JP4062606B2 - 低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置およびその測定方法 - Google Patents
低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置およびその測定方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体からの波面形状を観察する干渉計装置、特にフィゾー型等の不等光路長型干渉計装置に関し、詳しくは、液晶用ガラス、各種光学フィルタおよびウインドウ等の平板状の透明薄板、さらにはボールレンズ等の球体を被検体とした場合に、その表面波面形状およびその透過波面形状を同時に干渉計測し得る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、平行平面ガラスの表面形状を測定する手法として、可干渉性の良いレーザ光源を搭載したフィゾー型干渉計を用いることが従来より知られているが、この手法においては、可干渉性の良いレーザ光を使用しているために、平行平面ガラスの被検面の干渉縞のみならず被検面とは反対側の非被検面(以下、単に非被検面と称する)の干渉縞が同時に発生してしまう。すなわち、参照光と物体光の光路長差が互いに異なるフィゾー型干渉計(不等光路長型干渉計)においては、可干渉性の良いレーザ光束を使用することとなるため、基準面と被検面、基準面と非被検面、および被検面と非被検面からの光干渉が各々生じてしまう。通常、所望される干渉縞は基準面と被検面からの光干渉のみであるため、その他の面相互の光干渉によって生じる干渉縞はノイズとなり、被検面の形状を高精度で測定することが困難となってしまう。
【0003】
従来、このような干渉縞ノイズを抑制する手法として、非被検面に屈折率マッチングオイルを塗り、その上から光散乱シートを張り付けるように構成し、非被検面の存在を光学的に消滅させるとともに、貼り付けた光散乱シートをあたかも非被検面とすることで、非被検面と他の面との相互の光干渉による干渉縞の発生を防止することが行なわれている。
【0004】
しかしながら、このような干渉縞ノイズ抑制手法では、非被検面とはいえ、被検体の一方の面にオイルを塗らなくてはならず、手間がかかるだけではなく、被検体が汚れるという不都合があり、さらに、厚みが薄い被検体においては、オイルを塗ったり、光散乱シートを張り付ける等の処理により、被検面自体の形状が変化するおそれがあった。
【0005】
そこで、本願出願人は、一般に、特許文献1に記載された技術を既に開示している。
この特許文献1に記載された透明薄板測定用干渉計によれば、測定光の可干渉距離を所定長未満に設定するとともに測定光の一部を迂回させるパスマッチ光学系を設けて、迂回しないで直進した測定光の被検面からの反射光と、迂回した測定光の基準面からの反射光による場合以外は光干渉が生じないようにしているため、極めて簡易な構成でノイズのない明瞭な干渉縞画像を得ることが可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平9−21606号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
フィゾー型の干渉計装置は、光源からの光を平行光とし、これを基準板に照射するとともに、この基準板を透過した平行光を基準板と平行かつ所定距離だけ離した被検体に照射し、この平行光の、基準板の基準面と、被検体の被検面からの両反射光により干渉縞を作成するようにしたもので、マイケルソン型等の干渉計装置と比べると、簡易な構成で高精度な測定を行なうことができる等の利点を有するが、その大きな魅力は、透明被検体の透過波面、すなわち透明被検体の内部歪や屈折率分布を簡易に測定し得るということである。
【0008】
しかしながら、上述した特許文献1のものでは、透明被検体の透過波面を測定することは作業的に困難であり、フィゾー型の干渉計装置でありながら、そのフィゾー型の干渉計装置の利点を十分に享受しているとはいえない。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、被検体表面からの表面波形状を測定する際には、被検体裏面からの反射光による干渉縞の発生を阻止してノイズのない明瞭な干渉縞画像を得ることができるとともに、透明被検体の透過波面形状を良好に測定し得る簡易な構成の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
また、例えば、光学部材の所定部間の距離を高精度で測定する場合等において、低可干渉光照射により得られた干渉縞のコントラストピーク位置を基準面として測定を行なうことが知られているが、低可干渉光のみを使用した場合には、干渉縞が出現する位置あるいはそのコントラストピーク位置を探すのに多大な労力を要してしまうため、高可干渉光束を併用することにより上記労力を軽減する手法が望まれる。
【0011】
本発明は、このような事情にも鑑みなされたもので、光波干渉法を用いて高精度な測長を行なう場合に、低可干渉光のみを用いた場合と比べて大幅に労力軽減を図りうる簡易な構成の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置は、
光源からの光を基準面に照射するとともに、この基準面を透過した光を該基準面と所定距離だけ離した被検体に照射し、該基準面と該被検体からの光による干渉に基づいて該被検体の波面情報を得るフィゾー型の干渉計装置において、
光源から出力された低可干渉光束を用いて低可干渉測定を行なう際には、該低可干渉光束を第1の経路と第2の経路に分岐するパスマッチ経路部を通過させ、これら2つの経路を通過した光束の光路長差が、干渉計の基準面と被検体との光学的距離の2倍に相当するように調整して該被検体の干渉測定を行なうようにし、
光源から出力された高可干渉光束を用いて高可干渉測定を行なう際には、少なくとも前記パスマッチ経路部の被検体側において前記低可干渉光束と同軸となるような位置に該高可干渉光束を入射せしめ、該高可干渉光束を前記基準面と前記被検体とに照射するようにして該被検体の干渉測定を行なうようにしたことを特徴とするものである。
【0013】
また、前記低可干渉光束を射出する光源と前記高可干渉光束を射出する光源とが別光源とされている場合において、
前記低可干渉測定を行なう際には、前記高可干渉光束の、前記被検体への照射を阻止する光束切替操作が行なわれるように構成されていることが好ましい。
【0014】
この場合において、前記パスマッチ経路部と前記基準面との間に、干渉光を撮像手段方向に導く光偏向手段が設けられており、
前記光束切替操作は、前記高可干渉測定を行なう際に前記高可干渉光束のみの前記被検体への照射を可能とするとともに、前記低可干渉測定を行なう際に前記低可干渉光束のみの前記被検体への照射を可能とする、前記低可干渉光束を出力する光源と前記光偏向手段との間に設けられた光束選択手段により行なわれることが好ましい。
【0015】
また、前記高可干渉光束と前記低可干渉光束との光路が、前記パスマッチ経路部の光源側において共通化されている場合には、
前記パスマッチ経路部の前記第1の経路と前記第2の経路の一方に、前記高可干渉測定を行なう際に光束の通過を阻止する遮光部材が設けられていることが好ましい。
【0016】
また、前記低可干渉光束を射出する光源と前記高可干渉光束を射出する光源とが別光源とされている場合に、
前記パスマッチ経路部と前記基準面との間に設けられた干渉光を撮像手段方向に射出する光偏向手段と、前記パスマッチ経路部との間に、
前記高可干渉光束と前記低可干渉光束のうちの一方を他方の光路内に導く反射部材と、該他方の光束を遮断する遮光部材を一体とされた光束選択手段が、該光路に対して挿脱自在に配されていることが好ましい。
