JP2012530901A - 等光路干渉計 - Google Patents

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Abstract

干渉計用の光学アセンブリが提供される。この光学アセンブリは、光軸に沿って定置され、光軸に対して異なる非垂直角に配置された第1及び第2の部分反射表面を含む。第2の部分反射表面は、光軸に沿って第1の部分反射表面を透過した光を受け取り、受け取った光の一部分を検査対象物へ透過して干渉計用の測定光を規定するとともに受け取った光の別の部分を第1の部分反射表面に向け反射して戻して干渉計用の参照光を規定するように構成される。参照光は第2及び第1の部分反射表面間を少なくとも1往復する。

Description

本願は、35USC第119条(e)項に基づいて、2009年6月19日に出願された米国仮特許出願第61/218,708号の優先権を主張するものであり、その全内容は参照することにより本明細書に組み込まれる。
本発明は等光路干渉計及び関連方法に関する。
干渉計は干渉ビームを用いて対象物の測定を実行するものである。干渉計は、干渉ビームがほぼ等しい光学的距離(例えば数十ミクロン以内の差)を横断する等光路型と、光路差が可視白色光のコヒーレンス波長に比較して大きい(例えば0.05mmより大きく、最大数キロメートルになり得る)不等光路型とに大きく分類することができる。等光路システムは(スペクトル的に広帯域で及び/又は空間的に広がった)低コヒーレンス光源で動作するように構成することができる。不等光路干渉計は、例えば光学部品を検査するのに使用できるフィゾーレーザ干渉計を含む。
等光路干渉計は光学的検査に重要であり、例えば半透明物の前面及び背面を別々に測定するのに重要である。等光路干渉計は干渉顕微鏡法にも使用でき、この場合には光源として低コヒーレンスハロゲンランプ及び白色LEDを使用できる。例えば、干渉顕微鏡法は光路平衡及び分散補償型ミロー、マイケルソン又はリニク干渉計に基づいて設計することができる。
概して、本発明の一つの態様においては、近似的に等しい検査対象物の表面まで延在する測定光路長及び参照素子の表面まで延在する参照光路長を提供し、低コヒーレンス光源の使用を可能にする干渉計が提供される。この干渉計の用途は、部分的に透明な対象物の選択した表面の形状測定を他の対象物表面に殆ど感応することなく行うことにある。いくつかの実施形態においては、不等光路のフィゾーレーザ機器が等光路ジオメトリに適応化される。いくつかの実施形態においては、干渉計は顕微鏡、例えば低コヒーレンス光源を使用する顕微鏡の干渉対物系として機能する。
概して、本発明の別の態様においては、光源、参照素子、干渉計ビームスプリッタ、望ましくない反射を濾波する開口絞り又はその等価物、及びカメラなどの撮像装置を含む干渉計が提供される。入力光源光の一部分は参照素子の部分的に反射性の表面を経て干渉計ビームスプリッタへ通過する。ビームスプリッタは光源光の一部分を参照ビーム及び測定ビームに分割する。参照ビームは次に参照素子の部分反射表面から反射し、干渉計ビームスプリッタに戻り、もう一度ビームスプリッタから反射し、次いで参照素子を通過し、最後には開口絞りを通過してカメラに到達する。測定ビームは、ビームスプリッタを通過後に、少なくとも一つの対象物表面から反射して干渉計ビームスプリッタに戻り、参照ビームとほぼ同一の広がりで同軸的に重なり合って干渉パターンを生じる。参照素子及びビームスプリッタは、干渉計構成要素の種々の表面からのスプリアス反射が開口絞り又はその等価物によって阻止されるように傾け、撮像装置に2ビーム干渉パターンが生じるようにする。
概して、本発明の別の態様においては、干渉計用の光学アセンブリが提供される。この光学アセンブリは、光軸に沿って定置され、光軸に対して異なる非垂直角に配置された第1及び第2の部分反射表面を含む。第2の部分反射表面は、光軸に沿って第1の部分反射表面を透過した光を受け取り、受け取った光の一部分を検査対象物へ透過して干渉計用の測定光を規定するとともに受け取った光の別の部分を第1の部分反射表面に向け反射して戻して干渉計用の参照光を規定し、参照光は第2及び第1の部分反射表面間で少なくとも1往復するように構成される。
前記光学アセンブリの実施形態は下記の特徴の一つ以上を含むことができる。前記非垂直角は、第2の部分反射表面が参照光を光軸に沿って反射する前に、参照光が第1及び第2の部分反射表面の間を少なくとも1回通過せしめられるようにすることができる。前記非垂直角は、参照光が第1及び第2の部分反射表面の間をステップ1回通過せしめられる間に第1及び第2の部分反射表面の一つに垂直に入射せしめられるようにすることができる。
第1の部分反射表面に対する前記非垂直角は第2の部分反射表面に対する非垂直角の1.5倍にすることができる。
第2の部分反射表面は、検査対象物から反射して第2の部分反射表面に戻った後の測定光を第2及び第1の部分反射表面の間で少なくとも1往復した後の参照光と重ね合わせるように構成することとができる
前記光学アセンブリは第1の部分反射表面を有する第1の光学素子及び第2の部分反射表面を有する第2の光学素子を含むことができる。前記第1及び第2の光学素子の各々は反射防止被膜を有する別の表面を有することができる。部分反射表面はそれぞれの光学素子の外部表面上に有することができる。部分反射表面はそれぞれの光学素子内の内部界面に形成することもできる。
第1の部分反射表面は第2の部分反射表面から、参照光と測定光との干渉パターンを取得する結像モジュールの焦点深度より大きい距離だけ離して定置することができる。干渉計の光学素子は、参照光が結像モジュールの焦点深度内においてガラスを通過しないように定置することができる。
前記第1の光学素子は反射防止被膜を有する別の表面を有することができる。前記第1の光学素子は、第1の部分反射表面が前記第2の光学素子の第2の部分反射表面に対面し、前記第1の光学素子の反射防止被膜が前記第2の部分反射表面と反対側に向くように配置することができる。第1の部分反射表面と第2の部分反射表面との間の距離は参照光と測定光との干渉パターンを取得する結像モジュールの焦点深度より大きくすることができる。
前記光学アセンブリは、参照光と測定光との間の位相差を補償するように前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間に定置された分散補償器を含むことができ、該分散補償器は第3の光学素子に近接して結像系の焦点深度の外に定置される。
前記第1の光学素子は、第1の部分反射表面が前記第2の光学素子の第2の部分反射表面と反対側に向き、前記第1の光学素子の反射防止被膜が前記第2の部分反射表面に対面するように配置することができる。
前記光学アセンブリは第3の部分反射表面を更に含むことができる。前記第3の部分反射表面は、(i)光軸に沿って第1の部分反射表面を透過した光を受け取り、(ii)受け取った光の一部分を透過して測定光を規定し、(iii)受け取った光の別の部分を前記第1の部分反射表面に向け反射して干渉計のための第2の参照光を規定し、前記第2の参照光は前記第2及び第1の部分反射表面の間で少なくとも1往復することができるように構成することができる。
