JP2012521919A - 乗客座席アームレストユニット - Google Patents

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ヴィーランド,クラウス
ゾンマー,ベルンド
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レカロ エアクラフト シーティング ゲーエムベーハー アンド ツェーオー.カーゲー
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Abstract

本発明は、アームレスト面(20)を形成するアームレスト本体(28)を備える乗客座席アームレストユニットに関する。アームレスト面(20)の下方に配置された弾性ユニット(58;82)が少なくとも1つの間隔手段(68.1、68.2;90)を有する乗客座席アームレストユニットが提案される。
【選択図】図2

Description

本発明は、アームレスト面を形成するアームレスト本体を備える乗客座席アームレストユニットに関する。
アームレストを備える乗客座席はすでに公知である。このアームレストは、着席する乗客の腕を支持するためのアームレスト面を形成するアームレスト本体を有する。アームレスト本体は、摩滅保護に適した硬度を備える材料から作製される。
本発明の基礎とする課題は、乗客に対して高い快適性を提供し、それでもなお有利な摩滅保護を備える上位概念による乗客座席アームレストユニットを提供することである。
この課題は本発明により、請求項1の特徴によって解決され、本発明の有利な構成および改善形態は従属請求項から理解することができる。
発明の利点
本発明は、アームレスト面を形成するアームレスト本体を備える乗客座席アームレストユニットに関する。
乗客座席アームレストユニットが、アームレスト面の下方に配置された弾性ユニットを含み、この弾性ユニットが少なくとも1つの間隔手段を有することが提案される。これにより、着席する乗客に対する快適性を向上することができ、摩滅保護に適した材料を、アームレスト本体の作製のためにそのまま使用することができる。
アームレスト面は、使用位置で有利には、乗客座席が正規に使用される場合の乗客の腕に対する支持部を形成し、ここでアームレスト面は、乗客座席が起立する底部に対する支持力を吸収するために設けられており、とりわけ垂直に配向されている。乗客座席アームレストユニットが組み込まれたアームレストの少なくとも1つの使用位置において、アームレスト面は底部に対して少なくとも実質的に水平に平行されている。アームレスト面には、好ましくは側面がつながっており、この側面は、垂直方向を基準にして底部に対して垂直であり、アームレスト面から下方に傾斜しており、場合によっては垂直に配置されている。ここでアームレスト本体の主面のアームレスト面は、アームレスト本体によって形成される外面全体の大部分に相当する。
ここで用語「下方」は、アームレスト面の垂線方向を基準にするものである。アームレスト面は、乗客座席アームレストユニットの「最上部」領域であり、垂線方向とは反対の方向が「下を」指す。アームレスト面の使用位置でアームレスト面への垂線は、底部に対して好ましくは少なくとも実質的に垂直に配向されている。使用の際に使用位置でアームレスト面を負荷する力は、典型的には垂線方向とはほぼ反対に向けられている。したがってアームレスト面の下方に弾性ユニットを配置することにより、アームレスト面が垂線方向とは反対の方向に高いコンプライアンスを有するので乗客に対する快適性を向上することができる。
「間隔手段」とはとりわけ、2つの構成部材間に間隔を形成し、構成部材によって形成される互いに対向する支持面の上に支持され手段であり、間隔によって形成された空間を単に満たすだけの連続的な充填材料とは異なり、間隔手段には少なくとも1つの方向で、少なくとも1つの支持面の少なくとも1つの離散的支持領域が配設されている。「支持領域」とはとりわけ、間隔手段が支持面に境が接する支持面の領域であると理解すべきである。「少なくとも1つの方向での支持面の離散的支持領域」とはとりわけ、支持領域が、この方向での支持面の最大伸長部の一部分に最大で相当する伸長部を、この方向に有することであると理解すべきである。とりわけ離散的支持領域の伸長部は、当該方向における支持面の全伸長部の最大で5分の1、有利には最大で10分の1である。とくに有利には、弾性ユニットが多数の間隔手段を有していれば、乗客は腕をアームレスト面に支持するときに安定感を感じることができる。