【0017】
また、前記低可干渉光束を射出する光源と前記高可干渉光束を射出する光源とが同一光源とされている場合に、
前記パスマッチ経路部の前記第1の経路と前記第2の経路の一方に、前記高可干渉測定を行なう際に光束の通過を阻止する遮光部材を設けることが好ましい。
【0018】
また、少なくとも前記低可干渉光束を出力する光源が単一縦モードのレーザ光を発振する波長走査が可能な光源からなり、
干渉縞を受光する素子の1光蓄積期間に対し十分短い周期で、前記光源からのレーザ光を複数の波長に変調し、
該複数の波長に変調されたレーザ光からなる被測定光を前記基準面および前記被検体に照射して、前記被検体からの光と前記基準面からの光により生成される干渉光を前記素子により受光して、該干渉光を前記1光蓄積期間で積分するように構成することが可能である。
【0019】
また、前記パスマッチ経路部を構成する2つの経路の光路長差が可変とされ、かつ該光路長差が測定可能とされるように構成することが可能である。
【0020】
また、前記パスマッチ経路部を構成する2つの経路を通過した光の光路長差を可変とする光路長差可変手段と、前記基準面および前記被検体からの光による干渉縞を撮像する撮像系のフォーカス位置を調整するフォーカス位置調整手段と、前記光路長差および前記フォーカス位置が共に最適な値となるように前記光路長差可変手段および前記フォーカス位置調整手段を同期して駆動するコントロール手段を備えるように構成することが可能である。
【0021】
さらに、上述した低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置は、平面の被検体および球面の被検体のいずれをも測定し得るフィゾー型の干渉計装置とすることが好ましい。
【0022】
また、本発明の測定方法は、球面の被検体を測定し得るように構成された上述した低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置において、
被測定光としての前記高可干渉光束を、干渉計の基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で、該被検体を光軸方向に移動させつつ、該基準面および該被検体からの光による干渉縞の本数が最小となる位置を検出して、該被検体をその位置に設定する第1のステップと、
この後、被測定光を前記低可干渉光に切り替え、この低可干渉光を前記基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で前記パスマッチ経路部の2つの経路を通過した光束の光路長差を変化させつつ、得られた干渉縞のコントラストが最大となるコントラストピーク位置を検出し、その検出時における、前記光路長差を調整する手段の調整量である第1の調整量を検出する第2のステップと、
この後、被測定光としての前記高可干渉光束を、前記基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で、該被検体を光軸方向に移動させつつ、該基準面および該被検体からの光による干渉縞の本数が最小となる位置を検出して、該被検体をその位置に設定する第3のステップと、
この後、被測定光を前記低可干渉光に切り替え、この低可干渉光を前記基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で前記パスマッチ経路部の2つの経路を通過した光束の光路長差を変化させつつ、得られた干渉縞のコントラストが最大となるコントラストピーク位置を検出し、その検出時における、前記光路長差を調整する手段の調整量である第2の調整量を検出する第4のステップと、
前記第2のステップで得られた第1の調整量と前記第4のステップで得られた第2の調整量の差を算出し、その算出結果に基づき前記被検体の曲率情報を得る第5のステップと、
からなることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0024】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を示す概略図である。
【0025】
この干渉計装置は、低可干渉光源1から出力された低可干渉光束を用いて被検体12の表面12aの形状等に関して低可干渉測定を行なうとともに、高可干渉光源21から出力され、一部の光路が低可干渉光束と同軸となるように導かれた高可干渉光束を用いて被検体12の透過波面測定を行ない、内部の屈折率分布等に関する干渉測定を行なうものである。光源から出力された高可干渉光束を用いて高可干渉測定を行なう際には、少なくとも前記パスマッチ経路部の被検体12側において前記低可干渉光束と同軸となるような位置に該高可干渉光束を入射せしめる。
【0026】
また、低可干渉光源1から出力された低可干渉光束と高可干渉光源21から出力された高可干渉光束の選択切替は、全反射プリズム24の、光路内への挿脱操作により行われる。
【0027】
すなわち、低可干渉光源1から出力された低可干渉光束を被検体12上に照射して低可干渉測定を行なう際には、全反射プリズム24を矢印B方向に移動させて、ハーフミラー5とコンデンサレンズ8との間の光路から退避させる。
【0028】
一方、高可干渉光源21から出力された高可干渉光束を被検体12に照射して高可干渉測定を行なう際には、全反射プリズム24を矢印B方向に移動させて、ハーフミラー5とコンデンサレンズ8との間の光路内に挿入することにより、全反射面24aにおいて高可干渉光源21からの光束を被検体12方向に反射させることが可能である。
【0029】
また、全反射プリズム24の一方の側面部(光路内に挿入されたときに光源1方向を向く側面部)が遮光部とされており、全反射プリズム24が光路内に挿入された際に、低可干渉光源1から出力された低可干渉光束の被検体12方向への照射を阻止するようになっている。
【0030】
上記全反射プリズム24の、ハーフミラー5とコンデンサレンズ8との間の光路中への挿脱操作は、外部からのオペレータによる低可干渉測定/高可干渉測定の切替操作に連動して行なわれるように構成されることが望ましい。
【0031】
(装置構成)
この干渉計において、低可干渉光源1から出力された測定光はコリメータレンズ2により平行光とされ、コンデンサレンズ8およびコリメータレンズ10によりビーム径を拡大され、透明な基準板11および薄板ガラス板(被検体;厚み=t1)12に照射される。
【0032】
低可干渉測定時において、基準板11の基準面11aおよび被検体12の被検面12aからの、上記測定光の反射光は互いに干渉し合い、ハーフプリズム9のハーフミラー面9aで直角反射され、イメージングレンズ13を介して、撮像カメラ14内のCCD素子上に干渉縞画像を形成する。なお、このCCD素子により光電変換された干渉縞画像情報に基づき、CRT等の画像表示部(図示されていない)上に干渉縞画像が表示される。これにより、被検面12aの表面形状等を測定する。
【0033】
一方、高可干渉測定時においては、レーザダイオード(LD)からなる高可干渉光源21からの測定光が被検体12に照射された後、この被検体12を透過し、その被検体側に位置する基準反射面30において反射され、再び被検体12を透過して基準面11aに至る光を利用する。すなわち、基準板11の基準面11aおよび基準反射面30からの、上記測定光の反射光による干渉光に基づき、上記低可干渉測定時と同様にして、干渉縞画像を得る。
【0034】
これにより、被検体12の透過波面情報、すなわち、被検体12の内部応力や屈折率分布を測定する。
【0035】