前記光学アセンブリは、光源からの光を受け取り、コリメートされた光を前記第1の部分反射表面に投影するコリメータを更に含むことができる。前記光学アセンブリは、光源からの光を受け取り、その光を前記第1の部分反射表面に投影するフィールドレンズを更に含むことができる。前記フィールドレンズは、参照光が前記第1の部分反射表面で反射されてから検出器で検出されるまで走行する結像光学路の外に配置される。
前記第1の部分反射表面は約10%から約30%の範囲内の反射率を有することができる。前記第2の部分反射表面は約40%から約60%の範囲内の反射率を有することができる。
干渉計システムは上述した光学アセンブリと光源及び検出器を含む干渉計基部を含むことができる。前記光源は、前記第1の部分反射表面を透過し前記第2の部分反射表面により受け取られる光を発生するように構成される。前記検出器は、測定及び参照ビーム含む重ね合わされた光を受光し、重ね合わされた光の空間分布に関する情報を提供する。干渉計基部は、光軸に沿って第1の部分反射表面に入射し、第1の部分反射表面から反射して干渉計基部に戻る干渉計基部からの光を遮るように配置された開口絞りと、検査対象物を支持する取付け台を含むことができる。前記取付け台は参照光の光学路長にほぼ等しい測定光の光学路長を規定するために位置決めすることができる。
干渉計基部は測定光と参照光との間の光路長の差を変化させる位相シフタを含むことができる。位相シフタは、測定光の光路長を変化させるために、干渉計基部を前記光学アセンブリに機械的に結合し、前記光学アセンブリと前記検査対象物との間の距離を変化させるように構成することができる。
前記光源は低コヒーレンス干渉計測用の広帯域光源とすることができる。
前記光源は狭帯域レーザ源とすることができる。
前記光源は低コヒーレンス干渉計用の広帯域モードと高コヒーレンス干渉計用のレーザモードとの間で調整可能にすることができる。前記光源は、レーザ閾値より低い電流で駆動されるとき広帯域モードで動作し、レーザ閾値より高い電流で駆動されるときレーザモードで動作するレーザダイオードとすることができる。
前記第1の部分反射表面は非平坦表面を含むことができる。
概して、本発明の別の態様においては、干渉方法が提供され、該方法は第1及び第2の部分反射表面を光軸に沿って定置するステップ、前記第1及び第2の部分反射表面を光軸に対して異なる非垂直角に配置するステップ、及び光を前記第1の部分反射表面を経て光軸に平行な方向に沿って前記第2の部分反射表面へ透過させるステップを含む。前記第2の部分反射表面において、前記光の第1部分が検査対象物へ透過され測定光を規定し、前記光の第2部分が前記第1の部分反射表面に向け反射されて参照光を規定する。前記第1の部分反射表面において、前記光の第2部分の一部分が前記第2の部分反射表面に向け反射されるため、前記参照光は前記第1及び第2の部分反射表面間を少なくとも1往復する。
前記干渉方法の実施形態は下記の特徴の一つ以上を含むことができる。前記第1及び第2の部分反射表面を配置するステップは、第2の部分反射表面が参照光を光軸に沿って反射する前に、参照光が第1及び第2の部分反射表面の間を少なくとも1回通過せしめられるように、前記第1及び第2の部分反射表面を異なる非垂直角に配置することができる。
前記第1及び第2の部分反射表面を配置するステップは、参照光が第1及び第2の部分反射表面の間を少なくとも1回通過する間に第1及び第2の部分反射表面の一つに垂直に入射せしめられるように、前記第1及び第2の部分反射表面を異なる非垂直角に配置することができる。
前記方法は、前記第2の部分反射表面において、検査対象物から反射して第2の部分反射表面に戻った後の測定光が前記第2及び第1の部分反射表面間を少なくとも1往復した後の参照光と重ね合わせるステップを含むことができる。重ね合わされた光の空間分布に関する情報を提供することができる。前記第1の部分反射表面から前記第2の部分反射表面と反対の方向に反射される光を阻止するために開口絞りを設けることができる。反射表面を有する検査対象物は参照光の光路長にほぼ等しい測定光の光路長を決定するように定置することができる。測定光と参照光との間の光路長の差は変化し得る。測定光の光路長を変化させるために第1及び第2の部分反射表面を含む光学アセンブリと検査対象物間の距離を変化させることができる。
前記方法は、その外表面に第1の部分反射表面を有する光学素子を、その外表面が第2の部分反射表面に対面するように配置するステップを含むことができる。前記方法は、前記第1の部分反射表面からの参照光をガラス素子を通過することなく前記第2の部分反射表面へ透過させるステップを含むことができる。前記方法は、前記第2の部分反射表面を前記第1の部分反射表面から、測定光と参照光との干渉パターンを検出する結像モジュールの焦点深度より大きい距離離して定置するステップを含むことができる。
前記方法は、参照光及び測定光が走行する光路長の差による測定光と参照光との位相差を補償する分散補償器に参照光を通すステップ及び前記分散補償器を前記結像モジュールの焦点深度外に定置するステップを含むことができる。
前記方法は、光軸に沿って第3の部分反射表面を定置するステップ、前記第3の部分反射表面を前記第2の部分反射表面に平行に配置するステップ、前記第3の部分反射表面において、前記第1の部分反射表面を透過した光の第3部分を検査対象物へ透過して測定光を規定するとともに、前記光の第4部分を前記第1の部分反射表面に向け反射して第2の参照光を規定するステップ、及び前記第2の参照光が前記第2及び第1の部分反射表面間を少なくとも1往復するように、前記第1の部分反射表面において前記光の第4部分の一部分を前記第2の部分反射表面に向け反射させるステップを含むことができる。
光を前記第1の部分反射表面を透過させるステップは、コリメートされた光を前記第1の部分反射表面を透過させるステップを含むことができる。前記方法は、光を前記第1の部分反射表面を透過させる前にフィールドレンズを透過させるステップ及び前記フィールドレンズを参照光が前記第1の部分反射表面により反射されてから検出器によって検出されるまで走行する結像光路の外に定置するステップを含むことができる。
ここでは平面検査用の干渉計として記載したが、本コンセプトは参照素子を適切に変更することで任意の表面形状の測定に一般化することができる。
対象物の表面を測定する模範的な干渉計を示す図である。 参照ビーム及び測定ビームに対して等しい光路長を有するように構成された模範的な光学アセンブリを示す図である。 参照ビーム及び測定ビームに対して等しい光路長を有するように構成された他の模範的な光学アセンブリを示す図である。 位相シフト干渉計法用の模範的な干渉計を示す図である。 グラフである。 グラフである。 干渉顕微鏡用に構成された模範的な等光路干渉計を示す図である。 模範的な光学アセンブリを示す図である。 非平面の表面を測定する模範的な光学アセンブリを示す図である。 対象物の表面を測定する模範的な干渉計を示す図である。 対象物の表面を測定する他の模範的な干渉計を示す図である。 干渉計に使用できる模範的な光学アセンブリを示す図である。 干渉計に使用できる他の模範的な光学アセンブリを示す図である。 干渉計に使用できる他の模範的な光学アセンブリを示す図である。 対象物の表面を測定する模範的な干渉計を示す図である。
