JP2003148921A - 形状測定方法及び装置 - Google Patents

形状測定方法及び装置

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JP2003148921A JP2001350321A JP2001350321A JP2003148921A JP 2003148921 A JP2003148921 A JP 2003148921A JP 2001350321 A JP2001350321 A JP 2001350321A JP 2001350321 A JP2001350321 A JP 2001350321A JP 2003148921 A JP2003148921 A JP 2003148921A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2光束干渉計と白色光源の波長可変光源ある
いは波長選択フィルタとを利用して、対象物の微少な表
面形状を高精度かつ迅速に測定可能にする。 【解決手段】 ミロー型干渉顕微鏡20と、白色光源の
光の波長を所定の範囲内で走査可能な波長可変光源10
と、測定対象物の干渉画像を撮像するCCDカメラ40
と、撮像された干渉画像を走査波長毎に記憶する画像メ
モリ56と、理論強度変化を記憶する参照データメモリ
57と、干渉画像の強度変化を求める画像強度変化算出
手段52と、干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比
較し、その比較結果に基づき2光路の光路差を決定する
光路差決定手段54と、決定された光路差から測定対象
物の表面形状の高さを算出する高さ算出手段55とを備
えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミロー型やマイケ
ルソン型の干渉顕微鏡のような2光束干渉計を利用し
て、対象物の微少な表面形状を高精度に測定する方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2光束干渉計を用いた多波長干渉縞によ
る形状測定方法は、例えば、特開2000−33783
6号公報に開示されている。この方法は、干渉色のスペ
クトル分布において各波長毎の干渉縞強度ピークを光路
長差0の位置付近で少しずつずらすことにより、本来分
散のないマイケルソン型やミロー型の干渉計に分散効果
を生じさせ、これによって、光路長差0の位置を中心と
したスペクトル分布の対称性が崩れるため、このスペク
トル分布から2系の光線束の光路長差を求める場合に、
その絶対値のみならず正負の識別をも可能にしようとす
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、以下に示すような問題点がある。 (1)分散効果により、各波長の強度ピークがずれるた
め、リファレンスのデータは、測定実験により求めなけ
ればならず、データ作成に多くの時間がかかる。 (2)光の波長を変更する手段として、半値幅10nm
の狭帯域フィルタをフィルタポケットに順次挿入するこ
とにしているが、この方法では、測定に時間がかかり、
また取り込み画像の枚数が少ないと測定精度が低下す
る。
【0004】また、光源にレーザ光を使用するものもあ
るが(特開2000−275005号)、レーザ光はコ
ヒーレント性が高いため、光学系のいたるところで干渉
を引き起こしてしまい、精度の高い測定は期待できな
い。
【0005】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、2光束干渉計と白色光源の波長可
変光源あるいは波長選択フィルタとを利用して、対象物
の微少な表面形状を高精度かつ迅速に測定可能な形状測
定方法及び装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る形状測定方
法は、白色光源の光の波長を変更可能な波長可変光源と
2光束干渉計とを用い、前記2光束干渉計の参照面と測
定対象物の測定面により生ずる2光路の光路長を所定の
距離ずらすように設定した状態で、前記波長可変光源に
より白色光源の光の波長を所定の波長範囲内で波長走査
しながら、前記2光束干渉計で観測される測定対象物の
干渉画像を走査波長毎に撮像手段により撮像する工程
と、前記干渉画像の強度変化を前記走査波長毎に求める
工程と、前記干渉画像の強度変化と理論式から求めた理
論強度変化とを比較し、その比較結果に基づき2光路の
光路差(光路長差と同じ。)を決定する工程と、前記決
定された光路差から測定対象物の表面形状の高さを算出
する工程と、を有することを特徴とする。
【0007】この第1の発明では、白色光源の光の波長
を変えるのには波長可変光源を使用するので、所定の範
囲内で波長を細かく変更することができる。そのため、