ところで、フィゾー型干渉計を用いて被検体を測定する場合には、基準面と被検面との間隔がどうしても開いてしまうので、干渉距離の大きい測定光を用いる必要があり、そのため、薄板ガラスからなる上記被検体12を測定する場合、被検面12aからの反射光に対し、被検体12の厚み方向の光学距離ntの2倍程度の光路差しか有さない被検体12の裏面12bからの反射光も、基準面11aからの反射光や該被検面12aからの反射光と互いに干渉し合うこととなる。このような被検体12の裏面12bからの反射光によって生じた干渉縞は、本来の干渉縞と重畳して測定精度を低下させる。
【0036】
そこで、本実施形態においては、低可干渉測定時において、まず、光源1からの測定光が、被検体12の両面12a,12b間の光学的距離の2倍に相当する距離より小となる干渉距離を有するように設定する。具体的には光源1として、例えば、SLD(スーパー・ルミネッセント・ダイオード)、ハロゲンランプあるいは高圧水銀ランプ等(例えば可干渉距離が1μm)が用いられる。
【0037】
また、コリメータレンズ2とコンデンサレンズ8との間の平行光束領域内には、2つのハーフミラー4,5と2つの全反射ミラー6,7からなる、測定光の一部を迂回させる(2つの経路を有する)パスマッチ光学系(以下、パスマッチ経路部60とも称する)が挿入されている。
【0038】
測定光の一部は、ハーフミラー4により直角反射されてその余の測定光から分離され、全反射ミラー6により直角反射され、次いで全反射ミラー7により直角反射され、さらにハーフミラー5により直角反射されて、上記その余の測定光と再合成される。このとき、ハーフミラー4を透過する測定光の、ハーフミラー4とハーフミラー5間の光路長L1に対し、迂回した測定光の、ハーフミラー4からハーフミラー5に到るまでの光路長L2(L2=l1+l2+l3)は、2つのハーフミラー4,5間の距離L1と2つの全反射ミラー6,7間の距離が等しいことから、距離l1+l3(l1=l3)だけ長くなる。前述したように、これらの距離l1+l3は基準板11の基準面11aと被検体12の被検面12aとの距離Lの2倍に相当するように調整されている。
【0039】
以下、この第1実施形態における高可干渉測定、および低可干渉測定について順に説明する。
【0040】
(高可干渉測定)
高可干渉光源21から出力された高可干渉光束を被検体12に照射して高可干渉測定を行なう際には、まず、全反射プリズム24を、ハーフミラー5とコンデンサレンズ8との間の光路内に位置するように設定する。
【0041】
この干渉計において、高可干渉光源21から出力された測定光はコリメータレンズ22により平行光とされ、コンデンサレンズ8およびコリメータレンズ10によってビーム径の大きな平行光とされ、透明な基準板11、薄板ガラスの被検体12および基準反射面30に照射される。このとき、基準板11の基準面11aと基準反射面30は光軸Zに対して直交するように、また被検体12の各面12a、12bの法線は光軸Zに対して若干傾くように配設する。これにより、基準反射面30からの反射光は入射経路を逆進するようにして基準面11aからの反射光と干渉することになるが、被検体12の各面12a、bからの反射光は入射経路を逆進せず基準面11aからの反射光とは干渉しない状態とされる。
【0042】
基準面11aからの反射光および基準反射面30からの反射光による干渉光は、ハーフプリズム9のハーフミラー面9aで直角反射され、イメージングレンズ13を介して、撮像カメラ14内のCCD素子上に干渉縞画像を形成する。なお、このCCD素子により光電変換された干渉縞画像情報に基づき、CRT等の画像表示部(図示されていない)上に干渉縞画像が表示される。
【0043】
上述した基準反射面30からの反射光は、被検体12の内部を2回透過するため、被検体内部の透過波面情報、例えば内部応力歪や屈折率分布に関する情報を担持しており、上記CRT等の画像表示部(図示されていない)上に表示された干渉縞画像にはこのような透過波面情報が現れることになる。
【0044】
(低可干渉測定)
低可干渉光源1から出力された低可干渉光束を用いて低可干渉測定を行なう際には、まず、全反射プリズム24を、ハーフミラー5とコンデンサレンズ8との間の光路から退避した位置に設定する。
【0045】
以下、測定光の各面11a,12a,12bからの反射光同士の干渉について、考察する。なお、以下の式においてハーフミラー5から基準板11の基準面11aまでの光路長はL3とし、被検体12の屈折率はn、厚みはtとする。
【0046】
なお、基準反射面30からの反射光については特に説明しないが、この場合においては、被検体裏面12bからの反射光と同様に考えて差し支えない。
ここで、ハーフミラー4からハーフミラー5まで直進した測定光の各面11a,12a,12bからの反射光毎の光路長(ただし、ハーフミラー4から各面11a,12a,12bを介して基準面11aに到るまでの光路長;以下同じ)は以下の如く表される。
【0047】
基準面11aからの反射光=L1+L3・・・・・・・・・・・・(1)
被検面12aからの反射光=L1+L3+2L・・・・・・・・・(2)
被検体裏面12bからの反射光=L1+L3+2L+2nt・・・(3)
【0048】
次に、ハーフミラー4からハーフミラー5まで迂回した測定光の、各面11a,12a,12bからの反射光毎の光路長は以下の如く表される。
基準面11aからの反射光=L2+L3・・・・・・・・・・・・(4)
被検面12aからの反射光=L2+L3+2L・・・・・・・・・(5)
被検体裏面12bからの反射光=L2+L3+2L+2nt・・・(6)
【0049】
ここで、前述したように
L2=L1+2L・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7)
と設定されているから、この式(7)と上述した各式との演算を行なうことにより、2つのハーフミラー4,5間を直進した測定光の被検面12aからの反射光と、2つのハーフミラー4,5間を迂回した測定光の基準面11aからの反射光の光路長が全く等しくなることがわかる。
【0050】
これに対し、2つのハーフミラー4,5間を直進した測定光の被検面12aからの反射光と他の反射光との間には、上述した各式の演算を行なうことにより少なくとも2ntの光路差が生じることがわかる。
【0051】
ところが、本実施形態においては、可干渉距離Lcが2ntよりも小となるような測定光が用いられているから、上記被検面12aからの反射光と上記他の反射光との間の光路差は可干渉距離以上となる。
【0052】
したがって、2つのハーフミラー4,5間を直進した測定光の被検面12aからの反射光は、2つのハーフミラー4,5間を迂回した測定光の基準面11aからの反射光以外の反射光との間で光干渉を生じることはなく、ノイズのない所望の干渉縞を撮像カメラ14内のCCD素子上に形成することができ、高精度で薄板ガラスの表面形状を測定することができる。
【0053】
なお、被検体12によって厚みが異なることから、上記パスマッチ光学系において、2つの全反射ミラー6,7を一体的にハーフミラー4,5方向に微動させて迂回測定光の光路長を微調整可能とするのが望ましい。
また、本実施形態においては、図示するように、コリメータレンズ2とハーフミラー4との間に波長選択フィルタ板3を配するように構成することも可能である。
【0054】
波長選択フィルタ板3はターレット板上に全波長透過部、赤色光選択透過部、緑色光選択透過部および青色光選択透過部が90゜間隔で形成されていて、ターレット板を所定角度だけ回転させることにより測定光として所望の色光を選択できるようになっている。
これは、所定の波長の光を反射するダイクロイックミラーが被検体12である場合のように測定光として所定の波長の光を選択することが必要となる場合に有用である。
【0055】
もちろん、このような波長選択フィルタが全く不要となる場合には、このフィルタ板3を図1中矢印A方向に移動せしめて光路外に退避させるようにしてもよく、さらに、このような波長選択フィルタ板3自体を省略することも可能である。