図1を参照するに、対象物の前面形状及び他の特性を分析する模範的な干渉計100が示されている。干渉計100は、検査対象物102の表面への測定光路及び参照素子104への表面への参照光路を与える光学アセンブリを含み、測定及び参照光路は近似的に等しい光路長を有する。本例では、参照素子104は平面を有するガラス板である。光学アセンブリは干渉計100の光軸106に沿って定置された複数の部分的に反射性の表面を含み、これらの部分反射性表面は、有用な測定及び参照光が光軸106に知って検出器(例えばカメラ108)に向けられ、望ましくない光が光軸106に不平行の方向に向けられ除去されるように、光軸106に対して傾けられる。これにより、低コヒーレンス光源110の使用が可能になり、多数の反射性表面を有する透明対象物の測定が容易になる。
ここで、用語「光」は紫外、可視、近赤外及び赤外スペクトルの任意のスペクトル領域内の電磁放射を指すものとし得る。
照明ビームスプリッタ112は光源110からの光をコリメータ114に向け、コリメータ114は光をコリメートし、光軸106に平行な方向に沿って参照素子104及び参照ビームスプリッタ116に向ける。参照素子104はコリメータ114に対面する表面上に部分反射(PR)皮膜118を有し、ビームスプリッタ116に対面する表面上に煩反射防止(AR)皮膜120を有する。PR皮膜118及びAR皮膜120は薄いため、「PR皮膜118」及び「PR表面118」が交換可能に使用され、「AR皮膜120」及び「AR表面120」が交換可能に使用される。ビームスプリッタ116は参照素子104に対面する表面上に部分反射(PR)皮膜122を有し、検査対象物102に対面する表面上にAR皮膜124を有する。PR皮膜122及びAR皮膜124は薄いため、「PR皮膜122」及び「PR表面122」が交換可能に使用され、「AR皮膜124」及び「AR表面124」が交換可能に使用される。
コリメータ114からの光は参照素子104のPR皮膜118を通過する。一例として、PR皮膜118は入射光の17%を反射し、83%を透過する。従って、入射光の83%が参照素子104のAR皮膜を通過し、ビームスプリッタ116のPR皮膜122に伝播し、このビームスプリッタ116は入射光の50%を反射し、50%を透過する。反射された光が参照ビーム126を形成し、透過した光が測定ビーム128を形成する。
参照ビーム126は参照素子104のAR表面120を通過し、参照素子104のPR表面118から部分的に反射する。従って、参照素子104のPR表面118は参照表面として作用する。反射された参照ビーム126は次にビームスプリッタ116のPR表面122に戻り、ここで部分的に反射してもとの照明ビームとほぼ同一の線上にあって同一の広がりを持つ(光軸106に平行な)光路内に入るが、反対方向に進み、最終的には開口絞り130及び結像レンズ136を通過した後カメラ10に到達する。
上述の例は4%から100%の範囲の表面反射率を有する検査対象物を測定するのに有用である。用途に応じて、反射率及び透過率の値は上で与えられた値から相違させることができる。例えば、参照素子104のPR表面118は約10%から約30%の範囲内の反射率にすることができ、ビームスプリッタ116のPR表面122は約40%から約60%の範囲内の反射率にすることができる。
本例では、参照ビーム126はビームスプリッタ116のPR表面122から参照素子104のPR表面118へ往復した後にPR表面122に戻る。後述されるように(図8)、参照素子104の傾き角は、参照ビーム126が測定ビーム128と合成される前にビームスプリッタ116のPR表面122と参照素子104のPR表面118との間で2回以上往復走行するように調整することができる。これにより、測定ビーム128と参照ビーム126を等しい光路長に維持しながら、ビームスプリッタ116のPR表面122から検査対象物102の表面までの距離を増大することができる。
測定ビーム128は干渉計ビームスプリッタ116のAR表面124を通過して検査対象物102に到達し、ここで測定ビーム128は検査対象物102の少なくとも一つの表面(例えば前面137)から干渉計ビームスプリッタ116へと反射し、ここで測定ビーム128の一部分がもとの照明ビームとほぼ同一の線上にあって同一の広がりを持つ(光軸106に平行な)光路に沿って残りの素子を透過し、最終的にカメラ10に到達し、ここで測定ビーム128は参照ビーム126と干渉する。その結果は2つのビームの干渉パターンであり、例えば検査対象物102の表面形状を決定するのに有用である。
図1の例においては、(検査対象物102の表面から反射された後の)測定ビーム128と(PR表面122と118との間の往復走行後の)参照ビーム126がビームスプリッタ116のPR表面122で合成又は重ね合わされる。重ね合わされたビームは次にカメラ108に向かって進む。
カメラ108に向けられる参照ビーム126及び測定ビーム128の部分に加えて、(可能な偶発的反射源の中で特に)参照素子104及び干渉計ビームスプリッタ116は望ましくない反射(例えば139)を発生し得る。このような望ましくない反射139を分離し除去するために、参照素子134及び干渉計ビームスプリッタ116は図に示されるように僅かに角度をつけて、望ましくない反射139が開口絞り130の開口の外へ向かうようにする。
図1は、参照素子104のPR表面118からの望ましくない第1の反射132及び干渉計ビームスプリッタ116に向かって反射しないで参照素子104を透過する参照ビーム126の望ましくない部分134を例示する。望ましくない第1の反射132及び望ましくない部分134は開口絞り130により阻止される。
図1の例においては、干渉計ビームスプリッタ116は光軸106に垂直の方向に対して角度αだけ傾けられる。参照素子106は、参照ビーム126が参照素子104のPR表面118にほぼ垂直の入射角で射突するように、2αにほぼ等しい角度だけ傾けられる。
図2を参照するに、いくつかの実施形態においては、更に参照素子104及び干渉計ビームスプリッタ116のAR表面からの望ましくない反射を抑制するために、参照素子104及びビームスプリッタ116はそれぞれ楔型基板210及び212で形成することができる。本例では、楔形基板212は参照素子に対面するPR表面218及び検査対象物102に対面するAR表面216を有し、PR表面218及びAR表面216は不平行である。楔形基板210は、コリメータ114に対面するPR表面220及びビームスプリッタに対面するAR表面214を有し、PR表面220及びAR表面214は不平行である。PR表面218及びPR表面220は光軸106に垂直の方向に対してそれぞれα及び2αにほぼ等しい角度だけ傾けられる。楔形基板210及び212を用いることによって、AR表面214及び216からの望ましくない反射は測定及び参照ビームに対して角度をなして進み、最終的に開口絞り130により阻止される。