ここで間隔手段は、連続的な充填材料の場合とは異なり、互いに区別することができる。ここで、間隔手段を支持する対応の支持面は多数の離散的支持領域を有し、これらの支持領域は少なくとも1方向で互いに間隔をおいている。乗客座席アームレストユニットは好ましくは、弾性ユニットを支持するための支持手段を有し、間隔手段はアームレスト面の垂線方向において、支持手段とアームレスト本体の少なくとも1つの部分領域との間に間隔を形成する。支持手段は好ましくは、取付け状態でアームレスト本体に向く支持面を形成する。とりわけ支持面はアームレスト面により垂線方向を基準にして覆われており、有利には支持面はアームレスト面に対して平行に配向することができる。
弾性ユニットが、アームレスト本体の少なくとも1つの部分領域に直接支持されている場合に、コンパクトな構造と有利な弾性を達成することができる。
本発明の別の有利な構成では、乗客座席アームレストユニットが、弾性ユニットを支持する支持手段を有している場合に、軽重量でも高いコンプライアンスを達成することができ、この場合、弾性ユニットにより少なくとも1つの中空室が、アームレスト本体の部分領域と支持手段との間に形成される。ここで「中空室」とはとりわけ、物質のない空間であると理解されたい。とくに有利には中空室は、エアクッションとして構成することができる。
この関連で、弾性ユニットが少なくとも2つの中空室を形成し、2つの中空室を互いに分離する分離手段を有することが提案され、これにより、アームレスト本体の細分化されたゾーンに高いコンプライアンスを達成することができる。典型的には従来のアームレスト本体のコンプライアンスは、とくにその側方領域で小さい。ここではアームレスト本体が長手に長手方向をもって形成されており、長手方向に伸長する中央面を有する場合に、少なくとも側方領域においてアームレスト本体の柔軟性を有利に高めることができ、この場合、中空室は中央面の側方で中央面から間隔をおいて配置されている。これにより、アームレスト本体の側方領域、すなわちアームレスト本体の側面を形成する領域に中空室が境を接する有利な配置構成を簡単に達成することができる。「中央面から間隔をおいた」中空室とはとりわけ、中央面に向いた境界が中空室に境を接しており、この境界が中央面から、とりわけ中央面に対して横の方向に間隔をおいていることであると理解すべきである。長手方向は好ましくは、シート方向または輸送方向、たとえば飛行方向に相当する。構造的に簡単で、材料を節約する実施形態では、分離手段が少なくとも2つの分離部材を有し、これらは中央面の両側に配置されている。アームレスト本体の「中央面」とはとりわけ、アームレスト面に対して垂直であり、長手方向に平行に配向された平面であって、アームレスト本体の質量中点を含む平面であると理解すべきである。
さらに2つの中空室が中央面の両側に、中央面から間隔をおいて配置されていることが提案される。これにより、中空室がアームレスト本体の側方領域に、すなわち中央面を基準にして互いに対向する側方領域に境を接する有利な配置構成を簡単に達成することができる。
さらに、アームレスト本体が支持手段を少なくとも実質的に取り囲む場合に、コンパクトな構造を有利に達成することができる。ここでは少なくとも3つの、とりわけ4つの互いに境が接する支持手段の面が、それらの面のそれぞれ垂線方向でアームレスト本体によって覆われている、または重なっている場合に、支持手段がアームレスト本体によって「少なくとも実質的に取り囲まれ」ている。ここでとくに有利には、アームレスト本体は支持手段に直接、境に接する。
アームレスト本体が、支持手段との保持接続を形成するために少なくとも1つの保持領域を有する場合に、アームレスト本体および/または支持手段を保持するための構成部材を有利に節約することができる。とりわけここでは、アームレスト本体と支持手段が、互いに適合した形状または相補的な形状を有することができる。この関連で、支持手段との形状結合を形成するための保持領域が設けられている場合に、とくに簡単な取付けが達成される。
