JP2012533414A - 二酸化炭素および硫化水素吸収体及びその使用プロセス - Google Patents

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Abstract

ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスであって、ポリアミンを含む水性吸収体で処理することを含み、ここでポリアミンは、アミン基を有しない少なくとも1つのアルキル置換基を含む、少なくとも1つの第2級アミンを含む、前記プロセス。

Description

本明細書は、二酸化炭素および/または硫化水素吸収体及びその使用プロセスに関する。特に、本明細書はガス状流体(stream)から二酸化炭素および硫化水素の少なくとも1種を回収するために有効である吸収体に関する。
以下は、後述するものが、先行技術または当業者の一般知識の一部であることを認めるものではない。
化石燃料は、一般的に、工業において、熱および/または電気を生産するために燃焼されている。燃焼は、二酸化炭素および他の成分を含む燃焼排ガス流体をもたらす。また、二酸化炭素を含む他の排ガス流体源は、工業によって産出され得るものであり、埋立地ガス、高炉ガスおよびボーキサイト還元炉からのオフガスを挙げることができる。
二酸化炭素は温室効果ガスとして認定されている。したがって、工業プラントからの燃焼排ガスと一緒に排出される二酸化炭素の量は、多くの法域における規制の対象となる。したがって、大気に出される前の排ガス流体は、一般的に、大気に排出される二酸化炭素の量を制御するために処理される必要がある。
以下の説明は、後に続くより詳細な議論を読者に紹介するために提供される。この説明は、特許請求の範囲を制限または定義することを意図するものではない。
本開示は、二酸化炭素および/または硫化水素のための吸収体のクラスを提供する。このクラスの吸収は、1種または2種以上の以下の特性:SOによる分解に対する低脆弱性、金属に対する低腐食性、およびCOおよび/またはHS低ローディングへの吸収体の再生の高い容易性を有する。特に、低ローディングレベルへ再生される吸収体の能力により、吸収体を、ガス流体からCOおよび/またはHS、好ましくはCOを吸収するのに用いることを可能にする。使用済みの吸収体は、その後、スチームストリッピングによって再生することができ、比較的純粋なCOおよび/またはHSを含有する排ガス流体が生成する。このガス流体は、その後工業的に使用してもよい。好ましい態様において、排ガス流体は比較的純粋なCOを含み、また排ガス流体はその後深部塩水帯水層中または劣化油もしくはガス組成中に隔離してもよい。
広範な一側面によれば、ガス流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスが提供される。該プロセスはガス状流体を、以下の式:
Figure 2012533414
で表される少なくとも1種のポリアミンを含む、水性吸収体で処理することを含む。
およびRは、それぞれHおよびアルキル置換基からなる群から選択されてもよい、但し、RおよびRの少なくとも1つはアミン基を有しないアルキル置換基である。
は、脂肪族炭素鎖、環状炭素鎖、環構造、第2級アミンまたは第三級アミンであってもよい。
が第2級アミンの場合、以下の式:
Figure 2012533414
で表される少なくとも1つであってもよい。
が第三級アミンの場合、以下の式:
Figure 2012533414
で表される少なくとも1つであってもよく、式中、[C]の1つは、RまたはRと結合していても、または結合していなくてもよい。
が環構造の場合、以下の式:
Figure 2012533414
で表されるものであってもよい。
前記式において、n≧1であり、好ましくは4より小さい。
広範な別の側面によれば、ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスを提供する。該プロセスは、少なくとも1つの第2級アミンを含む少なくとも1種のポリアミンを含む水性吸収体によって、ガス状流体を処理することを含み、少なくとも1つの第2級アミンは、アミン基を有しない少なくとも1つのアルキル置換基を含む。
広範な別の側面によれば、ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスは、少なくとも1つの立体障害型(ヒンダード)第2級アミン基を有する少なくとも1種のポリアミンを含む水性吸収体によって、ガス状流体を処理することを含み、少なくとも1つの立体障害型第2級アミンは、7.5よりも大きいpKaを有する。