図1の例では、観測又は測定される表面は検査対象物102の前面137である。干渉計100は検査対象物102の背面138を観測又は測定するのに使用することもできる。測定される表面は必ずしも対象物の外面にしなければならいわけではない。干渉計100は光学素子の内部界面を観察又は測定することもできる。
カメラ108により検出される干渉パターンは、例えばプログラムを実行するコンピュータによって分析することができる。干渉パターンの分析は、例えば対象物102の表面137が所望の表面形状に一致するかしないかについての情報をもたらすことができる。
図1の例では、干渉計は偏光に感応しない。照明ビームスプリッタ112は光源110からの光の一部分(例えば半分)をコリメータ114に向け反射するとともに、コリメータ114からの戻り光の一部分(例えば半分)をカメラ108へと通す。いくつかの実施形態においては、干渉計は偏光を使用するように構成することもできる。偏光照明ビームスプリッタを使用し、偏光状態を回転させるためにこのビームスプリッタとコリメータ114との間に1/4波長板を配置する。偏光照明ビームスプリッタは偏光のほぼ全部を第1の方向に沿って(1/4波長板を経て)コリメータ114へと向けるとともに、(1/4波長板を2回通過した)戻り偏光のほぼ全部を第2の方向に沿ってカメラ108へと通す。
図3を参照するに、参照素子104及び干渉計ビームスプリッタ116に関する本発明によるジオメトリの利点は、参照ビーム126と測定ビーム128の光路長が等しくなるのみならず両光路内のガラス量が等しくなるように構成することができる点にある。例えば、参照ビーム104に対するガラスの厚さはビームスプリッタ116に対するガラスの厚さと同じにできる。本例では、測定ビーム128がビームスプリッタ116のPR表面122から対象物102の前面137まで進み、PR表面122に戻る光路長は、参照ビーム126がPR表面122から参照しシステムのPR表面118まで進み、PR表面122に戻る光路長に等しい。
温度などの環境状態の変化は参照ビーム128及び測定ビーム128に同量の位相変化を生じる。このことは、例えば測定及び参照ビームの光路長を同一に維持することが重要な低コヒーレンス干渉計に有益である。いくつかの例においては、参照素子104とビームスプリッタ116の厚さが相違してもよく、この差により生じる位相差を部分的に又は完全に補正するために追加の光学素子を用いてもよい。
検査対象物102の背面138又は検査対象物102の本体内の表面を検査する場合には、検査対象物102とビームスプリッタ116との間の距離を、測定ビームがPR表面122から測定しようとする表面まで往復する光路長が、参照ビームがPR表面122からPR表面118まで往復する光路長に等しくなるように、調整することができる。検査対象物の屈折率は空気の屈折率と相違しうるので、測定及び参照ビームの光路長が同じであっても、測定ビームにより横断される物理的距離は参照ビームにより横断される距離と相違し得る。
図2の例でも、参照素子210及びビームスプリッタ212は測定及び参照ビームに対して等しい光路長を与える。
本発明による設計の別の利点は、市販のフィゾーレーザ干渉計、例えば米国、コネチカット州、ミッドフィールド所在のザイゴ社から市販されているザイゴGPI(登録商標)シリーズの干渉計の全体ジオメトリ及び機械的設計とコンパチブルである点にある。
図4を参照するに、模範的な等光路干渉計144を位相シフト干渉法に使用することができる。干渉計144は計器メインフレーム142及び干渉計サブアセンブリ140を含む。干渉計サブアセンブリ140は、用途に応じて、計器のメインフレーム142に着脱し得るアクセサリである。メインフレーム142は、図1に示される例と同様に、光源146、照明ビームスプリッタ112、コリメータ114、開口絞り130、結像レンズ136及びカメラ108を含む。光原146はレーザ源又は低コヒーレンス光源のいずれかとし得る。
いくつかの実施形態においては、光源146は低コヒーレンス干渉計用の広帯域モードと高コヒーレンス干渉計用のレーザモードとの間で調整できる。例えば、光源146は、レーザ閾値より低い電流で駆動されるとき広帯域モードで動作し、レーザ閾値より高い電流で駆動されるときレーザモードで動作するレーザ半導体とすることができる。
干渉計サブアセンブリ140は、図1に示される例と同様に、干渉計ビームスプリッタ116及び参照素子104を含む。サブアセンブリ140の位置は機械的移相器148によって(147で示すように)調整でき、この移相器は例えば1ミクロン程度の精度を有するものとし得る。移相器148は測定ビーム128と参照ビーム126との間の光路長の差を変化させる。本例では、移相器148は、干渉計サブアセンブリ140を計器メインフレーム142の台に機械的に結合し、測定ビーム128に対する光路長を変化させるためにサブアセンブリ140と検査対象物102との間の距離を変化させるように構成される。
サブアセンブリ140は、アクセサリ取付けフランジ149によって計器メインフレーム142に取り付けることができる取外し可能なアクセサリとして構成することができる。本例では、干渉計144は任意の偏光照明とコンパチブルである。
いくつかの実施形態においては、測定ビーム及び参照ビームがそれぞれ測定光路及び参照光路の特定部分に沿って特定の偏光を有するように偏光を利用した干渉計144を構成することができる。
低コヒーレンス光源146を使用するとき、等光路干渉計144は、例えば複数の反射表面を有する透明対象物の特定の表面を測定することができる。低コヒーレンス干渉計においては、干渉効果は等光路状態に限定もしくは局所化される。
図5は、透明対象物についてスペクトル的に広帯域(600nm中心波長、15nm半値全幅(FWHM))の光源を用いて測定した、対象物の位置の関数として変化する模範的な干渉信号150を示す。対象物位置「0」は等光路状態に相当する。本例では、干渉信号150のエンベロープの振幅は0位置近くで高く、0位置から12ミクロンを超える位置で著しく減少する。
図6は、40ミクロン厚の溶融石英対象物についてスペクトル的に広帯域(600nm中心波長、15nm半値全幅(FWHM))の光源を用いて測定した、対象物の位置の関数として変化する模範的な干渉信号強度160を示す。干渉信号160の第1のピーク162は0位置で生じる。干渉信号160の第2のピーク164は−60ミクロの位置で生じ、これは対象物の背面からの反射に相当する。
図5及び図6のグラフから明らかなように、対象物102の測定すべき表面から例えば20ミクロン以上離れた表面からの反射は、等光路状態が満足されるとき(即ち測定光路及び参照光路がほぼ等しい光路長を有するとき)に発生される干渉パターンに殆ど寄与しない。図1−4に示される例では、検査対象物102の前面137及び背面138から反射される光はすべてカメラ108に到達し得る。前面と背面との間の距離は20ミクロンより大きいと仮定する。干渉計100を前面137の測定に使用するとき、背面138から反射される光がカメラで検出される干渉パターンに大きく寄与することはあり得ない。同様に、干渉計100を背面138の測定に使用するとき、全面137から反射される光がカメラ108で検出される干渉パターンに大きく寄与することはあり得ない。