本発明の別の有利な実施形態では、弾性ユニットが、支持手段に対して斜めに配向された部分領域を少なくとも1つの備える弾性部材を有することが提案される。これによりとりわけ、腕がアームレスト面に支持されることによって力が支持手段への方向でアームレスト面を負荷する場合に、弾性ユニットの高い柔軟性を達成することができる。支持手段に対して「斜め」に配向された部分領域とは、少なくとも1つの伸長方向、とりわけアームレスト本体の長手方向に対して垂直の面内に伸長方向を有する部分領域であって、この伸長方向が支持手段によって形成される支持面と鋭角を形成している部分領域であると理解すべきである。とりわけこの部分領域は、支持手段に斜めに境が接することができる。支持手段に対して斜めに配向された部分領域には、この斜めの部分領域とともに撓み箇所を形成する別の部分領域が続くことができる。
さらにアームレスト本体が長手に長手方向をもって形成されており、弾性ユニットが長手方向に伸長部を有する弾性部材を含み、この伸長部が長手方向においてアームレスト本体の伸長部の実質的部分であることが提案される。この場合、アームレスト面の弾性が、その長手方向において少なくとも実質的に均質であることが達成され、これによりアームレスト面に支持される際に、乗客に対する心地良い感覚を達成することができる。伸長部の「実質的部分」とはとりわけ、長手方向においてアームレスト本体の伸長部全体の少なくとも50%、好ましくは少なくとも70%、とくに有利には少なくとも80%であると理解すべきである。
弾性ユニットの簡単な作製および乗客座席アームレストユニットの簡単な取付けは、弾性ユニットが、アームレスト本体にワンピースに成形されている少なくとも1つの弾性部材を有する場合に達成することができる。
さらに、弾性ユニットが少なくとも1つの弾性部材を有し、この弾性部材が、アームレスト本体の部分領域から突き出ている領域を有する場合に、構造的に簡単な実施形態が達成され、この場合とくに有利には、とりわけアームレスト本体の直接的支持を弾性ユニットによって達成することができる。この実施形態では、突き出ている領域は、単に間隔手段および/または分離手段として用いられる。
さらに、アームレスト本体が長手に長手方向をもって形成され、弾性ユニットが、互いに平行に長手方向に配向された少なくとも2つの領域を有し、これらの領域がアームレスト本体の部分領域から突き出ている場合には、柔軟性があり、それでもなお安定したアームレスト本体の支持が達成される。とりわけ区間のペアを、長手方向に伸長するアームレスト本体の中央面の両側に配置することができる。対応する構成により、さらに多数の互いに別個のおよび/または互いに間隔をおいた中空室を、アームレスト面の下方に、とくに構造的に簡単に形成することができる。高い柔軟性を達成するために、平行な区間のペア内で、これらの区間を支持手段に対して斜めに、および/または互いに斜めに配向することができる。
本発明の別の実施形態では、弾性ユニットが、少なくとも布地から作製された弾性手段を有することが提案され、これによって軽量な構造を達成することができる。
弾性手段が間隔ニットとしてとして構成されていることがとくに提案される。これにより、大面積にわたって均質なフレキシビリティを備えるとくに有利な弾性を達成することができる。「間隔ニット」とはとりわけ、1セットの間隔手段によって互いに間隔を維持された織物面のペアであり、間隔手段は互いに対向する織物面を接続する接続糸の形にある。間隔ニットによって、とりわけ間隔手段の高い密度を達成することができる。これにより、間隔ニットがアームレスト面の少なくとも実質的な面、すなわちとりわけ少なくとも50%、有利には少なくとも70%、好ましくは少なくとも80%に張架された面に相当する場合に、アームレスト面のとくに均質な弾性を達成することができる。
本発明の好ましい実施形態では、アームレスト面が硬質材料から作製されていることが提案される。これにより、アームレスト面の磨耗に対するとくに高い保護を達成することができる。「硬質材料」とはとりわけ、とくに50ショアA超、とりわけ有利には70ショアA超の硬度を有する材料であると理解すべきである。
図面
さらなる利点は、以下の図面の説明から明らかである。図面には本発明の実施例が示されている。明細書および請求の範囲は、多数の特徴を組合わせで含む。当業者は適切に、これらの特徴を個別に考察することも、意味のあるさらなる組合わせにまとめることもできよう。
アームレストユニットを備える乗客座席の斜視図である。 アームレスト面を形成する本体と、支持手段と、間隔手段によってこれらの間に配置された弾性ユニットとを有する図1からのアームレストユニットを示す斜視図である。 アームレストユニットの分解図である。 アームレストユニットの別の分解図である。 図2のアームレストユニットの断面図である。 間隔ニットを有する代替のアームレストユニットの斜視図である。 図6のアームレストユニットの断面図である。