広範な別の側面によれば、ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスは、脂肪族ポリアミンを含む水性吸収体によって、ガス状流体を処理することを含み、ここでアミン官能基は、窒素原子に結合したメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチルまたはtert−ブチルからなる群から選択される1種のアルキル基を有する第2級アミンであり、好ましくは、CO回収に対する110より小さい有効当量を有する。
以下の記載において、付属する図を参照する。
図1は、ガス流体からCOおよび/またはHSを回収するプロセスの概要図である。 図2は、C13 NMRにより分析した、ロードした溶液を示すグラフである。
種々の例の記載
種々の装置または手段を、各請求項に記載の発明の例を提供するために記載する。以下に記載の例は、任意の請求項に記載の発明を限定するものではなく、任意の請求項に記載の発明は以下に記載されていないプロセスまたは装置を包含する。
請求項に記載の発明は、以下に記載されたいずれか1種の装置の構成全てを有する装置またはプロセス、あるいは以下に記載された装置の複数または全てに共通する構成に限定されるべきではない。以下に記載された装置またはプロセスは、任意の請求項に記載の発明の態様ではないとすることができる。
プロセス:
典型的なプロセスフロー図を図1に示す。例示するプロセスはガス状流体からCOを回収するためのプロセスである。図1を参照すると、例示するプロセスにおいて、二酸化炭素含有ガス状供給流体1を処理することにより、COリッチな吸収流体8が得られる。ガス状供給流体1は、大気中にガスが放出される前にCO除去を必要とするレベルのCOを含む流体であってもよく、好ましくは排ガス流体、例えば燃焼排ガス流体、焼成炉ガス(klin gas)、反射炉ガス、流動接触分解装置(FCC)再生器オフガスなどである。代替例において、ガス状供給流体はHS、またはCOおよびHSを含んでもよく、該プロセスはHS、またはCOおよびHSをガス状流体から回収するためのプロセスであってよく、またHSリッチ流体、またはCOおよびHSリッチ流体を得るためのガス状供給流体の処理を伴ってもよい。
COリッチ吸収流体8は、ガス状供給流体1を本発明で教示する吸収体で処理することによって調製する。図1に示すとおり、ガス状供給流体1は、ガス−液接触装置2へ流入する。ガス−液接触装置2は、ガス状供給流体1とリーン吸収流体(lean absorbent stream)7とを接触させる。好ましくは、ガス−液接触装置2は、例示するとおり向流を用いて作動させる。装置2は、当該技術分野において周知の任意のガス−液接触器または吸収塔、例えばスプレーまたは充填塔であってもよい。図1は、充填塔を示しており、カラム内の適切なランダムまたは構造化された充填物3によって、ガス液接触が促進されている。COはリーン吸収流体7へと吸収され、豊CO含有吸収体(rich CO2-containing absorbent)が生成され、COリッチ吸収流体8として装置2から出る。
COリーン流体であり、またCOが激減されたものでもよいガス状供給流体1は、任意に水(流体6)または酸性水流体で、例えば別の充填セクション4において洗浄することができ、装置2を上方へ移動する処理されたガスの流れに飛散したりまたは揮発した可能性がある吸収体が除去される。ガスはその後、大気への放出またはさらなる処理もしくは使用のために、処理済ガス状供給流体5として装置2を出る。
流体6の水は、凝縮流体33の一部であってもよく、またはプロセスに導入された化粧水でもよい。プロセス全体の水収支は、例えば流体6を介して、水を加えることによって、または工程から水を抜き取る、例えば流体33の一部を排出させることによって維持され得る。
エネルギーを節約するために、加熱された流体を、プロセス装置に続いて供給されるより低温の流体の余熱のために用いてもよい。例えば、図1に示すように、COリッチ吸収流体8は、直交流間接熱交換器9に流れ、ここで間接的に流体34(COを吸収するために再利用される熱リーンアミン流体)によって加熱され、その後流体10として再生塔20に導入される。
再生塔20は、好ましくは向流を用いて作動させ、またより好ましくはスチームストリッピング塔である。再生塔20において、吸収流体10からCOを遊離させるために、当該技術分野で周知の手法によって、COリッチ吸収体を加熱する。好ましくは、吸収体流体10は、例えばシェルアンドチューブ式リボイラーにおいて、スチームによって加熱されるが、他の加熱源、例えば高温ガス、熱媒液および直焚きを用いてもよい。ストリッピング塔の加熱は、塔へのスチームの直接導入によってもたらされてもよい。例示のとおり、COリッチ吸収体10は、吸収体を再生するために装置2内の吸収温度よりも高い温度で処理する。この段階では、下方に移動する吸収体におけるCOは、上方に移動する蒸留ガス、例えばスチームによって吸収体から遊離され、COリッチ産物流体28および再生吸収体(リーン吸収体流体22)が生成する。不活性ガスストリッピングもまた、塔20において、COリッチ流体からCOを取り除くために実施することができる。