【0056】
また、パスマッチ経路部60において、直進経路と迂回経路との光路長差を可変とすることが好ましい。上記実施形態においては、結局、全反射ミラー6、7を一体的に、上記l1、l3が等しく増減する方向に移動させることになり、これにより、被検体12の交換が行なわれた後の光路長差調整を容易に行なうことができる。
【0057】
また、前記高可干渉光束と前記低可干渉光束とが、パスマッチ経路部60の光源側において同軸とされるように光束を導くことも可能であり、この場合、パスマッチ経路部60の2つの経路の一方に、高可干渉測定を行なう際に高可干渉光束の通過を阻止するシャッタ部材(遮光部材)を設け、他方の経路のみによって高可干渉光束が通過するように構成する。
【0058】
また、高可干渉光束を低可干渉光束の光路内に、パスマッチ経路部60の一方の経路において導かれるように構成することも可能であるが、この場合には、高可干渉測定時において、パスマッチ経路部60の光源側に低可干渉光束を遮断する部材を挿入することが望ましい。また、パスマッチ経路部60の要素であるハーフミラー4、5、と全反射ミラー6、7のうちのいずれかにおいて高可干渉光束を導くように構成することが可能である。
【0059】
また、低可干渉光束を出力する光源1としては、後述するような波長可変レーザを用いて実質的に低可干渉光束を出力したのと同等とみなせるような光源とすることも可能である。すなわち、光源を単一縦モードのレーザ光を発振する波長走査が可能な光源とし、干渉縞を受光する撮像素子の1光蓄積期間に対し十分短い周期で、この光源からのレーザ光を複数の波長に変調し、該複数の波長に変調されたレーザ光を用いて被検面12aからの物体光と基準面11aからの参照光により生成される干渉光を撮像素子により受光して、該干渉光を1光蓄積期間で積分するように構成することが可能である。
【0060】
また、上述したようにパスマッチ経路部60を構成する2つの経路の光路長差を可変とした場合に、この光路長差をマイクロメータやレーザ測長器等により測定可能とすることが好ましい。
【0061】
また、上述したようにパスマッチ経路部60を構成する2つの経路の光路長差を可変とした場合には、測定時の調整を容易とするために、後述する如く、これと連動してイメージングレンズ13のフォーカス調整が行なわれるように構成することが好ましい。
【0062】
また、本発明装置の測定対象である被検体としては平板状のもののみならず球面状のものも測定し得るように構成されていることが望ましい。球面状のものの測定手法については、後述するように基準板11に替えて被検面に応じた球面を有する基準レンズを用いる。
【0063】
なお、本発明の干渉計装置としては上記実施形態に限られるものではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、上記パスマッチ光学系において、2つの全反射ミラー6,7に替え、ハーフミラー4からの測定光をハーフミラー5方向に戻し得る1つの大きなコーナキューブとすることも可能である。
このようなコーナキューブを採用することにより、迂回測定光の光路長を調節する際に、その移動操作が容易となる。
【0064】
また、上記実施形態において、ハーフミラー4の透過光を迂回測定光、反射光を直進測定光というように両者を入れ替えることも可能である。
【0065】
また、上記被検体12の支持手段は、被検面12a側で支持する場合には固定保持するような構造としておけばよいが、裏面12b側で支持する場合には被検体12の厚みに応じてこの被検体12を光軸方向に移動し得る構造とするのが望ましく、さらに干渉縞を得る際の被検体12の厚み情報に基づいて被検面12aが適正な位置まで移動するように、被検体12の移動操作を自動的に行なうようにすることが望ましい。
【0066】
さらに、上記ハーフプリズム9に替えてハーフミラーを用いることも可能であるが、本実施形態の如く、発散光線束中にはハーフプリズム9を用いるようにすることで非点収差を良好とすることができる。
もちろん、ハーフミラー4,5を、各々ハーフプリズムに替えることも可能である。
【0067】
なお、本発明の干渉計の被検体としては、ガラス薄板のみならずプラスチック板や石英板等の種々の透明薄板の採用が可能である。
【0068】
<第2実施形態>
図2は第2実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を示す概略図である。
【0069】
この干渉計装置150は、低可干渉光束と高可干渉光束の出力切替が可能な光源111を用いて低可干渉測定/高可干渉測定を行なうものである。すなわち、この光源111からの低可干渉光束を用いて被検体117の表面117aの形状等の情報(反射波面情報)を得ることのできる低可干渉測定を行なうとともに、高可干渉光束を用いて被検体117の内部の応力歪や屈折率分布等の情報(透過波面情報)を得ることのできる高可干渉測定を行なう。
【0070】
また、光源111から出力される低可干渉光束と高可干渉光束の選択切替は、この光源111からの出力光の波長可変操作により行われる。
なお、この出力光の波長可変操作は、外部からのオペレータによる低可干渉測定/高可干渉測定の切替操作に連動して行なわれるように構成されることが望ましい。
【0071】
(装置構成)
図2に示すように、この低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置150は、透明な平行平面ガラス板(被検体;厚み=t2)117の被検面117aの表面形状を干渉縞により観察するフィゾー型の干渉計本体110と、コンピュータ120と、モニタ121と、半導体レーザ光源(LD)111の電源(LD電源)122と、この電源(LD電源)122からの出力電流値を制御する制御信号を発生するファンクション・ジェネレータ123とを備えてなる。
【0072】
上記干渉計本体110は、半導体レーザ光源111からの可干渉光を平行光とするコリメータレンズ112、発散レンズ113、ハーフプリズム114、コリメータレンズ115、被検体117との間にワークスペースを介して対向する、基準面116aを有する基準板116、ならびに光干渉により得られた干渉縞を撮像する撮像レンズ118およびCCD撮像装置119とを備えてなる。
【0073】
また、本実施形態においては、前述した第1実施形態と同様に、コリメータレンズ130とコンデンサレンズ113との間の平行光線束領域内に、2つのハーフミラー104,105と2つの全反射ミラー106,107からなる、測定光の一部を迂回させる(2つの経路を有する)パスマッチ光学系(以下、パスマッチ経路部160とも称する)が挿入されている。
【0074】
測定光の一部は、ハーフミラー104により直角反射されてその余の測定光から分離され、全反射ミラー106により直角反射され、次いで全反射ミラー107により直角反射され、さらにハーフミラー105により直角反射されて、上記その余の測定光と再合成される。このとき、ハーフミラー104を透過する測定光の、ハーフミラー104とハーフミラー105間の光路長L1に対し、迂回した測定光の、ハーフミラー104からハーフミラー105に到るまでの光路長L2(L2=l1+l2+l3)は、2つのハーフミラー104,105間の距離L1と2つの全反射ミラー106,107間の距離が等しいことから、距離l1+l3(l1=l3)だけ長くなる。これらの距離l1+l3は基準板116の基準面116aと被検体117の被検面117aとの距離Lの2倍に相当するように調整されている。このように、パスマッチ経路部160は、上述した第1実施形態のパスマッチ経路部60と同様に構成されている。
【0075】