図1は、航空機乗客座席として構成された乗客座席10を斜視図に示す。この乗客座席は、シート面14を形成する座席部分12と、背もたれ16を有する。背もたれ16の両側には、それぞれアームレスト面20を有する2つのアームレスト18が配置されており、アームレスト面20は乗客座席10に着席した乗客の腕を支持するために設けられている。アームレスト18は座席構造と強固に結合することができる。またはアームレスト18は座席構造に旋回可能に支承することができる。図1に示されたアームレスト18の水平位置では、対応するアームレスト面20がシート面14または底部に対して実質的に平行に配向されており、底部の上には乗客座席10が詳細に図示しない起立ユニットによって起立されている。
アームレスト20はそれぞれ1つのシェル体22を有し、このシェル体22は、シート面14に向いた側であり、アームレスト面20に対向する底部側24を形成する。シェル体22の上方にある、底部側24とは反対側の領域には、それぞれ1つの乗客座席アームレストユニット26が収容されており、この乗客座席アームレストユニット26を次の図面に基づき詳細に説明する。
図2は、図1からの乗客座席アームレストユニット26の3次元断面図を示す。以下の説明では、それぞれ乗客座席アームレストユニット26を展開図に示す図3と4も参照されたい。図3と4から分かるように、乗客座席アームレストユニット26はアームレスト本体28と、支持手段30と称され、以下にさらに説明する別の構成部材とを有する。
図2を参照すると、アームレスト本体28は、取り付けられた状態ではアームレスト面20に相当する主面を有する。アームレスト本体28は、主伸長方向または長手方向32を有する長手の構成部材として構成されており、この方向は乗客座席10に取り付けられた状態ではシート方向または搬送方向、たとえば飛行方向に相当する。さらにアームレスト本体28を、長手方向32に対して平行であり、アームレスト面20に対して垂直に配向された中央面34を基準にして、互いに鏡像対称である2つの半部分に分割することも考えられる。アームレスト面20上での中央面34のラインは、アームレスト本体28の中央軸36に対応する。さらにアームレスト本体28は、それぞれ1つの側面40を形成する2つの側方領域38.1、38.2を有する。側面40は角領域42、とりわけ面取された角領域42を介して主面またはアームレスト面20につながっている。とりわけ側面40は、ワンピースでアームレスト面20につながっている。側面40は長手軸32に対して平行に配向されており、長手軸32に対して垂直の方向43では互いに対向して配置されている。
支持手段30は、プレート状の本体として構成されている(図3と4参照)。支持手段30も同様に長手方向を有する長手の構成部材として構成されており、この長手方向は乗客座席アームレストユニット26が取り付けられた状態では、アームレスト本体28の長手方向32に相当する。支持手段30は、取り付けられた状態ではアームレスト面20に向いた支持面44を有する。ここで支持面44は、アームレスト面20に対して実質的に平行に配向されており、少なくともアームレスト面20の面伸長部に対応する面伸長部を有する。アームレスト面20の垂線方向46を基準にして、支持手段30の支持面44は、アームレスト本体28によって上方から覆われている。さらに支持手段30は、取り付けられた状態でシェル体22に向いた底部面48を有し、この底部面48には、乗客座席アームレストユニット26をアームレスト18の別の部材に固定するための固定手段50が成形されている。考察する実施例では、固定手段50はネジ収容部として構成されており、乗客座席アームレストユニット26を固定するためのネジ接続を形成するために用いられる。
図2から分かるように、支持手段30とアームレスト本体28とは互いに保持されている。そのためにアームレスト本体28は、支持手段30との保持接続を形成するために設けられた保持領域52を有する。外に向かって側面40を形成するアームレスト本体28の側方領域38は、長手方向32に対して横の方向43で内側に向けられた突起54を有し、この突起54は、支持手段30が支持される支持面56を形成する。支持面56はアームレスト面20に向いており、これに対して平行に配向されている。支持面56を形成する突起54は、アームレスト本体28の全伸長部の少なくとも実質的部分にわたって、その長手方向32に伸長しており、ここではそれぞれ保持舌片として構成されている。図5から分かるように、支持手段30はアームレスト本体28によって4つの側から包囲されている。支持手段30とアームレスト本体28は互いに適合して成形されており、したがって支持手段30とアームレスト本体28とは互いに形状結合して保持されている。