2光束干渉計により観測される測定対象物の微少な形状
を画像処理することで高精度に測定することが可能とな
る。また、画像処理においては、撮像手段により撮像さ
れた干渉画像の画像データから強度変化を算出し、この
強度変化と予め計算で求めておいた理論強度変化とのマ
ッチングにより、測定をするものであるので、迅速な測
定が可能となり、しかも測定結果を3次元で表現するこ
とが可能となる。また、干渉画像を形成するにあたって
は、2光束干渉計の対物レンズのフォーカス位置を可干
渉距離の範囲内で測定面より下方の所定位置に設定す
る。これにより、測定面の凹凸形状を測定することがで
きる。
【0008】第2の発明に係る形状測定方法は、白色光
源の光の波長を選択的に透過可能な波長選択フィルタと
2光束干渉計とを用い、前記2光束干渉計の参照面と測
定対象物の測定面により生ずる2光路の光路長を所定の
距離ずらすように設定した状態で、前記波長選択フィル
タにより白色光源の光の波長を所定の波長範囲内で波長
走査しながら、前記2光束干渉計で観測される測定対象
物の干渉画像を走査波長毎に撮像手段により撮像する工
程と、前記干渉画像の強度変化を前記走査波長毎に求め
る工程と、前記干渉画像の強度変化と理論式から求めた
理論強度変化とを比較し、その比較結果に基づき2光路
の光路差を決定する工程と、前記決定された光路差から
測定対象物の表面形状の高さを算出する工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0009】第2の発明では、前記波長可変光源に代え
て波長選択フィルタを使用するものであり、第1の発明
と同様な効果がある。波長選択フィルタとしては液晶チ
ューナブルフィルタを用いることができる。
【0010】また、第1,第2の発明において、前記2
光束干渉計の参照面と測定対象物の測定面により生ずる
2光路の光路長のずらし量は、数μmである。この場
合、2光束干渉計の対物レンズ、参照ミラー、ハーフミ
ラーまたは測定対象物のいずれかを移動させることによ
り、前記2光路の光路長のずれを生じさせる。また、ハ
ーフミラーや参照ミラーを移動させた場合は、測定対象
物をフォーカス位置に配置できるので、より好ましい。
【0011】また、測定対象物の凹凸部が可干渉距離を
超える場合は、測定対象物または干渉対物レンズを光軸
方向に移動させて測定する。これにより、測定可能範囲
を光軸方向に広げることができる。この場合、測定対象
物または干渉対物レンズの光軸方向の移動量(Z軸移動
量と記す。)を前記決定された光路差に加算することに
より、前記凹凸部の高さを算出する。なお、以下におい
て、干渉対物レンズとは、2光束干渉計の対物レンズ
と、参照ミラーと、ハーフミラーとを含むものをいう。
【0012】前記干渉画像の強度変化は、干渉縞が密に
なるように設置された平板の画像を走査波長毎に撮像
し、その画像の走査波長毎の強度変化に基づいて補正す
る。平板は、例えば光軸に対して斜めに設置することに
より干渉縞が密になる。このときの波長毎の画像の輝度
の平均値より求めた補正データを、測定対象物の測定強
度変化から減算あるいは除算することにより、測定強度
変化を走査波長の全般にわたって平均的な明るさの変化
に補正することができる。
【0013】別の補正方法は、参照光のみの画像より求
める方法である。この場合、前記対物レンズと測定対象
物との間に黒い板を挿入して前記参照光のみの画像を得
る。前記干渉画像の強度変化は、前記2光束干渉計の参
照光のみの画像を走査波長毎に撮像し、その画像の走査
波長毎の差分をとることにより補正する。これによっ
て、光源の発光分光特性や、干渉計の分光特性、撮像手
段の分光感度特性などの影響を排除することができる。
【0014】前記2光束干渉計としてミロー型またはマ
イケルソン型の干渉顕微鏡を使用する。
【0015】前記第1の発明方法を実施するための形状
測定装置は、2光束干渉計と、白色光源の光の波長を所
定の範囲内で走査可能な波長可変光源手段と、前記2光
束干渉計により観測される測定対象物の干渉画像を撮像
する撮像手段と、前記撮像された干渉画像を走査波長毎
に記憶する画像メモリと、理論式から求めた理論強度変
化を記憶する参照データメモリと、前記干渉画像の強度
変化を求める画像強度変化算出手段と、前記干渉画像の
強度変化と理論強度変化とを比較し、その比較結果に基
づき2光路の光路差を決定する光路差決定手段と、前記
決定された光路差から測定対象物の表面形状の高さを算
出する高さ算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】また、前記第2の発明方法を実施するため
の形状測定装置は、2光束干渉計と、白色光源の光の波
長を所定の範囲内で選択的に透過可能な波長選択フィル
タ手段と、前記2光束干渉計により観測される測定対象
物の干渉画像を撮像する撮像手段と、前記撮像された干