塔20は、充填またはトレー状設計のいずれかであってもよい。溶媒供給レベル(流体10)下の、充填セクション21を備える充填塔を図1に示す。リッチ溶媒は、塔を下方に、オプションリボイラー23へと流れるにつれて、COを取り除かれる。リボイラーは当該技術分野において周知の手法で加熱される。好ましくはリボイラー23は、スチーム24(スチームでもよく、また任意の供給源から得てもよい)によって、例えば熱伝達管束を介して、間接的に加熱され、復水流体25を生成し、これはさらなるスチームを生成するために再生されてもよく、またはプラントの他の場所で使用されてもよい。リボイラー23における水性溶媒の沸騰により、再生塔20へのスチーム26の流れが生じる。スチームは、カラムを上昇し、下方に流れる吸収体を加熱し、吸収体から発生したCOを上方に運ぶ。スチームおよびCO混合物は、流体28として塔から出る。
好ましくは、流体28を、そこに含有される余分な水蒸気を除くために処理する。好ましくは凝縮(例えば熱交換器(凝縮器)における冷却液による冷却手法)によって水蒸気を除去する。図1に示すとおり、オーバーヘッドコンデンサー29への冷却水30の流れは、好ましくは流体28におけるスチームのほとんどの凝縮をもたらし、凝縮アキュムレータ31に流れる2相混合物を生じる。COが飽和した水であるガス状相は、使用のため製造流体32として出る。凝縮された水は、オプション充填セクション27を下方に流れるスチーム33として塔20に戻ってもよい。スチーム33の冷却凝縮物は、流体28として塔20を出る前に揮発した吸収体を蒸気から洗浄するのに役立つ。これは、ガス状CO流体32と吸収体化学物質の損失を低減するのに役立つ。さらなる処理工程が、プロセスからの吸収体の損失をさらに制限するために使用され得ることが理解されるであろう。
好ましくは、高温リーンアミン流体34をCOリッチ吸収体流体8を余熱するために使用する。しかしながら、流体8が他の手法(例えば、リボイラー23を通過させること、もしくは塔20の入り口で流体8を加熱すること、またはこれらの任意の組み合わせによって)によって加熱され得ることは理解されるであろう。図1に示すとおり、リーンアミンは再生塔20を流体22として出て、リボイラー23に入る。溶媒はその後、例えば堰(weir)をオーバーフローし、リーン吸収体流体34としてリボイラー23を出て、これは直交流熱交換器9から予熱流体8へと通過する。リーン溶媒は、より冷たいリーン吸収体流体11として熱交換器9を出て、これは任意にリーン溶媒トリム冷却器(図示せず)によってさらに冷却することができる。
流体11からの流れである後流12は、熱安定性塩(HSS)を除去するために処理されてもよく、また例えば流体11に戻されてもよい。HSS除去は、当該技術分野で周知の任意の方法、例えば電気透析またはイオン交換などによってなされてもよい。流体7は供給流体1からCOを回収するために吸収塔2に入る。
プロセスは、吸収体2において任意の適当な圧力で作動させてもよい。ガス状供給流体1が、通常大気圧近くで作動させるボイラーからの燃焼排ガスの場合、その後塔2は、供給流体1の塔2への流れをよくするために、およそ大気圧でまたは供給流体1の圧力よりも僅かに下回る圧力で作動させてもよい。再生塔20は大気圧を若干上回る圧力で、概して3バール絶対圧力を超えない圧力でしばしば作動される。副産物のCOはより高圧になり、これはファンやコンプレッサーの補助なしで下流部に流れるのを助ける。
他の吸収脱離のプロセスを用いてもよいことは当業者によって理解されるであろう。
吸収体:
本明細書において吸収体は、少なくとも1種のポリアミンを含む水性吸収体であり、ポリアミンは、COおよび/またはHSを吸収するのに用いることができる、1つまたは2つ以上の第2級アミン官能基を有し、少なくとも1つの第2級アミン官能基は、ヒドロキシル官能基を有しない立体障害型)第2級アミン基である。
吸収体の利点は、第2級アミン官能基が、排ガスから除去されてもよく、また吸収体の各吸収/脱離サイクルのための産物流体32を形成するのに用いられてもよいターゲットガス、好ましくはCOの量を増大させる傾向があることである。したがって、第1級アミン官能基と比較すると、第2級アミン官能基に関して、吸収体のリッチローディングレベルはより高い。さらに、吸収体のリーンローディングレベルもまた、第2級アミン官能基のより容易な剥離性に起因して、第1級アミンのものより低くなる傾向がある。