固定手段50は好ましくは、もっぱら支持手段30をアームレスト18に固定するために用いられる。取付けの際には、まず支持手段30がアームレスト18に固定され、続いてアームレスト本体28が支持手段30の上に移動される。このときに保持領域52によって形状結合が形成される。これにより、アームレスト本体28を簡単に工具なしで、支持手段30に固定することができる。さらにアームレスト本体28は、支持手段30から簡単に取り外すことができ、これによりアームレスト本体28の交換を簡単に実施することができる。
アームレスト本体28は硬質材料から作製されている。とりわけアームレスト本体28は、Texin285とポリウレタンを含むTPUから作製されており、約85ショアAの硬度と、磨耗耐性に関して有利な特性を有する。アームレスト本体28の硬度が高くても、高い乗客快適性を提供するために、乗客座席アームレストユニット26には弾性ユニット58が設けられている。この弾性ユニット58は、アームレスト面20の下方に配置されている。本明細書で用語「上」、「下」、「上方」、「下方」等は、シート面14を基準にするアームレスト18の位置には関係なく、アームレスト面20の垂線46に関連するものであり、アームレスト面20は乗客座席アームレストユニット26の「上」側に相当する。弾性ユニット58はアームレスト面20により上から覆われており、したがって乗客には見えない。
弾性ユニット58は、垂線方向46でアームレスト面20と支持手段30またはその支持面44との間に配置された2つの弾性部材62.1、62.2を有する。弾性部材62は長手に、長手方向32に相当する長手方向をもって構成されている。弾性部材62は、アームレスト本体28の伸長部の少なくとも大部分にわたって長手方向32に伸長している(図3と4参照)。弾性部材62.1、62.2は互いに平行に配向されており、長手方向32に対して横の方向43に互いに間隔をおいている。
図2から分かるように、支持手段30は弾性ユニット58を支持するため、または支持手段30の支持面44上に支持された弾性部材62.1、62.2を支持するために用いられる。これによって弾性部材62は、アームレスト本体28の部分領域64を支持手段30と接続し、この部分領域64は、支持手段30に向いた底部面66を形成する。ここで部分領域64に固定された弾性部材62.1、62.2は間隔手段68.1、68.2として用いられ、間隔手段68.1、68.2は、アームレスト面20に対して垂線方向46に、部分領域64と支持手段30との間に間隔Hを形成する。
間隔Hを形成することで弾性ユニット58により、アームレスト構造の下方であって部分領域64と支持手段30との間に中空室70、72.1、72.2が生じる。これにより、アームレスト本体28の材料が硬くても、乗客快適性に対して有利なコンプライアンスを、アームレスト面20の領域で達成することができる。中空室72は、側方中空室72.1、72.2と称される。側方中空室72.1、72.2は互いに分離されている。またはそれらは長手方向32に対して横の方向43に互いに間隔をおいている。ここで弾性部材62.1、62.2は、中空室72.1、72.2を方向43で互いに分離する分離手段74.1、74.2として用いられる。側方中空室72.1、72.2は中央面34の両側に配置されており、この中央面34から方向43において間隔をおいている。さらに中空室72.1、72.2は中央面34を基準にして互いに鏡像対称に配置されており、アームレスト本体28の側方領域38.1または38.2にそれぞれ境が接する。それぞれ側方領域38.1または38.2に配設された側方の中空室72.1、72.2は、アームレスト本体28の側面40の領域に快適な減衰を提供する。弾性部材62.1、62.2または分離手段74.1、74.2の間には、別の中央中空室70が配置されている。この中央中空室70は、側方中空室72.1、72.2からそれぞれ分離手段74.1または74.2の一方によって分離されており、中央軸36の領域に減衰を提供する。ここで方向43を基準にして中央中空室70は、側方中空室72.1、72.2の間に配置されている。