渉画像を走査波長毎に記憶する画像メモリと、理論式か
ら求めた理論強度変化を記憶する参照データメモリと、
前記干渉画像の強度変化を求める画像強度変化算出手段
と、前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較
し、その比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光
路差決定手段と、前記決定された光路差から測定対象物
の表面形状の高さを算出する高さ算出手段と、備えたこ
とを特徴とする。
【0017】さらに、第1,第2の形状測定装置は、下
記の特徴を有するものである。
【0018】測定対象物または干渉対物レンズを光軸方
向に移動可能なZ軸移動手段を有する。
【0019】前記波長可変光源手段は、前記白色光源の
出射光または前記撮像手段への入射光の波長を電子制御
するものである。
【0020】前記波長選択手段は、前記白色光源の出射
光または前記撮像手段への入射光を電子制御するもので
ある。
【0021】前記干渉画像の強度変化を補正するための
補正データを記憶する補正データメモリを有する。
【0022】測定対象物または干渉対物レンズの光軸方
向の移動量を加算するためのZ軸移動量加算手段を有す
る。
【0023】また、本発明の一つの態様に係る形状測定
装置は、2光束干渉計と、白色光源の光の波長を所定の
範囲内で走査可能な波長可変光源手段と、測定対象物の
干渉画像の撮像手段とを有する干渉画像取得光学系と、
測定対象物を保持するステージまたは干渉対物レンズを
光軸方向に移動させるZ軸移動手段と、干渉画像の画像
処理手段であって、撮像された干渉画像を走査波長毎に
記憶する画像メモリと、理論式から求めた理論強度変化
を記憶する参照データメモリと、補正データを記憶する
補正データメモリと、前記画像メモリに記憶された画像
データを前記補正データにより走査波長毎に補正して前
記干渉画像の強度変化を求める画像強度変化算出手段
と、前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較
し、その比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光
路差決定手段と、前記決定された光路差から、または、
該光路差とZ軸移動量とから、測定対象物の表面形状の
高さを算出する高さ算出手段またはZ軸移動量加算手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0024】本発明の別の態様に係る形状測定装置は、
2光束干渉計と、白色光源の光の波長を所定の範囲内で
選択的に透過可能な波長選択フィルタ手段と、測定対象
物の干渉画像の撮像手段とを有する干渉画像取得光学系
と、測定対象物を保持するステージまたは干渉対物レン
ズを光軸方向に移動させるZ軸移動手段と、干渉画像の
画像処理手段であって、撮像された干渉画像を走査波長
毎に記憶する画像メモリと、理論式から求めた理論強度
変化を記憶する参照データメモリと、補正データを記憶
する補正データメモリと、前記画像メモリに記憶された
画像データを前記補正データにより走査波長毎に補正し
て前記干渉画像の強度変化を求める画像強度変化算出手
段と、前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較
し、その比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光
路差決定手段と、前記決定された光路差から、または、
該光路差とZ軸移動量とから、測定対象物の表面形状の
高さを算出する高さ算出手段またはZ軸移動量加算手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0026】実施形態1.図1は本発明の形状測定装置
の構成図である。この例は2光束干渉計としてミロー型
の干渉顕微鏡を用いたものである。図1において、10
は白色光源を用いた波長可変光源であり、白色光源1
1,分光器12,及び集光部13より構成されている。
14はファイバーライトガイドである。白色光源11に
は、例えば、キセノンランプ(500W)を用いてい
る。その他には、ハロゲンランプを使用することもでき
る。波長可変光源10は、予め定められた波長範囲、例
えば、450nmから550nmの範囲の波長を1nm
毎に走査することができるものである。この波長可変光
源10に対する波長制御はコンピュータ50によって行
われる。
【0027】20はミロー型干渉顕微鏡であり、同一光
軸21上に、ビームスプリッター22,対物レンズ2
3,参照ミラー24,及びハーフミラー25を備え、さ
らに上記光軸21と直角の方向に波長可変光源10から
の光をビームスプリッター22に平行に照射する照明光
学系30を備えている。
【0028】40は撮像手段を構成するための2次元の