図7を参照するに、等光路干渉計は干渉顕微鏡法などの他の計器プラットフォームに適応化させることができる。干渉顕微鏡170はメインフレーム172及び着脱可能な干渉対物系174を含む。メインフレーム172は、光源146と、光源146からの光をコリメートし、ろ波し、拡大し、照明ビームスプリッタ178に向ける(レンズ173、視野絞り175及び照明開口絞り177を含む)レンズ及び視野絞りアセンブリを含む。ビームスプリッタ178は干渉対物系174から戻される光も受け取り、その戻り光を結像開口絞り180及び円柱レンズ182を経てカメラ108に向ける。
干渉対物系174は対物レンズ184、干渉計ビームスプリッタ116及び参照素子104を含む。対象物102の特定の表面を観測又は測定するために、機械的走査機構186によって干渉対物系174を方向188に沿って走査してビームスプリッタ116のPR表面122と観測すべき対象物の表面との間の距離を調整する。着脱可能な干渉対物系174は他のシステムに使用されるミロー型、マイケルソン型又はリニク型干渉計と取り可能にすることができる。顕微鏡170は等光路干渉計を使用するため、走査白色干渉計に有用である。干渉対物系174はマイケルソン型又はリニク型干渉対物系よりコンパクトにすることができる。
図8を参照するに、いくつかの実施形態においては、等光路干渉計用の光学アセンブリ190は参照素子192及び干渉計ビームスプリッタ194を含む。干渉計ビームスプリッタ194は光軸106に垂直の方向に対して角度αだけ傾けられ、参照素子192は光軸106に直角の方向に対して角度1.5αだけ傾けられる。この構成の下で、参照ビーム196は参照素子192のPR表面200から計2回反射し、干渉ビームスプリッタ194のPR表面202から計3回反射する。参照ビーム196は測定ビーム198と結合する前にビームスプリッタ194のPR表面202と参照素子192のPR表面200との間で2回往復する。
参照素子192の厚さT1はビームスプリッタ194の厚さT2の半分であるため、参照ビーム196と測定ビーム198は等しい量のガラスを通過する。ビームスプリッタ194のPR表面202と対象物102の測定すべき前面137との間の距離はビームスプリッタ194のPR表面202と参照素子192のPR表面200との間の距離の約2倍にすることができる。この光学アセンブリ190は、図4の例と同様に計器メインフレームと一緒に使用することができ、また図7と同様に干渉顕微鏡に使用することができる。
光学アセンブリ190の利点は、図1−4及び図7の例に比較してビームスプリッタ194と検査対象物102との間の作業距離が大きくなる点にある。
いくつかの実施形態においては、干渉計ビームスプリッタ(例えば116又は194)及び参照素子(例えば104又は192)は非平面にすることができる。例えば、検査対象物102が球形である場合、参照素子(例えば104又は192)のPR表面(例えば118又は200)は同等の球形にすることができる。
図9は検査対象物222の非平面(例えば球状凹面)224を測定する模範的な干渉計220を示す。干渉計220は楔形参照素子226及び楔形干渉計ビームスプリッタ228を含む。ビームスプリッタ228はPR表面232及びAR表面242を有する。参照素子226はPR表面230及びAR表面240を有し、PR表面230と検査対象物222の表面224はビームスプリッタ228のPR表面232に対して対称である。PR表面232は入来ビーム244を測定ビーム234及び参照ビーム236に分割し、両ビームは重なり合うビーム238を形成するためにPR表面232で結合する前に等しい光路長を走行する。重なり合うビーム238の干渉パターンは、例えば検査対象物222の表面224が参照素子226のPR表面230により表される所望の表面形状に一致するかしないかについての情報を与えるために分析することができる。
干渉計100において、干渉パターンを取得し記録する結像モジュール又はシステム(結像レンズ136及びカメラ108を含む)は焦点深度を有するため、焦点深度外の対象物は焦点はずれになり、カメラ108で取得された画像にボケを生じる。いくつかの実施形態においては、干渉計は構成要素の品質要件を緩和すべく決像系の焦点深度外に置かれた構成要素を有するように構成することができる。例えば、ガラス基板が決造系の焦点深度外に置かれる場合、ガラス基板の欠陥が焦点はずれになり、カメラにより取得される干渉パターンへの影響が小さくなり、無視することができる。これにより、高い性能を維持しながらシステムの総合コストを低減するために安価な構成要素の使用が可能になる。
図10を参照するに、いくつかの実施形態においては、干渉計250は、干渉計100(図1)の参照素子104に比較して反転された参照素子252を含む点を除いて、干渉計100に類似の構成を有する。参照素子252はコリメータ114に対面する表面に反射防止被膜120を有し、干渉計ビームスプリッタ116に対面する表面に部分反射被膜118を有する。光源160からの入力光はPR被膜118に衝突する前にAR皮膜120に衝突する。このような構成は、干渉計250の結像系の焦点深度内に何のガラス素子を含まない利点を有する。
本例では、焦点深度は光の波長を開口数の二乗で割った値で決まる。例えば、500nmの波長では、0.005の開口数を有する結像系の焦点深度は20mmである。結像系は、参照素子252のPR表面118から反射された光と対象物120上又は内の表面から反射された光との干渉パターンを投影するように設計されるため、焦点の中心は参照素子252のPR表面及び測定すべき対象物120の表面に位置する。ビームスプリッタ116と参照素子104を焦点深度(本例では20mm)より大きく離して位置させると、ビームスプリッタの基板は焦点外れになる。これにより干渉計250に使用されるガラス基板の特に高い空間周波数における品質に対する要件を緩和することができる。
図11を参照するに、いくつかの実施形態においては、干渉計260は、参照素子252のPR表面とビームスプリッタ116のPR表面との間に配置された分散補償板262のような追加の光学素子を備える点を除いて、干渉計250(図10)に類似の構成を有する。追加の光学素子は、参照ビーム126及び測定127が通過する物質の差により生じる参照及び測定ビーム126及び128間の位相差を部分的に又は完全に補償することができる。
例えば、図10の干渉計250においては、ビーム126及び128が走行する距離は同じであるが、測定ビーム128は参照ビーム126より多量のガラスを通過する。別の例として、参照素子252の厚さが干渉計ビームスプリッタ116の厚さと異なる場合には、ビーム126及び128が同じ距離を走行するにもかかわらず、ビーム126及び128の間に位相差が生じ得る。追加の光学素子(例えば分散補償板262)はビーム126及び128間の位相差を部分的に又は完全に補償することができる。追加の光学素子は結像系の焦点深度外に配置することができ、それによって追加の光学素子の品質要件を緩和することができる。図11の例では、分散補償板262が結像系の焦点深度外になるように(焦点の中心が参照素子252のPR表面118に位置する)分散補償板262は参照素子118よりもビームスプリッタ116に近接して配置される。