弾性部材62.1、62.2はそれぞれ、リブとして構成された領域63.1または63.2を有する(図5参照)。これらの領域63.1、63.2はアームレスト本体28の部分領域64から突き出ている。ここで領域63は、支持手段30と接触するまでそれぞれ下方に突き出ている。「下方への」伸長とはとりわけ、アームレスト面20から離れる方向であって、支持手段30の方向を指す方向での伸長であると理解されたい。リブとして構成された領域63.1、63.2は、長手方向32に互いに平行に配向されている。考察する実施例では、弾性部材62.1、62.2がアームレスト本体28に、ワンピースで成形されている。
弾性部材62.1、62.2が、図5の詳細図に詳しく示されている。この図は、図2からの配置構成を、長手方向32に対して垂直に配向された平面に沿って2次元断面図に示す。図から分かるように、領域63.1および63.2はそれぞれ、支持手段30の支持面44に対して斜めに配向された部分領域76を有する。中央軸36に対して垂直の断面では、図5に示されるように、斜めの部分領域76が支持面44ならびに垂線方向46と角度を形成する。部分領域76は、支持面44に直接、境を接し、これに斜めに係合する。部分領域76は領域全体63.1、63.2に対応することができ、領域全体63.1、63.3は支持面44に対して斜めに配向されているか、または考察する実施例のように、斜めの部分領域76が、アームレスト面20に垂直に配向されていて、部分領域64に境が接する部分領域78につながることができる。これにより、垂直部分領域78が斜めの部分領域76に移行する角度箇所に、目標撓み箇所80が形成される。
図6と7は、代替の実施形態の乗客座席アームレストユニット26を示す。以下の説明は、不要な繰り返しを避けるために上に説明した実施例との相違点だけに限定する。第1の実施例と同じ機能を有する構成部材には同じ参照符合が付してある。下に説明しない特徴については上の説明を参照されたい。
図6は、乗客座席アームレストユニット26を斜視図に示す。ここでは分かりやすくするため、図1から5の実施例と同じであるアームレスト本体28の図示は省略されている。支持手段30の支持面44上には、弾性ユニット82が取り付けられている。弾性ユニット82は、支持面の実質的部分にわたって伸長しており、支持面44は弾性ユニット82によって上から覆われている。
図7には、乗客座席アームレストユニット26が、長手方向32に対して垂直に配向された平面に沿った2次元断面図に示されている。弾性ユニット82は布地から作製された弾性手段84を有し、部分領域64と支持面44によって形成された空間内に配置されている。ここで弾性手段84は、支持手段30の支持面に支持され、アームレスト本体28の部分領域64に境を接している。弾性手段84は、間隔ニットとして構成されている。弾性手段84は、互いに平行な2つの織物面を備える二重の織物に相当し、織物面86は部分領64に境を接しており、織物面88は支持面44に境を接している。織物面86、88は互いに、間隔手段90を介して間隔をおいている。間隔手段90は、間隔の維持された接続糸に相当し、パイル糸とも称される。これは図では分かりやすくするため概略的に拡大して示されている。間隔ニットを使用することにより、互いに区別することのできる多数の離散的間隔手段が得られ、これらは織物面86、88の離散的支持領域で支持される。
10 乗客座席
12 座席部分
14 シート面
16 背もたれ
18 アームレスト
20 アームレスト面
22 シェル体
24 底部側
26 乗客座席アームレストユニット
28 アームレスト本体
30 支持手段
32 長手方向
34 中央面
36 中央軸
38 側方領域
40 側面
42 角領域
43 方向
44 支持面
46 垂線方向
48 底部面
50 固定手段
52 保持領域
54 突起
56 支持面
58 弾性ユニット
62 弾性部材
63 領域
64 部分領域
66 底部面
68 間隔手段
70 中空室
72 中空室
74 分離手段
76 部分領域
78 部分領域
80 撓み箇所
82 弾性ユニット
84 弾性手段
86 織物面
88 織物面
90 間隔手段
H 間隔

Claims (15)

  1. アームレスト面(20)を形成するアームレスト本体(28)を備える乗客座席アームレストユニットであって、アームレスト面(20)の下方に配置された弾性ユニット(58;82)が少なくとも1つの間隔手段(68.1、68.2;90)を有する乗客座席アームレストユニット。