撮像素子からなるCCDカメラであり、ミロー型干渉顕
微鏡20により2系の光(測定対象物100からの物体
光と参照ミラー24からの参照光)が干渉するときの干
渉画像を撮像するものである。撮像された干渉画像の画
像データは上記コンピュータ50に取り込まれ、適切な
画像処理を施した後、CRT51上に表示される。測定
対象物100は、光軸21(Z軸)方向に移動可能なス
テージ110上に保持することが好ましい。ステージ1
10はZ軸移動手段111を備え、コンピュータ50か
らの移動指令によってZ軸の移動制御が行われる。これ
によって、Z軸方向の測定可能範囲を広げることができ
る。
【0029】本実施形態による形状測定装置では、波長
可変光源10により選択された波長の光を照明光学系3
0を経由してビームスプリッター22に照射する。ビー
ムスプリッター22により分割された光の一方は、測定
対象物100側に向かい、対物レンズ23,ハーフミラ
ー25を経て測定対象物100の測定面より下方の所定
位置にピント合わせされ、その測定面での反射光は再び
対物レンズ23側に向かう。一方、ハーフミラー25に
て反射された光は、参照ミラー25にて再び反射されて
戻り、上記測定面での物体光と一緒になってビームスプ
リッター22を透過してCCDカメラ40上に結像し、
干渉画像を形成する。この干渉画像をコンピュータ50
に取り込んで画像処理を施す。ここで、波長可変光源1
0により、上記のように1nm毎に白色光源11の波長
を変えて照射するので、上記の波長範囲では100波長
分の画像データが得られる。また、波長可変光源10
は、電子制御により白色光源11の波長を自由に変更で
きるので、微少な表面形状を迅速かつ高精度に測定する
のに適している。
【0030】また、測定領域について述べると次のよう
になっている。図2を参照して、対物レンズ23のフォ
ーカス位置は測定対象物100の表面下所定位置に設定
されている。いま、図2において、 dx:ハーフミラーから測定対象物までの距離 d1:ハーフミラーから参照ミラーまでの距離 d2:ハーフミラーからフォーカス位置までの距離 とすると、光路長差0(d1=d2)の前後付近におい
て、光の干渉強度は前述の従来技術で説明したように対
称となるが、d2−dx>0になるようにずらすことによ
り、測定対象物に数μm以下の凹凸があっても(d1
x)の光路長差を正の状態でつくることができる。本
実施形態ではこの範囲で測定するものである。すなわ
ち、測定に際しては、(d1−dx)の光路長差が数μm
となるように、測定対象物100をZ軸方向に移動させ
る。この場合は、dxをずらしたことになるが、可能な
らば、参照ミラー24の位置を変え、d1の方をずらし
てもよい。測定対象物100よりも参照ミラー24をず
らした方がフォーカス位置が変わらないので好ましい。
また、白色光源を使用した場合、選択光のスペクトル幅
が数nmの時、可干渉距離は10〜12μmであるの
で、Z軸方向のずらし量はその半分の5〜6μmであ
る。
【0031】図3は本実施形態における主として画像処
理装置の構成を示すブロック図、図4は本実施形態にお
ける形状測定装置による測定処理手順を示すフローチャ
ートである。図3において、1は図1に示した光学系に
よる干渉画像取得光学系である。この光学系1は、主と
して、波長可変光源10,ミロー型干渉顕微鏡20,照
明光学系30及びCCDカメラ40から構成されてい
る。また、測定対象物100を保持するステージ110
をZ軸(光軸)方向に移動させるZ軸移動手段111を
有することが望ましい。これは、測定対象物に上記可干
渉距離を超える凹凸部があっても、測定対象物100を
Z軸方向に移動させることにより測定が可能となるため
で、従ってZ軸方向の測定可能範囲を広げることができ
るからである。5は、例えば、コンピュータからなる画
像処理手段で、画像強度変化算出手段52,理論値と測
定強度変化の比較手段53,光路差決定手段54,及び
高さ算出手段55からなり、さらに画像メモリ56,補
正データメモリ57,及び参照データメモリ58を備え
ている。
【0032】画像メモリ56は、干渉画像取得光学系1
により取得された上記走査波長毎の干渉画像データを複
数枚のフレームとして記憶するものである。補正データ
メモリ57は、測定値(測定強度変化)を補正するため
のデータを記憶させたものである。CCDカメラ40で
撮像された画像は、主に、(a)光源の発光分光特性、
(b)干渉光学系の分光特性、(c)カメラの分光感度
特性などの影響を受けるため、それらの影響を排除する
ために補正が必要である。そこで、予め補正テーブルを
作成しておき、これを基にカメラで撮像された画像から
得られた干渉強度変化を適正値に補正するのがよい。こ
の補正テーブルは、例えば、波長と強度(輝度)との関
係を示す図5のようなデータであって、これは、干渉縞
が密になるように光軸21に対して斜めに設置した平板