この干渉計本体110においては、低可干渉測定時において、半導体レーザ光源111からのレーザ光130を基準板116の基準面116aに入射させて、該基準面116aにおいて透過光束と反射光束とに2分割し、透過光束を平行平面ガラス117の被検面117aに入射させてその反射光を物体光とするとともに基準面116aにおける反射光を参照光とし、これら物体光および参照光の光干渉により生じる干渉光をコリメータレンズ115、ハーフプリズム114、撮像レンズ118を介してCCD撮像装置119に導き、このCCD撮像装置119において干渉縞を撮像するようになっている。
【0076】
撮像された干渉縞はコンピュータ120において解析され、これにより被検面117aの表面形状を測定し得るようになっている。なお、撮像された干渉縞および解析された被検面117aの表面形状はモニタに表示されるようになっている。
【0077】
一方、高可干渉測定時においては、上記測定光が被検体117に照射された後、この被検体117を透過し、その被検体側に位置する基準反射面140において反射され、再び被検体117を透過して基準面116aに至る光を利用する。すなわち、基準板116の基準面116aおよび基準反射面140からの、上記測定光の反射光による干渉光に基づき、上記低可干渉測定時と同様にして、干渉縞画像を得る。
また、高可干渉測定時においては、パスマッチ経路部160の一方の経路にシャッタ部材170が挿脱自在に配されている。
【0078】
なお、基準板116は、図示されないPZT駆動回路に接続されたピエゾ素子124を介して図示されない基準板支持部材に支持されている。そして、コンピュータ120からの指示にしたがい、ピエゾ素子124に所定電圧が印加され該ピエゾ素子124が駆動され、これにより基準板116が光軸Z方向に所定位相分だけ移動せしめられる。この移動により変化する干渉縞の画像データはコンピュータ120に出力され、これら複数枚の画像データに対して、縞画像解析が行なわれる。
【0079】
以下、この第2実施形態における高可干渉測定、および低可干渉測定について順に説明する。
【0080】
(高可干渉測定)
半導体レーザ光源111から出力された高可干渉光束を被検体112に照射して高可干渉測定を行なう際には、まず、光源111からの出力光の波長を一定の波長(例えば、λ=660nm、約60mW程度)に固定するように設定する。また、シャッタ部材170が矢印C方向に移動し、パスマッチ経路部160の一方の経路に挿入されるように設定する。このシャッタ部材170の移動操作は、外部からのオペレータによる低可干渉測定/高可干渉測定の切替操作に連動して行なわれるように構成されることが望ましい。
【0081】
この干渉計において、半導体レーザ光源111から出力された測定光はコリメータレンズ112により平行光とされ、コンデンサレンズ113およびコリメータレンズ115によってビーム径を拡大され、透明な基準板116、薄板ガラスの被検体117および基準反射面140に照射される。このとき、基準板116の基準面116aと基準反射面140は光軸Zに対して直交するように、また被検体117の各面117a、bは光軸Zに対して若干傾くように配設する。これにより、基準反射面140からの反射光は入射経路を逆進するようにして基準面116aからの反射光と干渉することになるが、被検体117の各面117a、bからの反射光は入射経路を逆進せず基準面116aからの反射光とは干渉しない状態とされている。
【0082】
基準面116aからの反射光および基準反射面140からの反射光による干渉光は、ハーフプリズム114のハーフミラー面で直角反射され、イメージングレンズ118を介して、撮像カメラ119内のCCD素子上に干渉縞画像を形成する。なお、このCCD素子により光電変換された干渉縞画像情報に基づき、コンピュータ120によって、CRT等の画像表示部121上に干渉縞画像が表示される。
【0083】
上述した基準反射面140からの反射光は、被検体117の内部を2回透過するため、被検体内部の透過波面情報、例えば内部応力歪や屈折率分布に関する情報を担持しており、上記CRT等の画像表示部121上に表示された干渉縞画像にはこのような透過波面情報が現れることになる。
【0084】
(低可干渉測定)
上述した、波長を変化させうる半導体レーザ光源111から出力された低可干渉光束を用いて低可干渉測定を行なう際には、この光源111の出力光の波長が2つ(あるいは3つ以上)の波長値を交互にとるように設定する。また、シャッタ部材170が矢印C方向に移動し、パスマッチ経路部160の一方の経路から退避されるように設定する。このシャッタ部材170の移動操作は、外部からのオペレータによる低可干渉測定/高可干渉測定の切替操作に連動して行なわれるように構成されることが望ましい。
【0085】
以下、この半導体レーザ光源111を中心として低可干渉測定を行なう場合について説明する。
【0086】
上記半導体レーザ光源111は、温度制御機能が施されたものを用い、単一縦モードのレーザ光(例えばλ=660nm付近)を発振し得るようになっている。さらに、注入電流を変化させると、出力されるレーザ光の波長と光強度が変化するという、一般の半導体レーザ光源としての特徴を有している。
また、上記CCD撮像装置119は、1光蓄積期間が1/30(秒)のCCDを用いている。
【0087】
また、上記ファンクション・ジェネレータ123から出力される上記制御信号は、矩形波(階段状矩形波を含む)とされており、その周波数は、例えば200Hz程度で、CCDにより撮像された画像情報を再生する際にフリッカが生じない程度の速さに設定されている。
【0088】
また、本実施形態の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置150においては、単一縦モードの半導体レーザ光源111を用い、干渉縞を受光する素子(CCD撮像装置119のCCD)の1光蓄積期間に対し十分短い周期で光源111から出力されるレーザ光130を複数の波長(例えば波長λ=660.00nmおよびλ=660.01nm)に交互に変調し、被検体117からの干渉光を上記素子により受光することで、その干渉光を上記1光蓄積期間に亘って積分するようになっている。
【0089】
ところで、半導体レーザ光源は、上述したように注入電流を変化させることで波長が変化するという特徴を有する。干渉縞を受光する素子は、所定の光蓄積期間を有しているため、その1光蓄積期間よりも十分速い速度で波長を走査すれば、多波長の光を同時に出力する光源を用いて干渉縞を観察する場合と同様の結果が得られることになる。このような知見に基づき、例えば1995年5月光波センシング予稿集第75〜82頁にコヒーレンス関数を合成する手法が示されている。この手法によれば、矩形波を基準レベル(DCレベル)を中心として上下に振幅させながら、ランプ状に変化させてなる制御信号により注入電流を制御することができる。
【0090】
また本願発明者も、上記手法を改良した技術について既に開示している(特願2002-192619号明細書)。
【0091】
なお、その他の低可干渉測定時における手法は、上述した第1実施形態における低可干渉測定時における手法と同様であるから、ここでは説明を省略する。
【0092】
なお、本実施形態においては、ハーフミラー104とハーフミラー105との間にシャッタ部材170が設けられているが、パスマッチ経路部160内のその他の位置に設けることも可能である。
【0093】
<第3実施形態>
図3(a)〜(d)は、本発明の第3実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置について説明するもので、上述した第1実施形態または第2実施形態に示す装置の基本構成を用い、光学素子の曲率半径を測定するように構成されたものである。
【0094】
ここで、被検体217は凹面からなる被検面217aを有する光学素子であり、この凹面217aの曲率半径を測定する。
