合うよ
うにされる。このロックリングは、緩衝リングとともに
使用される。
【0003】これらロックリングや緩衝リングは、鋳鉄
管の製造工場においてすでに受口の内周の環状溝にはめ
込まれており、そのはめ込み状態のまま出荷されて、敷
設現場などへ向けて輸送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらロック
リングや緩衝リングは受口の内周の環状溝に単にはめ込
まれているだけであるため、輸送中に衝撃を受けたりす
ると、受口から外れてしまうおそれがあるという問題点
を有する。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、管の輸送中においてロックリングなどのリング体が
受口から外れないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、管の受口の内周の環状溝にはめ込まれたリン
グ体を保持するための保持具が、前記受口の内部に同心
状に挿入可能に構成され、かつ前記保持具が、前記リン
グ体の内周を支持する内周支持部と、前記リング体を前
記環状溝の受口奥側の側面に押し当てる押し当て部とを
有するようにしたものである。
【0007】
【作用】このような構成によれば、内周支持部によって
リング体が径方向に保持され、また押し当て部にてリン
グ体が環状溝の側面に押し当てられることによって、こ
のリング体が軸心方向に保持されることになるため、こ
のリング体が受口の内部に確実に保持される。よって、
管が輸送中に衝撃を受けたような場合においても、リン
グ体が受口から外れてしまうような事態の発生が防止さ
れる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す。ここで11は
ダクタイル鋳鉄製の管であり、ガス管として利用され、
その一端には耐震継手用の受口12が形成されている。受
口12の内周は、他の管の挿口との接合に適応した形状に
構成されており、その奥側の内周には、広幅の環状溝13
が形成されている。この環状溝13は、軸心方向の底面14
と、受口奥側における径方向の側面15とを有する。
【0009】環状溝13には、管継手の受口と挿口との離
脱を防止して耐震構造を得るための、ロックリング16と
緩衝リング17とがはめ込まれている。ロックリング16
は、周方向一つ割りに形成され、また受口12の開口側に
向いた内周テーパ面18を有している。緩衝リング17は、
周方向に連続した環状のゴムなどの弾性体にて構成さ
れ、ロックリング16の受口奥側部分を収容してこのロッ
クリング16を保持する保持部19と、環状溝13の底面14に
接する外周部20と、内周側へ径方向に突出する突出部21
とを有する。突出部21は、ロックリング16の内周テーパ
面18よりも径方向の内側に位置するように形成されてい
る。
【0010】24は、本発明の一実施例の保持具である。
この保持具24は、樹脂などにより形成され、受口12の開
口25を覆う径方向の蓋部26と、受口12の開口縁の外周突
部27に外ばめされる軸心方向のキャップ28と、受口12の
内部に挿入される軸心方向の筒部29とが一体に形成され
た構成となっている。筒部29は、その先端部30が緩衝リ
ング17の突出部21に内ばめされるように構成されてお
り、また筒部29の外周には、受口開口側から突出部21に
係り合う第1の環状突部31と、受口開口側からロックリ
ング16の内周テーパ面18に係り合う第2の環状突部32と
が形成されている。
【0011】このような構成において、管の製造工場に
おいては、鋳造された管11の受口12の内周の環状溝13
に、ロックリング16と緩衝リング17とがはめ込まれる。
このはめ込みに際しては、緩衝リング17は、適当に弾性
変形された状態で受口12の開口25を通過されたうえで、
環状溝13にはめ込まれる。ロックリング16は、適当な縮
径具などにより縮径された状態で開口25を通過されて、
同様に環状溝13にはめ込まれ、その受口奥側部分が緩衝
リング17の保持部19により保持されることで、この緩衝
リング17に同心状に一体化される。
【0012】次に、受口12に保持具24が装着される。そ
の際には、筒部29が開口25を通って受口12の内部に挿入
される。また蓋部25が受口12の開口25を覆うとともに、
キャップ28が受口12の外周突部27に外ばめされる。する
と、この筒部29の先端部30が緩衝リング17の突出部21に
内ばめされ、また緩衝リング17の外周部20が環状溝13の
底面14に接する。したがって、筒部29は、キャップ28が
受口12の外周突部27に外ばめされることとの相乗作用に
よって、緩衝リング17をロックリング16とともに環状溝
13内に同心状に位置させて径方向に保持する。
【0013】しかも筒部29の第1の環状突部31が緩衝リ
ング17の突出部21に係り合うことで、この緩衝リング17
を環状溝13の側面15に押し当てる。かつ第2の環状突部
32がロックリング16の内周テーパ面18に係り合うこと
で、これら緩衝リング17とロックリング16とを軸心方向
に保持する。また第2の環状突部32の作用によって、ロ
ックリング16が緩衝リング17の保持部19から脱落するこ
とが防止される。なお、受口12内への筒部29の挿入時に
環状突部31、32がこの受口12の内面に当たった場合に
は、これら環状突部31、32は、弾性変形することでその
部分を通過可能である。
【0014】これにより、ロックリング16および緩衝リ
ング17が受口12の内部に確実に保持される。よって、こ