例えば、第2級アミンは、アミンカルバマートのアミン塩を形成し、アミンのモル当り0.5〜1.0モルのCOのリッチローディング、大気圧での石炭燃焼ガスを処理する場合には、しばしば0.7moles/molものリッチローディングを生じる。理論によって制限されないが、このより高いローディングは、第2級アミン上に形成されたカルバマートの低い安定性に起因していると理解される。第2級アミン上に形成された場合、カルバマートは、重炭酸塩、プロトンおよび遊離塩基アミンに部分加水分解する。水素イオンはその後遊離塩基アミンをプロトン化し、COとアミン官能基の比が1:1であるアミン重炭酸塩が得られ、これによりアミンの追加のローディングが可能になる。対照的に、約9より大きいpKaを有し得る第1級アミンは完全に、すなわちアミンのモル当り0.5モルのCOをロードする傾向がある。0.5m/mの制限は、COのモル当り2モルのアミンを必要とするアミンカルバマートであるアミン塩のみの急速形成に起因する。同様に、再生された(取り除かれた)吸収体のより低いローディングレベルは、第2級アミン上に形成された場合のカルバマートのより低い安定性によって補助され、そのため第1級アミンを有する吸収体の0.2〜0.25m/mに対し、0.05〜0.15m/mのリーンローディングが、第2級アミンを有する吸収体のための最適流体の利用によって通常到達される。
吸収体のさらなる利点は、第2級アミン、または第2級アミンが1または2以上ある場合には少なくとも1つの第2級アミンが、立体障害型であり、および好ましくは各第2級アミンが立体障害型であることである。第2級アミンは、第2級アミノ基上のかさ高い炭化水素基の付与によって、立体障害であり得る。好ましい置換基は、炭化水素ラジカルであり、好ましい順に、イソプロピル、メチル、エチル、sec−ブチルである。理論によって制限されないが、炭化水素置換基は、電子供与効果を有し、これにより第2級アミン官能基のpKaを効果的に増加させる。pKaの増加は、第2級アミンをより塩基性にし、これにより吸収体のガスローディングが増加する。同時に、置換基によって与えられた立体障害はアミンカルバマートの形成を阻害し、これによりアミンカルバマートは不安定になり、より容易に取り除かれる。立体障害が大きいほど、これらの影響が大きくなることが理解されるであろう。
立体障害を与える置換基は、好ましくは限定された鎖長である(例えば、C4または3より小さい)。より小さい置換基および/または多価(multiple sorbing)第2級アミン(例えば2〜4)を有するアミンは、アミン溶液の所与の重量でアミンの高規定度を与える低当量を与える。高い規定度は、吸収体の体積当たりのCOの捕集を増加させる傾向がある。吸収体中の多価アミン官能基は、当量および揮発性を低減する傾向がある。
吸収体のさらなる利点は、ヒドロキシル官能基を有しないことである。これは吸収体の化学的安定性を増加させる。吸収体を分解する1つの方法は、分子間カップリングまたは脱離基としてヒドロキシル官能基を有する炭素原子上のアミン窒素原子による求核攻撃を介した分子内環化である。ヒドロキシル官能基を有しない吸収体の使用により、この分解が避けられる。
吸収体分解の他の方法は、カルバマート炭素上の窒素原子による求核攻撃によるCO仲介分子間カップリングおよびカルバマート炭素上の窒素原子による求核攻撃によるCO仲介分子内環化である。第2級アミンは第1級アミンより低い求核性であり、立体障害型第2級アミンは、立体障害のない第2級アミンよりさらに低求核性である。したがって、本明細書に記載された吸収体のさらなる利点は、それらが化学分解しにくいことである。
ポリアミンの例示的基は、少なくとも1つの第2級アミンを含み、ここで第2級アミンは好ましくはアミノ基を持たない少なくとも1つのアルキル置換基(以後「無アミンアルキル置換基」ともいう)を含む。
例えば、ポリアミンは以下の式で表されてもよい。
Figure 2012533414
式中、RおよびRはそれぞれ水素またはアルキル置換基である、但しRおよびRの少なくとも1つは無アミンアルキル置換基であり、すなわちアミン基を有しない。
無アミンアルキル置換基は、任意のアルキル鎖であってもよく、および分枝状または非分枝状、飽和または不飽和であってもよく、および置換または非置換であってもよい、但しアミン基を含む置換基はない。好ましくは、各無アミンアルキル置換基は1〜4の炭素原子を有する。例えば、無アミンアルキル置換基は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチルまたはtert−ブチル基であってもよい。より好ましくは、無アミンアルキル置換基は比較的かさ高く、そのため無アミンアルキル置換基に結合した第2級アミンは立体障害型である。このようなかさ高い無アミンアルキル置換基には、例えばイソプロピルおよびt−ブチルが挙げられる。もっとも好ましくは、無アミンアルキル置換基は比較的かさ高いが、低重量を有する。このような置換基には、例えばイソプロピルが挙げられる。