このため、上述した各実施形態において用いられている基準板11、116に替えて基準レンズ216が用いられる。
【0095】
以下、図3(a)〜(d)に基づいて、測定手順を説明する。
まず、図3(a)に示すように、被測定光としての高可干渉光束を、コリメータレンズ215(上述したコリメータレンズ10、115に相当する)および基準レンズ216を介して被検体217の被検面217a上に照射する。
【0096】
この状態で、被検体217を矢印D方向に移動させつつ、基準レンズ216の基準面216aおよび被検体217の被検面217aからの両反射光による干渉縞を探し、その干渉縞本数が最小となるキャッツアイポイントを探す。キャッツアイポイントを検出したら、その位置に被検体217をセットする。
【0097】
次に、図3(b)に示すように、被測定光を低可干渉光束に切り替え、この低可干渉光束をコリメータレンズ215および基準レンズ216を介して被検体217の被検面217a上に照射する。なお、ハーフプリズム204、205および全反射ミラー206、207によりパスマッチ経路部260が構成されており、このパスマッチ経路部260とコリメータレンズ215との間に2つの全反射ミラー231、232が配されている。
【0098】
この状態でパスマッチ経路部260の全反射ミラー206、207(以下、移動ミラー部270と称する)を一体的に矢印E方向に移動させつつ、モニタ121上に表示される干渉縞を観察し、この干渉縞のコントラストが最大となるコントラストピーク位置を探す。このコントラストピーク位置を検出したら、そのときの移動ミラー部270の位置(第1の目盛)を読み取る。
【0099】
次に、図3(c)に示すように、被測定光を高可干渉光束に切り替え、この高可干渉光束をコリメータレンズ215および基準レンズ216を介して被検体217の被検面217a上に照射する。この状態で、被検体217を矢印F方向に移動させ、基準レンズ216の基準面216aおよび被検体217の被検面217aからの両反射光により形成される干渉縞がモニタ121上に現れるように設定し、さらに、干渉縞の本数が最小となる位置に調整する。
【0100】
この後、図3(d)に示すように、被測定光を低可干渉光束に切り替え、この低可干渉光束をコリメータレンズ215および基準レンズ216を介して被検体217a上に照射する。この状態で移動ミラー部270を矢印G方向に移動させつつ、モニタ121上に表示される干渉縞を観察し、この干渉縞のコントラストが最大となるコントラストピーク位置を探す。このコントラストピーク位置を検出したら、そのときの移動ミラー部270の位置(第2の目盛)を読み取る。
【0101】
最後に、上記手順で得られた第1の目盛と第2の目盛の差を算出し、その算出結果から被検体217の被検面217aの曲率半径を得る。
【0102】
このように、本実施形態においては、低可干渉光束を用いた各位置の検出操作(図3(b)、(d)に示す手順における操作)の前に高可干渉光束を用いて被検体217の位置調整操作(図3(a)、(c)に示す手順における操作)を行っているので、その測定操作を容易かつ迅速に行なうことができる。このような操作は、前述したように、装置の基本構成が低可干渉測定系と高可干渉測定系を互いに同軸の構成とし、低可干渉光束と高可干渉光束の測定切替をスムーズに行ない得るように構成していることによって得られるものである。
【0103】
また、上記移動ミラー部270の位置は、前述したようにマイクロメータやレーザ測長器等により測定可能であるが、さらに干渉計を用いてこの移動ミラー部270の移動距離や角度ずれを検出し、この検出値に基づき上記読取位置を校正することも可能である。
【0104】
なお、本実施形態においては、凹面からなる被検面217aを測定する場合について説明しているが、本発明装置は、平板の厚みや部材各部間の距離を測定する場合にも同様に適用可能である。
【0105】
<第4実施形態>
図4(a)、(b)は、本発明の第4実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を用いた測定方法について説明するもので、上述した第1実施形態または第2実施形態に示す装置の基本構成を用い、低可干渉光源を使用する際に生じる、パスマッチ経路部60、160における系統誤差を校正するように構成されたものである。
【0106】
以下、図4(a)、(b)に基づいて、校正手順を説明する。
まず、図4(a)に示すように、校正用のサンプル330をステージ(図示せず)上に設定し、低可干渉光源から射出されパスマッチ経路(分岐した2つの経路の両方)を通過した低可干渉光束(ここでは低可干渉光源とパスマッチ経路の両者を301の符号で表す)を、コリメータレンズ315、基準板316を介して上記校正用のサンプル330上に照射する。
【0107】
この状態で、上記校正用のサンプル330を矢印H方向(光軸方向)に移動させて干渉縞を生じさせ、これを測定し、得られた測定結果を測定データ1とする。
【0108】
次に、図4(b)に示すように、被測定光を高可干渉光束(ここでは高可干渉光源を302の符号で表す)に切り替え、この高可干渉光束をコリメータレンズ315、基準板316を介して上記校正用のサンプル330上に照射する。
この状態で生じている干渉縞を測定し、得られた測定結果を測定データ2とする。この測定データ2は、上記パスマッチ経路において分岐されてはいないことから、パスマッチ経路の系統誤差を含まないものと考えることができるので、この測定データ2を本校正の基準とする。
【0109】
次に、上記測定データ1から上記測定データ2を差し引く演算を図示されないコンピュータにより行ない、この演算結果を上記パスマッチ経路の系統誤差とする。
この後、低可干渉測定を行なう際には、上記演算により得られた系統誤差を測定結果から差し引く補正操作を行なって測定データを校正する。
【0110】
なお、低可干渉光束と高可干渉光束の波長が異なる場合には、この波長の差異をも考慮して上記系統誤差を求める。
さらに、基準面316の絶対形状が得られている場合には、この絶対形状による誤差(基準面の系統誤差)も考慮して上記測定データを校正する。
【0111】
このように、本実施形態においては、パスマッチ経路の系統誤差を容易に校正することができるので、最終的に得られる測定データを高精度かつ信頼性のあるものとすることができる。
【0112】
なお、本実施形態においては、低可干渉光源と高可干渉光源が第1実施形態に示すように別光源とされていてもよいし、第2実施形態に示すように同一光源とされていてもよい。
【0113】
<第5実施形態>
図5は、本実施形態の第5実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を示すものである。ここで、本実施形態装置は、図1に示す、上述した第1実施形態に係る装置、あるいは図2に示す、上述した第2実施形態に係る装置を基本としているので、図5に示す部材のうち、図2に示す部材と略同様の機能を有するものについては、図2に示す部材の付番に300を加えた付番とし、その詳細な説明は省略する。
【0114】
図5に示す装置においては、パスマッチ経路部460を構成する2つの全反射ミラー406,407が、矢印I方向に移動可能な第1Xステージ470上に載設されており、また、撮像レンズ418(ハーフプリズム414により分岐され、リレーレンズ435を通過した干渉光束が入射する)およびCCD撮像装置419が、矢印J方向に移動可能な第2Xステージ480上に載設されており、後述する初期設定以降の測定時において、これら2つのXステージ470、480はコンピュータ421の指令に基づき、ステージコントローラ420により、連動して移動せしめられる(実際には、各Xステージ470、480の駆動モータがステージコントローラ420により駆動される)。また、光源411は、低可干渉光束を出力し得る、例えば前述したSLD(スーパー・ルミネッセント・ダイオード)を用いている。なお、本実施形態装置においては、上記第1実施形態のような複数光源タイプの装置でも上記第2実施形態のような1光源タイプの装置でも適用可能であるが、以下においては、この光源411から出力される低可干渉光束を用いた測定についてのみ説明し、高可干渉光束に関する説明(図示を含む)は省略する。