図12Aを参照するに、いくつかの実施形態においては、干渉計は、干渉計ビームスプリッタの前面及び背面からの反射を交互に使用して、3ビーム干渉パターンを生成する1つの測定ビームと2つの参照ビームに、ガラスを通過するほぼ等しい光路長を与える光学系270を含む。光学系270は参照素子252及び干渉計ビームスプリッタ272を含む。参照素子252は反射防止表面R1及び部分反射表面R2(約50%の反射率を有する)を有する。ビームスプリッタ272は2つの部分反射表面R3及びR4(各々約12%の反射率を有する)を有する。表面R1,R2,R3及びR4は順番に位置する。
図12Aにおいて、この例は、光路を観察し易くするために、望ましくない反射を除去するための参照素子及びビームスプリッタの傾きを示さずに非平行の入力及び出力ビームを用いて示されている。光の第1部分は表面R1及びR2を透過し、表面R3で反射されて、第1の参照ビームA278を形成する。第1の参照ビーム278は表面R2から部分的に反射し、表面R4に戻り、そこで参照ビームA278はもとの照明ビームとほぼ同一線上にあり同一の広がりを持つ光路内に部分的に反射するが反対方向に走行する。
図12Bを参照するに、光の第2部分は表面R1,R2及びR3を透過し、表面R4で反射されて、第2の参照ビームB280を形成する。第2の参照ビーム280は表面R2から反射し、表面R3に戻り、そこで参照ビームB280はもとの照明ビームとほぼ同一線上にあり同一の広がりを持つ光路内に部分的に反射するが反対方向に走行する。
光の第3部分は表面R1,R2,R3及びR4を透過して測定ビームM282を形成する。測定ビームM282は表面R4で第1の参照ビームA278と重なり合い、表面R3で第2の参照ビームB280と重なり合う。重畳ビームはカメラ108に向かって走行し、カメラ108は第1の参照ビームA278と第2の参照ビームB280と測定ビームM282との干渉を検出する。
以下に、3ビーム干渉パターンの高い(例えば最大の)コントラストを達成するための表面R1,R2,R3及びR4の反射力を決定する方法を説明する。差し当たり、すべてのスプリアス反射を無視すると、単一像点の干渉強度は、
Figure 2012530901
ここで、EA,B,はそれぞれ参照ビームA278、参照ビームB280及び測定ビームM282の複素電界振幅である。表面R1..R4の複素反射力はそれぞれr1..4として示し、これらの表面の透過率はそれぞれt1..4として示す。光学系を通る2つの参照ビームA及びBを追跡すると、入力電界Eに対して
Figure 2012530901
であり、ここでφは2つの参照ビームA及びB間の光路差(OPD)に関連する位相オフセットである。方程式(2)及び(3)は
Figure 2012530901
に簡単化する。
ビームスプリッタ表面R2及びR3は完全に平行であり、光路差関連位相φ=0であり且つ2つの参照ビームの増加的干渉が生じるものと仮定すると、等価参照ビームの電界は、
Figure 2012530901
と書き表せる。測定電界は、
Figure 2012530901
である。方程式(1)の強度Iは2ビーム等価:
Figure 2012530901
に簡単化し、良く知られた強度方程式:
Figure 2012530901
になる。ここで、
Figure 2012530901
であり、
Figure 2012530901
である。
参照ビームの正味強度|Eは参照反射(A)又は(B)のいずれか一つの強度の4倍であり、これは良好なフリンジコントラストを達成するためにビームスプリッタの反射力R3,R4を極めて高くする必要がないことを意味する。フリンジコントラストを
Figure 2012530901
と定義すると、最大フリンジコントラストV=1はI=Iに対して達成される。方程式(10)及び(11)を使用すると、最大コントラストは、
Figure 2012530901
のとき、簡単化すると、
Figure 2012530901
のときに達成することができる。
特定の例として、対象物120は4%の反射率を有するベアガラス表面を有し、参照表面(R2)は50%の反射率を有し、R3及びR4は等しい反射率であり、R1は0%の反射率を達成する誘電体被膜を有するものとしよう。この場合には、
Figure 2012530901
である。フリンジコントラストV=1のためには、
Figure 2012530901
であり、その解はR=12.4%になる。もっと高い反射力の対象物はもっと高いビームスプリッタ反射率が有効である。例えば、30%の対象物反射率に対してはR3=R4=28%のビームスプリッタ反射率が最大のコントラストをもたらす。
上記の計算においては、測定ビーム及び2つの参照ビームA及びB以外に結像系に到達する他の反射波は存在しないものと仮定した。例えば、R=R=28%のビームスプリッタ反射率は30%の対象物反射率に対して最大のコントラストをもたらす。図10及び図11に示す例と同様に、光学アセンブル270内の参照素子252及びビームスプリッタ272は、望ましくない反射波を低減もしくは除去し、平行な入力及び出力ビームを生じさせるために、傾けることができる。
図13を参照するに、いくつかの実施形態においては、光学アセンブリ220は、角度αだけ傾けられた平面平行ビームスプリッタ272と、2αにほぼ等しい角度だけ傾けられた参照素子252を含む。この例では、表面R及びRからの望ましくない単一表面反射は出力ビーム光路に平行に戻されない。
表面Rからの意図しないビームが表面Rから反射し、再び表面Rから出力ビーム内に反射して残り得る。表面R3からの意図しないビームも表面R2から反射し再びR3から出力ビーム内に反射して残り得る。これらのビームは、空間的にも時間的にも低いコヒーレンスの照明の場合には正しい光路長を有さず、干渉を生じない。その正味の影響は相対フリンジコントラストを例えば20%低減し得る。
図14を参照するに、いくつかの実施形態においては、コリメータ114の代わりにフィールドレンズ302を結像光路外で使用するように干渉計100を変更した干渉計300が提供される。対象物120はこのクリティカルパス内でコリメータを使用せずにカメラ108に直接結像される。フィールドレンズ302は、例えば光源110と照明ビームスプリッタ112との間に配置することができる。フィールドレンズ302は対象物120及び参照素子104の結像系の一部を構成しないので、フィールドレンズ302をコリメータ114と等品質にしなくても、干渉計300は正確な測定値を得ることができる。フィールドレンズ302は、例えば回折レンズ又はフレネルレンズとすることができる。
図1に示す例では、大きな対象物120の表面特性を測定するためには、十分に大きな光照射野を与えるために大きなコリメータ114を使用する必要があり得る。大型の高品質コリメータは高価であり得る。図14に示す例では、大型のコリメータ114より著しく安価にし得る大型のフィールドレンズ302を使用することによって、干渉計300の製造において大幅なコスト削減が達成できる。