をCCDカメラ40により撮像したときの画像から、そ
の密な領域の平均強度を波長毎に測定して得たものであ
る。この補正データで、図6に示すような測定対象物の
画像強度変化が平均的な明るさとなるように減算あるい
は除算することにより、図7に示すような補正された干
渉強度変化が得られる。また、補正データは、例えば、
図1の対物レンズ23と測定対象物100との間に黒い
板を挿入し、参照光のみの画像を撮像し波長毎の差分を
とる方法でも得ることができる。
【0033】参照データメモリ58は、干渉強度変化を
下記の理論式(1)より求めた計算値(理論強度変化)
を記憶させたものであり、例えば、図8に示すように、
予め設定された光路差設定値毎の干渉強度変化の理論値
を上記走査波長毎に記憶させておく。
【0034】2つの光の強度I1,I2 が干渉するとき
の干渉画像の強度Iは、 I=I1+I2 +2(I1・I2 1/2・cos(4πd/λ)・・・(1) となる。ここで、dは2光路の光路差の半分であり、図
2において、d=d1−dxである。また、I1+I2
2(I1・I2 1/2=1/2とし、dの値として、例え
ば、3000〜4100nmの範囲内の値を与えると、
(1)式より各走査波長λに対応する干渉強度Iが求ま
る。このようにして計算した理論強度変化が図8に示す
参照データである。
【0035】図3,図4を参照して、測定処理手順を説
明する。まず、干渉画像取得光学系1により、測定対象
物の干渉画像を波長を走査しながら取得し、各走査波長
に対応する干渉画像を画像メモリ56に取り込む(S
1)。続いて、画像メモリ56に記憶させた走査波長毎
の干渉画像について、画像強度変化算出手段52で所定
の画素に注目してその干渉画像強度を読み取る(S
2)。さらに、補正データメモリ57に記憶させた補正
データを用いて干渉強度変化を補正する(S3)。次
に、比較手段53で理論値と補正後の測定強度変化とを
パターマッチングにより比較し、その比較結果に基づい
て光路差決定手段54で2光路の光路差を決定する(S
4)。そして、決定した光路差から、測定対象物の表面
の高さ情報(図2のフォーカス位置からの高さ寸法)を
高さ算出手段55にて算出する(S5)。以上の処理は
走査波長毎の干渉画像の全画素について施され、測定部
位の3次元画像等に処理した上で、図1のCRT51に
表示する。
【0036】図12は測定結果の一例を示すものであ
る。これは金属電極の段差部を測定したものであり、表
面の粗さ程度から段差部の高さが50nm程度であるこ
とが明瞭にあらわされており、高精度の測定が可能とな
っている。
【0037】上記の例は測定形状の凹凸部が可干渉距離
を超えない場合であり、可干渉距離を超える場合には、
次のように構成される。図9は図3に対応する形状測定
装置のブロック図で、図3の高さ算出手段55の代わり
に、あるいは、高さ算出手段55の拡大した機能とし
て、Z軸移動量加算手段59を設けた点が異なるだけで
ある。図10はこの場合における測定処理手順を示すフ
ローチャートである。基本的には、図4と同様であり、
次のような手順となる。
【0038】まず、干渉画像取得光学系1により、測定
対象物の干渉画像を波長を走査しながら取得し、各走査
波長に対応する干渉画像を画像メモリ56に取り込む
(S11)。このとき、測定範囲でなければ、Z軸移動
手段111によりZ軸を例えば一定量だけ移動させて測
定範囲に入るように干渉画像取得光学系1を調整し、上
記処理(S11)を繰り返す(S12)。続いて、画像
メモリ56に記憶させた走査波長毎の干渉画像につい
て、画像強度変化算出手段52で所定の画素に注目して
その干渉画像強度を読み取る(S13)。さらに、補正
データメモリ57に記憶させた補正データを用いて干渉
強度変化を補正する(S14)。次に、比較手段53で
理論値と補正後の測定強度変化とをパターマッチングに
より比較し、その比較結果に基づいて光路差決定手段5
4で2光路の光路差を決定する(S15)。そして、決
定した光路差とZ軸移動量とから、測定対象物の表面の
高さ情報をZ軸移動量加算算出手段59にて算出する
(S16)。以上の処理は走査波長毎の干渉画像の全画
素について施され、測定部位の3次元画像等に処理した
上で、図1のCRT51に表示する。なお、ここではZ
軸移動量は、ある決められた一定量ずつ移動させるもの
としているが、Z軸移動量の検出手段(図示せず)を設
けて計測値をフィードバックするようにしてもよい。
【0039】実施形態2.図11は本発明の別の実施形
態を示す形状測定装置の構成図である。同じくミロー型
干渉顕微鏡20を用い、光源には白色光源60を用い、
さらに所定の波長範囲(例えば上記の450nmから5
50nmの範囲)で波長を1nm毎に透過させる波長選
択フィルタ手段として液晶チューナブルフィルタ70と
コンピュータ50とを用いている。液晶チューナブルフ
