JP5678120B2 - 管継手におけるロックリング装着時の受口塗膜保護方法 - Google Patents

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この発明は、管継手の抜止用ロックリングを受口に嵌め入れる際、ロックリングの接触による受口の内面塗膜の損傷を防止する治具及び保護方法に関するものである。
水道管等の管継手において、接合された管の地震等に伴う離脱を防止するため、下記特許文献1に記載されたようなロックリングを使用するものが知られている。
図9に示すように、このロックリング51は、テーパー状としたリング部52を、一箇所で分割して弾力的に拡縮径可能とし、リング部52の小径端側に外径方向に立ち上がる脚突起53を3個設けたものとされ、図10及び図11に示すように、受口11に挿し口21を挿入する際、受口11の内周に形成されたロックリング溝12に収容される。
ロックリング溝12は、受口11の内周に迫り出す抜止壁13とその奥側の入止壁14の間に形成され、抜止壁13には、上下二箇所に切欠部13aが設けられている。
ロックリング51をロックリング溝12へ嵌め込む際には、図12に示すように、ロックリング51を、その軸方向が管軸方向に対して交差する方向である縦向きになるようにして、受口11に差し入れる。そして、図13に示すように、脚突起53がロックリング溝12の位置に達したとき、ロックリング51を押し縮めながら回転させ、リング部52の大径側が受口11の開口側へ向くようにして、リング部52の分割部と抜止壁13の切欠部13aとを一致させた状態で、リング部52の弾性により復元させる。
このようにロックリング51をロックリング溝12に収容すると、リング部52の大径端が抜止壁13に、脚突起53が入止壁14にそれぞれ当接することにより、ロックリング51の管軸方向の移動が規制される。
また、図10に示すように、挿し口21の開口端側の外周には、全周に亘って抜止突起22が形成され、管継手の施工に際しては、挿し口21を、抜止突起22がロックリング51の弾力的な拡縮に伴いその奥側へ達する深さまで受口11に挿入し、受口11の開口端部の内周と挿し口21の外周との間にゴム輪31を介在させ、受口11のフランジに押輪32を当てがって、これらをボルトとナットとから成る締付部材33で締め付ける。
これにより、シール性が確保されると共に、地震等により挿し口21に受口11からの引抜力が作用したとき、挿し口21の抜止突起22がロックリング51のリング部52の小径端に当接して抜け止めされ、水道管等の管路寸断による被害発生が防止される。
なお、下記特許文献2においては、ロックリングをロックリング溝に嵌め込む際、プライヤー状の工具を使用し、ロックリングを縮径させて受口に挿入する技術が記載されているが、例えば、呼び径50mm程度の小径管の管継手の場合、このような工具を受口に挿入して、ロックリングをロックリング溝に嵌め込むことは困難であるため、人の指先により、上記のような手順でロックリングを装着することが一般的である。
意匠登録第1439581号公報 特開2009−12147号公報
しかしながら、上記ロックリング51は、脚突起53を有することもあり、受口11のロックリング溝12より開口側の部分の内径よりも外径が大きいことから、ロックリング51を縦向きにして受口11に挿入する場合、脚突起53やリング部52の端縁が受口11の内面に接触し、受口11の内面に防錆用に施された合成樹脂塗装やエポキシ樹脂粉体塗装等の塗膜が損傷することがある。
そこで、この発明は、受口へのロックリングの装着時に際し、受口内面の塗膜の損傷を防止することを課題とする。
上記課題を解決するため、この発明は、管継手の抜止用ロックリングを、受口の内周に形成されたロックリング溝に嵌め入れるにあたって、治具として、端面当接部と内面当接部とを連設したものを用意し、ロックリングをロックリング溝に嵌め入れる前に、治具の内面当接部を受口に挿入し、端面当接部を受口の開口側端面に沿わせ、治具により、受口の開口側端面から抜止壁の切欠部を介してロックリング溝へ至るまで、受口の内面を覆った状態で、ロックリングをロックリング溝に嵌め入れることとしたのである。
この発明に係る方法により、受口にロックリングを装着すると、受口へのロックリングの挿入に際し、受口の内面のロックリングが接触しやすい部分が治具で覆われていることから、受口の内面の塗膜の損傷を防止することができ、受口の内面からの管の腐蝕を防止することができる。
この発明の実施形態に係る治具を使用した受口へのロックリング挿入過程を示す斜視図 同上の治具を示す斜視図 同上の受口への治具取付状態を示す斜視図 同上の受口への治具取付状態を示す縦断側面図 同上の治具取付状態でのロックリング挿入過程を示す受口側端面図 同上の治具取付状態でのロックリング挿入過程を示す縦断側面図 同上のロックリング溝に嵌める手順を示す横断平面図 同上の2個の治具を連結した状態を示す斜視図 ロックリングの斜視図 同上のロックリングを使用した管継手構造の縦断側面図 同上の受口側端面図 従来のロックリング挿入過程を示す受口側端面図 同上のロックリング溝に嵌める手順を示す横断平面図