図4、図10及び図11に示す干渉計もコリメータの代わりにフィールドレンズを使用するように変更することができる。
上述した干渉計は多くのタイプの対象物表面の特性、例えばハードディスクドライブに使用されるガラスディスクのディスク平面度及びうねり、を測定するために使用することができる。ガラスディスクは前及び後反射表面を有する。上述の干渉計は、ディスクの後反射表面からの反射が、ディスクの前反射表面から反射される測定光と参照表面から反射される反射光との干渉により生成される干渉パターンにほとんど寄与しないように、低い空間コヒーレンスを有する光源を使用する。これらの干渉計は他のタイプのディスクメディア表面を測定するのに使用することもできる。
他の態様、特徴及び利点も本発明の範囲に含まれる。例えば、図1において、検査対象物102を支持するための取付け台を設けることもできる。取付け台は調整可能にすることができ、参照ビーム126の光路長にほぼ等しい測定ビーム128の光路長を規定するために検査対象物102の位置を調整可能に構成される。図2の楔形参照素子210の向きは、PR表面220が干渉計ビームスプリッタ212に対面するように反転させることができる。図4の干渉計サブアセンブリ140及び図7の干渉対物系174内の参照素子及び干渉計ビームスプリッタの構成は図8、図9、図10、図11、図12A、図12B及び図13に示されるような他の構成と置換することができる。参照素子及び干渉計ビームスプリッタの傾角は上述した値と相違させることができる。参照素子及び干渉計ビームスプリッタの部分反射表面は光学素子内のそれぞれの内部界面に形成することができ、必ずしも図1−4及び図7−14のように外表面で形成する必要はない。
前記光学アセンブリは、参照光と測定光との間の位相差を補償するように前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間に定置された分散補償器を含むことができ、該分散補償器は前記第2の光学素子に近接して結像系の焦点深度の外に定置される。

Claims (51)

  1. 干渉計用の光学アセンブリであって、該光学アセンブリは、
    光軸に沿って定置され、光軸に対して異なる非垂直角に配置された第1及び第2の部分反射表面を備え、
    前記第2の部分反射表面は、
    (i)光軸に沿って前記第1の部分反射表面を透過した光を受け取り、
    (ii)受け取った光の一部分を検査対象物へ透過して干渉計用の測定光を画定し、且つ
    (iii)受け取った光の別の部分を前記第1の部分反射表面に向け反射して戻して干渉計用の参照ビームを画定し、前記参照光は前記第2及び第1の部分反射表面間で少なくとも1往復するように構成されている、光学アセンブリ。
  2. 前記非垂直角のために、前記第2の部分反射表面が前記参照光を光軸に沿って反射する前に、前記参照光が第1及び第2の部分反射表面間を少なくとも1回通過せしめられる、請求項1記載の光学アセンブリ。
  3. 前記非垂直角のために、前記参照光が前記第1及び第2の部分反射表面間を少なくとも1回通過せしめられる間に前記第1及び第2の部分反射表面の一つに垂直に入射せしめられる、請求項2記載の光学アセンブリ。
  4. 前記第1の部分反射表面に対する前記非垂直角は前記第2の部分反射表面に対する非垂直角の2倍である、請求項1記載の光学アセンブリ。
  5. 前記第1の部分反射表面に対する前記非垂直角は前記第2の部分反射表面に対する非垂直角の1.5倍である、請求項1記載の光学アセンブリ。
  6. 前記第2の部分反射表面は、検査対象物から反射して前記第2の部分反射表面に戻った後の前記測定光を前記第2及び第1の部分反射表面間を少なくとも1往復した後の前記参照光と重ね合わせるように構成されている、請求項1記載の光学アセンブリ。
  7. 前記第1の部分反射表面を有する第1の光学素子及び前記第2の部分反射表面を有する第2の光学素子を備える、請求項1記載の光学アセンブリ。
  8. 前記第1及び第2の光学素子の各々は反射防止被膜を有する別の表面を有する、請求項7記載の光学アセンブリ。
  9. 前記第1の部分反射表面は、前記第2の部分反射表面から、前記参照光と前記測定光との間の干渉パターンを取得する結像モジュールの焦点深度より大きい距離だけ離して置かれる、請求項7記載の光学アセンブリ。
  10. 前記干渉計の光学素子は、前記参照光が前記結像モジュールの焦点深度内においてガラスを通過しないように置かれる、請求項9記載の光学アセンブリ。
  11. 前記第1の光学素子は反射防止被膜を有する別の表面を有する、請求項7記載の光学アセンブリ。
  12. 前記第1の光学素子は、前記第1の部分反射表面が前記第2の光学素子の第2の部分反射表面に対面し、前記第1の光学素子の反射防止被膜が前記第2の部分反射表面と反対側に向くように配置されている、請求項11記載の光学アセンブリ。
  13. 前記第1の部分反射表面と前記第2の部分反射表面との間の距離が前記参照光と前記測定光との干渉パターンを取得する結像モジュールの焦点深度より大きい、請求項12記載の光学アセンブリ。
  14. 前記参照光と前記測定光との間の位相差を補償するために前記第1の光学素子と前記第2の光学素子との間に配置された分散補償器を更に備え、前記分散補償器は第3の光学素子に近接して、前記結像系の焦点深度外に配置される、請求項13記載の光学アセンブリ。
  15. 前記第1の光学素子は、前記第1の部分反射表面が前記第2の光学素子の第2の部分反射表面と反対側に向き、前記第1の光学素子の反射防止被膜が前記第2の部分反射表面に対面するように配置されている、請求項11記載の光学アセンブリ。
  16. 第3の部分反射表面を更に備える、請求項1記載の光学アセンブリ。
  17. 前記第3の部分反射表面は、
    (i)光軸に沿って前記第1の部分反射表面を透過した光を受け取り、
    (ii)受け取った光の一部分を検査対象物へ透過して測定光を画定し、
    (iii)受け取った光の別の部分を前記第1の部分反射表面に向け反射して干渉計のための第2の参照光を画定し、前記第2の参照光は前記第2及び第1の部分反射表面間を少なくとも1往復するように構成されている、請求項16記載の光学アセンブリ。
  18. 前記部分反射表面は前記光学素子のそれぞれの外部表面に設けられている、請求項7記載の光学アセンブリ。
  19. 前記部分反射表面は前記光学素子内のそれぞれの内部界面に形成されている、請求項7記載の光学アセンブリ。
  20. 前記光学アセンブリは、光源からの光を受け取り、コリメートされた光を前記第1の部分反射表面に投影するコリメータを更に備える、請求項1記載の光学アセンブリ。
  21. 前記光学アセンブリは、光源からの光を受け取り、その光を前記第1の部分反射表面に投影するフィールドレンズを更に備え、前記フィールドレンズは、前記参照光が前記第1の部分反射表面で反射されてから検出器で検出されるまで走行する結像光路の外に配置されている、請求項1記載の光学アセンブリ。
  22. 前記第1の部分反射表面は約10%から約30%の範囲内の反射率を有する、請求項1記載の光学アセンブリ。