【0115】
例えば、図示するような階段形状をなす被検体417において、初期設定では基準面416aと第1被検面417aの2つの面からの反射光により干渉縞が生じるように設定する。すなわち、初期設定では、任意の位置に配置した、例えば第1被検面417aに対し、第1Xステージ470をI方向に移動させて、上記2つの面416a、417aによる干渉縞が生じた位置にこの第1Xステージ470を設定し、次に、第2Xステージ480をJ方向に移動させてフォーカスが合う位置にこの第2Xステージ480を設定する。この際には、2つのXステージ470、480は互いに独立して移動するように駆動される。
【0116】
このような初期設定がなされた状態から、第2の被検面417bによる干渉縞を観察する状態に移行する場合、第1の被検面417aと第2の被検面417bの距離がpであるとすると、干渉縞を生じさせるための2つの面の距離がpだけ増加(被検面に照射される光の光路長は2pだけ増加)したことになるので、パスマッチ経路部460の2つの経路の光路長差も2pだけ増加させなければ干渉縞は生じない。
【0117】
そこで、第1Xステージ470を矢印I方向にpだけ移動させて2つの経路の光路長差を2pだけ増加させるように操作する。そして、この第1Xステージ470の移動に応じ、コンピュータ421の指令に基づき、ステージコントローラ420により、第2Xステージ480が撮像系のフォーカスが合う位置まで移動するように自動的に制御される。なお、このときの第2Xステージ480のJ方向の移動量は光学設計で決定された係数αを用いたp/αである。
【0118】
なお、第2Xステージ480の移動量の算出はコンピュータ421により行われる。上記コンピュータ421のメモリ内には、予め上記係数αが記憶されており、上記第1Xステージ470の移動量pがステージコントローラ420から入力されると、コンピュータ421ではp/αを演算し、この演算値に基づきステージコントローラ420が第2Xステージ480をp/αだけ移動させる。
【0119】
上記では、第1Xステージ470の移動に応じて第2Xステージ480の移動が自動的に制御される場合について説明しているが、第2Xステージ480の移動に応じて第1Xステージ470の移動が自動的に制御されるように構成してもよい。
【0120】
また、上記2つのXステージ470、480の移動量の関係を予めコンピュータ421のメモリにテーブルとして記憶させておき、このテーブルに基づき上記制御を行なうようにしてもよい。
【0121】
また、上記では、CCD撮像装置419が第2Xステージ480上に載設される構造となっているが、これに限られるものではなく、第2Xステージ480に替えて、CCD撮像装置419に付随するフォーカス合わせ装置を用いることも可能である。
【0122】
このように本実施形態の装置においては、所望の被検面における干渉縞を発生させるための光学調整と撮像系のフォーカス調整が連動して自動的に行われるように構成されているので、特に、段差等を有する被検面の各領域における干渉縞観察を容易かつ良好に行なうことができる。
【0123】
なお、本発明の干渉計装置としては上記実施形態のものに限られるものではなく、その他の種々の態様の変更が可能である。例えば、上記実施形態と異なり、被検体17の基準面16aとは反対側の面(上記では被検体裏面17b)を被検面17aとすることも可能である。
【0124】
また、本発明の干渉計装置としては、斜入射型の装置構成とすることも勿論可能である。
【0125】
さらに、光源としては半導体レーザ光源に限られるものではなく、他のレーザ光源を用いることも可能である。また、連続波レーザ光(高可干渉光束用)とパルス波レーザ光(低可干渉光束用)を切り替え得る光源を用いることも可能である。さらに、レーザ光の発振波長を変化させる場合に、注入電流を変化させるのではなく、他の手法、例えば外部共振器の共振周波数を変化させることによって行なうようにしてもよい。
【0126】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置によれば、光源からの光を基準面に照射するとともに、この基準面を透過した光を該基準面と所定距離だけ離した被検体に照射し、該基準面と該被検体からの光による干渉に基づいて該被検体の波面情報を得るフィゾー型の干渉計装置において、低可干渉測定を行なう際には、低可干渉光束を第1の経路と第2の経路に分岐するパスマッチ経路部を通過させ、これら2つの経路を通過した光束の光路長差が、干渉計の基準面と被検体との光学的距離の2倍に相当するように調整して該被検体の干渉測定を行なうように、一方、高可干渉測定を行なう際には、少なくとも前記パスマッチ経路部の被検体側において前記低可干渉光束と同軸となるような位置に高可干渉光束を入射せしめるように構成している。
【0127】
したがって、被検体表面の形状を測定する際には、パスマッチ経路部を通過させた低可干渉光束を用い、被検体裏面からの反射光による干渉縞の発生を阻止してノイズのない明瞭な干渉縞画像を得ることができるとともに、透明被検体の透過波面形状を測定する際には、高可干渉光束を用いて、簡易かつ迅速な測定を行なうことができる。しかも、これら両測定の切替操作においては基準板や被検体を移動させる必要がなく、1つの被検体について極めて容易に低可干渉測定と高可干渉測定を連続して行なうことができる。
【0128】
また、本発明の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置によれば、光波干渉法を用いて高精度な測長を行なう場合に、低可干渉測定の前に高可干渉測定を容易におこなうことができ、干渉縞が出現する位置あるいはそのコントラストピーク位置を探す労力を大幅に軽減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を示す概略構成図
【図2】本発明の第2実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を示す概略構成図
【図3】本発明の第3実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置による測定手順を示す図
【図4】本発明の第4実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を用いた測定方法を説明するための図
【図5】本発明の第5実施形態に係る低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置を示す概略構成図
【符号の説明】
1・・・低可干渉光源
2,10,112,115,130,215,315,412,
415・・・コリメータレンズ
3・・・波長選択フィルタ板
4,5,104,105・・・ハーフミラー
6,7,106,107,206,207,231,232,406,
407・・・全反射ミラー
8,113,413・・・コンデンサレンズ
9,114,204,205,404,405,414・・・ハーフプリズム
9a・・・ハーフミラー面
11,116、316,416・・・基準板
11a,116a,216a,416a・・・基準面
12,117,217,417・・・被検体
12a,117a,217a,417a,
417b・・・被検体表面(被検面)
12b,117b・・・被検体裏面
13,118,418・・・イメージングレンズ(撮像レンズ)