いくつかの例において、RおよびRのうちの1つのみが、無アミンアルキル置換基である。このような例において、上記に示したとおり、RおよびRのいずれか一方は、例えば、水素、またはアミン置換基を有するアルキル置換基でもよい。したがって、RおよびRの1つが水素の場合、吸収体は無アミンアルキル置換基を有する1つの第2級アミン、および1つの第1級アミンを有するであろう。あるいは、RおよびRの1つがアミン置換基を有するアルキル置換基である場合、吸収体は少なくとも2つの第2級アミンを有し、これらの1つは無アミンアルキル置換基を有し、およびこれらの1つはアミノ化されたアルキル置換基を有するであろう。しかしながら、好ましくは、RおよびRがそれぞれ無アミンアルキル置換基であり、このようなものとして、吸収体は好ましくは無アミンアルキル置換基を有する2つの第2級アミンを含む。
は、例えば、脂肪族炭素鎖、環状炭素鎖、第2級もしくは第3級アミンを含有するアルキル単位、または環構造であってもよい。最も好ましくは、Rは、ポリアミンが、第2級アミン間に少なくとも3つの炭素原子を含むように選択される。
が脂肪族炭素鎖の場合、これは直鎖または分枝鎖であってもよく、飽和または不飽和であってもよく、および置換または非置換であってもよい。Rが置換された脂肪族炭素鎖の場合、置換基は、例えばアミノ基を含んでもよい。例えば、Rは以下の式:
Figure 2012533414
で表されてもよい。
が環状炭素鎖の場合、これは脂環式または芳香族、飽和または不飽和、および置換または非置換であってもよい。
が環構造の場合、これはヘテロ環であってもよい。例えば、Rはアミン置換基を含んでもよい。例えばRは以下の式:
Figure 2012533414
で表される環構造でもよい。
好ましくは、Rが脂肪族炭素鎖または環状炭素鎖の場合、Rは2または3以上の炭素原子の鎖を含む。
が第2級アミンの場合、以下の式:
Figure 2012533414
のうちの1つで表されてもよい。
の第2級アミンは、多価アミンでも、多価アミンでなくてもよいことが理解されるであろう。
あるいは、Rの第3級アミンの場合、以下の式:
Figure 2012533414
のうちの1つで表されてもよい。
任意の上記式において、nの値は1以上でもよく、好ましくは4より小さい。
任意の上記式において、RはRおよびRの1つと結合していても、していなくてもよい。例えば、Rが式:
Figure 2012533414
で表される第3級アミンの場合、少なくとも1つの[C]基はRと結合して、ポリアミンが式:
Figure 2012533414
で表されものとなるように結合してもよい。
1つの具体例において、RはRに結合し、ポリアミンは以下の式:
Figure 2012533414
で表される。
上記例のいずれかにおいて、多価アミン基は好ましくは7.5より大きいpKaを有する。7.5より大きいpKaは、CO回収を増加させると考えられる。より好ましくは、再生が難しいことから、ポリアミンは、8より大きいpKaを有する、第1級アミン官能基を有しない。さらに、上記例のいずれかにおいて、好ましくは、ポリアミンは、CO回収に対する110より小さい有効当量を有する。「有効当量」は、7.5より大きいpKaを有するアミン基の数で割った化合物の分子量をいう。
上記例のいずれかにおいて、ポリアミンは好ましくはヒドロキシル置換基を有しない。
最も好ましい吸収体は、以下の化合物を含み、ここで化合物の少なくとも1つの第1級アミンはさらに無アミンアルキル置換基で置換されて、第2級アミンを形成する(すなわち、−NH−R、および/または−NH−Rを形成する):ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,2−エタンジアミン、1,3−プロパンジアミン,トリス(2−アミノエチル)アミン、3,3−ビス(2−アミノエチル)アミノプロパン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−(3−アミノプロピル)ピペラジン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)ピペラジンまたはN,N’−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン。
例えば、ジエチレントリアミンは以下の式:
Figure 2012533414
で表される。
ジエチレントリアミンの第1級アミンの1つまたは両方を無アミンアルキル置換基で置換することにより、第2級ポリアミン(すなわち式1に相当する)を形成し、以下の式:
Figure 2012533414