ィルタ70に対する波長制御はコンピュータ50により
行われる。測定対象物100は、Z軸方向に移動可能な
ステージ110上に置かれ保持されている。また、液晶
チューナブルフィルタ70はCCDカメラ40への入射
光を選択的に透過させるように置かれているが、白色光
源60の出射光を波長走査可能にしておくこともでき
る。
【0040】本実施形態の作用を説明する。白色光源6
0の光は、ビームスプリッター22を通り、測定対象物
100を均一に照明する。測定対象物100で反射した
白色光源光は、ミロー型干渉顕微鏡20により参照ミラ
ー24から反射した参照光と一緒になってCCDカメラ
40に達し、測定対象物100の干渉画像を結像する。
この干渉画像をCCDカメラ40で撮像する際に、液晶
チューナブルフィルタ70により上記のように1nm毎
に波長を変えて撮像する。従って、この例でも100波
長分の干渉画像が得られる。なお、測定領域、並びに干
渉画像の画像処理による測定処理手順については前述し
たとおりである。
【0041】液晶チューナブルフィルタ70の場合も第
1の実施形態と同様、電子制御により白色光源光の波長
を自由に変更できるので、微少な表面形状を高精度に測
定するのに適している。但し、液晶チューナブルフィル
タ70は単色光のみを透過させるので、強度変化の処理
や判定が容易となる。
【0042】以上の各実施形態では、2光束干渉計の一
例として、ミロー型干渉顕微鏡を示したが、マイケルソ
ン型干渉顕微鏡を用いても同様である。また、波長走査
を450nmから550nmの範囲で1nm毎に行うよ
うにしているが、走査波長の範囲及び走査単位は適宜決
定することができる。しかし、1つのポイントで100
個程度の画像データをとることができるため、より精度
の高い測定が可能となる。また、参照データは予め計算
して得たものを参照データメモリに記憶する構成とした
が、それぞれの装置内に参照データを算出する手段を備
える構成としてもよい。また、画像メモリ、補正データ
メモリ、参照データメモリを別々のメモリとして図示し
たが、これらのメモリは1つのメモリ(装置)で構成す
ることもできる。また、Z軸移動手段111は、ステー
ジ110をZ軸方向に移動させるものとして図示した
が、対物レンズ23,参照ミラー24及びハーフミラー
25からなる干渉対物レンズを一体的にZ軸方向に移動
させるように構成してもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法及び装置に
よれば、2光束干渉計と白色光源の波長可変光源あるい
は波長選択フィルタとを用いて、所定の波長範囲内で波
長を細かく走査して干渉画像を取得し、その干渉画像か
ら算出される強度変化と理論式から算出される理論強度
変化とのマッチングにより、表面形状を測定するもので
あるので、測定対象物の微少な表面形状を高精度かつ迅
速に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1を示す形状測定装置の構
成図。
【図2】 測定領域の説明図。
【図3】 実施形態1における形状測定装置のブロック
図。
【図4】 実施形態1の形状測定装置による測定処理手
順を示すフローチャート。
【図5】 干渉強度変化を補正するための補正データを
示す図。
【図6】 測定された干渉強度変化を示す図。
【図7】 補正後の干渉強度変化を示す図。
【図8】 理論強度変化を示す図。
【図9】 可干渉距離を超える場合における形状測定装
置のブロック図。
【図10】 その測定処理手順を示すフローチャート。
【図11】 本発明の実施形態2を示す形状測定装置の
構成図。
【図12】 測定結果の一例を示す3次元形状図。
【符号の説明】
1:干渉画像取得光学系、5:画像処理手段、10:波
長可変光源、11:白色光源、20:ミロー型干渉顕微
鏡、21:光軸、22:ビームスプリッター、23:対
物レンズ、24:参照ミラー、25:ハーフミラー、3
0:照明光学系、40:CCDカメラ、50:コンピュ
ータ、52:画像強度変化算出手段、53:比較手段、
54:光路差決定手段、55:高さ算出手段、56:画
像メモリ、57:補正データメモリ、58:参照データ
メモリ、59:Z軸移動量加算手段、60:白色光源、
70:液晶チューナブルフィルタ、100:測定対象
物、110:ステージ、111:Z軸移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA20 AA24 AA53 BB05 DD04 DD06 FF04 FF51 FF61 FF67 GG02 GG03 GG24 GG25 JJ03 JJ26 LL01 LL12 LL21 LL37 LL46 NN06 PP02 PP12 PP24 QQ24 QQ25 QQ31 QQ38 RR09

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白色光源の光の波長を変更可能な波長可