  2. 前記弾性ユニット(58)を支持するための支持手段(30)を特徴とし、
    前記間隔手段(68.1、68.2)は、前記アームレスト面(20)の垂線方向(46)において、前記支持手段(30)と、前記アームレスト本体(28)の少なくとも1つの部分領域(64)との間に間隔(H)を形成する、請求項1に記載の乗客座席アームレストユニット。
  3. 前記弾性ユニット(58)を支持するための支持手段(30)を特徴とし、
    前記弾性ユニット(58)により、前記アームレスト本体(28)の少なくとも1つの部分領域(64)と前記支持手段(30)との間に少なくとも1つの中空室(70、72.1、72.2)が形成されている、請求項1または2に記載の乗客座席アームレストユニット。
  4. 前記弾性ユニット(58)が少なくとも2つの中空室(70、72.1、72.2)を形成し、かつ該中空室(70、72.1、72.2)を互いに分離する分離手段(74.1、74.2)を有する、ことを特徴とする請求項3に記載の乗客座席アームレストユニット。
  5. 前記アームレスト本体(28)が長手に長手方向(32)をもって形成されており、かつ長手方向(32)に伸長する前記中央面(34)を有し、前記中空室(72.1、72.2)は前記中央面(34)の側方に、該中央面(34)から間隔をおいて配置されている、ことを特徴とする請求項3または4に記載の乗客座席アームレストユニット。
  6. 前記アームレスト本体(28)が、前記支持手段(30)を少なくとも実質的に取り囲む、ことを特徴とする請求項2から5までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  7. 前記アームレスト本体(28)は、前記支持手段(30)との保持接続を形成するために設けられた少なくとも1つの保持領域(52)を有している、ことを特徴とする請求項2から6までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  8. 前記保持領域(52)は、前記支持手段(30)との形状結合を形成するために設けられている、ことを特徴とする請求項7に記載の乗客座席アームレストユニット。
  9. 前記弾性ユニット(58)は、少なくとも1つの部分領域(76)を備える弾性部材(62.1、62.2)を有しており、該部分領域(76)は前記支持手段(30)に対して斜めに配向されている、ことを特徴とする請求項2から8までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  10. 前記アームレスト本体(28)は長手に前記長手方向(32)をもって形成されており、前記弾性ユニット(58)は弾性部材(62.1、62.2)を含み、該弾性部材(62.1、62.2)は、前記アームレスト本体(28)の伸長部の少なくとも実質的部分である伸長部を前記長手方向(32)に有する、ことを特徴とする請求項1から9までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  11. 前記弾性ユニット(58)は、前記アームレスト本体(28)にワンピースに成形された少なくとも1つの弾性部材(62.1、62.2)を有する、ことを特徴とする請求項1から10までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  12. 前記弾性ユニット(58)は、前記アームレスト本体(28)の少なくとも1つの部分領域(64)から突き出た領域(63.1、63.2)を備える少なくとも1つの弾性部材(62.1、62.2)を有する、ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  13. 前記弾性ユニット(82)は、少なくとも布地から作製された弾性手段(84)を有している、ことを特徴とする請求項1から12までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
  14. 前記弾性手段(84)は、間隔ニットとして構成されている、ことを特徴とする請求項13に記載の乗客座席アームレストユニット。
  15. 前記アームレスト本体(28)は硬質材料から作製されている、ことを特徴とする請求項1から14までのいずれか一項に記載の乗客座席アームレストユニット。
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