  23. 前記第2の部分反射表面は約40%から約60%の範囲内の反射率を有する、請求項1記載の光学アセンブリ。
  24. 請求項1記載の光学アセンブリ、及び
    光源及び検出器を含む干渉計基部を備え、
    前記光源は、前記第1の部分反射表面を透過し前記第2の部分反射表面により受け取られる光を発生するように構成され、
    前記検出器は、前記測定光及び参照光を含む重ね合わされた光を受光し、重ね合わされた光の空間分布に関する情報を提供するように構成されている、干渉計システム。
  25. 前記干渉計基部は、光軸に沿って前記第1の部分反射表面に入射し、前記第1の部分反射表面から反射して干渉計基部に戻る干渉計基部からの光を遮るように配置された開口絞りを更に備える、請求項24記載の干渉計システム。
  26. 前記干渉計基部は、光軸に沿って前記第1の部分反射表面に入射し、前記第1の部分反射表面から反射して干渉計基部に戻る干渉計基部からの光を遮るように配置された開口絞りを更に備える、請求項24記載の干渉計システム。
  27. 前記検査対象物を支持する取付け台を更に備える、請求項24記載の干渉計システム。
  28. 前記取付け台は前記参照光の光学路長にほぼ等しい前記測定光の光学路長を決定するように位置決めされる、請求項27記載の干渉計システム。
  29. 前記測定光と前記参照光との間の光路長の差を変化させる位相シフタを更に備える、請求項24記載の干渉計システム。
  30. 前記位相シフタは、前記測定光の光路長を変化させるために、前記干渉計基部を前記光学アセンブリに機械的に結合し、前記光学アセンブリと前記検査対象物との間の距離を変化させるように構成されている、請求項29記載の干渉計システム。
  31. 前記光源は低コヒーレンス干渉計測用の広帯域光源である、請求項24記載の干渉計システム。
  32. 前記光源は狭帯域レーザ源である、請求項24記載の干渉計システム。
  33. 前記光源は低コヒーレンス干渉計用の広帯域モードと高コヒーレンス干渉計用のレーザモードとの間で調整可能である、請求項24記載の干渉計システム。
  34. 前記光源は、レーザ閾値より低い電流で駆動されるとき広帯域モードで動作し、レーザ閾値より高い電流で駆動されるときレーザモードで動作するレーザダイオードである、請求項33記載の干渉計システム。
  35. 前記第1の部分反射表面は非平坦表面を備える、請求項1記載の光学アセンブリ。
  36. 第1及び第2の部分反射表面を光軸に沿って定置するステップ、
    前記第1及び第2の部分反射表面を光軸に対して異なる非垂直角に配置するステップ、及び
    光を前記第1の部分反射表面を経て光軸に平行な方向に沿って前記第2の部分反射表面へ透過させるステップを備え、
    前記第2の部分反射表面において、前記光の第1部分を検査対象物へ透過して測定光を規定し、前記光の第2部分を前記第1の部分反射表面に向け反射して参照光を規定し、
    前記第1の部分反射表面において、前記光の第2部分の一部分を前記第2の部分反射表面に向け反射して、前記参照光を前記第1及び第2の部分反射表面間で少なくとも1往復させる、
    干渉計測方法。
  37. 前記第1及び第2の部分反射表面を配置するステップは、前記第2の部分反射表面が前記参照光を光軸に沿って反射する前に、前記参照光が前記第1及び第2の部分反射表面の間を少なくとも1回通過せしめられるように前記第1及び第2の部分反射表面を異なる非垂直角に配置するステップを含む、請求項36記載の方法。
  38. 前記第1及び第2の部分反射表面を配置するステップは、前記参照光が前記第1及び第2の部分反射表面間を少なくとも1回通過する間に前記第1及び第2の部分反射表面の一つに垂直に入射せしめられるように前記第1及び第2の部分反射表面を異なる非垂直角に配置するステップを含む、請求項36記載の方法。
  39. 前記第2の部分反射表面において、前記検査対象物から反射して前記第2の部分反射表面に戻った後の前記測定光を前記第2及び第1の部分反射表面の間を少なくとも1往復した後の前記参照光と重ね合わせるステップを備える、請求項36記載の方法。
  40. 前記重ね合わされた光の空間分布に関する情報を提供するステップを備える、請求項39記載の方法。
  41. 前記第1の部分反射表面から前記第2の部分反射表面と反対の方向に反射される光を阻止するために開口絞りを設けるステップを備える、請求項36記載の方法。
  42. 反射表面を有する検査対象物を、前記参照光の光路長にほぼ等しい前記測定光の光路長を決定するために位置決めするステップを備える請求項36記載の方法。
  43. 前記測定光と前記参照光との間の光路長の差を変化させるステップを備える、請求項36記載の方法。
  44. 前記測定光の光路長を変化させるために前記第1及び第2の部分反射表面を含む光学アセンブリと前記検査対象物間の距離を変化させるステップを備える、請求項43記載の方法。
  45. その外表面に前記第1の部分反射表面を有する光学素子を、その外表面が前記第2の部分反射表面に対面するように配置するステップを更に備える、請求項36記載の方法。
  46. 前記第1の部分反射表面からの参照光をガラス素子を通過することなく前記第2の部分反射表面へ透過させるステップを備える、請求項36記載の方法。
  47. 前記第2の部分反射表面を前記第1の部分反射表面から、前記測定光と前記参照光との干渉パターンを検出する結像モジュールの焦点深度より大きい距離離して定置するステップを備える、請求項36記載の方法。
  48. 前記参照光及び前記測定光が走行する光路長の差による前記測定光と前記参照光との位相差を補償する分散補償器に前記参照光を通すステップ及び前記分散補償器を前記結像モジュールの焦点深度外に定置するステップを備える、請求項47記載の方法。
  49. 光軸に沿って第3の部分反射表面を定置するステップ、
    前記第3の部分反射表面を前記第2の部分反射表面に平行に配置するステップ、
    前記第3の部分反射表において、前記第1の部分反射表面を透過した光の第3部分を前記検査対象物へ透過して前記測定光を規定するとともに、前記光の第4部分を前記第1の部分反射表面に向け反射して第2の参照光を規定するステップ、及び
    前記第2の参照光が前記第2及び第1の部分反射表面間を少なくとも1往復するように、前記第1の部分反射表面において前記光の第4部分の一部分を前記第2の部分反射表面に向け反射させるステップを更に備える、請求項36記載の方法。
  50. 光を前記第1の部分反射表面を透過させるステップは、コリメートされた光を前記第1の部分反射表面を透過させるステップを含む、請求項36記載の方法。
  51. 光を前記第1の部分反射表面を透過させる前にフィールドレンズを透過させるステップ及び前記フィールドレンズを、前記参照光が前記第1の部分反射表面で反射されてから検出器で検出されるまで走行する結像光路の外に定置するステップを更に備える、請求項36記載の方法。
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