    変光源と2光束干渉計とを用い、前記2光束干渉計の参
    照面と測定対象物の測定面により生ずる2光路の光路長
    を所定の距離ずらすように設定した状態で、前記波長可
    変光源により白色光源の光の波長を所定の波長範囲内で
    波長走査しながら、前記2光束干渉計で観測される測定
    対象物の干渉画像を走査波長毎に撮像手段により撮像す
    る工程と、 前記干渉画像の強度変化を前記走査波長毎に求める工程
    と、 前記干渉画像の強度変化と理論式から求めた理論強度変
    化とを比較し、その比較結果に基づき2光路の光路差を
    決定する工程と、 前記決定された光路差から測定対象物の表面形状の高さ
    を算出する工程と、を有することを特徴とする形状測定
    方法。
  2. 【請求項2】 白色光源の光の波長を選択的に透過可能
    な波長選択フィルタと2光束干渉計とを用い、前記2光
    束干渉計の参照面と測定対象物の測定面により生ずる2
    光路の光路長を所定の距離ずらすように設定した状態
    で、前記波長選択フィルタにより白色光源の光の波長を
    所定の波長範囲内で波長走査しながら、前記2光束干渉
    計で観測される測定対象物の干渉画像を走査波長毎に撮
    像手段により撮像する工程と、 前記干渉画像の強度変化を前記走査波長毎に求める工程
    と、 前記干渉画像の強度変化と理論式から求めた理論強度変
    化とを比較し、その比較結果に基づき2光路の光路差を
    決定する工程と、 前記決定された光路差から測定対象物の表面形状の高さ
    を算出する工程と、を有することを特徴とする形状測定
    方法。
  3. 【請求項3】 前記2光束干渉計の参照面と測定対象物
    の測定面により生ずる2光路の光路長のずらし量が、数
    μmであることを特徴とする請求項1または2記載の形
    状測定方法。
  4. 【請求項4】 前記2光束干渉計の対物レンズ、参照ミ
    ラー、ハーフミラーまたは測定対象物のいずれかを移動
    させることにより、前記2光路の光路長のずれを生じさ
    せることを特徴とする請求項3記載の形状測定方法。
  5. 【請求項5】 測定対象物の凹凸部が可干渉距離を超え
    る場合は、測定対象物または干渉対物レンズを光軸方向
    に移動させて測定することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の形状測定方法。
  6. 【請求項6】 測定対象物の凹凸部が可干渉距離を超え
    る場合は、測定対象物または前記干渉対物レンズの光軸
    方向の移動量を前記決定された光路差に加算することに
    より、前記凹凸部の高さを算出することを特徴とする請
    求項5記載の形状測定方法。
  7. 【請求項7】 前記干渉画像の強度変化は、干渉縞が密
    になるように設置された平板の画像を走査波長毎に撮像
    し、その画像の走査波長毎の強度変化に基づいて補正す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の形
    状測定方法。
  8. 【請求項8】 前記干渉画像の強度変化は、前記2光束
    干渉計の参照光のみの画像を走査波長毎に撮像し、その
    画像の走査波長毎の差分をとることにより補正すること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の形状測定
    方法。
  9. 【請求項9】 前記対物レンズと測定対象物との間に黒
    い板を挿入して前記参照光のみの画像を得ることを特徴
    とする請求項8記載の形状測定方法。
  10. 【請求項10】 前記波長選択フィルタとして液晶チュ
    ーナブルフィルタを用いることを特徴とする請求項2〜
    9のいずれかに記載の形状測定方法。
  11. 【請求項11】 前記2光束干渉計としてミロー型また
    はマイケルソン型の干渉顕微鏡を使用することを特徴と
    する請求項1〜10のいずれかに記載の形状測定方法。
  12. 【請求項12】 2光束干渉計と、 白色光源の光の波長を所定の範囲内で走査可能な波長可
    変光源手段と、 前記2光束干渉計により観測される測定対象物の干渉画
    像を撮像する撮像手段と、 前記撮像された干渉画像を走査波長毎に記憶する画像メ
    モリと、 理論式から求めた理論強度変化を記憶する参照データメ
    モリと、 前記干渉画像の強度変化を求める画像強度変化算出手段
    と、 前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較し、そ
    の比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光路差決