の管11が製造工場から出荷され、敷設場所などへ向けて
の輸送中に衝撃を受けたような場合においても、これら
ロックリング16や緩衝リング17が受口12から外れてしま
うような事態の発生が防止される。また蓋部26が受口12
の開口25を覆っているため、ロックリング16や緩衝リン
グ17を装着した状態の受口12内に土砂が入り込むことが
防止される。なお保持具24は、敷設場所における管どう
しの接合作業の直前に、取り外されて受口12外へ取り出
される。
【0015】図2および図3は、本発明の他の実施例を
示す。ここでは、保持具24は、十字形の支持体41の各先
端に保持体42が取り付けられた構成となっている。保持
体42は、発泡樹脂などの弾性的に収縮可能な材料からな
り、受口12の環状溝13における底面14と受口開口側の側
面43とにともに係り合い可能なブロック状に形成される
ことで、環状溝13内に同心状に保持されるように構成さ
れている。また保持体42には、緩衝リング17の突出部21
に内ばめされる内ばめ部44と、受口開口側から突出部21
に係り合う段部45と、受口開口側からロックリング16の
内周テーパ面18に係り合うテーパ部46とが形成されてい
る。
【0016】このような構成によれば、保持体42を弾性
変形させて収縮させることによってこの保持具24を受口
12の内部に挿入し、環状溝13の位置でその収縮状態を解
除させることで、この保持体42が環状溝13内にはめ込ま
れる。すると、図示のように、この保持体42によって同
様にロックリング16と緩衝リング17とが所定の位置に保
持される。
【0017】図4は、本発明のさらに他の実施例を示
す。ここに示された保持具24では、図2および図3に示
された実施例のものとは異なって、その保持体42が、周
方向に連続したリング状に形成されている。
【0018】このような構成であると、図示のように支
持体を有しない構成であっても、保持体42は、環状溝13
にはまり込んでロックリング16および緩衝リング17を保
持可能である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、受口
の内部に同心状に挿入可能に構成された保持具が、リン
グ体の内周を支持する内周支持部と、リング体を環状溝
の受口奥側の側面に押し当てる押し当て部とを有する構
成としたため、内周支持部によってリング体を径方向に
保持でき、また押し当て部にてリング体を環状溝の側面
に押し当ててこのリング体を軸心方向に保持でき、この
ためリング体を受口の内部に確実に保持でき、よって、
管が輸送中に衝撃を受けたような場合においても、リン
グ体が受口から外れてしまうような事態の発生を確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管内リング体の保持具の装
着状態を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例の管内リング体の保持具の
装着状態を示す断面図である。
【図3】図2における保持具の側面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例における保持具の側
面図である。
【符号の説明】
11 管 12 受口 13 環状溝 15 側面 16 ロックリング 17 緩衝リング 24 保持具 30 先端部 31 第1の環状突部 32 第2の環状突部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の受口の内周の環状溝にはめ込まれた
    リング体を保持するための保持具であって、前記受口の
    内部に同心状に挿入可能に構成されて、前記リング体の
    内周を支持する内周支持部と、前記リング体を前記環状
    溝の受口奥側の側面に押し当てる押し当て部とを有する
    ことを特徴とする管内リング体の保持具。
JP14585194A 1994-06-28 1994-06-28 管内リング体の保持具 Pending JPH0814452A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14585194A JPH0814452A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 管内リング体の保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14585194A JPH0814452A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 管内リング体の保持具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0814452A true JPH0814452A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15394565

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14585194A Pending JPH0814452A (ja) 1994-06-28 1994-06-28 管内リング体の保持具

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JP (1) JPH0814452A (ja)

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