式中、上記で示したとおり、RおよびRはそれぞれ水素またはアルキル置換基である、但しRおよびRの少なくとも1つは無アミンアルキル置換基である、で表される好ましい吸収体が製造される。
上記に列記された化合物、これらから誘導された好ましい吸収体の構造を、以下の表に示す。
Figure 2012533414
Figure 2012533414
上記化合物において、トリス(2−アミノエチル)アミンおよび3,3−ビス(2−アミノエチル)−アミノプロパンにおける3つの全てのアミンは、アルキル化または少なくとも部分的にアルキル化されていてもよい。
最も好ましい吸収体は、ジエチレントリアミンを含み、ここで両方の第1級アミンはさらにイソプロピル基で置換され、第2級アミンが形成される。つまり、最も好ましい吸収体は以下の式:
Figure 2012533414
で表される。
所望であれば、例えばポリアミンの粘度または最大溶解度に関する問題を相殺するために、ポリアミンを含む溶媒は、バッファまたは物理的溶媒成分、例えばスルホランまたはトリエチレングリコールなど、として機能する別の第3級アミンを含むこともできる。
例:
アミン分子と平衡にある溶液中の二酸化炭素種の性質を決定するために、種々のアミンロード吸収体をC13 NMR(核磁気共鳴)によって調査した。この技術は、溶液中のカルバマートと重炭酸塩を区別するのを可能にする。3種の異なるアミン分子:2つの末端アミノ基が非置換であるプロパンジアミン(PDA)、2つの末端アミノ基がメチル化されたジメチルプロパンジアミン(DMPDA)、2つの末端アミノ基がイソプロピル置換基で置換されたジイソプロピルプロパンジアミン(DIPPDA)を調査した。これらのアミンの水溶液を、焼結ガラスバブラーを用いて、C13 CO含有ガスと一緒に50℃で、試料重量が一定になるまで散布した。ロードされた溶液をその後C13 NMRで分析した。図1は、非置換または置換された分子を比較した場合の、カルバマートを重炭酸塩へと不安定にすることにおける、かさ高い置換基(すなわちイソプロピル)の立体障害効果を例示している。

Claims (37)

  1. ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスであって、式:
    Figure 2012533414
    式中、
    (a)RおよびRは、それぞれH、およびアルキル置換基からなる群から選択され、但し、RおよびRの少なくとも1つはアミン基を有しないアルキル置換基であり;
    (b)Rは、脂肪族炭素鎖、環状炭素鎖、

    Figure 2012533414
    で表される第2級アミン、

    Figure 2012533414
    式中、[C]の少なくも1つは、RまたはRと結合していても、または結合していなくてもよい、
    で表される第3級アミン、または

    Figure 2012533414
    で表される環構造であり、n≧1である、
    で表される少なくとも1種のポリアミンを含む水性吸収体でガス状流体を処理することを含む、前記プロセス。
  2. およびRがそれぞれアミン基を有しないアルキル置換基である、請求項1に記載のプロセス。
  3. が2または3以上の炭素原子を含む、請求項1に記載のプロセス。
  4. が環状アミンを含む、請求項1に記載のプロセス。
  5. が脂肪族炭素鎖である、請求項1に記載のプロセス。
  6. が第2級または第3級アミンを含む、請求項1に記載のプロセス。
  7. が第2級アミンを含む、請求項1に記載のプロセス。
  8. アルキル置換基が1〜4の炭素原子を有する、請求項1に記載のプロセス。
  9. アルキル置換基が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチルおよびtert−ブチルからなる群から選択される、請求項1に記載のプロセス。
  10. アルキル置換基が、イソプロピル、メチル、エチルまたはsec−ブチルである、請求項1に記載のプロセス。
  11. アルキル置換基が、イソプロピルまたはメチルであってもよい、請求項1に記載のプロセス。
  12. ポリアミンが、CO回収に対する110より小さい有効当量を有する、請求項1に記載のプロセス。
  13. に結合した第2級アミンおよびRに結合した第2級アミンが、それぞれ7.5より大きいpKaを有する、請求項1に記載のプロセス。