    定手段と、 前記決定された光路差から測定対象物の表面形状の高さ
    を算出する高さ算出手段と、を備えたことを特徴とする
    形状測定装置。
  13. 【請求項13】 2光束干渉計と、 白色光源の光の波長を所定の範囲内で選択的に透過可能
    な波長選択フィルタ手段と、 前記2光束干渉計により観測される測定対象物の干渉画
    像を撮像する撮像手段と、 前記撮像された干渉画像を走査波長毎に記憶する画像メ
    モリと、 理論式から求めた理論強度変化を記憶する参照データメ
    モリと、 前記干渉画像の強度変化を求める画像強度変化算出手段
    と、 前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較し、そ
    の比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光路差決
    定手段と、 前記決定された光路差から測定対象物の表面形状の高さ
    を算出する高さ算出手段と、を備えたことを特徴とする
    形状測定装置。
  14. 【請求項14】 測定対象物または干渉対物レンズを光
    軸方向に移動可能なZ軸移動手段を有することを特徴と
    する請求項12または13記載の形状測定装置。
  15. 【請求項15】 前記波長可変光源手段は、前記白色光
    源の出射光または前記撮像手段への入射光の波長を電子
    制御するものであることを特徴とする請求項12または
    14記載の形状測定装置。
  16. 【請求項16】 前記波長選択手段は、前記白色光源の
    出射光または前記撮像手段への入射光を電子制御するも
    のであることを特徴とする請求項13または14記載の
    形状測定装置。
  17. 【請求項17】 前記干渉画像の強度変化を補正するた
    めの補正データを記憶する補正データメモリを有するこ
    とを特徴とする請求項12〜16のいずれかに記載の形
    状測定装置。
  18. 【請求項18】 測定対象物または干渉対物レンズの光
    軸方向の移動量を加算するためのZ軸移動量加算手段を
    有することを特徴とする請求項12〜17のいずれかに
    記載の形状測定装置。
  19. 【請求項19】 2光束干渉計と、白色光源の光の波長
    を所定の範囲内で走査可能な波長可変光源手段と、測定
    対象物の干渉画像の撮像手段とを有する干渉画像取得光
    学系と、 測定対象物を保持するステージまたは干渉対物レンズを
    光軸方向に移動させるZ軸移動手段と、 干渉画像の画像処理手段であって、撮像された干渉画像
    を走査波長毎に記憶する画像メモリと、 理論式から求めた理論強度変化を記憶する参照データメ
    モリと、 補正データを記憶する補正データメモリと、 前記画像メモリに記憶された画像データを前記補正デー
    タにより走査波長毎に補正して前記干渉画像の強度変化
    を求める画像強度変化算出手段と、 前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較し、そ
    の比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光路差決
    定手段と、 前記決定された光路差から、または、該光路差とZ軸移
    動量とから、測定対象物の表面形状の高さを算出する高
    さ算出手段またはZ軸移動量加算手段と、を備えたこと
    を特徴とする形状測定装置。
  20. 【請求項20】 2光束干渉計と、白色光源の光の波長
    を所定の範囲内で選択的に透過可能な波長選択フィルタ
    手段と、測定対象物の干渉画像の撮像手段とを有する干
    渉画像取得光学系と、 測定対象物を保持するステージまたは干渉対物レンズを
    光軸方向に移動させるZ軸移動手段と、 干渉画像の画像処理手段であって、撮像された干渉画像
    を走査波長毎に記憶する画像メモリと、 理論式から求めた理論強度変化を記憶する参照データメ
    モリと、 補正データを記憶する補正データメモリと、 前記画像メモリに記憶された画像データを前記補正デー
    タにより走査波長毎に補正して前記干渉画像の強度変化
    を求める画像強度変化算出手段と、 前記干渉画像の強度変化と理論強度変化とを比較し、そ
    の比較結果に基づき2光路の光路差を決定する光路差決
    定手段と、 前記決定された光路差から、または、該光路差とZ軸移
    動量とから、測定対象物の表面形状の高さを算出する高
    さ算出手段またはZ軸移動量加算手段と、を備えたこと
    を特徴とする形状測定装置。
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