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示すように、この発明に係る治具1は、管継手の抜止用ロックリング51を受口11に嵌め入れる際に使用するものである。この使用により接合される水道管等の管継手の構造は、図10及び図11に示す上述のものと同様である。
すなわち、ロックリング51が嵌め込まれるロックリング溝12は、受口11の内周に迫り出す抜止壁13とその奥側の入止壁14の間に形成され、抜止壁13には、上下二箇所に切欠部13aが設けられている。
ロックリング51もまた、図9に示す上述のものと同様、テーパー状としたリング部52を、一箇所で分割して弾力的に拡縮径可能とし、リング部52の小径端側に外径方向に立ち上がる脚突起53を3個設けたものとされている。
そして、治具1は、図2に示すように、ステンレスの板材をプレスして、受口11の開口側端面に沿う端面当接部2と、受口11の内面に沿う内面当接部3とを側面視直角をなすように形成したものとされている。
治具1の端面当接部2には、受口11の開口側端面へ吸着させるための磁石4がビス止めにより設けられている。内面当接部3は、受口11の内面形状に対応して、部分円筒状に湾曲している。なお、磁石4は、内面当接部3に設けて、受口11の内面に吸着させるようにしてもよい。
上記のような治具1を使用して、ロックリング51を受口11に装着する際には、図3及び図4に示すように、2個の治具1を用意し、それぞれの治具1の内面当接部3を受口11に挿入し、これらの内面当接部3により、受口11の開口側端面から抜止壁13の切欠部13aを介してロックリング溝12へ至るまで、受口11の内面を覆い、磁石4を受口11の開口側端面のフランジに吸着させて、治具1を受口11に固定する。
このとき、治具1が端面当接部2により受口11に対して位置決めされるので、受口11の内面の所定範囲が内面当接部3により確実に覆われる。
このような状態で、図1に示すように、ロックリング51を、その軸方向が管軸方向に対して交差する方向である縦向きになるようにして、図5及び図6に示すように、脚突起53が内面当接部3に沿うように受口11に差し入れる。
そして、図7に示すように、脚突起53がロックリング溝12の位置に達したとき、ロックリング51を押し縮めながら回転させ、リング部52の大径側が受口11の開口側へ向くようにして、リング部52の弾性により復元させ、ロックリング溝12に嵌め込む。
このようにして、ロックリング51を受口11に装着した後、端面当接部2を引っ張って磁石4を受口11のフランジから離脱させ、内面当接部3を受口11から引き抜くことにより、治具1を受口11から取り外す。
その後、従来の場合と同様、図10に示すように、挿し口21を、抜止突起22がロックリング51の弾力的な拡縮に伴いその奥側へ達する深さまで受口11に挿入し、受口11の開口端部の内周と挿し口21の外周との間にゴム輪31を介在させ、受口11のフランジに押輪32を当てがって、これらをボルトとナットとから成る締付部材33で締め付けると、シール性が確保され、管の接合が完了する。
上記のような治具1を使用して、受口11にロックリング51を装着すると、受口11へのロックリング51の挿入に際し、受口11の内面のロックリング51が接触しやすい部分が治具1で覆われていることから、受口11の内面の塗膜の損傷を防止することができ、受口11の内面からの管の腐蝕に伴う漏水の発生や、水道水への錆の混入を防止することができる。
また、治具1を受口11に対して磁石4により着脱するので、ロックリング51の受口11への装着作業を迅速に行うことができる。そのほか、治具1は、錆びにくいステンレス製としたので、長期にわたり繰り返して使用することができる。
なお、図8に示すように、2個の治具1を紐状部材5で繋いでおくと、ロックリング51を受口11に装着した後、治具1を受口11から取り外す際、紐状部材5を引っ張るだけで、2個の治具1を同時に取り外すことができ、治具1の保管時や持ち運び時における紛失を防止することもできる。紐状部材5としては、チェーンや各種材料の紐、ワイヤ等を使用できる。
1 治具
2 端面当接部
3 内面当接部
4 磁石
5 紐状部材
11 受口
12 ロックリング溝
13 抜止壁
13a 切欠部
14 入止壁
21 挿し口
22 抜止突起
31 ゴム輪
32 押輪
33 締付部材
51 ロックリング
52 リング部
53 脚突起

Claims (1)

  1. 管継手の抜止用ロックリング(51)を、受口(11)の内周に形成されたロックリング溝(12)に嵌め入れる際、治具(1)を使用して、ロックリング(51)をロックリング溝(12)に嵌め入れる方法であって、治具(1)として、端面当接部(2)と内面当接部(3)とを連設したものを用意し、ロックリング(51)をロックリング溝(12)に嵌め入れる前に、治具(1)の内面当接部(3)を受口(11)に挿入し、端面当接部(2)を受口(11)の開口側端面に沿わせ、治具(1)により、受口(11)の開口側端面から抜止壁(13)の切欠部(13a)を介してロックリング溝(12)へ至るまで、受口(11)の内面を覆った状態で、ロックリング(51)をロックリング溝(12)に嵌め入れることを特徴とする管継手におけるロックリング装着時の受口塗膜保護方法。
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