14・・・撮像カメラ
21・・・高可干渉光源
24・・・全反射プリズム
24a・・・全反射面
30,140・・・基準反射面
60,160,260,460・・・パスマッチ経路部
110,410・・・干渉計装置(本体)
111・・・半導体レーザ光源
119,419・・・CCD撮像装置
120,421・・・コンピュータ
121・・・モニタ(表示装置)
122・・・電源(LD電源)
123・・・ファンクション・ジェネレータ
124・・・ピエゾ素子
150,450・・・干渉計装置
170・・・シャッタ部材
216・・・基準レンズ
270・・・移動ミラー部
330・・・校正用のサンプル
411・・・光源
420・・・ステージコントローラ
435・・・リレーレンズ
470・・・第1Xステージ
480・・・第2Xステージ
Claims (11)
- 光源からの光を基準面に照射するとともに、この基準面を透過した光を該基準面と離間した被検体に照射し、該基準面と該被検体からの光による干渉に基づいて該被検体の波面情報を得るフィゾー型の干渉計装置において、
光源から出力された低可干渉光束を用いて低可干渉測定を行なう際には、該低可干渉光束を第1の経路と第2の経路に分岐するパスマッチ経路部を通過させ、これら2つの経路を通過した光束の光路長差が、干渉計の基準面と被検体との光学的距離の2倍に相当するように調整して該被検体の干渉測定を行なうようにし、
光源から出力された高可干渉光束を用いて高可干渉測定を行なう際には、少なくとも前記パスマッチ経路部の被検体側において前記低可干渉光束と同軸となるような位置に該高可干渉光束を入射せしめ、該高可干渉光束を前記基準面と前記被検体とに照射するようにして該被検体の干渉測定を行なうようにしたことを特徴とする低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 前記低可干渉光束を射出する光源と前記高可干渉光束を射出する光源とが別光源とされ、
前記低可干渉測定を行なう際には、前記高可干渉光束の、前記被検体への照射を阻止する光束切替操作が行なわれるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 前記パスマッチ経路部と前記基準面との間に、干渉光を撮像手段方向に導く光偏向手段が設けられており、
前記光束切替操作は、前記高可干渉測定を行なう際に前記高可干渉光束のみの前記被検体への照射を可能とするとともに、前記低可干渉測定を行なう際に前記低可干渉光束のみの前記被検体への照射を可能とする、前記低可干渉光束を出力する光源と前記光偏向手段との間に設けられた光束選択手段により行なわれることを特徴とする請求項2記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 前記高可干渉光束と前記低可干渉光束との光路が、前記パスマッチ経路部の光源側において共通化され、
前記パスマッチ経路部の前記第1の経路と前記第2の経路の一方に、前記高可干渉測定を行なう際に光束の通過を阻止する遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 前記低可干渉光束を射出する光源と前記高可干渉光束を射出する光源とが別光源とされ、
前記パスマッチ経路部と前記基準面との間に設けられた干渉光を撮像手段方向に射出する光偏向手段と、前記パスマッチ経路部との間に、
前記高可干渉光束と前記低可干渉光束のうちの一方を他方の光路内に導く反射部材と、該他方の光束を遮断する遮光部材を一体とされた光束選択手段が、該光路に対して挿脱自在に配されていることを特徴とする請求項1記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 前記低可干渉光束を射出する光源と前記高可干渉光束を射出する光源とが同一光源とされ、
前記パスマッチ経路部の前記第1の経路と前記第2の経路の一方に、前記高可干渉測定を行なう際に光束の通過を阻止する遮光部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 少なくとも前記低可干渉光束を出力する光源が単一縦モードのレーザ光を発振する波長走査が可能な光源からなり、
干渉縞を受光する素子の1光蓄積期間に対し十分短い周期で、前記光源からのレーザ光を複数の波長に変調し、
該複数の波長に変調されたレーザ光からなる被測定光を前記基準面および前記被検体に照射して、前記被検体からの光と前記基準面からの光により生成される干渉光を前記素子により受光して、該干渉光を前記1光蓄積期間で積分するように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。 - 前記パスマッチ経路部を構成する2つの経路の光路長差が可変とされ、かつ該光路長差が測定可能とされていることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。
- 前記パスマッチ経路部を構成する2つの経路を通過した光の光路長差を可変とする光路長差可変手段と、前記基準面および前記被検体からの光による干渉縞を撮像する撮像系のフォーカス位置を調整するフォーカス位置調整手段と、前記光路長差および前記フォーカス位置が共に最適な値となるように前記光路長差可変手段および前記フォーカス位置調整手段を同期して駆動するコントロール手段を備えていることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。
- 平面の被検体および/または球面の被検体を測定し得るように構成されていることを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置。
- 球面の被検体を測定し得るように構成された請求項10記載の低可干渉測定/高可干渉測定共用干渉計装置において、
被測定光としての前記高可干渉光束を、干渉計の基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で、該被検体を光軸方向に移動させつつ、該基準面および該被検体からの光による干渉縞の本数が最小となる位置を検出して、該被検体をその位置に設定する第1のステップと、
この後、被測定光を前記低可干渉光に切り替え、この低可干渉光を前記基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で前記パスマッチ経路部の2つの経路を通過した光束の光路長差を変化させつつ、得られた干渉縞のコントラストが最大となるコントラストピーク位置を検出し、その検出時における、前記光路長差を調整する手段の調整量である第1の調整量を検出する第2のステップと、
この後、被測定光としての前記高可干渉光束を、前記基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で、該被検体を光軸方向に移動させつつ、該基準面および該被検体からの光による干渉縞の本数が最小となる位置を検出して、該被検体をその位置に設定する第3のステップと、
この後、被測定光を前記低可干渉光に切り替え、この低可干渉光を前記基準レンズの前記基準面を介して前記被検体に照射し、この状態で前記パスマッチ経路部の2つの経路を通過した光束の光路長差を変化させつつ、得られた干渉縞のコントラストが最大となるコントラストピーク位置を検出し、その検出時における、前記光路長差を調整する手段の調整量である第2の調整量を検出する第4のステップと、
前記第2のステップで得られた第1の調整量と前記第4のステップで得られた第2の調整量の差を算出し、その算出結果に基づき前記被検体の曲率情報を得る第5のステップと、
からなることを特徴とする測定方法。
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