JP2005061550A - 管路の接続構造 - Google Patents

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JP2005061550A JP2003294173A JP2003294173A JP2005061550A JP 2005061550 A JP2005061550 A JP 2005061550A JP 2003294173 A JP2003294173 A JP 2003294173A JP 2003294173 A JP2003294173 A JP 2003294173A JP 2005061550 A JP2005061550 A JP 2005061550A
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Shigeyuki Sekine
繁之 関根
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Abstract


【課題】 水道管等の管路において、接続部分の抜け止めが簡単な構造で実現すると共に、接続部分の長さ調整も容易にする。
【解決手段】 一方の管端部にフランジ部13を備えた受け口1を形成し、接続管2にゴム輪3を装着して受け口に差し込み、押し輪4でゴム輪3を押圧するようにフランジ部13と押し輪4とをボルトナット5,6で連結して水封性を確保する管路の接続構造において、接続管2の差込側の先端部分の近傍外周に係止突起21を突設すると共に、受け口(受入部11)の内周面に前記突起21と係合する螺旋溝12を設けてなり、係止突起21を螺旋溝12に添わせて接続管を所定の奥行きまで差し入れ、従前の通りにゴム輪3をフランジ部13と押し輪4で挟圧して連結するとし、管路接続部分の水封性を確保されると共に、接続管の直線的な抜け方向に対しては係止突起と係止溝の係止によって当該位置での抜け方向の移動が防止される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、水道供給管路やプラント配管等の種々の管路における接続構造に関するものである。
管路として給水管を例にとると、その管接続手段として種々の構造が知られているが、最も多用されているのがメカニカル継手と称される構造で、図4に例示するように一方の管01の端部にフランジ部02を備えた受け口03を形成し、接続管04にゴム輪(ゴムシール)05を装着して受け口03に差し込み、押し輪06でゴム輪05を押圧するようにフランジ部02と押し輪06とをボルトナット07で連結するものである(特許文献1,2)。
また前記押し輪06に代えて、受け口に螺合してゴムシールを押圧する袋ナットを採用する構造も知られている(特許文献3)。
前記の給水管は、地中に埋設されることが多く、管軸方向への抜けは、管外周と地面との摩擦によって防止されているが、水道の圧力が高くなった場合には、連結管を管軸方向に押圧する力として作用する場合があり、接続部が抜け出てしまうことがある。この対策として、押し輪06に接続管04に固定する押しネジ08を設ける構造を採用している。
また接続部分全体を抱持する枠部材を採用し、これを受け口側管と接続管の両方に跨がせて装着する手段も提案されている(特許文献3)。
特開平6−265063号公報。 実開平5−77688号公報。 特開平6−17976号公報。
ところで、前記の抜け止め構造において、押しネジを採用する手段では、押しネジを必要とするために、当該押し輪における押しネジの螺合箇所を厚く形成する必要があり、押しネジ操作という通常以外の作業が要求される。また固定後は接続管の管路長の微調整に再度押しネジを緩めたり締め付けたりする作業が増えてしまう。
また従前の管路構成は、接続管04を受け口03の奥方まで挿入して一定の間隔を正確に保ちながら接続していくもので、管路の完成後にシールからの漏水などの問題が生じた際に、当該接続箇所のみを外して補修する事は困難で、管自体を切断して除去し、その後補修管を組み込む工事となり、補修は大変面倒な作業である。
そこで本発明は、簡単な構造で抜け止めが実現すると共に、接続部分の長さ調整も容易にした新規な抜け止め機構を備えた管路接続構造を提案したものである。
本発明に係る管路の接続構造は、一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管にゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とをボルトナットで連結して水封性を確保する管路の接続構造において、接続管の差込側の先端部分の近傍外周に係止突起を突設すると共に、受け口の内周面に前記突起と係合する螺旋溝を設けてなる。
而して接続管の先端の係止突起を螺旋溝に添わせて接続管を所定の奥行きまで差し入れ、ゴム輪を接続管に装着して受け口に差し込み、押し輪とフランジ部とでゴム輪を押圧挟持することで、管路接続部分の水封性が確保され、接続管の抜け方向に対しては係止突起と螺旋溝の係止によって当該位置での抜け方向の移動が防止される。また管路長の微調整が必要であれば、押し輪によるゴム輪挟圧を緩めて接続管又は受け口側を回転させれば良い。
従って簡易な管路接続作業で管路の水封性の確保と、接続管の抜け方向の移動が防止されると共に、抜け方向に力が作用しても管路の移動が無く、且つ管路長の微調整も容易に行うことができる。
次に本発明の実施形態について説明する。管路の構成は、一端に受け口1を備え、他端に差込部(接続管の差込側)2を備えた配管部材を連結していくもので、基本的には従前のメカニカル継ぎ手による管路構成と同一であり、前記配管部材の他パッキンとなるゴム輪3と、押し輪4と緊締ボルト5及びナット6を使用してなるものである。
受け口1は、差込部2の差込が可能なように径大とした受入部11を備え、受入部11内の内周面に、後述する係止突起21の形成位置に対応して受け口1の開口端から始まる所定の螺旋溝12を形成し、開口端外周にフランジ部13を設け、フランジ部13には、所定のボルト孔14を設けてなる。
差込部2は、管端の外周に係止突起21を突設したもので、管路軸方向の同一座標位置に2〜3個設けてなる。
押し輪4は、フランジ部13のボルト孔14と対応する位置にボルト孔41を設け、内周面に前記係止突起21が通過する切欠部42を設けたものである。
而して管路の接続は、受け口1に接続すべき管の差込部2を差し込んで連結するもので、差込前に、押し輪4とゴム輪3を差込部2の管端から差し入れると共に、係止突起21を螺旋溝12に添って所望位置まで差し込む。然る後押し輪4のボルト孔41とフランジ部13のボルト孔14を一致させ、ボルトナット5,6により押し輪4とフランジ部13とでゴム輪3を挟圧すると、ゴム輪3は差込部2の外周面に強く押しつけられ、管路接続部分の水封性が確保される。
従前のメカニカル継ぎ手では、ゴム輪3自体と差込部2との摩擦によって差込部2の抜け抵抗となっているが、特に本発明では、係止突起21が螺旋溝12に係合することで、抜け方向に対する直線的移動が阻止されて、抜け止めを実現する。
本発明の対象となる管路は、水道配管等に限らず各種プラント配管、船舶内配管等どのような管路にも適用できるものである。
本発明の実施形態の要部斜視図。 同受け口の断面図。 同連結状態の断面図。 従来例の説明図。
符号の説明
1 受け口
11 受入部
12 螺旋溝
13 フランジ部
14 ボルト孔
2 差込部
21 係止突起
3 ゴム輪
4 押し輪
41 ボルト孔
42 切欠部

Claims (1)

  1. 一方の管端部にフランジ部を備えた受け口を形成し、接続管にゴム輪を装着して受け口に差し込み、押し輪でゴム輪を押圧するようにフランジ部と押し輪とをボルトナットで連結して水封性を確保する管路の接続構造において、接続管の差込側の先端部分の近傍外周に係止突起を突設すると共に、受け口の内周面に前記突起と係合する螺旋溝を設けてなることを特徴とする管路の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108131484A (zh) * 2017-12-28 2018-06-08 安徽伙伴电气有限公司 一种具有侧向水封管道连接机构的陶瓷阀

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