  14. 少なくとも1種のポリアミンが、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,2−エタンジアミン、1,3−プロパンジアミン,トリス(2−アミノエチル)アミン、3,3−ビス(2−アミノエチル)アミノプロパン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)ピペラジンまたはN,N’−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンからなる群から選択され、ここで化合物の少なくとも1つの第1級アミンはさらにアミン基を有しないアルキル置換基で置換されて、第2級アミンを形成している、請求項1に記載のプロセス。
  15. 少なくとも1種のポリアミンが、ヒドロキシル官能基を有しない、請求項1に記載のプロセス。
  16. が、

    Figure 2012533414
    で表される第三級アミンであり、
    が、Rと、

    Figure 2012533414
    で表されるポリアミンになるように結合している、請求項1に記載の方法。
  17. ポリアミンが、

    Figure 2012533414
    で表される、請求項16に記載のプロセス。
  18. ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスであって、少なくとも1つの第2級アミン官能基を含む少なくとも1種のポリアミンを含む水性吸収体で処理することを含み、少なくとも1つの前記第2級アミン官能基は少なくとも1つのアミン基を有しないアルキル置換基を含む、前記プロセス。
  19. アルキル置換基が、1〜4の炭素原子を有する、請求項18に記載のプロセス。
  20. アルキル置換基が、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、sec−ブチルまたはtert−ブチルである、請求項19に記載のプロセス。
  21. アルキル置換基が、イソプロピル、メチル、エチルまたはsec−ブチルである、請求項19に記載のプロセス。
  22. アルキル置換基が、イソプロピルまたはメチルである、請求項19に記載のプロセス。
  23. ポリアミンが2つの第2級アミンを含み、それぞれがアミン基を有しない少なくとも1つのアルキル置換基を有する、請求項18に記載のプロセス。
  24. ポリアミンが、2つの第2級アミンの間に少なくとも3原子を含む、請求項18に記載のプロセス。
  25. 少なくとも1種のポリアミンが、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、1,2−エタンジアミン、1,3−プロパンジアミン,トリス(2−アミノエチル)アミン、3,3−ビス(2−アミノエチル)アミノプロパン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)ピペラジンまたはN,N’−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンを含み、ここでポリアミンの少なくとも1つの第1級アミンがさらに置換基で置換されている、請求項18に記載のプロセス。
  26. ポリアミンが、さらに少なくとも1つの第3級アミン、第1級アミンおよびさらなる第2級アミンを含む、請求項18に記載のプロセス。
  27. ポリアミンが、さらに少なくとも1つの第1級アミン、およびpKaが8より小さい第1級アミンを含む、請求項18に記載のプロセス。
  28. ポリアミンが、さらに少なくとも1つの環状アミンを含む、請求項18に記載のプロセス。
  29. 少なくとも1種のポリアミンが、脂肪族ポリアミンを含む、請求項18に記載のプロセス。
  30. ポリアミンが、CO回収に対する110より小さい有効当量を有する、請求項18に記載のプロセス。
  31. 第2級アミンが、7.5より大きいpKaを有する、請求項18に記載のプロセス。
  32. 吸収体を再生することによって、HSおよび/またはCOの産物流体を得ることをさらに含む、請求項18に記載のプロセス。
  33. 少なくとも1種のポリアミンがヒドロキシル官能基を有しない、請求項18に記載のプロセス。
  34. ガス状流体からHSおよびCOの少なくとも1種を回収するためのプロセスであって、少なくとも1つの立体障害型第2級アミン基を含み、その少なくとも1つが7.5よりも大きいpKaを有する、少なくとも1種のポリアミンを含む水性吸収体でガス状流体を処理することを含む、前記プロセス。
  35. ポリアミンが、8より大きいpKaを有する第1級アミンを有しない、請求項34に記載のプロセス。
  36. 吸収体を再生することによって、HSおよび/またはCOの産物流体を得ることをさらに含む、請求項34に記載のプロセス。
  37. 少なくとも1種のポリアミンがヒドロキシル官能基を有しない、請求項36に記載のプロセス。
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